JP3133525B2 - データバックアップシステム - Google Patents

データバックアップシステム

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JP3133525B2
JP3133525B2 JP04319083A JP31908392A JP3133525B2 JP 3133525 B2 JP3133525 B2 JP 3133525B2 JP 04319083 A JP04319083 A JP 04319083A JP 31908392 A JP31908392 A JP 31908392A JP 3133525 B2 JP3133525 B2 JP 3133525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータにおける
磁気ディスクなど外部記憶装置のデータを他の記憶手段
に転送するデータバックアップシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータは、磁気ディスク等の外部
記憶装置を有しており、ここに各種データを記憶する。
そして、業務の実行によりこの外部記憶装置に記憶され
ているデータが変更される。ところが、磁気ディスク等
の外部記憶装置は、何等かの障害によって失われる可能
性があり、このような事態が発生した場合の対策を講じ
ておく必要がある。このため、業務が終了した時点で、
磁気ディスク内のデータを磁気テープ等の他の記録媒体
に転送し、バックアップすることが行われている。
【0003】ところが、業務の種類によっては、データ
量が多く、すべてのデータをバックアップすると、その
時間が非常に長くなってしまう。そこで、特開昭64−
8848号公報では、すべてのデータをバックアップす
るのではなく、変更のあったデータのみをバックアップ
するようにしている。この手法によって、1回のバック
アップの際のデータ転送量を減少することができ、効率
的なバックアップを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、磁気ディスク装置内に制御メモリを有し、
この制御メモリに変更があった箇所についてのデータを
記憶する。通常の磁気ディスク装置は、このような制御
メモリは有しておらず、そのままでは適用できないとい
う問題点があった。さらに、変更があったか否かを判定
する単位(領域)を細かくすれば、それだけ変更があっ
たか否かの判定を細かく設定できるため、バックアップ
のデータ量を少なくすることができる。しかし、領域を
小さく設定すると、制御メモリの容量が大きくなってし
まうという問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、変更があった箇所を効率
的にバックアップできるデータバックアップシステムを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、各種データ処
理の際に必要なデータ、プログラム等を一時的に記憶す
るための主記憶手段と、データ処理によって得られたデ
ータを記憶するための第1の外部記憶手段と、この第1
の外部記憶手段に記憶されているデータをバックアップ
するための第2の外部記憶手段と、を含むデータバック
アップシステムであって、主記憶手段上に設けられ、第
1の外部記憶手段を所定の小エリア毎に分け、その範囲
内のデータが変更されたか否かの小エリアデータを記憶
する小エリア情報記憶手段と、予め設定された頻度で、
上記小エリア情報記憶手段の小エリアデータを第1外部
記憶手段に転送する小エリアデータ転送手段と、第1の
外部記憶手段上に設けられ、上記転送手段によって転送
されてきた小エリアデータを記憶する外部小エリア情報
記憶手段と、上記小エリアデータ転送手段による転送の
度に更新するタイムスタンプを上記主記憶手段の小エリ
ア情報記憶手段と、前記外部小エリア情報記憶手段と
に、小エリアタイムスタンプとして記憶させる小エリア
タイムスタンプ更新手段と、主記憶上に設けられ、第1
の外部記憶手段を上記小エリアの複数個を代表する所定
の大エリア毎に分け、各大エリアについてその範囲内の
小エリアについてデータの変更があったときに、そのと
きの小エリアスタンプを当該大エリアについての大エリ
アデータとして記憶する大エリア記憶部と、小エリアに
ついてデータの変更があったときに、その小エリアに対
応する大エリアの大エリアデータと小エリアタイムスタ
ンプを比較し、大エリアデータの方が古い場合に、その
大エリアデータをそのときの小エリアタイムスタンプで
更新するとともに、第1外部記憶手段へ転送する大エリ
ア情報処理手段と、第1の外部記憶手段上に設けられ、
