JP3130926U - 外壁施工構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下階にそれぞれ配されたALC製壁パネル3と、前記ALC製壁パネル3に固定された複数の縦胴縁5と、前記縦胴縁5に固定された壁材12とからなり、前記縦胴縁5は、前記ALC製壁パネル3の上階部分または下階部分にはみ出し、またがるように固定されている。
【選択図】図1
Description
・上下の階のALC製壁パネルの外側表面の相互間に段差状の不陸がある場合、そのまま胴縁を取り付けると、壁パネル相互の表面にも不陸が発生し、仕上がりの美観上好ましくないこと。
・さらに、上記と同様に不陸がある場合、ALC製壁パネルの上側または下側において、縦胴縁の端面と、対面するALC製壁パネルの端面と、が非常に近接していると、地震などにより上下の階層のALC製既存外壁パネルが異なる動きをした場合には、縦胴縁の端面と対面するALC製壁パネルの端面とが互いに接触し、縦胴縁が破壊されたり、脱落したりするおそれがあること。
一般的に、図8に示すように、あと施工アンカー17が床などの主要構造部と干渉して、施工不良をまねくという問題がある(図は、壁パネル6およびアンカーを構成するバネ部分、ボルトを省略している)。この問題の原因は、アンカーの施工手順を図9に示すように、アンカーの施工構造、固着構造が回転式のロールプレートによるため、ロールプレート部が自重で回転するための空間が必要とされるからである。
この問題を解決する方法の一つとして、図10に示すように、上層階のALC製壁パネル3の下側に位置するあと施工アンカー17の位置を上方に移動して、それを主要構造部と干渉しない位置に設ける方法が考えられる。しかし、前記改修構造を適用しても、今度は、上層階のALC製壁パネル3に固定される縦胴縁5の下側の端部とあと施工アンカー17との距離Lが長くなってしまい、縦胴縁5の強度が不足したり変形量が大きくなってしまうおそれがある。風圧力などの外力に抗するためには、片持ち梁状になっている縦胴縁5の部分自身の曲げに対する強度を上げる必要があり、ひいては縦胴縁5の材料費の上昇をまねく。しかし、このような場合であっても、上下の各階のALC製壁パネルに、またがるように各階ごとに縦胴縁を取り付けて、縦胴縁の材端とアンカーまでの距離を適切に設定することによって、縦胴縁の材料費の増加を最小限にすることができる。
図1から図5と、図7に、本考案の実施の形態にかかる外壁施工構造の例をそれぞれ示す縦断面図である。
図6は、本考案の外壁施工構造の部分斜視図をであって、図7における縦胴縁のALC製壁パネルへの固定状態を示す。
図1に示すように、ALC製壁パネル3,3が、内側の壁面として、上下の階層の鉄骨構造体1のL型アングル材2にそれぞれ独立して取り付けられている。このALC製壁パネル3,3に重ね張り工事を行うに際し、縦胴縁5の一方が、上下の各階のALC製壁パネル3,3のすくなくとも一方にまたがるように取り付けられ、またがり部分についてはビスなどで固定せずに滑動自由な状態でもって、各階層ごとのALC製壁パネル3,3に取り付けられている。そして、この縦胴縁5,5に対して、重ね張りのために準備した壁材12が上下の階層にまたがって取り付けられている。
さらに、隙間18は、空気層13内の横方向の空気の流れを確保することができるため、空気層13の縦方向の空気の流れとあわせて通気空間を形成することにより、雨水が空気層13内に浸入したときの湿気の排出を向上させることができる。
図3に示す例は、図1に示す実施例1と同様に、縦胴縁5,5が、上下の各階のALC製壁パネル3,3のすくなくとも一方にまたがるようになっており、さらに、またがり部分のALC製壁パネル3に対してはビスなどで固定せずに滑動自由な状態で、各階層ごとのALC製壁パネル3,3に取り付けられ、縦胴縁5,5に留め付け金具9を介して壁材12を取り付けるようにしてある。ここでは、縦胴縁5は、ALC製壁パネル3の一方へのまたがり部分の対面位置に切り欠き部11が設けられ、またがり部分において、ALC製壁パネル3の一方との間に空隙14が設けられている。この空隙14を設けることによって、実施例1よりも、さらに滑動自由な状態になっている。また、切り欠き部11と空隙14とを設けることにより、ALC製壁パネル3自身の不陸やALC製壁パネル3,3どうしの不陸による縦胴縁5,5の不陸を調整することができ、さらに、壁材12,12の不陸を低減し、仕上がり美観を向上させることができる。その他は、実施例1と同様である。
図4に示す例は、縦胴縁5,5とALC製壁パネル3との間の一部に空隙形成部材15を設け、縦胴縁5,5が、上下の各階のALC製壁パネル3,3のすくなくとも一方にまたがるように、各階層ごとのALC製壁パネル3,3に取り付けられ、縦胴縁5,5に留め付け金具9を介して壁材12を取り付けるようにしたものである。ここでは、ALC製壁パネル3の一方にまたがる縦胴縁5のまたがり部分とALC製壁パネル3の一方との間には空隙形成部材15と空隙14が設けられている。この空隙14を設けることによって、実施例1よりも、さらに滑動自由な状態になっている。
また、ALC製壁パネル3の一方にまたがる縦胴縁5のまたがり部分とALC製壁パネル3の一方との間には空隙形成部材15と空隙14とが設けられているため、実施例2にくらべ、より安定した状態で縦胴縁5をALC製壁パネル3に取り付けることができる。
さらに、空隙形成部材15と空隙14とを設けることにより、ALC製壁パネル3自身の不陸やALC製壁パネル3,3どうしの不陸による縦胴縁5,5の不陸を調整することができ、さらに、壁材12,12の不陸を低減し、仕上がり美観を向上させることができる。その他は、実施例1と同様である。
