JP3134466U - 管楽器の差込み管抜き具 - Google Patents

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Abstract

【課題】差込み管の抜き取りが簡素な操作で安全に行える管楽器の差込み管抜き具を提供する。
【解決手段】前部ベース17と後部ベース18とを前後方向に間隔をおいて一体的に連結してなるホルダー16を設け、前部ベース17に抜差し管部11が嵌まる逃げ凹部21と抜差し管部11の雌側管部12に係合するストッパー22とを設け、前部ベース17と後部ベース18との間に可動体30を前後動可能に配置し、可動体30は、前部可動片31と後部可動片32とを前後方向に間隔をおいて一体的に連結するとともに、前部可動片31に抜差し管部11の差込み管13が嵌合係止する係合凹部31aを設けてなり、可動体30の後部可動片32とホルダー16の後部ベース18との間に、可動体30を後方に移動させる一個の抜きボルト25、および抜きボルト25を回転させる操作ハンドル26を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、管楽器の差込み管、例えばトランペットのマウスピースが腕力で雌側管端部(受け管)から抜き取りできなくなった際に、これを簡素な操作で安全に抜き取りできる管楽器の差込み管抜き具に関するものである。
一般に、トランペット、トロンボーン、コルネット等の管楽器は、奏者の好み、曲目等によるマウスピースの交換、あるいは管内の清掃等により、マウスピースが抜き差し可能となっている。ところが、何らかの原因で前記マウスピースが受け管に強固に張りつき、腕力では抜き取りできなくなる場合がある。
このように時に従来では図5に示すような抜き具を使用していた。図5において、1は差込み管抜き具、2はそのベースプレートである。該ベースプレート2は、左右(図5において上下)中心部の上部にトランペット10の抜差し管部11が逃げる円弧状の逃げ凹部3を形成し、該逃げ凹部3の左右両側に一対のストッパー4をピン5により回動可能に取り付ける。
前記各ストッパー4は、ピン5を中心として互いに接近方向に回動させることにより、抜差し管部11の雌側をなす受け管12の端面12aに係止させ、ピン5を中心として互いに離れる方向に回動させることによって前記受け管12の端面12aから離脱させるようになっている。
前記ベースプレート2の左右両端部に一対の抜きボルト6を後方(図5において右方)から挿通し、その前端部(図5において左端部)を前記ベースプレート2に回転可能にかつ左右移動不能に係止し、その後端部にそれぞれ棒状の操作ハンドル7を取り付ける。前記抜きボルト6に可動プレート8の左右両端部をねじ嵌合させて前記ベースプレート2と対面させる。該可動プレート8は、その左右中心部の上部に円弧状の係合凹部9が形成され、該係合凹部9は抜差し管部11の差込み管をなすマウスピース13の前部側の円錐部13aに嵌合係止するようになっている。
そして、トランペット10のマウスピース13を受け管12から離脱させる際には、図5の仮想線で示すように、抜差し管部11をベースプレート2の逃げ凹部3に嵌め、マウスピース13の前部側の円錐部13aを係合凹部9に嵌合係止し、また、左右のストッパー4,4を受け管12の端面12aに係合させる。この状態で左右のハンドル7,7を介して各抜きボルト6,6をねじ込み方向に回転させ、可動プレート8をベースプレート2に対して後方(図5において右方)に移動させる。これにより、前記マウスピース13が受け管12に対して後方に引っ張られ、該マウスピース13が受け管12から引き抜かれることになる。
前記従来の差込み管抜き具1は、左右の抜きボルト6,6の回転数が異なると、可動プレート8のベースプレート2に対する平行度が狂い、マウスピース13の引き抜き力が受け管の軸心線に対して偏倚して両者の嵌合部が変形することになる。このため、操作が煩雑になるとともに、熟練を要するものであった。
