JP3128725U - 小物入れ兼用ハンカチ - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、生理用ナプキン等の小物の簡易な出し入れと確実な保持が行え、外見をハンカチそのままとして、入れた小物が外部からわかりにくい状態で携帯できる小物入れ兼用ハンカチを提供する。
【解決手段】折り畳み展開可能な所要の大きさのハンカチ生地からなる第1生地部12と、第1生地部12のいずれかの面側に一体接続され第1生地部12とともに小物Mの全収容部16と挿入片部18とを形成する第2生地部14と、を備えたことを特徴とする小物入れ兼用ハンカチ10から構成される。全収容部16内に小物Mを入れてハンカチ10を折り目24で折り畳むとよい。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、生理用品等の小物を出し入れ自在に収容しうる小物入れを兼用したハンカチに関する。
従来、生理用ナプキンは1枚ずつ個別に包装されており、使用者は複数個を例えば、ポーチやバッグ、或いは専用の包装袋(例えば、特許文献1参照)に入れて携帯する場合が多い。そして、必要な際には、バッグ等から1枚ずつ取り出して使用される。例えば、特許文献1記載の生理ナプキンの包装袋では、密封性を有するプラスチックチャックの付いたプラスチックフィルムの袋体からなり、袋体は微細凹凸により粗面化され、光の乱反射により袋に収容している内容物が外から見えなくするものであった。
特開2002−2731号公報
しかしながら、女性の場合、小中学生等の場合には特に、周囲の目が気になり恥ずかしい等の心理的な面からできるだけ生理用ナプキンを人目に触れさせたくないが、例えば、学校や会社等で必要な際にバッグ等から取り出してトイレに携帯する際に、取り出したり衣類のポケット等に入れているところを人に見られてしまい、嫌な思いをすることが多かった。また、特許文献1記載の包装袋や小さなポーチ等に入れて中身が直接見えない状態で携帯する場合でも、専用の包装袋であることから中身が推測されるのではないかと不安に感じたり、好ましくないと感じる者も多い。また、バックや包装袋等から生理用ナプキンを取り出してハンカチに包んで隠す場合もあるが、その際に包む作業を人に見られてしまうとともに包む作業が煩わしいうえ、単にハンカチに包むだけでは落ちやすいという問題があった。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、例えば、生理用ナプキン等の小物の簡易な出し入れと確実な保持が行え、外見をハンカチそのままとして、入れた小物が外部からわかりにくい状態で携帯できる小物入れ兼用ハンカチを提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、折り畳み展開可能な所要の大きさのハンカチ生地からなる第1生地部12と、第1生地部12のいずれかの面側に一体接続され第1生地部12とともに小物Mの全収容部16と挿入片部18とを形成する第2生地部14と、を備えたことを特徴とする小物入れ兼用ハンカチ10から構成される。第1、第2生地部12,14は、複数枚の生地体からそれぞれ形成してもよいし、一枚のハンカチ生地を重ね合わせ状に折り畳むことにより形成してもよい。第1生地部12と第2生地部14との接続は、例えば、手縫いやミシン等による縫合接続21、一枚の生地の折り畳みによる連続した生地の接続20、生地用接着剤、熱接着等任意の接合手段でよい。第1、第2生地部12,14は、同じ大きさであってもよく、異なる大きさで形成しても良い。第1、第2生地部12,14の大きさを少なくとも全収容部が形成される部分で同程度に形成すると、全収容部16の内部を比較的大きく形成できる点で有利である。また、第1、第2生地部の大きさを異ならせる場合には、小さい生地部側が内側となるようにハンカチ10を折り畳むようにすると折り畳んだ際に外見が通常のハンカチと略同じになるので好適である。
その際、挿入片部18は、全収容部16に接続されて少なくとも小物Mを全収容部16から出し入れ可能な出し入れ口22を形成するように第1生地部12に対して第2生地部14が接続されて構成されており、さらに、挿入片部18は、第1生地部12との接続位置がハンカチの一部支持吊支状態で全収容部16内の小物Mが鉛直方向(X)に落下するのを妨げる係止位置を含むとよい。
