JP3127037U - Furniture handle - Google Patents
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Abstract
【課題】家具内外の空気流通を確保した上で、綿埃や小虫などの侵入を防止する。
【解決手段】中央部に手掛け窓13が開口形成された前面板5と、手掛け窓13を囲むように前面板5の背面の内側に一体に突出形成された枠形の前部周壁4と、前部周壁4の一辺に沿って手掛け窓13内に突出するように前面板5に連続して形成された手掛け板5aとを備えた把手本体2と、前記前面板5に対向して設けられた背面板8と、背面板8の前面の内側に一体に突出形成され、前記前部周壁4に着脱自在に嵌合される後部周壁7とを備えた取付板3とを具備し、前記把手本体2の前面側から見て、前記手掛け板5aの背面に隠れる前記背面板8の板面には、空気流通用の多数の小孔9を貫通して形成する。多数の小孔9は、多数の小円孔の集合により形成される。
【選択図】 図1An object of the present invention is to prevent the invasion of cotton dust and insects while ensuring air circulation inside and outside furniture.
A front plate having an opening at a center portion and a frame-shaped front peripheral wall formed integrally and projecting inside the back surface of the front plate to surround the handle window. A handle body 2 provided with a handle plate 5a continuously formed on the front plate 5 so as to protrude into the handle window 13 along one side of the front peripheral wall 4 is provided opposite to the front plate 5. A mounting plate 3 having a rear plate 8 and a rear peripheral wall 7 which is integrally projected and formed inside the front surface of the rear plate 8 and is detachably fitted to the front peripheral wall 4. When viewed from the front side of the main body 2, a large number of small holes 9 for air circulation are formed through the plate surface of the back plate 8 hidden behind the handle plate 5 a. A large number of small holes 9 are formed by a collection of a large number of small holes.
[Selection] Figure 1
Description
本考案は、箪笥、机、戸棚等一般家庭用家具やオフィス用家具、什器類の抽斗や戸などに用いて好適な家具用把手に関するものである。 The present invention relates to a furniture handle suitable for use in general household furniture such as bags, desks and cupboards, office furniture, furniture drawers and doors, and the like.
従来の家具用把手の取付は、家具の取付面に開口された取付孔に、把手を構成する指掛け部をそのまま嵌合するようにして取り付けていた。しかし、この構造では、取付孔に嵌合するだけであるため、がたつきが生ずると容易にはずれやすい欠点があった。 Conventionally, the furniture handle is attached by fitting the finger hook portion constituting the handle as it is into the attachment hole opened on the furniture attachment surface. However, in this structure, since it only fits into the mounting hole, there is a drawback that it easily displaces when rattling occurs.
そこで、下記特許文献1には、家具の表面側から取付孔に嵌合する把手本体に家具内側から嵌合する取付板を設け、両者を嵌合した状態で、家具内側より取付板と把手本体間を家具を挟んでネジ取付具により連結する構造のものが記載されている。また、取付板には、家具の内外を流通するための複数のスリットが開口されている。
Therefore, in
この構造では、ネジ止めすることで、がたつきなどによるはずれを防止でき、開閉毎にスリットを通じて家具内外を空気が流通するため、家具内の湿気防止とともに、扉や引き出しの開閉動作を妨げないなどの利点がある。
しかし、前記把手では、空気流通の手段が、比較的大きな開口面積の複数のスリットで構成されているため、空気中に漂う綿埃や、小虫などがスリットを通じて家具内部に入り込み、内部の収納物が埃をかぶったり、虫食いなどの被害が生ずるおそれがある。また、外側からこのスリットが見えてしまい、見栄え上の問題も生ずる。 However, in the above handle, the air circulation means is composed of a plurality of slits having a relatively large opening area, so that dust and small insects floating in the air enter the furniture through the slits, and are stored inside. There is a risk that objects will be covered with dust or worm-eaten. In addition, this slit can be seen from the outside, causing a problem in appearance.
