JP3129382B2 - 長尺青果物の整列供給装置 - Google Patents
長尺青果物の整列供給装置Info
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- JP3129382B2 JP3129382B2 JP07014942A JP1494295A JP3129382B2 JP 3129382 B2 JP3129382 B2 JP 3129382B2 JP 07014942 A JP07014942 A JP 07014942A JP 1494295 A JP1494295 A JP 1494295A JP 3129382 B2 JP3129382 B2 JP 3129382B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、胡瓜、長ナス等の選別
・箱詰めを行うための長尺青果物の整列供給装置に関す
るものである。
・箱詰めを行うための長尺青果物の整列供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】コンテナに収納された胡瓜、長ナス等の
長尺青果物をコンベア上に反転・排出した後に整列供給
を行う一般的な方法を図面について説明する。図8にお
いてコンテナ10に収納された胡瓜は、オートダンパも
しくは人手によってベルトコンベア12上に排出され
る。コンベア上に排出された山積みの胡瓜は、数段階に
構成された引き伸ばしコンベア13a〜13cに受け渡
される。同コンベアは下流ほど速度が速くなっており、
また各コンベアの接続部分にはブラシロール11が設置
されており、このブラシによって胡瓜の山を段階的に崩
してゆくものである。こうして最終段のベルトコンベア
13c上では山を崩し、定間隔に整列した供給を図るも
のである。また図9の例では、ブラシロールを使用せ
ず、複数のコンベアを水平に接続し、図8と同様下流の
コンベアほど速度を上げて胡瓜の山崩しを各コンベア間
の速度差のみによって行うものである。
長尺青果物をコンベア上に反転・排出した後に整列供給
を行う一般的な方法を図面について説明する。図8にお
いてコンテナ10に収納された胡瓜は、オートダンパも
しくは人手によってベルトコンベア12上に排出され
る。コンベア上に排出された山積みの胡瓜は、数段階に
構成された引き伸ばしコンベア13a〜13cに受け渡
される。同コンベアは下流ほど速度が速くなっており、
また各コンベアの接続部分にはブラシロール11が設置
されており、このブラシによって胡瓜の山を段階的に崩
してゆくものである。こうして最終段のベルトコンベア
13c上では山を崩し、定間隔に整列した供給を図るも
のである。また図9の例では、ブラシロールを使用せ
ず、複数のコンベアを水平に接続し、図8と同様下流の
コンベアほど速度を上げて胡瓜の山崩しを各コンベア間
の速度差のみによって行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、長尺青果物
の大きさ、形状は一様ではない。胡瓜を例にとれば、ハ
ウス栽培ではまっすぐなものが多く、露地栽培では曲が
りものが多い。近年農業の集約化に伴い、これら不定形
状の青果物を同一の選果ラインで扱えることが望まれて
いる。しかしながら従来の整列供給方法には次のような
欠点がある。先ず図8のコンベアとブラシロールを組み
合わせる方法では、曲がった胡瓜を収納したコンテナを
反転すると、図10に示すようなクロス状の重なり15
が頻繁に発生し、ブラシロールで山を崩す際に、胡瓜が
重なり合ったままブラシロール11に巻き込まれてしま
い、引き伸ばしコンベア13a〜13c上の胡瓜の流れ
をせき止めてしまったり、あるいは胡瓜自身も折れたり
傷が付いたりする場合がある。またブラシロール11を
回転させて重なりの上側の胡瓜を転がすと、曲がりもの
の胡瓜はさらに後の胡瓜の上に重なり、再びクロス状の
重なり15を発生するので、結局重なりは解消されな
い。次に図9の方法では、ブラシロールを使用しないの
で胡瓜を傷めることはないが、図10のクロス状の重な
り15はコンベア間の速度差を大きくしても、重なり合
ったままコンベアを乗り移る。このため曲がりものの胡
瓜が含まれる場合には、重なりを解消し切れない。そし
て図8,図9双方とも胡瓜の山を崩す際に、胡瓜が散乱
するなどしてコンベアの中央部からずれてもこれを修正
する手段を備えておらず、整然とした供給が不可能であ
