JP3129550B2 - 加算平均方法 - Google Patents
加算平均方法Info
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- JP3129550B2 JP3129550B2 JP04315908A JP31590892A JP3129550B2 JP 3129550 B2 JP3129550 B2 JP 3129550B2 JP 04315908 A JP04315908 A JP 04315908A JP 31590892 A JP31590892 A JP 31590892A JP 3129550 B2 JP3129550 B2 JP 3129550B2
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- Japan
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- analysis
- interval
- spectrum
- power spectrum
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- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加算平均方法、特にオー
トモードによるRR間隔スペクトル分析における加算平
均方法に関する。
トモードによるRR間隔スペクトル分析における加算平
均方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、心機能障害と自律神経障害の
関連性から、心電図を構成するR波とR波との間隔であ
るRR間隔をスペクトル分析する方法、即ち、RR間隔
変動のパワースペクトルを高速フーリエ変換を用いて周
波数分析する方法が、自律神経障害の発見に貢献してい
ることは、よく知られている。このRR間隔スペクトル
分析においては、24時間のRR間隔データのうちで任
意の箇所をスポット的に分析するマニュアルモードと、
24時間のRR間隔データのうちで任意の区間を一定間
隔で連続的に分析するオートモードとがある。上記マニ
ュアルモードによる分析結果が2次元で表示されるのに
対して、オートモードによる分析結果は、図5に示すよ
うに、3次元で表示される。図5において、参照符号D
1、D2・・・は、表示開始時刻である19:00から
24時間中の1区間である表示時間間隔、例えば各1時
間における代表パワースペクトルである。図5の例で
は、24時間の1時間ごとの代表パワースペクトルが、
D1、D2・・・D24で示すように、24個表示され
ている。従って、図5では、オートモードによるスペク
トル分析の表示時間間隔が1時間で、表示個数が24個
となり、各代表パワースペクトルD1、D2・・・D2
4により24時間のパワースペクトルトレンドが表示さ
れている。従来は、図6に示すように、この表示時間間
隔ごとの代表値を求めていた。図6は、表示開始時刻が
19:00、表示時間間隔が1時間、表示個数が24個
の例である。
関連性から、心電図を構成するR波とR波との間隔であ
るRR間隔をスペクトル分析する方法、即ち、RR間隔
変動のパワースペクトルを高速フーリエ変換を用いて周
波数分析する方法が、自律神経障害の発見に貢献してい
ることは、よく知られている。このRR間隔スペクトル
分析においては、24時間のRR間隔データのうちで任
意の箇所をスポット的に分析するマニュアルモードと、
24時間のRR間隔データのうちで任意の区間を一定間
隔で連続的に分析するオートモードとがある。上記マニ
ュアルモードによる分析結果が2次元で表示されるのに
対して、オートモードによる分析結果は、図5に示すよ
うに、3次元で表示される。図5において、参照符号D
1、D2・・・は、表示開始時刻である19:00から
24時間中の1区間である表示時間間隔、例えば各1時
間における代表パワースペクトルである。図5の例で
は、24時間の1時間ごとの代表パワースペクトルが、
D1、D2・・・D24で示すように、24個表示され
ている。従って、図5では、オートモードによるスペク
トル分析の表示時間間隔が1時間で、表示個数が24個
となり、各代表パワースペクトルD1、D2・・・D2
4により24時間のパワースペクトルトレンドが表示さ
れている。従来は、図6に示すように、この表示時間間
隔ごとの代表値を求めていた。図6は、表示開始時刻が
19:00、表示時間間隔が1時間、表示個数が24個
の例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6では、19:00
