JP3133797B2 - 文字認識方法及びその装置 - Google Patents

文字認識方法及びその装置

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JP3133797B2 JP03275115A JP27511591A JP3133797B2 JP 3133797 B2 JP3133797 B2 JP 3133797B2 JP 03275115 A JP03275115 A JP 03275115A JP 27511591 A JP27511591 A JP 27511591A JP 3133797 B2 JP3133797 B2 JP 3133797B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Character Input (AREA)
  • Character Discrimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字認識方法及びその装
置に関し、特に、読み取った原稿から文字を1文字ずつ
切り出して文字を認識する文字認識方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の文字認識装置は入力された画像か
ら1文字ずつ文字を切り出して特徴を抽出後、各文字を
予め準備された標準的な文字パターンとパターンマッチ
ングを行って標準文字との特徴との類似度を計算し、最
も類似度が大きい文字を認識結果とするように構成され
ている。
【0003】入力画像から文字を切り出す方法として
は、(1)境界線を追跡する方法、(2)文字画像の射
影を取る方法が一般的である。
【0004】以下にそれぞれの方法について概説する。
【0005】(1)境界線を追跡する方法 これは文字画像の境界線上の1画素から境界線を追跡す
る方法である。説明のため、入力画像の左上端を原点と
し、右向き(横方向)にx軸、下向き(縦方向)にy軸
をとる座標系を考える。まず、注目すべき文字画像のy
座標値が最小でかつx座標値が最小の画素を始点とす
る。次に、始点画素を注目画素とし図8に示すように注
目画素を囲む8近傍画素を1から昇順に時計回りに調
べ、文字の画素が存在した時点で注目画素を移動する。
その際、画素の座標を記憶しておく。さて再び、注目画
素の8近傍画素を調べるが、この8近傍画素を調べる順
番は前の注目画素から見て今の注目画素が、図8の2或
は3の位置にある時、図8の1から調べる。また、4或
は5の位置の時は3から、6或は7の位置の時は5か
ら、そして、8或は1の位置の時は7から調べる。この
様にして追跡が始点まで戻れば文字の切り出しが終了す
る。
【0006】(2)文字画像の射影を取る方法 これは行矩形を取り出し、次に文字矩形を取り出すもの
である。図9に示すような横書き(ここでは、“文字認
識装置”)の文字列を例にとると、横方向の射影面70
1に射影P1をとることで、P1の長さ(h)を高さと
する行矩形703が得られる。さらに、得られた行矩形
703について縦方向に射影を取ると射影面702に射
影P2〜P7(P2〜P7の各々を文字ブロックとい
う)が得られ、文字が切り出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、以下のような問題があった。
【0008】まず境界線追跡による文字切り出し方法の
場合には、画像の境界部のすべての座標値が得られるの
で、(a)座標値を格納するメモリの記憶容量が著しく
増加する、(b)文字が複数の孤立したストロークから
なる場合(例えば、「い」ならば2つのストローク、
「言」ならば5つのストロークからなる)、どのストロ
ークを組み合わせて1つの文字を構成するかの判定処理
が必要となる、(c)1つ以上のストロークで構成され
る文字を文として並べる場合、文字が求まった順番と文
としての文字の並びが必ずしも一致するとは限らないの
で、文字ブロックの並び換えを行なう処理が必要とな
り、これらは装置のメモリの増加や文字認識処理の時間
の増加を招く要因となる。
【0009】また、射影による文字切り出し方法の場合
には、(d)図9に示すような理想的な状態とは異なっ
て各文字間に適度の隙間がない場合、例えば、横書きの
文字列で、ある文字の最右端より次の文字の最左端が左
側に存在したりする場合には間隙が出来ず文字が切り出
せなくなる。
