JP3129055U - 車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置 - Google Patents

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Abstract

【構成】車両用タイヤ滑り止めの表側サイド部材に設置する。締め付け手段として、表側サイド部材の一端に連結されたケーシングと、このケーシング内に回動可能に設置された巻取り部材と、この巻取り部材に設置された往復ラチェットホイールと、ケーシングに揺動可能に設置され往復ラチェットホイールの各方向の逆転防止をクリック機構によって選択するラチェットと、一端を前記巻取り部材に連結し他端を前記表側サイド部材の他端に連結した締め付けワイヤーと、巻取り部材に設置され締め付けワイヤーを巻付け方向に付勢する渦巻きばねとを備えている。
【効果】ラチェットを選択的に操作して、巻取り部材における締め付けワイヤーの巻取り方向への逆転防止の状態と、締め付けワイヤーの引き出し方向への逆転防止の状態を選択することができる。ラチェットから手を放した状態で締め付けワイヤーを引き出すことができる。
【選択図】 図3

Description

この考案は車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置に関し、特に、リング式タイヤチェーン及び非金属式タイヤチェーンに使用されるものである。
車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置を自動車のタイヤに設置するには、裏側サイド部材と表側サイド部材とを略平行に配置するとともにこれらのサイド部材の間に所要数のクロス部材を掛け渡し、前記クロス部材をタイヤの幅方向に沿って巻き付けるとともに前記裏側サイド部材および前記表側サイド部材をタイヤの周方向に沿って環状に配置した状態でその両端を連結し、前記表側サイド部材の途中に締め付け手段を配置して前記表側サイド部材を締め付けるようにしていた。
従来においては、この締め付け手段としては、前記表側サイド部材の一端に連結されたケーシングと、このケーシング内に回動可能に設置された巻取り部材と、この巻取り部材に設置されたラチェットホイールと、前記ケーシングに揺動可能に設置され前記ラチェットホイールの逆転防止をするラチェットと、一端を前記巻取り部材に連結し他端を前記表側サイド部材の他端に連結した締め付けワイヤーと、前記巻取り部材に設置され前記締め付けワイヤーを巻付け方向に付勢する渦巻きばねとを備えたものであり(特許第0881444号)、締め付けワイヤーを引き出す場合には前記ラチェットを開放し、渦巻きばねの弾性によって締め付けワイヤーを巻き取る場合には前記ラチェットを歯合していた。
しかしながら、かかる従来の車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置にあっては、前記ラチェットは手で抑えることによって開放するものであったため、操作人は、ラチェットを抑えながら締め付けワイヤーを引き出さねばならず、この結果、ワイヤーの締め付け作業の能率が向上させにくいという不都合を有した。
更に、従来の締め付け装置にあっては、締め付けワイヤーを引き出した状態を維持することができなかったため、前記表側サイド部材の途中に複数の締め付け装置を設置した場合、各々が締め付け装置の締め付け具合を均等に設置しにくいという不都合を有した。
特許第0881444号公報
この考案の課題はこれらの不都合を解消することである。
前記課題を達成するために、この考案に係る車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置においては、裏側サイド部材と表側サイド部材とを略平行に配置するとともにこれらのサイド部材の間に所要数のクロス部材を掛け渡し、前記クロス部材をタイヤの幅方向に沿って巻き付けるとともに前記裏側サイド部材および前記表側サイド部材をタイヤの周方向に沿って環状に配置した状態でその両端を連結し、前記表側サイド部材の途中に締め付け手段を配置して前記表側サイド部材を締め付ける車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置において、
前記締め付け手段として、前記表側サイド部材の一端に連結されたケーシングと、このケーシング内に回動可能に設置された巻取り部材と、この巻取り部材に設置された往復ラチェットホイールと、前記ケーシングに揺動可能に設置され前記往復ラチェットホイールの各方向の逆転防止をクリック機構によって選択するラチェットと、一端を前記巻取り部材に連結し他端を前記表側サイド部材の他端に連結した締め付けワイヤーと、前記巻取り部材に設置され前記締め付けワイヤーを巻付け方向に付勢する渦巻きばねとを備えたため、前記ラチェットを選択的に操作して、前記巻取り部材における締め付けワイヤーの巻取り方向への逆転防止の状態と、締め付けワイヤーの引き出し方向への逆転防止の状態を選択することができるものである。
