JP3128080U - ずれ落ち防止クリップ及びクリップ付きハンガー - Google Patents
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Abstract
【課題】 繊維製品を挟持、係架するに当たり、ずれ落ちを防止する。
【解決手段】 繊維製品を挟持、係架するに当たり、繊維製品が接する挟持部または係架部に、面ファスナーの雄面1を接着剤などで添着することによって、繊維と接地する部分の摩擦係数が高まり、ずれ落ちを防止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】 繊維製品を挟持、係架するに当たり、繊維製品が接する挟持部または係架部に、面ファスナーの雄面1を接着剤などで添着することによって、繊維と接地する部分の摩擦係数が高まり、ずれ落ちを防止することができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、クリップ及びハンガーの挟持部に関する。
従来、洗濯物を干す場合などは、図1、図2に示すような洗濯バサミや洗濯物用クリップなどを使用されていたが、風が強かったりしたときなどには、挟んだものが吹き飛ばされていた。
また、ズボンやスカートなどを衣料用ハンガーに収納するときは、通常ハンガーの水平部分に二つ折りにして吊るして下げることが行われていた(図5)、昨今は、図3、図4に示すようなハンガーなどにクリップなどが付いている物もある。このクリップには、滑り止めのためにスポンジなどが両面テープで貼ってあるものもある。
また、昨今では、図7、図8に示すようなズボンやスカート専用のハンガーなども開発されている。
上述したように、従来、衣料を挟持するクリップなどのずれ落ち防止としては、コイルバネを強力にし、押圧力を高めたり、すべり止めのためにスポンジなどを貼りつけてクッション性を高めたり、摩擦性を高めるものがあったが、いずれの方法でも満足するものはなかった。
本考案は、上記を鑑み、コイルバネの押圧力を高めたり、クッション性を高めることなく、衣料品を挟持しても確実に挟持することができる繊維製品用のクリップおよびハンガーを提供することを目的としている。
また、図5に示すようなクリップの付いてないハンガーにおいては、水平部分にズボンなどを二つ折りにして吊るして下げることが行われているが、この水平部分に掛けたズボンがずれ落ちないハンガーを提供することを目的とする。
さらに図7に示すようなズボンまたはスカートなどを挟持する繊維用クリップにおいては、コイルバネが強く、衣類をセットする場合に力を要する、それを容易にするために、一時的に開いた状態を保持するクリップを提供することを目的とする。
上記目的を解決するため、本考案では、図2,図4,図8に示すように、一対の相対向する挟持板2に、面ファスナーの雄面1を摩擦部材として、双方に接着剤で貼りつけることを特徴とするものである。
また、図5に示すようなクリップの付いてないハンガーのズボンなどを係架する水平部3に、表面積を広くするため適度の外径のパイプ又は棒状材6に、面ファスナーの雄面1を摩擦部材として、接着剤で貼りつけることを特徴とするものである。
さらに、図7に示すようなズボンまたはスカートなどを挟持する繊維用クリップにおいては、コイルバネが強く、衣類をセットする場合に力を要する、それをカバーするために、一時的に開いた状態を保持するために、図7及び図8に示すようにクリップの開口用押圧部の裏面にそれぞれ面ファスナー雄4及び雌5を貼り付けることを特徴とするものである。
図1及び図2記載のクリップにおいて、一対の相対向する挟持板2に、面ファスナーの雄面1を双方に接着剤で貼りつけたクリップおよびハンガーは、摩擦係数が増大し、挟持された衣料品が確実に挟持され、容易にずれ落ちることがなくなる。
図5記載のクリップの付いてないハンガーにおいては、水平部3に表面積を広くするため適度の外径のパイプ又は棒状の部材6に、面ファスナーの雄面1を摩擦部材として、接着剤で貼りつけることによって、摩擦係数が増大し、二つ折りにして掛けられたズボンなどが、容易にずれ落ちることがなくなる。
また、図7,図8記載のズボンまたはスカートなどを挟持する繊維用クリップにおいては、コイルバネが強く、衣類をセットする場合に力を要する、それをカバーするために、一時的に開いた状態を保持するため、容易に衣類がセットできる。
図1に示す、洗濯物用のクリップにしても、一対の相対向する挟持板2に、面ファスナーの雄面1を双方に接着剤で貼りつけたクリップは、摩擦係数が増大し、挟持された洗濯物が確実に挟持され、容易にずれ落ちることがなくなる。
また、図3に示す、ハンガーのクリップ部分にズボンなどを挟持しても同様である。
さらに、図7,図8に示すズボンおよびスカート専用のクリップなどは、コイルバネを強力なものにしてあるものが多く見られるが、図7及び図8に示すようにクリップの開口用押圧部の裏面にそれぞれ面ファスナー雄4及び雌5を貼り付け、一時的に開いた状態を保持するため、容易に衣類を挟持できる。
本考案の請求項1は、図3及び図1,図2記載のクリップ付きハンガー及びクリップに冠する請求だけではなく、クリップにおいてはいずれの形状のクリップでもよく、ただ、繊維製品を挟持するクリップおよびハンガーの相対向する挟持部2に面ファスナーの雄面1を挟持部2の面積の一面または任意の面積に接着剤またはステープラーで貼り付ける。これにより、挟持部2の摩擦係数が飛躍的に向上し、洗濯物が容易にずり落ちることがなくなる。なお、面ファスナーを用いたのは、貼付けが簡単であり且つ入手し易いからである。また、適度な摩擦係数を有するからである。例えば、摩擦係数を上げるために表面に凹凸をつけたゴム材などを貼り付けても良いが、ゴム材であると、洗濯物を引っ張って取ろうとしたときに相当な力が必要であるが、面ファスナーの雄面のように、先端が鍵状に曲がった起毛形状であれば、洗濯物を引っ張るとある程度の力で容易に外すことができる。即ち、この面ファスナーを用いることで、適当な摩擦力が得られ且つそのまま洗濯物を引き抜くこともできるのである。
