JP3133263B2 - 拡底アンカーのアンカーテンドン構造 - Google Patents

拡底アンカーのアンカーテンドン構造

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JP3133263B2
JP3133263B2 JP08351929A JP35192996A JP3133263B2 JP 3133263 B2 JP3133263 B2 JP 3133263B2 JP 08351929 A JP08351929 A JP 08351929A JP 35192996 A JP35192996 A JP 35192996A JP 3133263 B2 JP3133263 B2 JP 3133263B2
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安樹 牧田
庸夫 新井
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構造工事株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、削孔機の削孔管
によって構造物、地盤に削孔されたアンカー孔、特にア
ンカー定着長部の拡径されたアンカー孔に挿入される拡
底アンカーのアンカーテンドン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、地盤や各種構造物等(地盤等)
は、グランドアンカーの定着によって補強されている。
グランドアンカーは、たとえば、アンボンドPC鋼より線
等の緊張材を主体としたアンカーテンドンを、地盤等に
削孔されたアンカー孔に挿入し、アンカー孔へのグラウ
ト材の注入に伴うアンカー定着長部の固定、および、緊
張材の緊張、定着によって、地盤等を補強可能としてい
る。
【0003】このようなグランドアンカーの工法とし
て、たとえば、アンカー定着長部のアンカー孔の口径
を、アンカー自由長部の口径より拡径(拡底)し、この
拡底されたアンカー定着長部をグラウトすることで、地
盤に対するアンカーテンドンの強固な固定、定着を得よ
うとする、いわゆる拡底アンカー工法がある。このよう
な拡底アンカー工法として、たとえば、特開平06−0023
33号公報に開示のものが例示できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アンカーテ
ンドンは、通常、アンカー孔を削孔した削孔機の削孔管
(ケーシングとも称する)を介したグラウトの後、この
削孔管の内部を介してアンカー孔に挿入される。そし
て、アンカーテンドンの挿入、配置の後、削孔管がアン
カー孔から抜き取られてアンカーテンドンのアンボンド
PC鋼より線の緊張、固定が行われる。
【0005】ここで、上記特開平06−002333号公報に開
示するような公知の拡底アンカー工法においては、アン
カー定着長部が、アンカー自由長部の口径よりも拡径
(拡底)されるとともに、削孔管(この工法においては
削孔管の外管)がアンカー自由長部に保持されているた
め、削孔管を介して挿入されたアンカーテンドンが削孔
管から突出すると、その突出した先端部分は、アンカー
孔の拡底部分の周面に対してほぼフリーな状態となる。
【0006】アンカーテンドンの先端がアンカー孔に対
してフリーな状態になると、アンカーテンドンの自重等
による先端部分の湾曲等により、当該先端部分がアンカ
ー孔のセンター位置からずれる虞れがある。このよう
な、アンカー孔のセンター位置からのアンカーテンドン
のずれが生じると、アンカー孔内におけるアンカーテン
ドンの直線状態が維持できないため、アンボンドPC鋼よ
り線による緊張力が地盤等に円滑、容易に伝達し難くな
り、拡底アンカーによる地盤の補強強度の低下を招く虞
れがある。
【0007】ここで、アンカーテンドンをアンカー孔の
ほぼセンター位置に保持可能とするセンタライザ(スペ
ーサとも称する)が、一般的なグランドアンカー工法の
アンカーテンドンに利用されている。しかし、公知の一
般的なセンタライザは、その外径を一定とする、いわゆ
る無可動式であるため、その外径は、削孔管の内径以下
に抑えられる。つまり、アンカー定着長部の拡底された
拡底アンカー工法におけるアンカーテンドンに、この公
知のセンタライザを使用しても、拡底のアンカー定着長
部においては何ら機能せず、アンカー孔に対するアンカ
ーテンドンのずれは避けられない。
