JP3127020B2 - 医薬注入ポンプ、圧力リザーバ及びその使用方法 - Google Patents
医薬注入ポンプ、圧力リザーバ及びその使用方法Info
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Description
接埋め込まれると共にプログラム作動されて医薬を患者
に投与するタイプの医薬注入ポンプに関し、より詳細に
は、選択された医薬を制御された圧力状態で改善された
埋め込み可能な注入ポンプの中に保持するための改善さ
れかつ単純化された流体圧力リザーバに関する。
ログラムされた態様で患者に投与するために用いられる
医薬注入ポンプは一般に当業界において周知である。近
年、患者の体内に直接埋め込みインシュリン等の特定の
医薬を長時間にわたって投与量づつ患者に投与するよう
になされたコンパクトな形態の上述の如き注入ポンプが
開発されている。この一般的なタイプの埋め込まれた注
入ポンプは、液状の選択された医薬を収容しかつ貯蔵す
るための内部医薬室を備えており、上記医薬には所定の
貯蔵圧力を与えられ、これにより小型ポンプ及びこれに
関連して設けられたプログラムされた制御手段を用いる
ことにより正確に、そして繰り返して投与することを確
実にしている。多くの場合において、貯蔵圧力は周囲の
体内圧よりも低い圧力に維持されて医薬室から患者の体
内への医薬の望ましくない漏洩を防止し、これにより何
らかの故障が生じた際の偶発的な過剰の投与を積極的に
防止する。この一般的なタイプの埋め込まれる医薬注入
ポンプの一例が、フィスチェル(Fischell)の
米国特許第4,573,994号に開示されている。
薬には、医薬室の少なくとも一部を加圧流体で充填され
た圧力リザーバと共用する可動壁として形成することに
より、所望の貯蔵圧力を与えていた。より詳細には、加
圧流体は、選択された過フッ化炭化水素等の液体−蒸気
状態の選択された流体から成り、この加圧流体は、通常
の体温において液体−蒸気の状態変化を行い、可動壁を
介する作動により医薬室をほぼ一定の圧力条件に維持す
るように、圧力リザーバを適正に膨張あるいは収縮させ
る。
の大きな状態変化を行って圧力リザーバの容積的な寸法
を減少させる。反対に、医薬が患者にある投与量だけ投
与されるにつれて、加圧流体は蒸気相への状態変化を徐
々に行って医薬をほぼ一定の圧力に維持する。フレオン
113を用いて、通常の患者の体温及び海抜約2,55
0m(8,500フィート)までの標高の変動に応じ
て、医薬を僅かに負のすなわち大気圧以下の圧力に維持
されている。
プは、ある種の医薬の信頼性のあるかつ便利な投与を大
きく前進させたが、そのようなポンプのある設計的な観
点により、ポンプの構造は比較的複雑でかつ高価なもの
であった。例えば、可動壁すなわち圧力リザーバを医薬
室から分離する隔壁は金属材料から構成されており、こ
れにより、これもまた特にチタンあるいはチタン合金等
の生体適合性の金属材料から構成されるポンプハウジン
グに漏洩のない取り付けを可能としていた。
いる努力は、そのようなダイアフラムが充填及びその後
の通常の作動の間に移動する際に受ける疲労による損傷
のために、不満足なものであることが分かっている。そ
の代わりに、現在の埋め込み可能なポンプは、極めて高
い精度及び高価な製造機器を必要とする一連の薄い円形
の溶接部により相互に連結される環状の金属リングから
形成される金属ベローズを用いている。そのような金属
ベローズ構造はまた、使用の際に時々非常に望ましくな
い疲労による損傷を受ける。更に、ベローズ装置は、ポ
ンプハウジングの内部容積のかなりの部分を占有する傾
向があり、これにより医薬の量を大幅に制限するか、あ
るいはポンプハウジングをかなり大きな寸法のものとす
る。
は、埋め込み可能な医薬注入ポンプを更に改善し、特に
可動壁すなわち医薬を圧力リザーバ内の液体−蒸気加圧