また、本考案の請求項3の実施については、面テープの雄面1を貼りつける部分は、接地面積を大きくするために、多少大きめのパイプまたは棒状材6を使用し、そのパイプまたは棒状材6に面テープの雄面1を接着剤またはステープラーで添着する。この場合、添着面は、パイプ又は棒状材6の全面でもよいし、上面でもよい。このハンガーに用いた場合でも、適度な摩擦力を得ることができ、ハンガーパイプにかけたズボン等を引っ張ることで容易に外すことができるようになる。このため、ゴム材をパイプ又は棒状材6の周囲に設けて極めて高い摩擦力を得るよりも、実用的で使い易いものとなる。また、面ファスナーの雄面1をハンガーの上面に設けることもできる。また、このハンガーに上記クリップを設けても良い。
また、本考案の請求項2の実施については、図7及び図8に示すようにクリップの開口用押圧部の裏面にそれぞれ面ファスナー雄4及び雌5を貼り付ける。このようにすれば、洗濯物を干す際に一旦クリップを広げて、その状態を保持することができ、挟持部2の間に所定の洗濯物を入れたときに、当該挟持部2を外からつまんで前記開口用押圧部の面ファスナーを引き離し、当該挟持部2で洗濯物を挟む。このクリップは、上記ハンガーの棒状材6に取り付けることもできる。
本考案の相対向する挟持部2に面ファスナーの雄面1を挟持部に取り付け、摩擦係数を高めて、使用するものとしては、上記したクリップやハンガーに限ったものではなく、繊維製品を挟持する全ての挟持具に及ぶ。例えば、布団を物干し竿またはベランダの手すりなどに掛け、その上から布団を挟むクリップの挟持部などにも利用できる。
また、毛布や布団などを天日干しする際に使用する物干し竿などにも利用でき、全ての衣料品との係止用に利用可能である。
1.面ファスナー雄面
2.挟持部
3.ズボンなどを係架する水平部
4.一対の面ファスナー
5.一対の面ファスナー
6.パイプ又は棒状の部材
2.挟持部
3.ズボンなどを係架する水平部
4.一対の面ファスナー
5.一対の面ファスナー
6.パイプ又は棒状の部材
Claims (4)
- さまざまな繊維製品を挟持する一対の相対向する挟持部を有するクリップにおいて、前記挟持部に、面ファスナーの雄面を貼り付けたことを特徴とするクリップ。
- 前記クリップの開口用押圧部の裏面にファスナー雄及び雌をそれぞれ貼り付けたことを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
- 繊維製品を係架するハンガーの両端に渡した棒状材に、面ファスナーの雄面を棒状材の表面に貼り付けることを特徴とするハンガー。
- 面ファスナーの雄面を物干し竿の表面に貼り付けたことを特徴とする物干し竿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006005839U JP3128080U (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | ずれ落ち防止クリップ及びクリップ付きハンガー |
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JP2006005839U JP3128080U (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | ずれ落ち防止クリップ及びクリップ付きハンガー |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3128080U true JP3128080U (ja) | 2006-12-28 |
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JP (1) | JP3128080U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019026496A1 (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-07 | 株式会社クボタ | 荷物保持用のハンド部及びアシスト器具 |
JP2021065255A (ja) * | 2019-10-17 | 2021-04-30 | 株式会社カインズ | ピンチ及びピンチハンガ |
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2006
- 2006-06-22 JP JP2006005839U patent/JP3128080U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019026496A1 (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-07 | 株式会社クボタ | 荷物保持用のハンド部及びアシスト器具 |
JP2021065255A (ja) * | 2019-10-17 | 2021-04-30 | 株式会社カインズ | ピンチ及びピンチハンガ |
JP7356011B2 (ja) | 2019-10-17 | 2023-10-04 | 株式会社カインズ | ピンチ及びピンチハンガ |
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