JP3133339U - 携帯用保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手荷物などをパイプなどの引っ掛け部に吊るす保持具に関して，手荷物などと引っ掛け部との距離を任意に設定出来る構造とすることによって，手荷物の大きさ，重さ，形状などに応じて最適な高さ位置に吊るして保持することが出来ることにより，従来の簡易吊り具が有していた欠点を完全に解決し，かつ軽量，小型で携帯に適した携帯用保持具を提供する。
【解決手段】紐体からなる連結材の一端側に取り付けられて，手荷物などの第一の保持対象を保持する第一の保持部材，および連結材の他端側に取り付けられて，ラチエット構造などによる連結材の引き出し制限機能を備え，かつ引出し，巻き戻し機能により連結材の長さ設定を行う調節部材，ならびに調節部材に取り付けられて，引っ掛け部などの第二の保持対象を保持する第二の保持部材で構成され，第一の保持対象と第二の保持対象が調節設定された連結材の長さで連結保持される軽量，小型で，携帯に適したサイズの携帯用保持具。
【選択図】図１
【解決手段】紐体からなる連結材の一端側に取り付けられて，手荷物などの第一の保持対象を保持する第一の保持部材，および連結材の他端側に取り付けられて，ラチエット構造などによる連結材の引き出し制限機能を備え，かつ引出し，巻き戻し機能により連結材の長さ設定を行う調節部材，ならびに調節部材に取り付けられて，引っ掛け部などの第二の保持対象を保持する第二の保持部材で構成され，第一の保持対象と第二の保持対象が調節設定された連結材の長さで連結保持される軽量，小型で，携帯に適したサイズの携帯用保持具。
【選択図】図１
Description
本考案は，引き出し制限機能を備え，かつ引出し，巻き戻し機能を有する調整部材により引き出し長さが調節設定される連結材により，第一の保持対象と，第二の保持対象が設定された連結材の長さで連結保持される軽量，小型な携帯用保持具に関する。
手荷物による重さからの開放や，手を自由に使うために，身近な引っ掛け部に手荷物を簡易的に吊したいと思うことが多く，このために鞄などの手荷物と出っ張りやパイプなどの引っ掛け部を，両端に引っ掛けフックを有する吊り具にそれぞれ引っ掛けて，手荷物などを引っ掛け部に吊るす簡易吊り具が種々提案さている。一般的に手荷物などを引っ掛け部に吊るす場合，手荷物の形状や重量，内容によっては，床の近くに吊るすことが望ましい場合も有るとともに，邪魔にならない高さに吊り下げたい希望が有るなど，吊るし高さは最適に選べることが重要である。しかし，現状の簡易吊り具は，いずれも，手荷物と引っ掛け部との距離は吊り具により固定されている構造のため，引っ掛け部の位置により手荷物の保持高さが決まってしまうとともに，携帯には不向きな形状，サイズであるなど種々の欠点を有している。
手荷物などをパイプなどの引っ掛け部に吊るす保持具に関して，手荷物などと引っ掛け部との距離を任意に設定出来る構造とすることによって，手荷物の大きさ，重さ，形状などに応じて最適な高さ位置に吊るして保持することが出来ることにより，従来の簡易吊り具が有していた欠点を完全に解決し，かつ軽量，小型で携帯に適した携帯用保持具を提供する。
紐体からなる連結材の一端側に取り付けられて，手荷物などの第一の保持対象を保持する引っ掛けフックなどからなる第一の保持部材，および連結材の他端側に取り付けられて，ラチエット構造などによる連結材の引き出し制限機能を備え，かつ引出し，巻き戻し機能により連結材の長さ設定を行う調節部材，ならびに調節部材に取り付けられて，引っ掛け部などの第二の保持対象を保持する引っ掛けフックなどからなる第二の保持部材で構成され，第一の保持対象と第二の保持対象が調節設定された連結材の長さで連結保持される軽量，小型で，携帯に適したサイズの携帯用保持具。
手荷物などの第一の保持対象と，引っ掛け部などの第二の保持対象は，調整部材により長さを設定された紐体からなる連結材により繋がれ，かつ連結材の引き出しは所定ピッチで係合部を有するラチエット構造などで制限するため，保持対象間の距離は調節設定された連結材の長さに保持され，手荷物などは引っ掛け部の高さにはよらず，任意で最適な高さに設定保持することが出来るとともに，軽量，小型で持ち歩きが容易な特徴を有する。
図１に本考案による携帯用保持具の調整部材の筐体を略した状態の概観正面図を示す。例えば，手荷物などの第一の保持対象を保持する引っ掛けフック状の保持部材１は紐体からなる連結材３の一端に取り付けられ，連結材の他端はリール４に固定されている。リール４，巻き戻し回転子９，引き出し制限機能を有するラチエット構造５はお互いに連結されて支点軸１０に組付けられている。
