JP3125990B2 - トラヒックルーティング法及び方式 - Google Patents

トラヒックルーティング法及び方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
におけるトラヒックルーティングに関し、特に複数のデ
マンドの最適なトラヒックルーティング法及び方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】網の設備コストを最小化するためのトラ
ヒックルーティング法の一例が、’97年に電子情報通
信学会秋季総合大会で発表された講演番号B−7−31
の「既存設備を有効利用する網設計法」と題する論文に
記載されている。以下の説明では、ネットワーク上のあ
るノードからあるノードへ転送しなければならないトラ
ヒックをデマンドと呼ぶことにする。この従来の網設計
法においては、既存の網状態と導入可能設備を踏まえた
コスト関数に基づいて新規のデマンドのルーティングと
新しく導入する網設備を決定する。
【0003】図7は、このような従来の網設計法を示す
図である。同図の網設計法においては、少ないコストで
済むように複数のデマンドをネットワークに収容するよ
うに構成するものである。例えば、リンクBDにおいて
既存資源が不足しているなどの理由により、AD間のデ
マンドを経路A→B→Dで収容することがコストを増加
させると判断された場合、迂回経路A→B→C→Dを見
つけ出し、これをAD間のデマンドの経路として決定す
る。この従来の網設計法は、リンクBDにおいて既存資
源が不足しているためAD間のデマンドを経路A→B→
Dで収容することが適切ではないと判断した場合、既存
網の状態に基づくコスト関数を利用して代替経路A→B
→C→Dを発見し、AD間のデマンドのルーティングを
変更するようにしたものである。
【0004】このように従来の網設計法においては、各
デマンドは他のデマンドとは無関係にネットワーク上の
二点間を結ぶあらゆる経路をとることができることを前
提としている。
【0005】また、もう一つの従来技術として、信頼
性、通信品質、設備導入コストなどに基づくコスト関数
を定め、それが最適になるようにデマンドの経路付けを
行なう問題を数理計画問題に定式化し、数理計画問題の
一般的解法に基づいて最適解を求めるように構成するも
のもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークのルーテ
ィングは数々のルーティングプロトコルに基づいて行わ
れる。特にIPネットワークにおいては、個々データグ
ラム及びルータはコネクション情報を持たず、静的にあ
るいはルーティングプロトコルによって動的に構成され
たルーティングテーブルに基づいた、ホップバイホップ
のデータグラムフォワーディングに基づいたルーティン
グ(「ホップバイホップルーティング」という。)が主
流である。この方式の長所は、一つ一つのコネクション
を管理せずにすむためルーティング制御に必要な資源を
少なくできることである。
【0007】目的地ノードアドレスをキーとしてルーテ
ィングテーブルを検索することで、次に送るべきサイト
を決定するホップバイホップルーティングにおいては、
各ノードからある一つのノードに対する経路は分岐する
ことがなく、全体として経路の集合はツリーを構成す
る。例えば、図8に示すように、目的地ノードがともに
Dであるような、方角PとQからのトラヒックは、目的
地ノードDに関する、共通のルーティングテーブル31
のエントリをひくことによって次ホップとするノードを
決定された場合は、共通のノードAへと転送され、以降
のDまでの経路途中で分岐することはない。
【0008】しかしながら、上述した従来のルーティン
グ法では、各デマンドが独立にデマンドの出発ノードと
目的地ノードの二点間を結ぶ任意の経路をとれることを
前提としているため、上記のようなルーティングを行い
たい場合には適用することができない。
【0009】一方、信頼性、通信品質、設備導入コスト
などに基づくコスト関数を定め、それが最適になるよう
にデマンドの経路付けを行なうよう定式化された数理計
画問題は、ネットワークの規模が大きくなると探索空間
が組み合わせ的に増加し、現実的な時間で解くことが困
難になる。
【0010】(発明の目的)本発明の目的は、ホップバ
イホップルーティングを前提としたネットワークにおい
て、目的地ノードを共通とする複数のデマンドの最適な
ルーティング法及び方式を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、ホップバイホップル