から分析を開始し、1時間ごと、即ち、19:00から
20:00まで、20:00から21:00まで、・・
・18:00から19:00までを1個の分析対象と
し、24個分析する。そして、19:00から512ビ
ート分を分析し、その分析結果を19:00から20:
00までの代表パワースペクトルd1とし、次の20:
00から512ビート分を分析し、その分析結果を2
0:00から21:00までの代表パワースペクトルd
2とする。以下同様にして、順次代表パワースペクトル
を求め、最後の18:00から512ビート分を分析
し、その分析結果を18:00から19:00までの代
表パワースペクトルとして求め、オートモードによるス
ペクトル分析を終了する。このように、従来は、表示時
間間隔ごとに(例えば、1時間ごとに(図6))先頭部
分のRR間隔データのみ、例えば、512ビート分のみ
を分析して各表示時間間隔ごとの代表パワースペクトル
としていた。しかし、この代表パワースペクトルの求め
方は、上記各表示時間間隔において先頭部分から後のR
R間隔データが考慮されていないことになる。従って、
従来は、オートモードによる正確なパワースペクトルト
レンド(図6)が得られないことになり、自律神経障害
の発見に支障を来す場合があった。本発明の目的は、オ
ートモードによるRR間隔スペクトル分析において、各
表示時間間隔の先頭部分から後のRR間隔データをも考
慮することにより代表パワースペクトルを求め、正確な
パワースペクトルトレンドを得るようにして、自律神経
障害の発見に資することにある。
から分析を開始し、1時間ごと、即ち、19:00から
20:00まで、20:00から21:00まで、・・
・18:00から19:00までを1個の分析対象と
し、24個分析する。そして、19:00から512ビ
ート分を分析し、その分析結果を19:00から20:
00までの代表パワースペクトルd1とし、次の20:
00から512ビート分を分析し、その分析結果を2
0:00から21:00までの代表パワースペクトルd
2とする。以下同様にして、順次代表パワースペクトル
を求め、最後の18:00から512ビート分を分析
し、その分析結果を18:00から19:00までの代
表パワースペクトルとして求め、オートモードによるス
ペクトル分析を終了する。このように、従来は、表示時
間間隔ごとに(例えば、1時間ごとに(図6))先頭部
分のRR間隔データのみ、例えば、512ビート分のみ
を分析して各表示時間間隔ごとの代表パワースペクトル
としていた。しかし、この代表パワースペクトルの求め
方は、上記各表示時間間隔において先頭部分から後のR
R間隔データが考慮されていないことになる。従って、
従来は、オートモードによる正確なパワースペクトルト
レンド(図6)が得られないことになり、自律神経障害
の発見に支障を来す場合があった。本発明の目的は、オ
ートモードによるRR間隔スペクトル分析において、各
表示時間間隔の先頭部分から後のRR間隔データをも考
慮することにより代表パワースペクトルを求め、正確な
パワースペクトルトレンドを得るようにして、自律神経
障害の発見に資することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、先ず、表示
時間間隔Tを1区間とし、1区間を分割した所定の間隔
tごとに各分析領域K1、K2・・・についてRR間隔
スペクトル分析を行い、次に、分析結果である各パワー
スペクトルを加算し、更に、加算結果である総パワース
ペクトルを総加算数で割った結果を各区間の代表パワー
スペクトルD1、D2・・・とすることを特徴とする加
算平均方法により、解決される。
時間間隔Tを1区間とし、1区間を分割した所定の間隔
tごとに各分析領域K1、K2・・・についてRR間隔
スペクトル分析を行い、次に、分析結果である各パワー
スペクトルを加算し、更に、加算結果である総パワース
ペクトルを総加算数で割った結果を各区間の代表パワー
スペクトルD1、D2・・・とすることを特徴とする加
算平均方法により、解決される。
【0005】
【作用】この構成によれば、先ず、表示時間間隔T、例
えば、1時間(図1)を1区間とし、この1時間を分割
した所定の間隔、例えば6等分した10分間(図1)ご
とに各分析領域K1、K2、K3、K4、K5、K6に
ついてRR間隔スペクトル分析を行う。次に、分析結果
である各パワースペクトルを加算し、更に、加算結果で
ある総パワースペクトルS1、S2・・・を総加算数
(図1の場合は6)で割った値を各区間の代表パワース
ペクトルD1、D2・・・とする。従って、従来例(図
6)が、各表示時間間隔ごとに先頭部分のRR間隔デー
