JP3133497U - 水質改良器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 浴槽等の湯水に投入するだけで、浴槽内のカビや悪臭の減少、浴槽内の湯水の殺菌や抗菌を行なうことができる水質改良器具を提供する。
【解決手段】 湯水に接触又は湯水中に投入する水質改良器具であって、中空部を有する本体の一部又は全部に、銀および/または光触媒機能を有する酸化チタンを被覆したことを特徴としている。また、前記本体には表面部と中空部を貫通する複数の貫通孔が設けられている。また、前記本体にはフロート、係止具、および浴槽の壁面等に損傷を与えないための保護部材が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 湯水に接触又は湯水中に投入する水質改良器具であって、中空部を有する本体の一部又は全部に、銀および/または光触媒機能を有する酸化チタンを被覆したことを特徴としている。また、前記本体には表面部と中空部を貫通する複数の貫通孔が設けられている。また、前記本体にはフロート、係止具、および浴槽の壁面等に損傷を与えないための保護部材が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本考案は、一般家庭、病院、介護福祉施設、ホテル、旅館等の浴槽に設置して、浴槽内のカビや悪臭の減少、浴槽内の湯水の殺菌や抗菌を行なう水質改良器具に関するものである。
酸化チタンに太陽光などの光エネルギーを照射すると、光触媒作用により活性酸素が発生し、その強い酸化力により消毒や抗菌等などを行なうことができる。また、この強い酸化力は、水中に溶け込んで分解されにくい有害な化学物質を安全で簡単に分解して、無害化することができることが知られている。
この、太陽光などの光エネルギーは、極めて環境に優しい特性を有しているので、水処理の分野で利用されており、例えば、抗菌、抗かび、脱臭、消臭、汚れの分解、防汚、ぬめりの防止等、様々な目的に使用されている。
また、酸化チタンの水溶液を金属、プラスチック等の各種材料へ塗布し、乾燥あるいは低温で焼付けすることにより、簡単に各種材料の表面に酸化チタンをコーティングして被膜を形成することが行なわれている。この酸化チタンの被膜は、上記の作用効果を発揮すると共に強固で長期間の耐久性に優れている。
更に、最近では、屋内の浴槽の内部など、水深が深く暗くて太陽光などの光エネルギーが届きにくい場所においても、有効に上記の作用を発揮する暗所ハイブリット酸化チタン水溶液も提供されている。
一方、一般家庭、病院、介護福祉施設、ホテル、旅館等では、浴槽に使用する温水等の抗菌、抗かび、脱臭、消臭、汚れの分解、防汚、ぬめりの防止が課題となっている。特に、一度使用した温水等を循環ろ過、清浄処理して繰り返して使用する循環方式の浴槽の場合には、長時間同じ温水を使用するため、有害物質が発生し、雑菌等が増殖して感染するなどにより、発病や伝染するという問題点があった。
これらの問題を解決するために、様々な技術が開発されている。例えば、一般家庭等の浴槽の、温水等の供給口、循環口等に着脱自在に取り付けて、人体の保護やゴミのろ過に使用するストレーナーキャップの内外面及び格子、網等の全面に、太陽光などの光エネルギーで光触媒作用を発揮する光触媒酸化チタンを塗装、焼付け等の手段でコーティングした浴槽のストレーナーキャップが開示されている(特許文献1参照)。
また、浴槽の中に入れて桧のアロマテラピー効果と浴槽水の改善材による効果を複合したもので、桧の容器の中に銀系抗菌材、銅系抗菌材、抗菌セラミッック、酸化チタン材、麦飯石、トルマリン石、木炭、竹炭、活性炭を入れて構成した浴槽関連具が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、容器内の銀メッキが施された抗菌部材から発生する銀イオンの殺菌・抗菌作用によって、浴槽水中の人体に有害とされるレジオネラ菌や大腸菌等が殺菌処理され、悪臭やぬめり等の要因となる雑菌の繁殖が抑制される、浴槽用殺菌器具が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、特許文献1に記載されたものは、浴槽の湯水の供給口や循環口等に取り付けられた、人体の保護やゴミのろ過に使用するストレーナーキャップに、光触媒酸化チタンを被覆したものである。したがって、該ストレーナーキャップの形状や寸法は、使用される浴槽に合わせて作られているので、家庭内の様々な機器類、例えば、他メーカーの浴槽、トイレのタンク、貯水槽、などに適用できるものではないという問題点があった。
