JP3132554U - 無口蓋義歯 - Google Patents

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Abstract

【課題】噛み合わせ動作により移動することがなく安定した装着状態を維持する新規な無口蓋義歯を提供する。
【解決手段】全体形状が略馬蹄形に成形され、上面は上顎の歯茎22A,22Bの下面に接触される植設床部12A,12Bと、この植設床部に連続するとともに上記上顎の歯茎22A,22Bの内側面に接触する内側床部14A,14Bと、上記植設床部に連続するとともに上記上顎の歯茎の外側面に接触し上記内側床部14A,14Bと協同して上記上顎の歯茎を挟持する外側床部17A,17Bと、を有する義歯床と、上記植設床部の下面に植設された複数の人工歯と、を備え、全体形状が略馬蹄形に成形された無口蓋義歯において、上記義歯床の内側床部14A,14Bであって左側の第2大臼歯並びに右側の第2大臼歯8Rの近傍には、口蓋21の一部21a,21bに接触するまで延設された延設部14j,14kがそれぞれ形成される。
【選択図】図2

Description

本考案は、複数の人工歯を植設して馬蹄形に成形された無口蓋義歯に関し、特に義歯床の内側に口蓋の全面を閉塞する口蓋床部を有しない無口蓋義歯に関する。
従来の技術による上顎用義歯は、複数の人工歯を植設して馬蹄形に成形された植設床部と、この植設床部の内側と連続し該植設部の左側と右側とを連結するとともに、口蓋のほぼ全面に接触する口蓋床部と、前記植設床部の外側と連続し該植設床部を支持する外側床部とを備える義歯床により成形されている。この上顎用義歯においては、義歯床の口蓋床部により口蓋の表面が閉塞されるので、口腔内の温度を口蓋により感じることができず食感が損なわれること、舌が口蓋に直接接触しないので明瞭な発音(特にサ行の発音)ができなくなること、口蓋とは異なる舌触りにより違和感が生じることなどの不都合があった。
そこで、これらの不都合を改良したものとして、図8,図9に示す無口蓋義歯101が提案されている。この無口蓋義歯101は、上記口蓋床部を除去したものであって、図8に示すように、左右の中切歯102A,102Bないし左右の第2大臼歯108A,108Bでなる人工歯110L,110Rと、これら人工歯110L,110Rを植設して馬蹄形に成形された義歯床111とで構成されている。
そして、義歯床111は、図9に示す左右の第2大臼歯108A,108Bの断面部において、左右の第2大臼歯108A,108Bを植設する植設床部112A,112Bと、これら植設床部112A,112Bの内側と連なり歯茎122A,122Bの下面と内側面との交差部(符号は省略する)近傍まで延設された延設部114c、114dを有する内側床部114A,114Bと、前記植設床部112A,112Bの外側と連なり歯茎122A,122Bの基部(符号は省略する)近傍まで延設された延設部117c、117dを有する外側床部117A,117Bと、により構成されている。なお、図9に示す第2大臼歯108A,108B以外の人工歯の部分についても同様の構成になっている。
しかしながら、上記無口蓋義歯101を口腔内に装着して噛み合わせ、図8又は図9に示す左側の第2大臼歯108Aと右側の第2大臼歯108Bとが、図示しない下顎の左側の第2大臼歯と右側の第2大臼歯とにより押圧され、この押圧により左側の植設床部112Aと右側の植設床部112Bとが歯茎122A,122Bの下面にそれぞれ押圧されると、内側床部114A,114Bの延設部114c、114dが、図9に示す歯茎122A,122Bの下面と内側面との交差部近傍までしか延設されていないので、義歯床111は、図10に示すように、例えば、右側の内側床部114Bが歯茎122B上を頬125側へ(図示右側へ)滑動するとともに、外側床部117Bも図示右側へ滑動し、外側床部117Bの延設部117dが図9に示す歯茎122Bの基部から図10に示す頬125B内に食い込み、頬125Bの内壁面(粘膜面)125eが内壁面125fのように膨れる。この移動及び食い込みにより、左側の第2大臼歯108Aと右側の第2大臼歯108Bとの距離を広げようとする分力が生じるとともに、左側の中切歯102Aと右側の中切歯102Bとの間の中央線128近傍に応力集中が生じる。
