JP3135389U - 超音波治療用マウスピース - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波治療器を用いて歯牙、歯槽骨及び歯骨等のうちの被治療部を治療する際、特に時間を経過しても当該被治療部近傍に超音波振動子を確実に接触・保持させ、かつ被治療部に確実に超音波を伝播させることのできる超音波治療用マウスピースを提供する。
【解決手段】上顎側及び下顎側の少なくとも一方の歯列を覆うマウスピース本体と、マウスピース本体と一体的に構成され、被治療部を覆う歯肉部分に超音波振動子を接触・保持させるための振動子保持部と、マウスピース本体に設けられたスリットと、スリットの両側を繋ぐ接続治具と、で超音波治療用マウスピースを構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、超音波治療器を用いて歯牙、歯槽骨及び歯骨等のうちの被治療部を治療する際に、当該被治療部近傍に超音波振動子を確実に接触・保持させ、かつ被治療部に確実に超音波を伝播させることのできる超音波治療用マウスピースに関する。
従来から、骨折部位に音圧(超音波)による刺激を与えることによって、骨の圧電現象及びWolffの法則にしたがって、骨の癒合を促進させる超音波骨折治療が行なわれており、このような超音波骨折治療は歯科の分野でも応用されている。
例えば、歯が欠損したあとに、歯の機能を代用させる目的で手術的に人工歯根が顎骨に埋め込まれ、創治癒を待った後にその上に人工歯冠が設けられるインプラント治療と呼ばれる治療がある。このようなインプラント治療にはしっかりした顎骨が必要である。
これに対し、歯周病等で歯槽骨が破壊されている人は、顎骨のほかの部分や、腰などから骨を移植して、人工歯根を埋め込む土台となる骨を構築する手術も考えられるが、その作業は煩雑であり、かつ中長期的予後についての臨床結果は未だ報告されていないのが現状である。
そのため、例えば特許文献1に記載されている超音波治療装置を用いて、インプラント治療をした部分に超音波治療を施し、人工歯根を埋設した部分の骨の癒合を促進させて確固たる土台を形成することが行なわれている。
ところが、特許文献1に記載の超音波治療装置を用いる場合、装置本体に設けられた超音波振動子を被治療部に接触させる際には、手等で超音波治療装置そのものを持たなければならず、超音波振動子をより確実に被治療部に接触・保持させることができず、超音波を確実に被処理部に伝播させることはできない。
特開2007-029645号公報
これに対し、例えば図6に示すように、超音波治療装置(図示せず。)からリード線100を引き延ばして棒状体102を介してその先端部に超音波振動子104を設け、超音波治療装置本体を持たずに超音波振動子104のみを持って被治療部に接触させればよい構成が採用されている。図6は従来から用いられている超音波治療装置用の超音波振動子の構成を示す概略斜視図である。
しかしながら、図6に示す超音波振動子を用いても、超音波治療にはある程度の時間が必要であることから、時間が経つにつれて手に疲れが生じ、未だ超音波振動子をより確実に被治療部に接触・保持させることができず、超音波を確実に被処理部に伝播させることが困難であるという問題があった。
そこで、本考案の目的は、超音波治療器を用いて歯牙、歯槽骨及び歯骨等のうちの被治療部を治療する際、特に時間を経過しても当該被治療部近傍に超音波振動子を確実に接触・保持させ、かつ被治療部に確実に超音波を伝播させることのできる超音波治療用マウスピースを提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本考案は、
上顎側及び下顎側の少なくとも一方の歯列を覆うマウスピース本体と、
前記マウスピース本体と一体的に構成され、被治療部を覆う歯肉部分に超音波振動子を接触・保持させるための振動子保持部と、
前記マウスピース本体に設けられたスリットと、
前記スリットの両側を繋ぐ接続治具と、
を有することを特徴とする超音波治療用マウスピースを提供する。
このような構成を有する超音波治療用マウスピースを用いれば、超音波治療器を用いて歯牙、歯槽骨及び歯骨等のうちの被治療部を治療する際、特に時間を経過しても当該被治療部を覆う歯肉部分に超音波振動子を確実に接触・保持させ、かつ被治療部に確実に超音波を伝達させることができる。
