JP3131753U - アクアウェルラウンドステーション - Google Patents

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福三 中山
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株式会社ダイレオ
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Abstract

【課題】運動及びリラクゼーションを行うに当たり、バランスのとれた水中エクササイズが実施可能に秩序良くレイアウトされたプール施設であって、運動を行う際の水温を不感温度に設定し、リラクゼーションを行う際の水温を前記不感温度より高く設定したアクアウェルラウンドステーションを提供する。
【解決手段】アクアウェルラウンドステーション1は、所望の水中エクササイズを実施する為のプール施設であって、運動エリア6、7を備え、水温が不感温度に設定された第一のプール槽2と、リラクゼーションエリア3a、3b、3cを備え、水温が前記不感温度より高く設定された第二のプール槽3とが併設されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、1つのプール施設内で、所望の水中運動や水中リラクゼーションを選択的に且つ利便性豊かに行うことが出来るアクアウェルラウンドステーションに関する。
従来、高齢者や障害者などが無理なく運動を行う為の水中エクササイズ機能を備えたプール施設が知られている。
しかしそれらは、バランスのとれた訓練を行う為に必要な各種運動器具が纏めて備わっていない小規模施設であったり、各種運動器具は備わっているものの、大型プールが複数連なった施設等、移動に手間がかかる大規模施設であったりした。
また、運動を目的とした水中エクササイズを行う際にも、リラクゼーションを目的とした水中エクササイズを行う際にも、同一の槽(同一の水温)内にて行うものであった。
そこで、本考案の目的は、運動及びリラクゼーションを行うに当たり、バランスのとれた水中エクササイズが実施可能に秩序良くレイアウトされたプール施設であって、運動を行う際の水温を不感温度に設定し、リラクゼーションを行う際の水温を前記不感温度より高く設定したアクアウェルラウンドステーションを得ることにある。
本考案のアクアウェルラウンドステーションは、所望の水中エクササイズを実施する為のプール施設であって、運動エリアを備え、水温が不感温度に設定された第一のプール槽と、リラクゼーションエリアを備え、水温が前記不感温度より高く設定された第二のプール槽とが併設されたことを特徴とする。
本考案のアクアウェルラウンドステーションにおいては、不感温度、即ち、体温よりやや低く、熱くも冷たくも感じない心地よい水温にて、運動を行うことが可能となり、運動による体内温度の過度な上昇を抑制することが出来る。また、前記不感温度より高い温度、即ち、体温よりやや高く、延いては、血流促進効果等をもたらす水温にて、例えば、運動後のリラクゼーションを行うことが可能となり、心身の充実化が図れる。
本考案の一実施形態について、図1を用いて説明する。
図1は本考案にかかるアクアウェルラウンドステーションのレイアウト図である。尚、本考案に係るアクアウェルラウンドステーションとは、予めプログラム設計された所望のエクササイズエリアを一体的に備えたプール施設のことをいう。
図1において、1はアクアウェルラウンドステーションであり、第一のプール槽2、第二のプール槽3を併設してなる。
即ち、アクアウェルラウンドステーション1は、ユーザが、第一のプール槽2及び第二のプール槽3へ入退水する為の出入り口4を備え、第一のプール槽2と第二のプール槽3にそれぞれ貯水された水が干渉しないように、隔壁5により仕切られている。
第一のプール槽2は、トラック6aにより構成されたウォーキングエリア6、所望の運動器具7aが設置されたトレーニングエリア7から構成されている。
本実施形態では、ウォーキングエリア6には、図中矢印で示された一方向に流路を形成するための噴水孔(図示せず)が備えられ、ユーザは、当該流路に沿って、水中ウォーキングを行う。また、トラック6a上には足ツボを押圧する為の突起群6bが備えられ、ユーザは、水中ウォーキングを行うと共に、足ツボを刺激することによる健康増進効果を得る。