そして、上記従来の技術においては、上記外側床部117Bの延設部117dが歯茎122Bの基部から頬125B内に食い込むことにより、当該局部に痛み、炎症、損傷等を生じるとともに、噛み合わせを頻繁に繰返すことにより、図8に示す左側の中切歯102Aと右側の中切歯102Bとの間の中央線128近傍に応力集中が生じ、中央線128近傍に亀裂が生じて破損するという問題があった。
そこで、本考案は、上述した従来の技術による無口蓋義歯が有する課題を解決するために提案されたものであって、頻繁に繰り返される噛み合わせ動作により移動することがなく安定した装着状態を維持することができ、上記移動により歯茎に痛み、炎症、損傷等が生じないとともに、義歯床が亀裂せず破損しない新規な無口蓋義歯を提供することを目的とするものである。
上述した目的を達成するため、第1の考案(請求項1記載の考案)に係る無口蓋義歯は、全体形状が略馬蹄形に成形されてなるとともに上面は上顎の歯茎の下面に接触される植設床部と、この植設床部に連続してなるとともに上記上顎の歯茎の内側面に接触する内側床部と、上記植設床部に連続してなるとともに上記上顎の歯茎の外側面に接触し上記内側床部と協同して上記上顎の歯茎を挟持する外側床部と、を有する義歯床と、上記植設床部の下面に植設された複数の人工歯と、を備え、全体形状が略馬蹄形に成形された無口蓋義歯において、上記義歯床の内側床部であって左側の第2大臼歯及び/又は左側の第3大臼歯の近傍並びに右側の第2大臼歯及び/又は右側の第3大臼歯の近傍には、口蓋の一部に接触するまで延設された延設部がそれぞれ形成されてなることを特徴とするものである。
この第1の考案では、上記義歯床の内側床部であって左側の第2大臼歯及び/又は左側の第3大臼歯の近傍並びに右側の第2大臼歯及び/又は右側の第3大臼歯の近傍には、口蓋の一部に接触するまで延設された延設部がそれぞれ形成されてなることから、無口蓋義歯を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、上記内側床部が上顎の歯茎の内側面に当接するとともに、上記内側床部の延設部が口蓋の一部に当接し、義歯床の内側床部及び外側床部は歯茎上を滑動しないので、外側床部が頬に食い込むことなく痛み、炎症、損傷等が生じないとともに、義歯床の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じないので、義歯床が亀裂せず破損しないようにすることができる。
また、第2の考案(請求項2記載の考案)は、上記第1の考案において、上記義歯床の内側床部であって左側の中切歯及び/又は右側の中切歯の近傍には、口蓋の一部に接触するまで延設された延設部が形成されてなることを特徴とするものである。
この第2の考案では、上記義歯床の内側床部であって左側の中切歯及び/又は右側の中切歯の近傍には、口蓋の一部に接触するまで延設された延設部が形成されてなることから、義歯床の左側の中切歯及び/又は右側の中切歯の近傍が補強され、無口蓋義歯を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、義歯床の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じ、義歯床に応力集中が生じても、義歯床の左側の中切歯及び/又は右側の中切歯の近傍に亀裂が生じないようにすることができる。
また、第3の考案(請求項3記載の考案)は、上記第1又は第2の考案において、上記義歯床の内側床部であって左側の第1小臼歯及び/又は左側の第2小臼歯の近傍並びに右側の第1小臼歯及び/又は右側の第2小臼歯の近傍には、口蓋の一部に接触するまで延設された延設部がそれぞれ形成されてなることを特徴とするものである。
この第3の考案では、上記義歯床の内側床部であって左側の第1小臼歯及び/又は左側の第2小臼歯の近傍並びに右側の第1小臼歯及び/又は右側の第2小臼歯の近傍には、口蓋の一部に接触するまで延設された延設部がそれぞれ形成されてなることから、無口蓋義歯を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、上記内側床部が上顎の歯茎の内側面に当接するとともに、上記内側床部の延設部が口蓋の一部に当接し、義歯床の内側床部及び外側床部は歯茎上を滑動しないので、より一層外側床部が頬に食い込むことなく痛み、炎症、損傷等が生じないとともに、義歯床の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じないので、義歯床が亀裂せず破損しないようにすることができる。