タのみを分析して代表パワースペクトルとしていたのに
比較して、本発明が、上記した加算平均方法を採用する
ことにより先頭部分から後のRR間隔データをも考慮し
て代表パワースペクトルを求めることができるので、一
層正確なパワースペクトルトレンドが得られるようにな
った。このため、オートモードによるRR間隔スペクト
ル分析において、各表示時間間隔の先頭部分から後のR
R間隔データをも考慮することにより代表パワースペク
トルを求め、正確なパワースペクトルトレンドを得るよ
うにして、自律神経障害の発見に資することができるよ
うになった。
えば、1時間(図1)を1区間とし、この1時間を分割
した所定の間隔、例えば6等分した10分間(図1)ご
とに各分析領域K1、K2、K3、K4、K5、K6に
ついてRR間隔スペクトル分析を行う。次に、分析結果
である各パワースペクトルを加算し、更に、加算結果で
ある総パワースペクトルS1、S2・・・を総加算数
(図1の場合は6)で割った値を各区間の代表パワース
ペクトルD1、D2・・・とする。従って、従来例(図
6)が、各表示時間間隔ごとに先頭部分のRR間隔デー
タのみを分析して代表パワースペクトルとしていたのに
比較して、本発明が、上記した加算平均方法を採用する
ことにより先頭部分から後のRR間隔データをも考慮し
て代表パワースペクトルを求めることができるので、一
層正確なパワースペクトルトレンドが得られるようにな
った。このため、オートモードによるRR間隔スペクト
ル分析において、各表示時間間隔の先頭部分から後のR
R間隔データをも考慮することにより代表パワースペク
トルを求め、正確なパワースペクトルトレンドを得るよ
うにして、自律神経障害の発見に資することができるよ
うになった。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例により添付図面を参照
して説明する。本発明は、請求項1に記載したように、
先ず、表示時間間隔Tを1区間とし、1区間を分割した
所定の間隔tごとに各分析領域K1、K2・・・につい
てRR間隔スペクトル分析を行い、次に、分析結果であ
る各パワースペクトルを加算し、更に、加算結果である
総パワースペクトルを総加算数で割った結果を各区間の
代表パワースペクトルD1、D2・・・とすることを特
徴とする加算平均方法である。
して説明する。本発明は、請求項1に記載したように、
先ず、表示時間間隔Tを1区間とし、1区間を分割した
所定の間隔tごとに各分析領域K1、K2・・・につい
てRR間隔スペクトル分析を行い、次に、分析結果であ
る各パワースペクトルを加算し、更に、加算結果である
総パワースペクトルを総加算数で割った結果を各区間の
代表パワースペクトルD1、D2・・・とすることを特
徴とする加算平均方法である。
【0007】(1)第1実施例 図1は、本発明の第1実施例を示す図であり、図2は、
本発明の第1実施例の作用説明図である。図1の第1実
施例は、上記各分析領域K1、K2・・・(分析サンプ
ル数、例えば512beat(図7))における分析開
始時刻を上記1区間分割間隔tだけずらす移動量1の条
件下でRR間隔スペクトル分析を行う場合の例である。
この場合、分析対象領域選択画面(図示省略)において
「設定」キ−を押すと、図2に示す分析及び表示条件設
定画面Gに切り替わる。この画面Gの下段において、オ
−トモ−ドによるスペクトル分析を行う場合の表示条件
を設定する。図2において、参照符号G1は表示開始時
刻、G2は表示時間間隔、G3は表示個数、G4は加算
平均である。上記表示開始時刻G1は、パワースペクト
ルトレンド(図5)の表示を開始する時刻であり、例え
ば、図示するように、直接に19:00:00をキー入
力する。上記表示時間間隔G2は、パワースペクトルト
レンド(図5)を表示する時間間隔であり、分単位で、
1、2、5、10、30、60のうちのいずれか1つ、
例えば60を選択する。上記表示個数G3は、選択した
表示時間間隔60分を一つの個数として24時間分析す
る場合の個数である。図示する例では、表示時間間隔6
0分ごとに24時間分析を行うので、上記表示個数G3
には、最大個数である24が表示されている。この表示
個数G3を変更する場合は、表示されている最大個数よ
り小さい整数を直接に入力する。上記加算平均G4は、
本発明による加算平均方法を行う(ON)か、従来の方
法(図6)を行うか(OFF)を選択する項目であり、
図示するようにONを選択した場合は、加算条件を設定
するための窓枠Wが表示される。この窓枠Wにおいて、
参照符号W1は移動量、W2は総加算数である。上記移
動量W1は、図1の各分析領域K1、K2・・・におけ
