JP3127721U - 記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリを充電する際の外部電力を有効活用することにより、電気料金のコストダウンを図ることできる記録再生装置を提供する。
【解決手段】記録再生装置が外部電源より電力の供給を受けた際に、時計を用いて現在時刻を取得する。そして現在時刻があらかじめ定められた充電許可時間帯である場合のみ、バッテリの充電を行う。また、記録再生装置が稼働している状態において、時計を用いて現在時刻を取得する。そして取得した現在時刻があらかじめ定められたバッテリ使用時間帯である場合のみ、バッテリを使用して記録再生装置を駆動させる。また、あらかじめ定められたバッテリ使用時間帯にバッテリを用いて記録再生装置を駆動している際に、常にバッテリの残量を確認する。そしてバッテリ残量があらかじめ定められた一定量以上である場合のみ、バッテリを使用して記録再生装置を駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、映像情報の記録および再生が可能な記録再生装置に関するものであり、特に停電時におけるバッテリ駆動を可能とした記録再生装置に関する。
近年、テレビ等の映像装置において処理される映像および音声の記録および再生を行うための装置として、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダまたはHDD(Hard Disk Drive)レコーダ等のデジタル方式による記録再生装置が広く普及してきている。これらの記録再生装置は通常、外部電源から電力の供給を受けて駆動している。したがって停電等の外的要因により電力供給が停止した場合、記録再生装置が使用不可能な状態になるという問題があった。
上記問題を解決するための方法として、記録再生装置内部に充電式の内部電源(バッテリ)を備える方法が従来考案されている。バッテリは、記録再生装置が外部電源より電力供給を受けている間に充電を行う。そして電力供給が停止した際に、記録再生装置の駆動電源を外部電源からバッテリに切り替える。これによりユーザーは、停電時においても記録再生装置を継続して使用することが可能となる。
上記のようなバッテリを内蔵した記録再生装置においては、バッテリに充電できる電力量が有限である。そのため、バッテリに充電された電力をできる限り有効に活用することが望ましい。また充電を行う際に、できる限り外部電源を有効に活用して効率的に充電を行うことが望ましい。
上記に関連して特許文献1では、2つの異なる電源制御モードを用いて、バッテリが保持する電力の有効利用を図ることが可能なコンピュータおよびその電源制御方法が開示されている。
特許文献1のコンピュータおよびその電源制御方法は、二つの電源制御モードを備えている。第1の電源制御モードでは、時間情報によって指定される時間帯のみバッテリを駆動電源とすると共に外部電源によるバッテリの充電動作を停止する。第2の電源制御モードでは、外部電源が接続されている期間中は外部電源を駆動電源とし、外部電源が非接続のときはバッテリを駆動電源として使用する。
上記のような特許文献1のコンピュータおよびその電源制御方法によれば、例えば第1の電源制御モードにおいて、PCなどのコンピュータを実際に使用する日中の時間帯を時間情報として予め設定しておく。これにより電力使用量のピークを迎える日中などに、バッテリの電力を有効に利用することが可能となる。また例えばPCを持参して外出する予定がある場合において第2の電源制御モードを用いることにより、バッテリを満充電状態に維持した状態でPCを持ち出すことが可能となる。このように2つの異なる電源制御モードを用いることにより、バッテリの電力の有効利用を図ることが可能である。
また上記に関連して特許文献2では、ピークシフト期間(電力需要の極端に大きな時間帯)であってもシステム本体のパフォーマンスを十分に上げるとともに、バッテリの駆動時間を十分に持続させることを目的とした電気機器が開示されている。
特許文献2の電気機器は外部電源と、バッテリと、コントローラとを含むように構成されている。コントローラは、予め定められた一定の期間において電力供給源をバッテリと外部電源とで交互に切り換える役割を持つ。この一定の期間とは、例えばピークシフト期間等のように、外部電源からの電力供給を制限する期間である。またこのコントローラは、前記一定期間の中で繰り返される一定周期の間で、駆動電源をバッテリと外部電源とで切り換えることを特徴とする。またこのコントローラは、前記一定期間の中で繰り返される一定周期の間で、バッテリにより本体に対して供給された電力量を計算する。そして計算された電力量に基づいて、本体の駆動電源をバッテリから外部電源へと切り換えることを特徴とする。
特許文献2の電気機器によれば、電池の温度上昇を所定の状態まで抑制した状態にて、高いパフォーマンスで電気機器を動作させることができる。これにより、例えばピークシフト期間であっても、電気機器のパフォーマンスを十分に上げることが可能となる。
