JP3134258U - 自動掃除機の障害物超越装置 - Google Patents

Abstract

【課題】自動掃除機の障害物超越装置を提供する。
【解決手段】本考案の自動掃除機の障害物超越装置は、自動掃除機の主体下方に設置し、主体を搭載して地表面で移動する。障害物超越装置は二駆動輪ユニットからなり、各駆動輪ユニットは、動力源、二伝動素子、及び、二輪体、からなり、各伝動素子はそれぞれ各輪体と動力源を連結し、各輪体が動力源の駆動を受け、地表面上の障害を乗り越え、且つ、地表面を傷つけない。
【選択図】図２

Description

本考案は、自動掃除機の障害物超越装置に関するものであって、特に、自動掃除機に障害物超越功能を具備させる駆動装置に関するものである。

近年、人工知能により発展してきた自動掃除機は、人為操作が全く不要であり、掃除が自動化されるので非常に人気がある。例えば、米国特許第６８８３２０１号で自動掃除機が開示され、自動清掃と吸塵功能を有しているが、底部が掃除機全体の移動を駆動する装置設計は、二側に駆動輪を有し、前方は惰輪を有し、各駆動輪は動力源（モーター）の帯動により掃除機を前進、及び、転向させ、惰輪は単なる支承用である。しかし、このような設計は、実際の使用時、惰輪が地面の凹凸不平箇所に引っかかり前進できない。この他、惰輪は支承用であり、動力を有さないので、木質材等の地面を損傷しやすい。

本考案は、障害物超越能力を有し、地面を傷つけない自動掃除機の障害物超越装置を提供することを目的とする。

上述の目的を達成するため、本考案の自動掃除機の障害物超越装置は、自動掃除機の主体下方に設置し、主体を搭載して地表面で移動する。障害物超越装置は二駆動輪ユニットからなり、各駆動輪ユニットは、動力源、二伝動素子、及び、二輪体、からなり、各伝動素子はそれぞれ各輪体と動力源を連結し、各輪体が動力源の駆動を受け、地表面上の障害を乗り越え、且つ、地表面を傷つけない。

本考案の自動掃除機の障害物超越装置は、障害物を乗り越え、且つ、地面を損傷しないという長所がある。

図１を参照すると、本考案の自動掃除機の障害物超越装置は自動掃除機の主体下方に設置され、主体を搭載して地表面上で移動させる。障害物超越装置は二駆動輪ユニットからなる。自動掃除機の主体は更に、制御回路、センサー、及び、吸塵装置等からなり、主体部分は本案の重点ではないので、ここに詳述しない。

図２を参照すると、駆動輪ユニットは、座体１、モーター２（動力源）、二伝動素子、及び、二輪体５からなる。

座体１は第一殻体１１と第二殻体１２からなり、両者は結合して容置空間を形成し、その他の素子を定位させる。

モーター２は座体１が形成する容置空間の中央部に設置され、モーター２の水平方向の両端は相同の回転速度の二出力軸２１を有する。伝動素子は、渦棒３と、渦棒３の伝動を受ける惑星ギアユニット４と、を有する。渦棒３は出力軸２１に装着されて転動する。二伝動素子の出力軸２１と輪体５との連結は相同の連結関係であり、以下の説明は一伝動素子を例とする。

惑星ギアユニット４は、中心ギア４１、第一殻体１１上に形成され固定不動の内ギア環４２、中心ギア４１と内ギア環４２で同時に噛合する複数の惑星ギア４３、惑星ギア４３を定位し、惑星ギア４３の運動を受けて転動する支承棒４４、からなる。中心ギア４１一側は円形の壁４５を形成し、壁４５外周縁は環状の外ギア４６を形成し、外ギア４６は渦棒３と噛合して伝動する。支承棒４４は第一殻体１１外面を穿出して輪体５と連結する。図３は組み合わせ図である。

上述の構造により、モーター２の出力軸２１が転動する時、同時に、渦棒３を帯動して外ギア４６を噛合伝動し、この時、第一段の減速伝動作用を形成する。外ギア４６、中心ギア４１、及び、壁４５は一体成形であり、中心ギア４１と外ギア４６は相同の回転速度である。中心ギア４１により惑星ギア４３を連動して内ギア４２中で回転し、第二段の減速作用を実行し、最後に、支承棒４４により輪体５を帯動して回転させる。この他、モーター２は二出力軸２１を有し、二組の伝動素子、及び、二輪体５を同時に帯動し、各輪体５は皆動力を有する。自動掃除機本体左右にそれぞれ駆動輪ユニットを装着し、よって、本体底部は地面と接触する四個の輪体５を有する。よって、地面の凹凸不平部分や障害物を容易に超越することができる。この他、各輪体５は動力を有し、且つ、タイヤの表面は軟らかいので、地面を損傷せず、現有の自動掃除機の使用上の欠点を大幅に改善する。

本考案では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本考案明の保護範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。

本考案の自動掃除機の障害物超越装置を自動掃除機主体下方に装着した状態図である。 本考案の自動掃除機の障害物超越装置の駆動輪の立体分解図である。 図２の立体組み合わせ図である。

符号の説明

１ 座体
１１ 第一殻体
１２ 第二殻体
２ モーター
２１ 出力軸
３ 渦棒
４ 惑星ギアユニット
４１ 中心ギア
４２ 内ギア環
４３ 惑星ギア
４４ 支承棒
４５ 壁
４６ 外ギア
５ 輪体

Claims (3)

1. 自動掃除機の障害物超越装置であって、前記自動掃除機の主体下方に設置し、前記主体を搭載して地表面で移動し、前記障害物超越装置は二駆動輪ユニットからなり、その特徴は、
   前記の各駆動輪ユニットは、動力源、二伝動素子、及び、二輪体、からなり、前記の各伝動素子はそれぞれ前記各輪体と前記動力源を連結し、前記各輪体が前記動力源の駆動を受け、地表面上の障害を乗り越え、且つ、地表面を傷つけないことを特徴とする自動掃除機の障害物超越装置。
2. 前記動力源はモーターで、前記モーターは、相同の回転速度で出力する二出力軸を有し、前記の各伝動素子は、渦棒と、前記渦棒の伝動を受ける惑星ギアユニットと、を有し、前記渦棒は前記出力軸に装着されて同時に転動し、前記惑星ギアユニットにより前記輪体を駆動することを特徴とする請求項１に記載の自動掃除機の障害物超越装置。
3. 前記の各惑星ギアユニットは、中心ギア、固定不動の内ギア環、前記中心ギアと前記内ギア環で同時に噛合する複数の惑星ギア、前記惑星ギアを定位し、前記惑星ギアの運動を受けて転動する支承棒、からなり、前記中心ギア一側は円形の壁を形成し、前記壁外周縁は環状の外ギアを形成し、前記外ギアは前記渦棒と噛合して伝動し、前記支承棒は前記輪体と連結することを特徴とする請求項２に記載の自動掃除機の障害物超越装置。

Images