そこで、本考案は以上の課題を解決するものであって、その目的とするところは、家具内外の空気流通を確保した上で、綿埃や小虫などの侵入を防止すること及び外方から見えにくくすることで、見栄え上の問題を解決できるようにした家具用把手を提供するものである。 Therefore, the present invention solves the above problems, and its purpose is to prevent the invasion of cotton dust and insects and the like from the outside while ensuring the air circulation inside and outside the furniture. It is intended to provide a furniture handle that can solve the problem of appearance by making it difficult to see.
前記目的を達成するため、本考案は、中央部に手掛け窓13が開口形成された前面板5と、手掛け窓13を囲むように前面板5の背面の内側に一体に突出形成された枠形の前部周壁4と、前部周壁4の一辺に沿って手掛け窓13内に突出するように前面板5に連続して形成された手掛け板5aとを備えた把手本体2と、前記前面板5に対向して設けられた背面板8と、背面板8の前面の内側に一体に突出形成され、前記前部周壁4に着脱自在に嵌合される後部周壁7とを備えた取付板3とを具備し、前記把手本体2の前面側から見て、前記手掛け板5aの背面に隠れる前記背面板8の板面には、空気流通用の多数の小孔9が貫通して形成されていることを特徴としている。多数の小孔9は、多数の小円孔の集合により形成される。
In order to achieve the above object, the present invention has a
請求項2の考案は、請求項1において、前記空気流通用の多数の小孔9は、前記手掛け板5aの背面に隠れる前記背面板8の板面に、手掛け板5aの前縁乃至前記後部周壁7の内縁の一辺に沿って、マトリックス状かつ千鳥状に、複数行複数列整列して形成され、かつ小孔9の一部は、前記把手本体2の前面側から見て、前記手掛け窓13から見える位置に形成されていることを特徴としている。
The invention of
請求項3の考案は、請求項1または2において、前記小孔9は、直径が略0.5mmから略2.0mm、望ましくは略1mmの円孔であることを特徴としている。
The invention of
請求項4の考案は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記把手本体2の前記周壁4の内側両端部には、一対の取付用ボス部6が一体に形成され、前記取付板3の前記背面板8に対する対向位置両側には、一対の取付孔10が開口形成され、前記取付孔10を通じて前記取付用ボス部6に取付具Bを結合することで、把手本体2と取付板3間を連結固定することを特徴としている。
According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first to third aspects, a pair of
請求項5の考案は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記把手本体(2)の前記前面板(5)に連続する前記手掛け板(5a)前面の開口縁に沿って突条(5b)を突設したことを特徴としている。
The invention of
請求項6の考案は、請求項4において、前記取付板3における後部周壁7の内側には、前記取付用ボス部6と入れ子式に嵌め合うことにより、把手本体2と取付板3間の嵌め合い位置を規制するための嵌入阻止ブロック11が一体に形成されていることを特徴としている。
The invention of
本考案によれば、多数の小円孔の集合により形成される多数の小孔により、空気流通を確保した上で綿埃や小虫などの侵入を防止でき、斜め外方から見た場合には小孔が全く見えないため、見栄え上の問題も解消される。 According to the present invention, a large number of small holes formed by a collection of a large number of small circular holes can prevent the entry of cotton dust and insects while ensuring air circulation. Since the small holes are not visible at all, the problem of appearance is also solved.
請求項2の考案によれば、請求項1の作用・効果に加え、可及的に多数の小孔を形成できるため、空気の出入り量を大きく確保できる。
According to the invention of
請求項3の考案によれば、請求項1または2の作用・効果に加え、径の最小数値以上で空気の流通が十分確保でき、最大数値以下で、虫、綿埃などの内部への侵入を防止できる。又円孔とすることで、小孔の成形が簡単になされる。
According to the invention of
請求項4の考案によれば、請求項1乃至3の作用・効果に加え、取付位置に把手を強固に取付けることが出来、抜出し等の事故も未然に防止される。
According to the invention of
請求項5の考案によれば、請求項1乃至4の作用・効果に加え、例えば事務用戸棚、ワゴンなどの抽斗にラベル貼りする際に、前記突条をガイドとしてラベル貼りが見栄え良くできる。
According to the invention of
請求項6の考案によれば、請求項1乃至5の作用・効果に加え、把手本体と取付板との組付け時における組間違いを未然に防止できる。 According to the sixth aspect of the present invention, in addition to the operations and effects of the first to fifth aspects, it is possible to prevent an assembly error when the handle main body and the mounting plate are assembled.