また、特許文献2に記載されたものは、桧の容器の中に銀系抗菌材、銅系抗菌材、抗菌セラミッック、酸化チタン材、麦飯石、トルマリン石、木炭、竹炭、活性炭を入れた浴槽関連具である。しかしながら、光触媒機能を有する酸化チタン材が、桧の容器の中に収納されているので、太陽光等の光エネルギーが照射されず、浴槽から取り出して太陽光を照射しようとしても、桧の容器の中に収納されているので、太陽光を直接照射できる構造となっていない。したがって、この浴槽関連具では、浴槽内のカビや悪臭の減少、浴槽湯水の殺菌や抗菌を行なうことは難しく、十分な効果が得られないという問題点があった。
また、特許文献3に記載された殺菌器具は、吸盤を設けた容器内に銀メッキが施された抗菌部材を収納したものである。しかしながら、銀イオンのみで、浴槽内のカビや悪臭の減少、浴槽湯水の殺菌や抗菌という、様々な処理をすることは難しく、十分な効果が得られないという問題点があった。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、浴槽等の湯水に投入するだけで、浴槽内のカビや悪臭の減少、浴槽内の湯水の殺菌や抗菌を行なうことができる水質改良器具を提供することを目的としている。
請求項1の水質改良器具は、中空部を有する本体の一部又は全部に、銀および/または光触媒機能を有する酸化チタンを被覆したことを特徴としている。銀イオンおよび光触媒機能を有する酸化チタンが、湯水等の殺菌や抗菌作用を有することは既知であるが、本考案では、この作用を利用して、手軽に浴槽内に浮かべることができる水質改良器具を作成したものである。即ち、中空部を有する円筒状の本体の表面部(および内面部)に光触媒機能を有する酸化チタンと銀イオンの混合物を被覆しているので、この水質改良器具を、浴槽等の湯水中に入れると、湯水が光触媒機能を有する酸化チタンと銀イオンの混合物に接触して、浴槽内のカビや悪臭の減少、浴槽湯水の殺菌や抗菌が行なわれる。
請求項2の水質改良器具は、本体の表面部と中空部を貫通する、複数の貫通孔が設けられていることを特徴としている。この水質改良器具は、浴槽等の湯水中に上部を浮かべた状態で使用するものである。したがって、中空部に湯水が浸入し易いように、本体の表面部と中空部を貫通する複数の貫通孔が設けられている。これにより、本体を浴槽等の湯水中に入れると、貫通孔から湯水が中空部に浸入するので、速やかに、湯水中に入れることができる。
請求項3の水質改良器具は、本体の内面上部にフロートが設けられていることを特徴としている。この水質改良器具は、浴槽等の湯水中に上部を浮かべた状態で使用するものである。このため、本体の内面上部に発泡体を充填してフロートを形成している。このフロートは合成樹脂製の発泡材であるから、亀裂や欠損が生じても湯水がフロート内に浸入することがないので、常に安定して湯水中に浮かべておくことができる。
請求項4の水質改良器具は、本体上部に手等で把持することができる係止具が設けられていることを特徴としている。本考案の水質改良器具を湯水中に入れるときは、本体の胴部を把持して入れることも可能であるが、本体上部に設けられた係止具を手等で把持して入れることにより、手等が湯水で濡れることがない。
請求項5の水質改良器具は、浴槽の壁面等に損傷を与えないための保護部材が、本体に設けられていることを特徴としている。本体は殺菌および抗菌作用を有する銀イオンおよび酸化チタンの混合物を被覆しているが、この被覆処理に適した材料として、ステンレス、アルミニウムまたはアルミニウム合金を用いている。しかし、このステンレス、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された本体が、浴槽に当接することにより、浴槽表面に傷等の損傷を与えるおそれがあるので、これを防ぐためにゴムや軟質合成樹脂等で作られた保護部材を本体の適宜個所に設けている。これにより、浴槽の損傷を防止することができる。
請求項1の水質改良器具は、中空部を有する本体の一部又は全部に、銀および/または光触媒機能を有する酸化チタンを被覆しているので、この水質改良器具を、浴槽等の湯水中に入れると、湯水が光触媒機能を有する酸化チタンと銀イオンの混合物に接触するので、浴槽内のカビや悪臭の減少、浴槽内の湯水の殺菌や抗菌を行なうことができる。
