JP3125933U - シンクの排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバーフロー手段を備えたシンクの排水効率を高めるとともに、既存のシンクに対しても適用できる排水構造を提供する。
【解決手段】シンク10は、シンク本体12,14及びオーバーフロー槽18により構成されている。シンク本体12の排水口20には、内部に防臭用のトラップ部24を備えた排水トラップ22が取り付けられる。該排水トラップ22の側面には、トラップ部24よりも高い位置に、配管38,40,42によりオーバーフロー槽18の排水口34と接続される接続口26が設けられている。前記排水口34の口径を限度の範囲内で拡大するとともに、接続口26の口径をオーバーフロー槽18の排水口34の口径に見合った範囲内でなるべく大きくなるように設定しているため、排水効率が高い。また、排水トラップ22や配管類を着脱可能とすることにより、既存のシンク10に対して適用できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、シンクの排水構造に関し、更に具体的には、オーバーフロー手段(オーバーフロー槽や、シンク本体に設けられたオーバーフロー口など)を備えたシンクの排水効率の改善に関するものである。
例えば、学校給食などの設備において利用される大型のシンクは、シンク本体のほかに、オーバーフロー槽を備えたものがある。前記シンク本体及びオーバーフロー槽からの排水は、配管により合流して排水される。あるいは、以下の特許文献1に開示された「混油排水の上面に浮く油脂分をオーバーフローにより最少の水分と共に排出する方法とシンク及びタンク」のように、シンク本体とオーバーフロー槽からの排水を別々に処理する場合もある。
特開2001−336193公報
ところで、近年では、食事の安全性や衛生面を優先するために、学校給食設備などでは、水を溜めずになるべく沢山の流動水を使用し、食材の洗浄及び調理器具等の洗浄を行うことが推奨されている。しかしながら、既存のシンクは、オーバーフロー槽からの大量の排水を考慮した作りとなっていないため、大量の水を連続して使用すると、スムーズに排水されない場合がある。このため、シンク本体から水が溢れないように流動水の水量を制限しなければならないという不都合が生じる。また、前記特許文献1に記載の技術も、シンクに水を溜めて利用する節水型であるため、大量の水を連続使用する場合には適していない。従って、排水効率の向上を図るためには、シンク自体の設計の見直しが必要になる場合もある。また、シンク本体の壁面上方にオーバーフロー口を備えたシンクに対しても、同様の不都合が生じる。
本考案は、以上の点に着目したもので、その目的は、オーバーフロー手段からの排水効率が高く、かつ、既存のシンクに対しても適用することができる排水構造を提供することである。
前記目的を達成するため、本考案は、シンク本体とオーバーフロー槽を備えたシンクに取り付けられる排水構造であって、上端側が前記シンク本体の排水口に接続され、下端側が排水管に接続されるとともに、内側下方にトラップ部を有する排水トラップ,該排水トラップの側面に、前記トラップ部よりも高い位置に形成された接続口,前記オーバーフロー槽の排水口と前記排水トラップの接続口を接続する配管,を備えるとともに、前記接続口の口径を、前記オーバーフロー槽の排水口の口径に見合う範囲内で大きく設定したことを特徴とする。
他の考案は、シンク本体の壁面上方にオーバーフロー口を備えたシンクに取り付けられる排水構造であって、上端側が前記シンク本体の排水口に接続され、下端側が排水管に接続されるとともに、内側下方にトラップ部を有する排水トラップ,該排水トラップの側面に、前記トラップ部よりも高い位置に形成された接続口,該接続口に取り付けられる配管を、前記オーバーフロー口に接続するためのオーバーフロー用部品,を備えるとともに、前記接続口の口径を、前記オーバーフロー口の口径に見合う範囲内で大きく設定したことを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記接続口の口径を、25A〜50Aとしたことを特徴とする。