JP3127735U - 引き綱用結合具及びそれを備えた引き綱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 必要に応じて引き綱の長さを綱部の全長Lに対して略L/2、L/4等に調節することができる利便性に優れた引き綱用結合具、及び、犬等の首輪に係着したまま長さを容易に変更でき散歩の際や繋留する場合等の状況に応じて使い分けができる引き綱を提供することを目的とする。
【解決手段】 本考案の引き綱用結合具1は、a.犬等の首輪に脱着自在に係着される首輪係着部2と、b.首輪係着部2の基端部に固定又は係着され引き綱の一端部が結着される環状連結部5と、c.環状連結部5に固定又は係着された連結部7と引き綱が挿通される挿通部6aとを有する長さ調節部6とを備えた構成を有する。本考案の引き綱は、引き綱用結合具1と、一端部が引き綱用結合具1に結着された綱部と、綱部の他端部に結着された係着部とを備えた構成を有する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、犬等の首輪に引き綱を結合するための引き綱用結合具及びそれを備えた引き綱に関する。
犬等を散歩させる場合や繋留する場合等に用いられる引き綱としては、1.5m程度の長いものや0.7m程度の短いものが一般に市販されている。犬等を飼い主の近くに従えて歩く場合は他の歩行者や走行する自動車の邪魔にならないように短い引き綱が便利であるが、散歩中に糞を処理する場合等のように一時的にどこかに繋いでおく場合には長い引き綱が便利である。しかしながら、市販されている引き綱は一端部が把持や掛止のために環状に形成され他端部に首輪に係着される係着部を有しているだけなのでその長さを変更することはできなかった。なお、簡易的に長い引き綱を手に巻き付けて短くして使用したり、引き綱を巻き取るリール装置を用いたりすることもできるが、巻き付けた手に不快感や違和感があり、また、リール装置は手元で嵩張ったり或いは装置内部で綱が絡まったりし易く使用性に欠けるという問題点があった。
引き綱の長さ調節を可能とする技術として、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1には「長さ調節金具を有する丸紐組織の犬の引き綱であって、前記長さ調節金具が、中央部に引き綱の後端部を掛止するブリッジ部と、両端部に引き綱の中間部を引き通す通し穴とを有し、全体として略V字状に形成されていることを特徴とする犬の引き綱」が開示されている。
実開昭62−27461号公報
しかしながら、上記従来の技術では以下のような課題を有していた。
(1)一般的な犬等の引き綱では、状況に応じてその長さを短くしたり長くしたりすることができず利便性に欠けるという課題を有していた。
(2)特許文献1の犬の引き綱では、引き綱の全長Lに対して長さ調節可能な範囲は略L/2〜Lであり範囲が狭く、特に、最も短い場合でも略L/2でそれ以上短くすることはできず、全長が長いと散歩の際に飼い主の近くに従えて歩くことが困難で、他の歩行者や走行する自動車の邪魔になり易いという課題を有していた。
(3)また、長さ調節のために引き綱を所定部で折り曲げると共に後端部を引き綱の中間部に長さ調節金具を用いて掛止しており、その掛止構造は通し穴の内縁に引き綱を引っ掛けているだけなので、繰り返し使用すると引き綱の表面が磨耗して引っ掛かり難くなり、散歩時や繋留時等に長さ調節金具の位置が移動して長さが変わってしまうという課題を有していた。
本考案は、上記従来の課題を解決するもので、必要に応じて引き綱の長さを綱部の全長Lに対して略L/2、L/4等に調節することができる利便性に優れた引き綱用結合具、及び、犬等の首輪に係着したまま長さを容易に変更でき散歩の際や繋留する場合等の状況に応じて使い分けができる引き綱を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本考案の引き綱用結合具は以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載の引き綱用結合具は、a.犬等の首輪に脱着自在に係着される首輪係着部と、b.前記首輪係着部の基端部に固定又は係着され引き綱の一端部が結着される環状連結部と、c.前記環状連結部に固定又は係着された連結部と前記引き綱が挿通される挿通部とを有する長さ調節部とを備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)長さ調節部が綱部を挿通する挿通部を有しているので、環状連結部に結着した引き綱の綱部を挿通部で折り返して束ねることで、必要に応じて引き綱の長さを綱部の全長Lに対して略L/4に調節することができる。
