JP3131270U - 耐熱ガラスポットとプラスチックベースの嵌合構造 - Google Patents

Abstract

【課題】耐熱ガラスポットとプラスチックベースが、接着材料やネジを必要とせずに堅固に相互に嵌合可能な嵌合構造を提供する。
【解決手段】茶やコーヒーを淹れる耐熱保温ガラスポット１とプラスチックベース２を結合する構造において、耐熱ガラスポット１の底端近くの外周上に溝１１を設け、対応するプラスチックベース２の内周に弧形弾性突起２２を設け、また弧形弾性突起２２の内側に予備空間２３を形成して環状パッキン２４を挿入配置し、これによって耐熱ガラスポット１とプラスチックベース２を堅固に嵌合させる。
【選択図】図２

Description

本考案は耐熱ガラスポットとプラスチックベースの嵌合構造に関し、特に茶やコーヒーを淹れる耐熱保温ガラスポットとプラスチックベースとを、溝と対応する弧形弾性突起の相互の嵌合と更に環状パッキンを加えることによって、耐熱ガラスポットとプラスチックベースを堅固に嵌合する応用技術に関する。

アルコール類、非アルコール類、ホット、コールドといった飲料の容器の材質は、金属、陶磁器類、ガラス類に大別され、形状は缶とポットを含む。茶、牛乳、健康茶、コーヒーといったホットドリンクの容器では、耐熱ガラスは広く現代人に受け入れられている。主な要因は、透明、美観、清潔、洗浄のしやすさなどの重要な特徴にある。
旧来のガラスは熱に弱く割れやすく、ほとんどがガラスのみのポットであったが、ガラスのみでは損壊しやすくまた装飾性にも欠けることから、近年のガラスポットは耐熱、強化、また底部をプラスチック材料で包み美観と保護の効果を具えた装飾構造としている。
しかし上述の美化と保護のためにガラスポットとプラスチックベースを結合する方法は、主にガラスポットの底部を直接プラスチックベースのくぼみに挿入して特殊な接着材料で接合したもので、接着材料は時間の経過に伴い変質しやすく、ガラスポットとプラスチックベースの間にがたつきや脱落が起こってしまう。
特開平８−２８０５４３号公報

本考案は上述の公知の耐熱ガラスポットとプラスチックベースの結合の問題を解決することを課題とする。

耐熱ガラスポットの底端近くの外周上に環状の溝を設け、プラスチックベース内周の対応する箇所に弧形弾性突起を設け、また弧形弾性突起の内側に空間を残し、この空間に環状パッキンを挿入できるようにし、これによって耐熱ガラスポットとプラスチックベースを堅固に嵌合させる。

本考案により、公知技術において接着材料の劣化がひきおこすガラスポットとプラスチックベースのがたつきや脱落といった問題を解決し、耐熱ガラスポットとプラスチックベースは接着材料もネジも必要とせずに堅固に相互に嵌合する。

図１から図４に示すように、本考案は主に耐熱ガラスポット１、耐熱ガラスポット１の底に固定したプラスチックベース２、フレーム３及び底板４を具える。
本考案は、耐熱ガラスポット１の底端に近い外周上に環状の溝１１を設け、対応するプラスチックベース２が耐熱ガラスポット１底部の溝２１を受ける内周壁の箇所に、弧形弾性突起２２を設ける。

弧形弾性突起２２の内側に予備空間２３を形成し、予備空間２３内に環状パッキン２４を挿入配置でき、弧形弾性突起２２が耐熱ガラスポット１の環状の溝１１内に弾接し続けるようにし、これにより耐熱ガラスポット１とプラスチックベース２は接着材料もネジも必要とせずに堅固に相互に嵌合する。

本考案の立体図である。 本考案の分解立体図である。 本考案の断面図である。 本考案の分解断面図である。

符号の説明

１ 耐熱ガラスポット
１１ 環状の溝
２ プラスチックベース
２１ くぼみ
２２ 弾性突起
２３ 予備空間
２４ 環状パッキン
３ フレーム
４ 底板

Claims (1)

1. 耐熱ガラスポットとプラスチックベースの嵌合構造であって、耐熱ガラスポット１の底端に近い外周上に環状の溝１１を設け、これに対応してプラスチックベース２が耐熱柄スポット１の底部を受けるくぼみ２１の内周壁に、弧形弾性突起２２を設け、該弧形弾性突起２２の内側に予備空間２３を形成し、予備空間２３中に環状パッキン２４を配置することができ、弧形弾性突起２２が耐熱ガラスポット１の環状の溝１１内に弾接し続けるようにして、耐熱ガラスポット１とプラスチックベース２が堅固に嵌合するようにして成ることを特徴とする耐熱ガラスポットとプラスチックベースの嵌合構造。

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