また、第4の考案(請求項4記載の考案)は、前記複数の人工歯と人工歯との間には、天然歯が受け入れられる受入れ空間が形成され、天然歯の外側には、前記義歯床と同一の素材により成形されてなるとともに該天然歯に接触し該天然歯を押圧する押圧部材が配置されてなり、上記押圧部材は、基端が上記義歯床に埋設されてなる埋設部と、上記天然歯の外側に露出し該天然歯を押圧する帯状の押圧部とを備えてなることを特徴とするものである。
この第4の考案では、天然歯の外側には、該天然歯に接触し該天然歯を押圧する押圧部材が配置されてなり、上記押圧部材は、基端が上記義歯床に埋設されてなる埋設部と、上記天然歯の外側に露出し該天然歯を押圧する帯状の押圧部とを備えてなることから、該押圧部材の押圧部による天然歯の押圧作用により、内側床部と外側床部とによる歯茎の挟持と相まって、義歯床の落下を防止することができる。
また、第5の考案(請求項5記載の考案)は、前記押圧部材の少なくとも押圧部は、透明とされてなることを特徴とするものである。
この第5の考案では、上記押圧部材の少なくとも押圧部は、透明とされてなることから、押圧部材の装着を視認できず違和感がないので不快感を抱くことがない。
上記第1の考案(請求項1記載の考案)に係る無口蓋義歯では、無口蓋義歯を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、上記内側床部が上顎の歯茎の内側面に当接するとともに、上記内側床部の延設部が口蓋の一部に当接し、義歯床の内側床部及び外側床部は歯茎上を滑動しないので、外側床部が頬に食い込むことなく痛み、炎症、損傷等が生じないとともに、義歯床の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じず、義歯床が亀裂せず破損しないことから、痛み、炎症、損傷等による苦痛を防止することができ、安全性を高めることができるとともに、義歯床の破損を防止して品質の向上を図ることができる。
また、第2の考案(請求項2記載の考案)では、義歯床の左側の中切歯及び/又は右側の中切歯の近傍が補強され、無口蓋義歯を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、義歯床の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じ、義歯床に応力集中が生じても、義歯床の左側の中切歯及び/又は右側の中切歯の近傍に亀裂が生じないことから、義歯床の破損を防止し、さらなる品質の向上を図ることができる。
また、第3の考案(請求項3記載の考案)では、無口蓋義歯を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、上記内側床部が上顎の歯茎の内側面に当接するとともに、上記内側床部の延設部が口蓋の一部に当接し、義歯床の内側床部及び外側床部は歯茎上を滑動しないので、外側床部が頬に食い込むことなく痛み、炎症、損傷等が生じないとともに、義歯床の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じず、義歯床が亀裂せず破損しないことから、使用者は痛み、炎症、損傷等による苦痛がなく、より一層安全性を高めることができるとともに、義歯床の破損を防止して品質の向上を図ることができる。
また、第4の考案(請求項4記載の考案)では、上記押圧部材の押圧部による天然歯の押圧作用により、内側床部と外側床部とによる歯茎の挟持と相まって、義歯床の落下を防止することができるので、品質の向上を図る頃ができるとともに、安全性を高めることができる。
また、第5の考案(請求項5記載の考案)では、上記押圧部材の少なくとも押圧部は、透明とされてなることから、押圧部材の装着を視認できず違和感がないので不快感を抱くことがなく、美観を高めることができる。