巻き戻し窓１２で巻き戻し回転子９を指により右回りに回転させた場合，連結材３はリール４に巻き戻しされる。所定ピッチで係合部を有するラチエット構造５は，ラチエット爪６ならびにラチエット係合部７により，ラチエット構造５，リール４，巻き戻し回転子９の左回転を制限する機能を有している。ラチエット解除ボタン８が押されていない状況ではラチエット爪がバネ圧でラチエット構造に押し付けられており，ラチエット爪がラチエット係合部に落ち込むとラチエット構造５は連結材３が引き出される左方向への回転が制限される。一方ラチエット解除ボタン８が押されている間は，ラチエット爪が係合部から外され連結材３は引っ張ることで引き出し可能な状態にある。
第二の保持対象を保持する保持部材２は支点軸１０に連結されており，連結材３を介して第一の保持対象を保持する保持部材１に繋がっている。従って，調整部材により連結材３を所定の長さに調節設定して，引っ掛け部に保持部材２を引っ掛け，手荷物などを保持部材１に引っ掛けることにより，手荷物などは調節設定された連結材の長さで引っ掛け部に吊り下げられて保持される。
以上説明するように本携帯用保持具は，ラチエット解除ボタン８を押しながら連結材３を引っ張って引き出すとともに，巻き戻し窓１２で巻き戻し回転子９を右回しして連結材３を巻き戻すことにより，手荷物などの吊り下げ対象を引っ掛け部に対して任意，最適な高さ位置に調整設定できるため，従来の簡易吊り具が有していた種々の欠点を完全に解決するとともに，一般的な巻尺程度のサイズで軽量，小型で携帯に適した携帯用保持具が実現される。なお，第一の保持対象と第二の保持対象の何れを引っ掛け部とし，いずれを手荷物とするかに関しては，特に限定する必要はなく任意である。
本考案の具体的な実施例を以下に記述する。図２に第一の保持部材を調整部材の側面に収納した概観斜視図を示し，図３に第二の保持部材を調整部材の他側面に収納した概観斜視図を示す。保持部材１ならびに２は薄く，強度を維持するために厚さ２ｍｍ，外径４５ｍｍ，幅５ｍｍの鉄材で構成し，保持部材１は調整部材の面に嵌め込んで収納され，保持部材２は回転支持ピン１４により保持され携帯用保持具を持ち歩く場合の携帯性を高める工夫がなされている。また保持部材１は回転材１３により，回転可能な構造とされ，保持対象の保持方向を適切に設定できる。
調整部材の外形は縦６０ｍｍ，横６０ｍｍ，厚み２５ｍｍで構成し，強度と軽量を確保するため筐体はプラスチック，内部材はアルミ材を主として形成した。連結材は厚み０．３ｍｍ，１．５ｃｍ，長さ１．５ｍのガラス繊維入り塩化ビニール帯で構成したが，鋼製帯なども可能である。連結材の巻き戻しは手動としたが，スプリングなどにより自動的に巻き戻す構成も可能である。さらに，巻き戻し回転子９を個別に形成せず，ラチエット構造５を兼用することも可能である。また，ラチエット構造５，リール４，巻き戻し回転子９などは個々の部品で構成することも出来るとともに，一体構成とすることも可能であり，材質も樹脂，鉄材なども可能である。連結材の引き出し制限機能としてはラチエット構造に限定されず，保持部材に関しても引っ掛けフックに限定されないなど，本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が可能である。
１ 第一の保持部材
２ 第二の保持部材
３ 連結材
４ リール
５ ラチエット構造
６ ラチエット爪
７ ラチエット係合部
８ ラチエット解除ボタン
９ 巻き戻し回転子
１０ 支点軸
１１ 調整部材筐体
１２ 巻き戻し窓
１３ 回転材
１４ 回転支持ピン
２ 第二の保持部材
３ 連結材
４ リール
５ ラチエット構造
６ ラチエット爪
７ ラチエット係合部
８ ラチエット解除ボタン
９ 巻き戻し回転子
１０ 支点軸
１１ 調整部材筐体
１２ 巻き戻し窓
１３ 回転材
１４ 回転支持ピン
紐体からなる連結材の一端側に取り付けられて，手荷物などの第一の保持対象を保持する引っ掛けフックからなる第一の保持部材，および連結材の他端側に取り付けられて，ラチエット構造による連結材の引き出し制限機能を備え，かつ引出し，巻き戻し機能により連結材の長さ設定を行う調整部材，ならびに調整部材に取り付けられて，引っ掛け部などの第二の保持対象を保持する引っ掛けフックからなる第二の保持部材で構成され，第一の保持対象と第二の保持対象が調節設定された連結材の長さで連結保持される軽量，小型で，携帯に適したサイズの携帯用保持具。
手荷物などの第一の保持対象と，引っ掛け部などの第二の保持対象は，調整部材により長さを設定された紐体からなる連結材により繋がれ，かつ連結材の引き出しは所定ピッチで係合部を有するラチエット構造で制限するため，保持対象間の距離は調節設定された連結材の長さに保持され，手荷物などは引っ掛け部の高さにはよらず，任意で最適な高さに設定保持することが出来るとともに，軽量，小型で持ち歩きが容易な特徴を有する。