図5に示す例は、縦胴縁5,5とALC製壁パネル3,3との間の一部に空隙形成部材15を設け、縦胴縁5,5が、上下の各階のALC製壁パネル3,3のすくなくとも一方にまたがるように、各階層ごとのALC製壁パネル3,3に取り付けられ、縦胴縁5,5に留め付け金具9を介して壁材12を取り付けるようにしたものである。ここでは、ALC製壁パネル3の一方にまたがる縦胴縁5のまたがり部分とALC製壁パネル3の一方との間には空隙形成部材15を設けずに空隙14のみが設けられている。この空隙14を設けることによって、実施例1より、さらに滑動自由な状態になっている。また、実施例3と同様に、空隙形成部材15と空隙14とを設けることにより、ALC製壁パネル3自身の不陸やALC製壁パネル3,3どうしの不陸による縦胴縁5,5の不陸を調整することができ、さらに、壁材12,12の不陸を低減し、仕上がり美観を向上させることができる。その他は、実施例1と同様である。
図6、図7に示す例は、縦胴縁5,5の外側とALC製壁パネル3,3との間の一部に固定部材16を設け、縦胴縁5,5が、上下の各階のALC製壁パネル3,3のすくなくとも一方にまたがるように、固定部材16により、各階層ごとのALC製壁パネル3,3に取り付けられ、縦胴縁5,5に留め付け金具9を介して壁材12を取り付けるようにしたものである。ALC製壁パネル3の一方にまたがる縦胴縁5のまたがり部分とALC製壁パネル3の一方との間には空隙14が設けられている。ここでは、固定部材16は、縦胴縁5,5の側面とALC製壁パネル3,3との間の一部に設けられており、縦胴縁5,5の側面に当接して固着されている。また、ビス4の代わりに、あと施工アンカー17を用いて、縦胴縁5,5は、固定部材16を介してALC製壁パネル3,3に取り付けられている。このように、固定部材16と空隙14とを設けることにより、ALC製壁パネル3自身の不陸やALC製壁パネル3,3どうしの不陸による縦胴縁5,5の不陸を調整することができ、さらに、壁材12,12の不陸を低減し、仕上がり美観を向上させることができる。その他は、実施例1と同様である。
2…L型アングル材
3…ALC製壁パネル
4…ビス
5…縦胴縁
6…壁パネル
7…下実
8…上実
9…留め付け金具
10…金具用ビス
11…切り欠き部
12…壁材
13…空気層
14…空隙
15…空隙形成部材
16…固定部材
17…あと施工アンカー
18…隙間
Claims (10)
- 上下階にそれぞれ配されたALC製壁パネルと、前記ALC製壁パネルに固定された複数の縦胴縁と、前記縦胴縁に固定された壁材と、からなり、前記縦胴縁は、前記ALC製壁パネルの上階部分または下階部分にはみ出し、またがるように固定されていることを特徴とする外壁施工構造。
- 前記縦胴縁は、前記ALC製壁パネルへのまたがり部分の略対面位置に切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の外壁施工構造。
- 請求項1に記載の外壁施工構造であって、
さらに前記縦胴縁は、前記ALC製壁パネルとの間に所定幅の空隙を形成する空隙形成部材を挟持して固定されていることを特徴とする外壁施工構造。 - 請求項3に記載の外壁施工構造であって、
前記空隙形成部材は、前記縦胴縁の前記ALC製壁パネルへのはみ出し位置に挟持されていることを特徴とする外壁施工構造。 - 請求項3に記載の外壁施工構造であって、
前記空隙形成部材は、前記縦胴縁の前記ALC製壁パネルへのはみ出し位置以外の位置に挟持されていることを特徴とする外壁施工構造。 - 請求項1に記載の外壁施工構造であって、
さらに、前記縦胴縁は、前記ALC製壁パネルとの間に所定幅の空隙を保って固定されるために使用される固定部材によって、該ALC製壁パネルに固定されていることを特徴とする外壁施工構造。 - 前記縦胴縁のまたがり部分の端部において、縦胴縁の端面と対面する一方の縦胴縁の端面との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の外壁施工構造。
- 上下階にまたがって配設される壁材は、壁材の上下端の一方または双方が水平方向にスライド自在な状態で縦胴縁に固定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の外壁施工構造。
- ALC製壁パネルは、ALC製の既存壁であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の外壁施工構造。
- ALC製壁パネルは、外壁または内壁であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の外壁施工構造。
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JP2007000553U JP3130926U (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 外壁施工構造 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012001961A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-01-05 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | レール取付構造 |
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2007
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