以下、本考案を実施するための無口蓋義歯の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。この無口蓋義歯1は、図1に示すように、左右の中切歯2L,2Rないし第2大臼歯8L,8Rの左右それぞれ7本でなる左右の人工歯10L,10Rと、これらの人工歯10L,10Rを植設して馬蹄形に成形された義歯床11とで構成されている。前記義歯床11は、左右の人工歯10L,10Rを植設して馬蹄形に成形された図2ないし図5に示す植設床部12A,12B,・・・12F,12Gと、これら植設床部12A,12B,・・・12F,12Gと上顎の歯茎22A,22B,22C内側で連続し該植設床部12A,12B,・・・12F,12Gを支持する内側床部14A,14B、・・・14F,14Gと、上記植設床部12A,12B,・・・12F,12Gと歯茎22A,22B,22Cの外側で連続し該植設床部12A,12B,・・・12F,12Gを上記内側床部14A,14B、・・・14F,14Gと協同で歯茎を挟持する外側床部17A,17B,・・・17F,17Gとにより構成されている。
先ず、第1の実施の形態であって、図1又は図2に示す左右の第2大臼歯8L,8Rの近傍における義歯床11について、詳細に説明する。義歯床11の左右の植設床部12A,12Bは、左側の第2大臼歯8Lを植設する植設床部12Aの内面12jが、歯茎22Aの頂部(下面部)22eと接触するように形成され、植設床部12Aの下面部(符号は省略する)には、左側の第2大臼歯8Lが植設されている。また、右側の第2大臼歯8Rを植設する植設床部12Bの内面12kが、歯茎22Bの頂部(下面部)22fと接触するように形成され、植設床部12Bの下面部(符号は省略する)には、右側の第2大臼歯8Rが植設されている。
これら左右の植設床部12A,12Bから歯茎22A,22Bのそれぞれの内側へ連続する左右の内側床部14A,14Bは、左側の植設床部12Aと連続する左側の内側床部14Aの内面14hが、歯茎22Aの内側面22gと接触するとともに、延設部14jが口蓋21の一部21aに接触するように延設されている。また、右側の植設床部12Bと連続する右側の内側床部14Bの内面14iが、歯茎22Bの内側面22hと接触するとともに、延設部14kが口蓋21の一部21bに接触するように延設されている。なお、口蓋21の一部21a及び21bは、口蓋21の下面(粘膜面)と、歯茎22Aの内側面22g及び歯茎22Bの内側面22hとが交差するそれぞれの位置よりも、口蓋21の内側位置である。
また、左右の植設床部12A,12Bと歯茎22A,22Bのそれぞれの外側へ連続する左右の外側床部17A,17Bは、左側の植設床部12Aと連続する左側の外側床部17Aの内面17hが、歯茎22Aの外側面22iと接触するとともに、延設部17jが歯茎22Aの基部22kの近傍まで延設されている。また、右側の植設床部12Bと連続する右側の外側床部17Bの内面17iが、歯茎22Bの外側面22jと接触するとともに、延設部17kが歯茎22Bの基部22mの近傍まで延設されている。なお、歯茎22Aの基部22kは、歯茎22Aの外側面22iと頬25Aの内壁面(粘膜面)との交差部近傍であり、歯茎22Bの基部22mは、歯茎22Bの外側面22jと頬25Bの内壁面(粘膜面)との交差部近傍である。
そして、上記の構成でなる左右の第2大臼歯8L,8Rの近傍における義歯床11は、左側の内側床部14Aと外側床部17Aとにより歯茎22Aを挟持するとともに、右側の内側床部14Bと外側床部17Bとにより歯茎22Bを挟持し、さらに、左側の内側床部14Aはその延設部14jが口蓋21の一部21aに接触するとともに、右側の内側床部14Bはその延設部14kが口蓋21の一部21bに接触しているので、無口蓋義歯1を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、義歯床11の植設床部12A,12B、内側床部14A,14B及び外側床部17A,17Bは、歯茎22A又は22B上で滑動することがない。