流体から分離する隔壁の設計及び作動上の信頼性を改善
することである。
体内に埋め込まれるようになされた医薬注入ポンプが提
供され、このポンプは、改善されかつ単純化され更に選
択された医薬をほぼ一定の圧力状態に維持するための高
い信頼性を有する圧力リザーバを有している。圧力リザ
ーバは、注入ポンプのハウジングに構造的なユニットと
してリザーバを取り付ける前に、選択された加圧流体を
充填されるすなわち装填されるようになされた中空の構
造的な包囲体として形成される。圧力リザーバの少なく
とも一部は、ポンプハウジングの中の医薬室と共有する
可撓性のかつ弾性を有する壁部を備えている。通常の患
者の体温においてまた通常の標高の範囲内において液体
−蒸気の状態を提供し、医薬室からの医薬の排出及び医
薬室への医薬の充填に応じて圧力リザーバがそれぞれ膨
張及び収縮し、これにより医薬室の中の医薬にほぼ一定
の圧力条件を与えるように、上記加圧流体は選定され
る。
は、注入ポンプハウジングにあるいはその中に取り付け
るための適宜な皿形状あるいは他の適宜な形態を有する
サック(袋)すなわちバッグを備えている。リザーバの
バッグは、医薬及び加圧流体に適合性を有する可撓性で
非透過性の材料から構成される。好ましい実施例におい
ては、フレオン113等の過フッ化炭化水素及び医薬に
対する適合性及びこれらに対する相対的な非透過性の理
由から、ハラー(Halar)フィルムが選択される。
リザーバのバッグは、加圧流体の選択された量で充填さ
れ、次にポンプハウジングの中へのユニットとしてのそ
の後の取り付けのために適宜にシールされる。接着手段
あるいは他の適宜な構造的な手段をポンプハウジングの
中に設けてリザーバのバッグを適所に維持し、あるい
は、又はこれに加えて、このバッグが患者に投与される
ように排出(投与)ポンプへ流れる医薬を閉塞するのを
防止することができる。
バは、可撓性のダイアフラムに接続されて加圧流体を受
け入れかつこれを貯蔵するようになされた比較的剛性を
有するプラスチックのベースディスクにより形成するこ
とができる。ここでも、ベースディスク及びダイアフラ
ムの両方に対して、ハラーフィルムあるいは同様の材料
が好ましい。ベースディスクは、接着剤等を用いてポン
プハウジングにあるいはポンプハウジングの中に確実に
固定して取り付けられるようになされている。上述のよ
うに構成されたリザーバは、ユニットとしてポンプハウ
ジングへあるいはポンプハウジングの中へ装着される前
に加圧流体で充填されるようになされている。
ザーバは、加圧流体を収容しかつこれを貯蔵するための
ほぼ半円の形状を有する可撓性のサックすなわちバッグ
として構成される。充填されたバッグはポンプハウジン
グの中へ装着され、このバッグの一側部がハウジングと
協働して同様の形状の医薬室を画成するようになされて
いる。上記形状を用いることにより、圧力リザーバ及び
医薬は、比較的薄い皿型のポンプハウジングの一方の側
に位置することができ、また小型のポンプ及びこれに関
連する制御手段はポンプハウジングとは反対側の半円形
状の側部に位置することができる。
理を例示する図面に関する以下の詳細な記載からより明
らかとなろう。
参照符号10でその全体を示す埋め込み可能な医薬注入
ポンプが提供され、この医薬注入ポンプは、選定した医
薬を制御されかつプログラムされた態様で患者に投与す
る際に用いられる。注入ポンプ10は、選択した医薬の
ある量を内部医薬室12(図2)の中に受け入れてこれ
を貯蔵するが、医薬は上記内部医薬室において、改善さ
れかつ単純化された圧力リザーバ14を用いることによ
り所定のかつほぼ一定の圧力を受けている。
内に直接埋め込むための小さなかつほぼ自己完備型のユ
ニットを備えている。ポンプ10は、チタンあるいはチ
タン合金等の生体適合性を有する材料から形成され気密
にシールされたポンプハウジング16を備えている。ポ