【0008】この発明は、アンカーテンドンを拡底され
たアンカー孔のほぼセンター位置に配置、保持可能とす
る拡底アンカーのアンカーテンドン構造の提供を目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、センタライザが、支持片を先端
サイドに一体的に有する主軸部と、主軸部の回りで支持
片に枢着され、この枢着点を中心とした主軸部に対する
回動のもとで、削孔管の口径より縮径された折り畳み位
置から拡開可能な複数の可動アームと、可動アームを主
軸部に対する拡開方向に偏倚する偏倚手段との具備によ
り、偏倚手段の偏倚力による可動アームの拡開によって
その外径を拡径可能に構成されている。
【0010】そして、アンカーテンドンの先端部分を形
成する先端具に固定された接続具を介して、先端位置の
センタライザが、アンカーテンドンの先端部分に連結、
固定されるとともに、センタライザの主軸部の支持片
を、アンカーテンドンの外径とほぼ同径の円板体とし、
アンカーテンドンの緊張材の整列される位置に周面の開
口した凹状の挿通溝を設けることによりなる中間位置の
センタライザが、挿通溝への緊張材の挿通、配置のもと
で、アンカーテンドンの中間位置に配設されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1、図2に示すように、この発明に係る
拡底アンカーのアンカーテンドン構造10においては、ア
ンカーテンドン12が、アンカー定着長部L1にセンタライ
ザ14を有して形成されている。
【0013】図2に示すように、アンカーテンドン12
は、緊張材、たとえば、対応する複数本のアンボンドPC
鋼より線16を耐荷体18等の回りに配置して形成され、山
留壁等の構造物20から地盤22に掛けて削孔されたアンカ
ー孔24への挿入、および、定着長部L1のグラウトによっ
て、地盤に対して固定される。そして、ジャッキ等によ
るアンボンドPC鋼より線(緊張材)16の緊張、および、
アンカープレート、アンカーヘッド(いずれも図示しな
い)等によるアンカー頭部の固定によって引張力を地盤
22等に伝達し、これによる要耐力を得ることにより、地
盤の定着をはかっている。
【0014】そして、このようなアンカーテンドン12
は、アンカー孔24の全長L0に対し、通常、アンカー孔へ
のグラウトによって固定されるアンカー定着長部L1と、
固定を伴わないアンカー自由長部L2とに分離規定され
る。
【0015】ここで、この発明のアンカーテンドン構造
10においては、アンカー孔24をアンカー定着長部L1の拡
径(拡底)された形状とする、いわゆる拡底アンカー工
法に適用可能に、アンカーテンドン12が構成されてい
る。
【0016】拡底アンカー工法の概略を説明すると、た
とえば、図3(A) に示すような、内管25-Iと外管25-Oと
の二重管としてなる削孔管25を備えた削孔機が削孔の際
に使用され、まず、ビットを先端に有する外管によっ
て、アンカー全長L0の予定深度まで、外管に対応する口
径のアンカー孔24を一旦削孔する。その後、図示のよう
に、外管の先端をアンカー自由長部L2の先端予定位置に
整列させるように、アンカー定着長部L1の予定長に相当
する長さだけ外管を引き上げて保持する。
【0017】そして、次に、図3(B) に示すように、た
とえば、内管25-Iを外管25-Oの先端からアンカー孔24の
底部位置まで一旦のばし、この位置から、内管を回転さ
せながら引き込んで、内管先端のビットに設けられたノ
ズルから、所定の改良剤をアンカー孔の周面方向に高圧
噴射する。
【0018】外管25-Oの引き上げによって残されたアン
カー孔24のアンカー定着長部L1の周面は、この改良剤の
高圧噴射のもとで半径方向外方に拡大(拡径)されるた
め、アンカー孔の底面位置から外管先端までの、内管25
-Iの引き込みのもとでの改良剤の高圧噴射によって、外
管により削孔されたアンカー孔の口径、つまりはアンカ
ー自由長部L2の口径に対するアンカー定着長部の拡底が
得られる(図4(A) 参照)。
【0019】改良剤の高圧噴射のもとでアンカー孔24の
アンカー定着長部L1の拡径、地盤改良を行った後、内管
25-Iを外管25-Oから引き抜いて回収し、図4(B) に示す
ように、外管を、アンカー孔の底部位置まで再度押し込
む。そして、この押し込んだ状態の外管25-Oを介してグ
ラウト材、たとえばセメントミルクを注入してアンカー
定着長部L1のグラウトを行うとともに、このグラウト