(2)挿通部に予め綱部を挿通させておくことで、首輪係着部を犬等の首輪に係着したままで引き綱の長さを略L/2や略L/4等に容易に変更できる。
(3)引き綱の長さを略L/4にした場合、綱部の折り返し部分が長さ調節部の挿通部に係止されるので、従来の長さ調節金具のように引き綱の長さが不意に変化することがなく、長さを調節した状態で安定して使用できる。
(4)引き綱の長さを略L/4にした状態において、把持部側の2つの環状部分を左右の手で各々把持し、各環状部分の長さを個別に変化させる(一方を短くし他方を長くする)ことで、少なくとも一方の環状部分の長さをL/4以下に任意に調節することができ、散歩中等に歩行者や自動車を避けるために犬等を側近くに迅速に引き寄せることができる。
ここで、首輪係着部としては、首輪に予め設けられた環状金具等に係止される鉤状部と、鉤状部に該金具等を挿入するための開口部を開閉する開閉部とを備えた、いわゆるナス環等が用いられる。
長さ調節部としては、引き綱を挿通可能な大きさを有する略三角形や矩形等の多角形、円形、楕円形、長円形、水滴形等の環状部材が用いられる。なお、長さ調節部は、挿通部を構成する環状部材に連結部を構成する環状部材を結合したものでもよく、挿通部を構成する環状部材の一部を連結部として用いるものでもよい。
本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の引き綱用結合具であって、前記長さ調節部が、長円形状、楕円形状、又は水滴形状の環状に形成され、その長手方向の一端部に前記連結部が、他端部に前記挿通部が形成された構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)犬等の牽引力が環状の長さ調節部の長手方向にかかるので、変形したり破損したりし難く耐久性に優れる。
(2)長さ調節部の引き綱の接触部分が円弧状に形成されているので、引き綱の接触や擦れによる磨耗や破断を防止できる。
本考案の請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の引き綱用結合具であって、前記長さ調節部が、前記挿通部の一部に形成された開口部と、前記開口部に開閉自在に配設された引き綱係着用開閉部とを備えた構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)引き綱係着用開閉部を備えているので、引き綱の長さを略L/4にした場合、挿通部に挿通され係止された引き綱の折り返し部分を開口部を介して脱着でき、犬等を立木や柱等に繋留する作業を容易に行うことができる。
本考案の請求項4に記載の引き綱は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の引き綱用結合具と、一端部が前記引き綱用結合具の前記環状連結部又は前記長さ調節部に結着された綱部と、前記綱部の他端部に結着され前記綱部の所定部又は前記環状連結部又は前記長さ調節部に脱着自在に係着される係着部とを備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)綱部を略中間部で折り返して環状連結部等に係着したり、引き綱の綱部を挿通部で折り返して束ねたりすることで、必要に応じて引き綱の長さを綱部の全長Lに対して略L/2、L/4等に調節することができるので、散歩の際、他の歩行者や走行する自動車が多い場合は引き綱を短くして犬等を飼い主の近くに従えて歩くことができ、散歩中に糞を処理する場合等のように一時的にどこかに繋いでおく場合は引き綱を長くして繋留を容易に行ったり犬等の移動範囲を広くしたりすることができ、状況に応じて使い分けができ利便性に優れる。