【0010】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、より精度良く文字を1文字ずつ切り出して文字を認
識する文字認識方法及びその装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の文字認識方法は、以下のような工程からな
る。即ち、画像を水平方向に射影することにより矩形領
域を抽出し、該抽出した矩形領域を垂直方向に射影する
ことにより文字ブロックを切り出す第1切り出し工程
と、前記第1切り出し工程において切り出された文字ブ
ロックの水平方向の大きさと標準サイズとを比較するこ
とにより、前記文字ブロックの切り出しに確実性がある
か否か判断する判断工程と、前記判断工程において前記
文字ブロックの切り出しの確実性に疑義があると判断さ
れた場合、前記文字ブロックの水平方向に関する先頭位
置から水平方向に前記標準サイズ分ずらした位置を基準
位置とし、該基準位置から垂直方向に境界線を形成しな
がら文字ストロークを構成する有意な画素を検出する検
出工程と、前記検出工程において検出された有意な画素
を始点として、前記有意な画素を含む文字ストロークの
境界に沿って境界線追跡を行って前記境界線を変化させ
る追跡工程と、前記検出工程と前記追跡工程とにおいて
得られた境界線を用いて、前記判断工程において切り出
しの確実性に疑義があると判断された文字ブロックから
新たな文字ブロックの切り出しを行う第2切り出し工程
とを有することを特徴とする文字認識方法を備える。
【0012】また他の発明によれば、画像を水平方向に
射影することにより矩形領域を抽出し、該抽出した矩形
領域を垂直方向に射影することにより文字ブロックを切
り出す第1切り出し手段と、前記第1切り出し手段によ
って切り出された文字ブロックの水平方向の大きさと標
準サイズとを比較することにより、前記文字ブロックの
切り出しに確実性があるか否か判断する判断手段と、前
記判断手段によって前記文字ブロックの切り出しの確実
性に疑義があると判断された場合、前記文字ブロックの
水平方向に関する先頭位置から水平方向に前記標準サイ
ズ分ずらした位置を基準位置とし、該基準位置から垂直
方向に境界線を形成しながら文字ストロークを構成する
有意な画素を検出する検出手段と、前記検出手段によっ
て検出された有意な画素を始点として前記有意な画素を
含む文字ストロークの境界に沿って境界線追跡を行って
前記追跡線を変化させる追跡手段と、前記検出手段と前
記追跡手段とによって得られた境界線を用いて、前記判
断手段によって切り出しの確実性に疑義があると判断さ
れた文字ブロックから新たな文字ブロックの切り出しを
行う第2切り出し手段とを有することを特徴とする文字
認識装置を備える。
【0013】
【作用】以上の構成により本発明は、第1切り出しによ
る文字ブロック切り出しの確実性に疑義がある場合に、
その文字ブロックの水平方向に関する先頭位置から水平
方向に標準サイズ分ずらした位置を基準位置として、そ
の位置から垂直方向に境界線を形成しながら文字ストロ
ークを構成する有意な画素を検出し、その検出された有
意な画素を始点として有意な画素を含む文字ストローク
の境界に沿って境界線追跡を行い、これによって得られ
た境界線を用いて、切り出しの確実性に疑義があると判
断された文字ブロックから新たな文字ブロックの切り出
しを行うよう動作する。
【0014】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の代表的な実施例である文字
認識装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、101は画像の入力、文字画像の切り出し等の処理
や本装置全体の制御等を行なうCPU、102は文字の
入力や修正等を行なうキーボード(KB)、103はマ
ウス等のポインティングデバイス(PD)、104はC
PU101が実行するプログラム等を格納するROM、
105は文字画像や文字切り出し結果や認識結果等を記
憶するRAM、106は切り出された文字画像について
各文字との類似度を計算する類似度計算部、107は画
像を読み取るイメージスキャナ(SCAN)であり、1
08はイメージスキャナのインタフェース(I/F)、
109は文字認識結果などを表示するディスプレイであ
る。
【0016】次に上記構成の文字認識装置が実行する文
字画像切り出し処理について、図2〜図4に示すフロー
チャートを参照して説明する。ここでは、日本語文章
