JP3129777U - 口唇器具 - Google Patents

Abstract

【課題】人間の口唇の閉鎖操作を容易にするもので、口唇の筋肉の運動により顔面神経支配筋肉を刺激して健康に供する口唇器具を提供する。
【解決手段】口唇器具本体１は、各種の合成樹脂によって構成され、且つ該口唇器具本体には、上唇と下唇との内側に位置する略楕円形の内面接合部２と、外側に位置する上下の外面接合部３とより構成され、該内面接合部と該外面接合部とは、底部で連接する連接底部によって断面凹弧状に形成し、該外面接合部には、上下に引張紐７を設けると共に、その基部に強度を維持する略三角状の三角補強片６と、半円補強片を一体に形成した事を特徴としている。
【選択図】図１

Description

本考案は、人間の口唇の開閉操作によって、口唇の筋肉の運動により顔面神経支配筋肉を刺激して健康を維持する口唇器具において、操作用の引張紐の補強を目的とした口唇器具に関するものである。

従来この種の口唇器具は、種々散見されているが、操作用の引張紐は、上下方向、左右方向及び左右の斜め上方に引張操作をするものであるが、これ等の操作は、口唇器具を正確に操作しないと口唇自体又は内部に炎症を起こすと云う問題点と、該引張紐の基部が弱体化するため、操作が不安定となる等の問題点があった。

口唇周辺のリハビリにおいて最も重要である上下方向、左右方向に対して、口唇器具本体が強靭で、確実に引張操作が出来ないと、口唇周辺の粘膜が刺激されて痛み又は炎症等を生ずるものである。
そこで、本考案の目的とする所は、上記の従来の口唇器具における問題点を解決するもので、引張操作で最も重要な引張紐の基部を強固にするために広い基部を設けて補強し、上下、左右等の引張状態を正確に操作し、口唇の周辺の筋肉の痛等による炎症等を防止し、且つ該引張紐の基部の弱体化を防止して全体を強靭化にした口唇器具を提供するものである。

上記目的を達成するために、本考案の口唇器具本体は、各種の合成樹脂を以って略全体を楕円形状に構成され、該口唇器具本体には、上唇と下唇との内側に位置する内面接合部と、外側の上下に位置する外面接合部より構成されている。該内面接合部と該外面接合部とは、連接底部を以って断面凹弧状に形成されて一体化されている。さらに上下の該外面接合部には、各々中央部分に操作用の引張紐を装設したものである。
そして、上記の該外面接合部の上下の相対向する位置に設けた該引張紐の基部に安定と強度を維持するための基部と、該外面接合部との接合面積が大となる略三角状の補強片を装設したものである。
また、同様の目的で、該引張紐との基部を中心として略半円形状の半円補強片を一体に形成したものである。

本考案による口唇器具本体によれば、従来のように、上下、左右及び引張り等の運動する時に口唇器具本体が引張方向に対して全体が正確に引張られる事なく変形移動による口唇及び内部の炎症等を防止する効果がある。
そして、外面接合部に設けた上下の引張紐に対して基部に略三角形の補強片を形成したことにより、口唇器具本体を上下、左右、斜め及び引張り等に対する引張り運動において、該口唇器具本体は、全体が各々の方向に対して正確に安定して作動すると云う優れた効果がある。
また、該口唇器具本体の引張紐の基部に設けた略三角形の三角補強片及び半円形状の半円補強片とによって、引張紐は安定して切断することなく強靭化される効果と、相対する該外面接合部が著しく強固となる効果がある。

以上の如く構成されている口唇器具によれば、口唇器具本体（１）の外面接合部（３）（３）を指で持って押し潰した状態で軽く口を開いて外面接合部（３）と内面接合部（２）との左右両端を歯部と口唇との間に挿入して、連接底部（５）に上下の口唇を嵌合し、その後、唇に力を入れて前方に突き出す様に引張紐（７）を以って上下、左右及び前方に引張操作をすることによって、口唇の周囲の顔面神経支配筋肉に刺激を与えて口唇付近の運動機能を正常な状態に鍛錬するものである。

次に、本考案の実施例を図面について説明すると、図１に示す口唇器具本体（１）は、各種の合成樹脂より成形され、口唇器具本体（１）は、上唇と下唇との内側に挿入される略楕円形を有する内面接合部（２）と、外側の上下に位置する外面接合部（３）（３）とより構成されている。
該内面接合部（２）と該外面接合部（３）（３）とは、図２に示す如く、底部の連接底部（５）（５）を以って上下の唇が嵌合する断面凹弧状が形成されている。次に、相対して位置する該外面接合部（３）（３）には、外周の中央部分に引張操作用の引張紐（７）（７）をを連接して一体に形成される。引張紐（７）（７）には、各々の基部に強度を維持するために略三角形状となる三角補強片（６）（６）を一体に形成してある。該引張紐（７）（７）には、一方の先端には、係合用の挿入部（８）と、他方には、該挿入部（８）が嵌合する嵌入部（９）が形成されている。符号（１０）は、上下の唇が閉じる時に、口唇器具本体（１）が一定の間隔以上には閉じるのを停止する、相対する間隔突起を示すものである。

また、図５に示すものは、他の実施例を示すもので、該引張紐（７）（７）の各々基部に強度を補強維持するために略半円形状の半円補強片（１１）（１１）を一体に突出形成したものである。

本考案の全体を斜面より見た全体斜面図である。 同じく本考案の図１の縦断側面図である。 本考案の全体の正面図である。 同じく本考案の全体の背面図である。 本考案の他の実施例を示す正面図である。

符号の説明

１ 口唇器具本体
２ 内面接合部
３ 外面接合部
５ 連接底部
６ 三角補強片
７ 引張紐
８ 挿入部
９ 嵌入部
１０ 間隔突起
１１ 半円補強片

Claims (2)

1. 口唇器具本体は、各種の合成樹脂を以って成形され、該口唇器具本体には、上唇と下唇との内側に位置する略楕円形の内面接合部と外側に位置する上下の外面接合部とより構成し、該内面接合部と該外面接合部とは、底部の連接底部を以って断面凹弧状に形成され、上下の中央部分に操作用の引張紐を装設した口唇器具において、該外面接合部に設けた上下の該引張紐には、基部に強度を維持するための略三角状の三角補強片を一体に装設した事を特徴とする口唇器具。
2. 請求項１における該引張紐には、基部を中心とした略半円形状の半円補強片を一体に装設した事を特徴とする口唇器具。

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