大エリア情報処理手段により転送されてくる大エリアデ
ータを記憶する外部大エリア情報記憶手段と、第1の外
部記憶手段に設けられ、前記第2の外部記憶手段へのバ
ックアップが正常に行われた場合に正常終了をセット
し、正常終了しなかったときに異常終了がセットされる
終了状態記憶手段と、を有し、起動時において、上記終
了状態記憶手段の記憶内容に基づき、正常終了と判断さ
れた場合には、上記外部小エリア情報記憶手段における
小エリアデータを読み出し上記小エリア情報記憶手段の
小エリアデータを再生し、異常終了と判断された場合に
は、上記外部小リア情報記憶手段における小エリアデー
タおよび小エリアタイムスタンプと、上記外部大エリア
情報記憶手段における大エリアデータの両方を利用し
て、上記小エリア情報記憶手段の小エリア情報を再生
し、バックアップ時には、上記小エリア情報記憶手段に
記憶されている小エリア情報に基づいてバックアップを
行うことを特徴とする。
【0007】また、上記起動時において異常終了と判断
された場合には、読み出された小エリアタイムスタンプ
と、各大エリアデータを比較し、大エリアデータが小エ
リアタイムスタンプと同じ大エリアについてはその大エ
リア内のすべての小エリアについて変更があったとする
小エリアデータを再生し、大エリアデータが小エリアタ
イムスタンプより古い大エリアについては読み出した小
エリアデータをそのまま小エリアデータとすることが好
適である。
【0008】
【0009】また、上記小エリア情報は、当該小エリア
内のデータがすべて0に変更されたか否かを示すデータ
を含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】主記憶部における小エリア毎の変更部分につい
ての記憶を行うため、きめ細かな変更データを持つこと
ができ、処理時間を最低限の増加に抑えることができ
る。そして、磁気ディスクに大エリア毎の変更情報を記
憶するため、毎回の磁気ディスクに対するアクセス時間
の増加を最低限とできる。そして、データのバックアッ
プは、小エリア情報に基づいて行うが、異常終了の際に
は、大エリア情報に基づいたバックアップが行え、異常
時においてもバックアップを行うことができる。
【0011】また、第1の外部記憶手段中に小エリア情
報を所定時間毎に書き込む。そこで、異常終了時におけ
るバックアップを、この所定時間毎の小エリア情報に基
づいて行うことができる。このため、大エリア情報のみ
から行うバックアップに比べ、バックアップの効率化を
図ることができる。そして、この小エリア情報の記憶は
毎回行うわけではないため、通常処理に対する悪影響を
最小限とできる。
【0012】また、小エリア情報の磁気ディスクへの転
送及び大エリア情報はタイムスタンプを有しているた
め、このタイムスタンプを利用して小エリア情報と大エ
リア情報の好適な組合わせを行うことができる。
【0013】さらに、磁気ディスク14内の書き替えデ
ータが、0データによるクリアであった場合には、これ
を識別し、バックアップするデータ量を小さくすること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は、実施例の全体構成を説明するブ
ロック図であり、各種処理を制御するCPU10と、C
PU10の動作時に必要なデータを記憶する揮発性のメ
モリである主記憶部12と、処理結果についてのデータ
等を記憶する外部記憶装置である磁気ディスク14と、
データバックアップ用の外部記憶装置である磁気テープ
16を有している。そして、記憶部18内には、業務プ
ログラム20と、バックアッププログラム22、小エリ
ア情報記録プログラム24、更新情報管理プログラム2
6及び小エリア情報再生プログラム28が記憶されてい
る。
【0015】そして、通常の業務を行う場合には、業務
プログラム20を実行して、キーボード等の入力手段
(図示せず)から入力されるデータを処理し、処理結果
についてのデータを磁気ディスク14に書き込む。例え
ば、医療事務用のコンピュータであれば、患者の登録処
理、診療データの入力や診療報酬明細書の打ち出しなど
を業務プログラムの実行によって行う。
【0016】そして、本実施例においては、このような
業務プログラムの実行中に、磁気ディスク14内のデー
タ変更についてのデータを所定の方式で記憶し、磁気デ
ィスク14内のデータの磁気テープ16によるバックア
ップの効率化を図る。このために、主記憶部12には、
小エリア情報、大エリア情報が記憶されて、また磁気デ
ィスク14内には、小エリア情報及び大エリア情報が通
常の情報に加えて記憶されている。
【0017】ここで、小エリア情報及び大エリア情報に
ついて説明する。
【0018】小エリア情報 小エリア情報は、磁気ディスク14に記憶されているデ
