JP3135175B2 - 耐燃性ポリカーボネート成型材料 - Google Patents
耐燃性ポリカーボネート成型材料Info
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- JP3135175B2 JP3135175B2 JP04262695A JP26269592A JP3135175B2 JP 3135175 B2 JP3135175 B2 JP 3135175B2 JP 04262695 A JP04262695 A JP 04262695A JP 26269592 A JP26269592 A JP 26269592A JP 3135175 B2 JP3135175 B2 JP 3135175B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
- C08K5/41—Compounds containing sulfur bound to oxygen
- C08K5/42—Sulfonic acids; Derivatives thereof
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Description
【0001】
【発明の分野】本発明は、ポリカーボネートベースの熱
可塑性成型材料、特に耐燃性組成物に関する。
可塑性成型材料、特に耐燃性組成物に関する。
【0002】
【発明の概略】組成物の合計重量に対して約0.005
−10重量%の量の芳香族アルデヒド又はそのようなア
ルデヒドのアセタールのハロゲン−非含有スルホン酸塩
を含む、耐燃性ポリカーボネート成型材料を開示する。
任意に無機硫酸塩をさらに含む組成物は、先行技術の組
成物と比較して難燃性を示し、滴下の傾向が少ない。
−10重量%の量の芳香族アルデヒド又はそのようなア
ルデヒドのアセタールのハロゲン−非含有スルホン酸塩
を含む、耐燃性ポリカーボネート成型材料を開示する。
任意に無機硫酸塩をさらに含む組成物は、先行技術の組
成物と比較して難燃性を示し、滴下の傾向が少ない。
【0003】
【発明の背景】ポリカーボネートのための難燃剤として
の芳香族スルホン酸塩の効果は、周知であり、例えば
U.S.3,933,734及びU.S.3,940,
366に記載されている。芳香族カルボン酸塩、カルボ
ン酸エステル及びケトンのスルホン酸塩も記載がある
(U.S.3,953,399,U.S.3,926,
908及びU.S.4,104,246)。該特許明細
書に示されている例は、そこに挙げてあるハロゲン−非
含有スルホネートが、好ましい範囲のハロゲン含有塩よ
り非常に劣っていることを証明している。特にハロゲン
−非含有添加剤モノマーを含むすべての混合物は、1重
量%の添加量及び3.2−1.6mmの厚さの試験体で
さえ“燃焼と共に滴下”と分類された。
の芳香族スルホン酸塩の効果は、周知であり、例えば
U.S.3,933,734及びU.S.3,940,
366に記載されている。芳香族カルボン酸塩、カルボ
ン酸エステル及びケトンのスルホン酸塩も記載がある
(U.S.3,953,399,U.S.3,926,
908及びU.S.4,104,246)。該特許明細
書に示されている例は、そこに挙げてあるハロゲン−非
含有スルホネートが、好ましい範囲のハロゲン含有塩よ
り非常に劣っていることを証明している。特にハロゲン
−非含有添加剤モノマーを含むすべての混合物は、1重
量%の添加量及び3.2−1.6mmの厚さの試験体で
さえ“燃焼と共に滴下”と分類された。
【0004】ここで驚くべきことに、任意に無機硫酸塩
と組み合わせた芳香族アルデヒド及びそれらのアセター
ル誘導体のハロゲン−非含有スルホン酸塩を含む芳香族
ポリカーボネート組成物が、上記の特許明細書に記載の
ハロゲン−非含有組成物よりはるかに速く消化し、滴下
の傾向が少ないことが見いだされた。これらの塩は、例
えばペルフルオロブタンスルホネートなどのハロゲン−
含有スルホネートと効果において同等である。特に、他
の添加剤を加えず非常に少量の添加量で3.2mmの厚
さの試験試料の場合でも、本発明の組成物を用いてVO
のUL−94可燃性等級を達成することができる。これ
は、その作用が上記のカルボン酸又はケトンなどの化学
的に非常に類似した組成物より優れていることであり、
非常に驚くべきことである。それらの高い耐燃性は、例
えば1.6mmの厚さの試料で示され、その場合本発明
の添加剤は、後燃え時間を実質的に短くする。本発明の
スルホネートは、実施容易性、低コスト及びポリカーボ
ネート組成物の色の改善などの他の利点を持つ。
と組み合わせた芳香族アルデヒド及びそれらのアセター
ル誘導体のハロゲン−非含有スルホン酸塩を含む芳香族
ポリカーボネート組成物が、上記の特許明細書に記載の
ハロゲン−非含有組成物よりはるかに速く消化し、滴下
の傾向が少ないことが見いだされた。これらの塩は、例
えばペルフルオロブタンスルホネートなどのハロゲン−
含有スルホネートと効果において同等である。特に、他
の添加剤を加えず非常に少量の添加量で3.2mmの厚
さの試験試料の場合でも、本発明の組成物を用いてVO
のUL−94可燃性等級を達成することができる。これ
は、その作用が上記のカルボン酸又はケトンなどの化学
的に非常に類似した組成物より優れていることであり、
非常に驚くべきことである。それらの高い耐燃性は、例
えば1.6mmの厚さの試料で示され、その場合本発明
の添加剤は、後燃え時間を実質的に短くする。本発明の
スルホネートは、実施容易性、低コスト及びポリカーボ
ネート組成物の色の改善などの他の利点を持つ。
【0005】本発明に従いすべての芳香族ポリカーボネ
ートを使用することができるが、ジフェノール、特にジ
ヒドロキシジアリールアルカンとホスゲン又は炭酸のジ
エステルとの反応により得られるポリカーボネートの使
用が好ましい。非置換ジヒドロキシジアリールアルカン
の他に、アリール基がヒドロキシル基に対してo−及び
/又はm−位にメチル基を持つジヒドロキシジアリール
アルカンも適している。
ートを使用することができるが、ジフェノール、特にジ
ヒドロキシジアリールアルカンとホスゲン又は炭酸のジ
エステルとの反応により得られるポリカーボネートの使
用が好ましい。非置換ジヒドロキシジアリールアルカン
の他に、アリール基がヒドロキシル基に対してo−及び
/又はm−位にメチル基を持つジヒドロキシジアリール
アルカンも適している。
【0006】分枝鎖状ポリカーボネートも適している。
連鎖停止剤としてモノフェノール、及び分枝剤としてト
リス−又はテトラフェノールを使用することができる。
連鎖停止剤としてモノフェノール、及び分枝剤としてト
リス−又はテトラフェノールを使用することができる。
【0007】ポリカーボネートは、ハロゲン−非含有フ
ェノール性成分から形成することが好ましい。
ェノール性成分から形成することが好ましい。
【0008】本発明の耐燃性を与えるべき熱可塑性ポリ
カーボネートは、文献により周知であるか又は文献によ
り周知の方法で製造することができる。
カーボネートは、文献により周知であるか又は文献によ
り周知の方法で製造することができる。
【0009】本発明に従って使用するポリカーボネート