特開2005−259154号公報 特開2005−085027号公報
しかしながら、上記従来のコンピュータおよび電子機器においては、定められた期間における装置への効率的な電力供給を行うことはできるが、供給する電力の取得手段は従来のものと変わらなかった。従って、外部電力から供給される電力を安価に取得する等により、全体的な電気料金のコストダウンを図ることができないという問題があった。
本発明はバッテリを充電する際の外部電力を有効活用することにより、電気料金のコストダウンを図ることできる記録再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の記録再生装置は、映像及び音声を含む映像情報を記録装置に記録させる記録手段と、外部電源より供給された電力を内部電源に備蓄する充電手段と、現在の時刻を取得する現在時刻取得手段とを備えた記録再生装置であって、外部電源より電力の供給を検知した際に、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、前記現在時刻があらかじめ定められた充電許可時間帯の範囲内である場合のみ前記内部電源に対する充電を行う限定充電部と、該記録再生装置が稼働している状態において、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、取得した前記現在時刻が、前記内部電源の使用が許可されている時間帯の範囲内である場合のみ、前記内部電源を用いて該記録再生装置に対する電力供給を行う限定電力供給部とを備えたことを特徴としている。
これによると、記録再生装置が外部電源(例えば家庭用のコンセント)より電力の供給を受けた際に、時計(時刻情報取得手段)を用いて現在時刻を取得する。そして現在時刻があらかじめ定められた充電許可時間帯(例えば夜間電力が使用できる時間帯)である場合のみ、バッテリ(内部電源)の充電を行う(限定充電部)。また、記録再生装置が稼働している状態において、時計を用いて現在時刻を取得する。そして取得した現在時刻があらかじめ定められたバッテリ使用時間帯(例えばピークシフト期間)である場合のみ、バッテリを使用して記録再生装置を駆動させる(限定電力供給部)。
また、上記目的を達成するために本発明の記録再生装置は、前記限定電力供給部が、前記内部電源の電源保有量があらかじめ定められた一定量以上である場合のみ該記録再生装置に対して電力供給を行うことを特徴としている。
これによると、あらかじめ定められたバッテリ使用時間帯にバッテリを用いて記録再生装置を駆動している際に、常にバッテリの残量(電源保有量)を確認する。そしてバッテリ残量があらかじめ定められた一定量以上である場合のみ、バッテリを使用して記録再生装置を駆動する。なお一定量未満である場合は、外部電源に切り替えて記録再生装置の駆動を行う。
また、上記目的を達成するために本発明の記録再生装置は、前記限定電力供給部が、該記録再生装置が待機状態の場合にのみ該記録再生装置に対して電力供給を行うことを特徴としている。
これによると、あらかじめ定められたバッテリ使用時間帯において、記録再生装置の稼働状態を常に確認する。そして記録再生装置が待機状態(一部最低限の機能を除いて、記録再生等の通常処理が禁止されている状態)である場合のみ、バッテリを使用して記録再生装置を駆動する。
本発明によれば、あらかじめ決めた時間帯(夜間電力利用可能時間帯)にのみバッテリの充電を行う。また、バッテリを使用する時間帯が、あらかじめ決めた時間帯(ピークシフト期間)にのみ限定されている。このため、ユーザーは夜間電力を利用して通常よりも安価に充電を行うことができる。また、ピークシフト期間において、効率良くバッテリの電力を使用することができるため、全体としての電力需要の緩和を図ることが可能である。
また本発明によれば、バッテリの残量を確認し、残量が一定量以上である場合のみバッテリを使用する。つまりバッテリ使用時間帯においてもバッテリに蓄えた電力を使い切らず、つねに一定量を残した状態を保持するようにする。このため、例えば外部電力により記録再生装置を駆動させている時間帯において停電が発生した場合においても、バッテリに残された電力を用いて確実に記録再生装置の駆動を行うことが可能である。
また本発明によれば、記録再生装置の稼働状態を確認し、待機状態である場合のみバッテリを使用する。このため、記録再生装置に搭載するバッテリの容量を削減することができ、装置全体としてのコストダウンを図ることが可能である。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
[実施の形態1]
〈1−1.HDD内蔵DVDプレイヤーの内部構成について〉
ここで、本発明の第一の実施形態におけるHDD内蔵DVDプレイヤー1の電気回路システムの要部構成を、図3のブロック図を用いながら説明する。