また、挿入片部18は小物の非出し入れ口側に設けられ、全収容部16の内部からの小物の直線状の移動方向(X)に沿うように形成された第1生地部12との連続又は連続状第1接続部26と、小物Mの直線状の移動方向と交差する方向に沿うように形成された第1生地12との連続又は連続状第2接続部28と、を含むこととしてもよい。
また、第1接続部26と第2接続部28が連続して形成されていることとしてもよい。
また、第2生地部14が、全収容部16と挿入片部18の部分を含む1枚の生地体からなることとしてもよい。
また、第2生地部14は第1生地部12と略同じ大きさの生地体から出し入れ口22となる部分を表面視で所要の口輪郭形状となるように切欠し、出し入れ口22以外の部分の重畳部内縁側を接合(20,21)させて構成されていることとしてもよい。ハンカチ10は切欠が設けられた第2生地部14側が内側となるように折り畳むと、折り畳み状態での外見が通常のハンカチと略同じになるので好適である。
また、1つの折り目30で折り畳み展開するハンカチであり、2つ折れでの小物の全収容状態と、展開状態での使用可能状態とを選択的に変位可能に設けられていることとしてもよい。
また、口輪郭形状が、1/4円弧形状であることとしてもよい。
さらに、第2生地部14は第1生地部12と略同じ大きさの生地体として、第1、第2生地部12,14を重ね合わせた状態とし、挿入片部18側の出し入れ口22となる部分のみについて接合しない非接合部32を形成して構成されることとしてもよい。
本考案の小物入れ兼用ハンカチによれば、折り畳み展開可能な所要の大きさのハンカチ生地からなる第1生地部と、第1生地部のいずれかの面側に一体接続され第1生地部とともに小物の全収容部と挿入片部とを形成する第2生地部と、を備えたことから、手拭き、汗拭き等に用いるハンカチに小物入れ機能を兼用させることができ、全収容部による小物の確実な収容と挿入片部側での簡便な出し入れ操作が行え、使い勝手が良く実用的である。特に、全収容部に厚みの小さい小物を収容した状態では、内部の小物が外部からわかりにくく、ハンカチの折り畳み状態では通常のハンカチとほとんど変わらない形態であるので、例えば、生理用ナプキン等の人に見られたくない小物を携帯するのに有利である。また、構造が簡単であり、低コストで製造できる。
また、挿入片部は、全収容部に接続されて少なくとも小物を全収容部から出し入れ可能な出し入れ口を形成するように第1生地部に対して第2生地部が接続されて構成されており、さらに、挿入片部は、第1生地部との接続位置がハンカチの一部支持吊支状態で全収容部内の小物が鉛直方向に落下するのを妨げる係止位置を含むことから、出し入れ口により全収容部に小物を簡便に出し入れできる構造を具体的に実現しうるとともに、第1、第2生地部の所要の接続部分に係止機能を兼用させて、例えば全収容部から小物を取り出す際に、ハンカチの一部を支持して吊支状態にして小物を挿入片部側に移動させても小物が落下するのを妨げることができる結果、小物を床に落下させることなく手に取ることができ、取り出し操作をスムーズかつ簡便に、確実に行える。
また、挿入片部は小物の非出し入れ口側に設けられ、全収容部の内部からの小物の直線状の移動方向に沿うように形成された第1生地部との連続又は連続状第1接続部と、小物の直線状の移動方向と交差する方向に沿うように形成された第1生地との連続又は連続状第2接続部と、を含むことにより、小物が鉛直方向に落下するのを妨げる挿入片部の構成を簡単な構造で具体的に実現できる。
また、第1接続部と第2接続部が連続して形成されている構成とすることにより、ハンカチの一部支持吊支状態での全収容部の小物が挿入片部において鉛直方向に落下するのをより確実に妨げることができる。
また、第2生地部が、全収容部と挿入片部の部分を含む1枚の生地体からなることから、小物入れ兼用ハンカチを構成する生地の枚数及びそれらの接続部分の少ない簡単な構造とすることができる結果、簡易に低コストで製造することができる。
また、第2生地部は第1生地部と略同じ大きさの生地体から出し入れ口となる部分を表面視で所要の口輪郭形状となるように切欠し、出し入れ口以外の部分の重畳部内縁側を接合させて構成することにより、少ない生地を有効に利用しつつ、小物を確実に収容できる全収容部と出し入れ可能な出し入れ口を備えた挿入片部とを、一の生地体と所要形状に切欠した他の生地体を接合するといった簡単な加工工程だけで具体的に形成できる。さらに、全収容部は、第1、第2生地部の生地の幅を最大限に利用して比較的大きな小物の収容空間を形成できる。