ータを比較的小さなエリア(例えば、2Kバイト程度)
に分割し、この各小エリア毎にデータが変更されたか否
かの情報を記憶するものである。すなわち、小エリア情
報は、磁気ディスク14のバックアップすべきエリアの
全体をn個の小エリアに分割した場合、小エリア毎に対
応する2ビットの小エリアデータn個と、1つのタイム
スタンプから構成される。
【0019】ここで、小エリア毎に対応する2ビットの
データは、1ビットが、変更の内容が全てを0にクリア
するものであるか否かについての識別であり、 00:変更なし 01:全てが0で変更された 10:その他で変更された を示している。
【0020】また、タイムスタンプは、システム内で管
理する論理的な時刻を表すものであり、初期状態は0と
する。そして、主記憶部12内の小エリア情報を磁気デ
ィスク14に転送した際に、1が加算される。このよう
な小エリア情報は、主記憶12及び磁気ディスク14に
記憶される。
【0021】大エリア情報 大エリア情報は、磁気ディスク14のバックアップすべ
きエリアを比較的大きなエリアである大エリアに分割
し、この大エリア毎に対応するタイムスタンプから構成
されている。例えば、磁気ディスク14のバックアップ
すべきエリアをm個の大エリアに分割する場合には、こ
れらm個の大エリアに対応するm個のタイムスタンプが
大エリアデータとなる。このタイムスタンプは、上述の
場合と同様に、システムで管理する論理的な時刻を表
し、初期状態は0としている。なお、大エリアの方が、
小エリアよりエリアが大きいため、n>mの関係があ
り、小エリア複数個を大エリア1個で代表している。
【0022】バックアップの全体動作 図2は、本装置におけるバックアップ処理の全体の動作
を説明するためのフローチャートである。システムの立
ち上げ時には、まず起動時処理(S1)を行う。この起
動時処理は、主記憶部12における小エリア情報を再生
する処理である。すなわち、主記憶部12は揮発性のメ
モリであるため、システムの終了によって記憶内容が消
失する。そこで、この起動時処理によって他の記憶媒体
(磁気ディスク14)からこのデータを再生する。次
に、業務プログラムの実行中において、小エリア情報、
大エリア情報についての管理を行う。これらの処理によ
り、主記憶部12内の小エリア情報、大エリア情報を順
次書き替え、適宜タイミングで大エリア情報及び小エリ
ア情報の磁気ディスク14への書込が行われる。そし
て、システムにおける処理の終了時においては、終了時
処理が行われる(S3)。この終了時処理において、磁
気ディスク14内のデータを小エリア情報及び大エリア
情報に基づいて磁気テープ16にバックアップする。
【0023】小エリア情報の再生 図3は、起動時処理(S1)における小エリア情報の再
生の処理を示すフローチャートである。この処理は、小
エリア情報再生プログラム28に基づいて、CPU10
が動作することによって行われる。まず、システムが起
動された時に、直前のシステム動作が正常に終了したか
どうかを判定する(S11)。この終了情報は、後述す
る終了処理において、磁気ディスク14に書き込んでお
く。
【0024】そして、終了情報により正常終了であると
判定された場合には、主記憶部12に磁気ディスク14
に記憶されている小エリア情報を読出す(S12)。一
方、異常終了であった場合には、主記憶部12内の小エ
リア情報を再生する(S14)。この小エリア情報の再
生は、磁気ディスク14内における小エリア情報及び大
エリア情報を利用して行う。すなわち、磁気ディスク1
4内の小エリア情報を主記憶部12に読出すと共に、こ
の小エリア情報のタイムスタンプと、各大エリアのタイ
ムスタンプを比較する。そして、小エリア情報のタイム
スタンプと同一(小さくない)タイムスタンプを有する
大エリアについてデータの更新があったものとする。こ
れは、後述するように、小エリア情報の磁気ディスク1
4へのコピー終了後に変更のあった大エリアデータのみ
が小エリア情報と同一のタイムスタンプを有するからで
ある。これによって、磁気ディスクへの小エリア情報の
転送後に磁気ディスク14へ書き込まれた場合について
のみ、大エリア情報に基づいてデータ更新があったと判
定されることになる。
【0025】そして、このように更新があったと判定さ
れた大エリアについては、その大エリアに含まれる全て
の小エリアに更新があったものとして、小エリア情報が
更新される。
【0026】このようにして主記憶部12内の小エリア
情報が再生された場合には、この小エリア情報を磁気デ
ィスク14内にコピーする(S15)。そして、次に、
主記憶部12及び磁気ディスク14内の大エリア情報を
クリアする(S16)。これは、磁気ディスク14にア