等、文章を構成する各文字の文字画像の外接矩形が正方
形に近く、文字ピッチが固定された横書き文書を認識さ
せる場合を例にして考える。
【0017】まず、ステップS201で第1次の文字切
り出しを行なう。この文字切り出しでは射影を取る方法
を用いる。第1次の文字切り出し処理の詳細は図3に示
すフローチャートを参照して述べる。
【0018】従来例で説明したように、まず最初にステ
ップS301で行矩形の切り出しを行い、ステップS3
02では文字ブロックの切り出しを行なう。次に、ステ
ップS303では行内での最大文字高を求め、これをm
axhとする。ステップS304では各文字ブロックの
1辺がmaxhの長さをもつ矩形に近いかを調べる。こ
こで、その1辺がmaxhの長さをもつ矩形に近いと判
断されたならば、処理はステップS305に進み、その
文字ブロックを標準サイズの文字ブロックであると判定
する。これに対して、その1辺がmaxhの長さをもつ
矩形に近いと判断されたなかったならば、処理はステッ
プS306に進む。ステップS306では、さらに、隣
接した文字ブロックを合成することで、1辺がmaxh
の矩形になるかどうかを調べる。ここで、隣接ブロック
との合成で1辺がmaxhに近い矩形が形成されると判
断されたなら処理はステップS307に進み、その合成
したブロックを標準サイズ文字ブロックとする。これに
対して、隣接ブロックとの合成で1辺がmaxhに近い
矩形が形成されないと判断されたなら処理はステップS
308に進む。最後にステップS308では、標準サイ
ズ文字の幅の平均を計算し、これを標準文字幅とする。
【0019】続くステップS202では、ステップS2
01で切り出された文字に疑わしいものが存在するかを
判断するために、各文字ブロックの幅の値を抽出する。
ステップS203では、各文字ブロックの幅(Wi :i
=1,n)とステップS201で求めた標準文字幅(S
W)とを比較する。ここで、Wi の値がSWの値に比べ
て十分に大きいと判断された場合、文字切り出しを再度
実行する必要があると判断して処理はステップS204
に進み、第2次の文字切り出しを行う。この文字切り出
しには境界線追跡法を用いる。これに対して、Wi の値
とSWの値とがそれほど変わらないと判断された場合
は、文字切り出しの再度実行は必要ないと判断して処理
を終了する。
【0020】さてここで、ステップS204の第2次の
文字切り出し処理の詳細について、図4に示すフローチ
ャートと図5に示す入力文字列(ここでは、“こうで”
という文字列である)を参照して述べる。図5におい
て、501は標準文字幅(SW)、502〜504は各
々再文字切りブロック、そして、B1〜B7各々は文字
ストロークである。
【0021】まずステップS401では、図5(a)に
示す再文字切りブロック502内に存在する全ての文字
ストロークを従来例で説明した境界線追跡法により求め
る。この方法によって求められた文字ストローク(C
S)がB1〜B7である。ステップS402では、再文
字切りブロック502内に文字ストロークが2つ以上存
在するかどうかを調べる。ここで、CSが2つ以上存在
すると判断された場合、処理はステップS403に進
み、CSが1つだけなら処理を終了する。
【0022】ステップS403では、再文字切りブロッ
ク502の左端から標準文字幅(SW)501の長さだ
けずれた地点に右端がある文字ストローク(ここではB
2)を探索する。次に、ステップS404では探索され
た文字ストローク(ここでは、B2)より右端が左にあ
る文字ストローク(ここでは、B1)とを組み合わせて
1文字を構成すると判断する。続いてステップS405
では、ステップS404において1文字と判断された文
字ストローク(ここでは、B1とB2)を除いた再文字
切りブロック503(図5(b))で、再び文字切り出
し処理を実行する。その時、再文字切りブロック503
の左端は残りの文字ストローク(ここでは、B3〜B
7)で最も左にあるもの(ここでは、B4)の左端とす
る。
【0023】ステップS406では、再び標準文字幅
(SW)501より十分再文字切りブロック503の幅
が大きいかどうかを調べる。ここで、再文字切りブロッ
ク503の幅がSWに比べて十分大きいと判断されたな
ら処理はステップS402に戻って、再度文字切り処理
を実行する。これに対して、再文字切りブロック503
の幅がSWに比べて十分大きくはないと判断されたなら
処理を終了する。
【0024】以上の処理を実行することにより、図5