る分析開始時刻の上記1区間分割間隔tとの関係におけ
るずらし量であり、1/4、1/2、1のいずれか1つ
を選択する。上記総加算数W2は、選択した表示時間間
隔内において加算平均する場合の加算データの個数をい
う。この総加算数W2は、図7に示すように、RR間隔
スペクトル分析を行う場合の必要なサンプル数である分
析サンプル数と、上記表示時間間隔及び移動量により決
定される。本実施例においては、分析サンプル数が51
2beat、表示時間間隔が60分、移動量が1である
ので、総加算数W2は、6個となる(図7の*印、図
1、図2)。このように、図2に示す分析及び表示条件
設定画面Gにおいて、G1、G2、G3、G4、W1、
W2の条件を設定した後、リターンキー(図示省略)を
押すと分析対象領域選択画面(図示省略)に戻るので、
そこで「分析」キーを押すと、図1に示すようなスペク
トル分析が行われる。
本発明の第1実施例の作用説明図である。図1の第1実
施例は、上記各分析領域K1、K2・・・(分析サンプ
ル数、例えば512beat(図7))における分析開
始時刻を上記1区間分割間隔tだけずらす移動量1の条
件下でRR間隔スペクトル分析を行う場合の例である。
この場合、分析対象領域選択画面(図示省略)において
「設定」キ−を押すと、図2に示す分析及び表示条件設
定画面Gに切り替わる。この画面Gの下段において、オ
−トモ−ドによるスペクトル分析を行う場合の表示条件
を設定する。図2において、参照符号G1は表示開始時
刻、G2は表示時間間隔、G3は表示個数、G4は加算
平均である。上記表示開始時刻G1は、パワースペクト
ルトレンド(図5)の表示を開始する時刻であり、例え
ば、図示するように、直接に19:00:00をキー入
力する。上記表示時間間隔G2は、パワースペクトルト
レンド(図5)を表示する時間間隔であり、分単位で、
1、2、5、10、30、60のうちのいずれか1つ、
例えば60を選択する。上記表示個数G3は、選択した
表示時間間隔60分を一つの個数として24時間分析す
る場合の個数である。図示する例では、表示時間間隔6
0分ごとに24時間分析を行うので、上記表示個数G3
には、最大個数である24が表示されている。この表示
個数G3を変更する場合は、表示されている最大個数よ
り小さい整数を直接に入力する。上記加算平均G4は、
本発明による加算平均方法を行う(ON)か、従来の方
法(図6)を行うか(OFF)を選択する項目であり、
図示するようにONを選択した場合は、加算条件を設定
するための窓枠Wが表示される。この窓枠Wにおいて、
参照符号W1は移動量、W2は総加算数である。上記移
動量W1は、図1の各分析領域K1、K2・・・におけ
る分析開始時刻の上記1区間分割間隔tとの関係におけ
るずらし量であり、1/4、1/2、1のいずれか1つ
を選択する。上記総加算数W2は、選択した表示時間間
隔内において加算平均する場合の加算データの個数をい
う。この総加算数W2は、図7に示すように、RR間隔
スペクトル分析を行う場合の必要なサンプル数である分
析サンプル数と、上記表示時間間隔及び移動量により決
定される。本実施例においては、分析サンプル数が51
2beat、表示時間間隔が60分、移動量が1である
ので、総加算数W2は、6個となる(図7の*印、図
1、図2)。このように、図2に示す分析及び表示条件
設定画面Gにおいて、G1、G2、G3、G4、W1、
W2の条件を設定した後、リターンキー(図示省略)を
押すと分析対象領域選択画面(図示省略)に戻るので、
そこで「分析」キーを押すと、図1に示すようなスペク
トル分析が行われる。
【0008】先ず、表示時間間隔Tを1区間とし、1
区間を分割した所定の間隔tごとに各分析領域K1、K
2・・・についてRR間隔スペクトル分析を行う。本実
施例では、表示時間間隔Tは60分であり、この60分
を1区間として1区間を分割した所定の間隔、即ち、1
区間分割間隔tは10分であり、かつ移動量は1である
(図7の*印、図1)。従って、図1に示すように、5
12beat分の各分析領域K1、K2・・・における
分析開始時刻を10分だけずらしてRR間隔スペクトル
分析が行われる。即ち、分析領域K1については、表示
開始時刻19:00から分析が開始され、分析領域K2
については、19:10から分析が開始されるというよ
うに、分析領域K6までRR間隔スペクトル分析が行わ
れる。
区間を分割した所定の間隔tごとに各分析領域K1、K
2・・・についてRR間隔スペクトル分析を行う。本実
施例では、表示時間間隔Tは60分であり、この60分
を1区間として1区間を分割した所定の間隔、即ち、1
区間分割間隔tは10分であり、かつ移動量は1である