ンプハウジング16は、糖尿病患者に対するインシュリ
ン等の液体状の選定された医薬17を収容しこれを貯蔵
するための内部医薬室12を画成している。ポンプハウ
ジング16は更に小型の排出ポンプ18と、これに関連
して設けられバッテリと組合わされた電子制御回路20
とを内包しており、上記電子制御回路はポンプ18を定
期的に作動させて室12から医薬の投与量を適宜なカテ
ーテル24あるいはこれと同様のものを介して患者に投
与させる。
じて医薬を投与するように予め適宜にプログラムされて
いる。ポンプハウジング16の入口すなわち再充填用取
付具26は、皮下注射針(図示せず)を受け入れ、注入
ポンプ10に外科的に接近する必要なく医薬室12を経
皮的に再充填することを可能とする。この一般的なタイ
プの埋め込み可能な注入ポンプの全体的な構造及びその
作用のより詳細な説明に関しては、本明細書に参考とし
て共に含まれるフィシェル(Fischell)の米国
特許第4,373,527号及び同第4,573,99
4号明細書を参照のこと。
の中に設けられた可変容積の圧力リザーバ14を備えて
おり、この圧力リザーバ14の少なくとも1つの壁部は
医薬室12に露出されていてこの医薬室の少なくとも一
部を画成している。より詳細には、圧力リザーバ14は
選択された加圧流体27を収容しており、この加圧流体
は、医薬室12の中の医薬の量に応じて医薬室の容積寸
法を変化させて医薬をほぼ一定の圧力条件に維持するよ
うになされている。好ましい加圧流体は過フッ化炭化水
素から成り、過フッ化炭化水素は、この過フッ化炭化水
素が液体状態から気体状態に変化するときあるいは気体
状態から液体状態に変化するときに、通常の人体の温度
においてまた通常の標高の範囲においてほぼ直線的な圧
力特性を有している。好ましい加圧流体はフレオン11
3であって、フレオン113は、通常の体温及び海抜約
2,550m(8,500インチ)までの標高の変動に
おいて、医薬室12に約−0.175乃至−0.28K
g/cm2(−2.5乃至−4.0psi)のほぼ一定
で僅かに負の圧力を作用させる液体−蒸気状態を示す。
16がクラックあるいは他の損傷を受けた場合に、医薬
を有効に閉じ込めてポンプハウジング16から患者の体
内への医薬の望ましくない漏洩を阻止する。また、ある
種の埋め込み可能なポンプの設計において必要となるで
あろう正の圧力等の他の特殊な圧力を与えるための他の
液体−蒸気加圧流体も当業界において周知である。その
ような用途を以下に説明する。
よれば、圧力リザーバ14は、ポンプの複雑性及びコス
トを大幅に低減し、またポンプの信頼性を大幅に改善す
る単純化されかつ改善された構造を有する。また、本発
明により提供される改善された圧力リザーバは、埋め込
み可能なポンプ10が、その寸法を増大することなく大
きな医薬保有能力を有すること、すなわち反対に言え
ば、ポンプがその医薬保有能力を低下することなく小さ
な全体寸法を有することを可能とする。
と、圧力リザーバ14は可撓性で膨張可能なサックすな
わちバッグ28を備えており、このバッグは、概略皿形
状として示されていて、周縁部に沿ってヒートシール等
により接続されて中空の内部を形成するプラスチックフ
ィルム材料製の円形のシート29、30により画成され
ている。この可撓性のバッグ28は、注入ポンプ10の
他の部品とは別個の構造的なユニットとして形成されて
おり、またこのバッグ28には、該バッグをポンプハウ
ジング16に取り付ける前に、加圧流体27を充填する
のが望ましい。
い材料は、ニュージャージ州モリスタウン(Morri
stown)のオジモントユーエスエイ(Ausimo
ntUSA)によりハーラー(Harlar)の名称で
販売されているエチレンークロロトリフルオロエチレン
共重合体(ECTFE)である。この点に関して、ハー
ラーフィルムは、フレオン113等の過フッ化炭化水素
とのその比較的高い適合性及び過フッ化炭化水素の加圧