(2)綱部を束ねて使用することで中型〜大型犬等の強い牽引力にも十分耐えることができ耐久性に優れると共に汎用性に優れる。
(3)引き綱の長さを略L/4にした状態において、把持部側の2つの環状部分を左右の手で各々把持し、各環状部分の長さを個別に変化させる(一方を短くし他方を長くする)ことで、少なくとも一方の環状部分の長さをL/4以下に任意に調節することができ、散歩中等に歩行者や自動車を避けるために犬等を側近くに迅速に引き寄せることができる。
係着部としては、請求項1で説明した首輪係着部と同様のものが用いられるが、開閉部を鉤状部に対して外側に開くものが特に好ましい。径の大きい綱部であっても容易に脱着できるためである。
本考案の請求項5に記載の考案は、請求項4に記載の引き綱であって、前記綱部が前記長さ調節部の前記挿通部に挿通された構成を有している。
この構成により、請求項4の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)綱部が挿通部に挿通されているので、首輪係着部を犬等の首輪に係着したままで引き綱の長さを容易に変更できる。
以上説明したように本考案によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の考案によれば、
(1)環状連結部に結着した引き綱の綱部を挿通部で折り返して束ねることで、必要に応じて引き綱の長さを綱部の全長Lに対して略L/4に調節することができ利便性に優れる。
(2)挿通部に予め綱部を挿通させておくことで、首輪係着部を犬等の首輪に係着したままで引き綱の長さを容易に変更できる。
(3)引き綱の長さを略L/4にした場合、綱部の折り返し部分が長さ調節部の挿通部に係止されるので、引き綱の長さが不意に変化することがなく、長さを調節した状態で安定して使用できる。
(4)引き綱の長さを略L/4にした状態において、把持部側の2つの環状部分の長さを個別に変化させることで、少なくとも一方の環状部分の長さをL/4以下に任意に調節することができ、散歩中等に犬等を側近くに迅速に引き寄せることができ、不意に歩行者や自動車が近づいてきた場合でも対応できる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1の効果に加え、
(1)犬等の牽引力が環状の長さ調節部の長手方向にかかるので、変形したり破損したりし難く耐久性に優れる。
(2)長さ調節部の引き綱の接触部分が円弧状に形成されているので、引き綱の接触や擦れによる磨耗や破断を防止できる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)引き綱係着用開閉部を備えているので、引き綱の長さを略L/4にした場合、挿通部に挿通され係止された引き綱の折り返し部分を開口部を介して脱着でき、立木や柱等への繋留作業を容易に行うことができる。
請求項4に記載の考案によれば、
(1)綱部を略中間部で折り返して環状連結部等に係着したり、引き綱の綱部を挿通部で折り返して束ねたりすることで、必要に応じて引き綱の長さを綱部の全長Lに対して略L/2、L/4等に調節することができるので、状況に応じて使い分けができ利便性に優れる。
(2)綱部を束ねて使用することで中型〜大型犬等の強い牽引力にも十分耐えることができ耐久性に優れると共に汎用性に優れる。
(3)引き綱の長さを略L/4にした状態において、把持部側の2つの環状部分の長さを個別に変化させることで、少なくとも一方の環状部分の長さをL/4以下に任意に調節することができ、散歩中等に犬等を側近くに迅速に引き寄せることができ、不意に歩行者や自動車が近づいてきた場合でも対応できる。
請求項5に記載の考案によれば、請求項4の効果に加え、
(1)綱部が挿通部に挿通されているので、首輪係着部を犬等の首輪に係着したままで引き綱の長さを容易に変更できる。