ーティングを前提としたネットワークにおいて、目的地
ノードを共通とする複数のデマンドを既存の網状態を考
慮して設備導入コストを抑えるルーティング法及び方式
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるトラヒック
ルーティング法及び方式は、リンクに割り当てられたコ
スト関数に対し、総ネットワークコストを低下させるよ
うな経路を、経路の集合がツリー構造をしていることに
基づいて探索することを特徴としている。また、経路探
索の過程で必要になる、各ノードにおける当該ノードを
通過するデマンドの大きさの総和を効率的に計算するた
めに各ノード毎に変数領域を設けたことを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。以降、ツリー構造
に関する用語は文献「基本算法/情報構造」(サイエン
ス社刊、Donald E.Knuth著)に従うこと
とする。ただし本明細書では、上記文献における「木」
を「ツリー」、「節」を「ノード」、「根」を「ルート
ノード」と表現する。
【0014】図1は、本実施の形態の通信ネットワーク
におけるトラヒックルーティング法又は方式を示す流れ
図である。同図において、経路初期値の割り当て手段1
1は、各ノードにおいて目的地ノードへ達するための次
ホップノードの初期値を設定する。経路の変更手段12
は、経路初期値の割り当て手段11で割り当てられた経
路を変更することでよりよい経路を探索する。
【0015】以降の説明ではネットワークを表すグラフ
をG=(N,L)とする。Nはノードの集合、LはN×
Nの部分集合で、ネットワーク内のリンクを表す。また
目的地ノードをDとする。また、G上の各ノードe∈N
に対し、eからDへのデマンドの大きさを表す量de
あらかじめ割り当てられているとする。また、G上の各
リンク(e1,e2)∈Lに対し、このリンクを通過する
デマンドの大きさの総和に対するリンクコスト関数f
e1,e2があらかじめ割り当てられているとする。
【0016】経路初期値の割り当て手段11はルーティ
ングを表現するツリーを一つ決定する。このツリーはD
をルートノードとするGのサブグラフで、しかもGに含
まれるノードを全て含む。
【0017】説明のために以下の表記法を導入する。
【0018】GのサブグラフであるツリーTが、図2に
示すようにルートノードrと、その子ノードをルートノ
ードとするサブツリーT1,T2,...,Tnから構成
されていたとする。また、rとT1,T2,...,Tn
を結ぶリンクに割り当てられているリンクコスト関数が
1,f2,...,fnであったとする。
【0019】この時、ツリーTに対する関数Tra
(T)を次のように再帰的に定義する。
【0020】 Tra(T)=dr+Σi=1,...,nTra(Ti) ここで、Tra(T)は、ツリーTの各ノードにおける
デマンドをTに沿って収容した場合にTのルートノード
を通るデマンドの大きさの総和をあらわす。
【0021】また、関数Costを次のように定義す
る。
【0022】Cost(T)=Σi=1,...,n(fi(Tr
a(Ti))+Cost(Ti)) ここで、Cost(T)は、ツリーTに従ってトラヒッ
クが運ばれる場合、各リンクにおけるコスト関数f1
2,...,fnに基づいて計算された各リンクのコス
トの総和をあらわしている。
【0023】経路初期値の割り当て手段11は、たとえ
ば目的地ノードから各ノードまでの最短経路すべてから
構成されるツリーを初期経路T0に割り当てる。
【0024】経路の変更手段12において採用する処理
アルゴリズムにより、いくつかの実施の形態が構成でき
る。
【0025】第一の実施の形態としては、ツリーTに含
まれるあるノードAが、AをルートノードとするTの部
分ツリーに含まれないノードBとリンクで直接結ばれて
いる場合に、Aの親ノードをBに変更することによって
できるツリーをT’とすると、Cost(T’)<Co
st(T)となっているかどうかを調べ、もしそうなら
ばTをT’に更新するという操作を、経路初期値の割り
当て手段11で与えられた初期経路から出発して有限回
繰り返す方法がある。このようにして総ネットワークコ
ストを低く抑えるような経路の探索を実現する。
【0026】また、図3は、経路の変更手段12で異な
る処理アルゴリズムを採用した第二の実施の形態を示す
図である。
【0027】経路の変更手段12においてサブツリーの
ルートノードの親ノードを、そのサブツリーに属さない
ノードに付け替えることによってネットワークの総コス
トの削減を図るようにしたものである。
【0028】図4は、経路変更手段12における一操作