った。そこで本発明は、従来装置の課題を解決して、コ
ンベア上における長尺青果物同士の重なりや散乱を解消
して、整然とした供給を可能にする長尺青果物の整列供
給装置を提供する。
の大きさ、形状は一様ではない。胡瓜を例にとれば、ハ
ウス栽培ではまっすぐなものが多く、露地栽培では曲が
りものが多い。近年農業の集約化に伴い、これら不定形
状の青果物を同一の選果ラインで扱えることが望まれて
いる。しかしながら従来の整列供給方法には次のような
欠点がある。先ず図8のコンベアとブラシロールを組み
合わせる方法では、曲がった胡瓜を収納したコンテナを
反転すると、図10に示すようなクロス状の重なり15
が頻繁に発生し、ブラシロールで山を崩す際に、胡瓜が
重なり合ったままブラシロール11に巻き込まれてしま
い、引き伸ばしコンベア13a〜13c上の胡瓜の流れ
をせき止めてしまったり、あるいは胡瓜自身も折れたり
傷が付いたりする場合がある。またブラシロール11を
回転させて重なりの上側の胡瓜を転がすと、曲がりもの
の胡瓜はさらに後の胡瓜の上に重なり、再びクロス状の
重なり15を発生するので、結局重なりは解消されな
い。次に図9の方法では、ブラシロールを使用しないの
で胡瓜を傷めることはないが、図10のクロス状の重な
り15はコンベア間の速度差を大きくしても、重なり合
ったままコンベアを乗り移る。このため曲がりものの胡
瓜が含まれる場合には、重なりを解消し切れない。そし
て図8,図9双方とも胡瓜の山を崩す際に、胡瓜が散乱
するなどしてコンベアの中央部からずれてもこれを修正
する手段を備えておらず、整然とした供給が不可能であ
った。そこで本発明は、従来装置の課題を解決して、コ
ンベア上における長尺青果物同士の重なりや散乱を解消
して、整然とした供給を可能にする長尺青果物の整列供
給装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、コン
テナに収納した胡瓜、長ナス等の長尺青果物をコンベア
上に反転・排出し、その下流に直列に接続され、段階的
に増速されている複数のベルトコンベアから成る引き伸
ばしコンベアによって、青果物の山を少しずつ崩して整
列させ、選果、箱詰めを行う自動選果装置において、前
記引き伸ばしコンベアの下流に設置され、所定の間隔、
高さ、幅のリブが植設されたベルトを中央部に備えたリ
ブ付コンベアと、同リブ付コンベア上の左右に設置さ
れ、所定の傾き角にて同リブ付コンベアの搬送速度より
速い速さで矩形運動をする可動ガイドと、前記リブ付コ
ンベアの下流に同リブ付コンベアより低い位置に設置さ
れ、同リブ付コンベアより速い速さで回転する受け取り
コンベアからなる青果物同士の重なり解消機構を備えて
なるものであり、また前記引き伸ばしコンベアの下流に
設置され、25〜50mm間隔で高さ、幅とも60mm以下
のリブが植設されたベルトを中央部に備えたリブ付コン
ベアと、同リブ付コンベア上に左右に設置され傾き角1
0°以下、同リブ付コンベアの搬送速度の5倍以下の速
さで矩形運動をする可動ガイドと、前記リブ付コンベア
の下流に30〜100mm低い位置に設置され、同リブ付
コンベアの5倍以下の速さで回転する受け取りコンベア
からなる、青果物同士の重なり解消機構を備えてなるも
のであり、さらに前記重なり解消機構の下流に設置さ
れ、駆動軸に取付けられたローラを複数配置して成るロ
ーラコンベア上に、左右交互に、かつ所定幅分少しずつ
外側にずらして配置された複数の前記可動ガイドからな
るセンタリング機構を備えてなるもので、これらを課題
解決のための手段とするものである。
テナに収納した胡瓜、長ナス等の長尺青果物をコンベア
上に反転・排出し、その下流に直列に接続され、段階的
に増速されている複数のベルトコンベアから成る引き伸
ばしコンベアによって、青果物の山を少しずつ崩して整
列させ、選果、箱詰めを行う自動選果装置において、前
記引き伸ばしコンベアの下流に設置され、所定の間隔、
高さ、幅のリブが植設されたベルトを中央部に備えたリ
ブ付コンベアと、同リブ付コンベア上の左右に設置さ
れ、所定の傾き角にて同リブ付コンベアの搬送速度より
速い速さで矩形運動をする可動ガイドと、前記リブ付コ
ンベアの下流に同リブ付コンベアより低い位置に設置さ
れ、同リブ付コンベアより速い速さで回転する受け取り
コンベアからなる青果物同士の重なり解消機構を備えて
なるものであり、また前記引き伸ばしコンベアの下流に
設置され、25〜50mm間隔で高さ、幅とも60mm以下
