JP3133389U - インクジェットプリンタで印刷された画像のインクの粒子を取り込んだプラスチック写真パネル。 - Google Patents

Abstract

【課題】インクジェットプリンタで印刷された画像のインクの粒子を透明プラスチック板の中に封入し、長期間劣悪な環境の中で画像の展示を可能にした写真パネルを提供する。
【解決手段】透明プラスチック板１と重合接着で裏打ちされたプラスチック板４とが完全に一体化しているため、封入されたインクおよび印刷された用紙は、有害物質および紫外線から完全に隔離できる。
【選択図】図２

Description

本考案は、インクジェットプリンタで印刷された画像のインクの粒子を透明プラスチック板の中に封入し、長期間劣悪な環境の中で画像の展示を可能にした写真パネルである。

従来の写真パネルは画像をパネル板に水張りをするか、印刷した画像を粘着パネル板に貼り付けるか、印刷した画像をラミネート加工しプレートに貼りパネルにする方法か、または直接パネル板に画像を印刷する方法しかなかった。

考案が解決しようとする課題

しかし、水張りする方法、または粘着パネル板に貼り付ける方法は展示する場所に制限があり高温多湿の場所では長期間展示することができなかった。また、ラミネート加工をしたものも、長期間展示する間にラミネートフイルムに亀裂が入り、そこから水滴などの有害物質が浸入し、色素を破壊し色褪せの原因となった。さらに直接パネル板に印刷する方法は高価で一般的でない。

課題を解決するための手段

そこで、インクジェットプリンタで印刷した画像のインクの粒子を、特許公開２００２−１４９１０１の技術を利用し、透明プラスチックの中に封入しすることによって課題を解決した。
特開２００２−１４９１０１号公報

図２に示すように、透明プラスチック板１と重合接着で裏打ちされたプラスチック板４とが完全に一体化しているため、封入されたインクおよび印刷された用紙は、有害物質および紫外線から完全に隔離できる。

特許公開２００２−１４９１０１の技術を利用しプラスチック写真パネルを作り、浴室に画像を展示することが出来るようになった。また、屋外にインクジェットプリンタで印刷した画像を長期間展示することができるため、観光地などに写真入り説明板を掲示することができるようになった。

本考案は、長期間映像を展示する業界に最適である。例えば、広告業界、写真業界、および看板業界など。また、紫外線による褪色が心配される文化財を複写し、それをプラスチック写真パネルにし一般公開できる。

本考案に係る左上部よりの鳥瞰図である。 本考案に係る側面図である。

符号の説明

１・・・・・透明プラスチック板
２・・・・・透明プラスチック板の中に封入されたインクジェットプリンタのインクの粒子
３・・・・・透明プラスチック板の中に封入された印刷用紙
４・・・・・重合接着で裏打ちされたプラスチック板

Claims (1)

1. インクジェットプリンタで印刷された画像のインクの粒子を透明プラスチック板の中に封入し、色素を破壊する有害物質および紫外線からインクの粒子を隔離するプラスチック写真パネル。