JP3127771U - 油水分離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 油水混合液のすべてを濾過材に通過させることなく、上方で油成分を分離することにより、下方の多量の水成分中の少量の油成分のみを濾過材で吸着、分離して、効率良く清浄水を得るとともに、濾過材を長期間にわたって使用可能となし、濾過材の交換期間を延長してコストの顕著な低減を可能とする油水分離装置を提供する。
【解決手段】 油性液体と水との混合液体を注入する注入口22を上部に設けたタンク2において、注入口22の上方には油性液体を保持する閉鎖空間23を設けるとともに、注入口22の下方には、垂直方向に多段の濾過体3を設置し、各濾過体は間欠的に配置した多孔性棚板31と該多孔性棚板間に配置した親油性繊維状濾過材32とからなる。
【選択図】図1
【解決手段】 油性液体と水との混合液体を注入する注入口22を上部に設けたタンク2において、注入口22の上方には油性液体を保持する閉鎖空間23を設けるとともに、注入口22の下方には、垂直方向に多段の濾過体3を設置し、各濾過体は間欠的に配置した多孔性棚板31と該多孔性棚板間に配置した親油性繊維状濾過材32とからなる。
【選択図】図1
Description
本考案は、比較的少量の油成分を分離して清浄水を得る油水分離装置に関するものである。
従来の油水分離装置としては、各種の装置が知られているが、油成分を吸着して水を清浄化する濾過材を内在した濾過装置が広く使用されており、例えば特許文献1に記載されているように、上向流で濾過されている。
特開平10−66970号公報
また、油成分を吸着して水を清浄化する濾過材を内在した濾過装置として、下向流で濾過する濾過装置も使用されている。
しかし、特許文献1に記載されているように、上向流で濾過されている場合には、油水混合液がすべて濾過材を通過するため、油成分が予め分離されることがないので、油成分が濾過材にすべて吸着されることとなり、濾過材が急速に使用不能となり、早く交換せねばならず、コストが高くなるという致命的な欠点があった。
また、下向流で濾過する濾過装置を使用する場合には、濾過材内に特定の流路が形成されてしまい、一旦、特定の流路が形成されると、その流路に沿ってすべての油水混合液が流下してしまい、油水の分離効果が低下する欠点があった。
本考案は、油水混合液のすべてを濾過材に通過させることなく、上方で油成分を分離することにより、下方の多量の水成分中の少量の油成分のみを濾過材で吸着、分離して、効率良く清浄水を得るとともに、濾過材を長期間にわたって使用可能となし、濾過材の交換期間を延長してコストの顕著な低減を可能とする油水分離装置を提供することを目的とするものである。
本考案は、上記目的を達成するものであって、油性液体と水との混合液体を注入する注入口を上部に設けたタンクにおいて、注入口の上方には油性液体を保持する閉鎖空間を設けるとともに、注入口の下方には、垂直方向に多段の濾過体を設置し、各濾過体は間欠的に配置した多孔性板と該多孔性板間に配置した親油性繊維状濾過材とからなることを特徴とする油水分離装置であり、前記濾過体は、多孔性板間に配置した分割材にて中心部と外縁部とに分割されていることが望ましい。
本考案の油水分離装置によれば、上方で油成分を予め分離するので、油水混合液のすべてを濾過材に通過させることなく、下方の多量の水成分中の少量の油成分のみを濾過材で吸着、分離することができ、効率良く安価に清浄水を得ることが可能である。このため、濾過材は下方の多量の水成分中の少量の油成分のみを吸着分離するので、長期間にわたって使用可能であり、繊維状濾過材の交換期間が著しく延長され、コストの顕著な低減を可能とする。
以下、図面に基づいて本考案の実施態様を詳細に説明する。
先ず、本考案の油水分離装置について説明する。
図1において、1は本考案の油水分離装置であって、該油水分離装置1は、主としてタンク2と、多段の濾過体3を内蔵したフィルターカートリッジ4とから主としてなっている。
図1において、1は本考案の油水分離装置であって、該油水分離装置1は、主としてタンク2と、多段の濾過体3を内蔵したフィルターカートリッジ4とから主としてなっている。
タンク2は、フレーム内に固設されており、タンク2の最上部には、蓋板21を取外したり、ボルト等で閉鎖することが可能なように設けられており、蓋板21の下方には、油性液体と水との混合液体を注入する注入口22が設けられており、注入口22の上方と蓋板21との間には油性液体を保持する閉鎖空間23がを設けられている。
タンク2の閉鎖空間23の下方には、フィルターカートリッジ4が交換可能に装填されている。フィルターカートリッジ4は、プラスチック、金属等の各種の素材で形成することが可能であり、特にプラスチック製の場合には、軽量で耐久性に優れているので、長期間の使用が可能であり、しかも濾過材32の交換のさいには軽量で、持ち運びが簡易であって、作業効率が高いので、好適である。