請求項2の水質改良器具は、本体の表面部と中空部を貫通する、複数の貫通孔が設けられているので、この水質改良器具を浴槽等の湯水中に入れると、貫通孔から湯水が中空部に浸入するので、速やかに湯水中に浮かべることができる。
請求項3の水質改良器具は、本体の内面の上部に発泡体を充填してフロートを形成している。このフロートは合成樹脂製であるため、亀裂や欠損が生じても、湯水がフロート内に浸入することがないので、常に安定して湯水中に浮かべておくことができる。
請求項4の水質改良器具は、本体の上部に手等で把持することができる係止具が設けられているので、この係止具を手等で把持して入れることにより、手等を湯水で濡らすことがない。
請求項5の水質改良器具は、浴槽の壁面等に損傷を与えないための保護部材が、本体に設けられているので、ステンレス、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された本体が、浴槽に当接しても、浴槽に損傷を与えることがない。
以下、本考案の実施形態について図面を参照して説明するが、本考案はこれらに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することが可能である。また、以下の説明において同一部材は同一符号を付与している。
図1は本考案の第一実施形態を示したもので、(a)は正面図、(b)は正面断面図である。図1において、水質改良器具1は、胴体2と蓋板3と保護部材4より構成されている。前記胴体2は、上下を開口した円筒状であり、胴体2の円周面には複数の円形状の貫通孔6が穿孔されており、上部内面にはフロート7が設けられている。また、胴体2の上端部(フロート設置側)には蓋板3が設けられている。
前記胴体2の円周面に複数設けられた貫通孔6は、胴体2の中空部9に湯水を速やかに侵入させるためのものであり、貫通孔6の個数や場所は適宜変更することが可能である。また、貫通孔6は、図1に示した円形状に限定されるものではなく、楕円、三角形、多角形、格子またはスリットでもよく、あるいは円筒状の網を用いてもよい。
前記胴体2の内面上部には、合成樹脂製の発泡体が充填されてフロート7が形成されている。本考案の水質改良器具1は、浴槽等の湯水中に上部を浮かべた状態で使用するものであるから、発泡体の充填量は、水質改良器具全体の形状および寸法により設計されている。なお、発泡体の充填に変えて、胴体上部を気密構造とすることも当然可能である。
前記蓋板3は、前記胴体2の上部を封止するためのもので、円盤状に形成されており、その円周部を胴体2の上部端面に接着或いは溶接等にて固着されている。また、蓋板3の中央上部には、手等で把持する係止具31が固着されている。
前記胴体2の上端部近傍および下端部近傍には、胴体2の円周上に天然ゴム、合成ゴムなどのゴム類、軟質塩化ビニール、ポリウレタン、ポリエステルなどの合成樹脂で形成された保護部材4が巻回されている。これは、ステンレス、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された胴体2が、浴槽に当接することにより、浴槽表面に傷等の損傷を与えるおそれがあるので、これを防ぐために設けられたものである。なお、図1では、胴体2の上端部および下端部に巻回されているが、これに限定されるものではなく、上端部のみ、下端部のみとしてもよく、或いは3個以上を巻回してもよい。
前記胴体2および蓋体3は、湯水と接触するので酸化し難い材料、例えば、合成樹脂、ステンレス鋼、銅或いはアルミニウムまたはアルミニウム合金等のいずれか、またはこれらを組合せた材料を用いて形成されている。アルミニウムは無害無臭で衛生的であり、万一何らかの化学作用で金属が溶出して化合物を作ったとしても、重金属のように人体を害することが無いからである。
前記胴体2の外周面と内周面(必要に応じて)には、銀と光触媒機能を有する酸化チタンの混合物が被覆9されている。この混合物は、銀と光触媒機能を有する酸化チタンに、水とバインダーを加えて混合したものであり、刷毛又はスプレー等で塗布することができる。
なお、光触媒機能を有する酸化チタンは、長期間暗部に置くと、光触媒機能が低下するが、適宜に太陽光を照射することにより光触媒機能が回復するので、繰り返し使用することができる。また、太陽光だけでなく、蛍光灯等の光を照射しても光触媒機能を回復させることができる。
なお、光触媒機能を有する酸化チタンは、長期間暗部に置くと、光触媒機能が低下するが、適宜に太陽光を照射することにより光触媒機能が回復するので、繰り返し使用することができる。また、太陽光だけでなく、蛍光灯等の光を照射しても光触媒機能を回復させることができる。