には、例えば以下のジフェノールの1種類又はそれ以上
をベースとする熱可塑性芳香族ホモポリカーボネート及
びコポリカーボネートが含まれる:ヒドロキノン、レゾ
ルシノール、ジヒドロキシジフェニル、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)−アルカン、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−シクロアルカン、ビス−(ヒドロキシフェニル)
−スルフィド、ビス−(ヒドロキシフェニル)−エーテ
ル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ケトン、ビス−
(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、ビス−(ヒド
ロキシフェニル)−スルホン、α,α’−ビス−(ヒド
ロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼン、及び核が
アルキル化又はハロゲン化されたこれらの誘導体。これ
ら及び他の適したジフェノールは、例えばU.S.特許
明細書3,028,365, 3,275,601, 3,
148,172, 3,062,781, 2,991,2
73, 3,271,367, 2,999,835,
4,982,014及び2,999,846、ドイツ特許明
細書1,570,703, 2,063,050, 2,0
63,052, 2,211,956及び2,211,95
7、フランス特許明細書1,561,518ならびにH.
Schnellによるモノグラフ、“Chemistr
y and Physics of Polycarb
onates”,Interscience Publ
ishers,New York,1964に記載され
ている。
には、例えば以下のジフェノールの1種類又はそれ以上
をベースとする熱可塑性芳香族ホモポリカーボネート及
びコポリカーボネートが含まれる:ヒドロキノン、レゾ
ルシノール、ジヒドロキシジフェニル、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)−アルカン、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−シクロアルカン、ビス−(ヒドロキシフェニル)
−スルフィド、ビス−(ヒドロキシフェニル)−エーテ
ル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ケトン、ビス−
(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、ビス−(ヒド
ロキシフェニル)−スルホン、α,α’−ビス−(ヒド
ロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼン、及び核が
アルキル化又はハロゲン化されたこれらの誘導体。これ
ら及び他の適したジフェノールは、例えばU.S.特許
明細書3,028,365, 3,275,601, 3,
148,172, 3,062,781, 2,991,2
73, 3,271,367, 2,999,835,
4,982,014及び2,999,846、ドイツ特許明
細書1,570,703, 2,063,050, 2,0
63,052, 2,211,956及び2,211,95
7、フランス特許明細書1,561,518ならびにH.
Schnellによるモノグラフ、“Chemistr
y and Physics of Polycarb
onates”,Interscience Publ
ishers,New York,1964に記載され
ている。
【0010】以下は、好ましいジフェノールの例であ
る:4,4’−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,4−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、
1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘ
キサン、α,α’−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2−ビス−(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタ
ン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)−メタン、ビス−(3,5−ジメチル−4
−ヒドロキシフェニル)−スルホン、2,4−ビス−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−
メチルブタン、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4
−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、α,α’−
ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−p−ジイソプロピルベンゼン及び1,1−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン。
る:4,4’−ジヒドロキシジフェニル、2,2−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,4−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、
1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘ
キサン、α,α’−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2−ビス−(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタ
ン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)−メタン、ビス−(3,5−ジメチル−4
−ヒドロキシフェニル)−スルホン、2,4−ビス−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−
メチルブタン、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4
−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、α,α’−
ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−p−ジイソプロピルベンゼン及び1,1−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン。
【0011】例えば以下は、特に好ましいジフェノール
である:2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−
プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロパン、1,1−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン及び1,1−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサン。
である:2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−
プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロパン、1,1−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン及び1,1−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサン。
【0012】好ましい芳香族ポリカーボネートは、1種
類かそれ以上の上記の好ましいジフェノールに基づくポ
リカーボネートである。2,2−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−プロパン及び上記で好ましいとして挙げ
た他のジフェノールのひとつに基づくコポリカーボネー
トが特に好ましい。2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン又は1,1−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
のホモポリカーボネートも特に好ましい。
類かそれ以上の上記の好ましいジフェノールに基づくポ
リカーボネートである。2,2−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−プロパン及び上記で好ましいとして挙げ
た他のジフェノールのひとつに基づくコポリカーボネー
トが特に好ましい。2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン又は1,1−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
のホモポリカーボネートも特に好ましい。
【0013】芳香族ポリカーボネートは、例えばビスフ
ェノール及びジフェニルカーボネートからの無溶媒エス
テル交換反応、又はビスフェノールとホスゲンからの二
相界面法などの、上記の文献に記載の周知の方法により
製造することができる。
ェノール及びジフェニルカーボネートからの無溶媒エス
テル交換反応、又はビスフェノールとホスゲンからの二
相界面法などの、上記の文献に記載の周知の方法により
製造することができる。
【0014】芳香族ポリカーボネートは、少量、好まし
くは0.05−2.0モル%(ジフェノールの使用量に
対して)の三官能基組成物、例えば3個又はそれ以上の
フェノール性ヒドロキシル基を持つ組成物を挿入するこ
とにより、分枝させることができる。
くは0.05−2.0モル%(ジフェノールの使用量に
対して)の三官能基組成物、例えば3個又はそれ以上の
フェノール性ヒドロキシル基を持つ組成物を挿入するこ
とにより、分枝させることができる。
【0015】この種のポリカーボネートは、例えばドイ
ツ特許明細書1,570,533,1,595,762,
2,116,974及び2,113,347、英国特許明細
書1,079,821,U.S.特許明細書3,544,5
14及びドイツ特許明細書2,500,092に記載され
ている。
ツ特許明細書1,570,533,1,595,762,
2,116,974及び2,113,347、英国特許明細
書1,079,821,U.S.特許明細書3,544,5
14及びドイツ特許明細書2,500,092に記載され
ている。
【0016】以下は、3個又はそれ以上のフェノール性
ヒドロキシル基を持つ適した組成物のいくつかの例であ
る:フロログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,
6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプテン−
2;4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒド
ロキシフェニル)−ヘプタン;1,3,5−トリ−(4
−ヒドロキシフェニル)−ベンゼン、1,1,1−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−フェニルメタン、2,2−ビス−
[4,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロ
ヘキシルプロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニルイソプロピル)−フェノール、2,6−ビス−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−4−メ
チルフェノール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2
−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキ
サ−(4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−
フェニル)−オルトテレフタル酸エステル、テトラ−
(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、テトラ−(4−
(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−フェノキ
シ)−メタン及び1,4−ビス−(4’,4”−ジヒド
ロキシトリフェニル)−メチル)ベンゼン。2,4−ジ
ヒドロキシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌル酸クロリ
ド及び3,3−ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチルフ
ェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロキシインドー
ルは、三官能基組成物の別の例である。
ヒドロキシル基を持つ適した組成物のいくつかの例であ
る:フロログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,
6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプテン−
2;4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒド
ロキシフェニル)−ヘプタン;1,3,5−トリ−(4
−ヒドロキシフェニル)−ベンゼン、1,1,1−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−フェニルメタン、2,2−ビス−