以下、本考案の最良の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案に係る把手の各部を示す正面図、背面図及び平面図、図2は同把手の分解斜視図、図3は(a),(b)は同把手を家具の裏側から見た分解斜視図及び、組立斜視図、図4(a),(b)は被取付部材の厚みと把手の取付関係を示す断面図である。
Hereinafter, the best mode of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
1 is a front view, a rear view and a plan view showing each part of the handle according to the present invention, FIG. 2 is an exploded perspective view of the handle, and FIGS. 3A and 3B are views of the handle from the back side of the furniture. FIGS. 4A and 4B are cross-sectional views showing the thickness of the member to be attached and the attachment relation of the handle.
各図において、把手1は、取付対象物である家具Aの前面に配置される把手本体2と、家具Aの内側にあって、把手本体2の背面に結合される取付板3とからなり、いずれも合成樹脂射出成形体から構成されている。把手1は、全体として長方形状であり、前面に長方形状の手掛け窓13が形成されている。把手1は、家具Aの引き戸又は開き扉の前面に、横長あるいは縦長として設けられる。
In each figure, the
把手本体2は、家具Aの取付位置に開口形成された長孔A1の形状に応じた扁平筒形の前部周壁4と、前部周壁4の前部に一体化された前面板5とを備え、この前面板5の中央部には手掛け窓13が開口形成されている。この手掛け窓13の下部及び両側部開口縁は、前部周壁4の内面に連続し、手掛け窓13の上部側は前部周壁4の内面より一体に垂下された手掛け板5aが延設され、引出し操作時にはこの手掛け板5aを手掛りとして把手1の引出し操作が行われるようになっている。また、前面板5の開口縁上縁の外側部にはこれの長手方向に沿って突条5bが一体に突設されている。
The
この突条5bは把手1にラベル張りする際のガイドとなるもので、この突条5bの上縁に沿ってラベルを貼付けることにより、平行を保って見栄え良く貼付けできる。
This
前部周壁4は、前記前面板5との結合基部4aと、結合基部4aの後部に段差を設けて径小化された状態で後部側に延在された嵌合部4bと、嵌合部4bの長手方向内側に一体に突設された一対のビス取付用ボス部6とからなり、各ボス部6にはボス穴6aが開口されている。
The front
前記取付板3は、前記長孔A1の形状に応じた扁平筒形の後部周壁7と、後部周壁7の後部にフランジ状に一体化された所定厚みの背面板8とからなっている。後部周壁7の内面は、前部周壁4の結合基部4aと同一寸法に形成され、かつ前記嵌合部4b及びボス部6を抜差し可能に嵌合する大きさに形成されている。
The
そして、後部周壁7の内側上部における前記背面板8の面内、すなわち把手本体2の前面側から見て手掛け板5aにより隠される位置には、その長手方向に沿って前記背面板8の前後を貫通する小円孔の配列集合からなる小孔9が列方向2段、行方向多数のマトリックスをなし、かつ千鳥状に多数開口形成されている。
And in the plane of the
各小孔9の直径は最小径0.5mm、最大径2.0mmの範囲、望ましくは直径略1.0mmに設定され、この数値範囲で、空気は流通するが、綿埃や小虫などの侵入が防止される。なお、正面視では図1に破線で示すごとく、下段の小孔9は目視可能である。
The diameter of each
また、後部周壁7の内側両側部には、前記背面板8を貫通して一対のビス孔よりなる取付孔10が開口形成されているとともに、取付孔10の上部近傍には前記ボス部6と入れ子式に嵌合することにより誤嵌入を防止するための嵌入阻止ブロック11が突設され、把手本体2と取付板3との組付け時における両者の上下位置の誤りなどの組間違いが未然に防止されるようになっている。
Further, on both inner side portions of the rear
さらに、各図中符号12は、前記前部周壁4の結合基部4aの上下外周、及び後部周壁7の上下外周に突設された複数のリブである。
Further,
以上において、特に図3に示すように、取付板3を家具Aの取付孔A1を挟む内側に位置させ、把手本体2を外側に位置させて、互いに嵌合した状態で各具Aの内側からビス取付具ビスBを取付板3の取付孔10に差込み、ボス部6のボス穴6aにネジ込むことで、両者は家具Aの取付部を狭持した状態で強固に結合される。なお、取付具Bとしてはセルフタッピングビスを用いることにより、ボス穴6aをねじ切りしつつ、強固に結合する。また、取付具Bとしては通常のビスを用いる一方、ボス部6には予め鬼ナットなどをインサート成形しておいても良い。
In the above, as shown in FIG. 3 in particular, the