その結果、外側床部17A,17Bは頬25A,25Bに食い込まないので、痛み、炎症、損傷等が生じないとともに、義歯床11の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じないので、義歯床が亀裂せず破損することがない。なお、左右の第3大臼歯は、いわゆる親知らずと称せられ、実際には有していない場合が多いので図示及び説明は省略したが、これら左右の第3大臼歯が有する場合には、上記左右の第2大臼歯8L,8Rの近傍と同様の構成にすることにより、同様の作用効果を得ることができる。
次に、第2の実施の形態であって、図1又は図3に示す左右の中切歯2L,2Rの近傍における義歯床11について、詳細に説明する。義歯床11の植設床部12Cは、左側の中切歯2L及び右側の中切歯2Rを植設する内面12mが、歯茎22Cの頂部(下面部)22nと接触するように形成され、植設床部12Cの下面部(符号は省略する)には、左側の中切歯2L及び右側の中切歯2Rが植設されている。
この植設床部12Cから歯茎22Cの内側へ連続する内側床部14Cは、連続する内面14mが、歯茎22Cの内側面22pと接触するとともに、延設部14nが口蓋21の一部21cに接触するように延設されている。また、植設床部12Cから歯茎22Cの外側へ連続する外側床部17Cは、連続する内面17mが、歯茎22Cの外側面22qと接触するとともに、延設部17nが歯茎22Cの基部22rの近傍まで延設されている。なお、口蓋21の一部21cは、口蓋21の下面(粘膜面)と、歯茎22Cの内側面22pとが交差する位置よりも、口蓋21の内側位置である。また、歯茎22Cの基部22rは、歯茎22Cの外側面22qと上唇26の内壁面(粘膜面)との交差部近傍である。
そして、上記の構成でなる左右の中切歯2L,2Rの近傍における義歯床11は、内側床部14Cの延設部14nが、口蓋21の一部21cにまで延設されてなることから、義歯床11の左右の中切歯2L,2Rの近傍が補強され、無口蓋義歯1を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、義歯床11の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じ、図1に示す左側の中切歯2Aと右側の中切歯2Bとの間の中央線28近傍の義歯床11に応力集中が生じても、義歯床11の中央線28近傍に亀裂が生じることはない。
次に、第3の実施の形態であって、図1又は図4に示す左右の第2小臼歯6L,6Rの近傍における義歯床11について、詳細に説明する。義歯床11の左右の植設床部12D,12Eは、左側の第2小臼歯6Lを植設する植設床部12Dの内面12nが、歯茎22Aの頂部22eと接触するように形成され、植設床部12Dの下面部(符号は省略する)には、左側の第2小臼歯6Lが植設されている。また、右側の第2小臼歯6Rを植設する植設床部12Eの内面12pが、歯茎22Bの頂部22fと接触するように形成され、植設床部12Eの下面部(符号は省略する)には、右側の第2小臼歯6Rが植設されている。
これら左右の植設床部12D,12Eから歯茎22A,22Bのそれぞれの内側へ連続する左右の内側床部14D,14Eは、左側の植設床部12Dと連続する左側の内側床部14Dの内面14pが、歯茎22Aの内側面22gと接触するとともに、延設部14rが口蓋21の一部21aに接触するように延設されている。また、右側の植設床部12Eと連続する右側の内側床部14Eの内面14qが、歯茎22Bの内側面22hと接触するとともに、延設部14sが口蓋21の一部21bに接触するように延設されている。なお、口蓋21の一部21a及び21bは、口蓋21の下面(粘膜面)と、歯茎22Aの内側面22g及び歯茎22Bの内側面22hとが交差するそれぞれの位置よりも、口蓋21の内側位置である。
また、左右の植設床部12D,12Eと歯茎22A,22Bのそれぞれの外側へ連続する左右の外側床部17D,17Eは、左側の植設床部12Dと連続する左側の外側床部17Dの内面17pが、歯茎22Aの外側面22iと接触するとともに、延設部17rが歯茎22Aの基部22kの近傍まで延設されている。また、右側の植設床部12Eと連続する右側の外側床部17Eの内面17qが、歯茎22Bの外側面22jと接触するとともに、延設部17sが歯茎22Bの基部22mの近傍まで延設されている。なお、歯茎22Aの基部22kは、歯茎22Aの外側面22iと頬25Aの内壁面(粘膜面)との交差部近傍であり、歯茎22Bの基部22mは、歯茎22Bの外側面22jと頬25Bの内壁面(粘膜面)との交差部近傍である。