前記銀および光触媒機能を有する酸化チタンの特徴を以下に述べる。銀にプラスの電荷を持たせると銀イオンになる。銀イオンは各種バクテリアの細胞に強く吸着し、バクテリアの細胞酵素をブロッキングして死滅させる。銀より発生する銀イオンのレジオネラ菌、大腸菌や黄色ブドウ状球菌等に対する殺菌・抗菌作用については公知のとおりである。例えば、銀イオンはレジオネラ属菌に対して殺菌作用が強く、蒸留水に混入させたレジオネラ属菌に対しても微量で短時間の作用で殺菌効果を示す。銀イオンの殺菌効果により、発生する有機物は減少するので水が澄んだ状態になる。また、銀イオンは塩素系薬品のような機械の腐食、塩素系薬品特有の皮膚への刺激感や薬品臭の問題、環境汚染の問題などは無いので、レジオネラ属菌対策には特に有効な手段となる。
光触媒機能を有する酸化チタンとしては、紫外線で活性化する酸化チタン光触媒、可視光線に応答する酸化チタン光触媒、或いは無光で応答する酸化チタン触媒が相次いで開発されており、消臭、殺菌、汚染物質の酸化分解除去など、環境改善の用途に用いることが試みられている。紫外線または可視光に応答する酸化チタン光触媒は主として粉体として供給されることから、酸化チタン微粉末を含んだゾルを吹きかけて焼付けして酸化チタン層を形成させるか、適当なバインダーと共に対象物に施工されている。また、無光タイプの酸化チタン触媒は液状で供給され、浸漬またはスプレー法によって対象物に塗布されている。
本考案による水質改良器具1は、銀イオンおよび光触媒機能を有する酸化チタンを、刷毛又はスプレーガン等で塗布することにより、銀イオン又は光触媒機能で浴槽の湯水の殺菌、抗菌作用、ヌメリ、水垢、悪臭等の防止をすることができる。更に、銀イオン及び光触媒機能を有する酸化チタンの混合物を塗布すれば、銀イオンおよび酸化チタンの相乗効果で、より効果的な殺菌、抗菌作用、ヌメリ、水垢、悪臭等の防止をすることができる。なお、浴槽に設置する水質改良器具1には、紫外線で活性化する酸化チタン光触媒、可視光線に応答する酸化チタン光触媒、或いは無光で応答する酸化チタン触媒のいずれを用いてもよいが、浴槽内は光が届かない場合が多いので、無光で応答する酸化チタン触媒を用いることが特に望ましい。
図2は本考案の第二実施形態を示したもので、(a)は正面図、(b)は正面断面図である。図2において、水質改良器具10は、胴体20と側板8と保護部材41,42より構成されている。前記胴体20は、左右を開口した円筒状であり、胴体20の円周面にはフロート70を除いて複数の円形状の貫通孔6が穿孔されており、上部内面には円筒の長手方向にフロート70が設けられている。
前記胴体20の円周面に複数設けられた貫通孔6は、胴体の中空部90に湯水を速やかに侵入させるためのものであり、貫通孔6の個数や場所は適宜変更することが可能である。また、貫通孔6は、図2に示した円形状に限定されるものではなく、楕円、三角形、多角形、格子またはスリットでもよく、あるいは円筒状の網を用いてもよい。
前記胴体20の内面上部には、合成樹脂製の発泡体が充填されて、フロート70が形成されている。本考案の水質改良器具10は、浴槽等の湯水中に上部を浮かべた状態で使用するものであるから、発泡体の充填量は、水質改良器具全体の形状および寸法により設計されている。なお、発泡体の充填に変えて、胴体上部を気密構造とすることも当然可能である。
前記側板8は、前記胴体20の左右端部を封止するためのもので、円盤状に形成されており、その円周部を胴体20の端面に接着或いは溶接にて固着されている。また、側板8の中央部には、胴体20の中空部90に湯水を速やかに侵入させるための貫通孔60が設けられている。
前記胴体20の左右端部近傍および側板8の中央部には、天然ゴム、合成ゴムなどのゴム類、軟質塩化ビニール、ポリウレタン、ポリエステルなどの合成樹脂で形成された保護部材41,42が巻回または固着されている。これは、ステンレス、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された胴体20が、浴槽に当接することにより、浴槽表面に傷等の損傷を与えるおそれがあるので、これを防ぐために設けられたものである。なお、図2では、胴体20の左右端部近傍に巻回されているが、これに限定されるものではなく、右端部のみ、左端部のみとしてもよく、或いは3個以上を巻回してもよい。上記以外については、第一実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