上記のような本考案に係る超音波治療用マウスピースにおいては、マウスピース本体と振動子保持部とが一体的に構成されていることから、例えば真空成形法、圧空成形法及び圧縮成形法等の成形方法によって、容易かつ簡易に製造することができる。
ここで、超音波振動子を当接させる部位は被治療部を覆う歯肉部分であるが、本考案の超音波治療用マウスピースを用いての超音波治療には、種々の治療が含まれ、上述のようなインプラントの人工歯根埋設部分の骨成長を促進させるものだけではなく、例えば歯の漂白、歯の矯正及び歯周病予防・治療等のためのものも含まれる。したがって、本考案においていう被治療部は、歯、歯槽骨、歯骨及び顎骨のうちの少なくとも一部のことをいう。
本考案に係る超音波治療用マウスピースは、前記振動子保持部を複数個有していてもよい。超音波治療装置の仕様にも依存するが、このように振動子保持部を複数個有すれば、1箇所の被治療部に複数個の超音波振動子を当接させたり、互いに異なる周波数の超音波を発振する超音波振動子を複数個使用して被治療部位毎に超音波振動子を使い分けたりすることができる。
例えば1箇所の被治療部が後半にわたる場合には、当該1箇所の被治療部に複数個の超音波振動子を接触・保持させて治療の効率を飛躍的に向上させることができ、また、被治療部を挟み込んで2つの超音波振動子を接触・保持させて治療の効率を飛躍的に向上させることもできる。
また、低周波数は高周波数に比べてエネルギーの減衰が少なく深部透過性が高いため、深い被治療部には低周波数を用い、浅い被治療部には高周波数を用いることができる。もちろん、複数個の超音波振動子で同じ周波数を用いてもよい。
本考案におけるマウスピース本体及び振動子保持部は可撓性材料で形成されているのが好ましい。このような構成によれば、超音波治療用マウスピース全体が柔軟性を有することになり、超音波治療用マウスピースの口腔内への装着及び脱着、超音波振動子の振動子保持部への装着及び脱着、並びに超音波治療用マウスピースの取り扱い等が容易となる。
また、本考案に係る超音波治療用マウスピースは、マウスピース本体と被治療部との間に設けられたスペーサを有していてもよい。マウスピース本体は歯列を覆うが、例えば被治療部がある程度の範囲を有すると歯列に欠損部分が存在し、当該欠損部分においてはマウスピース本体が歯列に当接しない場合がある。このように歯列に欠損部分があっても、上記のようなスペーサを有すると、マウスピース本体は残りの歯列部分にしっかりと固定されることから超音波治療用マウスピースも動きにくく、よって被治療部を覆う歯肉部分に超音波振動子を確実に接触・保持させることができる。
本考案に係る超音波治療用マウスピースによれば、超音波治療器を用いて歯牙、歯槽骨及び歯骨等のうちの被治療部を治療する際、特に時間を経過しても当該被治療部近傍に超音波振動子を確実に接触・保持させ、かつ被治療部に確実に超音波を伝播させることができる。
以下、図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態について説明する。なお、本考案がこれらのみに限定されるものではなく、また、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
図1は、本考案に係る超音波治療用マウスピースの好適な実施の形態を示す概略斜視図であり、図2は、本実施に係る超音波治療用マウスピース1を作製する際に用いる患者の上顎側の歯列を示す模型の概略斜視図である(なお、上下逆に図示している。)。また、図3は、図1に示す本考案に係る超音波治療用マウスピース1を図2に示す模型に装着した様子を示す概略斜視図であり、図4は、図3における超音波治療用マウスピース1に超音波振動子を装着した様子を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態の超音波治療用マウスピース1は、上顎側の歯列を覆うマウスピース本体2と一体的に構成され、被治療部を覆う歯肉部分に超音波振動子を接触・保持させるための2つの振動子保持部4と、マウスピース本体2に設けられたスリット6と、スリット6の両側を繋ぐ接続治具8と、マウスピース本体2と被治療部との間に設けられたスペーサ10と、を有する。
