JP3131199U - マグネット洗浄具 - Google Patents

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【課題】底の深い小型容器の内面に付着した汚れを簡単,確実に洗浄するために,従来から実用されている柄の長いブラシやスポンジブラシを使用して擦り洗浄したり,容器の中に小型の洗浄具を少量の水や洗剤とともに挿入して振り洗って洗浄する不確実な方法ではなく,磁気力を利用した擦り洗浄により内面を隅々まで洗浄することが出来る洗浄具を提案する。
【解決手段】擦ることにより擦り面の汚れを落とす素材,形状で被覆されたマグネットで形成する洗浄体と,小型容器の擦り面に傷を付け難い素材,形状で被覆されたマグネットで形成する駆動体で構成され,小型容器内に洗浄体を挿入して外面の駆動体と磁気吸引させ,駆動体を移動させることにより洗浄体が内面を擦り移動して,底の深い小型容器の内面の隅々まで汚れを擦り洗浄することが出来るとともに,洗浄体の擦り面の部材を変更することにより擦り力を選択できるマグネット洗浄具。
【選択図】図1

Description

底の深い小型容器の内面の汚れを洗浄する洗浄具に関し,擦ることにより小型容器の擦り面の汚れを落とす洗浄体と,小型容器の外面から洗浄体を移動させるための駆動体で構成され,小型容器内に洗浄体とともに適量の水や洗剤を挿入して外面の駆動体と磁気吸引させ,駆動体を移動させることにより洗浄体が内面を擦り移動して,底の深い小型容器の内面の隅々まで汚れを擦り洗浄するともに,洗浄体の擦り面の部材を変更することにより,擦り力を選択できるマグネット洗浄具。
容器に水や麦茶を繰り返し収納,保存すると,容器の内面に水垢や茶渋が付着して汚れ,衛生面でも問題が有るため,タワシなどにより高い頻度で内面を洗浄する必要が有る。しかし,底の深い小型容器などの場合は,開口部が狭く洗浄のために手を入れることが困難な場合が多く,柄の長いブラシやスポンジブラシを使用して擦り洗浄したり,容器の中に小型の洗浄具を少量の水や洗剤とともに挿入して振り洗浄するなどの方法が取られている。しかし,ブラシによる洗浄では,ブラシの形状,寸法によっては容器の隅々までを洗浄することが難しく,小型の洗浄具の場合は,容器が小サイズであれば,それなりの効果が得られるが,容器が大型になると,容器を振り続けること自体に難が有るとともに,内面全体をきれいに洗浄することが難しいなど,何れの方法に関しても種々の課題を有している。
考案が解決しようとする課題
底の深い小型容器の内面に付着した汚れを簡単,確実に洗浄するために,従来から実用化されている,柄の長いブラシやスポンジブラシを使用して擦り洗浄したり,容器の中に小型の洗浄具を適量の水や洗剤とともに挿入して振り洗浄する不確実な方法ではなく,磁気力を利用した擦り洗浄により内面を隅々まで洗浄するとともに,洗浄体の擦り面の部材を変更することにより,擦り力を選択できるマグネット洗浄具を提案する。
課題を解決するための手段
擦ることにより小型容器の擦り面の汚れを落とす素材,形状でマグネットを被覆するとともに,擦り面の部材を変更することにより擦り力を選択可能に形成される洗浄材と,小型容器の擦り面に傷を付け難い素材,形状で被覆されたマグネットで形成する駆動体で構成され,小型容器内に洗浄体とともに適量の水と洗剤を挿入して外面の駆動体と磁気吸引させ,駆動体を移動させることにより洗浄体が内面を擦り移動して,底の深い小型容器の内面の隅々まで汚れを擦り洗浄するマグネット洗浄具。
考案の効果
小型容器内に洗浄体とともに適量の水と洗剤を挿入して外面の駆動体と磁気吸引させ,駆動体を移動させることにより洗浄体が内面を擦り移動し,汚れ部分を集中的に擦り洗浄することにより,従来から実用されている柄の長いブラシやスポンジブラシを使用して擦り洗浄したり,容器の中に小型の洗浄具を少量の水や洗剤とともに挿入して振り洗浄する不確実な方法ではなく,底の深い小型容器の内面を隅々まで簡単,確実に洗浄することが出来るとともに,洗浄体の擦り面の部材を変更することにより,小型容器に強く付着した汚れを擦り落とすことも可能である。さらに不使用時に洗浄体と駆動体とを磁気吸着させておけば紛失することも無いなど,大きな特徴を有している。
図1は本考案のマグネット洗浄具の外観斜視図を示し,洗浄体1と駆動体2で構成される。小型容器内に洗浄体とともに適量の水と洗剤を挿入して外面の駆動体と磁気吸引させ,駆動体を移動させることにより洗浄体が内面を擦り移動して,底の深い小型容器の内面の隅々まで汚れを擦り洗浄する。水は洗浄体と小型容器の擦り面との間の摩擦抵抗を下げる効果が有る。なお,洗浄体のN極面は駆動体のS極面と,洗浄体のS極面は駆動体のN極面と相互に吸引するため,洗浄体の擦り面は,小型容器の外面に接触している駆動体の磁極と反対の極となる。