以下、本考案の一実施の形態について、図1乃至図7を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1(a)は本実施の形態1における引き綱用結合具の平面図であり、図1(b)は本実施の形態1における引き綱用結合具の側面図であり、図2(a)は引き綱用結合具の変形例の平面図であり、図2(b)は引き綱用結合具の変形例の側面図である。
図1及び図2中、1は鉄、アルミニウム又はその合金等の金属やポリカーボネート等の合成樹脂で形成された本実施の形態1における引き綱用結合具、2は犬等の首輪に係着される首輪係着部、3は首輪係着部2の先端部に形設された湾曲状の鉤状部、4は鉤状部3の開口部3aに開閉自在に配設された開閉部、5は首輪係着部2の基端部に軸部5aを介して回動自在に軸着されたD字状の環状連結部、6は環状連結部5を介して首輪係着部2に連結され先端部A側に向かって幅広の水滴状や略長円状の環状に形成された長さ調節部、6aは後述の引き綱の中間部が挿通される長さ調節部6の挿通部、7は長さ調節部6の基端部にリング状に形設され環状連結部5に係着された連結部である。また図2中、7aは長さ調節部6の基端部を環状連結部5に軸着する軸状連結部である。
首輪係着部2としては、鉤状部3とその開口部3aに配設された開閉部4とを備えた、いわゆるナス環が用いられる。
長さ調節部6の挿通部6aは後述の引き綱を挿通することができるように、その先端部A側の幅Bが引き綱の太さの略1.5〜4倍程度に形成されている。また、引き綱が接触する先端部Aの内周部は円弧状に形成されている。引き綱の接触や擦れによる磨耗や破断を防止するためである。
長さ調節部6の連結部7としてはリング状に限定されるものではなく、例えば、図2に示すように、軸状連結部7aにより長さ調節部6を環状連結部5に軸着し、軸方向に回動自在に連結することもできる。
以上のように構成された本実施の形態1における引き綱用結合具1について、以下その使用方法を図3乃至図5を用いて説明する。
図3(a)は引き綱の使用状態を示す説明図であり、図3(b)は係着部を開いた状態を示す拡大図であり、図4は引き綱を綱部の全長Lに対して長さ略L/2で使用する場合の使用状態を示す説明図であり、図5(a)は引き綱を綱部の全長Lに対して長さ略L/4で使用する場合の動作を説明する説明図であり、図5(b)は引き綱を長さ略L/4で使用する場合の使用状態を示す説明図である。
図3乃至図5中、13は犬等の引き綱、14は帯状体や縄体等からなり長さ調節部6の挿通部6aに挿通された状態で一端部が環状連結部5に結着された綱部、15は綱部14の他端部に結着され綱部14の所定部又は環状連結部5或いは長さ調節部6に脱着自在に係着される係着部である。図3(b)において、16は係着部15の先端部に形設された鉤状部、17は鉤状部16に開閉自在に配設された鉤状の開閉部、17aは開閉部17に形設されたつまみ、18は係着部15の基端部に形設され綱部14の他端部が結着された環状結着部である。
係着部15に綱部14の所定部等を係着するには、つまみ17aを押圧して開口部16a(図3(b)参照)を開き、綱部14の所定部を鉤状部16の内部に挿入した後、弾性部材(図示せず)の付勢力により開閉部4を閉じる。
引き綱13を使用する場合、図3に示すように係着部15を綱部14の所定部に係着し環状部分Cを形成する。そして、引き綱用結合具1の首輪係着部2を犬等の首輪に結着する。これにより、環状部分Cを把持部として引き綱13を使用することができる。なお、この時の引き綱13の長さは綱部14の全長Lより環状部分Cの折り返し分だけ短い長さとなる。
また、綱部14を立木や柱等に周回させて係着部15を綱部14に係着することで犬等を一時的に繋留することができ、散歩中等の繋留作業を容易に行うことができる。
引き綱13を長さ略L/2で使用する場合、図4に示すように、綱部14を略中間部Dで折り返し、係着部15を引き綱用結合具1の環状連結部5に係着する。そして、引き綱用結合具1の首輪係着部2を犬等の首輪に結着する。これにより、折り返した略中間部D(折り返し部D)を把持部や繋留のための掛止部として引き綱13を長さ略L/2で使用することができる。なお、この場合、係着部15を環状連結部5でなく長さ調節部6に係着してもよい。
