JP3128022U - 雪囲い - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱体を地上に雪から保護すべき花木等に近接して立設し、上端部に基体を取付け、挿通筒体に複数個の脚杆体を挿通して複数個の脚杆体を地上に斜め放射状に環状配列し、相対向する複数対の脚杆体の中程部間に横杆体を支持具により架設し、複数個の脚杆体を支柱として雪から保護するための覆体を配設することになり、耐降雪荷重等の雪囲い性を高めることができる。
【解決手段】複数個の脚杆体1及び脚杆体を地上Gに立設支持可能な支持機構3を備えてなり、支持機構は、地上に立設された支柱体4と、支柱体の上端部に設けられた基体5と、基体に設けられ、複数個の脚杆体を上下移動自在に挿通可能な挿通筒体6と、相対向する複数対の脚杆体の中程部間に架設される横杆体7と、横杆体の端部と脚杆体の外周面1aとが対向する状態で横杆体を脚杆体に支持可能な支持具8とからなる。
【選択図】図1

Description

本考案は例えば庭木、草花、農作物等を雪から保護する際に用いられる雪囲いに関するものである。
従来、この種の雪囲いとして、花木等を雪から保護するための覆体の支柱となる複数個の脚杆体及び複数個の脚杆体を環状配列するために複数個の脚杆体を上下移動自在に挿通可能な挿通筒体とからなる構造のものが知られている。
実用新案登録第3117112号公報
しかしながら、これら従来構造の場合、上記複数個の脚杆体を環状に配列するための挿通筒体は複数個の脚杆体により支持される構造であるから、降雪量の増大に伴う降雪耐荷重や風雨に対する構築強度が低いことがあるという不都合を有している。
本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案にあっては、花木等を雪から保護するための覆体の支柱となる複数個の脚杆体及び該脚杆体を地上に立設支持可能な支持機構を備えてなり、上記支持機構は、上記地上に立設された支柱体と、該支柱体の上端部に設けられた基体と、該基体に設けられ、上記複数個の脚杆体を斜め放射状に環状配列するために該複数個の脚杆体を上下移動自在に挿通可能な挿通筒体と、該複数個の脚杆体のうち、相対向する複数対の脚杆体の中程部間に架設される横杆体と、該横杆体の端部と該脚杆体との間に設けられ、該横杆体の端部と該脚杆体の外周面とが対向する状態で該横杆体を該脚杆体に支持可能な支持具とからなることを特徴とする雪囲いにある。
又、請求項2記載の考案にあっては、上記支持具は上記横杆体に取付可能な取付部及び上記脚杆体の外周面を支持可能な支持部からなることを特徴とするものである。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案にあっては、支持機構としての支柱体を地上に雪から保護すべき花木等に近接して立設し、支柱体の上端部に基体を取付け、基体に設けられた挿通筒体に複数個の脚杆体を挿通して複数個の脚杆体を地上に斜め放射状に環状配列し、この複数個の脚杆体のうち、相対向する複数対の脚杆体の中程部間に横杆体を支持具により架設し、複数個の脚杆体を支柱として雪から保護するための覆体を配設することになり、このため、降雪や風雨により脚杆体や基体に外力が掛かっても、地上から立設された支柱体の存在及び横杆体の存在により花木等を雪から保護するための覆体の支柱となる各脚杆体を確実に保持することができ、かつ、横杆体は脚杆体に横杆体の端部と脚杆体の外周面とが対向する状態で支持されているので、脚杆体からなる構築体の構築強度を高めることができ、耐降雪荷重等の雪囲い性を高めることができる。
又、請求項2記載の考案にあっては、上記支持具は上記横杆体に取付可能な取付部及び上記脚杆体の外周面を支持可能な支持部からなるので、横杆体の端部を脚杆体に容易に支持することができる。
図1乃至図7は本考案の実施の形態例を示し、図1乃至図6は第一形態例、図7は第二形態例である。
図1乃至図6の第一形態例において、1は脚杆体であって、この場合、四本の木材柱からなり、花木等Fを雪から保護するための覆体2の支柱となり、各脚杆体1・・は支持機構3により地上Gに立設支持される。尚、脚杆体1は鋼管等の他の材質のものを用いることもできる。
この場合、上記支持機構3は、上記地上Gに立設された支柱体4と、支柱体4の上端部に被嵌状態に設けられた基体5と、基体5に設けられ、複数個の脚杆体4を環状配列するために複数個の脚杆体1を上下移動自在に挿通可能な挿通筒体6と、複数個の脚杆体1のうち、相対向する複数対の脚杆体1の中程部間に架設される横杆体7と、横杆体7の端部と脚杆体1との間に設けられ、横杆体7の端部7aと脚杆体1の外周面1aとが対向する状態で横杆体7を脚杆体1に支持可能な支持具8とからなる。