図3のブロック図に示すように、本発明のHDD内蔵DVDプレイヤー1は、少なくとも、制御部11、メモリ12、HDD13、データ入力部14、エンコーダ部15、デコーダ部16、データ出力部17、バッテリ18、時計回路19、操作ボタン群21、フロントパネル22、及びDVDスロット23を含むように構成されている。
制御部11は、HDD内蔵DVDプレイヤー1の各部材の駆動を有機的に制御することにより映像情報処理(コンテンツの録画、或いは再生等)を統括制御するための中央処理装置である。また制御部11は、各装置(例えばHDD13等)の制御やデータの計算、加工処理等を行なう中枢部分となっている。
メモリ12は、HDD内蔵DVDプレイヤー1が保持する各種データを一時的に記憶する媒体であり、例えば書込可能なRAM(Random Access Memory)等により構成されている。メモリ12は、例えば制御部11によって各種情報処理が行われる際の処理データや、ユーザーから受けた指示命令等を一時的に記憶しておくためのバッファメモリとしての役割を持つ。
HDD13は、HDD内蔵DVDプレイヤー1が保持する各種データ(映像データ、音声データ、または管理データ等)を記録するための磁気記憶媒体である。なお、HDD13は、複数の領域(パーティション)に物理的に分割されており、記憶するデータの種別(映像情報、管理情報等)に応じて領域別に記憶することがより望ましい。
データ入力部14は、例えばデジタルチューナーなどの外部装置からデジタルデータ(映像情報)を入力するための入力インターフェースである。また、例えばアナログデータを入力する場合は、A/D(Analog Digital)コンバータ(不図示)を用いてアナログの映像データおよび音声データをデジタルデータに変換して入力することが可能である。
エンコーダ部15は、映像データをMPEG2等の動画圧縮方式により圧縮(エンコード)を行う、或いは音声データをDolby AC−3やLPCM等の音声圧縮方式により圧縮を行うための処理回路である。なお、圧縮を行うデータとしては、例えばデータ入力部14より入力された映像データおよび音声データ等が対象となる。
デコーダ部16は、前記エンコーダ部15等により圧縮された映像データおよび音声データを伸長(デコード)するための処理回路である。伸張が行われたデータは、例えば後述するデータ出力部17等を用いて外部機器に対して出力される。
データ出力部17は、例えばモニターなどの外部装置に対して映像データおよび音声データを出力するための出力インターフェースである。なお、例えば出力先の機器がアナログインタフェースしか備えていない場合は、D/Aコンバータを用いてデジタルの映像データおよび音声データをアナログデータに変換して出力することが可能である。
バッテリ18は、HDD内蔵DVDプレイヤー1の各部材に対して電力を供給するための部材である。バッテリ18は外部電源(不図示)より電力の供給を受け、電力を一時的に備蓄しておくことが可能である。例えば充電式アルカリ電池やリチウムイオンバッテリ等が用いられる。
時計回路19は、現在時刻を常時カウントするための刻時用回路であり、例えばユーザーに対する現在時刻の通知や、録画予約機能における録画処理開始のトリガー等として用いられる。
操作ボタン群21は、ユーザーが番組の録画および再生等の各種指示をHDD内蔵DVDプレイヤー1に対して行なうための入力インターフェースである。フロントパネル22は、HDD内蔵DVDプレイヤー1の各種情報をユーザーに対して表示するためのユーザーインタフェースである。
DVDスロット23は、DVDメディア91を格納し、DVDメディア91に対して光学的に各種データの読み込み、または書き込みを行うための光学装置である。なお、DVDには複数の規格が存在するため、DVDスロット23の規格に応じたDVDメディア91を使用しなければ、各種処理(録画、再生等)を行うことができない。
〈1−2.バッテリ充電処理について〉
ここで、本発明のHDD内蔵DVDプレイヤー1におけるバッテリ充電処理を、図1のフロー図、および図3のブロック図を用いながら説明する。
図1は、本発明のバッテリ充電処理の処理フローを示したフローチャートである。図1に示すように本処理が開始されると制御部11は、まずステップS110において、バッテリ18が外部電源より電力供給を受けられる状態であるかどうかの確認を行う。
電力供給を受けられない状態である場合、制御部11は本処理を終了する。例えばバッテリ18と電気的に接続された電源プラグ(不図示)が家庭用の100Vコンセントに差し込まれていない場合や、停電が発生している場合がこれに相当する。逆に電力供給を受けられる状態である場合は、次のステップS120に移行する。
次に制御部11はステップS120において、時計回路19を用いて現在時刻を取得する。そして取得された現在時刻が、あらかじめ定められた充電許可時刻の範囲内であるかどうかの確認を行う。なお充電許可時刻は、例えば夜間電力の利用可能時間帯のように、通常よりも安価な電力供給を受けられる時間帯に設定されている。確認の結果、充電許可時刻の範囲外である場合は、本処理を終了する。逆に範囲内である場合は、次のステップS130に移行する。