洗浄対象の容器の中に挿入する洗浄体はマグネットを合成ゴムなどの擦り材で被覆して形成され,マグネットの所定の磁極面には洗浄体と小型容器の擦り面との間における摩擦抵抗を下げ,かつ汚れ落とし効果を高めるための図2に示すような円状突起3,ならびに線条突起4など複数の突起が設けられる。一方,駆動体は容器の外面に接触させて使用するためマグネットを合成ゴムなどの素材で被覆して容器の接触面に傷を付けないように形成するとともに,容器の外面との接触抵抗を下げるために,複数の突起が設けられる。
洗浄体における擦り面の部材の変更は,洗浄体が軟質のゴム材,または樹脂材で表面が被覆され,突起を備えているため適度な弾性を有しており,図3に示すように,輪状に形成された研磨布や金属たわし材などの擦り強化部材5をはめ込んで擦り力を強化し,強い汚れを確実に擦り取る構成が可能である。本考案のように,擦り力を手などによって直接的に調整できない間接的な方法の場合は,擦り力を選択できることが必須となる。
上記するように,駆動体を移動させることにより洗浄体が容器の内面を擦り移動し,汚れ部分を集中的に擦り洗浄することにより,従来から実用されている柄の長いブラシやスポンジブラシを使用して擦り洗浄したり,容器の中に小型の洗浄具を少量の水や洗剤とともに挿入して振り洗って洗浄する不確実な方法ではなく,底の深い小型容器の内面を隅々まで簡単,確実に洗浄することが出来るとともに,洗浄体の擦り面の部材を変更することにより,小型容器に強く付着した汚れを擦り落とすことも可能である。また,容器の中から洗浄体を取り出す場合も,駆動体との吸引力を利用して開口部から取り出すことにより取り出し紐を取り付ける必要がない。さらに,保管時に洗浄体と駆動体とを磁気吸着させておけば分離して紛失することも無いなど,大きな特徴を有している。
本実施例では,洗浄体の縦・横・高さは30×5×10mm,駆動体は50×20×10mmサイズの角型で形成し,いずれも表面はシリコンゴムで被覆してあるため,小型容器に傷を付けないとともに,水に濡れてもマグネットが錆びない効果が得られている。洗浄体に関しては高さ1mmの円状突起3を多数設けてあり,駆動体には高さ1mmの円状突起3が設けられている。実施例では磁極のS極,N極の何れの面に対しても突起を設けたが,例えば駆動体の片面に取っ手を設ける場合などでは,駆動体で利用できる極は固定されるため,洗浄体の突起は駆動体の反対極面のみに構成すれば良く,磁極の両面に構成する必要はない。表面の被覆に関しては,シリコンゴムに限定されず,塩化ビニールやウレタンフォームなどの素材でも良い。所定の磁極面上に設けられる突起は,円状,線条に限定されるものではなく,種々の形状が適用可能である。洗浄体の擦り力を変更する方法は,実施例では輪構造としたが,図4に示す如く,強化部材を所定の面に嵌め込む構造でも良いなど,種々の取り付け方法が有る。また,マグネットの形状は洗浄体,駆動体ともに角型を採用しているが,円柱型,リング型,ボール型など,さらに各種ディメンジョンに関しても,容器のサイズや形状により最も擦り洗浄効果が得られるように決定することが出来るなど,本考案の登録請求の範囲を逸脱しない範囲であれば種々変形実施が可能である。
本考案実施によるマグネット洗浄具の概観斜視図を示す。 洗浄具のS極,N極面に設けられる突起の外観斜視図を示す。 洗浄具に輪構造の擦り力強化部材を取り付けた外観斜視図を示す。 洗浄具に嵌め込み構造の擦り強化部材を取り付けた概観斜視図を示す
符号の説明
1 洗浄具
2 駆動具
3 円状突起
4 線条突起
5 擦り強化部材

Claims (1)

  1. 底の深い小型容器の内面の汚れを洗浄する洗浄具に関し,所定の磁極面上に複数の突起を備えた軟質のゴム材,または軟質の樹脂材でマグネットの表面を被覆して形成される駆動体,ならびに,所定の磁極面上に複数の突起を備えた軟質のゴム材,または軟質の樹脂材でマグネットの表面を被覆するとともに,擦り面の部材を変更することにより擦り力を選択可能に形成される洗浄材で構成され,小型容器内に洗浄体とともに適量の水や洗剤を挿入して,洗浄体と小型容器の外面の駆動体を磁気吸引させ,駆動体を移動させることにより洗浄体が内面を擦り移動して,底の深い小型容器の内面の隅々まで汚れを擦り洗浄するとともに,洗浄体の擦り面の部材を変更することにより,擦り力を選択できるマグネット洗浄具。
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