流体に対するその非透過性のために、また医薬とのその
適合性及び医薬に対するその非透過性のために、埋め込
み可能な注入ポンプの環境で用いるのに特に適してい
る。
は、貝殻型の下方のハウジング半部31を、ポンプ1
8、回路20及びバッテリ22を装備している貝殻型の
上側のハウジング半部32と組み合わせる前に、上記圧
力リザーバを上記下方のハウジング半部の中に定置する
等により、ポンプハウジング16の中に比較的簡単かつ
経済的に取り付けることができるようになされた可撓性
がありかつ自己完備型の構造体ユニットを備えている。
接着剤34を用いてバッグ28の下方のシート29を下
方のハウジング半部31に着座させて保持することがで
き、これにより、バッグの反対側のすなわち上方のシー
ト30は医薬室12の一側部に可動壁を画成する。小型
ポンプ18につながる入口ポート38の周囲に短い離隔
ポスト36を設けることができ、これによりバッグ28
のいずれの部分も、患者に投与されるために室12から
ポンプへ医薬が流れるのを阻害しないようにしている。
体−蒸気加圧流体がリザーバの容積を膨張及び収縮さ
せ、医薬室12の容積をそれぞれ収縮及び膨張させる。
特に医薬室12に医薬が充填されるにつれて、加圧流体
は、医薬を収容しかつ医薬をほぼ一定の圧力に維持する
に必要な程度まで、液体への適宜な状態変化を起こす。
医薬が個々の投与量だけ患者に投与されるにつれて、加
圧流体は徐々に気相に変化し、これに対応して医薬室1
2の中に残っている医薬をほぼ一定の圧力に維持するに
十分な程度に圧力リザーバを膨張させる。
図6に示されており、この場合においては、変更された
圧力リザーバ114が設けられ、この圧力リザーバは注
入ポンプ10の中の医薬17をほぼ一定の圧力条件に維
持する。この実施例においては、圧力リザーバ114
は、比較的より剛性のある下方のベースディスク129
から構成されており、このディスクは、ほぼ環状の形状
を有しその内側及び外側の縁部において上を向いた縁を
有するように型形成等により形成されている。これら円
形の縁は、ヒートシール等により環状で可撓性を有する
上方ダイアフラム130の内側及び外側の縁部に固定さ
れており、ベースディスク129及びダイアフラム13
0は一緒になって、加圧流体27の選択された量を受け
入れかつこれを貯蔵する環状で中空の内部を画成してい
る。反対に、もし必要であればディスク129及びこれ
に取り付けられたダイアフラム130を円形あるいは他
のいかなる選択した形状で形成することができる。
ザーバを図2及び図3に関して説明したのとほぼ同様の
態様かつ順序で、ポンプハウジングの中に取り付ける前
に、加圧流体で充填されるようになされている。ベース
ディスク129は、ポンプハウジングの中に取り付けら
れると、接着剤により及び/又はスナップ式のかみ合い
すなわち圧力嵌めの取り付けにより下方のハウジング半
部31の中に迅速かつ容易に着座することができる。ベ
ースディスク129及びダイアフラム130を形成する
ために用いられる好ましい材料も、ハラーフィルムある
いは選択した加圧流体に用いるに適した同様の性質を有
する他の材料を含む。使用の際に、ダイアフラム130
は、図6に示すように隣接する医薬室12が充填されあ
るいは空になると、前後に動かされ、これにより室12
の中の医薬がほぼ一定の圧力に維持される。
129を取り除き、その代わりに下方のハウジング半部
31の底部を用いるように容易に変形可能である。この
場合には、ダイアフラム130は、一般的には接着剤を
用いて下方のハウジング半部31の側部に直接取り付け
ることができよう。
実施例を示しており、この例においては、圧力リザーバ
214はほぼ半円形状の可撓性のバッグすなわちサック
228として形成されている。本発明のこの実施例にお
いては、可撓性のバッグ228は図2及び図3の実施例
と同ように、相互に接続されたハラーフィルム等により