(図7の*印、図1)。従って、図1に示すように、5
12beat分の各分析領域K1、K2・・・における
分析開始時刻を10分だけずらしてRR間隔スペクトル
分析が行われる。即ち、分析領域K1については、表示
開始時刻19:00から分析が開始され、分析領域K2
については、19:10から分析が開始されるというよ
うに、分析領域K6までRR間隔スペクトル分析が行わ
れる。
【0009】次に、分析結果である各パワースペクト
ルを加算する。即ち、上記各分析領域K1、K2・・・
においては、分析開始時刻を10分だけずらしてRR間
隔スペクトル分析が行われるが、その分析結果である各
パワースペクトルを加算する。この場合、加算した総パ
ワースペクトルをS1とする。 更に、上記総パワースペクトルを総加算数で割った結
果を各区間の代表パワースペクトル代表値D1、D2・
・・とする。19:00から20:00までの1区間の
加算結果である総パワースペクトルが上述したようにS
1、また総加算数は6であるから、この区間の代表パワ
ースペクトルD1はS1/6である。このような加算平
均を、後の20:00から21:00まで、21:00
から22:00まで、・・・18:00から19:00
までというように、表示時間間隔60分ごとに行う。そ
の結果の代表パワースペクトルは、次のようになる。 D1=S1/6・・・19:00から20:00までの
代表パワースペクトル D2=S2/6・・・20:00から21:00までの
代表パワースペクトル ・ ・ ・ ・ ・ ・ D24=S24/6・・・18:00から19:00ま
での代表パワースペクトル このような24個の代表パワースペクトルを表示すれ
ば、図5に示すようなパワースペクトルトレンドとな
る。
ルを加算する。即ち、上記各分析領域K1、K2・・・
においては、分析開始時刻を10分だけずらしてRR間
隔スペクトル分析が行われるが、その分析結果である各
パワースペクトルを加算する。この場合、加算した総パ
ワースペクトルをS1とする。 更に、上記総パワースペクトルを総加算数で割った結
果を各区間の代表パワースペクトル代表値D1、D2・
・・とする。19:00から20:00までの1区間の
加算結果である総パワースペクトルが上述したようにS
1、また総加算数は6であるから、この区間の代表パワ
ースペクトルD1はS1/6である。このような加算平
均を、後の20:00から21:00まで、21:00
から22:00まで、・・・18:00から19:00
までというように、表示時間間隔60分ごとに行う。そ
の結果の代表パワースペクトルは、次のようになる。 D1=S1/6・・・19:00から20:00までの
代表パワースペクトル D2=S2/6・・・20:00から21:00までの
代表パワースペクトル ・ ・ ・ ・ ・ ・ D24=S24/6・・・18:00から19:00ま
での代表パワースペクトル このような24個の代表パワースペクトルを表示すれ
ば、図5に示すようなパワースペクトルトレンドとな
る。
【0010】(2)第2実施例 図3は、本発明の第2実施例を示す図であり、図4は、
本発明の第2実施例の作用説明図である。図3の第2実
施例は、上記各分析領域K1、K2・・・における分析
開始時刻を上記1区間分割間隔tの1/2だけずらす移
動量1/2の条件下でRR間隔スペクトル分析を行う場
合の例である。図1の第1実施例と異なるのは、加算条
件を設定する図4の窓枠Wにおいて、移動量W1が1/
2、総加算数W2が11となっている点である(図7の
**印、図3)。従って、図3に示すように、512b
eat分の各分析領域K1、K2・・・における分析開
始時刻を5分だけずらしてRR間隔スペクトル分析が行
われる。即ち、分析領域K1については、表示開始時刻
19:00から分析が開始され、分析領域K2について
は、19:05から分析が開始されるというように、分
析領域K11までRR間隔スペクトル分析が行われる。
各表示時間間隔T内において、分析結果を加算した総パ
ワースペクトルをS1、S2・・・とすれば、代表パワ
ースペクトルは、次のようになる。 D1=S1/11・・・19:00から20:00まで
の代表パワースペクトル D2=S2/11・・・20:00から21:00まで
の代表パワースペクトル ・ ・ ・ ・ ・ ・ D24=S24/11・・・18:00から19:00
までの代表パワースペクトル このような24個の代表パワースペクトルを表示すれ
ば、図5に示すようなパワースペクトルトレンドとな
る。
本発明の第2実施例の作用説明図である。図3の第2実
施例は、上記各分析領域K1、K2・・・における分析
開始時刻を上記1区間分割間隔tの1/2だけずらす移