ップデイトされた小エリア情報が書き込まれたため、大
エリア情報は必要ないためである。
【0027】また、この段階で、終了情報に異常終了を
セットする(S17)。このように異常終了を予めセッ
トしておくことにより、終了処理において正常終了がセ
ットされなかった限りは、次のシステム起動時における
S11において異常と判定されることになる。
【0028】更新管理 図4は、業務プログラム実行中における更新情報管理プ
ログラムの手順を示すフローチャートである。すなわ
ち、業務プログラム実行中に磁気ディスクへの出力が発
生した場合には、その出力位置の情報と出力するデータ
が全て0か否かを判定し、小エリア情報及び大エリア情
報の書き替えを行う。
【0029】すなわち、磁気ディスク14への出力であ
るか否かを判定し(S21)、磁気ディスク14への出
力であった場合には、出力位置の情報から対象となる小
エリアと、ここに書き込む小エリアデータを決定する。
すなわち、上述のような2ビットの小エリアデータを出
力するデータの内容から決定する(S22)。ここで、
複数の小エリアが対象であった場合には、小エリア毎に
書き込む小エリアデータが異なる場合もある。すなわ
ち、ある小エリアに対しては、全てが0のデータを書き
込むクリアであるが、他の小エリアについては通常のデ
ータ書込である場合には、小エリア毎にデータの内容が
異なることとなる。そして、データの出力位置から、対
応する小エリアデータの位置を決定し、その内容とS2
2で決定された小エリアデータを比較し、変更が必要な
場合には小エリアデータを変更する(S23)。
【0030】次に、出力位置についての情報から対象と
なる大エリアを決定する(S24)。この場合、書込位
置によっては、複数のエリアが対象となることもある。
そして、主記憶部12の対象となる大エリアデータを読
み出し、このタイムスタンプと、小エリア情報のタイム
スタンプを比較する(S25)。そして、両情報におけ
るタイムスタンプが異なっていた場合には、主記憶部1
2内の大エリアデータに小エリア情報のタイムスタンプ
をコピーしてこれを書き替えると共に(S26)、書き
替えた大エリアデータを磁気ディスクの対応大エリアデ
ータへコピーする(S27)。このようにして、書き替
えの行われた大エリアデータは、主記憶部12内の小エ
リア情報のタイムスタンプをコピーすることによって行
う。そこで、出力位置に対応する大エリアデータは、小
エリア情報のタイムスタンプと同一になる。また、S2
5において、タイムスタンプが同一であった場合には、
データの書き替えの必要はないため、S26の磁気ディ
スク14へのデータのコピーは行わない。従って、同一
のエリア内のデータが複数回に亘って書き替えられた場
合における磁気ディスクへのアクセスは1回となり、ア
クセス回数を減少することができる。このようにして、
更新管理プログラム26の実行により、磁気ディスク1
4の内容が書き替えられた場合には、主記憶部12内の
小エリア情報及び大エリア情報が書き替えられ、また必
要に応じて磁気ディスク14内の大エリア情報が書き替
えられることとなる。なお、主記憶部12内の小エリア
情報および大エリア情報も書き替えが必要な場合にのみ
データの書き替えが行われる。また、主記憶部12内の
データ書き替えに要する時間は非常に早く、また磁気デ
ィスク14内のデータは、大エリア情報のみの変更であ
るため、ここに要する時間も非常に短く、必ずしも毎回
行われる訳ではない。そこで、通常の業務プログラムの
実行にはほとんど影響することなく、これら情報の書き
替えを行うことができる。
【0031】小エリア情報の記録 図5は、定期的に行われる磁気ディスク14内の小エリ
ア情報の書き替えについての動作を説明するフローチャ
ートである。この動作は、CPU10における小エリア
情報記録プログラム28の実行による。まず、小エリア
情報を磁気ディスクに転送する書込タイミングか否かを
判定する(S31)。これは、この書き込みタイミング
は、所定の時間(数分から十分程度)経過したこと、ま
たはシステムを終了する終了業務における所定のタイミ
ングで設定されている。そして、書込タイミングであっ
た場合には、主記憶部12内の小エリア情報のタイムス
タンプに1を加える(S32)と共に、タイムスタンプ
に1を加えた小エリア情報を磁気ディスク14内にコピ
ーする(S33)。
【0032】このようにして、主記憶部12内の小エリ
ア情報を磁気ディスク14内にコピーする度に、主記憶
部12および磁気ディスク14内の小エリア情報のタイ
ムスタンプに1が加算されることとなる。
【0033】一方、磁気ディスク14内の大エリア情報
の各タイムスタンプは、対応データの更新が行われた際
に小エリア情報のコピーによって更新される。そこで、