この場合、上記横杆体7は木材角柱からなり、上記基体5に4個の連結片5aを四等配上に放射状に突設し、四個の挿通筒体6に連結片6aを突設し、連結片5aと連結片6aとを枢軸Mにより枢着し、枢軸Mを中心として挿通筒体6を傾斜角度調節自在に設けている。尚、横杆体7は鋼管等の他の材質のものを用いることもできる。
この場合、上記支持具8は金属製にして、横杆体7にネジや釘などの止め材Kが挿通可能な長穴Nをもつ取付部8a及び脚杆体1の外周面を支持可能な支持部8bからなり、横杆体7に取付部8aを長穴N及び止め材Kにより突出位置調節自在に取付け、引掛部8bに脚杆体1を引掛支持するように構成している。
この場合、上記覆体2として、上記隣り合う脚杆体1・1の外面に横板2aを上下多段状に釘等により取付け、横板2aに縦板2bを並列状に釘等により取付けて構成している。尚、覆体2は、脚杆体1を支柱として、板材、棒材、ネット体等の部材により種々構築されるものである。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、支持機構2としての支柱体4を地上Gに雪から保護すべき花木等Fに近接して立設し、支柱体4の上端部に基体5を取付け、基体5に設けられた挿通筒体6に複数個の脚杆体4を挿通して複数個の脚杆体1を地上Gに斜め放射状に環状配列し、この複数個の脚杆体1のうち、相対向する複数対の脚杆体1の中程部間に横杆体7を支持具8により架設し、複数個の脚杆体1を支柱として雪から保護するための覆体2を配設することになり、このため、降雪により脚杆体1や基体5に外力が掛かっても、地上Gから立設された支柱体4の存在及び横杆体7の存在により花木等Fを雪から保護するための覆体2の支柱となる各脚杆体1を確実に保持することができ、かつ、横杆体7は脚杆体1に横杆体7の端部7aと脚杆体1の外周面1aとが対向する状態で支持されているので、脚杆体1からなる構築体の構築強度を高めることができ、耐降雪荷重等の雪囲い性を高めることができる。
この場合、上記支持具8は上記横杆体7に取付可能な取付部8a及び上記脚杆体1の外周面を支持可能な支持部8bからなるので、横杆体7の端部を脚杆体1に容易に支持することができる。
図7の第二形態例は上記支柱体4の別例構造を示し、この場合、支柱体4の下端部に接地板材9を取付け、接地板材9に花木等Fの逃げ溝部9aを形成して構成している。
この第二形態例にあっては、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができると共に、上記第一形態例の場合、支柱体4の下端部を地中に打ち込む構造となっているのに対し、この第二形態例にあっては、支柱体4の下端部に接地板材9を取付け、接地板材9に花木等Fの逃げ溝部9aを形成しているので、支柱体4を地中に打ち込むことが無くなり、かつ、逃げ溝部9aの存在により花木等Fの根を傷めることなく、支柱体1を地上に立設することができる。
尚、本考案は上記実施の形態例に限られるものではなく、例えば、脚杆体1の数や材質、覆体2、支柱体4、基体5、挿通筒体6、横杆体7、支持具8の構造等は適宜変更して設計され、又、覆体2の構築部材として、板材、ネット網状体、その他の部材が用いられるものである。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
本考案の実施の第一形態例の全体斜視図である。 本考案の実施の第一形態例の覆体を除いた斜視図である。 本考案の実施の第一形態例の部分拡大平断面図である。 本考案の実施の第一形態例の部分縦断面図である。 本考案の実施の第一形態例の部分側断面図である。 本考案の実施の第一形態例の部分斜視図である。 本考案の実施の第二形態例の覆体を除いた斜視図である。
符号の説明
1 脚杆体
1a 外周面
2 覆体
3 支持機構
4 支柱体
5 基体
6 挿通筒体
7 横杆体
7a 端部
8 支持具

Claims (2)

  1. 花木等を雪から保護するための覆体の支柱となる複数個の脚杆体及び該脚杆体を地上に立設支持可能な支持機構を備えてなり、上記支持機構は、上記地上に立設された支柱体と、上記支柱体の上端部に設けられた基体と、該基体に設けられ、上記複数個の脚杆体を斜め放射状に環状配列するために該複数個の脚杆体を上下移動自在に挿通可能な挿通筒体と、該複数個の脚杆体のうち、相対向する複数対の脚杆体の中程部間に架設される横杆体と、該横杆体の端部と該脚杆体との間に設けられ、該横杆体の端部と該脚杆体の外周面とが対向する状態で該横杆体を該脚杆体に支持可能な支持具とからなることを特徴とする雪囲い。
  2. 上記支持具は上記横杆体に取付可能な取付部及び上記脚杆体の外周面を支持可能な支持部からなることを特徴とする請求項1記載の雪囲い。
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