のリブが植設されたベルトを中央部に備えたリブ付コン
ベアと、同リブ付コンベア上に左右に設置され傾き角1
0°以下、同リブ付コンベアの搬送速度の5倍以下の速
さで矩形運動をする可動ガイドと、前記リブ付コンベア
の下流に30〜100mm低い位置に設置され、同リブ付
コンベアの5倍以下の速さで回転する受け取りコンベア
からなる、青果物同士の重なり解消機構を備えてなるも
のであり、さらに前記重なり解消機構の下流に設置さ
れ、駆動軸に取付けられたローラを複数配置して成るロ
ーラコンベア上に、左右交互に、かつ所定幅分少しずつ
外側にずらして配置された複数の前記可動ガイドからな
るセンタリング機構を備えてなるもので、これらを課題
解決のための手段とするものである。
【0005】
【作用】各引き伸ばしコンベアは段階的に速度が増速さ
れており、同コンベア上に排出された胡瓜等の長尺青果
物は、各コンベアが増速する度に少しずつ山が崩れてい
く。曲がった胡瓜がクロス状の重なりを生じている場合
は、各コンベア間の速度差では解消されないため、重な
り合ったままリブ付コンベアに送られる。同コンベアの
中央部には上面にリブを設けたリブ付ベルトが備えられ
ており、同リブ付ベルトによって重なり合った胡瓜がリ
ブから離れるときには、重なりの上側の胡瓜が先にリブ
から離れるため、下流の受け取りコンベアに受け渡され
る段階で重なりは解消される。受け取りコンベアから、
ローラコンベアに移された胡瓜は、複数の可動ガイドか
らなるセンタリング機構によって同コンベアの中央へ寄
せられ整列供給される。
れており、同コンベア上に排出された胡瓜等の長尺青果
物は、各コンベアが増速する度に少しずつ山が崩れてい
く。曲がった胡瓜がクロス状の重なりを生じている場合
は、各コンベア間の速度差では解消されないため、重な
り合ったままリブ付コンベアに送られる。同コンベアの
中央部には上面にリブを設けたリブ付ベルトが備えられ
ており、同リブ付ベルトによって重なり合った胡瓜がリ
ブから離れるときには、重なりの上側の胡瓜が先にリブ
から離れるため、下流の受け取りコンベアに受け渡され
る段階で重なりは解消される。受け取りコンベアから、
ローラコンベアに移された胡瓜は、複数の可動ガイドか
らなるセンタリング機構によって同コンベアの中央へ寄
せられ整列供給される。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面について説明する
と、図1は本発明の1実施例に係る長尺青果物の整列供
給装置の構成図である。本発明に係る長尺青果物の整列
供給装置は基本的には図1に示すように引き伸ばしコン
ベア1a〜1e、リブ付ベルト2を備えたリブ付コンベ
ア3、受け取りコンベア4、複数の可動ガイド5及びロ
ーラコンベア6より構成される。これを詳細に説明する
と、図1中の引き伸ばしコンベア1a〜1eでは、コン
ベア速度を段階的に増速してあり、コンベアを乗り移る
度に胡瓜等の青果物の山が崩れてくる。まっすぐな胡瓜
のみを使用していれば引き伸ばしコンベアの最終段1e
で、胡瓜の山は完全に崩れる。なお、引き伸ばしコンベ
ア1a〜1eの段数は、胡瓜の段積みの高さに応じて適
宜増減させてよい。一方胡瓜の山に曲がりものが含まれ
ている場合は、前記の図10に示したようなクロス状の
重なり15が発生する。このような重なりはコンベア間
の速度差では解消されないため、重なり合ったままリブ
付コンベア3に送られる。
と、図1は本発明の1実施例に係る長尺青果物の整列供
給装置の構成図である。本発明に係る長尺青果物の整列
供給装置は基本的には図1に示すように引き伸ばしコン
ベア1a〜1e、リブ付ベルト2を備えたリブ付コンベ
ア3、受け取りコンベア4、複数の可動ガイド5及びロ
ーラコンベア6より構成される。これを詳細に説明する
と、図1中の引き伸ばしコンベア1a〜1eでは、コン
ベア速度を段階的に増速してあり、コンベアを乗り移る
度に胡瓜等の青果物の山が崩れてくる。まっすぐな胡瓜
のみを使用していれば引き伸ばしコンベアの最終段1e
で、胡瓜の山は完全に崩れる。なお、引き伸ばしコンベ
ア1a〜1eの段数は、胡瓜の段積みの高さに応じて適
宜増減させてよい。一方胡瓜の山に曲がりものが含まれ
ている場合は、前記の図10に示したようなクロス状の
重なり15が発生する。このような重なりはコンベア間
の速度差では解消されないため、重なり合ったままリブ
付コンベア3に送られる。
【0007】リブ付コンベア3には図2に示すように、
