JP3132604U - 傾斜型多機能止水栓 - Google Patents

傾斜型多機能止水栓

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JP3132604U
JP3132604U JP2007002353U JP2007002353U JP3132604U JP 3132604 U JP3132604 U JP 3132604U JP 2007002353 U JP2007002353 U JP 2007002353U JP 2007002353 U JP2007002353 U JP 2007002353U JP 3132604 U JP3132604 U JP 3132604U
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時喜 金村
定雄 藤田
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株式会社光明製作所
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Abstract

【課題】 損失水頭を小さくするために、水流方向に対して栓胴を傾斜させた、逆流防止型の止水栓において、栓の内部部品の交換などのために、簡単に栓内の流水を止めうる、傾斜型で多機能の止水栓を提供する。
【解決手段】 栓本体1の栓胴5は、流れの方向に対して約45度傾斜している。栓胴5内には、コンルバネ12で背面から付勢された栓体6が移動自在に設けられていて、通常は水圧によって、栓体6は押し上げられて水を通すが、逆流発生時には、栓体6は通水口8に密着して逆流を阻止する。栓本体1の流入側には、止水用の副栓部2が付いていて、流路の開閉が可能である。栓本体1の流入側と流出側とには、それぞれ伸縮自在な連結部3,4が付いている。
【選択図】 図1