図3は本考案の第三実施形態を示した斜視図である。図3において、水質改良器具11は、胴体21と保護部材41より構成されている。前記胴体21は、左右と下部を開口した半円筒状(アーチ状)であり、胴体21の円周面にはフロート71の部分を除いて複数の円形状の貫通孔6が穿孔されており、上部内面には半円筒の長手方向にフロート71が設けられている。なお、半円筒状(アーチ状)の胴体の両側の先端縁部を延伸してもよい。さらに、フロートを覆うために半月状の側板を胴体21の両端部に設けることも可能である。
前記胴体21の半円周面に複数設けられた貫通孔6は、胴体21の中空部91に湯水を速やかに侵入させるためのものであり、貫通孔6の個数や場所は適宜変更することが可能である。また、貫通孔6は、図3に示した円形状に限定されるものではなく、楕円、三角形、多角形、格子またはスリットでもよく、あるいは円筒状の網を用いてもよい。
前記胴体21の内面上部には、合成樹脂製の発泡体が充填されて、フロート71が形成されている。本考案の水質改良器具11は、浴槽等の湯水中に上部を浮かべた状態で使用するものであるから、発泡体の充填量は、水質改良器具全体の形状および寸法により設計されている。なお、発泡体の充填に変えて、胴体上部を気密構造とすることも当然可能である。
前記胴体21の左右端部近傍には、天然ゴム、合成ゴムなどのゴム類、軟質塩化ビニール、ポリウレタン、ポリエステルなどの合成樹脂で形成された保護部材41が巻回されている。これは、ステンレス、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された胴体21が、浴槽に当接することにより、浴槽表面に傷等の損傷を与えるおそれがあるので、これを防ぐために設けられたものである。なお、図3では、胴体21の左右端部近傍に巻回されているが、これに限定されるものではなく、右端部のみ、左端部のみとしてもよく、或いは3個以上を巻回してもよい。上記以外については、第一実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
本考案の他の実施形態して、図示していないが、胴体、蓋体および側板の被覆に用いる被覆材として、銀と光触媒機能を有する酸化チタンの混合物を着色することや、絵柄や文字或いはキャラクター等を描画することができる。これにより、視覚的に美観を感じさせるものとなり、入浴中に使用しても楽しいものとなる。
また、本考案のさらに他の実施形態して、図示していないが、胴体の上部、例えば、湯水面から浮上している部分に、動植物、魚類、船等の乗物、その他キャラクターの形成物を被着させる構造とすることにより、幼児等にも喜ばれる水質改善器具とすることができる。
以上詳述したように本考案の水質改善器具は、主として浴槽に用いるものであるが、これに限定されるものではなく、家庭の貯水槽、トイレの受水タンク、水槽など、湯水の殺菌や抗菌等に必要な場所に使用することができる。
1、10、11 水質改善器具
2、20、21 胴体
3 蓋板
31 係止具
4,41,42 保護部材
5 被覆
6、60 貫通孔
7 、70、71 フロート
8 側板
9,90、91 中空部
2、20、21 胴体
3 蓋板
31 係止具
4,41,42 保護部材
5 被覆
6、60 貫通孔
7 、70、71 フロート
8 側板
9,90、91 中空部
Claims (5)
- 湯水に接触又は湯水中に投入する水質改良器具であって、中空部を有する本体の一部又は全部に、銀および/または光触媒機能を有する酸化チタンを被覆したことを特徴とする水質改良器具。
- 前記本体の表面部と中空部を貫通する、複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の水質改良器具。
- 前記本体には、フロートが設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の水質改良器具。
- 前記本体には、係止具が設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の水質改良器具。
- 前記本体には、浴槽の壁面等に損傷を与えないための保護部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の水質改良器具水質改良器具。
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