後、この外管を介して、アンカーテンドン12をアンカー
孔24に挿入し、その後、アンカーテンドンを残した状態
で、アンカー孔から外管を引き抜いて回収する(図2参
照)。
【0020】図2を見るとわかるように、センタライザ
14は、アンカー孔24に挿入されたアンカーテンドン12を
アンカー定着長部L1のほぼセンター位置に保持可能に構
成されている。そして、図1に加えて図5を見るとわか
るように、センタライザ14は、主軸部26と、可動アーム
28と、偏倚手段30とを具備して形成されている。
【0021】主軸部26は、たとえば、断面略円形のロッ
ド体の先端に大径の支持片34を一体的に有する側面略T
形状に形成されている。そして、この主軸部の支持片34
に設けられたブラケット36に対して、可動アーム28の一
端が、枢支ピン38によって枢着されている。
【0022】可動アーム28は、たとえば、主軸部26の回
りで、等間隔離反した複数箇所、たとえば、90°離反し
た4ヶ所に配置され、一端の枢支ピン38を回動中心とし
て、主軸部の軸線に対するほぼ平行位置から軸線に対す
るほぼ直交位置までの約90°の間で回動可能、つまりは
図1(A) に示す折り畳み位置と図1(B) に示す拡開位置
との間で回動可能となっている。
【0023】なお、上述したように、アンカーテンドン
12は、削孔管の外管25-Oを介してアンカー孔24に挿入さ
れるため、図1(A) に示すように、可動アーム28の折り
畳み時におけるセンタライザ14の外径は、外管内を挿通
可能な径となるように設定されている。また、可動アー
ム28の長さは、たとえば、その拡開によりなるセンタラ
イザ14の外径をアンカー孔24のアンカー定着長部L1の口
径に対応する径とするように設定されている(図1(B)
参照)。
【0024】そして、図1(B) および図5に示すよう
に、この可動アーム28は、偏倚手段30の偏倚力によっ
て、拡開方向に偏倚されている。偏倚手段30として、た
とえば、主軸部26、可動アーム28の部分的な切欠き26a、
28a によって形成されたそれぞれの段部40、42 への端末
の係止のもとで主軸部、可動アーム間に架設、張設され
た板ばねが利用できる。
【0025】図1、図2に示すように、このようなセン
タライザ14は、たとえば、アンカーテンドン12のアンカ
ー定着長部L1の先端位置と中間位置との2ヶ所に配設さ
れている。
【0026】図1に加えて図5を見るとわかるように、
先端位置のセンタライザ14(F) は、たとえば、主軸部26
の後端に小径部26b を有して形成され、接続具44の接続
端46へのこの小径部の嵌着等によって、接続具に対して
連結、固定可能となっている。接続具44は、先端位置の
センタライザ14(F) をアンカーテンドン12の先端具、た
とえば、耐荷体18の先端に配置された先端金具48に対し
て固定するためのものであり、先端具へのキャップ状本
体50の冠着、および、ボルト52、ナット54による締めつ
けによって、センタライザがアンカーテンドンの先端具
に対し、接続具を介して連結、固定可能となっている。
【0027】また、図1に加えて図6を見るとわかるよ
うに、中間位置のセンタライザ14(S) は、たとえば、ア
ンボンドPC鋼より線16の挿通、配置可能な挿通溝56を主
軸部の支持片34に有して形成されている。挿通溝56は、
円周方向で隣接する可動アーム28の間に、周面の開口し
た凹部として支持片34に設けられている。
【0028】つまり、挿通溝56へのアンボンドPC鋼より
線16の挿通、配置のもとでアンカーテンドン12のアンカ
ー定着長部L1の中間位置に配設可能に、中間位置のセン
タライザ14(S) は形成されている。
【0029】ここで、この中間位置のセンタライザ14
(S) においては、たとえば、アンボンドPC鋼より線16を
円周方向の所定位置に等間隔毎に保持可能とする、いわ
ゆるスペーサ58を、その主軸部26の後端部に一体的に設
けるとよい。スペーサ58は、たとえば、アンボンドPC鋼
より線16の挿通、配置可能な凹状の挿通溝60を周面に有
して形成されている。
【0030】このような構成によれば、センタライザ14
(S) が、主軸部先端の支持片34と後端部のスペーサ58と
による2点支持のもとでアンボンドPC鋼より線16、つま
りはアンカーテンドン12に対して保持されるため、アン
カーテンドンにおけるセンタライザの安定性が向上す
る。
【0031】上記のように、このセンタライザ14(F、S)