形成するのが好ましく、また上記バッグは、変形された
ポンプハウジング216の中に取り付けられる前に、選
択した加圧流体27により充填されるようになされてい
る。図9及び図10に示すように、可撓性のバッグ22
8は、ほぼ円形の皿の形状を有するハウジング216の
一側のほぼ半円形状の室40の中に構造的なユニットと
して装着される。この構成を用いることにより、ポンプ
ハウジング216はバッグ228の一側部と協働して半
円形状の医薬室212を画成する。
入口取付具226は、医薬室212を選択した医薬で充
填するのを可能とし、また医薬を投与量毎に室212か
ら患者に投与するための分配ポンプ218が設けられて
いる。ポンプ218は、図9及び図10においてその全
体を参照符号41により示された小型の制御回路及びバ
ッテリ電源により制御され、これら制御回路及びバッテ
リ電源は、リザーバ214の反対側に配設されたほぼ半
円形状の他の室42の中に設けられている。
て、金属ベローズを用いた当業界において確立されてい
る伝統的な円形状のリザーバ及び室とは対照的に、非円
形状のリザーバ214及びこれに関連する医薬室212
を備えている。更に、リザーバ214及び医薬室212
は、注入ポンプの他の主要な要素と共通な面に概ね配設
されている。この構成は、利用可能なポンプハウジング
の内容積をかなりの程度最適なものとし、これにより、
医薬収容能力を犠牲にすることなく、ポンプの全体的な
寸法を大幅に減少することを可能とする。反対に、医薬
室212の容積的な能力を、同じ寸法の従来技術のポン
プに比べて大幅に大きくすることができる。
イプの圧力リザーバを正圧ポンプと共に用いることもで
きるであろう。そのようなポンプは、医薬室の中の医薬
を、例えば最大0.7Kg/cm2(10psi)まで
の範囲の正圧に維持する。再び図2を参照すると、正圧
ポンプは、図1に示す医薬室12と、圧力リザーバ14
と入口すなわち再充填取付具26を備えることができよ
う。
な正圧ポンプは、リザーバとカテーテルとの間に流量制
御部を有するだけである。そのようなポンプにおいて
は、図1の参照符号18は、一般には毛細管である流量
制御部を示すことになろう。また、そのような簡単なポ
ンプは、このポンプの中に回路20及びバッテリ22を
もたない。
18で示すべきものに含まれる流量制御部に直列に設け
られる弁(図示せず)を有することになろう。このタイ
プのポンプは、その中に設けられる回路20及びバッテ
リ22を備え、外部から制御することができよう。この
タイプのポンプは、弁が開放している時は常に固定され
た流量で作動しよう。
ミュレータを有する2つの弁と、回路20及びバッテリ
22とを備えることになろう。このタイプのポンプは、
医薬リザーバとアキュミュレータとの間の弁を最初に開
いてアキュミュレータを充填することにより外部から制
御することができよう。この弁を閉じ、またアキュミュ
レータとカテーテルとの間の弁を開けると、アキュミュ
レータは貯溜された医薬を送り出すことが可能となる。
しかつ説明したが、本発明の原理から逸脱することな
く、多くの変形、変更、改善あるいは修正を上に開示し
た本発明に加えることができることは当業者には明らか
であろう。そのような変形、変更修正は従って、本発明
の範囲内にあるものと見なされるべきである。従って、
請求の範囲を除いて、上述の記載及び図面により本発明
を制限することは意図していない。
明の新規な特徴を具体化する単純化された液体−蒸気圧
力リザーバを備えるようになされた、埋め込み可能な医
薬注入ポンプの斜視図である。
て、改善されかつ単純化された液体−蒸気圧力リザーバ
を示している。
して示す斜視図である。
ましい形状の液体−蒸気圧力リザーバを備えた医薬注入
ポンプを示している。
視図である。
て示す垂直断面図であって、医薬を患者に投与するポン
プ操作の間のリザーバの作用を示している。