そして、上記の構成でなる左右の第2小臼歯6L,6Rの近傍における義歯床11は、左側の内側床部14Dと外側床部17Dとにより歯茎22Aを挟持するとともに、右側の内側床部14Eと外側床部17Eとにより歯茎22Bを挟持し、さらに、左側の内側床部14Dはその延設部14rが口蓋21の一部21aに接触するとともに、右側の内側床部14Eはその延設部14sが口蓋21の一部21bに接触しているので、無口蓋義歯1を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、義歯床11の植設床部12D,12E、内側床部14D,14E及び外側床部17D,17Eは、歯茎22A又は22B上で滑動することがない。
その結果、外側床部17D,17Eは頬25A,25Bに食い込まないので、痛み、炎症、損傷等が生じないとともに、義歯床11の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じないので、義歯床が亀裂せず破損することがない。なお、上記左右の第2小臼歯6L,6Rの近傍における義歯床11の各構成は、図1に示す左右の第1小臼歯5L,5Rの近傍に置き換えて実施することができる。
次に、第4の実施の形態であって、図1又は図5に示す左右の第1大臼歯7L,7Rの近傍における義歯床11について、詳細に説明する。なお、この左右の第1大臼歯7L,7Rの近傍における義歯床11は、左右の内側床部14F,14Gの延設部14v,14wが、本考案に係る口蓋21の一部に接触する延設部ではない通常の構成であって、図1に示す左右の側切歯3L,3R、犬歯4L,4R又は第1小臼歯5L,5Rの近傍においても同様である。
義歯床11の左右の植設床部12F,12Gは、左側の第2小臼歯7Lを植設する植設床部12Fの内面12qが、歯茎22Aの頂部22eと接触するように形成され、植設床部12Fの下面部(符号は省略する)には、左側の第1大臼歯7Lが植設されている。また、右側の第1大臼歯7Rを植設する植設床部12Gの内面12rが、歯茎22Bの頂部22fと接触するように形成され、植設床部12Gの下面部(符号は省略する)には、右側の第1大臼歯7Rが植設されている。
これら左右の植設床部12F,12Gから歯茎22A,22Bのそれぞれの内側へ連続する左右の内側床部14F,14Gは、左側の植設床部12Fと連続する左側の内側床部14Fの内面14tが、歯茎22Aの内側面22gと接触するとともに、延設部14vが、口蓋21の一部には接触しないように歯茎22Aの内側面22gの途中まで延設されている。また、右側の植設床部12Gと連続する右側の内側床部14Gの内面14uが、歯茎22Bの内側面22hと接触するとともに、延設部14wが、口蓋21の一部には接触しないように歯茎22Bの内側面22hの途中まで延設されている。
また、左右の植設床部12F,12Gと歯茎22A,22Bのそれぞれの外側へ連続する左右の外側床部17F,17Gは、左側の植設床部12Fと連続する左側の外側床部17Fの内面17tが、歯茎22Aの外側面22iと接触するとともに、延設部17vが歯茎22Aの基部22kの近傍まで延設されている。また、右側の植設床部12Gと連続する右側の外側床部17Gの内面17uが、歯茎22Bの外側面22jと接触するとともに、延設部17wが歯茎22Bの基部22mの近傍まで延設されている。
そして、上記の構成でなる左右の第1大臼歯7L,7Rの近傍における義歯床11は、左側の内側床部14Fと外側床部17Fとにより歯茎22Aを挟持するとともに、右側の内側床部14Gと外側床部17Gとにより歯茎22Bを挟持する。なお、これら左右の第1大臼歯7L,7Rの近傍における義歯床11の左右の内側床部14F,14Gは、その延設部14v,14wが、口蓋21の一部には接触しない歯茎22A,22Bの内側面22g,22hの途中までしか延設されていない。