超音波治療用マウスピース1は、図2に示す模型20のような形状の上顎側の歯列を有する患者が、超音波治療に用いるために作製されるものである。この患者は図2に示すように歯列に欠損部分22を有しており、当該欠損部分22に人工歯根(図示せず。)を埋設するインプラント治療を受けることから、被治療部は欠損部分22の下部に位置する上顎側の顎骨部分である。
したがって、図3に示すように超音波治療用マウスピース1を模型20に装着した場合に、被治療部である顎骨部分を覆う歯肉部分24に対向する位置に、振動子保持部4が設けられる。なお、ここでは被治療部がある程度の範囲を有しているため、振動子保持部4は超音波振動子4を2つ保持することができるように構成されている。
ここで、マウスピース本体2は、例えばエチレン酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂、ポリカーボネート、ポリスルフォン、ポリオレフィン樹脂、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル樹脂等の熱可塑性樹脂等で形成することができる。
なかでも超音波治療用マウスピース全体が柔軟性を有することになり、超音波治療用マウスピースの口腔内への装着及び脱着、超音波振動子の振動子保持部への装着及び脱着、並びに超音波治療用マウスピースの取り扱い等が容易となるという観点から、可撓性を有する材料で形成するのが好ましい。さらに加工性、汎用性及び安価等の観点から、エチレン酢酸ビニル樹脂を用いるのが好ましい。
また、振動子保持部4は、本考案に係る超音波治療用マウスピース1とともに併用する超音波治療装置に含まれる超音波振動子(特に従来のような棒状体を有さず、例えば振動面の大きさと振動子の大きさとが略一致しているもの)の形状及び寸法に略一致する形状及び寸法を有するものであり、本実施の形態においては、図1に示すように円形である。
この振動子保持部4は、マウスピース本体2について上述した材料で形成することができるが、両者は一体的に構成されていることから、一度の成形によって作製することができるという観点から、同じ材料であるのが好ましい。
つぎに、マウスピース本体2に設けられたスリット6は、超音波治療用マウスピース1の歯列への装着を容易にするとともに、図4に示すように振動子保持部4への超音波振動子26a、26bの挿入を容易にする役割を果たす。したがって、スリット6はマウスピース本体2に設けられるとともに振動子保持部4のうちの口の開口部側に設けられている。
ここで、図5は、図3におけるX部分の概略拡大図に相当する図であって、スリット6を開けた様子を示す図である。スリット6の形状及び寸法は、本考案に係る超音波治療用マウスピース1の効果や機能を損なわない範囲であれは特に制限なく種々の設計変更が可能である。
例えば図3及び図5に示すように、スリット6は、マウスピース本体2の下部に開口しており、かつ上部まで達する形状及び寸法であればよい。このような形状及び寸法であれば、スリット6を開いて超音波振動子26a、26bを振動子保持部4に挿入し易い。
また、スリット6の両側には、スリット6の両側を繋ぐ接続治具としてホック8が設けられている。このホック8は、振動子保持部4に装着した超音波振動子26a、26bが外れないように固定して保持する役割を果たすものである。
図5に示すように、本実施の形態においては、マウスピース本体2に貫通孔30a、30bが設けられており、ホック8は当該貫通孔30a、30bに嵌合する球状突起部8a、8bを有しているため、これら球状突起部8a、8bを貫通孔30a、30bに嵌合させることによって、スリット6の両側を繋げることができる。
スペーサ10は、図3に示すように超音波治療用マウスピース1を模型20に装着した場合に、マウスピース本体2のうちの欠損部分22に対向する位置に設けられている。このスペーサ10は、例えば上述したような熱可塑性樹脂等の材料で形成することができるが、当該材料は必ずしも可撓性を有していなくてもよい。