また、1つの折り目で折り畳み展開するハンカチであり、2つ折れでの小物の全収容状態と、展開状態での使用可能状態とを選択的に変位可能に設けられている構成とすることにより、全収容状態と、小物を取り出し使用できる状態と、を簡単に変更でき、簡単な構成でかつ使い勝手がよい。
また、口輪郭形状が、1/4円弧形状であることにより、小物が出し入れ口側に移動した状態で小物の輪郭部分が露出されるので小物を全収容部側へ出し入れ操作を行いやすい。
また、第2生地部は第1生地部と略同じ大きさの生地体として、第1、第2生地部を重ね合わせた状態とし、挿入片部側の出し入れ口となる部分のみについて接合しない非接合部を形成して構成されることから、第1、第2生地部を区別することなく同一に形成し所要位置を接合するだけでよく、第2生地部に切欠を設ける場合に比べて加工工程も少なく製造が極めて容易である。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の小物入れ兼用ハンカチの実施の形態について説明する。本考案の小物入れ兼用ハンカチは、例えば、手拭き汗拭き等に用いるハンカチであって、小物を被覆した状態で収容しながら携帯でき、特に、生理用ナプキンやその他のシート状、薄片状の小物を携帯するのに好適である。図1ないし図5は、本考案の小物入れ兼用ハンカチの一実施形態を示している。本実施形態において、小物入れ兼用ハンカチ10は、図1、図2、図3に示すように、第1生地部12と、第1生地部12とともに小物Mの全収容部16と挿入片部18とを形成する第2生地部14と、を備えている。
図1、図2、図4に示すように、第1生地部12は、折り畳み展開可能な所要の大きさのハンカチ生地から形成されており、本実施形態では、例えば、10cm×20cm程度の大きさの横長矩形状に形成されている。この第1生地部12のいずれか1つの面側に第2生地部14が接続されて小物の全収容部16と挿入片部18とが形成される。
本実施形態では、第2生地部14は第1生地部12と略同じ大きさの矩形状生地体から一部を切欠して形成された1枚の生地体からなる。第2生地部14を第1生地部12に対して重ね合わせた状態で出し入れ口22を形成するように切欠部分以外の部分の重畳部縁側を接続20,21して、ハンカチ10を略長方形の袋状に構成している。この第1、第2生地部12、14により構成される袋状体は、長手方向に沿って順次接続された小物を収容する全収容部16と、小物を全収容部16へ自在に出し入れさせる挿入片部18と、を形成している。そして、挿入片部18は、非接続部となる第2生地部の切欠部分に該全収容部16に接続されて少なくとも小物Mを全収容部16から出し入れ可能な出し入れ口22を形成している。本実施形態では、第1生地部12と第2生地部14とは、例えば、綿、絹等の素材からなる一枚の略正方形生地体から一部を表面視で略1/4円弧形状に切欠したハンカチ生地体からなる。この一枚のハンカチ生地体を中央位置で区画し、矩形状側を第1生地部12と、切欠した側を第2生地部14としている。これらの接続された第1、第2生地部12,14を縁部を揃えるように該中央位置で折り畳んで重ね合わせ、その折り畳みによる連続接続20部分と出し入れ口22部分以外の部分の重畳部内縁側を例えば、手縫いやミシン等により縫合接続21され、表面視で1/4円弧形状となる口輪郭形状の出し入れ口22と挿入空間とを有する扁平な袋状に形成されている。
本実施形態では、図2、図3に示すように、小物入れ兼用ハンカチ10は、長辺方向中央位置を折り目24として、第1、第2生地部12,14を一体的に2つ折りに折り畳み展開できるようになっており、該折り目24が全収容部16と挿入片部18との1種の境界となっている。全収容部16は、重畳された第1、第2生地部12,14の挿入片部18側以外の3辺縁部側を閉鎖されており、挿入片部18の出し入れ口22から入れられる小物を完全収納して被覆する。そして、小物入れ兼用ハンカチ10を折り目24から折り畳むことでハンカチの全収容部16側と挿入片部18側とが重なり合うとともに全収容部16は完全に閉鎖されて、内部の小物を完全に被覆した状態で収容され保持される。よって、ハンカチ10は、1つの折り目30で折り畳み展開し、2つ折れ状態での全収容部16への小物Mの全収容状態と、展開状態での小物を出し入れ口22から全収容部16内に出し入れ可能でありかつ全収容部内の小物を取り出し使用できる使用可能状態と、を選択的に変位可能に設けられている。なお、ハンカチ10は、例えば図14に示すように、2つ以上の折り目を有し、3つ折り以上の複数折りに折り畳み展開できるようにしてもよい。また、全収容部16と挿入片部18との境界としては上記のような折り目24によるものに限らず、第1、第2生地部の形状や接続形態により適宜設定されることとしてもよい。