引き綱13を長さ略L/4で使用する場合、図5(a)に示すように、綱部14の環状連結部5への結着部分近傍Eを引き出し、環状部分Fに重ねる。この時、図5(b)に示すように、綱部14の略中間部Dは長さ調節部6の挿通部6aに係止される。そして、引き綱用結合具1の首輪係着部2を犬等の首輪に結着する。これにより、環状部分E′,F′の端部を把持部や繋留のための掛止部として引き綱13を長さ略L/4で使用することができる。
また、犬等の散歩中に環状部分E′を左手で把持しF′を右手で把持し、各環状部分E′,F′の長さを個別に適宜変化させる(一方を短くし他方を長くする)ことで、少なくとも一方の環状部分E′,F′の長さをL/4以下に任意に調節することができる。これにより、散歩中等に犬等を側近くに容易に引き寄せることができ、不意に歩行者や自動車が近づいてきた場合でも迅速に対応できる。
なお、本実施の形態1においては、引き綱13の長さを調節した後、犬等の首輪に結着する場合について説明したが、これに限られるものではなく、予め首輪係着部2を首輪に結着した状態で、引き綱13の長さを変更することもできる。例えば、引き綱13を長さ略Lで使用して犬等を散歩させている時、歩行者や自動車の多い場所では上述したようにして引き綱13を長さ略L/4にして犬等を飼い主の側近くに従えて歩くことができる。
以上のように本実施の形態1における引き綱用結合具1及び引き綱13は構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)引き綱用結合具1が、犬等の首輪に結着される首輪係着部2と、環状連結部5を介して首輪係着部2に連結された長さ調整部6とを備えているので、必要に応じて引き綱13の長さをその綱部14の全長Lに対して略L/2、L/4等に調節することができ、散歩の際、他の歩行者や走行する自動車が多い場合は引き綱を短くして犬等を飼い主の側近くに従えて歩くことができ、散歩中に糞を処理する場合等のように一時的にどこかに繋いでおく場合は引き綱を長くして繋留を容易に行ったり犬等の移動範囲を広くしたりすることができ、状況に応じて使い分けができ利便性に優れる。
(2)長さ調節部6が綱部14を挿通する挿通部6aを有しているので、綱部14の所定部を挿通部6aで折り返して容易に長さ調節できる。また、予め綱部14が挿通部6aに挿通されているため、首輪係着部2を犬等の首輪に係着したままで長さ調節できる。
(3)綱部14を折り返して束ねることで長さ調節を行うので、従来の長さ調節金具のように引き綱13の長さが不意に変化することがなく、長さを調節した状態で安定して使用できる。
(4)長さ調節部6が、長円形状や水滴形状の環状に形成され、その長手方向の一端部に連結部7が形成され、他端部に挿通部6aが形成されているので、犬等の牽引力が長さ調節部6の長手方向にかかるため、変形したり破損したりし難く耐久性に優れると共に、綱部14の接触部分が円弧状に形成されているので、綱部14の磨耗や破断を防止できる。
(5)綱部14を束ねて使用することで中型〜大型犬等の強い牽引力にも十分耐えることができ耐久性に優れると共に汎用性に優れる。
(実施の形態2)
図6(a)は本実施の形態2における引き綱用結合具の平面図であり、図6(b)は本実施の形態2における引き綱用結合具の側面図であり、図7は引き綱を綱部の全長Lに対して長さ略L/4で使用する場合の立木や柱等への繋留方法を示す説明図である。
図中、2は結着部、3は鉤状部、4は開閉部、5は環状連結部、6は長さ調節部、6aは挿通部、7は連結部、14は綱部、15は係着部であり、実施の形態1で説明したので説明を省略する。1aは本実施の形態2における引き綱用結合具、8は長円状の環状に形成された長さ調節部6の一部に形成された開口部、9は長さ調節部6に軸着され開口部8に開閉自在に付勢され配設された引き綱係着用開閉部、9aは引き綱係着用開閉部9の回動軸、10はねじりコイルばね等の弾性部材である。
以上のように構成された本実施の形態2における引き綱用結合具1a及び引き綱13aが実施の形態1と異なる点は、長さ調節部6が開口部8と引き綱係着用開閉部9を備えている点である。