においては、可動アーム28が板ばね(偏倚手段)30の偏
倚力に抗して折り畳み可能であるため、図1(A) に示す
可動アームの折り畳みのもとで、削孔管の外管25-Oへの
アンカーテンドン12の挿通が保障される。そして、たと
えば、センタライザ14(F、S) が削孔管の外管25-Oを越え
る位置までアンカーテンドン12を挿入する、あるいはア
ンカーテンドンの挿入後に外管を引き抜くと、主軸部の
外周方向から可動アーム28に作用される押力は排除され
るため、図1(B) 、図2に示すように、板ばね30の偏倚
力のもとでの可動アームの拡開によってセンタライザが
拡径される。
【0032】可動アーム28の拡開時におけるセンタライ
ザ14(F、S) の外径は、アンカー孔24のアンカー定着長部
L1、つまりは拡径された拡径部の口径に対応するため、
センタライザの拡径によって、アンカーテンドン12は、
アンカー孔のアンカー定着長部のほぼセンター位置に保
持される。
【0033】上記のように、この発明の拡底アンカーの
アンカーテンドン構造10においては、可動アーム28の折
り畳みによってその外径を削孔管の外管25-Oの口径以下
に縮径可能とするセンタライザ14(F、S) が、アンカーテ
ンドン12のアンカー定着長部L1に配設されている。そし
て、このセンタライザ14(F、S) は、可動アーム28の折り
畳みのもとで外管25-Oの内部を挿通可能であるにも拘ら
ず、板ばね30の偏倚力のもとでの可動アームの拡開によ
って、アンカー孔24のアンカー定着長部L1の口径に応じ
た径に拡径可能であるため、このセンタライザをアンカ
ー定着長部に設けることによって、アンカー孔のほぼセ
ンター位置に配置、保持可能なアンカーテンドン構造10
が容易に確保できる。
【0034】このように、アンカーテンドン12をアンカ
ー孔24のほぼセンター位置に保持すれば、アンカーテン
ドンが、アンカー孔内においてほぼ直線状態に維持され
る。このようなアンカーテンドン12の直線状態によれ
ば、アンボンドPC鋼より線16の緊張による緊張力が地盤
22等に円滑、容易に伝達するため、地盤等に対する高い
補強強度が容易に確保できる。
【0035】また、この発明におけるセンタライザ14
(F、S) によれば、可動アーム28の回動により、その外径
の縮径、拡径が容易に得られるため、削孔管の外管25-O
の内部への挿入、および、拡底されたアンカー孔24のア
ンカー定着長部L1におけるアンカーテンドン12の支持が
いずれも容易に確保できる。
【0036】そして、主軸部の支持片34に一端の枢着さ
れた可動アーム28を板ばね30の偏倚力のもとでその拡開
方向に偏倚すれば足りるため、簡単な構成にも拘らず、
拡底アンカー工法に適用可能なセンタライザ14(F、S) が
容易に確保できる。
【0037】更に、板ばね30の偏倚力のもとで可動アー
ム28を拡開方向に偏倚しているため、削孔管の外管25-O
の抜き取り、あるいは外管からの突出後等における折り
畳み位置からの可動アームの拡開が、板ばねの偏倚力の
もとで自動的に容易に得られる。つまり、センタライザ
14(F、S) の外径の拡径が、削孔管の外管25-Oの抜き取り
工程、あるいはアンカーテンドン12の挿入工程等におい
て連続的かつ自動的に得られるため、作業の複雑化を招
くことなく、アンカー孔24のほぼセンター位置へのアン
カーテンドン12の配置、保持が容易に確保できる。
【0038】ここで、センタライザ14(F、S) の可動アー
ム28は、主軸部26に沿った折り畳み位置から拡開位置ま
での間で回動可能であるため、拡開位置への到達前であ
っても、板ばね30の偏倚力のもとで、アンカーテンドン
12をそのほぼセンター位置、つまりはアンカー孔24のほ
ぼセンター位置に保持することは可能である。つまり、
アンカー孔24のアンカー定着長部L1の口径が可動アーム
28の拡開による拡径時の外径より小径の場合において
も、アンカー孔のほぼセンター位置へのアンカーテンド
ン12の保持は十分に行える。
【0039】従って、このセンライザ14(F、S) は、アン
カー孔24の口径を限定することなく機能する。そして、
このことから、このセンタライザ14(F、S) を備えたアン
カーテンドン構造10によりなるアンカーテンドン12は、
アンカー孔24のアンカー定着長部L1の拡開された、いわ
ゆる拡底アンカー工法に適するとはいえ、これに限定さ
れず、他の種々のグランドアンカー工法に適用可能であ