次に制御部11はステップS130において、バッテリ18の充電処理を行う。そしてステップS140において、バッテリの充電状況を確認する。確認の結果、バッテリの充電が完了して以内と判断された場合はステップS130に再び移行し、バッテリの充電を継続して行う。逆にバッテリの受油田が完了していると判断された場合、次のステップS150においてバッテリ充電処理を終了させた後、本処理を終了する。従ってステップS120及びステップS130の処理は、充電許可時間帯である場合のみ充電を行う限定充電部によって行われる。
〈1−3.HDD内蔵DVDプレイヤーの電力供給処理について〉
ここで、本発明の第一の実施形態におけるHDD内蔵DVDプレイヤー1への電力供給処理について、図2のフロー図と図3のブロック図とを用いながら説明する。
図2は、本発明のHDD内蔵DVDプレイヤー1における電力供給処理の処理フローを示したフローチャートである。本処理は例えば、ユーザーが操作ボタン群21を用いてHDD内蔵DVDプレイヤー1の電源ボタンを押下する等により、HDD内蔵DVDプレイヤー1の駆動が開始された際に開始される。
図2に示すように本処理が開始されると制御部11は、まずステップS210において、外部電源(不図示)より電力供給を受けられる状態であるかどうかの確認を行う。電力供給を受けられない状態である場合(例えば停電の場合等)、後述するステップS240に移行する。逆に電力供給を受けられる状態である場合、次のステップS220に移行する。
次に制御部11はステップS220において、時計回路19を用いて現在時刻を取得する。そして取得された現在時刻が、バッテリ駆動が許可されている時間帯の範囲内であるかどうかの確認を行う。なおバッテリ駆動が許可されている時間帯としては、ピークシフト期間のように全体的な電力需要が多い時間帯を指定する。確認の結果、バッテリ駆動許可時間帯である場合は、次のステップS230に移行する。逆にバッテリ駆動許可時間帯でない場合は、後述するステップS235に移行する。
制御部11はステップS230において、バッテリ18に充電されている電力量が、あらかじめ定められた一定電力量以上であるかどうかの確認を行う。なおここで言う一定電力量とは、バッテリ18を用いてHDD内蔵DVDプレイヤー1を使用するのに支障がないと考えられる程度の量(例えば充電可能電力量の20%等)であれば、いかなる値であっても構わない。
充電されている電力量が一定電力量以上であると判断された場合、ステップS240においてバッテリ18を用いたHDD内蔵DVDプレイヤー1の駆動を開始した後、次のステップS250に移行する。従ってステップS220、ステップS230、及びステップS240の処理は、バッテリ使用許可時間帯である場合のみバッテリの使用を許可する限定電力供給部によって行われる。
逆に充電されている電力量が一定電力量を下回ると判断された場合、ステップS235においてバッテリ18が現在駆動中であるかどうかの確認を行う。確認の結果、現在駆動中であると判断された場合、ステップS236においてバッテリ18の駆動を停止した後、次のステップS250に移行する。逆に駆動中でないと判断された場合、ステップS236の処理は行わず、次のステップS250に移行する。
次に制御部11はステップS250において、バッテリ18或いは外部電源を用いてHDD内蔵DVDプレイヤー1の駆動を行いながら、HDD内蔵DVDプレイヤー1が備える各種機能の処理を行う。例えばDVDスロット23を用いたDVDメディア91の再生処理や、データ入力部14を用いて入力した映像データの記録処理等を行う。
次に制御部11はステップS260において、電源停止指示を検知したかどうかの確認を行う。電源停止指示は例えば、ユーザーが操作ボタン群21を用いて電源停止ボタンを押下した場合等に発行される。電源停止指示を検知した制御部11は、本処理を終了する。逆に電源停止指示を検知していない場合はステップS210に再び移行し、本処理を継続して実行する。
次に、本発明の第二の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、実施の形態1と重複する内容については説明を省略するものとする。また、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
[実施の形態2]
〈2−1.HDD内蔵DVDプレイヤーの内部構成について〉
実施の形態1と同内容であるため、ここでは説明を省略する。
〈2−2.バッテリ充電処理について〉
実施の形態1と同内容であるため、ここでは説明を省略する。
〈2−3.HDD内蔵DVDプレイヤーの電力供給処理について〉
ここで、本発明の第二の実施形態におけるHDD内蔵DVDプレイヤー1への電力供給処理について、図4のフロー図と図3のブロック図とを用いながら説明する。