大エリア情報のタイムスタンプは小エリア情報のコピー
が行われた後に更新されたときだけ、同一の値となり、
そうでない場合には小エリア情報のタイムスタンプより
小さな値となっている。そこで、上述の図3のS13に
おける異常終了時の小エリア情報の再生において、タイ
ムスタンプの比較が行えることになる。
【0034】バックアップ処理 図6は、終了業務の際のバックアップ処理の動作を示す
フローチャートである。まずこの終了処理においては、
バックアップ指令があるか否かを判定する(S41)。
これは、ユーザーに対しバックアップするか否かを問い
合わせ、ユーザーの回答によって判定する。通常の場
合、ディスプレイ等にバックアップするか否かの質問を
表示し、これに対しキーボードからYESまたはNOの
入力を行うことによる。そしてバックアップを行わない
場合には、終了情報に正常終了をセットし(S45)、
処理を終了する。一方、バックアップを行う場合には、
主記憶部12内の小エリア情報に従って、バックアップ
を行う。すなわち、小エリア情報により、「全てが0で
書き込まれた」の場合には、そのエリアの範囲を示す情
報と、「全てが0と書き込まれた」を示す情報をバック
アップする。一方、「その他で書き込まれた」の場合に
は、そのエリアの範囲を示す情報と、「その他で書き込
まれた」を示す情報及びそのエリアのディスク装置上の
データを一緒に磁気テープ16にコピーする。そして、
終了情報に正常終了をセットし(S45)、磁気ディス
ク上の小エリア情報をクリアして処理を終了する。この
ように、本実施例によれば、処理によって変更された小
エリアについて小エリアデータの更新が行われる。そし
て、小エリア情報は主記憶部12に記憶されている。そ
こで、小エリアを比較的小さくして、きめ細かな変更情
報をもったとしても、アクセスが非常に速く、その他処
理に問題を生じない。一方、異常終了の場合には、磁気
ディスク14内に記憶されている小エリア情報及び大エ
リア情報から小エリア情報を再生する。すなわち、磁気
ディスク14内の小エリア情報と大エリア情報内のタイ
ムスタンプを比較し、小エリア情報記録後のタイムスタ
ンプを有する大エリア情報によって小エリア情報を再生
する。そこで、大エリア情報による比較的おおまかな変
更の記録の使用を最小限としながら、バックアップ情報
を再生することができる。そして、バックアップの際に
は、このようにして再生された小エリア情報にその後の
変更のデータを加えてこれに基づきバックアップを行う
ことができる。
【0035】従って、システムが異常終了した場合にお
いても効率的なバックアップを行うことができる。特
に、大エリア情報は、逐次磁気ディスク14に書き込む
が、小エリア情報は所定の頻度で行う。そこで、磁気デ
ィスク14に対するアクセス時間を短縮しながら、効率
的なバックアップを行うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバッ
クアップシステムによれば、主記憶部における小エリア
毎の変更部分についての記憶を行うため、きめ細かな変
更データを持つことができ、処理時間を最低限の増加に
押えることができる。そして、磁気ディスクに大エリア
毎の変更情報を記憶するため、毎回の磁気ディスクに対
するアクセス時間の増加を最低限とできる。そして、デ
ータのバックアップは、小エリア情報に基づいて行う
が、異常終了の際には、大エリア情報に基づいたバック
アップが行え、異常時においてもバックアップを行うこ
とができる。
【0037】さらに第1の外部記憶手段中に小エリア情
報を所定時間毎に書き込む。そこで、異常終了時におけ
るバックアップを、この所定時間毎の小エリア情報に基
づいて行うことができる。このため、大エリア情報のみ
から行うバックアップに比べ、バックアップの効率化を
図ることができる。そして、この小エリア情報の記憶は
毎回行うわけではないため、通常処理に対する悪影響を
最小限とできる。
【0038】また、小エリア情報の磁気ディスクへの転
送及び大エリア情報はタイムスタンプを有しているた
め、このタイムスタンプを利用して小エリア情報と大エ
リア情報の好適な組合わせを行うことができる。
【0039】さらに、磁気ディスク14内の書き替えデ
ータが、0データによるクリアであった場合には、これ
を識別し、バックアップするデータ量を小さくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】処理の全体動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】小エリア情報再生の動作を示すフローチャート
である。
【図4】更新管理の手順を示すフローチャートである。
