JP3132573U - 分泌物排出に適合された中空の歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の口腔部から出る分泌液を排出し、かつ歯磨き中に歯ブラシを握る使用者の手を液体が汚すことを防止する。
【解決手段】本考案は、頸部と、頸部上に設けられた毛部とを具備するブラシヘッドと、第1開口部と第2開口部とがそれぞれ2つの両端に形成されている排水路を形成している中空のブラシの柄とを具備する、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシに関する。頸部は、第1開口部を通って、排水路に挿入され、頸部からブラシの柄まで放射状に延びる複数のリブとともに形成されており、前記リブによって、ブラシヘッドをブラシの柄に安全に固定している。歯磨き中に、歯磨き粉と唾液の混合流が、頸部を伝って、第1開口部を通って、ブラシの柄に流れ、かつそれから、第2開口部を通ってブラシの柄から流れ出る。従って、混合流が歯ブラシを握る使用者の手を汚すことを防止する。
【選択図】図1

Description

本考案は、歯ブラシに関する。より具体的には、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシであり、使用者の口腔部から出る分泌液を排出し、かつ歯磨き中に歯ブラシを握る使用者の手を液体が汚すことを防止するように適合される。
歯ブラシは、今日の家庭において、歯を磨くための、不可欠な日用品として公知の道具である。
一般的に、歯ブラシを使う方法は、歯磨き粉をブラシの毛につけ、歯ブラシの柄の部分を握り、かつそれから往復させて歯を磨く方法である。
ところが、歯を磨く間、使用者から分泌される唾液が、ブラシの毛につけた歯磨き粉と混ざり、ねばねばした、非常に不快な液体を形成する。そして、歯ブラシを握る使用者の手は、歯ブラシを伝って流れる混合液によって汚される。
上記を鑑みると、歯磨き中に、歯磨き粉と唾液との混合液が使用者の手を汚すことを防止する、一般人向けの歯ブラシを提供することが必要である。
本考案の目的は、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシを提供し、歯磨き粉と唾液との混合液が、歯磨き中の使用者の手を汚すことを防止することである。
上記の目的を達成するために、本考案の分泌液排出に適合された中空の歯ブラシは、頸部と、頸部に配置された(disposed)毛部と、柄の2つの両端にそれぞれ形成された第1開口部から第2開口部まで、柄の長さの分の排水路を形成する中空のブラシの柄とを具備する。ブラシヘッドの頸部は、第1開口部を通して排水路に部分的に挿入され、かつブラシの柄に連結するために、頸部から放射状に伸びる複数のリブとともに形成され、ブラシヘッドをリブによってブラシの柄に安全に固定している。複数の流れチャネルが、リブによって設けられ、軸方向に排水路に通じている。
本考案の歯ブラシを使用するときは、使用者はブラシの柄を握り、ブラシヘッドの毛部を使用して歯を磨く。歯磨き中に、歯磨き粉と唾液との混合液が、ブラシヘッドの頸部を伝って下方に流れる。ブラシの柄の第1端部の周囲に形成された集水口フランジが、液体を回収して、こぼすのを防止する。その際、混合液は、第1開口部から、柄の内部のリブによって設けられた流れチャネルへと流れる。分泌液は、それから、流れチャネルと流れが通じている排水路に流れる。最後に、分泌液は、第2開口部を通って柄の外に流れる。即ち、混合液が使用者の手を汚すという望まれない状況が回避される。
本考案の上記及び他の目的及び利点は、以下の本考案の詳細な説明及び添付図面から、当業者に明らかになる。しかしながら、前記説明は、本考案の好ましい実施形態を説明するためのものに過ぎず、本考案をいかなる形態に限定するものでもない。本考案と同一の趣旨に基づくいかなる修正例、もしくは変形例も、本考案の守備範囲内であると解する。
図1に示されるように、本考案の中空の歯ブラシ10は、歯磨き中の歯磨き粉と唾液との混合液を、(図1内の矢印AとBとによって示される)適切な方向に排出して、歯ブラシ10を握る使用者の手を汚さないようにするように適合されている。
分泌液排出に適合された中空の歯ブラシ10は、頸部111と、頸部111上に設けられた毛部112とを具備するブラシヘッド11と、第1端部126から第2端部127まで長軸方向に延びる排水路121とを具備し、第1開口部122と第2開口部123とが、それぞれ2つの両端部126と127とに形成されている。ブラシヘッド11の頸部111は、第一開口部122を通って、ブラシの柄12の排水路121に部分的に挿入されている。複数のリブ113は、ブラシヘッド11の頸部111上に統合形成され、かつ頸部111から柄12の内壁128まで放射状に延びており、ブラシヘッド11の頸部111と柄12とを安全に係合させて、それによってブラシヘッド11をブラシの柄12上に固定するようになっている。この好ましい実施形態においては、ブラシヘッド11の頸部111上に統合形成されたリブ113は、締まりばめ(interference fit)によって、もしくは何らかの適切な接着接合によって、ブラシの柄12の内壁118と係合する。また一方、リブ113は、ブラシヘッド11の頸部111と、ブラシの柄12の内壁128とともに一体形成されても良い。
ブラシヘッド11の頸部111が、排水路121内部に挿入された時、複数の流れチャネル114が、各リブ113と、柄12の内壁128と、ブラシヘッド11の頸部111との間に設けられる(define)。流れチャネル114は、ブラシの柄12の軸方向に沿って、排水路121と流れが通じている。集水口フランジ124は、第1開口部122の周りに形成され、ブラシの柄12から放射状に延びており、分泌液の集水効率を向上するために第1開口部122に集水領域を形成している。
ブラシの柄12の内壁128は、(図1に示されるように)外側に向かってアーチをなすようにして、流れチャネル114の断面のサイズを増やしてもよく、もしくは、(図3に示されるように)平らな壁面でも良い。
歯ブラシ10が使用されている時は、使用者はブラシの柄12を握り、ブラシヘッド11の毛部112を使用して歯を磨く。磨く間に、もし柄12がブラシヘッド11の下部に来た場合、歯磨き粉と唾液との混合液は、ブラシヘッド11の頸部111を伝って下方に流れ、集水口フランジ124が、液体を回収し、こぼれるのを防止する。それから、混合液は、第1開口端122を通って、柄12内のリブ113によって設けられた流れチャネル114へと流れる。それから、分泌液は、長軸方向に流れチャネル114に通じている排水路121へ流れる。最後に、分泌液は、第2開口部123を通って頸部12の外へ流れる。即ち、混合液が、使用者の手を汚す状況を回避する。
分泌液が流れチャネル114へ滑らかに流れるようにするために、各リブ113は、それぞれ、第一開口部に近接した鋭い傾斜115とともに形成される
さらに、混合液内の泡が、流れチャネル114の入口部分を遮断するのを防止するように、各リブ113は、それぞれ傾斜115の自由端上の刃116とともに形成され、泡を切る。
図4Aは、本考案の第1実施形態による、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシの横断断面を図示している。図4Bは、本考案の第2実施形態による、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシの横断断面を図示している。図4Cは、本考案の第3実施形態による、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシの横断断面を図示している。上記図面に示されるように、頸部111の断面は、どのような形状でも良く、楕円のような形状(図4Aに図示)、長方形のような形状(図4Bに図示)、もしくは円形(図4Cに図示)でも良い。さらに、ブラシヘッド111と、ブラシの柄12とを連結するリブ113の数は、制限されない。例えば、3個のリブ113(図4Aを参照)が、頸部111上に、角をなすように、等距離に配置され、それによって3個の流れチャネル114が、ブラシの柄12の内壁128と、ブラシヘッド11の頸部111との間に形成される。もしくは、2個のリブ113(図4Bを参照)が、頸部111上に、角をなすように、等距離に配置され、それによって2個の流れチャネル114が形成される。もしくは、4個のリブ113(図4Cを参照)が、頸部111上に、角をなすように、等距離に配置され、それによって4個の流れチャネル114が形成される。
特定の実施形態と関連づけて本考案について説明されてきたが、当業者には、他の多くの変形例、修正例、及び他の利用例が明らかである。それゆえ、本考案は、この特定の開示内容によって限定されるのではなく、実用新案登録請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
図1は、本考案の一実施形態による、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシの、長軸方向の断面図である。 図2は、本考案の一実施形態による、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシのブラシヘッドの頸部の部分説明図である。 図3は、本考案の一実施形態による、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシの部分断面図である。 図4Aは、本考案の一実施形態による、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシの横断断面図である。 図4Bは、本考案の第2実施形態による、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシの横断断面図である。 図4Cは、本考案の第3実施形態による、分泌液排出に適合された中空の歯ブラシの横断断面図である。
符号の説明
10 歯ブラシ
11 ブラシヘッド
12 ブラシの柄
111 頸部
112 毛部
113 リブ
115 傾斜
116 刃
121 排水路
122 第1開口部
123 第2開口部
124 集水口フランジ
126 第1端部
127 第2端部
128 内壁