[4,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロ
ヘキシルプロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニルイソプロピル)−フェノール、2,6−ビス−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−4−メ
チルフェノール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2
−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキ
サ−(4−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−
フェニル)−オルトテレフタル酸エステル、テトラ−
(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、テトラ−(4−
(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−フェノキ
シ)−メタン及び1,4−ビス−(4’,4”−ジヒド
ロキシトリフェニル)−メチル)ベンゼン。2,4−ジ
ヒドロキシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌル酸クロリ
ド及び3,3−ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチルフ
ェニル)−2−オキソ−2,3−ジヒドロキシインドー
ルは、三官能基組成物の別の例である。
【0017】芳香族ポリカーボネートの重量平均分子量
(Mw)は、100mlのCH2Cl2中0.5gの濃度
でCH2Cl2中25℃における相対粘度の測定により決
定して、一般に10,000から100,000以上、好
ましくは20,000から40,000である。
(Mw)は、100mlのCH2Cl2中0.5gの濃度
でCH2Cl2中25℃における相対粘度の測定により決
定して、一般に10,000から100,000以上、好
ましくは20,000から40,000である。
【0018】ポリカーボネートの分子量(Mw)は、計
算した量の連鎖停止剤、例えばフェノール又はハロゲン
化フェノールあるいはアルキルフェノールの添加により
周知の方法で調節する。
算した量の連鎖停止剤、例えばフェノール又はハロゲン
化フェノールあるいはアルキルフェノールの添加により
周知の方法で調節する。
【0019】適したハロゲン−非含有スルホン酸塩は、
特に式(I)
特に式(I)
【0020】
【化2】 [式中、Arは、1−4個の芳香環を持つ芳香族基であ
り、Mは、元素の周期表の1a、1b、2a又は2b族
の金属であり、Rは、水素、又はC1−C6−アルキル、
C6−C10−アリール、C1−C6−アルコキシ、アシル
アミノ基及びアシルイミノ基から成る群より選んだハロ
ゲン−非含有基であり、Xは、酸素又はR’(−O−)
2-6の構造のハロゲン−非含有多価基、あるいは2個の
ハロゲン−非含有一価R’−O−基である]に対応する
塩であり、ここでR’は、任意に分枝したハロゲン−非
含有C2−C20−アルキル又はアルキレン基、ハロゲン
−非含有C6−C10−アリール又はアリーレン基、ある
いはハロゲン−非含有C7−C20−アラルキル又はアラ
ルキレン基であり、これらはいくつかの構造単位(I)
を連結していることができる。
り、Mは、元素の周期表の1a、1b、2a又は2b族
の金属であり、Rは、水素、又はC1−C6−アルキル、
C6−C10−アリール、C1−C6−アルコキシ、アシル
アミノ基及びアシルイミノ基から成る群より選んだハロ
ゲン−非含有基であり、Xは、酸素又はR’(−O−)
2-6の構造のハロゲン−非含有多価基、あるいは2個の
ハロゲン−非含有一価R’−O−基である]に対応する
塩であり、ここでR’は、任意に分枝したハロゲン−非
含有C2−C20−アルキル又はアルキレン基、ハロゲン
−非含有C6−C10−アリール又はアリーレン基、ある
いはハロゲン−非含有C7−C20−アラルキル又はアラ
ルキレン基であり、これらはいくつかの構造単位(I)
を連結していることができる。
【0021】本発明のスルホン酸塩は、アルデヒド基を
含む芳香族スルホン酸から誘導する。これらは、例えば
基となるアルデヒドからスルホン化により、芳香族ハロ
ゲン化アルデヒドからハロゲンのスルホネート基による
置換により、又はスルホネートからホルミル化により周
知の方法で容易に製造することができる。防炎作用は、
アルデヒドによっても、及びアルコール又はフェノール
との水の脱離による酸触媒反応で得られるそのアセター
ルによっても得ることができる。一価アルコールは、ア
ルデヒド基1個当たり2個のR’基を持つ非環状アセタ
ールを与え、ジオール及びオルト−ジフェノールは、単
純な環状アセタールを与え、トリ−又はテトラ−アルコ
ールあるいはフェノールを使用すると、2個のアルデヒ
ド基がアルコール又はフェノール基を経て連結する。芳
香族スルホネートが2個以上のアルデヒド基を含む場
合、又はアセタール化に使用するアルコール又はフェノ
ールが3個以上のヒドロキシル基を含む場合、対応する
アセタールは、オリゴマー又はポリマーとなる。
含む芳香族スルホン酸から誘導する。これらは、例えば
基となるアルデヒドからスルホン化により、芳香族ハロ
ゲン化アルデヒドからハロゲンのスルホネート基による
置換により、又はスルホネートからホルミル化により周
知の方法で容易に製造することができる。防炎作用は、
アルデヒドによっても、及びアルコール又はフェノール
との水の脱離による酸触媒反応で得られるそのアセター
ルによっても得ることができる。一価アルコールは、ア
ルデヒド基1個当たり2個のR’基を持つ非環状アセタ
ールを与え、ジオール及びオルト−ジフェノールは、単
純な環状アセタールを与え、トリ−又はテトラ−アルコ
ールあるいはフェノールを使用すると、2個のアルデヒ
ド基がアルコール又はフェノール基を経て連結する。芳
香族スルホネートが2個以上のアルデヒド基を含む場
合、又はアセタール化に使用するアルコール又はフェノ
ールが3個以上のヒドロキシル基を含む場合、対応する
アセタールは、オリゴマー又はポリマーとなる。
【0022】以下は、本発明のスルホネートを含むアル
デヒド基としてその金属塩の形態で使用することができ
る組成物の例である:2−ホルミル−ベンゼンスルホン
酸、3−ホルミル−ベンゼンスルホン酸、4−ホルミル
−ベンゼンスルホン酸、5−ホルミル−2−メチル−ベ
ンゼンスルホン酸、5−ホルミル−2−メトキシベンゼ
ンスルホン酸、5−ホルミル−2−ヘキサデシルオキシ
−ベンゼンスルホン酸、2−ホルミル−ベンゼン−1,
5−ジスルホン酸、2,4−ジホルミル−ベンゼンスル
ホン酸、2−ホルミル−5−フェニル−ベンゼンスルホ
ン酸、ビフェニル−4’−ホルミル−4−スルホン酸、
ビフェニル−4,4’−ビス−ホルミル−2,2’−ジ
スルホン酸、2−ホルミル−5−(アセチルアミノ)−
ベンゼンスルホン酸及び2−ホルミル−5−(フタルイ
ミノ)−ベンゼンスルホン酸及び上記のアルデヒドと例
えば以下のヒドロキシル組成物の反応により得られるそ