図4は、本発明のHDD内蔵DVDプレイヤー1における電力供給処理の処理フローを示したフローチャートである。図4に示すように本処理は、制御部11がHDD内蔵DVDプレイヤー1の状態遷移を検知した際に開始される。状態遷移は、例えばユーザーが操作ボタン群21を用いてHDD内蔵DVDプレイヤー1を待機状態にした場合、あるいは待機状態から稼働状態への移行を指示した場合等に発生する。
図4に示すように本処理が開始されると制御部11は、まずステップS310において、外部電源(不図示)より電力供給を受けられる状態であるかどうかの確認を行う。電力供給を受けられない状態である場合(例えば停電の場合等)、後述するステップS350に移行する。逆に電力供給を受けられる状態である場合、次のステップS320に移行する。
次に制御部11はステップS320において、HDD内蔵DVDプレイヤー1の現在の状態が待機状態であるかどうかの確認を行う。確認の結果、待機状態である場合は次のステップS330に移行する。逆に待機状態でない場合は後述するステップS360に移行する。
次に制御部11はステップS330において、時計回路19を用いて現在時刻を取得する。そして取得した現在時刻が、あらかじめ定められたバッテリ駆動が許可されている時間帯であるかどうかの確認を行う。なおバッテリ駆動が許可されている時間帯としては、昼間(特にピークシフト期間)のように全体的な電力需要が多い時間帯を指定する。確認の結果、バッテリ駆動許可時間帯である場合は、次のステップS340に移行する。逆にバッテリ駆動許可時間帯でない場合は、後述するステップS360に移行する。
次に制御部11はステップS340において、バッテリ18に充電されている電力量が、あらかじめ定められた一定電力量以上であるかどうかの確認を行う。なおここで言う一定電力量とは、バッテリ18を用いてHDD内蔵DVDプレイヤー1を使用するのに支障がないと考えられる程度の量(例えば充電可能電力量の20%等)であれば、いかなる値であっても構わない。
充電されている電力量が一定電力量以上であると判断された場合、制御部11はステップS350において、バッテリ18を用いたHDD内蔵DVDプレイヤー1の駆動を開始した後、再びステップS310に移行して本処理を継続して実施する。従ってステップS330、ステップS340、及びステップS350の処理は、バッテリ使用許可時間帯である場合のみバッテリの使用を許可する限定電力供給部によって行われる。
逆に充電されている電力量が一定電力量を下回ると判断された場合、ステップS360においてバッテリ18が現在駆動中であるかどうかの確認を行う。確認の結果、現在駆動中であると判断された場合、ステップS370においてバッテリ18の駆動を停止した後、本処理を終了する。逆に駆動中でないと判断された場合、ステップS370の処理は行わず、本処理を終了する。
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
例えば前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、HDD内蔵DVDプレイヤー1に供給し、そのHDD内蔵DVDプレイヤー1内のコンピュータ(例えばCPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が、前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
なお、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク、HDD、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明の映像情報処理方法が、HDD内蔵DVDプレイヤー以外の記録再生装置において用いられたとしても、同様の効果がえられることは言うまでもない。なお、記録再生装置としては、例えばDVDレコーダ、DVレコーダ、パソコン、デジタルビデオカメラなどが挙げられる。
本発明のバッテリ充電処理の処理フロー図である。 本発明のHDD内蔵DVDプレイヤーの電気回路の要部構成を示したブロック図である。 本発明の第一の実施形態における電力供給処理の処理フロー図である。 本発明の第二の実施形態における電力供給処理の処理フロー図である。
符号の説明
1 HDD内蔵DVDプレイヤー(記録再生装置)
11 制御部
12 メモリ
13 HDD(記憶装置)
18 バッテリ(内部電源)
19 時計回路(現在時刻取得手段)
21 操作ボタン群
22 フロントパネル

Claims (4)

  1. 映像及び音声を含む映像情報をハードディスクに記録させる記録手段と、
    外部電源より供給された電力をバッテリに充電する充電手段と、
    現在の時刻を取得する現在時刻取得手段と、
    を備えたハードディスクレコーダであって、
    外部電源より電力の供給を検知した際に、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、前記現在時刻が夜間電力使用可能時間帯の範囲内である場合のみ前記バッテリに対する充電を行う限定充電部と、