組付け状態では、特に図4(a)の目線で示すように、前記小孔9は上部側から見下ろした場合、外方からは全く見えず、見栄え上の問題を生ずることがない。この把手1を引出す場合には、図の破線で示すように、垂下部を手掛け板5aとして引出し操作ができる。
In the assembled state, as particularly shown by the line of sight in FIG. 4A, when the
なお、同図4(a)では、家具Aの部材厚みD1が丁度前部周壁4の接合基部4aと後部周壁7との突き合わせ長さに等しいものを用いたが、図4(b)に示すように部材厚みD2が付合わせ長さよりも大である場合には、嵌合部4bを後部周壁7よりやや引抜いた状態で、同様に把手本体2と取付板3間を結合することができ、家具Aの取付厚みの大小に応じた融通性をもたらせている。
4A, the member thickness D1 of the furniture A is just equal to the butting length of the joining base 4a of the front
1 家具用把手
2 把手本体
3 取付板
4 前部周壁、4a 結合基部、4b 嵌合部
5 前面板、5a 手掛け板、5a 突条
6 ビス取付用ボス部
6a ボス穴
7 後部周壁
8 背面板
9 小孔
10 取付孔
11 ボス部嵌入阻止ブロック
13 手掛け窓
B 取付具
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記前面板(5)に対向して設けられた背面板(8)と、背面板(8)の前面の内側に一体に突出形成され、前記前部周壁(4)に着脱自在に嵌合される後部周壁(7)とを備えた取付板(3)とを具備し、
前記把手本体(2)の前面側から見て、前記手掛け板(5a)の背面に隠れる前記背面板(8)の板面には、空気流通用の多数の小円孔の集合よりなる多数の小孔(9)が貫通して形成されていることを特徴とする家具用把手。 A front plate (5) having a handle window (13) open at the center, and a frame-shaped front portion integrally formed on the back of the front plate (5) so as to surround the handle window (13) A handle comprising a peripheral wall (4) and a handle plate (5a) formed continuously from the front plate (5) so as to protrude into the handle window (13) along one side of the front peripheral wall (4) The body (2),
A rear plate (8) provided opposite to the front plate (5) and an inner surface projecting from the front surface of the rear plate (8) are formed so as to be detachably fitted to the front peripheral wall (4). A mounting plate (3) provided with a rear peripheral wall (7).
When viewed from the front side of the handle body (2), the plate surface of the back plate (8) that is hidden behind the handle plate (5a) has a large number of small circular holes for air circulation. A furniture handle characterized in that a small hole (9) is formed therethrough.
Priority Applications (1)
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JP2006007247U JP3127037U (en) | 2006-09-06 | 2006-09-06 | Furniture handle |
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JP2022157451A (en) * | 2021-03-31 | 2022-10-14 | 株式会社Sanka | Drawer type storage case |
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2006
- 2006-09-06 JP JP2006007247U patent/JP3127037U/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
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