左右両側に設置された一対の可動ガイド5からなるセン
タリング機構と、中央部にリブ付きベルト2とが備えら
れている。リブ付コンベア2では図4のようにまっすぐ
な胡瓜Aと、曲がりものの胡瓜Bの両方を搬送しなけれ
ばならない。そのためリブの横幅lは胡瓜の全長より相
当程度短くする必要があり、60mm以下が適当である。
またリブの高さmは60mm以下、リブの植設間隔は20
〜50mmとする。胡瓜の平均的サイズは200〜210
mmであり、リブ幅lは胡瓜の全長の3分の1乃至4分の
1程度になる。このためリブが胡瓜の中央部をつかむよ
うに、コンベア上で幅寄せを行う必要があり、図3はそ
のために設けられた可動ガイド5の動きを表すもので、
同図において可動ガイドが5aから5bに動くときには
胡瓜Kに接触して微少振動しながら搬送方向8に送り出
す。5bから5cにかけて振動する可動ガイド5は胡瓜
から離れて5dを経て元の状態5aに戻る。以下このサ
イクルを繰り返して胡瓜を搬送方向へ送り出す。このよ
うな動きをさせることによって、図5のようにセンタリ
ング機構が抵抗になって胡瓜の姿勢がねじれるのを防ぐ
ことができる。なお本実施例では可動ガイド5の動きは
矩形移動を示したが、円形或いは三角形移動でもよい。
左右両側に設置された一対の可動ガイド5からなるセン
タリング機構と、中央部にリブ付きベルト2とが備えら
れている。リブ付コンベア2では図4のようにまっすぐ
な胡瓜Aと、曲がりものの胡瓜Bの両方を搬送しなけれ
ばならない。そのためリブの横幅lは胡瓜の全長より相
当程度短くする必要があり、60mm以下が適当である。
またリブの高さmは60mm以下、リブの植設間隔は20
〜50mmとする。胡瓜の平均的サイズは200〜210
mmであり、リブ幅lは胡瓜の全長の3分の1乃至4分の
1程度になる。このためリブが胡瓜の中央部をつかむよ
うに、コンベア上で幅寄せを行う必要があり、図3はそ
のために設けられた可動ガイド5の動きを表すもので、
同図において可動ガイドが5aから5bに動くときには
胡瓜Kに接触して微少振動しながら搬送方向8に送り出
す。5bから5cにかけて振動する可動ガイド5は胡瓜
から離れて5dを経て元の状態5aに戻る。以下このサ
イクルを繰り返して胡瓜を搬送方向へ送り出す。このよ
うな動きをさせることによって、図5のようにセンタリ
ング機構が抵抗になって胡瓜の姿勢がねじれるのを防ぐ
ことができる。なお本実施例では可動ガイド5の動きは
矩形移動を示したが、円形或いは三角形移動でもよい。
【0008】このようにセンタリングされた胡瓜はリブ
付ベルト2のリブにつかまれてリブ付コンベア3から受
け取りコンベア4に移される。互いに重なり合った胡瓜
がある場合はこの受け渡し時に重なりが解消される。そ
の原理を図6を用いて説明する。まず同図(a)におい
てK1〜K3の3本の胡瓜がリブにつかまれて搬送され
てK2とK3は互いに重なり合っているとする。同図
(b)で胡瓜K1がまず受け取りコンベア4に移る。こ
のとき胡瓜K2及びK3は依然リブに保持されている。
続いて同図(c)では互いに重なりあっている胡瓜K
2,K3のうち上側にあるK2が先に受け取りコンベア
4に移り、K3はリブに保持されたままである。同図
(d)で最後のK3が受け取りコンベア4に移ること
で、胡瓜の重なりが解消される。なお、この受け渡しの
際の落差を調整するため、本実施例では受け取りコンベ
ア4を左右2つに分割した構造とし、リブ付コンベア3
と受け取りコンベア4を接近させたときにはリブが分割
によって生じた空間に収まるようにした。
付ベルト2のリブにつかまれてリブ付コンベア3から受
け取りコンベア4に移される。互いに重なり合った胡瓜
がある場合はこの受け渡し時に重なりが解消される。そ
の原理を図6を用いて説明する。まず同図(a)におい
てK1〜K3の3本の胡瓜がリブにつかまれて搬送され
てK2とK3は互いに重なり合っているとする。同図
(b)で胡瓜K1がまず受け取りコンベア4に移る。こ
のとき胡瓜K2及びK3は依然リブに保持されている。
続いて同図(c)では互いに重なりあっている胡瓜K
2,K3のうち上側にあるK2が先に受け取りコンベア
4に移り、K3はリブに保持されたままである。同図
(d)で最後のK3が受け取りコンベア4に移ること
で、胡瓜の重なりが解消される。なお、この受け渡しの
際の落差を調整するため、本実施例では受け取りコンベ
ア4を左右2つに分割した構造とし、リブ付コンベア3