一方、本実施形態では、トレーニングエリア7には、筋肉増強、脂肪燃焼等を図る為に設計された4種の運動器具が備えられている。これら4種の運動器具は、筋肉増強、脂肪燃焼等に適した運動手順となるように工夫された並びで設置されている。
そして、第一のプール槽2は、水温が不感温度に設定されており、好ましくは、本実施形態の通り、33℃〜35℃に保たれるように温度制御されている。
第二のプール槽3は、ジェット噴流を得るジェットバスエリア3a、腰掛け状態にて入浴を行う座湯エリア3b、寝そべった状態にて入浴を行うフローティングエリア3cから構成されている。
また、第二のプール槽3のコーナー部には、車椅子ユーザが入退水する際の昇降を行う為の水中リフト8が設置されている。
そして、第二のプール槽3は、水温が第一のプール槽2の水温より高く設定されており、好ましくは、本実施形態の通り、37℃〜39℃に保たれるように温度制御されている。
以上に説明した本実施形態におけるアクアウェルラウンドステーション1では、運動を行う為の第一のプール槽2の水温を不感温度、即ち、体温よりやや低く、熱くも冷たくも感じない心地よい水温とすることにより、運動による体内温度の過度な上昇を抑制することが出来る。従い、ユーザにとって、快適な運動と健康増進が実現出来る。また、リラクゼーションを行う為の第二のプール槽3の水温を第一のプール槽2の水温より高い温度、即ち、体温よりやや高く、延いては、血流促進効果等をもたらす水温とすることにより、例えば、第一のプール槽2で運動した後、併設された第二のプール槽3に出入り口4を通り、利便性良く移動し、運動後のリラクゼーションを行うことが可能となり、心身の充実化が図れる。
また、第一のプール槽2は運動を行うことを目的とし、第二のプール槽3はリラクゼーションを行うことを目的としている。そして、一利用形態としては、上述の通り、第一のプール槽2で運動を行った後に、第二のプール槽3に移動し、リラクゼーションを行うことが想定される。しかし、言うまでもなく、どちらか一方のみを利用する形態でも良い。例えば、車椅子ユーザ等においては、リラクゼーションのみを行うことが想定される。
そこで、本実施形態では、第二のプール槽3のコーナー部に水中リフト8を設けることにより、車椅子ユーザ等の入退水を容易とし、ユーザフレンドリーを実現している。
以上に説明した通り、本考案の要旨は、運動を行う為のプール槽とリラクゼーションを行う為のプール槽を併設させ、且つ、運動を行う為のプール槽の水温を不感温度に設定し、リラクゼーションを行う為のプール槽の水温を前記不感温度より高く設定したことにある。従って、本要旨を要した中においては、適宜設計変更可能である。例えば、出入り口、第一のプール槽、第二のプール槽のレイアウト、第一のプール槽に設置されるべき運動器具の種類や配置、ウォーキングエリアのトラック配置、第二のプール槽に備えられたリラクゼーションエリアの種類や配置などは本実施の形態に限られず、利用形態に応じ、適宜定めれば良い。
また、水中リフトを第一のプール槽のコーナー部にも設けた構成も成り立つことは言うまでもない。
本考案一実施形態にかかるアクアウェルラウンドステーションのレイアウト図である。
符号の説明
1 アクアウェルラウンドステーション。
2 第一のプール槽
3 第二のプール槽
3a、3b、3c リラクゼーションエリア
6、7 運動エリア
8 水中リフト

Claims (3)

  1. 所望の水中エクササイズを実施する為のプール施設であって、
    運動エリアを備え、水温が不感温度に設定された第一のプール槽と、
    リラクゼーションエリアを備え、水温が前記不感温度より高く設定された第二のプール槽と
    が併設されたことを特徴とするアクアウェルラウンドステーション。
  2. 第一のプール槽の水温は33℃〜35℃であり、
    第二のプール槽の水温は37℃〜39℃である
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクアウェルラウンドステーション。
  3. 第二のプール槽のコーナー部には、車椅子ユーザが入退水する際の昇降を行う為の水中リフトが備えられた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかに記載のアクアウェルラウンドステーション。
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