例を説明する流れ図であり、同図を例として以下手続の
詳細を説明する。
【0029】T0を経路初期値の割り当て手段が割り当
てた初期経路とする(処理50)。Dは目的地ノードで
ある。
【0030】[アルゴリズム開始] Step1 T←T0、S←{D}、F←「ツリーTにおける、ノー
ドDの子ノードすべての集合」、とする(処理51)。
【0031】Step2 F’←「ツリーTにおける、Fに含まれるノードの子ノ
ードすべての集合」S←S∪F、とする(処理52)。
F={F1,F2,...,Fn}であったとする(n≧
0)。Sに含まれる全てのノードからなるGのサブグラ
フの中で、F1の親ノードを付け替えることができたと
き、付け替えてできたツリーをT’とする。ただし、F
1の親ノードは、A∈Sかつ(F1,A)∈Lであるよう
なノードAにのみ付け替えることができる。たとえば、
図4のケースでは、ノードF1はS1、F2ともリンクで
直接結ばれているので、F1の親ノードはS2からS1
るいはF2へ付け替えることができる。Cost
(T’)<Cost(T)ならばT←T’とする。これ
を残りのノードF2,...,Fnについても繰り返す
(処理53)。F←F’とする(処理54)。F≠Φな
らばStep2へ、そうでない場合Step3へ進む
(処理55)。
【0032】Step3 Cost(T)<Cost(T0)ならばT0←Tとして
Step1へ、そうでない場合は終了する(処理5
6)。
【0033】[アルゴリズム終了]
【0034】このように、上記実施の形態では、ルーテ
ィングポリシーをツリー状に制限した場合に総ネットワ
ークコストを低く抑えるような経路の探索をおこなうこ
とができる。
【0035】本実施の形態では組み合わせ的な経路の探
索を行わないので、ネットワークの規模の増大に伴う計
算量の指数関数的増加を回避することができる。
【0036】本実施の形態では、リンクのコスト関数に
指定はないため、様々なコスト関数について実行するこ
とが可能である。
【0037】しかも、初期経路の与えかたに指定がない
ので、既存のルーティングから出発することで既存網の
状態を踏まえた拡張設計に応用することができる。
【0038】次に、本発明の更に他の実施の形態につい
て説明する。
【0039】本実施の形態は、基本的構成は前記実施の
形態とほぼ同様のものであるが、経路の変更手段におけ
る複数のツリーのコストを比較する場合のコスト計算方
法を工夫したものである。
【0040】まず、経路の変更手段において、ツリーT
のサブツリーUの親ノードA1をA1からB1へ変更した
結果できるツリーをT’とし、Cost(T)とCos
t(T’)の比較を行う必要があるとする。Uのルート
ノードA0から目的地ノードDまでのTにおける経路
と、Uの新しい親ノードB1からDまでのTにおける経
路が合流する最初のノードをD’とする。A0からD’
までのTにおける経路上のノードは、順番にA0,A1
…,Am=D’(m>0)であったとし、B1からD’ま
でのTにおける経路上のノードは、順番にB1,B2
…,Bn=D’(n>0)であったとする。
【0041】TAは、ノードAをルートノードとするツ
リーTのサブツリーを表し、fA,Bは、ノードAからB
へのリンクに割り当てられているコスト関数を表すこと
にする。このとき、
【数1】 であるから、この式の右辺が計算できればCost
(T)とCost(T’)とを比較することができる。
【0042】図5を用いて上記の式の右辺を計算する方
法を説明する。図5(a)にはネットワークとネットワ
ークの各ノードを通過するデマンドの大きさの総和が記
されている。図5(b)はこのネットワーク上での経路
ツリーの例Tである。図5(b)の各ノードNiを表す
円の中にはTra(TNi)の値が記入されている。
【0043】このように各ノードNiに一つずつ変数領
域を設けておけばTra(TNi)の値を保持できる。さ
らに、図5(b)のツリーにおけるノードN3の親ノー
ドをN1からN4へ変更したツリーT’を図5(c)に示
す。ツリーT’のノードNiにおいてTra(T’Ni
≠Tra(TNi)となるのはi=1,2,4の場合のみ
であり、Tra(T’N1)=Tra(TN1)−Tra
(TN3)=Tra(TN1)−9,Tra(T’Ni)=T
ra(TNi)+Tra(TN3)=Tra(TNi)+9
(i=2,4)で更新される。従ってノード毎に設けた
変数領域の値を部分的に参照することで上記の式の右辺
を計算するために必要な値が得られる。またCost
(T’)<Cost(T)であることが判明した場合に
は変数領域の値を部分的に変更するのみで速やかにTか
らT’へ移行することができる。