本考案は、差込み管を引き抜く際の操作ボルトを1個にすることにより、簡素な操作で安全に抜き取りできる管楽器の差込み管抜き具を得ることを目的とする。
本考案は、前記目的を達成するために以下の如く構成したものである。即ち、請求項1に係る考案は、前部ベースと後部ベースとを前後方向に間隔をおいて一体的に連結してなるホルダーを設け、前記前部ベースに抜差し管部が嵌まる逃げ凹部と抜差し管部の雌側管部に係合するストッパーとを設け、前記前部ベースと後部ベースとの間に可動体を前後動可能に配置し、該可動体は、前部可動片と後部可動片とを前後方向に間隔をおいて一体的に連結するとともに、前部可動片に抜差し管部の差込み管が嵌合係止する係合凹部を設けてなり、前記可動体の後部可動片と前記ホルダーの後部ベースとの間に、前記可動体を後方に移動させる1個の抜きボルト、および該抜きボルトを回転させる操作ハンドルを設ける構成にしたものである。
請求項2に係る考案は、前記抜きボルトを逃げ凹部と係合凹部とを結ぶ延長線上に配置し、該抜きボルトの前端部を可動体の後部可動片の左右中心部に連結するようにしたものである。
請求項3に係る考案は、前記可動体の左右両側をホルダーの左右両側で前後摺動可能に支持するようにしたものである。
請求項1に係る考案は、前部ベースの逃げ凹部に抜差し管部を嵌め、前部ベースに設けたストッパーを前記抜差し管部の雌側管端部に係合させ、可動体の前部可動片の係合凹部に前記抜差し管部の差込み管を嵌合係止し、この状態で抜きボルトを回転させて前記可動体を後方に移動させると、前記差込み管が雌側管端部に対して後方に移動し、差込み管が雌側管端部から引き抜かれることになる。この場合、前記可動体は1個の抜きボルトで後方に移動されるので、該可動体は初期姿勢が変化することなくホルダーに対して後方に移動し、前記差込み管は雌側管端部に対して芯ずれすることなく後方に引っ張られ、円滑に引き抜かれることになる。また、作業者は、1個の抜きボルトを回転させるので、未熟練者であっても、差込み管を容易にかつ安全に抜き取ることができる。
請求項2に係る考案は、前記抜きボルトを逃げ凹部と係合凹部とを結ぶ延長線上に配置したので、可動体の後方移動時の姿勢がより安定することになる。
請求項3に係る考案は、前記可動体がホルダーにガイドされて後方に移動するため、可動体の後方移動時の姿勢がさらに安定することになる。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図において、図1は本考案の実施例を示す一部断面平面図、図2は図1のII-II線による要部断面側面図、図3は図1の左方から見た正面図、図4は図1のIV-IV断面図である。
図1において、15は管楽器の差込み管抜き具であり、金属製のホルダー16、及び該ホルダー16に前後動可能に取り付けた金属製の可動体30を有してなる。前記ホルダー16は、左右(図1において上下)に細長い長方形状の前部ベース17と後部ベース18とを前後方向に間隔をおいて対面させ、その左右端部を左右一対の保持棒19により一体的に連結する。即ち、前部ベース17と後部ベース18との間に約100mmの保持棒19を、左右に約70mmの間隔をおいて介在させ、ボルト20により各ベース17,18を保持棒19の両端部に締め付けて三者を一体的に連結する。
前記前部ベース17の左右中心部に逃げ凹部21を形成する。該逃げ凹部21は、図1、図3に示すように、上部が開口した円弧状にするとともに、管楽器、本例ではトランペット10の抜差し管部11が遊嵌する内径とする。また、前記逃げ凹部21の左右両側に一対のストッパー22を回動可能に取り付ける。即ち、図1、図3に示すように、前記逃げ凹部21の左右両側の前面側に段状の切欠きを形成し、該切欠きに板状のストッパー22を左右に対向させてその外端部を嵌合させるとともに該外端部をピン23により前部ベース17に回動可能に連結する。各ストッパー22は内端部に互いに対向する円弧状の係合縁22aを有し、該係合縁22aが抜差し管部11の雌側管端部、つまり受け管12の端縁12aに係合できるようにする。