挿入片部18は、本実施形態では、第1生地部12と第2生地部14との接続位置(20,21)がハンカチ10の一部支持吊支状態で全収容部16内の小物が鉛直方向Xに落下するのを妨げる係止位置を含む。すなわち、挿入片部18は、第1生地部12と第2生地部14とが接続された位置を小物の落下防止手段としている。本実施形態では、挿入片部18は、小物の非出し入れ口側に設けられた、第1接続部26と、第2接続部28と、を含む。第1接続部26は、ハンカチ10の長辺方向すなわち全収容部の内部からの直線状の移動方向(X)に沿うように形成された第1生地部12と第2生地部14との連続(連続状)接続部分である。第1接続部26は、本実施形態では、上記のように1枚のハンカチ生地の折り畳み接続20の一部分により形成されている。第2接続部28は、ハンカチ10の短辺方向すなわち小物の直線状の移動方向と交差する方向に沿うように形成された第1生地部12と第2生地部14との連続(連続状)接続部分である。本実施形態では、第2生地部14の切欠の残余部分の長さに応じて、ハンカチ短辺の略1/4〜1/3程度を上記のようにミシン等により縫合接続21されて形成されている。これらの第1、第2接続部26,28は、ハンカチ10の隅部部分で連続して形成されている。これにより、図5に示すように、例えば、全収容部16から内部の小物Mを取り出す際に、全収容部16側の端の一部を手で支持して挿入片部18側を下側とした吊支状態として、小物Mを全収容部16内部から挿入片部18側に移動させても、該第1、第2接続部26,28のいずれかあるいは両方及び第1、第2生地部12,14より小物が係止されて鉛直落下するのを妨げ、該小物を手に取ることができる。さらに、第1、第2接続部26,28は、出し入れ口22とは異なる側に設けられるので、出し入れ操作は妨げられることがなく、良好な使い勝手を維持できる。また、第1、第2接続部により小物Mを係止させた状態では、小物Mの輪郭一部分が出し入れ口22の切欠部分から外部に露出した状態となるので取り出し操作が簡便に行える。係止位置となる第1、第2接続部は、上記のものに限らず小物の鉛直落下を妨げうる構成でよい。例えば、小物が通過しえないような間隔でのドット状の縫合や断続的な縫合等の連続状な接続構成でもよい。また、挿入片部18は、一時的に小物の落下を妨げる構成でもよいが、小物を係止状態で保持できるような構成であると好適である。第1、第2接続部の長さは、出し入れ口22の形状とも関係しており、出し入れ操作のしやすさと小物の落下の防止とを考慮して出し入れ口22の形状とともに適宜設定される。出し入れ口22の口輪郭形状は、上記のような円弧形状の態様に限らず、例えば、図7ないし図10に示すように、斜め方向に直線状に切欠されたもの(図6)、半円弧状のもの(図7)、隅部から内部に向けて直線的な斜線部と全収容部側に円弧状に凹設された円弧状部とを複合的に形成された変形三角形状のもの(図8)、小物の移動方向に沿って直線状に切欠されたもの(図9)等、その他任意の形状でよい。また、出し入れ口22の大きさは、小物を出し入れできる大きさであれば任意でよい。図7、図8に示すように、挿入片部18の出し入れ口22を小物出し入れ時の直線状の移動方向に沿った縁側に設け、第2接続部28はハンカチ10の短辺側の全ての部分に設けられることとしてもよい。この際、小物が全収容部から挿入片部側に直線状に移動した際に該小物を係止して保持でき、より確実に小物の落下を防止できる。
なお、第1生地部12と第2生地部14とはそれぞれ別々の生地体で形成してもよく、同一素材の生地体またはそれぞれ異なる素材の生地体としてもよい。この際でも、第2生地部14は、全収容部16と挿入片部18の部分を含む1枚の生地体から形成すると、単に2枚の生地体を重ね合わせて接続するだけといった単純な構造で簡単に形成することができる。また、全収容部と挿入片部との部分をそれぞれ別の生地体で形成してもよい。第1、第2生地部12,14を形成するハンカチ生地は、例えば、綿、絹、麻、キャラコ、ブロード、ローン、ガーゼ、タオル、レース等のその他天然繊維、合成繊維等の任意の生地素材でよい。