JP3132574U - クリーナークロス - Google Patents

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Abstract

【課題】 デザインを重視した眼鏡拭き等のクリーナークロスを提供する。
【解決手段】 本考案のクリーナークロスは、極細繊維からなる布地1の一方の面をクリーナー面としてあり、この布地の他方の面には全面又は任意の範囲に所望の絵柄3が印刷してある。また、絵柄の表面を含む全面又は任意の範囲に軟質樹脂材(シリコン)からなる滑り止め用突起5がドット状に又は模様状に配設してあるところに特徴がある。布地1の絵柄3の着いた方の面に滑り止め用突起5を配設してあるため、絵柄の着いた面で拭き掃除などをするおそれがなく、かつ突起を透明体とすることにより絵柄の表現を損なうことがなくなることから、記念品や土産品などデザインを重視したクリーナークロスとしての価値を高めている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、眼鏡等のレンズ、携帯電話その他の機器の汚れ落とし等に用いるクリーナークロスに関するものである。
眼鏡拭き等のクリーナークロスはレンズの精度保持等のために広く使われているが、拭き取り効果を高くするために布地を極細繊維とするものが多く採用されている。これらのクリーナークロスは滑り易い性質を有することから使用中に手から滑り落ちて拭き取り能率を妨げる原因となっていることから、一方の面に樹脂をドット状にかつ絵柄状に配設し、又は繊維糸質材をデザイン的に配設して宣伝に用いるようにした眼鏡拭きがある(特許文献1)。近時布地に透明又は着色した半透明のシリコン突起をドット状に付着させ、使用中の滑り作用を防止するとともに、突起をデザイン上に配置してなる滑り止め付き眼鏡拭きが売り出されている(被特許文献1)。一方、布地に種々のデザインの絵柄を施して土産物や記念品等として売り出されているものもある。最近では一方の面に上記の樹脂を配設し、他方の面に絵柄を印刷したものも売り出されている。
特開平8−220492号公報 株式会社サイモンホームページ
上記背景技術のうち特許文献1記載の眼鏡拭きは、樹脂や糸質材のみによって模様等を表現したものであるため、表現性に乏しいものとなっている。また、非特許文献1のように、一方の面に絵柄を施したものでは滑り止めの機能を有しなく、他方の面に絵柄を施し方の面に樹脂材を配設したものは機能的にもデザイン的にも要求を充足するものである。しかしながら、絵柄のある方の面で眼鏡等を拭かなければならないため、拭き取り行為を行うと絵柄が汚れてしまう難点がある。このため、これを嫌って本来の眼鏡拭きの行為を躊躇する矛盾を生じさせる結果となっている。
本考案は、上記の課題を解決するために、以下の手段を採用することにより以下の作用効果を生じるようにしたものである。本考案のクリーナークロスは、極細繊維からなる布地の一方の面をクリーナー面としてあり、この布地の他方の面には全面又は任意の範囲に所望の絵柄が印刷してあるとともに、絵柄の表面を含む全面又は任意の範囲に軟質樹脂材からなる滑り止め用突起がドット状に又は模様状に配設してあるところに特徴がある。ここで極細繊維とは極細糸を用いて織り込んだ繊維をいい、クリーナー面とは拭き取り行為をする方の面すなわち絵柄が印刷してない方の面を指す。また、ドット状とは多数の突起が相互に所定の間隔でまたは模様状に配置してある状態をいう。
本考案によれば、布地に絵柄が印刷してある面に滑り止め用突起を配設してあるため、拭き取り行為をする際に絵柄が印刷されている面を使わなくてよくなるので、躊躇することなく拭き取り行為を行うことができる。また、絵柄が印刷してある方の面は突起が配設してあっても絵柄の表現が損なわれないので、絵柄を活かして記念品や宣伝の手段としても十分に適用可能なものとなる。
図1は、一実施例としての眼鏡拭きCの滑り止めを設けてある方の面の正面図であり、図2は、絵柄と突起が施してある範囲の拡大断面図である。図1に示すように、布地1の表面に蕗の花をあしらった絵柄3が印刷してあり、さらにこの絵柄3の表面を含む布地1の表面には滑り止め用突起5,…がドット状に配設してある。布地1はポリエステルとナイロンの極細糸の混紡からなる極細繊維を採用してある。
絵柄3は熱転写印刷により任意の絵模様を印刷したものからなる。滑り止め用突起5,…は、直径が1〜3mm程度の円筒状突起をドット状に又は任意のパターンに塗布してある。これらの突起は軟質樹脂材として透明シリコンを採用してあり、これをドット状又はパターンに対応するように透過穴を配置したスクリーンを透過させることにより布地の表面に付着させ、これを適当な温度で加熱することにより定着させてある。突起の素材であるシリコンの色彩は下地の色彩を損なわないようにするために原則として透明を採用することが望ましいが、デザインによっては半透明、又は不透明としても良い。突起5の大きさや配置は滑り止めとしての機能を損なわない範囲で小さくかつ粗くすると、軽量かつ下地の色彩を忠実に表現できる利点がある。
図3は、クリーナークロスである眼鏡拭きCを使って眼鏡Gを拭いている状態を示している。絵柄3の着いている方の面を手Hで支持して極細繊維からなる布地1のクリーナー面を眼鏡Gのガラス面に当てて拭き取り行為をしている。絵柄3の着いている方の面には滑り止め用突起5,…が配設してあるため、拭きやすくかつ絵柄3を汚さずに済んでいる。また、このクリーナークロスは携帯電話やカメラ、TV、CD、DVD等の拭き掃除にも利用可能であるほか、特殊な使い方としては絵柄の着いた面を下にして敷くことによりマウスパッドとし、あるいは突起が着いている方の面を用いて固く締まっているビンの蓋等を包み込んで開けやすくするための手段としても有用である。したがって、眼鏡を使わない人にも有用なものであるので、土産品や記念品、催し物の参加者に手渡す粗品等としても採用が有望視できる。
以上の説明においては突起の配設が均等なドット状になっているが、絵柄との関係を考慮して種々の配設や着色との組合せなどを採用することにより変化に富んだものとすることもできる。
本考案は物品に関するものであり、その実施は産業上の発展に寄与するものである。
本考案に係るクリーナークロスの一例を示す正面図である。 構成を示す拡大断面図である。 本考案に係るクリーナークロスを使用している状態を示す斜視図である。
符号の説明
C クリーナークロス
1 布地
3 絵柄
5 突起

Claims (1)

  1. 極細繊維からなる布地の一方の面をクリーナー面としてあり、
    上記布地の他方の面には全面又は任意の範囲に所望の絵柄が印刷してあるとともに、上記絵柄の表面を含む全面又は任意の範囲に軟質樹脂材からなる滑り止め用突起がドット状に又は模様状に配設してある
    ことを特徴とするクリーナークロス。
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