な好ましい形態を示す平面図である。
ある。
になされた埋め込み可能な注入ポンプの平面図であっ
て、ポンプの構成部品の配列を示すためにポンプハウジ
ングの上部を取り除いて示してある。
図である。
ジング 17 医薬 27 加圧流体 28 バッグ
Claims (10)
- 【請求項1】医薬注入装置であって、 選択された医薬を収容するための医薬室を有するハウジ
ングと、 前記医薬室から患者に医薬を投与するため、前記ハウジ
ング内に設けられた投与手段と、 選択された液体−蒸気加圧流体を内部に有する圧力リザ
ーバとを備えて成り、 前記圧力リザーバは、前記ハウジングの中に設けられ、
かつ、前記医薬室に露呈される可動壁を画成しており、 前記加圧流体は、前記医薬室の中の医薬の量に応じて前
記圧力リザーバの容積的な寸法を変化させて前記医薬を
ほぼ一定の所定圧力に維持するに十分な液体−蒸気相変
化を行うようになされており、 前記ハウジングは、気密にシールされており、これによ
り、患者の体内に直接埋め込むことが可能とされてい
る、 医薬注入装置において、 前記圧力リザーバが、バッグのような、独立した、膨張
可能である構造的な包囲体である、ことを特徴とする医
薬注入装置。 - 【請求項2】請求項1の医薬注入装置において、前記圧
力リザーバの前記可動壁が、医薬及び加圧流体に適合性
を有しかつ可撓性で非透過性の材料から形成されている
ことを特徴とする - 【請求項3】請求項1または2の医薬注入装置におい
て、前記圧力リザーバが膨張可能なバッグであり、該バ
ッグが、周辺部の回りで相互に接続されて前記加圧流体
を収容するための中空のバッグの内部を画成する一対の
プラスチックフィルムのシートを備えていることを特徴
とする医薬注入装置。 - 【請求項4】請求項1または2の医薬注入装置におい
て、前記圧力リザーバは、可撓性の材料で形成されて周
辺部の回りでシールされた2つの側部を有する枕形状の
部材にして、選択された液体−蒸気加圧流体を内部に包
囲する枕形状の部材を備えていることを特徴とする医薬
注入装置。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかの医薬注入装
置において、前記可動壁および/または前記構造的な包
囲体が、ハラーフィルム材料から形成されていることを
特徴とする医薬注入装置。 - 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかの医薬注入装
置において、前記投与手段が、前記医薬室に連通する入
口ポートと、前記圧力リザーバが前記入口ポートを閉塞
するのを防止するための手段とを備えていることを特徴
とする医薬注入装置。 - 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかの医薬注入装
置において、前記加圧流体は、前記医薬室を大気圧より
も低い圧力に維持するように選択されており、前記投与
手段がポンプを含んでいることを特徴とする医薬注入装
置。 - 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかの医薬注入装
置において、前記加圧流体が、フレオン113のような
過フッ化炭化水素を含んでいることを特徴とする医薬注
入装置。 - 【請求項9】請求項1ないし6のいずれかの医薬注入装
置において、前記加圧流体は、前記医薬室を大気圧より
も高い圧力に維持するように選択されていることを特徴
とする医薬注入装置。 - 【請求項10】請求項1ないし9のいずれかの医薬注入
装置において、前記圧力リザーバを前記ハウジング内に
固定するための手段を備えていることを特徴とする医薬
注入装置。
Applications Claiming Priority (2)
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