なお、この場合、前記締め付け手段を複数設置することもできる。
この考案に係るこの考案に係る車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置は上記のように構成されているため、前記ラチェットを選択的に操作して、前記巻取り部材における締め付けワイヤーの巻取り方向への逆転防止の状態と、締め付けワイヤーの引き出し方向への逆転防止の状態を選択することができるものである。
よって、この車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置を使用すれば、操作人は、ラチェットから手を放した状態で締め付けワイヤーを引き出すことができるため、ワイヤーの締め付け作業の作業能率は向上する。
なお、締め付けワイヤーを引き出した状態を維持することができるため、前記表側サイド部材の途中に複数の締め付け装置を設置した場合には、各々が締め付け装置の締め付け具合を均等に設置しやすいものである。
本考案は、前記締め付け手段として、前記表側サイド部材の一端に連結されたケーシングと、このケーシング内に回動可能に設置された巻取り部材と、この巻取り部材に設置された往復ラチェットホイールと、前記ケーシングに揺動可能に設置され前記往復ラチェットホイールの各方向の逆転防止をクリック機構によって選択するラチェットと、一端を前記巻取り部材に連結し他端を前記表側サイド部材の他端に連結した締め付けワイヤーと、前記巻取り部材に設置され前記締め付けワイヤーを巻付け方向に付勢する渦巻きばねとを備えているところに最も主要な特徴を有する。
以下、この考案の実施例を説明する。
図1はこの考案に係る車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置を装着したタイヤの表側図、図2は同裏側図、図3は図1におけるIII 部を上下逆さにし、蓋体を外した状態の拡大図、図4は同右側面図(蓋体を有する)、図5は図3におけるV−V線断面図(蓋体を有する)、図6は巻取りホイールを外した状態の図5に相当する図、図7は図5における巻取りホイールの VII矢視の図である。
図1及び図2において、Wは車両用ホイール、TはこのホイールWに設置されたタイヤである。また、10はこのタイヤTに巻着されたタイヤチェーンであり、この考案に係る「車両用タイヤ滑り止め」に相当する。
このタイヤチェーン10は、裏側サイドワイヤ(この考案の「裏側サイド部材」に相当する)11と表側サイドチェーン(この考案の「表側サイド部材」に相当する)12とが略平行に配置されている。そして、これらの裏側サイドワイヤ11と表側サイドチェーン12との間には所要数のクロスチェーン(この考案の「クロス部材」に相当する)13,13 …が掛け渡されている。
このタイヤチェーン10は、前記クロスチェーン13,13,…を前記タイヤTの幅方向に沿って巻き付け、前記裏側サイドワイヤ11と前記表側サイドチェーン12を前記タイヤTの周方向に沿って環状に配置した状態でその両端を連結されている。そして、前記表側サイドチェーン12の途中に締め付け手段Sを配置され、表側サイドチェーン12を締め付けている。
次に、図3〜7に基づいて前記締め付け手段Sについて詳述する。
図3〜6において、20はケーシングであり、基体21と蓋体22とから構成されている。
23は巻取りホイール収容室であり、前記基体21に形成されている。この巻取りホイール収容室23は略円筒状をしている。図6に示すように、24は回転軸台であり、前記巻取りホイール収容室71の中心部に設置されている。この回転軸台24は前記巻取りホイール収容室23の底面に段状に突出している。なお、前記蓋体22における対向する位置にも回転軸台29が段状に突出している。
25はバネ嵌挿軸であり、前記回転軸台24の中心部に設置されている(図6を参照のこと)。このバネ嵌挿軸25には、渦巻きバネ30が嵌挿され、その一端が係止されている(図3を参照のこと)。
50は巻取りホイールであり、前記回転軸台24,29 に回転可能に外嵌めされている。この巻取りホイール50は外向きフランジ51と往復ラチェトホイール52とが一体形成され、その間に巻取り部53を有している。また、前記外向きフランジ51には切り欠き531 が形成されている。この切り欠き531 は締め付けワイヤーAの根幹部を掛け止めする部分である(図7を参照のこと)。なお、54は係止溝であり、前記巻取りホイール50の内周面に形成されている。この係止溝54には前記渦巻きバネ30の他端が係止されている(図3を参照のこと)。
次に、60はラチェット収容室であり、前記基体21に形成されている。このラチェット収容室60は前記巻取りホイール収容室23と連通している。61はラチェットであり、軸62を介して前記ラチェット収容室60内に揺動可能に設置されている。このラチェット61は2つの係止爪63,64 を有している。この係止爪63,64 は前記往復ラチェトホイール52に選択的に歯合する。
65は操作レバーであり、前記ラチェット61に一体成形されている。そして、この操作レバー65は前記ケーシング20から突出している。なお、前記ラチェット61の後部は角状に形成されている。この角状の機能は後記する。