前記後部ベース18の左右中心部に抜きボルト25を前後摺動可能に挿通し、該抜きボルト25の、後部ベース18から後方に突出する後部にナット25aをねじ込み、該ナット25aに棒状の操作ハンドル26を取り付ける。
前記前部ベース17と後部ベース18との間に可動体30を前後動可能に配置する。該可動体30は、金属製の板材をコ字形に屈曲させ、その起立片を前後に向けて各ベース17,18間に配置し、前部の起立辺、つまり前部可動片31の左右中心部に係合凹部31aを形成する。該係合凹部31aは、図4に示すように、上部が開口した半円弧状とし、トランペット10の抜き差し管部11の差込み管、即ち、マウスピース13の円錐部13aが嵌合係止するようになっている。
前記可動体30の後部の起立片、つまり後部可動片32の左右中心部に前記抜きボルト25の前端部を挿通し、該前端部を、図2に示すように、前記後部可動片32の上面側からにねじ込んだ止めねじ34により締め付けて後部可動片32に一体的に固定する。前記前部可動片31と後部可動片32との上部に、板材あるいはパイプ材からなる補強桟33を取り付け、該補強桟33により前部可動片31及び後部可動片32の拡開を阻止するとともに、該補強桟33を前述した左右の保持棒19に接近させ、抜きボルト25を回転させた際に前記可動体30が共回りするのを防止する。なお、前記補強桟33はパイプ材により形成し、これを左右の保持棒19に前後摺動可能に嵌合させるようにしてもよい。
本考案の実施例を示す一部断面平面図である。 図1のII-II線による要部断面側面図である。 図1の左方から見た正面図である。 図1のIV-IV断面図である。 従来例を示す一部断面平面図である。
符号の説明
10 トランペット(管楽器)
11 抜差し管部
12 受け管(雌側管端部)
12a 端縁
13 マウスピース(差込み管)
13a 円錐部
15 管楽器の差込み管抜き具
16 ホルダー
17 前部ベース
18 後部ベース
19 保持棒
20 ボルト
21 逃げ凹部
22 ストッパー
22a 係合縁
23 ピン
25 抜きボルト
25a ナット
26 操作ハンドル
30 可動体
31 前部可動片
31a 係合凹部
32 後部可動片
33 補強桟
34 止めボルト

Claims (3)

  1. 前部ベース(17)と後部ベース(18)とを前後方向に間隔をおいて一体的に連結してなるホルダー(16)を設け、前記前部ベース(17)に抜差し管部(11)が嵌まる逃げ凹部(21)と抜差し管部(11)の雌側管部(12)に係合するストッパー(22)とを設け、前記前部ベース(17)と後部ベース(18)との間に可動体(30)を前後動可能に配置し、該可動体(30)は、前部可動片(31)と後部可動片(32)とを前後方向に間隔をおいて一体的に連結するとともに、前部可動片(31)に抜差し管部(11)の差込み管(13)が嵌合係止する係合凹部(31a)を設けてなり、前記可動体(30)の後部可動片(32)と前記ホルダー(16)の後部ベース(18)との間に、前記可動体(30)を後方に移動させる一個の抜きボルト(25)、および該抜きボルト(25)を回転させる操作ハンドル(26)を設けたことを特徴とする管楽器の差込み管抜き具。
  2. 抜きボルト(25)は逃げ凹部(21)と係合凹部(31a)とを結ぶ延長線上に配置し、該抜きボルト(25)の前端部を可動体(30)の後部可動片(32)の左右中心部に連結したことを特徴とする請求項1記載の管楽器の差込み管抜き具。
  3. 可動体(30)の左右両側をホルダー(16)の左右両側により前後摺動可能に支持したことを特徴とする請求項1又は2記載の管楽器の差込み管抜き具。
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