ることは容易に理解できる。
【0040】なお、この実施の形態では、センタライザ
14がアンカーテンドン12のアンカー定着長部L1における
先端位置と中間位置との2ヶ所に配設されているが、こ
れに限定されず、たとえば、1ヶ所または3ヶ所以上と
してもよい。このセンタライザ14の配置個数、配置箇所
は、アンカー孔24のアンカー定着長部L1の長さに応じて
設定することが好ましい。
【0041】また、この実施の形態においては、可動ア
ーム28を等間隔離反した4ヶ所に有する構成として、セ
ンタライザ14を例示しているが、センタライザの可動ア
ームは、アンカーテンドン12をアンカー孔24のほぼセン
ター位置に保持可能であれば足りるため、4ヶ所に限定
されず、たとえば、3ヶ所、5ヶ所等に可動アームを設
ける構成としてもよい。
【0042】ところで、上述したこの発明の実施の一形
態においては、センタライザ14の偏倚手段を主軸部26、
可動アーム28の段部40、42 に各端末の係止された板ばね
30として例示しているが、偏倚手段は可動アームを拡開
方向に偏倚すれば足りるため、これに限定されず、たと
えば、図7に示すように、ねじりばね62を、センタライ
ザの偏倚手段として利用してもよい。
【0043】このねじりばね(偏倚手段)62も、上述し
た板ばねと同様に、その各端末が主軸部26、可動アーム
28の段部40、42 にそれぞれ係止される。このような構成
においても、図7(A) に示すように可動アーム28がねじ
りばね62の偏倚力に抗して折り畳み可能であるととも
に、ねじりばねの偏倚力のもとで、図7(B) に示す拡開
位置に、可動アームが拡開可能となっている。
【0044】従って、偏倚手段としてねじりばね62を利
用した構成においても、上述した実施の一形態における
効果と同一の効果が得られることはいうまでもない。
【0045】また、上述した実施の一形態においては、
主軸部、可動アームの段部40、42 に各端末を係止して拡
開方向への偏倚力を可動アーム28に付与可能とする板ば
ね30、ねじりばね62を偏倚手段として使用する構成を例
示しているが、これらに限定されず、図8、図9に示す
ように、たとえば、引張コイルばね64を偏倚手段とし
て、センタライザ114 を構成してもよい。
【0046】この実施の形態のセンタライザ114 におい
ては、スライダ66が、主軸部26に対してスライド可能に
巻装され、このスライダと、主軸部の支持片34との間
に、引張コイルばね(偏倚手段)64が張設されている。
そして、この引張コイルばね64の偏倚力を可動アーム28
に伝達可能に、リンク68がスライダ66と可動アームとの
間に、各端末の枢着のもとで架設されている。
【0047】なお、引張コイルばね64は、たとえば、円
周方向で隣接する可動アーム28の間の4ヶ所に配置され
ている。
【0048】この構成のセンタライザ114 においては、
可動アーム28とスライダ66とが、リンク68を介して連動
可能であるため、スライダは、可動アームの折り畳みの
もとで引張コイルばねの偏倚力に抗して主軸部26の後端
方向にスライドする(図9(A) 参照)。
【0049】この図9(A) を見るとわかるように、この
構成のセンタライザ114 においても、可動アーム28の折
り畳みのもとでその外径は削孔管の外管25-Oの口径より
も縮径されるため、外管内への挿通は容易に保障され
る。そして、可動アーム28の回りから外管25-Oが取り除
かれ、可動アームに対する、主軸部26の外周方向からの
押力が排除されると、引張コイルばね64の偏倚力のもと
でスライダ66が主軸部の先端方向にスライドされ、これ
に伴うリンク68での押し上げによって、可動アーム28が
拡開される(図9(B) 参照)。
【0050】つまり、引張コイルばね64を偏倚手段とし
たセンタライザ114 においても、可動アーム28の拡開の
もとでその外径が拡径されるため、この構成のセンタラ
イザをアンカーテンドン12のアンカー定着長部L1に配置
した場合でも、上述した実施の一形態における効果と同
一の効果は十分に確保できる。
【0051】また、引張コイルばね64ばかりでなく、圧
縮ばね、たとえば圧縮コイルばね70においても、センタ
ライザ114 の偏倚手段として同様の機能は確保できる。
たとえば、図10に示すように、主軸部26の回りに、ス
ライダ66を軸線方向にスライド自在に配設するととも
に、このスライダを、各端末の枢着されたリンク68を介
して、可動アーム28に連動可能に連結する。そして、ス