70は進退溝であり、前記基体21に形成されている。この進退溝70には押圧ピン71がバネ73によって外側に付勢された状態で進退可能に嵌挿されている。この押圧ピン71が前記ラチェット61の後部の角状の辺に押圧しているため、前記ラチェット61は前記操作レバー65を操作することによって、クリックストップ的に前記係止爪63,64 を選択的に選んで前記往復ラチェトホイール52に歯合することができる。
80はワイヤー嵌挿溝であり、前記基体21に形成されている。このワイヤー嵌挿溝80には締め付けワイヤーAが通過して、ケーシング20外に延びている。81はブッシュであり、ワイヤー嵌挿溝80の出口に嵌められている。
このように構成される前記締め付け手段Sの作用を説明する。
表側サイドチェーン12を締め付けるにあたって、作業者は締め付けワイヤーAを引き出す場合には、前記ラチェット61の操作レバー65をクリックストップ的に選択操作して、係止爪63を前記往復ラチェットホイール52に歯合させる(図3における実線の状態)。このようにすると、締め付けワイヤーAを引き出すことができるとともにその引き出した状態を維持することができる。
また、作業者は、締め付けた状態を維持する場合には、前記ラチェット61の操作レバー65をクリックストップ的に選択操作して、係止爪64を前記往復ラチェットホイール52に歯合させる。このようにすると、締め付けワイヤーAは引き込んだままの状態(締め付けた状態)を維持し、引き出されることはないものである。
締め付けワイヤーの締め付け作業の作業能率を向上させることができるとともに表側サイド部材の途中に複数の締め付け装置を設置した場合には、各々の締め付け装置の締め付け具合を均等に設置させることができるため、締め付け装置としての機能を充分に発揮しやいすものである。
図1はこの考案に係る車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置を装着したタイヤの表側図である。 図2は同裏側図である。 図3は図1におけるIII 部を上下逆さにし、蓋体を外した状態の拡大図である。 図4は同右側面図(蓋体を有する)である。 図5は図3におけるV−V線断面図(蓋体を有する)である。 図6は巻取りホイールを外した状態の図5に相当する図である。 図7は図5における巻取りホイールの VII矢視の図である。
符号の説明
A … 締め付けワイヤー
S … 締め付け手段
T … タイヤ
W … 車両用ホイール
10 … タイヤチェーン(車両用タイヤ滑り止め)
11 … 裏側サイドワイヤ(裏側サイド部材)
12 … 表側サイドチェーン(表側サイド部材)
13 … クロスチェーン(クロス部材)
20 … ケーシング
21 … 基体
22 … 蓋体
23 … 巻取りホイール収容室
24 … 回転軸台
29 … 回転軸台
25 … バネ嵌挿軸
30 … 渦巻きバネ
50 … 巻取りホイール
51 … 外向きフランジ
52 … 往復ラチェトホイール
53 … 巻取り部5
531 … 切り欠き
54 … 係止溝
60 … ラチェット収容室
61 … ラチェット
62 … 軸
63 … 係止爪
64 … 係止爪
65 … 操作レバー
70 … 進退溝
71 … 押圧ピン71
73 … バネ73
80 … ワイヤー嵌挿溝
81 … ブッシュ

Claims (2)

  1. 裏側サイド部材と表側サイド部材とを略平行に配置するとともにこれらのサイド部材の間に所要数のクロス部材を掛け渡し、前記クロス部材をタイヤの幅方向に沿って巻き付けるとともに前記裏側サイド部材および前記表側サイド部材をタイヤの周方向に沿って環状に配置した状態でその両端を連結し、前記表側サイド部材の途中に締め付け手段を配置して前記表側サイド部材を締め付ける車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置において、
    前記締め付け手段として、前記表側サイド部材の一端に連結されたケーシングと、このケーシング内に回動可能に設置された巻取り部材と、この巻取り部材に設置された往復ラチェットホイールと、前記ケーシングに揺動可能に設置され前記往復ラチェットホイールの各方向の逆転防止をクリック機構によって選択するラチェットと、一端を前記巻取り部材に連結し他端を前記表側サイド部材の他端に連結した締め付けワイヤーと、前記巻取り部材に設置され前記締め付けワイヤーを巻付け方向に付勢する渦巻きばねとを備えていることを特徴とする車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置。
  2. 請求項1の車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置において、前記締め付け手段を複数設置したことを特徴とする車両用タイヤ滑り止めの締め付け装置。
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