フィルターカートリッジ4には、垂直方向に多段の濾過体3が設置されている。各濾過体3は垂直方向に間隔を置いて配置した多孔性棚板31と該多孔性棚板31間に装填した繊維状濾過材32とからなっており、分割材33によって間隔の調整がなされている。濾過体3は、上端の多孔性天板41と下端の多孔性底板42との間に挟持され、貫通ボルト43にて連結されて一体的に固定されている。フィルターカートリッジ4の天板41には取っ手44が取り付けられているので、持ち運びが簡易であって、交換作業が容易である。
濾過体3の段数は多段であって、特に4段以上の多段であることが望ましい。各段は高さは各種の高さとすることができるが、特に50mm位が好適であり、濾過材32の繊維は各段の高さと同一となるように充填するが、使用時には例えば20mm前後位に収縮することが可能な程度の充填率とすることが望ましいが、これに限らない。前記濾過体3は、多孔性棚板31間に配置した分割材33にて中心部と外縁部とに分割されていることが望ましく、この場合には、油水混合液の流れが分割され、均等な濾過効率を得ることができる。
本考案で油水分離する油成分としては、機械油、インク油などを例示することができるが、これに限らずその他すべての油に適用することができる。濾過材32として使用する親油性繊維としては、各種の親油性繊維が使用されるが、特には表面処理したポリプロピレンが油成分の吸着性に富んでいるので好適である。
本考案の油水分離装置1においては、タンク2内には、処理すべき油水混合液体をポンプ5にて吸い上げ、注入口22から注入するが、この際に使用するポンプ5としては、各種のポンプを使用することができる。高価な自吸式ポンプでない安価な非自吸式ポンプを使用することが望ましいが、これに限らない。
本考案の装置のタンク2内に注入口22から注入された油水混合液体は、タンク2の上部の閉鎖空間23の下部に一旦貯留され、ここで比重差による概略の油水分離がされ、比較的少量の油成分は閉鎖空間23に貯留され、下方の僅かに油成分を含有する多量の水成分が下方の多段の濾過体3を通過して、含有する油成分が徐々に濾過材32に吸着され、清浄な水をタンク2の下方から取り出すことができる。このように、本考案においては、閉鎖空間23の下方近傍で予め油水分離ができるので、僅かに油成分を含有する水を浄化すれば良いので、濾過効率が優れており、しかも多段階にわたって順次、不連続の濾過体を通過するので、特定の流路ができにくく、さらに油成分はほとんど上方の濾過材32に吸着してしまい、下方の濾過材32はほとんど油成分を吸着していない状態なので、最終段階では優れた繰り返しの浄化作用を受けることができ、非常に良好な浄化水を得ることが可能である。
1 油水分離装置
2 タンク
21 蓋板
22 注入口
23 閉鎖空間
3 濾過体
31 多孔性棚板
32 濾過材
33 分割材
4 フィルターカートリッジ
41 多孔性天板
42 多孔性底板
43 貫通ボルト
44 取っ手
5 ポンプ
2 タンク
21 蓋板
22 注入口
23 閉鎖空間
3 濾過体
31 多孔性棚板
32 濾過材
33 分割材
4 フィルターカートリッジ
41 多孔性天板
42 多孔性底板
43 貫通ボルト
44 取っ手
5 ポンプ
Claims (2)
- 油性液体と水との混合液体を注入する注入口を上部に設けたタンクにおいて、注入口の上方には油性液体を保持する閉鎖空間を設けるとともに、注入口の下方には、垂直方向に多段の濾過体を設置し、各濾過体は間欠的に配置した多孔性棚板と該多孔性棚板間に配置した親油性繊維状濾過材とからなることを特徴とする油水分離装置。
- 前記濾過体は、多孔性棚板間に配置した分割材にて中心部と外縁部とに分割されていることを特徴とする請求項1記載の油水分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006008282U JP3127771U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | 油水分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006008282U JP3127771U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | 油水分離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3127771U true JP3127771U (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=43477472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006008282U Expired - Fee Related JP3127771U (ja) | 2006-09-13 | 2006-09-13 | 油水分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3127771U (ja) |
-
2006
- 2006-09-13 JP JP2006008282U patent/JP3127771U/ja not_active Expired - Fee Related
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