ライダ66の後方で主軸部26の回りに、圧縮コイルばね
(偏倚手段)70がスライダと主軸部のストッパ72との間
で架設、張設されている。
【0052】このような構成のセンタライザ114 におい
ても、図10(A) に示すように、可動アーム28の折り畳
みのもとでスライダ66が圧縮コイルばね70の偏倚力に抗
してスライドする。そして、可動アーム28に対する、主
軸部26の外周方向からの押力が排除されると、図10
(B) に示すように、圧縮コイルばね70の偏倚力のもとで
スライダ66が主軸部の先端方向にスライドされ、これに
伴うリンク68での押し上げによって、可動アーム28が拡
開される。
【0053】つまり、圧縮コイルばね70を偏倚手段とし
た場合においても、引張コイルばね64と同様に可動アー
ム28がその偏倚力のもとで拡開可能であるため、このよ
うなセンタライザ114 においても、上述した実施の一形
態における効果と同一の効果は十分に確保できる。
【0054】なお、ここでは圧縮ばねとして圧縮コイル
ばね70を例示しているが、圧縮状態からの伸長によって
偏倚力が発生可能であれば足りるため、いわゆる竹の子
ばねも、ここでいう圧縮ばねとして偏倚手段に利用可能
であることはいうまでもない。
【0055】ところで、上述したいずれの実施の形態に
おいても、可動アーム28は、外周方向からの押力のもと
でその折り畳み位置に保持可能となっている。しかし、
これに限定されず、たとえば、図11に示すように、ス
トッパ74による係合によって、可動アーム28を折り畳み
位置に保持可能としてもよい。
【0056】この構成のセンタライザ214 においては、
ねじりばね74が、可動アーム28を拡開方向に偏倚する偏
倚手段として、可動アーム28の切欠き部76と、支持片34
に設けられた係止片78とに各端末を係止させて配置され
ている。また、接続具44の接続端46の周面に突設された
ストッパ80の挿入、係合可能な係合片82が、可動アーム
28の内面の開口84に連続して設けられるとともに、主軸
部26の後端が、接続端に摺動可能に挿入されている。
【0057】接続具の接続端46は、たとえば、軸線に沿
った長孔状のガイド孔86を側面に貫通して有し、このガ
イド孔を介したボルト88等の貫通によって、主軸部26
は、ガイド孔に規定された範囲で接続端に対して移動可
能に支持されている。
【0058】そして、主軸部26は、ロックばね90によっ
て突出方向に偏倚されている。ロックばね90として、た
とえば、主軸部26に巻装され、支持片34と接続端46との
間で張設された圧縮コイルばねが利用できる。
【0059】なお、可動アームの開口84は、接続具の接
続端46に対する主軸部26の移動範囲(ストローク)に応
じた長さに形成される。接続具の接続端46に対する主軸
部26の移動範囲は、ストッパ74に対する係合片82の係合
位置から係合解除位置までの間で可動アーム28を移動さ
せる長さに設定される。
【0060】図11(A) に示すように、ロックばね(圧
縮コイルばね)90の偏倚力のもとで主軸部26、ひいては
可動アーム28が偏倚されると、可動アームの折り畳み状
態においては、接続端のストッパ80が可動アームの係合
片82に係合されて、可動アームが折り畳み状態に保持さ
れる。このような可動アーム28の折り畳み状態における
センタライザ214 の外径は、削孔管の外管25-Oの口径よ
り小さいため、外管内へのアンカーテンドン12、ひいて
はセンタライザの挿通が容易に可能となる。
【0061】そして、削孔管の外管25-Oを介したアンカ
ーテンドン12の挿通によって(図2参照)、図11(B)
に示すように、主軸部の支持片が、アンカー孔24の底面
24aへの当接のもとでロックばね90の偏倚力に抗して押
し込まれると、可動アーム28の移動に伴うストッパ80と
係合片82との係合解除により、可動アームは、ねじりば
ね74の偏倚力のもとで、一点鎖線で示す拡開位置に拡開
される。
【0062】つまり、この構成のセンタライザ214 にお
いては、可動アーム28がストッパ80と係合片82との係合
のもとで折り畳み状態に保持できるため、削孔管の外管
25-Oへの挿入が容易に行えるとともに、その外径を不変
とすることによって、外管内の挿通が円滑に得られる。
【0063】そして、アンカー孔の底面24a への支持片
34の当接、押し込みに伴うストッパ80、係合片82間の係
合解除によって可動アーム28が拡開するため、アンカー