と受け取りコンベア4を接近させたときにはリブが分割
によって生じた空間に収まるようにした。
【0009】次に図7を用いて胡瓜同士の重なりを解消
した後のセンタリングについて説明する。同図(a)は
可動ガイド5の配置の方法を示したもので、本例では5
枚の微少振動をする振動板をずらし幅5mmで配した。但
し、これら振動板の数やずらし幅は状況に応じて増減さ
せてもよい。なお可動ガイド5の傾き角9は10°以内
が適当である。続いて図7(b)を用いて胡瓜がコンベ
ア中央へセンタリングされる過程を説明する。本実施例
では可動ガイド5を3枚使って210〜230mmサイズ
の胡瓜を整列させるものとした。上流から流れてきた胡
瓜は可動ガイド5 に接触するとコンベアの中央へ寄り始
め、サイズの小さい胡瓜から順に中心に整列される。可
動ガイド5のずらし幅5mmの場合は、コンベアの中心か
らのずれは最大2.5mmとなるが実用上の問題のない範
囲でずらし幅はさらに大きくとってもよい。このように
して整列された胡瓜はさらに下流に送られ、選別及び箱
詰めがなされる。なお、リブ付コンベア3、受け取りコ
ンベア4とも左右に分割した構造にすることで、中央部
に空間が生じるが、この空間はローラ7等で埋めてもよ
い。
した後のセンタリングについて説明する。同図(a)は
可動ガイド5の配置の方法を示したもので、本例では5
枚の微少振動をする振動板をずらし幅5mmで配した。但
し、これら振動板の数やずらし幅は状況に応じて増減さ
せてもよい。なお可動ガイド5の傾き角9は10°以内
が適当である。続いて図7(b)を用いて胡瓜がコンベ
ア中央へセンタリングされる過程を説明する。本実施例
では可動ガイド5を3枚使って210〜230mmサイズ
の胡瓜を整列させるものとした。上流から流れてきた胡
瓜は可動ガイド5 に接触するとコンベアの中央へ寄り始
め、サイズの小さい胡瓜から順に中心に整列される。可
動ガイド5のずらし幅5mmの場合は、コンベアの中心か
らのずれは最大2.5mmとなるが実用上の問題のない範
囲でずらし幅はさらに大きくとってもよい。このように
して整列された胡瓜はさらに下流に送られ、選別及び箱
詰めがなされる。なお、リブ付コンベア3、受け取りコ
ンベア4とも左右に分割した構造にすることで、中央部
に空間が生じるが、この空間はローラ7等で埋めてもよ
い。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、長尺青果物同士の重なりを取るための重なり解消機
構を用いることによって、ハウス栽培のようにほぼまっ
すぐな長尺青果物のみならず、露地栽培のように曲がり
ものの長尺青果物とのクロス状の重なりが生じても、こ
れらの重なりを有効に解消して整列供給を行うことがで
きる。また複数の可動ガイドから成るセンタリング機構
を備えたことによって、引き伸ばしコンベア以降下流へ
流す際に長尺青果物がコンベア上で散乱しても、コンベ
アの中心へ整然と整列させて供給することができる。
ば、長尺青果物同士の重なりを取るための重なり解消機
構を用いることによって、ハウス栽培のようにほぼまっ
すぐな長尺青果物のみならず、露地栽培のように曲がり
ものの長尺青果物とのクロス状の重なりが生じても、こ
れらの重なりを有効に解消して整列供給を行うことがで
きる。また複数の可動ガイドから成るセンタリング機構
を備えたことによって、引き伸ばしコンベア以降下流へ
流す際に長尺青果物がコンベア上で散乱しても、コンベ
アの中心へ整然と整列させて供給することができる。
【図1】本発明の1実施例に係る長尺青果物の整列供給
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図2】同実施例における青果物同士の重なりを解消す
る機構の外観図である。
る機構の外観図である。
【図3】可動ガイドの動きを説明するための図である。
【図4】まっすぐなものと曲がりものの胡瓜の両方を搬
送するためのリブの形状の条件を説明する図である。
送するためのリブの形状の条件を説明する図である。
【図5】センタリング機構に微少振動させることが必要
なことを説明するための図である。
なことを説明するための図である。
【図6】胡瓜同士の重なりを解消する原理を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図7】センタリングの原理を説明するための図であ
る。
る。
【図8】第1の従来の整列供給装置を説明するための図
