JP3129441U - 布地 - Google Patents

Abstract

【課題】優れた保温効果を有し且つ軽量の布地を提供する。
【解決手段】綿、麻、又は人造繊維からなる布材１０の一側面に遠赤外線効果を有する粉末を含むゲル層１１が設けられ、ゲル層１１は更に水晶の粉末を含むことを特徴とする。また、ゲル層１１には、更に磁石の粉末を添加しても良く、これにより磁場を発生させて、この磁場効果によって保健効果を高めることができる。
【選択図】図１

Description

本考案は、特に優れた保温効果を有する軽量の布地に関するものである。

一般の衣服は、防寒及び保温の効果を有するが、布地の材質により、その防寒及び保温効果が異なってくる。又、通常の衣服は、殆んど、綿、麻、又は人造繊維の布地から縫製されるが、これらのうちでは綿製の衣服が最も防寒及び保温効果に優れている。

しかしながら、綿製の衣服は優れた防寒及び保温効果を達成できるものの、防寒及び保温効果を更にいっそう向上させたい場合には、衣服材料の生地の厚さを厚くしなければならない。しかし、生地の厚さを厚くした場合には、衣服全体の重量も増加してしまうので、これが悩みの種であった。
そこで、案出されたのが本考案であって、優れた保温効果を有し且つ軽量の布地を提供することを目的としている。

本願の請求項１の考案は、綿、麻、又は人造繊維からなる布材の一側面に遠赤外線効果を有する粉末を含むゲル層が設けられることを特徴とする布地を提供することにある。

本願の請求項２の考案は、前記請求項１に記載の布地において、前記ゲル層は更に水晶の粉末を含むことを特徴とする。

本考案は上記の課題を解決するものであり、綿、麻、又は人造繊維からなる布材の一側面に遠赤外線効果を有する粉末を含むゲル層が設けられるので、大量の布材を使用することなく、優れた防寒及び保温効果を達成できる。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。

図１は本考案に係る布地の実施例を示す断面図である。
図１に示すように、本考案に係る布地は、綿、麻、又は人造繊維からなる布材１０の一側面に遠赤外線効果を有する物質の粉末と水晶の粉末を含むゲル層１１が設けられる。

そして、本考案に係る布地は、前記ゲル層１１を設けた後、防水加工、防火加工を行うことにより、布地に様々な効果を付加することができる。この防水加工や防火加工はよく使用されている方法であるので、その説明を省略する。

又、前記ゲル層１１は更に磁石の粉末を添加し、該磁石の粉末によって発生する磁場効果により、保健効果を提供できる。

本考案に係る布地は、そのゲル層１１に遠赤外線効果を有する粉末と水晶の粉末を含むので、例えば、寝袋、保温袋、マットレス、潜水服、ダウンジャケット、オートバイ服、戦闘服、軍服、警察用服、防寒服など、様々な衣服や布材の製品を製造できる。
更には、寒冷地域で使用する衣服の開発に使用すれば、衣服の重量と製造コストを減少する効果を有する。

本考案に係る布地は、一側面に遠赤外線効果を有する粉末を含むゲル層が設けられるので、大量の布材を必要とせずに、優れた防寒及び保温効果を達成できる。
台湾紡織産業綜合研究所の試験により、本考案に係る布地は、一般の布材より５℃高い保温効果を有し、更に、該ゲル層に含まれる遠赤外線効果を有する粉末と磁石の粉末により、人体の保健効果を提供することができることが立証されている。

本考案は上記の構成を有し、綿、麻、又は人造繊維からなる布材の一側面に遠赤外線効果を有する粉末を含むゲル層が設けられるので、多量の布材を必要とせずに、優れた防寒及び保温効果が達成できる。

本考案に係る布地の実施例を示す断面図である。

符号の説明

１０ 布材
１１ ゲル層

Claims (2)

1. 綿、麻、又は人造繊維からなる布材の一側面に遠赤外線効果を有する粉末を含むゲル層が設けられることを特徴とする布地。
2. 前記ゲル層は更に水晶の粉末を含むことを特徴とする請求項１に記載の布地。