Claims (7)

  1. 分泌液排出に適合された中空の歯ブラシであって、
    頸部と、頸部に設けられた毛部とを具備するブラシヘッドと、
    第1端部から第2端部まで、長軸方向に延びている排水路を形成し、第1開口部と第2開口部とがそれぞれ2つの両端部に設けられている中空のブラシの柄とを具備し、
    頸部は、第1開口部を通して排水路に部分的に挿入され、ブラシの柄と連結するために複数のリブがブラシ頸部から放射状に延びており、ブラシヘッドは前記リブによってブラシの柄に連結され、かつ複数の流れチャネルがリブ間に設けられ、かつ排水路に軸方向に通じていることを特徴とする歯ブラシ。
  2. ブラシの柄が、第1開口部に集水口フランジとともに形成されることを特徴とする請求項1に記載の中空の歯ブラシ。
  3. 各リブが、それぞれ第1開口部と近接した傾斜(slant)とともに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の中空の歯ブラシ。
  4. 各リブが、傾斜の自由端上の刃とともに形成されることを特徴とする請求項3に記載の中空の歯ブラシ。
  5. リブが、頸部上に角をつけて等間隔に配置された2つのリブであることを特徴とする請求項1に記載の中空の歯ブラシ。
  6. リブが、頸部上に角をつけて等間隔に配置された3つのリブであることを特徴とする請求項1に記載の中空の歯ブラシ。
  7. リブが、頸部上に角をつけて等間隔に配置された4つのリブであることを特徴とする請求項1に記載の中空の歯ブラシ。
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