調整部材の外形は縦６０ｍｍ，横６０ｍｍ，厚み２５ｍｍで構成し，強度と軽量を確保するため筐体はプラスチック，内部材はアルミ材を主として形成した。連結材は厚み０．３ｍｍ，１．５ｃｍ，長さ１．５ｍのガラス繊維入り塩化ビニール帯で構成したが，鋼製帯なども可能である。連結材の巻き戻しは手動としたが，スプリングなどにより自動的に巻き戻す構成も可能である。さらに，巻き戻し回転子９を個別に形成せず，ラチエット構造５を兼用することも可能である。また，ラチエット構造５，リール４，巻き戻し回転子９などは個々の部品で構成することも出来るとともに，一体構成とすることも可能であり，材質も樹脂，鉄材なども可能であるなど，本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が可能である。
Claims (2)
- 紐体からなる連結材の一端側に取り付けられて，第一の保持対象を保持する第一の保持部材，および連結材の他端側に取り付けられて，引き出し制限機能を備え，かつ引出し，巻き戻し機能により連結材の引き出し長さの設定を行う調節部材，ならびに調節部材に取り付けられて，第二の保持対象を保持する第二の保持部材で構成され，第一の保持対象と第二の保持対象が調節設定された連結材の長さで連結保持される軽量，小型な携帯用保持具。
- 巻尺用の目盛りが記された紐体からなる連結材の一端側に取り付けられて，第一の保持対象を保持する第一の保持部材，および連結材の他端側に取り付けられて，引き出し制限機能を備え，かつ引出し，巻き戻し機能により連結材の引き出し長さの設定を行う調節部材，ならびに調節部材に取り付けられて，第二の保持対象を保持する第二の保持部材で構成され，第一の保持対象と第二の保持対象が調節設定された連結材の長さで連結保持される保持具として，さらに紐体を巻尺としても利用可能な軽量，小型な携帯用保持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006010250U JP3133339U (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | 携帯用保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006010250U JP3133339U (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | 携帯用保持具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3133339U true JP3133339U (ja) | 2007-07-12 |
Family
ID=43284011
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006010250U Expired - Fee Related JP3133339U (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | 携帯用保持具 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3133339U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018014227A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 吊下型コンセント |
| KR20190039054A (ko) * | 2016-07-20 | 2019-04-10 | 파나소닉 아이피 매니지먼트 가부시키가이샤 | 서스펜드형 콘센트 |
-
2006
- 2006-11-20 JP JP2006010250U patent/JP3133339U/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2018014227A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 吊下型コンセント |
| KR20190039054A (ko) * | 2016-07-20 | 2019-04-10 | 파나소닉 아이피 매니지먼트 가부시키가이샤 | 서스펜드형 콘센트 |
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