しかしながら、図1又は図2に示す左右の第2大臼歯8L,8Rの近傍における内側床部14A,14Bには、口蓋21の一部21a,21bに接触する延設部14j,14kが形成されているとともに、図1又は図4に示す左右の第2小臼歯6L,6Rの近傍における内側床部14D,14Eには、口蓋21の一部21a,21bに接触する延設部14r,14sが形成されているので、無口蓋義歯1を口腔内に装着して噛み合わせた場合に、義歯床11の植設床部12F,12G、内側床部14F,14G及び外側床部17F,17Gは、歯茎22A又は22B上で滑動することがない。
その結果、外側床部17F,17Gは頬25A,25Bに食い込まないので、痛み、炎症、損傷等が生じないとともに、義歯床11の左側と右側との距離を広げようとする分力が生じないので、義歯床11が亀裂せず破損することがない。また、上記左右の内側床部14F,14Gは、その延設部14v,14wが、口蓋21の一部には接触しない歯茎22A,22Bの内側面22g,22hの途中までしか延設されていないことから、口蓋21の表面が閉塞されない露出面積が広くなり、食感が損なわれないとともに、明瞭な発音をすることができる。この作用は、図1に示す左右の側切歯3L,3R、犬歯4L,4R、第1小臼歯5L,5R等の近傍においても同様である。
次に、第5の実施の形態であって、図6又は図7に示す左側の側切歯33Lと右側の中切歯32Rとの間に、天然歯の左側の中切歯32Lが残存する場合の義歯床41について、詳細に説明する。なお、残存する中切歯32Lに係る構成要件以外の他の部分については上記第1ないし第4の実施の形態と同様であるので、本欄では説明を省略する。この義歯床41には、左側に側切歯33Lないし第2大臼歯38Lの人工歯が植設され、右側に中切歯32Rないし第2大臼歯38Rの人工歯が植設され、左側の側切歯33Lと右側の中切歯32Rとの間は、天然歯の中切歯32L(以下、天然歯32Lという)を受け入れる受入れ空間43であり、人工歯は植設されていない。
この受入れ空間43は義歯床41の外側床部47Cが、左側の側切歯33Lの近傍の切欠き面47eと右側の中切歯32Rの近傍の切欠き面47fとにより開放され、これらの切欠き面47e,47fにより形成される受入れ空間43の幅は、天然歯32Lを挿通可能な幅に形成されている。これに対して、内側床部44Cは、図6に示す天然歯32Lの内側輪郭と接触する接触面44eが形成されている。このように受入れ空間43が形成された義歯床41は、天然歯32Lを受入れ空間43内に挿通して歯茎22Cに装着することができる。
また、上記受入れ空間43の外側(前面側)には、無口蓋義歯31を支持する押圧部材45が設けられている。この押圧部材45は、埋設部45aと、この埋設部45aと一体的に連続するとともに透明な帯状に形成された押圧部45bとを有し、義歯床41と同一素材の樹脂素材により成形されている。これらのうち、埋設部45aは、受入れ空間43の一方の切欠き面47e側の義歯床41内に埋設されるとともに接着により固定され、この義歯床41内の埋設部45aと連続する押圧部45bは、一方の切欠き面47eから突出し、無口蓋義歯31の装着により受け入れられた天然歯32Lの外側面(前面)と接触するとともに先端が隣接する右側の中切歯32Rの近傍まで延設されている。
そして、上記の構成でなる天然歯32Lが残存する場合の義歯床41は、受入れ空間43の一方の切欠き面47e側の義歯床41内に固定された埋設部45aと、一方の切欠き面47eから突出し、無口蓋義歯31の装着により受け入れられた天然歯32Lの外側面(前面)と接触するとともに先端が隣接する左側の中切歯32Rの近傍まで延設された帯状の押圧部45bと、を有してなる押圧部材45を備えてなることから、該押圧部材45の押圧部45bによる天然歯32Lの押圧作用により、他の部位の内側床部44Aと外側床部47A、内側床部44Bと外側床部47B、内側床部44Dと外側床部47D、内側床部44Eと外側床部47E等による歯茎の挟持と相まって、義歯床41の落下を防止することができる。また、押圧部材45の帯状の押圧部45bは、透明に成形されてなることから、押圧部材45の装着を視認できず違和感がないので不快感を抱くことがない。