【図5】小エリア情報の定期的な記憶の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】バックアップ処理の手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 CPU 12 主記憶部 14 磁気ディスク 16 磁気テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00,3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種データ処理の際に必要なデータ、プ
    ログラム等を一時的に記憶するための主記憶手段と、 データ処理によって得られたデータを記憶するための第
    1の外部記憶手段と、この第1の外部記憶手段に記憶さ
    れているデータをバックアップするための第2の外部記
    憶手段と、 を含むデータバックアップシステムであって、 主記憶手段上に設けられ、第1の外部記憶手段を所定の
    小エリア毎に分け、その範囲内のデータが変更されたか
    否かの小エリアデータを記憶する小エリア情報記憶手段
    と、 予め設定された頻度で、上記小エリア情報記憶手段の小
    エリアデータを第1外部記憶手段に転送する小エリアデ
    ータ転送手段と、 第1の外部記憶手段上に設けられ、上記転送手段によっ
    て転送されてきた小エリアデータを記憶する外部小エリ
    ア情報記憶手段と、 上記小エリアデータ転送手段による転送の度に更新する
    タイムスタンプを上記主記憶手段の小エリア情報記憶手
    段と、前記外部小エリア情報記憶手段とに、小エリアタ
    イムスタンプとして記憶させる小エリアタイムスタンプ
    更新手段と、 主記憶手段上に設けられ、第1の外部記憶手段を上記小
    エリアの複数個を代表する所定の大エリア毎に分け、各
    大エリアについてその範囲内の小エリアについてデータ
    の変更があったときに、そのときの小エリアタイムスタ
    ンプを当該大エリアについての大エリアデータとして記
    憶する大エリア記憶部と、 小エリアについてデータの変更があったときに、その小
    エリアに対応する大エリアの大エリアデータと小エリア
    タイムスタンプを比較し、大エリアデータの方が古い場
    合に、その大エリアデータをそのときの小エリアタイム
    スタンプで更新するとともに、第1外部記憶手段へ転送
    する大エリア情報処理手段と、 第1の外部記憶手段上に設けられ、大エリア情報処理手
    段により転送されてくる大エリアデータを記憶する外部
    大エリア情報記憶手段と、 第1の外部記憶手段に設けられ、前記第2の外部記憶手
    段へのバックアップが正常に行われた場合に正常終了を
    セットし、正常終了しなかったときに異常終了がセット
    される終了状態記憶手段と、 を有し、 起動時において、上記終了状態記憶手段の記憶内容に基
    づき、正常終了と判断された場合には、上記外部小エリ
    ア情報記憶手段における小エリアデータを読み出し上記
    小エリア情報記憶手段の小エリアデータを再生し、異常
    終了と判断された場合には、上記外部小エリア情報記憶
    手段における小エリアデータおよび小エリアタイムスタ
    ンプと、上記外部大エリア情報記憶手段における大エリ
    アデータの両方を利用して、上記小エリア情報記憶手段
    の小エリア情報を再生し、 バックアップ時には、上記小エリア情報記憶手段に記憶
    されている小エリア情報に基づいてバックアップを行う
    データバックアップシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 上記起動時において異常終了と判断された場合には、読
    み出された小エリアタイムスタンプと、各大エリアデー
    タを比較し、大エリアデータが小エリアタイムスタンプ
    と同じ大エリアについてはその大エリア内のすべての小
    エリアについて変更があったとする小エリアデータを再
    生し、大エリアデータが小エリアタイムスタンプより古
    い大エリアについては読み出した小エリアデータをその
    まま小エリアデータとするデータバックアップシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のシステムにお
    いて、 上記小エリア情報は、当該小エリア内のデータがすべて
    0に変更されたか否かを示すデータを含むことを特徴と
    するデータバックアップシステム。
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