また、本実施の形態におけるスペーサ10は、マウスピース本体10とは別個の部材として、例えば接着剤等によってマウスピース本体2のうちの欠損部分22に対向する位置に設けられているが、マウスピース本体2と一体的に構成されていてもよい。スペーサ10を熱溶着し得る材料で形成すれば、マウスピース本体10及び振動子保持部4の成形時に同時に設けることも可能である。
本実施の形態の超音波治療用マウスピース1を使用する場合には、図4に示すように、口腔内に超音波治療用マウスピース1を装着した後、振動子保持部4に超音波振動子26a、26bを装着するとともに、スリット6からそれぞれ超音波振動子26a、26bから引き延ばされたリード線28a、28bを引き出す。
以上のような本実施の形態の超音波治療用マウスピース1は、例えば以下のような工程を含む方法によって作製することができるが、もちろんこれらのみに限定されるものではない。
(1)マウスピース本体及び振動子保持部の前駆体を準備する工程
まず、歯列及び被治療部を覆う歯肉部分の全体を覆う形状及び寸法を有する、マウスピース本体及び振動子保持部が一体化された前駆体を準備する。この前駆体としては、例えばドイツ、ERKODENT社製のカラーマウスガードを好適に使用することができる。
(2)超音波治療を要する患者の歯列を含む顎模型を作製する工程
上記(1)の工程とは別に、超音波治療を要する患者の歯列を含む顎模型を作製する。この工程は、従来公知の方法によって行なうことができ、例えばアクリル樹脂で象りをした後得られた型に基づいて模型を作製したり、CTの撮影情報からCAM(Computer Aided Manufacturing)法によって溶融積層法(FDM)を用いて作製したりすることもできる。
(3)上記顎模型において超音波振動子及びスリットの設置箇所を選定する工程
ここでは、超音波振動子及びリード線の選定をするとともに、実際に用いられる超音波振動子と同じ形状及び寸法を有するダミー(例えば石膏製)及びホックのダミー(例えば石膏製)を上記顎模型に接着剤を用いて取り付け、超音波振動子及びスリットの設置箇所を選定する。
(4)上記顎模型を吸引成形機に設置するとともに上記顎模型に前駆体を設置し、吸引成形によって前駆体を上記顎模型の形状を反映した形状に成形する。
ここでは、例えばドイツ、ERKODENT社製のエルコフォームRVE(商品名)を好適に使用することができる。吸引成形の条件(加熱温度、加熱時間及び吸引圧力)としては特に制限はなく、当業者であれば適宜選択することができる。
(5)スリット及び貫通孔の作製
上記工程(4)の後、超音波治療用マウスピースを顎模型から取り外し、切断によりスリットを設けるとともに、穿孔によりホックの球状突起部を嵌合させるための貫通孔を設ける。これらの切断及び穿孔は従来公知の方法で行なえばよい。
(6)ホックの作製
ホックは、例えば株式会社松風製の歯科用常温重合レジン(アクリル樹脂)であるプロビナイス(商品名)を用いて手作業で作製することができる。例えば金型を作製して、同じ形状及び寸法を有するホックを大量生産してもよい。
以上のような方法によってより容易かつ簡便に得られる本考案に係る超音波治療用マウスピース1を用いれば、超音波治療器を用いて歯牙、歯槽骨及び歯骨等のうちの被治療部を治療する際、特に時間を経過しても当該被治療部近傍に超音波振動子を確実に接触・保持させ、かつ被治療部に確実に超音波を伝播させることができる。
そして、被治療部に超音波を伝播させることにより、被治療部付近の骨の組織の成長を確実に促進させることができ、インプラント治療時における人工歯根周囲の骨形成、及びオステオインテグレーションの促進、人工歯根除去後の骨形成及び治癒促進、人工歯根周囲骨欠損における骨形成の促進、並びに骨増生術における骨形成促進(供給側、需要側を含む)のより確実な効果が期待される。
以上、本考案の代表的な実施の形態について説明したが、本考案に係る超音波治療用マウスピースは、被治療部近傍に超音波振動子を確実に接触・保持させ、かつ被治療部に確実に超音波を伝播させることができるものであれば、その他種々の設計変更が可能であり、製造方法についても上記の内容に制限されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、上顎側の歯列に欠損部分がある場合に用いる超音波治療用マウスピースについて説明したが、下顎側の歯列に欠損部分がある場合に用いる超音波治療用マウスピースも本考案の範囲に含まれる。