である。
である。
【図9】第2の従来の整列供給装置を説明するための図
である。
である。
【図10】胡瓜同士がクロス状の重なりを生じる様子を
説明するための図である。
説明するための図である。
1a〜1e 引き伸ばしコンベア 2 リブ付ベルト 3 リブ付コンベア 4 受け取りコンベア 5 可動ガイド 6 ローラコンベア 12 ブラシロール 15 クロス状の重なり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沖田 肇 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社 広島研究所内 (72)発明者 小山田 昇 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社 広島製作所内 (56)参考文献 特開 平3−293217(JP,A) 実開 昭53−126280(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/22 - 47/32
Claims (3)
- 【請求項1】 コンテナに収納した胡瓜、長ナス等の長
尺青果物をコンベア上に反転・排出し、その下流に直列
に接続され、段階的に増速されている複数のベルトコン
ベアから成る引き伸ばしコンベアによって、青果物の山
を少しずつ崩して整列させ、選果、箱詰めを行う自動選
果装置において、前記引き伸ばしコンベアの下流に設置
され、所定の間隔、高さ、幅のリブが植設されたベルト
を中央部に備えたリブ付コンベアと、同リブ付コンベア
上の左右に設置され、所定の傾き角にて同リブ付コンベ
アの搬送速度より速い速さで矩形運動をする可動ガイド
と、前記リブ付コンベアの下流に同リブ付コンベアより
低い位置に設置され、同リブ付コンベアより速い速さで
回転する受け取りコンベアからなる青果物同士の重なり
解消機構を備えていることを特徴とする長尺青果物の整
列供給装置。 - 【請求項2】 前記引き伸ばしコンベアの下流に設置さ
れ、25〜50mm間隔で高さ、幅とも60mm以下のリブ
が植設されたベルトを中央部に備えたリブ付コンベア
と、同リブ付コンベア上に左右に設置され傾き角10°
以下、同リブ付コンベアの搬送速度の5倍以下の速さで
矩形運動をする可動ガイドと、前記リブ付コンベアの下
流に30〜100mm低い位置に設置され、同リブ付コン
ベアの5倍以下の速さで回転する受け取りコンベアから
なる、青果物同士の重なり解消機構を備えていることを
特徴とする請求項1記載の長尺青果物の整列供給装置。 - 【請求項3】 前記重なり解消機構の下流に設置され、
駆動軸に取付けられたローラを複数配置して成るローラ
コンベア上に、左右交互に、かつ所定幅分少しずつ外側
にずらして配置された複数の前記可動ガイドからなるセ
ンタリング機構を備えていることを特徴とする請求項1
又は2記載の長尺青果物の整列供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07014942A JP3129382B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 長尺青果物の整列供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07014942A JP3129382B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 長尺青果物の整列供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08208027A JPH08208027A (ja) | 1996-08-13 |
JP3129382B2 true JP3129382B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=11875023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07014942A Expired - Fee Related JP3129382B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 長尺青果物の整列供給装置 |
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