のアセタール:メタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、n−ブタノール、イソブチルアルコール、イソペ
ンチルアルコール、2−エチルヘキサノール、ベンジル
アルコール、2−フェニルエタノール、3−フェニル−
1−プロパノール、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブチレ
ングリコール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、2,5−ヘキサ
ンジオール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロ
パンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジ
オール、グリセロール、2−ヒドロキシメチル−2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、1,1,1−トリメ
チロールプロパン、ペンタエリスルトール、ソルビトー
ル、マンニトール、1,2−シクロヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビス−ヒドロキ
シメチルヘキサヒドロ−4,7−メタノインダン、ピロ
カテコール、1,4−ビス−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−ベンゼン、4−tert.−ブチル−ピロカテコ
ール、2,3−ナフタレンジオール、1,8−ナフタレ
ンジオール、2,2’−ジヒドロキシビフェニル、3,
4−ジヒドロキシビフェニル、2,2−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(4−
(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル)−プロパン及
び2,2−ビス−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポ
キシ)−フェニル)−プロパン、グリセロール−1−フ
ェニルエーテル、グリセロール−1−(ノニルフェニ
ル)−エーテル、グリセロール−1−(p−クミルフェ
ニル)エーテル、2,2−ビス−(4−(2,3−ジヒ
ドロキシプロポキシ)−フェニル)−プロパン及び1−
ステアリン。
デヒド基としてその金属塩の形態で使用することができ
る組成物の例である:2−ホルミル−ベンゼンスルホン
酸、3−ホルミル−ベンゼンスルホン酸、4−ホルミル
−ベンゼンスルホン酸、5−ホルミル−2−メチル−ベ
ンゼンスルホン酸、5−ホルミル−2−メトキシベンゼ
ンスルホン酸、5−ホルミル−2−ヘキサデシルオキシ
−ベンゼンスルホン酸、2−ホルミル−ベンゼン−1,
5−ジスルホン酸、2,4−ジホルミル−ベンゼンスル
ホン酸、2−ホルミル−5−フェニル−ベンゼンスルホ
ン酸、ビフェニル−4’−ホルミル−4−スルホン酸、
ビフェニル−4,4’−ビス−ホルミル−2,2’−ジ
スルホン酸、2−ホルミル−5−(アセチルアミノ)−
ベンゼンスルホン酸及び2−ホルミル−5−(フタルイ
ミノ)−ベンゼンスルホン酸及び上記のアルデヒドと例
えば以下のヒドロキシル組成物の反応により得られるそ
のアセタール:メタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、n−ブタノール、イソブチルアルコール、イソペ
ンチルアルコール、2−エチルヘキサノール、ベンジル
アルコール、2−フェニルエタノール、3−フェニル−
1−プロパノール、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブチレ
ングリコール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、2,5−ヘキサ
ンジオール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロ
パンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジ
オール、グリセロール、2−ヒドロキシメチル−2−メ
チル−1,3−プロパンジオール、1,1,1−トリメ
チロールプロパン、ペンタエリスルトール、ソルビトー
ル、マンニトール、1,2−シクロヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビス−ヒドロキ
シメチルヘキサヒドロ−4,7−メタノインダン、ピロ
カテコール、1,4−ビス−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−ベンゼン、4−tert.−ブチル−ピロカテコ
ール、2,3−ナフタレンジオール、1,8−ナフタレ
ンジオール、2,2’−ジヒドロキシビフェニル、3,
4−ジヒドロキシビフェニル、2,2−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(4−
(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル)−プロパン及
び2,2−ビス−(4−(2,3−ジヒドロキシプロポ
キシ)−フェニル)−プロパン、グリセロール−1−フ
ェニルエーテル、グリセロール−1−(ノニルフェニ
ル)−エーテル、グリセロール−1−(p−クミルフェ
ニル)エーテル、2,2−ビス−(4−(2,3−ジヒ
ドロキシプロポキシ)−フェニル)−プロパン及び1−
ステアリン。
【0023】スルホネートの金属カチオンは、周期表の
Ia、Ib、IIa又はIIb族からの金属、特にリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ
ム又は亜鉛であることができる。アルカリ金属及びアル
カリ土類金属群からの金属が好ましい。
Ia、Ib、IIa又はIIb族からの金属、特にリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ
ム又は亜鉛であることができる。アルカリ金属及びアル
カリ土類金属群からの金属が好ましい。
【0024】本発明のポリカーボネート成型材料は、例
えば添加剤をポリカーボネート顆粒と混合し、混合物を
加工する、あるいは必要な添加剤のポリカーボネート中
の濃厚液を顆粒中に加え、これを加工することにより、
通常の方法で製造することができる。
えば添加剤をポリカーボネート顆粒と混合し、混合物を
加工する、あるいは必要な添加剤のポリカーボネート中
の濃厚液を顆粒中に加え、これを加工することにより、
通常の方法で製造することができる。
【0025】従って本発明は、本発明のポリカーボネー
ト成型材料の製造法において、芳香族アルデヒド又はそ
のアセタールのハロゲン−非含有スルホン酸塩を任意に
無機硫酸塩と組み合わせてそのまま、又はポリカーボネ
ート濃厚液の形態で、耐燃性を与えるべきポリカーボネ
ートと通常の方法で混合し、その後混合物を加工するこ
とを特徴とする方法にも関する。
ト成型材料の製造法において、芳香族アルデヒド又はそ
