JP3134247U - 簡易床形成用長尺状金属板 - Google Patents

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Abstract

【課題】長手方向両端部の強度についても何の問題のない、より簡易で低廉な簡易床構造を形成させることのできる長尺状金属板を提供しようとする。
【解決手段】適宜配置される梁上に縦横列状に敷設されることで簡易床を形成させる金属板長尺状金属であり、その本体10の幅方向両端部に、下方内側に折り曲げることで水平状フランジ11が形成される。そして、前記本体10の長手方向両端部にしろ部を設け、該しろ部を、少なくとも外方に張り出さないように下方に折り曲げて舌出し部12を形成させた。
【選択図】図1

Description

この考案は、屋上や工場、倉庫などの簡易床を形成する長尺状金属板に関する。
屋上や工場、倉庫などの床として、配管を通す便宜やレイアウト変更の容易さの点等の理由から、梁で形成した枠組上に、長尺状金属板(本願では、細長の長方形状金属板を指す)を縦横列状に敷設して形成する簡易的な構造(本願では、このような構造の床を簡易床という)が多用されている。
図2はこのような簡易床の構造を示す一例である。図示のように、梁5を複数配列するともに、補強用の根太6を適宜間隔で配置し、その上に長尺状金属板7を縦横複数列状に配置して敷設していく。そして、金属板7の長手方向端部相互の突き合わせ部には、歪みへこみを防ぐためにスリーブ(図示なし)が取り付けられ、そのスリーブ同士をボルト等で連結することで、縦方向の配列が行われている。
ところで、以上のような構造はその簡易さゆえに多用されてきているものであり、それゆえ、ユーザからは、現状のものより部材点数が少なく、そしてより軽量で、かつ施工工期が短くてすみ、コストも低廉な構造が常に求められてきている。
そこで、図3に示すような形状の金属板2、すなわち、その本体の幅方向両端を折り曲げ加工で水平状フランジ20とした長尺状金属板2が用いられている。このような金属板2を簡易床の形成部材として用いれば、金属板本体の幅方向両端のフランジ20によって強度が向上するので根太の数を顕著に低減させることができ、完成される床構造が全体として、従来よりも軽量で、かつ施工工期が短く、コストも低廉なものとなる。
実開平2004−156403(図1〜図3、根太を配置する点参照)
しかし、前記フランジ20のある金属板2を用いた簡易床にあっては、長尺状金属板2の長手方向両端部21については何も加工をしなかったので、その部分、つまり長手方向の突き合わせ部の強度が低下してしまう問題があった。またそれゆえ、突き合わせ部分には、従来どおり、前記スリーブ等の連結部材を用いた結合も残存せざるを得ず、その分の重量負担も残っていた。
この考案は、従来技術の以上のような問題に鑑み創案されたもので、長手方向両端部の強度についても何の問題のない、より簡易で低廉な簡易床構造を形成させることのできる長尺状金属板を提供しようとするものである。
このため、この考案に係る簡易床用長尺状金属板は、その本体の幅方向両端部に、下方内側に折り曲げることで水平状フランジが形成される長尺状金属板であって、それが、適宜配置される梁上に縦横列状に敷設されることで簡易床を形成させる金属板において、その本体の長手方向両端部にしろ部を設け、該しろ部を、少なくとも外方に張り出さないように下方に折り曲げて舌出し部を形成させてなる、ことを特徴とする。
本考案の特徴である前記舌出し部は、水平状フランジを前提として創案されており、その創案の経緯は次のとおりである。すなわち、前記水平状フランジによって、金属板本体の幅方向両端部では十分な強度が確保できるが、その一方、金属板本体のうち、長手方向両端部では端部の厚みだけで荷重を受けざるを得ず十分な強度が得られない。それゆえ、突き合わせ部にスリーブ等の連結部材を依然として用いざるを得なかったことは上述のとおりである。
ここで、例えば、その対応として、金属板の厚みを現状より厚くすることが考えられるが、本考案の対象とする金属板は長尺状であるため、厚みの増加はわずかな量でも全体としての重量が顕著に増してしまい、施工時の取り扱いも困難となってしまう。一方、幅方向両端部のように、その下方にフランジを形成させれば強度は間違いなく確保されるが、そうすると、フランジ相互が重なる部分が生じ、無駄な部分が生じて重量増加となるほか、重なり部の調整作業が必要となり、施工作業が煩雑となる。
他方、金属板本体の長手方向両端部の強度については、金属板が長尺状という形状からすると、その長さの比率からして、幅方向両端部ほど強度を確保する必要はないということもいえる。そこで、本考案者が種々試作を繰り返した結果、上記幅方向の折り曲げフランジ構造を前提とすると、長手方向両端部については、それぞれの端部をしろ部として、そのしろ部を下方に折り曲げて舌出し部を形成すれば、その舌出し部だけで幅方向にかかる荷重に対して十分な抗たわみ力が得られることがわかった。すなわち、フランジを形成しないまでも折り曲げの舌出し部のみによって、十分な強度の確保が得られ、連結部材も不要となることがわかったのである。そこで、本考案では、長手方向両端部については、フランジではなく舌出し部を形成させるものとした。
この舌出し部は、下方に折り曲げた量に比例して抗力としての強度が増加する。つまり、折り曲げ部となるしろ部の長さを大きくすればするほど強度が増加するものであるが、しろ部が長くなればそれだけ重量が増すことから、その長さは重量との兼ね合いで決定すれば良い。