(a)に示す“こうで”という文字列は、B1とB2で
1つの文字“こ”、B3とB4で1つの文字“う”、そ
して、B5〜B7で1つの文字“で”を形成しているも
のと判断される。
【0025】従って本実施例に従えば、通常の文字切り
出しを射影を用いた方法で実行し、文字切り出しが疑わ
しい部分だけを境界線追跡方法にすることで、カーニン
グ等の存在した文書についても高精度の文字の切り出し
が可能となる。また、境界線追跡法を利用する必要が生
じた場合でも、文字を構成するストロークの判定につい
て文字の左右の位置関係のみを考慮するだけなので、ス
トローク取出後の処理も少なくすみ処理の高速化が図ら
れる。
【0026】
【他の実施例】ここでは前述の実施例で説明した第2次
の文字切り出し処理の別の実施例について、図6に示す
フローチャートと図7に示す入力文字列を参照して説明
する。図7において、501は標準文字幅(SW)、5
02は再文字切りブロックである。また、文字を構成す
る画素の位置特定のため、再文字切りブロック502の
左上端を原点とし、横方向にx軸、縦方向にy軸をとる
直角座標系を考える。なお、本実施例は前述の実施例で
説明した文字認識装置を共通に用いるので、装置につい
ての説明は省略する。また、他の文字認識処理ついても
前述の実施例と共通なので、その説明は省略する。
【0027】まず、ステップS801では再文字切りブ
ロック502の左上端から標準文字幅(SW)501だ
け右にずれた点を求めP1(xP1(=SW),yP1(=0))
とする。これが境界線追跡の始点となり、P1は追跡点
を表す。ステップS802では、P1が再文字切りブロ
ック502の下端に達したかどうか(つまり文字切り出
しの終了点に達したかどうか)を調べる。ここで、P1
が再文字切りブロック502の下端に達したと判断され
たなら処理を終了し、未だP1が再文字切りブロック5
02の下端に達していないと判断されたなら処理はステ
ップS803に進む。
【0028】ステップS803ではP1の画素が文字画
像を構成する画素であるかどうかを調べる。ここで、P
1の画素が文字画像を構成する画素であると判断された
なら処理はステップS805に進み、そうでないなら処
理はステップS804に進んでP1の位置を1画素だけ
垂直方向に下にシフトして処理をステップS802に戻
す。ステップS805では、ステップS803で検出さ
れた文字画像を構成する画素をP2(xP2,yP2)とし
て記憶する。P2は、文字画像を構成する画素が検出さ
れた点、つまり実質上の文字ストロークの境界線追跡開
始点を示す。ステップS806ではP2の地点から従来
例で説明した境界線追跡を行なう。この地点からP1の
値は、文字ストロークの境界線に沿って変化する。従来
例での説明によると境界線は注目点から時計回り方向に
探索されるので、図7の点線901のように追跡され
る。
【0029】さて、ここでの本来の目的は効率的な文字
切り出し処理であるので、境界線追跡の処理に一定の制
限を設けて制限を越えて追跡を行なわないようにする。
本実施例の場合、その制限値は、「P1のx座標
(xP1)が再文字切りブロック502の右端のx座標と
等しくなった(つまりP1が再文字切りブロック502
の右端に達した)。または、P1のx座標(xP1)が、
P2のx座標(xP2)から±SW/2となった」とす
る。
【0030】ステップS807ではP1が境界線追跡の
制限値を越えたかどうかを調べる。ここで制限値を越え
たと判断された場合、処理はステップS808に進み、
P2から反時計方向に再追跡する。これに対して、制限
値を越えていないと判断された場合、処理はステップS
811に進み、さらに、P1のx座標(xP1)がP2の
x座標(xP2)と等しいかどうかを調べる。ここで、x
P1≠xP2ならば処理はステップS813に進んで追跡を
続行し、xP1=xP2ならば処理はステップS802に戻
る。
【0031】次にステップS809では、再びP1が境
界線追跡の制限値を越えたかどうかを調べる。ここで制
限値を越えたと判断された場合、処理はステップS81
0に進み文字切り処理ができないと判断し処理を中止す
る。これに対して、制限値を越えていないと判断された
場合、処理はステップS812に進み、さらに、P1の
x座標(xP1)がP2のx座標(xP2)と等しいかどう
かを調べる。ここで、xP1≠xP2ならば処理はステップ
S814に進んで追跡を続行し、xP1=xP2ならば処理
はステップS802に戻る。