のアセタールのハロゲン−非含有スルホン酸塩を任意に
無機硫酸塩と組み合わせてそのまま、又はポリカーボネ
ート濃厚液の形態で、耐燃性を与えるべきポリカーボネ
ートと通常の方法で混合し、その後混合物を加工するこ
とを特徴とする方法にも関する。
【0026】本発明に従って使用するスルホン酸塩の他
に、ガラス繊維、充填剤、顔料、UV安定剤、酸化防止
剤、加水分解保護剤、離型剤及び周知のポリマーならび
にテフロンを例とする燃焼滴を予防するための抗滴下剤
などの他の周知の添加剤を、本発明のポリカーボネート
成型材料に挿入することができる。
に、ガラス繊維、充填剤、顔料、UV安定剤、酸化防止
剤、加水分解保護剤、離型剤及び周知のポリマーならび
にテフロンを例とする燃焼滴を予防するための抗滴下剤
などの他の周知の添加剤を、本発明のポリカーボネート
成型材料に挿入することができる。
【0027】ポリカーボネート組成物中の本発明のスル
ホン酸塩の割合は、広い範囲内で変えることができる
が、10重量%以上ではポリカーボネートの物理的性質
に望ましくない変化が起き、この塩を0.005重量%
以下の量で添加しても防炎作用は得られない。
ホン酸塩の割合は、広い範囲内で変えることができる
が、10重量%以上ではポリカーボネートの物理的性質
に望ましくない変化が起き、この塩を0.005重量%
以下の量で添加しても防炎作用は得られない。
【0028】防炎作用は、非常に少量の添加によっても
得られるので、本発明のスルホン酸塩は、5−0.01
重量%の量で使用するのが好ましい。
得られるので、本発明のスルホン酸塩は、5−0.01
重量%の量で使用するのが好ましい。
【0029】本発明のスルホン酸塩は、純粋な形態で、
及び硫酸ナトリウム又はカリウムなどの無機硫酸塩を0
−50重量%含むことを特徴とする商業品質の両方で使
用することができる。このような汚染物は、ある場合に
は相乗効果を生ずる。
及び硫酸ナトリウム又はカリウムなどの無機硫酸塩を0
−50重量%含むことを特徴とする商業品質の両方で使
用することができる。このような汚染物は、ある場合に
は相乗効果を生ずる。
【0030】式(I)に対応する本発明のすべての組成
物は、基Xの性質にかかわらず高い防炎作用を有する。
Xが酸素である化合物は、入手い易いので好ましい。
物は、基Xの性質にかかわらず高い防炎作用を有する。
Xが酸素である化合物は、入手い易いので好ましい。
【0031】2−及び4−ホルミル−ベンゼンスルホン
酸及びそのアセタール誘導体の塩が特に好ましく、2−
ホルミルベンゼンスルホン酸及び4−ホルミルベンゼン
スルホン酸の塩が特別に好ましい。
酸及びそのアセタール誘導体の塩が特に好ましく、2−
ホルミルベンゼンスルホン酸及び4−ホルミルベンゼン
スルホン酸の塩が特別に好ましい。
【0032】本発明のポリカーボネート成型材料は、従
来の加工機を用いた周知の方法により、フィルムを含む
どのような成型品に仕上げることもできる。
来の加工機を用いた周知の方法により、フィルムを含む
どのような成型品に仕上げることもできる。
【0033】本発明の耐燃性ポリカーボネート成型材料
は、耐燃性の高い標準を満たさねばならない射出成型又
は押し出しによる製品、例えば電気、建設、自動車及び
航空機部品の製造に適している。
は、耐燃性の高い標準を満たさねばならない射出成型又
は押し出しによる製品、例えば電気、建設、自動車及び
航空機部品の製造に適している。
【0034】
【実施例】実施例1−13: 離型剤(メトルインデックス7−10(300℃);M
akrolon 2805,Bayer AGの商品)
を混合した、99.9部の2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパンの芳香族ポリカーボネート
を、下記に示す添加剤0.1部を加えて300℃で配合
し、得られた顆粒を押し出して127x12.7x3.
2mmの寸法の試験棒を製造した。その後試験棒につ
き、Regulation UL 94(固体合成樹脂
試料の燃焼性、Underwriters Labor
atories)に従って燃焼試験を行い、燃焼性等級
V0−V2又は不合格(V不合格)に配分した。さらに
5回の燃焼試験の平均後燃え時間を秒で決定した。試験
棒の色を視覚で評価し、1−5の色番号を与えた。
akrolon 2805,Bayer AGの商品)
を混合した、99.9部の2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパンの芳香族ポリカーボネート
を、下記に示す添加剤0.1部を加えて300℃で配合
し、得られた顆粒を押し出して127x12.7x3.
2mmの寸法の試験棒を製造した。その後試験棒につ
き、Regulation UL 94(固体合成樹脂
試料の燃焼性、Underwriters Labor
atories)に従って燃焼試験を行い、燃焼性等級
V0−V2又は不合格(V不合格)に配分した。さらに
5回の燃焼試験の平均後燃え時間を秒で決定した。試験
棒の色を視覚で評価し、1−5の色番号を与えた。
【0035】1:無色 2:極微黄味 3:微黄味 4:明らかな黄味 5:激しい変色 表は、本発明の種々の添加を用いた試験結果を、防炎し
ていない材料と比較して示す。
ていない材料と比較して示す。
【0036】
【表1】 番号 添加剤(0.1重量%) UL94 燃焼時間 色 等級 [秒] ─────────────────────────────────── 1 添加剤なしの比較例 V不合格 33 1 2 2−ホルミルベンゼンスルホン酸 V0 6.8 1−2 ナトリウム 3 2−ホルミルベンゼンスルホン酸 V0 4.8 3 エチレンアセタールナトリウム 4 5−ホルミル−2−メチルベンゼ V0 5.8 2 ンスルホン酸ナトリウム 5 5−ホルミル−2−メトキシベン V1 8.2 1 ゼンスルホン酸ナトリウム 6 2−ホルミルベンゼン−1,5− V2 14.2 2 ジスルホン酸二ナトリウム 7 2−ホルミルベンゼンスルホン酸− V0 5.8 2 2,2−ジメチルプロピル−1,3 −エンアセタールナトリウム 8 2−ホルミルベンゼンスルホン酸− V0 4.8 2 シクロヘキシル−1,2−エンアセ タールナトリウム 9 4−ホルミルベンゼンスルホン酸 V0 6.0 1−2 ナトリウム 10 ビフェニル−4’−ホルミル−4− V0 7.0 1 スルホン酸ナトリウム 11 2−ホルミルベンゼンスルホン酸 V0 7.0 2 ナトリウム(市販、23重量%の 硫酸ナトリウム含有) 12*)2−ホルミルベンゼンスルホン酸 V0 6.8 1 ナトリウム(市販、23重量%の 硫酸ナトリウム含有) 13*)2−ホルミルベンゼンスルホン酸 V1 8.0 1 ナトリウム(純) *)添加剤0.03重量%実施例14−22 : 離型剤(メトルインデックス7−10(300℃);M
akrolon 2805,Bayer AGの商品)
を混合した、99.9部の2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパンの芳香族ポリカーボネート
を、下記に示す添加剤0.1部を加えて300℃で配合
し、得られた顆粒を押し出して127x12.7x3.