また前記舌出し部は、しろ部を下方に折り曲げて形成するだけでよく、フランジ形成にも増して、きわめて簡易に形成させることができる。しかも、舌出し部は外方に張り出さないように折り曲げられ、またフランジも下方内側に折り曲げられて形成されているので、いずれも金属板本体から外方に張り出すことがなく、このため何らの手間を要することなく、金属板を縦横列状に敷設することが可能となる。
以上説明したように、この考案に係る長尺状金属板によれば、本体の長手方向両端部についても、最小限の構成で十分な強度が得られるものとなり、それゆえ、用いる根太を顕著に低減させることができることはもとより、連結部材を用いることなく簡易床構造を形成させることができる。すなわち、この考案の長尺状金属板を用いることで、その簡易床は、部材点数が顕著に減少し、それによりきわめて軽量で簡易な構造となって、コスト低廉はもとより、施工が容易となり、簡易床構造としては最適な構造となる。
加えて、本考案に係る金属板の製造は、後述する形態例の説明からも例示されるように、基本的には、1枚の金属板からの切り抜き加工と折り曲げ加工とで容易に行われ得るので、製造コストもきわめて低廉で済むものとなる。
本考案の具体的実施形態例を図1に基づき説明する。なお、以下の形態例はあくまで一例であり、本考案がこれら形態例に限定されるものでないことは当然である。
金属板1は、その本体10が、図示のように細長い長方形状、すなわち長尺状よりなる。そして、その本体幅方向の両端部には、下方でかつ内側方向に向かう折り曲げ加工により水平状フランジ11が形成され、また長手方向の両端部には、下方に向かう折り曲げ加工により舌出し部12が形成されている。水平状フランジ11は、その先端11aが上方に向いていることにより、金属板1の本体幅方向の両端側は、断面箱形様の形状となる(この形状は図3のフランジ20と同様である)。なお、本形態例の本体10表面には、下面からのプレスによって形成された突起13により所定模様が形成されているが、これらはいずれも滑り止めである。
このような形状は、すべて1枚の金属板から形成される。すなわち、より大きな金属板(例えばストリップ)から、短辺長(つまり幅)が、本体幅(例えば250mm)と各フランジ11が形成できるしろ幅(例えばそれぞれ85mm)とを加えた長さとなり(合計幅420mm)、長辺長が、本体長さ(例えば3000mm)と各舌出し部12が形成できるしろ幅(例えばそれぞれ15mm)とを加えた長さ(合計長さ3030mm)となる長方形状をまず切り、次に長辺両端部のしろ部の両角を切り欠く。そして、その長辺である長さ方向両端部のしろ部と、短辺である幅方向端部のしろ部とを、それぞれ下方あるいは内側に適宜折り曲げ加工すれば、舌出し部12及び水平状フランジ11が形成される。幅方向端部の折り曲げは、先端が上方に向く水平状フランジ11を形成させる必要があるので、3度の折り曲げ工程となるが、舌出し部12は1度の折り曲げ工程となる。
このように、以上の形態例に係る長尺状金属板1は、基本的には、1枚の大きな金属板から、各しろ部を含めた大きさに切り抜いた後、折り曲げ加工をすることのみで得られるので、きわめて簡易に得ることができる。
一方、簡易な工程で得られるものの、本体幅方向端部の水平状フランジ11と、本体長手方向端部の舌出し部12とにより、いずれの方向にかかる荷重に対しても十分な強度が得られる。
このような長尺状金属板1は、これらの形態例では、ビルの屋上に設けるヘリポートの歩行床に使用する。その床の形成としては、基礎となる梁を適宜間隔で配置していき、その梁上に長尺状金属板を縦横列状に敷設していく。上記のように、本体幅方向端部の水平状フランジ11と、本体長手方向端部の舌出し部12とによる補強構造によって、根太ピッチを大きくして根太の数を顕著に低減させるとともに、金属板相互の連結具を不要としている。のみならず、同フランジ11と舌出し部12は、本体10の外方に張り出さないので、そのまま配置していくだけでよい。このため、施工に要するコスト及び工期が従来より格段に低減するものとなっている。また、底部となるフランジ11が水平状となっているので、梁に対して面接触で敷設でき、金属板がより安定して配置できる。
なお、言うまでもないが、以上の例はあくまで本願が提案する考案の一形態例に過ぎず、フランジの形態や舌出し部の形態等を適宜変更することは可能である。もちろん、金属板本体の大きさや、板表面の形状や模様等を変更するものであっても良く、形成する床がヘリポート以外のものであっても良い。
この考案は、屋上や工場、倉庫などの簡易床を形成する長尺状金属板として適用可能である。
本考案の具体的な一形態例を示し、(a)は平面図、(b)は幅方向端面側から見た側面図、(c)は長手方向端面側から見た正面図、(d)は正面下方から見た斜視図である。 従来の簡易床構造を示す一例である。 改良された金属板(幅方向端部にフランジが形成されたもの)の説明図であり、(a)は長手方向端面側から見た正面図、(b)は正面下方から見た斜視図である。
符号の説明
1 金属板
10 本体
11 フランジ
11a フランジ先端
12 舌出し部

Claims (1)

  1. その本体の幅方向両端部に、下方内側に折り曲げることで水平状フランジが形成される長尺状金属板であって、それが、適宜配置される梁上に縦横列状に敷設されることで簡易床を形成させる金属板において、
    その本体の長手方向両端部にしろ部を設け、該しろ部を、少なくとも外方に張り出さないように下方に折り曲げて舌出し部を形成させてなる、ことを特徴とする簡易床用長尺状金属板。
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