【0032】以上の処理を実行することによって、最終
的に図7の902に示すような文字切り線が得られる。
【0033】従って本実施例に従えば、図7の902に
示すジグザグの文字切り線が得られるのみならず、境界
線追跡を最小限におさえることができ、追跡処理がごく
わずかに止めることができる。
【0034】なお以上の実施例では、文字切り出し方法
として境界線追跡と射影を用いる方法を用いて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではない。また、文
書の組方向等の書式についても上記実施例にとどまるも
のではない。
【0035】また以上の実施例では、文字切り出し処理
をCPU101で行なうとして説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではない。例えば、文字切り出し処
理を専用に実行するプロセッサを有する構成の装置を用
いることも可能である。
【0036】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の切り出しではその切り出しの確実性に疑義がある場
合でも、文字画像を構成する有意な画素を検出し境界線
追跡を行って得られる境界線を用いて第2の切り出しを
行うので、再度の文字切り出しが高速に実行され、さら
に、文字切り出し精度が向上し、誤認識が減少する効果
がある。これによって、誤認識の修正時間が減少し、文
書入力時間が短縮されるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である文字認識装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】文字認識処理の概要を示すフローチャートであ
る。
【図3】射影による文字切り取り処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】境界線追跡法による文字切り取り処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】境界線追跡法による文字切り取りを説明する図
である。
【図6】他の実施例に従う境界線追跡法による文字切り
取り処理を示すフローチャートである。
【図7】他の実施例に従う境界線追跡法による文字切り
取りを説明する図である。
【図8】従来例に従う境界線追跡法による文字切り取り
を説明する図である。
【図9】従来例に従う射影による文字切り取りを説明す
る図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 キーボード 103 ポインティングデバイス 104 ROM 105 RAM 106 類似度計算部 107 イメージスキャナ 108 インタフェース 109 ディスプレイ

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を水平方向に射影することにより矩
    形領域を抽出し、該抽出した矩形領域を垂直方向に射影
    することにより文字ブロックを切り出す第1切り出し工
    程と、 前記第1切り出し工程において切り出された文字ブロッ
    クの水平方向の大きさと標準サイズとを比較することに
    より、前記文字ブロックの切り出しに確実性があるか否
    か判断する判断工程と、前記判断工程において前記文字ブロックの切り出しの確
    実性に疑義があると判断された場合、前記文字ブロック
    の水平方向に関する先頭位置から水平方向に前記標準サ
    イズ分ずらした位置を基準位置とし、該基準位置から垂
    直方向に境界線を形成しながら文字ストロークを構成す
    る有意な画素を検出する検出工程と、 前記検出工程において検出された有意な画素を始点とし
    て、前記有意な画素を含む文字ストロークの境界に沿っ
    て境界線追跡を行って前記境界線を変化させる追跡工程
    と、 前記検出工程と前記追跡工程とにおいて得られた境界線
    を用いて、前記判断工程において切り出しの確実性に疑
    義があると判断された文字ブロックから新たな文字ブロ
    ックの 切り出しを行う第2切り出し工程とを有すること
    を特徴とする文字認識方法。
  2. 【請求項2】 前記追跡工程では、所定の制限範囲内で
    境界線追跡を行うことを特徴とする請求項1に記載の文
    字認識方法。