動量1/2の条件下でRR間隔スペクトル分析を行う場
合の例である。図1の第1実施例と異なるのは、加算条
件を設定する図4の窓枠Wにおいて、移動量W1が1/
2、総加算数W2が11となっている点である(図7の
**印、図3)。従って、図3に示すように、512b
eat分の各分析領域K1、K2・・・における分析開
始時刻を5分だけずらしてRR間隔スペクトル分析が行
われる。即ち、分析領域K1については、表示開始時刻
19:00から分析が開始され、分析領域K2について
は、19:05から分析が開始されるというように、分
析領域K11までRR間隔スペクトル分析が行われる。
各表示時間間隔T内において、分析結果を加算した総パ
ワースペクトルをS1、S2・・・とすれば、代表パワ
ースペクトルは、次のようになる。 D1=S1/11・・・19:00から20:00まで
の代表パワースペクトル D2=S2/11・・・20:00から21:00まで
の代表パワースペクトル ・ ・ ・ ・ ・ ・ D24=S24/11・・・18:00から19:00
までの代表パワースペクトル このような24個の代表パワースペクトルを表示すれ
ば、図5に示すようなパワースペクトルトレンドとな
る。
【0011】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、先ず、
表示時間間隔Tを1区間とし、1区間を分割した所定の
間隔tごとに各分析領域K1、K2・・・についてRR
間隔スペクトル分析を行い、次に、分析結果である各パ
ワースペクトルを加算し、更に、加算結果である総パワ
ースペクトルを総加算数で割った結果を各区間の代表パ
ワースペクトルD1、D2・・・とすることを特徴とす
る加算平均方法という技術的手段が講じられた。この構
成によれば、先ず、表示時間間隔T、例えば、1時間
(図1)を1区間とし、この1時間を分割した所定の間
隔、例えば6等分した10分間(図1)ごとに各分析領
域K1、K2、K3、K4、K5、K6についてRR間
隔スペクトル分析を行う。次に、分析結果である各パワ
ースペクトルを加算し、更に、加算結果である総パワー
スペクトルS1、S2・・・を総加算数(図1の場合は
6)で割った値を各区間の代表パワースペクトルD1、
D2・・・とする。従って、従来例(図6)が、各表示
時間間隔ごとに先頭部分のRR間隔データのみを分析し
て代表パワースペクトルとしていたのに比較して、本発
明が、上記した加算平均方法を採用することにより先頭
部分から後のRR間隔データをも考慮して代表パワース
ペクトルを求めることができるので、一層正確なパワー
スペクトルトレンドが得られるようになった。このた
め、オートモードによるRR間隔スペクトル分析におい
て、各表示時間間隔の先頭部分だけでなく、その後のR
R間隔データをも考慮することにより代表パワースペク
トルを求め、正確なパワースペクトルトレンドを得るよ
うにして、自律神経障害の発見に資するという技術的効
果を奏することとなった。
表示時間間隔Tを1区間とし、1区間を分割した所定の
間隔tごとに各分析領域K1、K2・・・についてRR
間隔スペクトル分析を行い、次に、分析結果である各パ
ワースペクトルを加算し、更に、加算結果である総パワ
ースペクトルを総加算数で割った結果を各区間の代表パ
ワースペクトルD1、D2・・・とすることを特徴とす
る加算平均方法という技術的手段が講じられた。この構
成によれば、先ず、表示時間間隔T、例えば、1時間
(図1)を1区間とし、この1時間を分割した所定の間
隔、例えば6等分した10分間(図1)ごとに各分析領
域K1、K2、K3、K4、K5、K6についてRR間
隔スペクトル分析を行う。次に、分析結果である各パワ
ースペクトルを加算し、更に、加算結果である総パワー
スペクトルS1、S2・・・を総加算数(図1の場合は
6)で割った値を各区間の代表パワースペクトルD1、
D2・・・とする。従って、従来例(図6)が、各表示
時間間隔ごとに先頭部分のRR間隔データのみを分析し
て代表パワースペクトルとしていたのに比較して、本発
明が、上記した加算平均方法を採用することにより先頭
部分から後のRR間隔データをも考慮して代表パワース
ペクトルを求めることができるので、一層正確なパワー
スペクトルトレンドが得られるようになった。このた
め、オートモードによるRR間隔スペクトル分析におい
て、各表示時間間隔の先頭部分だけでなく、その後のR
R間隔データをも考慮することにより代表パワースペク
トルを求め、正確なパワースペクトルトレンドを得るよ
うにして、自律神経障害の発見に資するという技術的効
果を奏することとなった。