なお、第1ないし第4の実施の形態においては、無口蓋義歯1を構成する人工歯について、左右の中切歯2L,2Rないし第2大臼歯8L,8Rの全てが人工歯である構成により図示及び説明をしたが、本考案の無口蓋義歯は、これらのうち、一部が天然歯である場合でも適用することができる。また、上記実施の形態はそれぞれ1例を示すものであって、例えば、第1の実施の形態のみに基づく無口蓋義歯であってもよく、第1及び第2の実施の形態を組合せた無口蓋義歯であっても良い。また、第5の実施の形態では、押圧部材が樹脂素材の帯状で示したが、例えば、従来から実施されている針金状金属の押圧部材であっても良い。また、上記義歯床11の素材は特に限定されるものではないが、アクリル樹脂よりも、ポリカーボネート系樹脂が弾性力等の点で適している。
本考案の実施の形態に係る無口蓋義歯を示す下面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図1のB−B矢視断面図である。 図1のC−C矢視断面図である。 図1のD−D矢視断面図である。 天然歯が残存する場合の実施の形態に係る無口蓋義歯を示す下面図である。 図6のF矢視図(無口蓋義歯の正面図)である。 背景の技術に係る無口蓋義歯を示す下面図である。 図8のE−E矢視断面図であって、上下の歯を噛み合わせていない状態を示す。 図8のE−E矢視断面図であって、上下の歯を噛み合わせている状態を示す。
符号の説明
1 無口蓋義歯
2L,2R 中切歯
3L,3R 側切歯
4L,4R 犬歯
5L,5R 第1小臼歯
6L,6R 第2小臼歯
7L,7R 第1大臼歯
8L,8R 第2大臼歯
10L,10R 人工歯
11 義歯床
12A,12B,12C,12D,12E,12F,12G 植設床部
14A,14B、14C,14D,14E,14F,14G,44C 内側床部
14j,14k,14n,14r,14s,14v,14w 延設部
17A,17B,17C,17D,17E,17F,17G,47C 外側床部
21 口蓋
21a,21b,21c 一部(口蓋の)
22A,22B,22C 歯茎
22e,22f,22n 頂部
22g,22h,22p 内側面
22i,22j,22q 外側面
45 押圧部材
45a 埋設部
45b 押圧部

Claims (5)

  1. 全体形状が略馬蹄形に成形されてなるとともに上面は上顎の歯茎の下面に接触される植設床部と、この植設床部に連続してなるとともに上記上顎の歯茎の内側面に接触する内側床部と、上記植設床部に連続してなるとともに上記上顎の歯茎の外側面に接触し上記内側床部と協同して上記上顎の歯茎を挟持する外側床部と、を有する義歯床と、上記植設床部の下面に植設された複数の人工歯と、を備え、全体形状が略馬蹄形に成形された無口蓋義歯において、
    上記義歯床の内側床部であって左側の第2大臼歯及び/又は左側の第3大臼歯の近傍並びに右側の第2大臼歯及び/又は右側の第3大臼歯の近傍には、口蓋の一部に接触するまで延設された延設部がそれぞれ形成されてなることを特徴とする無口蓋義歯。
  2. 上記義歯床の内側床部であって左側の中切歯及び/又は右側の中切歯の近傍には、口蓋の一部に接触するまで延設された延設部が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の無口蓋義歯。
  3. 上記義歯床の内側床部であって左側の第1小臼歯及び/又は左側の第2小臼歯の近傍並びに右側の第1小臼歯及び/又は右側の第2小臼歯の近傍には、口蓋の一部に接触するまで延設された延設部がそれぞれ形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の何れかの無口蓋義歯。
  4. 前記複数の人工歯と人工歯との間には、天然歯が受け入れられる受入れ空間が形成され、天然歯の外側には、前記義歯床と同一の素材により成形されてなるとともに該天然歯に接触し該天然歯を押圧する押圧部材が配置されてなり、
    上記押圧部材は、基端が上記義歯床に埋設されてなる埋設部と、上記天然歯の外側に露出し該天然歯を押圧する帯状の押圧部とを備えてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の何れかの無口蓋義歯。
  5. 前記押圧部材の少なくとも押圧部は、透明とされてなることを特徴とする請求項4記載の無口蓋義歯。
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