また、第1、第2生地部12,14は、例えば、無地、単色、複数の色、グラデーション、或いはチェック、水玉、ボーダー、ブランドのロゴマーク、人物、動植物、キャラクター、風景等の種々の色彩、柄模様等任意のものやそれらの組合せが、染色、プリント、カットワーク、ししゅう等によりその他任意の手段で施されていてもよい。ハンカチを使用する年齢層やファッション性、礼装用等、その他種々の場面に合わせた形態で設けるとよい。また、ハンカチ10の全体形状は、展開状態で上記のような長方形状に限らず、正方形状、所要の1〜4つの隅部を丸くした形状等その他任意の形状でよい。また、図10に示すように、ハンカチ10の全縁部分あるいは一部の縁部分にフリルのようなひだ状の縁飾り30が設けられていても良い。またハンカチの大きさも任意でよい。また、第1、第2生地部12,14は、それぞれ同一素材または異なる素材の複数の生地体を横に連結して形成されてもよいし、層状に重ね合わせて形成されていてもよい。第1、第2生地部12,14は、略同じ大きさか第1生地部12の方を大きく設けて、ハンカチ10を折り目24から折り畳んだ際に全収容部16及び挿入片部18が第1生地部で被覆されるように設定すると好適である。
次に、本実施形態に係る小物入れ兼用ハンカチ10の作用につい説明する。例えば、個別包装された生理用ナプキン等の小物Mを入れる場合には、図2に示すように、ハンカチ10を展開した状態で、出し入れ口22から全収容部16内に挿入して収容する。図3に示すように、そしてハンカチ10を出し入れ口22を形成する切欠が設けられた第2生地部側を内側として折り目22から2つ折りに折り畳むと、ナプキンMは全収容部16内部に収容される。これにより、ナプキンMはハンカチ10に完全に被覆された状態で収容されるので、外見では単なるハンカチそのものとなり、ナプキンを携帯していることが他人に分からず、良好に携帯することができる。さらに、ハンカチの2つ折り畳み状態では全収容部は完全に閉鎖されるので内部のナプキンがハンカチから落下するおそれもない。生理用ナプキンを使用する際には、図2に示すように、ハンカチ10を広げて展開状態とし、全収容部16から出し入れ口22を介してナプキンを取り出す。この際、例えば、図5に示すように、ハンカチ10の全収容部側の一部を手で支持し、挿入片部側を下にした吊支状態とすると、重力により全収容部16内部の生理用ナプキンMが挿入片部18側に直線状に移動するが、挿入片部18の第1、第2接続部26,28により該ナプキンMは係止され、床に落下するのを妨げることができる。なお、ナプキンが係止された状態では、ナプキンMの輪郭一部分が出し入れ口22の部分から外部に露出した状態となるので取り出しやすい。出し入れ口22を介してナプキンを取り出した後には、通常のハンカチ同様に、手拭き用として使用できる。
なお、図11ないし図15には、小物入れ兼用ハンカチ10の他の形態を示している。上記実施形態と同一部材には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。図11、図12では、第2生地部14は第1生地部12と略同じ大きさの生地体として、第1、第2生地体12,14を重ね合わせた状態とし、挿入片部18側の出し入れ口22となる部分のみについて接合しない非接合部32を形成して構成される。図12に示すように、例えば、小物Mを全収容部に出し入れする際には、第2(第1)生地部の非接合部32側の隅部一片部を捲って出し入れ口22を自在に開閉することができる。この実施形態では、第2生地部に切欠を設ける必要がなく、第1、第2生地部12,14を区別することなく同一にして構成し、所要位置を接合するだけでよく、製造が容易である。
また、図13に示すように、第2生地部14の挿入片部18側には、全収容部側と架設状に接続される1又は複数の帯状生地部36を設けても良い。この際、全収容部側から挿入片部側への直線状の移動方向Xと交差する方向に該帯状生地部36と第1生地部12との接続部38を形成してもよい。なお、帯状生地部36の帯幅は任意でよい。また、図14に示すように、ハンカチ10は3つ折りに折り畳み展開に形成してもよい。例えば、第1生地部12を2つの折り目24,40で3つ折り可能に形成し、第2生地部14を第1生地部の3分の2程度に形成して2つ折り可能とし、それらを重ね合わせて接続して、全収容部16と挿入片部18とを形成してもよい。この際、第1生地部12の第2生地部より延長された部分が蓋部42となって出し入れ口22を開閉するようになっており、該蓋部42を折り畳んだ際の折り目40が第2接続部28となり、ハンカチ10の一部支持吊支状態で全収容部16内の小物が鉛直方向に落下するのを妨げる係止位置となる。また、図15に示すように、第1、第2生地部12,14の大きさを異なる態様としてもよい。ハンカチ10は、必要に応じて複数回折り畳まれて所要の大きさで携帯される。なお、第2生地部14の挿入片部18側の切欠は必要に応じて設けることとしてもよい。