  3. 【請求項3】 前記追跡工程では、前記検出工程におい
    て検出された有意な画素を始点として所定の方向に境界
    線追跡を行い、該境界線追跡が前記所定の制限範囲を超
    えた場合は前記有意な画素から反対方向に境界線追跡を
    行なうことを特徴とする請求項2に記載の文字認識方
    法。
  4. 【請求項4】 前記反対方向への境界線追跡を行った際
    に、所定の制限範囲を超えた場合には、新たな文字切り
    出しを中止することを特徴とする請求項3に記載の文字
    認識方法。
  5. 【請求項5】 前記追跡工程において境界線追跡を行っ
    ている最中に、前記境界線追跡先端の前記水平方向に関
    する位置が、前記基準位置の前記水平方向に関 する位置
    と同じ位置に達した点で前記境界線追跡を終了すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の文字認
    識方法。
  6. 【請求項6】 前記標準サイズは、前記第1切り出し工
    程において切り出された複数の文字ブロックの内、前記
    文字ブロックの水平方向のサイズが前記矩形領域の垂直
    方向のサイズに近いと判断される文字ブロックの水平方
    向のサイズについての平均値であることを特徴とする請
    求項1に記載の文字認識方法。
  7. 【請求項7】 画像を水平方向に射影することにより矩
    形領域を抽出し、該抽出した矩形領域を垂直方向に射影
    することにより文字ブロックを切り出す第1切り出し手
    段と、 前記第1切り出し手段によって切り出された文字ブロッ
    クの水平方向の大きさと標準サイズとを比較することに
    より、前記文字ブロックの切り出しに確実性があるか否
    か判断する判断手段と、前記判断手段によって前記文字ブロックの切り出しの確
    実性に疑義があると判断された場合、前記文字ブロック
    の水平方向に関する先頭位置から水平方向に前記標準サ
    イズ分ずらした位置を基準位置とし、該基準位置から垂
    直方向に境界線を形成しながら文字ストロークを構成す
    る有意な画素を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された有意な画素を始点とし
    て前記有意な画素を含む文字ストロークの境界に沿って
    境界線追跡を行って前記追跡線を変化させる追跡手段
    と、 前記検出手段と前記追跡手段とによって得られた境界線
    を用いて、前記判断手段によって切り出しの確実性に疑
    義があると判断された文字ブロックから新たな文字ブロ
    ックの 切り出しを行う第2切り出し手段とを有すること
    を特徴とする文字認識装置。
  8. 【請求項8】 前記追跡手段は、所定の制限範囲内で境
    界線追跡を行うことを特徴とする請求項7に記載の文字
    認識装置。
  9. 【請求項9】 前記追跡手段は、前記検出手段によって
    検出された有意な画素を始点として所定の方向に境界線
    追跡を行い、該境界線追跡が前記所定の制限範囲を超え
    た場合は前記有意な画素から反対方向に境界線追跡を行
    なうことを特徴とする請求項8に記載の文字認識装置。
  10. 【請求項10】 前記反対方向への境界線追跡を行った
    際に、所定の制限範囲を超えた場合には、新たな文字切
    り出しを中止することを特徴とする請求項9に記載の文
    字認識装置。
  11. 【請求項11】 前記追跡手段によって境界線追跡を行
    っている最中に、前記境界線追跡先端の前記水平方向に
    関する位置が、前記基準位置の前記水平方向に関する位
    置と同じ位置に達した点で前記境界線追跡を終了するこ
    とを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の文字
    認識装置。
  12. 【請求項12】 前記標準サイズは、前記第1切り出し
    手段によって切り出された複数の文字ブロックの内、前
    記文字ブロックの水平方向のサイズが前記矩形領域の垂
    直方向のサイズに近いと判断される文字ブロックの水平
    方向のサイズについての平均値であることを特徴とする
    請求項7に記載の文字認識装置。
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