図7に示すように、開いた開口部8を介して綱部14の折り返し部Dを脱着できる。折り返し部Dを長さ調節部6から外して繋留部Gに周回させ、再び長さ調節部6に係着することで、繋留作業を容易に行うことができる。
なお、引き綱用結合具1aの基本的な使用方法は実施の形態1で説明したものと同様であるので、説明を省略する。
以上のように本実施の形態2における引き綱用結合具1a及び引き綱13aは構成されているので、実施の形態1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)長さ調節部6が、挿通部6aに形成された開口部8と、開口部8に開閉自在に配設された引き綱係着用開閉部9とを備えているので、引き綱13aの長さを綱部14の略L/4にして使用する場合、挿通部6aに挿通され係止された折り返し部Dを開口部8を介して脱着でき、犬等を立木や柱等の繋留部Gに繋留する作業を容易に行うことができる。
以上説明したように、本考案は、犬等の首輪に引き綱を結合するための引き綱用結合具及びそれを備えた引き綱に関し、特に本考案によれば、必要に応じて引き綱の長さを綱部の全長Lに対して略L/2、L/4等に調節することができる利便性に優れた引き綱用結合具、及び、犬等の首輪に係着したまま長さを容易に変更でき散歩の際や繋留する場合等の状況に応じて使い分けができる引き綱を提供することができる。
(a)実施の形態1における引き綱用結合具の平面図(b)実施の形態1における引き綱用結合具の側面図 (a)引き綱用結合具の変形例の平面図(b)引き綱用結合具の変形例の側面図 (a)引き綱の使用状態を示す説明図(b)係着部を開いた状態を示す拡大図 引き綱を綱部の全長Lに対して長さ略L/2で使用する場合の使用状態を示す説明図 (a)引き綱を綱部の全長Lに対して長さ略L/4で使用する場合の動作を説明する説明図(b)引き綱を長さ略L/4で使用する場合の使用状態を示す説明図 (a)実施の形態2における引き綱用結合具の平面図(b)実施の形態2における引き綱用結合具の側面図 引き綱を綱部の全長Lに対して長さ略L/4で使用する場合の立木や柱等への繋留方法を示す説明図
符号の説明
1,1a 引き綱用結合具
2 首輪係着部
3 鉤状部
3a 開口部
4 開閉部
5 環状連結部
5a 軸部
6 長さ調節部
6a 挿通部
7 連結部
7a 軸状連結部
8 開口部
9 引き綱係着用開閉部
9a 回動軸
10 弾性部材
13,13a 引き綱
14 綱部
15 係着部
16 鉤状部
16a 開口部
17 開閉部
17a つまみ
18 環状結着部

Claims (5)

  1. a.犬等の首輪に脱着自在に係着される首輪係着部と、b.前記首輪係着部の基端部に固定又は係着され引き綱の一端部が結着される環状連結部と、c.前記環状連結部に固定又は係着された連結部と前記引き綱が挿通される挿通部とを有する長さ調節部とを備えていることを特徴とする引き綱用結合具。
  2. 前記長さ調節部が、長円形状、楕円形状、又は水滴形状の環状に形成され、その長手方向の一端部に前記連結部が、他端部に前記挿通部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の引き綱用結合具。
  3. 前記長さ調節部が、前記挿通部の一部に形成された開口部と、前記開口部に開閉自在に配設された引き綱係着用開閉部とを備えていることを特徴とする引き綱用結合具。
  4. 請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の引き綱用結合具と、一端部が前記引き綱用結合具の前記環状連結部又は前記長さ調節部に結着された綱部と、前記綱部の他端部に結着され前記綱部の所定部又は前記環状連結部又は前記長さ調節部に脱着自在に係着される係着部とを備えていることを特徴とする引き綱。
  5. 前記綱部が前記長さ調節部の前記挿通部に挿通されていることを特徴とする請求項4に記載の引き綱。
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