【図1】本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例の作用説明図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例の作用説明図である。
【図5】オートモードによるスペクトル分析結果の一般
的説明図である。
的説明図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【図7】本発明による分析条件を示す図である。
T 表示時間間隔 t 1区間分割間隔 K1、K2・・・ 分析領域 D1、D2・・・ 代表パワースペクトル
Claims (6)
- 【請求項1】 先ず、表示時間間隔Tを1区間とし、1
区間を分割した所定の間隔tごとに各分析領域K1、K
2・・・についてRR間隔スペクトル分析を行い、次
に、分析結果である各パワースペクトルを加算し、更
に、加算結果である総パワースペクトルを総加算数で割
った結果を各区間の代表パワースペクトルD1、D2・
・・とすることを特徴とする加算平均方法。 - 【請求項2】 上記各分析領域K1、K2・・・におけ
る分析開始時刻を上記1区間分割間隔tだけずらす移動
量1の条件下でRR間隔スペクトル分析を行う請求項1
記載の加算平均方法。 - 【請求項3】 上記各分析領域K1、K2・・・におけ
る分析開始時刻を上記1区間分割間隔tの1/2だけず
らす移動量1/2の条件下でRR間隔スペクトル分析を
行う請求項1記載の加算平均方法。 - 【請求項4】 上記各分析領域K1、K2・・・におけ
る分析開始時刻を上記1区間分割間隔tの1/4だけず
らす移動量1/4の条件下でRR間隔スペクトル分析を
行う請求項1記載の加算平均方法。 - 【請求項5】 上記1区間を分割する数が分析サンプル
数と表示時間間隔により決定される請求項1記載の加算
平均方法。 - 【請求項6】 上記総加算数が分析サンプル数と表示時
間間隔と移動量により決定される請求項1記載の加算平
均方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04315908A JP3129550B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 加算平均方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04315908A JP3129550B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 加算平均方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06142070A JPH06142070A (ja) | 1994-05-24 |
JP3129550B2 true JP3129550B2 (ja) | 2001-01-31 |
Family
ID=18071058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04315908A Expired - Lifetime JP3129550B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 加算平均方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3129550B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008229233A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Equos Research Co Ltd | 状態評価装置、及び状態評価プログラム |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP04315908A patent/JP3129550B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008229233A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Equos Research Co Ltd | 状態評価装置、及び状態評価プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06142070A (ja) | 1994-05-24 |
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