以上説明した本考案の小物入れ兼用ハンカチは、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の小物入れ兼用ハンカチは、例えば、手拭き汗拭き等に用いられるハンカチであって、特に、生理用ナプキンやその他のシート状、薄片状の小物を完全収容させた状態で携帯するのに好適である。
本考案の第1の実施形態に係る小物入れ兼用ハンカチの展開状態を示す一部切欠概略斜視図である。 図1の小物入れ兼用ハンカチの内面側の表面概略図である。 図2の小物入れ兼用ハンカチを折り畳んだ状態の説明図である。 図2のA−A線断面図である。 図1の小物入れ兼用ハンカチの作用説明図である。 挿入片部の出し入れ口の口輪郭形状の形状を変更した説明図である。 挿入片部の出し入れ口の口輪郭形状の形状を変更した説明図である。 挿入片部の出し入れ口の口輪郭形状の形状を変更した説明図である。 挿入片部の出し入れ口の口輪郭形状の形状を変更した説明図である。 小物入れ兼用ハンカチの他の形態を示す展開状態の説明図である。 小物入れ兼用ハンカチの他の形態を示す展開状態の説明図である。 図11の作用説明図である。 小物入れ兼用ハンカチの他の形態を示す展開状態の説明図である。 小物入れ兼用ハンカチの他の形態を示す展開状態の説明図である。 小物入れ兼用ハンカチの他の形態を示す展開状態の説明図である。
符号の説明
10 小物入れ兼用ハンカチ
12 第1生地部
14 第2生地部
16 全収容部
18 挿入片部
22 出し入れ口
24 折り目
26 第1接続部
28 第2接続部
32 非接合部

Claims (9)

  1. 折り畳み展開可能な所要の大きさのハンカチ生地からなる第1生地部と、
    第1生地部のいずれかの面側に一体接続され第1生地部とともに小物の全収容部と挿入片部とを形成する第2生地部と、を備えたことを特徴とする小物入れ兼用ハンカチ。
  2. 挿入片部は、全収容部に接続されて少なくとも小物を全収容部から出し入れ可能な出し入れ口を形成するように第1生地部に対して第2生地部が接続されて構成されており、
    さらに、挿入片部は、第1生地部との接続位置がハンカチの一部支持吊支状態で全収容部内の小物が鉛直方向に落下するのを妨げる係止位置を含むことを特徴とする請求項1記載の小物入れ兼用ハンカチ。
  3. 挿入片部は小物の非出し入れ口側に設けられ、
    全収容部の内部からの小物の直線状の移動方向に沿うように形成された第1生地部との連続又は連続状第1接続部と、小物の直線状の移動方向と交差する方向に沿うように形成された第1生地との連続又は連続状第2接続部と、を含むことを特徴とする請求項2記載の小物入れ兼用ハンカチ。
  4. 第1接続部と第2接続部が連続して形成されている請求項3記載の小物入れ兼用ハンカチ。
  5. 第2生地部が、全収容部と挿入片部の部分を含む1枚の生地体からなる請求項1ないし4のいずれかに記載の小物入れ兼用ハンカチ。
  6. 第2生地部は第1生地部と略同じ大きさの生地体から出し入れ口となる部分を表面視で所要の口輪郭形状となるように切欠し、出し入れ口以外の部分の重畳部内縁側を接合させて構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の小物入れ兼用ハンカチ。
  7. 1つの折り目で折り畳み展開するハンカチであり、2つ折れでの小物の全収容状態と、展開状態での使用可能状態とを選択的に変位可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の小物入れ兼用ハンカチ。
  8. 口輪郭形状が、1/4円弧形状である請求項6または7記載の小物入れ兼用ハンカチ。
  9. 第2生地部は第1生地部と略同じ大きさの生地体として、第1、第2生地部を重ね合わせた状態とし、
    挿入片部側の出し入れ口となる部分のみについて接合しない非接合部を形成して構成される請求項1ないし5のいずれかに記載の小物入れ兼用ハンカチ。
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