また、上顎側及び下顎側の一方だけでなく、上顎側及び下顎側の両方に超音波治療が必要な場合に用いる超音波治療用マウスピースにも適用することができる。この場合、マウスピース本体の上側に上顎側の歯列を象り、下側に下顎側の歯列を象るとともに、上側及び下側のそれぞれにおいて被治療部を覆う歯肉部分に対応する位置に振動子保持部を設ければよい。
上記実施の形態においては、円形の振動子保持部が2つ設けられ、2つの円形の超音波振動子が装着される場合について説明したが、必ずしも振動子保持部の形状及び数はこれに制限されるものではなく、超音波振動子の形状及び寸法によって適宜変更することが可能である。
また、上記実施の形態においては、スリットの両側を繋ぐための接続治具として球状突起部を有するホックを用い、当該球状突起部が嵌合する貫通孔をマウスピース本体に設ける場合について説明したが、突起部及び貫通孔の形状はこれらのみに制限されず、互いに接続してスリットの両側を確実に繋ぐものであればよい。
また、ホックを用いず、スリットの両側に磁石を埋設したり、スリットの両側に貫通孔を設けて小さなボルト及びナットを設けたりすることによって、上記スリットの両側を繋ぐ構成を採用することも考えられる。
また、上記実施の形態においては、インプラントの人工歯根埋設部分の骨成長の促進のための超音波治療の場合について説明したが、例えば歯の漂白、歯の矯正、並びに歯周病予防・治療等においても効果が期待される。
歯の漂白の場合には、例えば液状の漂白剤を歯に塗布した後、当該歯又はその付近の歯肉部分に超音波振動子を接触・保持させて、当該歯に超音波を伝播させて漂白効果を促進させることが考えられる。また、歯の矯正の場合には、歯槽骨を形成しつつ歪んだ歯並びが是正されることが期待され、歯周病予防・治療においても、歯槽骨等の形成が促進されることが期待される。
本考案に係る超音波治療用マウスピースは、超音波治療装置を用いた各種の治療に好適に用いることができる。インプラントの人工歯根埋設部分の骨成長を促進させる治療に加えて、例えば歯の漂白、歯の矯正及び歯周病予防・治療等にも好適に用いることができる。
本考案に係る超音波治療用マウスピースの好適な実施の形態を示す概略斜視図である。 本実施に係る超音波治療用マウスピース1を作製する際に用いる患者の上顎側の歯列を示す模型の概略斜視図である。 図1に示す本考案に係る超音波治療用マウスピース1を図2に示す模型に装着した様子を示す概略斜視図である。 図3における超音波治療用マウスピース1に超音波振動子を装着した様子を示す図である。 図3におけるX部分の概略拡大図に相当する図であって、スリット6を開けた様子を示す図である。 従来から用いられている超音波治療装置用の超音波振動子の構成を示す概略斜視図である。
符号の説明
1・・・超音波治療用マウスピース、2・・・マウスピース本体、4・・・振動子保持部、6・・・スリット、8・・・ホック、8a、8b・・・球状突起部、10・・・スペーサ、20・・・模型、22・・・欠損部分、24・・・歯肉部分、26a、26b・・・超音波振動子、28a、28b・・・リード線、30a、30b・・・貫通孔。

Claims (4)

  1. 上顎側及び下顎側の少なくとも一方の歯列を覆うマウスピース本体と、
    前記マウスピース本体と一体的に構成され、被治療部を覆う歯肉部分に超音波振動子を接触・保持させるための振動子保持部と、
    前記マウスピース本体に設けられたスリットと、
    前記スリットの両側を繋ぐ接続治具と、
    を有することを特徴とする超音波治療用マウスピース。
  2. 前記振動子保持部を複数個有する、請求項1に記載の超音波治療用マウスピース。
  3. 前記マウスピース本体及び前記振動子保持部が可撓性材料で形成されている、請求項1又は2に記載の超音波治療用マウスピース。
  4. 前記マウスピース本体と前記被治療部との間に設けられたスペーサを有する、請求項1〜3のうちのいずれかに記載の超音波治療用マウスピース。




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