    該ハードディスクレコーダが稼働している状態において、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、取得した前記現在時刻が、ピークシフト期間である場合のみ、前記バッテリを用いて該ハードディスクレコーダに対する電力供給を行う限定電力供給部と、
    を備えており、
    前記限定電力供給部が、前記バッテリの電源保有量があらかじめ定められた一定量以上である場合のみ該ハードディスクレコーダに対して電力供給を行うことと、
    前記限定電力供給部が、該記ハードディスクレコーダが待機状態の場合にのみ該ハードディスクレコーダに対して電力供給を行うことと、
    を特徴とするハードディスクレコーダ。
  2. 映像及び音声を含む映像情報を記録装置に記録させる記録手段と、
    外部電源より供給された電力を内部電源に備蓄する充電手段と、
    現在の時刻を取得する現在時刻取得手段と、
    を備えた記録再生装置であって、
    外部電源より電力の供給を検知した際に、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、前記現在時刻があらかじめ定められた充電許可時間帯の範囲内である場合のみ前記内部電源に対する充電を行う限定充電部と、
    該記録再生装置が稼働している状態において、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、取得した前記現在時刻が、前記内部電源の使用が許可されている時間帯の範囲内である場合のみ、前記内部電源を用いて該記録再生装置に対する電力供給を行う限定電力供給部と、
    を備えたことを特徴とする記録再生装置。
  3. 映像及び音声を含む映像情報を記録装置に記録させる記録手段と、
    外部電源より供給された電力を内部電源に備蓄する充電手段と、
    現在の時刻を取得する現在時刻取得手段と、
    を備えた記録再生装置であって、
    外部電源より電力の供給を検知した際に、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、前記現在時刻があらかじめ定められた充電許可時間帯の範囲内である場合のみ前記内部電源に対する充電を行う限定充電部と、
    該記録再生装置が稼働している状態において、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、取得した前記現在時刻が、前記内部電源の使用が許可されている時間帯の範囲内である場合のみ、前記内部電源を用いて該記録再生装置に対する電力供給を行う限定電力供給部と、
    を備えており、
    前記限定電力供給部が、前記内部電源の電源保有量があらかじめ定められた一定量以上である場合のみ該記録再生装置に対して電力供給を行うこと
    を特徴とする記録再生装置。
  4. 映像及び音声を含む映像情報を記録装置に記録させる記録手段と、
    外部電源より供給された電力を内部電源に備蓄する充電手段と、
    現在の時刻を取得する現在時刻取得手段と、
    を備えた記録再生装置であって、
    外部電源より電力の供給を検知した際に、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、前記現在時刻があらかじめ定められた充電許可時間帯の範囲内である場合のみ前記内部電源に対する充電を行う限定充電部と、
    該記録再生装置が稼働している状態において、前記時刻情報取得手段を用いて現在時刻を取得するとともに、取得した前記現在時刻が、前記内部電源の使用が許可されている時間帯の範囲内である場合のみ、前記内部電源を用いて該記録再生装置に対する電力供給を行う限定電力供給部と、
    を備えており、
    前記限定電力供給部が、前記内部電源の電源保有量があらかじめ定められた一定量以上である場合のみ該記録再生装置に対して電力供給を行うことと、
    前記限定電力供給部が、該記録再生装置が待機状態の場合にのみ該記録再生装置に対して電力供給を行うことと、
    を特徴とする記録再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013074346A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Toshiba Corp テレビジョン装置及びテレビジョン装置における電源選択方法
JP2016019379A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 三菱電機株式会社 充電制御装置、充電制御方法、及び、プログラム

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