【0044】このように、本実施の形態では、トラヒッ
クがツリー状にルーティングされているという性質を利
用してCost(T)とCost(T’)の比較に要す
る計算を簡略化しているので、経路変更手段における計
算量を削減する効果が得られる。
【0045】経路初期値の割り当て手段11において、
経路初期値としてたとえば目的地ノードDへの最短距離
経路あるいは最小ホップ経路からなるツリーを与えるこ
とができる。
【0046】経路の変更手段12において、既存網の状
態を反映した関数をリンクコスト関数として割り当てる
ことによって、新たなサーバが投入されるなどの理由で
既存のネットワークのトラヒック増加が見込まれる場合
のネットワークの拡張設計法が得られる。
【0047】図6のリンクコスト関数の例を用いて説明
する。あるリンクには5の容量を持つ通信ケーブルが既
に配置されており、必要ならば7、20の容量を持つ通
信ケーブルを導入可能と仮定する。また、このノードは
既に収容されているトラヒックによって3の帯域を消費
されているとする。つまり、通信ケーブルの空き帯域は
5−3=2である。このリンクに新たにトラヒックを収
容るためのコスト関数は図6に示すように2までは0、
2より大きく4以下の範囲では容量7の通信ケーブルの
導入コスト、4より大きく17以下の範囲では容量20
の通信ケーブルの導入コストをとるような階段状の関数
となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、デマンドの経路の集合が目的地ノードをルートノー
ドとするツリー状をしているという性質を前提としたア
ルゴリズムを適用しているから、ホップバイホップルー
ティングが行われているという制約のもとで総ネットワ
ークコストを低下させるような経路付けを行うことがで
きる。
【0049】また、本発明においては、組み合わせ的な
探索を行うものではなく、ツリーの形状を逐次的に変更
していくヒューリスティックなアルゴリズムを使用して
いるため、実行にかかる計算量を少なくすることができ
る。
【0050】更に、本発明におけるリンクコスト関数と
しては特定の関数以外でも動作するため、既存網の状態
を反映したリンクコスト関数を使用することで、既存網
に基づいた拡張的設計を容易に行うことができる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す流れ図である。
【図2】導入した関数を説明する図である
【図3】経路変更手段12における処理アルゴリズムを
説明する流れ図である。
【図4】経路変更手段12における一操作を説明する流
れ図である。
【図5】経路変更手段12におけるコスト計算例を説明
する流れ図である。
【図6】リンクコスト関数の例を示す図である。
【図7】従来の技術を説明する図である。
【図8】経路の集合がツリーをなすことを説明する図で
ある。
【符号の説明】
11 経路初期値の割り当て手段 12 経路の変更手段 31 ルーティングテーブル 50、51、52、53、54、55、56 処理 t1、t2、tn サブツリー f1、f2、fn リンクコスト関数 r ルートノード A、B、C、D ノード

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホップバイホップルーティングが行われ
    るネットワークのトラヒックルーティング法であって、
    同一目的地ノードへの経路の集合からなるツリー構造に
    基づき、一般のリンクコスト関数により総ネットワーク
    コストを求め、該総ネットワークコストをより低く抑え
    るようにトラフィックルーティングを行うようにしたこ
    とを特徴とする複数デマンドのトラヒックルーティング
    法。
  2. 【請求項2】 ホップバイホップルーティングが行われ
    るネットワークのトラヒックルーティング法であって、
    同一目的地ノードへのトラヒックを、各ネットワークリ
    ンクにあらかじめ割り当てられたリンクコスト関数の総
    和である総ネットワークコストを低下させるように経路
    付けするために、目的地ノードをルートノードとし、ネ
    ットワークのすべてのノードを含むツリーを初期経路と
    して与える経路初期値の割り当てを行い、前記経路初期
    値の割り当てにより与えられた経路をもとに、ツリーの
    ノードの親ノードを付け替えることによって総ネットワ
    ークコストを低下できるかどうかを調べ、低下できるな
    らばツリーを更新することを繰り返すことにより総ネッ
    トワークコストを低下させる経路変更を行うことを特徴