2mmの寸法の試験棒を製造した。結果を実施例1−1
3と同様に評価した。実施例14−17は、本発明の例
であり、18−22は、比較用である。驚くべきこと
に、ホルミル基を含む添加剤は、アルデヒド官能基を持
たない化学的に非常に類似した比較組成物より、与えら
れた添加量で後燃え時間が非常に短く、その効果におい
てハロゲン化スルホネート(実施例18)と同等である
ことが見いだされた。
akrolon 2805,Bayer AGの商品)
を混合した、99.9部の2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパンの芳香族ポリカーボネート
を、下記に示す添加剤0.1部を加えて300℃で配合
し、得られた顆粒を押し出して127x12.7x3.
2mmの寸法の試験棒を製造した。結果を実施例1−1
3と同様に評価した。実施例14−17は、本発明の例
であり、18−22は、比較用である。驚くべきこと
に、ホルミル基を含む添加剤は、アルデヒド官能基を持
たない化学的に非常に類似した比較組成物より、与えら
れた添加量で後燃え時間が非常に短く、その効果におい
てハロゲン化スルホネート(実施例18)と同等である
ことが見いだされた。
【0037】
【表2】 番号 添加剤(0.1重量%) UL94 燃焼時間 色 等級 [秒] ─────────────────────────────────── 14 2−ホルミルベンゼンスルホン酸 V2 7.4 1−2 ナトリウム 15 5−ホルミル−2−メチルベンゼ V2 8.4 2 ンスルホン酸ナトリウム 16 2−ホルミルベンゼンスルホン酸 V2 9.6 3 エチレンアセタールナトリウム 17 5−ホルミル−2−メトキシベン V2 9.8 1 ゼンスルホン酸ナトリウム 18 ペルフルオロブタンスルホン酸 V2 9.2 1 カリウム 19 4−アセチルベンゼンスルホン酸 V2 10.2 2−3 ナトリウム 20 4−スルホベンゼンスルホン酸 V2 11.4 1 エチルエステルナトリウム 21 キシレンジスルホン酸二ナトリウム V2 12.6 4 22 2−ニトロベンゼンスルホン酸 V2 15.6 5 ナトリウム 本発明の主たる特徴及び態様は、以下の通りである。
【0038】1.熱可塑性成型材料において、ポリカー
ボネート樹脂及び約0.005−10重量%の次式
ボネート樹脂及び約0.005−10重量%の次式
【0039】
【化3】 [式中、Arは、1−4個の芳香環を持つ芳香族基であ
り、Mは、元素の周期表の1a、1b、2a又は2b族
の金属であり、Rは、水素、又はC1−C6−アルキル、
C6−C10−アリール、C1−C6−アルコキシ、アシル
アミノ基及びアシルイミノ基から成る群より選んだハロ
ゲン−非含有基であり、Xは、酸素又はR’(−O−)
2-6の構造のハロゲン−非含有多価基、あるいは2個の
ハロゲン−非含有一価R’−O−基であり、R’は、ハ
ロゲン−非含有C2−C20−アルキル又はアルキレン
基、ハロゲン−非含有C6−C10−アリール又はアリー
レン基、あるいはハロゲン−非含有C7−C20−アラル
キル又はアラルキレン基であり、これらはいくつかの構
造単位(I)を連結していることができる]に従うハロ
ゲン−非含有スルホン酸塩を含むことを特徴とする組成
物。
り、Mは、元素の周期表の1a、1b、2a又は2b族
の金属であり、Rは、水素、又はC1−C6−アルキル、
C6−C10−アリール、C1−C6−アルコキシ、アシル
アミノ基及びアシルイミノ基から成る群より選んだハロ
ゲン−非含有基であり、Xは、酸素又はR’(−O−)
2-6の構造のハロゲン−非含有多価基、あるいは2個の
ハロゲン−非含有一価R’−O−基であり、R’は、ハ
ロゲン−非含有C2−C20−アルキル又はアルキレン
基、ハロゲン−非含有C6−C10−アリール又はアリー
レン基、あるいはハロゲン−非含有C7−C20−アラル
キル又はアラルキレン基であり、これらはいくつかの構
造単位(I)を連結していることができる]に従うハロ
ゲン−非含有スルホン酸塩を含むことを特徴とする組成
物。
【0040】2.第1項に記載の組成物において、該塩
が約0.01−5重量%の量で存在することを特徴とす
る組成物。
が約0.01−5重量%の量で存在することを特徴とす
る組成物。
【0041】3.第1項に記載の組成物において、該
R’が分枝鎖状であることを特徴とする組成物。
R’が分枝鎖状であることを特徴とする組成物。
【0042】4.第1項に記載の組成物において、Mが
1a又は2a族の金属であることを特徴とする組成物。
1a又は2a族の金属であることを特徴とする組成物。
【0043】5.第1項に記載の組成物において、Xが
酸素であることを特徴とする組成物。
酸素であることを特徴とする組成物。
【0044】6.第1項に記載の組成物において、該酸
が2−ホルミルベンゼンスルホン酸又はそのアセタール
誘導体、あるいは該酸が4−ホルミルベンゼンスルホン
酸又はそのアセタール誘導体であることを特徴とする組
成物。
が2−ホルミルベンゼンスルホン酸又はそのアセタール
誘導体、あるいは該酸が4−ホルミルベンゼンスルホン
酸又はそのアセタール誘導体であることを特徴とする組
成物。
【0045】7.第1項に記載の組成物において、さら
に無機硫酸塩を含むことを特徴とする組成物。
に無機硫酸塩を含むことを特徴とする組成物。
【0046】8.第1項に記載の組成物において、該酸
を2−ホルミル−ベンゼンスルホン酸、3−ホルミル−
ベンゼンスルホン酸、4−ホルミル−ベンゼンスルホン
酸、5−ホルミル−2−メチル−ベンゼンスルホン酸、
5−ホルミル−2−メトキシベンゼンスルホン酸、5−
ホルミル−2−ヘキサデシルオキシ−ベンゼンスルホン
酸、2−ホルミル−ベンゼン−1,5−ジスルホン酸、
2,4−ジホルミル−ベンゼンスルホン酸、2−ホルミ
ル−5−フェニル−ベンゼンスルホン酸、ビフェニル−
4’−ホルミル−4−スルホン酸、ビフェニル−4,
4’−ビス−ホルミル−2,2’−ジスルホン酸、2−
ホルミル−5−(アセチルアミノ)−ベンゼンスルホン
酸及び2−ホルミル−5−(フタルイミノ)−ベンゼン
スルホン酸から成る群より選ぶことを特徴とする組成
物。
を2−ホルミル−ベンゼンスルホン酸、3−ホルミル−