テンドン挿入後におけるセンタライザ214 の拡径が、ア
ンカーテンドン12の挿入の一連の動作のもとで円滑、容
易に得られるため、作業性の複雑化を招くこともない。
【0064】なお、この実施の形態においては、可動ア
ーム28を拡開方向に偏倚する偏倚手段としてねじりばね
74を例示しているが、これに限定されず、上述したよう
な板ばね等を利用する構成としてもよい。
【0065】上述した発明の実施の形態は、この発明を
説明するためのものであり、この発明を何等限定するも
のでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの発明に包含されることはいうまでも
ない。
【0066】
【発明の効果】上記のように、この発明に係る拡底アン
カーのアンカーテンドン構造によれば、アンカー定着長
部に設けられたセンタライザの拡径のもとでアンカーテ
ンドンがアンカー孔のほぼセンター位置に容易に配置、
保持できる。そして、センタライザによるアンカー孔の
ほぼセンター位置での保持によって、アンカー孔内にお
けるアンカーテンドンのほぼ直線状態が維持できるた
め、緊張材の緊張による緊張力が地盤等に円滑、容易に
伝達され、地盤等に対する高い補強強度が容易に確保で
きる。
【0067】また、このアンカーテンドンに設けられた
センタライザによれば、可動アームの回動によってその
外径の縮径、拡径が得られるため、削孔管の内部への挿
入、および、アンカー孔のアンカー定着長部におけるア
ンカーテンドンの支持がいずれも容易に確保できる。
【0068】
【0069】
【0070】そして、センタライザの主軸部の支持片
を、アンカーテンドンの外径とほぼ同径の円板体とし、
この支持片の周面に凹状の挿通溝を形成することによっ
、中間位置への配設に適したセンタライザが容易に確
保できる。更に、緊張材を円周方向の所定位置に等間隔
毎に保持可能とするスペーサを、センタライザの主軸部
の後端部に一体的に設ければ、センタライザが、主軸部
先端の支持片と後端部のスペーサとによる2点支持のも
とでアンカーテンドンに対して保持されるため、アンカ
ーテンドンにおけるセンタライザの安定性が向上する。
【0071】そして、ストッパと係合片との係合のもと
で可動アームを折り畳み位置に保持可能とするセンタラ
イザをアンカー定着長部に配設する構成では、削孔管内
部でのアンカーテンドンの挿通が一層容易になるととも
に、アンカー孔の底部における可動アームの拡開が、ア
ンカーテンドンの挿入の一連の動作のもとで円滑に得ら
れる。従って、アンカー孔内での機能性の低下を招くこ
となく、削孔管内でのアンカーテンドンの挿通性能が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】センタライザの可動アームの折り畳み状態およ
び拡開状態における、この発明に係る拡底アンカーのア
ンカーテンドンの一部破断の概略側面図である。
【図2】アンカー孔に挿入されたアンカーテンドンの概
略側面図である。
【図3】拡底アンカー工法の概略工程図である。
【図4】拡底アンカー工法の概略工程図である。
【図5】この発明の実施の一形態における、先端位置の
センタライザの概略斜視図である。
【図6】この発明の実施の一形態における、中間位置の
センタライザの概略斜視図である。
【図7】この発明の実施の一形態の変形例における、可
動アームの折り畳み状態および拡開状態でのセンタライ
ザの概略縦断面図である。
【図8】この発明におけるセンタライザの別の実施の形
態に係る概略斜視図である。
【図9】図8の実施の形態における、可動アームの折り
畳み状態および拡開状態でのセンタライザの概略縦断面
図である。
【図10】図8の実施の形態の変形例における、可動ア
ームの折り畳み状態および拡開状態でのセンタライザの
概略縦断面図である。
【図11】この発明におけるセンタライザの更に別の実
施の形態に係る、可動アームの折り畳み状態および拡開
状態でのセンタライザの概略縦断面図である。
【符号の説明】
10 拡底アンカーのアンカーテンドン構造 12 アンカーテンドン 14(F、S)、114、214 センタライザ 22 地盤 24 アンカー孔 25 削孔機の削孔管 25-O 削孔管の外管 26 主軸部 28 可動アーム 30 板ばね(偏倚手段) 34 支持片 44 接続具 46 接続具の接続端 50 接続具の本体 56 挿通溝 58 スペーサ 62 ねじりばね(偏倚手段) 64 引張コイルばね(偏倚手段) 66 スライダ 68 リンク 70 圧縮コイルばね(偏倚手段) 74 ねじりばね(偏倚手段) 76 切欠き部 78 係止片 80 ストッパ 82 係合片 84 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 5/80 E02D 5/80 102

