JP3133957U - 滑り止め防止梯子 - Google Patents

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JP3133957U
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JP2007000741U
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晃 堀
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有限会社堀建設工業
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Abstract

【課題】梯子を屋根や壁等に立てかける際の滑り止めの防止に関する。
【解決手段】梯子を立てかける雨樋3、受金具4にワイヤーを通して固定あるいは壁にT字金具を押し当てて固定する。従来はただ立てかけるだけであったが、雨樋、受金具に通したワイヤーをモーターによって締め付ける、あるいは壁にT字金具をボルトで締め付けて固定することによって滑り止めを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、梯子を屋根に立てかける際の滑り止めの防止に関するものである。
屋根にのぼる際、梯子を立てかける。その梯子は雨樋に接し、雨樋が屋根に比較的簡単に固定されているところから、梯子の安定性がよくない。
すなわち雨樋は雨を流す重量しか想定しておらず、人間が梯子をかけて登ってくる重量がかかることを想定していないのである。
しかし屋根には屋根を覆うように雨樋が行き渡り、雨樋のないところに梯子を立てかける事はほとんど不可能である。
仮にみつかったとしても、探すことに大層な時間を取られ、しかも梯子を立てかける位置を選べないという欠点がある。
このことから、屋根にのぼる場合、不安定な雨樋に梯子を立てかけざるを得ないことがわかる。
そこで不安定な雨樋に梯子を立てかけ、これを安定化させる梯子ができないかというのが本考案の課題である。
誰が見ても梯子とそれに登ってくる人とを加えた重い重量には耐えられそうもない雨樋に梯子を立てかける事は危険である。雨樋が壊れる可能性もある。
そこで雨樋を固定する受金具に着目し、梯子を受金具によって固定しようというのが本考案である。
受金具は壁にしっかり固定されている。
梯子を雨樋に立てかけながら、受金具に梯子を固定することによって梯子の一方は固定される。
しかし受金具は梯子のもう一方は固定されていない。もう一方は雨樋に固定せざるをえない。両方とも梯子の両側に可動式のボックスを付属させ、その中に緊結ワイヤーを内蔵させ、ワイヤーを受金具、雨樋にくくりつける。
こうして受金具と雨樋に梯子を固定させることによって梯子は安定性を獲得する。
梯子の両側の支柱の外側に可動式ボックスを設置する。
このボックスの内部には、緊結ワイヤーを内蔵する。
梯子を立てかける際に、雨樋と接したところに可動式ボックスを固定し、中から緊結ワイヤーを取り出し、受金具に緊結ワイヤーを硬く締め付け、固定する。
反対側の支柱の外側にも可動式ボックスを雨樋と接したところに固定し、中から緊結ワイヤーを取り出し、雨樋に緊結ワイヤーをきつく締め付け、固定する。
このように固定することによって、梯子はただ立てかけるだけでなく、一方は建物に、一方は雨樋に固定され、ずれ落ちたり、滑ったりする危険性がなくなるのである。
これまで建設現場等で家に梯子を立てかける際は、ともすれば安易に梯子を扱い、梯子を立てかけたところが不安定だったり、地面が滑ったりして危険だった。下で梯子を支える人間がいれば問題ないが、忙しさのあまり人がいないこともあるし、梯子を使う際にいつも余分な1人が必要だということになれば、効率も悪い。そしてともすれば危険が放置されることがあったが、それはより小さい危険ということで今まで見過ごされてきた。しかし作業には何よりも安全が第一である。
また雪国では屋根の雪下ろしをする際に屋根に梯子をかける事は欠かせないし、1人で雪下ろしすることもある。
このように、梯子を使うに十分安全が配慮されなかった結果これまで数限りない事故が起こってきたのであり、また、わずかな注意で事故を未然に防ぐことができればこれに越した事はないのである。
一番大きいのは、作業に当たる人間の安心感である。高いところから梯子で降りようとするとき、梯子を立てかけた部分がずれるのではないかといった不安感は、現場での仕事を萎縮させる。
実際に安全であり、それが確認されれば、作業自体の軽減化にもつながるのである。
考案の実施するための最良の形態
最初は固定してない状態で誰かが登り、固定化の作業をしなければならないわけであるが、この作業はできるだけ簡単であることが望ましい。梯子の支柱の両側につける可動式ボックスがレールを伝って簡単に梯子に登った人間の横まで行き、かつその人間が簡単に作業できる形態にする。
可動式ボックスの中にはワイヤーを内蔵し、簡単にそれが取り出せるようにし、梯子に乗ったままでも、ワイヤーを受金具や雨樋に取り付ける作業が容易にできるようにする。できれば雨樋や受金具に巻いて箱の中に突き刺せば、自動的に締め付けてくれる装置が望ましい。
以下添付図面に従って実施例を挙げる。
図1は屋根に梯子をかけたときの図である。屋根に梯子をかける際には、通常は梯子が雨樋に接するのが普通である。最近の雨樋は材質もよくなり、構造もしっかりしてきたので、梯子にかかる人の重量を十分に受け止めることができる。
図1の▲2▼が可動式ボックスである。
図2のように、雨樋によって支えられている梯子の雨樋の受金具のところ及び雨樋のところに可動式ボックスを移動させる。
図3のように、可動式ボックスからワイヤーを引き出し、受金具に掛け、再び可動式ボックスに突き刺す。
図4のように、梯子のもう一方の側から雨樋にワイヤーを巻きつけ、再び可動式ボックスに突き刺す。
図5は可動式ボックスの中を側面から見たものである。中にはワイヤーがまきつけられている。
図6は、可動式ボックスを正面から見たもので、モーターによりワイヤーが巻きつける方向に圧力がかかっている。
図7は、ボックスの中からワイヤーを取り出して雨樋に巻きつけ、再びボックスに固定したところである。再びボックスに固定することにより、それがスイッチとなりモーターが巻きつける方向に力が加わるよう配線してある。
梯子を屋根に立てかけたところ(実際は雨樋に立てかけている) 梯子を雨樋に立てかけ、可動式ボックスを雨樋のところまで移動させた図 可動式ボックスから受金具にワイヤーを通したところ 可動式ボックスから雨樋にワイヤーを通したところ 可動式ボックスの中(側面) 可動式ボックスの中(正面) 可動式ボックスからワイヤーを雨どいに通し、再びボックスに戻したところ
符号の説明
▲1▼ 梯子
▲2▼ 可動式ボックス
▲3▼ 雨樋
▲4▼ 受金具
▲5▼ ワイヤー
▲6▼ モーター

Claims (3)

  1. 雨樋に立てかけた梯子の可動式ボックスからワイヤーを受金具、雨樋に巻きつけて締める事によって、あるいは壁に立てかけた梯子に壁に当てたT字金具を固定することによって、滑り止めを防止する梯子。
  2. 雨樋に立てかけた梯子の可動式ボックスからワイヤーを受金具、雨樋に巻きつけて締める事によって、滑り止めを防止する梯子。
  3. 壁に立てかけた梯子に壁に当てたT字金具を固定することによって、滑り止めを防止する梯子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180033166A (ko) 2015-07-31 2018-04-02 도레이 카부시키가이샤 레더라이크 포백

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