    とするトラヒックルーティング法。
  3. 【請求項3】 前記経路変更において、経路初期値の割
    り当てによって与えられた経路をもとに、まずルートノ
    ードの各子ノードの親ノードを付け替えることによって
    総ネットワークコストを低下できるかどうか調べ、低下
    できるならばツリーを更新し、さらに下位のノードに対
    しネットワークのすべてのノードについて調べ終わるま
    で同様の操作を繰り返した後、再度ルートノードに戻り
    同様の操作をコストの低下がなくなるまで繰り返すこと
    を特徴とする請求項2記載のトラヒックルーティング
    法。
  4. 【請求項4】 前記経路変更において、ツリーTに従っ
    てデマンドをルーティングした場合の総ネットワークコ
    ストCost(T)と該ツリー中のノードの親ノードを
    付けことによってできるツリーT’に従ってデマンドを
    ルーティングした場合の総ネットワークコストCost
    (T’)とを比較するために、各ノードNに一つずつ変
    数領域を設けてNを通過するデマンドによるトラフィッ
    ク量の総和を表す値Tra(TN)を保持し、これらの
    値を部分的に参照および変更することでCost(T)
    とCost(T’)との比較に要する計算を簡略化する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のトラヒックルー
    ティング法。
  5. 【請求項5】 既存設備と既存網の使用状況及び導入可
    能な通信ケーブルなどに基づくリンクコスト関数を使用
    することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のト
    ラヒックルーティング法。
  6. 【請求項6】 ホップバイホップルーティングが行われ
    るネットワークのトラフィックルーティング方式におい
    て、同一目的地ノードへのトラヒックを、各ネットワー
    クリンクにあらかじめ割り当てられたリンクコスト関数
    の総和である総ネットワークコストを低下させるように
    経路付けするための、目的地ノードをルートノードと
    し、ネットワークのすべてのノードを含むツリーを初期
    経路として与える経路初期値割り当て手段と、経路初期
    値割り当て手段によって与えられた経路をもとに、ツリ
    ーのノードの親ノードを付け替えることによって総ネッ
    トワークコストを低下できるかどうかを調べ、低下でき
    るならばツリーを更新することを繰り返すことによって
    総ネットワークコストを低下させる経路変更手段とを有
    することを特徴とするトラヒックルーティング方式。
  7. 【請求項7】 前記経路変更手段は、前記経路初期値割
    り当て手段によって与えられた経路をもとに、まずルー
    トノードの各子ノードの親ノードを付け替えることによ
    って総ネットワークコストを低下できるかどうか調べ、
    低下できるならばツリーを更新し、さらに下位のノード
    に対しネットワークのすべてのノードについて調べ終わ
    るまで同様の操作を繰り返した後、再度ルートノードに
    戻り同様の操作をコストの低下がなくなるまで繰り返す
    経路変更手段であることを特徴とする請求項6記載のト
    ラヒックルーティング方式。
  8. 【請求項8】 前記経路変更手段は、ツリーTに従って
    デマンドをルーティングした場合の総ネットワークコス
    トCost(T)と該ツリー中のノードの親ノードを付
    けことによってできるツリーT’に従ってデマンドをル
    ーティングした場合の総ネットワークコストCost
    (T’)とを比較するために、各ノードNに一つずつ変
    数領域を設けてNを通過するデマンドによるトラフィッ
    ク量の総和を表す値Tra(TN)を保持し、これらの
    値を部分的に参照および変更することでCost(T)
    とCost(T’)との比較を行う経路変更手段である
    ことを特徴とする請求項6及び7記載のトラヒックルー
    ティング方式。
  9. 【請求項9】 前記リンクコスト関数として、既存設備
    と既存網の使用状況及び導入可能な通信ケーブルなどに
    基づくリンクコスト関数を使用することを特徴とする請
    求項6、7又は8記載のトラヒックルーティング方式。
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