ベンゼンスルホン酸、4−ホルミル−ベンゼンスルホン
酸、5−ホルミル−2−メチル−ベンゼンスルホン酸、
5−ホルミル−2−メトキシベンゼンスルホン酸、5−
ホルミル−2−ヘキサデシルオキシ−ベンゼンスルホン
酸、2−ホルミル−ベンゼン−1,5−ジスルホン酸、
2,4−ジホルミル−ベンゼンスルホン酸、2−ホルミ
ル−5−フェニル−ベンゼンスルホン酸、ビフェニル−
4’−ホルミル−4−スルホン酸、ビフェニル−4,
4’−ビス−ホルミル−2,2’−ジスルホン酸、2−
ホルミル−5−(アセチルアミノ)−ベンゼンスルホン
酸及び2−ホルミル−5−(フタルイミノ)−ベンゼン
スルホン酸から成る群より選ぶことを特徴とする組成
物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・シヨル ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユ グラートバツハ2・アルテビツペルフユ ルターシユトラーセ24アー (72)発明者 クラウス・キルヒヤー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン1・アルフレート−クビン−シユ トラーセ2 (72)発明者 クラウス・ホルン ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ボーデルシユビングシユトラーセ12 (56)参考文献 米国特許4104266(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 69/00
Claims (1)
- 【請求項1】 熱可塑性成型材料において、ポリカーボ
ネート樹脂及び0.005−10重量%の次式 【化1】 [式中、 Arは、1−4個の芳香環を持つ芳香族基であり、 Mは、元素の周期表の1a、1b、2a又は2b族の金
属であり、 Rは、水素、又はC1−C6−アルキル、C6−C10−ア
リール、C1−C6−アルコキシ、アシルアミノ基及びア
シルイミノ基から成る群より選んだハロゲン−非含有基
であり、 Xは、酸素又はR’(−O−)2-6の構造のハロゲン−
非含有多価基、あるいは2個のハロゲン−非含有一価
R’−O−基であり、 R’は、ハロゲン−非含有C2−C20−アルキル又はア
ルキレン基、ハロゲン−非含有C6−C10−アリール又
はアリーレン基、あるいはハロゲン−非含有C7−C20
−アラルキル又はアラルキレン基であり、これらはいく
つかの構造単位(I)を連結していることができる]に
従うハロゲン−非含有スルホン酸塩を含むことを特徴と
する組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4130331A DE4130331A1 (de) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | Flammwidrige polycarbonatformmassen |
DE4130331.8 | 1991-09-12 | ||
US08/060,379 US5356965A (en) | 1991-09-12 | 1993-05-11 | Flame-resistant polycarbonate molding compositions |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06179804A JPH06179804A (ja) | 1994-06-28 |
JP3135175B2 true JP3135175B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=25907244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04262695A Expired - Fee Related JP3135175B2 (ja) | 1991-09-12 | 1992-09-07 | 耐燃性ポリカーボネート成型材料 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5356965A (ja) |
EP (1) | EP0531861B1 (ja) |
JP (1) | JP3135175B2 (ja) |
DE (1) | DE4130331A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4408215A1 (de) * | 1994-03-11 | 1995-09-14 | Bayer Ag | Verfahren zum Behandeln von Flammschutzmitteln |
DE19907831A1 (de) * | 1999-02-24 | 2000-08-31 | Bayer Ag | Flammwidrige thermoplastische Formmasse |
US6605659B2 (en) * | 2000-12-20 | 2003-08-12 | General Electric Company | Flame retardant polycarbonate resin/ABS graft copolymer blends |
US7231515B2 (en) * | 2003-08-01 | 2007-06-12 | American Megatrends, Inc. | Method and system for maintaining the boot order of mass storage devices in a computer system |
US20080015292A1 (en) * | 2006-07-12 | 2008-01-17 | General Electric Company | Flame retardant and scratch resistant thermoplastic polycarbonate compositions |
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