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 削孔機の削孔管によって構造物、地盤に
    削孔されたアンカー孔に挿入され、アンカー定着長部の
    グラウト、および、緊張材の緊張、定着によって、地盤
    の補強をはかる拡底アンカーのアンカーテンドンにおい
    て、 支持片を先端サイドに一体的に有する主軸部と;主軸部
    の回りで支持片に枢着され、この枢着点を中心とした主
    軸部に対する回動のもとで、上記削孔管の口径より縮径
    された折り畳み位置から拡開可能な複数の可動アーム
    と;可動アームを主軸部に対する拡開方向に偏倚する偏
    倚手段と;を具備したセンタライザが、偏倚手段の偏倚
    力による可動アームの拡開によってその外径を拡径可能
    に構成され アンカーテンドンの先端部分を形成する先端具に固定さ
    れた接続具を介して、先端位置のセンタライザが、アン
    カーテンドンの先端部分に連結、固定されるとともに、 センタライザの主軸部の支持片を、アンカーテンドンの
    外径とほぼ同径の円板体とし、アンカーテンドンの緊張
    材の整列される位置に周面の開口した凹状の挿通溝を設
    けることによりなる中間位置のセンタライザが、挿通溝
    への緊張材の挿通、配置のもとで、アンカーテンドンの
    中間位置に配設された ことを特徴とする拡底アンカーの
    アンカーテンドン構造。
  2. 【請求項2】 中間位置のセンタライザが、緊張材を円
    周方向の所定位置に等間隔毎に保持可能とするスペーサ
    を、その主軸部の後端部に一体的に有して形成された
    求項1記載の拡底アンカーのアンカーテンドン構造。
  3. 【請求項3】 削孔機の削孔管によって構造物、地盤に
    削孔されたアンカー孔に挿入され、アンカー定着長部の
    グラウト、および、緊張材の緊張、定着によって、地盤
    の補強をはかる拡底アンカーのアンカーテンドンにおい
    て、 支持片を先端に一体的に有して形成され、アンカーテン
    ドンの先端部分を形成する先端具に固定された所定の接
    続具に対して、軸線方向にスライド可能に連結された主
    軸部と;主軸部を接続具に対する突出方向に偏倚するロ
    ックばねと;接続具に対して固定されたストッパと;ス
    トッパに係合可能な係合片を対応する位置に有して形成
    されて、主軸部の回りで支持片に枢着され、この枢着点
    を中心と した主軸部に対する回動のもとで、上記削孔管
    内を挿通可能な折り畳み位置から拡開する複数の可動ア
    ームと;可動アームを主軸部に対する拡開方向に偏倚す
    る偏倚手段と;を具備したセンタライザが、アンカーテ
    ンドンのアンカー定着長部の少なくとも1ヶ所に設けら
    れ、 偏倚手段の偏倚力に抗した可動アームの折り畳み、およ
    び、ロックばねの偏倚力のもとでのストッパ、係合片間
    の係合により、センタライザの外径が、少なくとも上記
    削孔管の口径より縮径された状態で保持されるととも
    に、 ロックばねの偏倚力に抗した主軸部の押し込みに伴うス
    トッパ、係合片間の係合解除のもとでの、偏倚手段の偏
    倚力による可動アームの拡開によって、センタライザの
    外径が拡径されることを特徴とする 拡底アンカーのアン
    カーテンドン構造。
  4. 【請求項4】 センタライザの偏倚手段がねじりばねで
    あり、支持片の係止片および可動アームの切欠き部への
    各端末の係止によって、ねじりばねが、拡開方向への偏
    倚力を可動アームに付与可能に主軸部、可動アーム間に
    架設、張設されるとともに、 ロックばねが、主軸部に巻装されて支持片と接続具との
    間に張設された圧縮コイルばねである請求項3記載の
    底アンカーのアンカーテンドン構造。
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