Description

この考案は、栓の作動軸線が、水の流れ方向に対して傾斜している、水道用などに用いる逆流防止型の止水栓の改良に関する。
従来、栓の作動軸線を、水の流れ方向に対して傾斜させた、逆止機能付きの止水栓は、既に本考案者によって実用新案登録第3041333号として、提案されている。(特許文献1参照) この止水栓は、通常型では、栓の作動軸線は、水の流れの方向に対して直交する向きに設けられるのを、流れの方向に約45度傾けたもので、これにより損失水頭が小さくなって、低水圧箇所にも使用できるようにしたものである。
実用新案登録第3041333号公報
ところが、前記の従来の止水栓には、使用時の取扱い、特に、損耗した部品の交換などの際の取扱いに不便がある。即ち、部品の交換時には、栓を分解して、栓棒を抜き取ったり、栓体を取り外したりする必要があり、この為には栓内の水流を止めなければならない。しかし、従来のものでは、栓内の水流を簡単に止めることができないので、交換作業に手間取るという問題がある。その上、従来のものでは、逆流防止作動をする栓体が金属製であったため、作動が遅くて、適格な逆流防止ができないという欠点があった。
本考案は、このような点に鑑み、栓本体に、止水用の副栓を別に取付けることによって、部品の交換時などには簡単に水流を止めて、作業ができるようにした、傾斜型多機能止水栓を提供することにある。更に、本考案は、栓体の素材を合成樹脂製にして、栓体が水流によってスムースに動くようにした、傾斜型多機能止水栓を提供することにある。
本考案の傾斜型多機能止水栓の技術的手段は、栓本体の栓胴内に位置する栓体が、水の流れ方向に対して、傾いて上下移動する、傾斜型止水栓において、栓本体の流入側に止水用の副栓部が設けられていることにある。
また、副栓部の副栓体をボール形式にし、この副栓体を90度回転させることによって、流水路を開閉させるようにしてもよい。更に、栓本体の流入・流出側にそれぞれ伸縮自在な連結部を設けてもよい。また、栓体を、ポリフェニレンサルファイド樹脂製とし、通水口と接触する面にはゴム層を付着させるようにしてもよい。
本考案の傾斜型多機能止水栓には、副栓部が別個に付いているので、部品の交換時などの栓の分解作業時には、副栓部を閉にして、簡単に栓本体への水流を遮断でき、部品の交換作業などを簡単に行うことができる。
請求項2のものでは、副栓部がボール式であるから、簡単な構造で、流路の開閉を確実に行うことができる。
請求項3のものでは、栓本体の両側の連結部が、伸縮自在であるから、管路への止水栓の組み込み作業が簡単に行える。
請求項4のものでは、栓体がポリフェニレンサルファイド製であるから、金属製に比べて軽く、かつ、摩擦係数が小さく、その上、水垢などの影響を受けないので、逆流防止作動時の栓体の動きがスムースで、逆流に対して迅速かつ適格な対応が可能である。また、接触面には、ゴム層が付いているので、通水口との密着性に優れている。
本考案を実施するための最良の形態を、以下に図面の実施例に基づいて説明する。図1には、本考案の止水栓の全体が示されている。1は栓本体、2は止水用の副栓部、3は流入側の連結部、4は流出側の連結部である。栓本体1には、栓胴5の内部に栓体6が移動自在に設けられ、また、この栓体6の動きを調整するための操作ハンドル7が付いている。また、栓胴5は、水の流れの方向に傾斜(実施例では約45度)させてある。これにより、栓内を流れる水の迂回距離が短くなり、損失水頭を少なくできる。
栓胴5の内部には、通水口8が斜めに設けられていて、ここに栓体6が密着・離間して、通水口8を開閉する。10は栓棒で、栓胴5に回転自在に取付けられていて、ハンドル7によって、回転操作可能である。栓棒10には栓体押え11が螺合していて、栓棒10が回転させられると、栓体押え11は斜め方向に上下移動する。栓体6と栓体押え11との間には、コンルバネ12が介装されている。この為、栓体6には、常にコイルバネ12による背面押圧力が作用し、閉栓方向に付勢されている。しかし、コイルバネ12の力は弱いので、通常の場合は水圧によって、栓体6が押し開けられ、水は流れることができる。ただし、逆流が発生した場合には、栓体6が通水口8を塞いで、逆流を阻止する。また、ハンドル7の回転操作によって、栓体押え11の位置を変えることができる。即ち、栓体6の移動代を変え、水の通水量を調節できるのである。これにより、止水栓の特徴の一つとして、流量の調節が簡単に行えるようになる。
栓体6の詳細は、図2に示されている。その本体部の材質は合成樹脂で、実施例ではポリフェニレンサルファイド(PPS)を用いている。このPPSは、耐熱性が高くて、寸法精度・寸法安定性が非常に良く、高強度・高靭性である他、成型性、耐薬品性、電気特性、難燃性にも優れている。更に、金属の一般的な摩擦係数は、約0.4であるのに対して、PPSの摩擦係数は、約0.25である。これにより栓体6は、従来の金属製に比べて、重量が軽く、かつ、摩擦抵抗が極めて小さいので、栓体6の摺動移行がスムースになり、その上、水垢などの影響を受けないなど、栓体として優れた性能を発揮する。また、栓体6の接触面には、水道用ゴム材によるゴム層13が焼付け付着されている。従って、通水口8への密着性が良くなる。
止水用の副栓部2では、栓胴5の内部にボール型の副栓体15が封入され、ボール押え16で保持されている。17は、ボールとの密着性を高めるためのボールシートである。このボール型の副栓体15を90度回転させることによって、流水路の開閉が可能である。図3に示されるように、副栓体15には、副栓棒18が取付けられていて、この副栓棒18を操作工具19で回転させて開閉操作をする。なお、この操作工具19は着脱自在であり、必要時のみ取付ける。
栓本体の流入側では、副栓部2のボール押え16の先に、連結部3が付いている。この連結部3は伸縮自在形式であり、短管21は長手方向に移動可能である。また、栓本体の流出側では、栓胴5の流出口に連結部4が付いている。この連結部も伸縮自在で、短管22は長手方向に移動可能である。
図1において、23は、栓胴5に形成されたドレン抜き孔で、通常はボルトで遮蔽されていて、必要時に開いて、栓内のドレンを抜き取る。24は、栓棒10に形成された空気抜き孔で、通常はボルトで遮蔽されていて、必要時に開いて、栓内の空気を抜き取る。また、この空気抜き孔24には、必要に応じて、水圧計を取付けて、栓内の水圧の測定にも利用できる。
次に、本考案の止水栓の作動について説明する。まず、通常の使用時には、副栓部2は開いたままで使用する。操作工具19も取り外しておく。この状態で、操作ハンドル7を締め込みの方に回す。もっとも締め込んだ状態では、栓体押え11が最降下して、栓体6の背面を押すようになり、栓体6は通水口8に密着し、通水口8を完全に遮蔽する。この状態では水は流れない。次に、操作ハンドル7を緩め方向に回すと、栓体押え11が上昇して、栓体6は移動可能になる。栓体6の背面には、コンルバネ12による押圧力が作用しているが、その力は弱いので、水圧によって栓体6は押し上げられ、水は通水口8を通って流れることができる。また、ハンドル7の回転操作によって、栓体押え11の位置を移動させ、栓体6の移動代を変えることにより、止水栓としての、水の流量の調節を簡単に行える。
本考案では、栓胴5が、流水方向に傾斜しているので、水の流れる迂回距離は、従来の直立状態のものより小さくて、損失水頭は少なくなる。この為、本考案の止水栓は、低水圧の箇所にも使用可能である。更に、栓体6は合成樹脂製で、従来の金属製のものより軽量であり、また、実施例のように、その材質をPPSにしたものでは、摩擦係数が小さく、水垢の影響も受けないので、栓体の動きが軽快で、作動がスムースになる。
止水栓の内部の栓体などの交換の際には、副栓部2を閉める。操作工具19を副栓棒18に結合させて、90度回転させると、ボール型の副栓体15が流水路を閉じる。これにより栓内部の流水がなくなって、栓本体1の分解が可能となり、栓体6などの内部部品の交換を簡単に行うことができる。交換が終われば、操作工具19を回して、副栓部2を再び開の状態にし、操作工具19を取り外して、通常の使用状態に戻す。
本考案は、前記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実施可能である。特に、副栓部の構造、合成樹脂製の栓体の材質、伸縮自在な連結部の構造などは自由である。
本考案の止水栓の全体を示す断面図。 栓体の拡大断面図。 副栓部の断面図。
符号の説明
1 栓本体
2 副栓部
3 流入側の連結部
4 流出側の連結部
5 栓胴
6 栓体
8 通水口
10 栓棒
11 栓体押え
12 コンルバネ
13 ゴム層
15 副栓体
16 ボール押え
18 副栓棒
19 操作工具
21,22 短管

Claims (4)

  1. 栓本体の栓胴内に位置する栓体が、水の流れ方向に対して、傾いて上下移動する、傾斜型止水栓において、栓本体の流入側に止水用の副栓部が設けられている、傾斜型多機能止水栓。
  2. 副栓部の副栓体がボール形式であり、この副栓体を90度回転させることによって、流水路が開閉する、請求項1記載の傾斜型多機能止水栓。
  3. 栓本体の流入・流出側にそれぞれ伸縮自在な連結部が設けられている、請求項1記載の傾斜型多機能止水栓。
  4. 栓体が、ポリフェニレンサルファイド樹脂製で、通水口と接触する面にはゴム層が付着されている、請求項1記載の傾斜型多機能止水栓。


JP2007002353U 2007-04-04 2007-04-04 傾斜型多機能止水栓 Expired - Lifetime JP3132604U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009036250A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Maezawa Kyuso Industries Co Ltd 逆流防止止水栓と逆止弁ユニット
KR101361669B1 (ko) 2012-05-23 2014-02-13 고등기술연구원연구조합 분체 비산형 팽창 시트 밸브

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