好ましくは、前記接続口の口径が、40Aであることを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本考案は、内側にトラップ部を有する排水トラップをシンク本体の排水口に接続し、オーバーフロー槽の排水口(又はシンク本体のオーバーフロー口)と前記排水トラップの接続口を配管により接続するとともに、前記接続口を前記トラップ部よりも高い位置に形成し、かつ、前記接続口の口径を前記オーバーフロー槽の排水口(又は前記オーバーフロー口)の口径に見合った範囲内で大きく設定することで、オーバーフロー手段からの排水効率が向上するという効果が得られる。また、シンクに対して着脱可能とすることで、既存のシンクの排水効率の向上を図ることができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1を参照しながら、本考案の実施例1を説明する。図1(A)は、本実施例の排水構造を取り付けたシンクの全体構成を示す側面図,図1(B)は排水トラップを示す斜視図である。図1(A)に示すように、シンク10は、2つのシンク本体12及び14を有する2槽式で、前記シンク本体12及び14が足16により支えられており、例えば、学校給食設備などの大型設備で用いられる。前記シンク本体12と14の間には、オーバーフロー槽18が設けられている。該オーバーフロー槽18は、排水口34を有するとともに、上方には、食べ残しなどが排水口34に流れ込むのを防止するためのネット36が必要に応じて設けられている。前記オーバーフロー槽18はシンク本体12用であって、その側面12Bよりも低く形成された仕切り12Aにより前記シンク本体12と区切られている。前記シンク本体14用のオーバーフロー槽(図示せず)も、シンク本体12と14の間に設けられている。
前記シンク本体12は、底面に排水口20を備えており、その下方には、排水トラップ22が取り付けられている。該排水トラップ22は、図1(B)に示すように、略筒状であって、前記排水口20に取り付けられる端部22Aよりも、排水管30に取り付けられる端部22B側の径が小さく設定されている。前記端部22Bの外周面にはネジ部23が形成されており、図1(A)に示すナット32などを用いて、排水管30や排水ホースなどに接続される。また、前記排水トラップ22の内側下方には、防臭用のトラップ部24が設けられている。図示の例は、ワン型のトラップであって、その構成は公知である。
更に、前記排水トラップ22の側面には、前記トラップ部24よりも高い位置に、接続口26が形成されている。該接続口26は、配管38,40,42を介して、前記オーバーフロー槽18の排水口34と接続されるものであって、その外周面にはネジ部28が形成されている。前記配管42の端部は、前記ネジ部28に螺合するナット46やパッキン44を介して、前記接続口26に接続される。ここで、前記接続口26の口径は、前記オーバーフロー槽18の排水口34の口径に見合った範囲内でなるべく大きくなるように設定されている。
ところで、前記接続口26の口径は、配管口径規格の25A(1インチ)とされることが多いが、この寸法では、大量の流動水を使用したときに排水の流れが十分スムーズとはいえない場合がある。そこで、本実施例では、(1)前記排水口34の径を拡大するとともに、(2)前記接続口26の径を拡大する。
ここで、既存のシンクの場合、オーバーフロー槽18の大きさが決まっているため、排水口34を拡大するとしても限度がある。そこで、本実施例では、限度の範囲内で最大限の排水効率を得るため、前記接続口26の口径及び排水口34の口径を、25A(1インチ)よりも大きく50A(2インチ)よりも小さくなるように,より好ましくは、40A(1.5インチ)程度に設定することとしている。なお、前記排水口34の口径と接続口26の口径は、必ずしも一致する必要はない。しかし、両者が異なると、それらに接続される配管38,42の口径が異なるため、前記配管40としては、両端の口径が異なるものが使用される。
もう一方のシンク本体14も、蛇口15及び排水口50を備えるとともに、前記シンク本体12側と同様の排水トラップ22が接続されており、該排水トラップ22が図示しないオーバーフロー槽に配管により接続される。以上のような排水トラップ22としては、例えば、塩化ビニルやPP(ポリプロピレン)といった樹脂材料などが用いられる。また、配管38,40,42としては、例えば、前記排水トラップ22と同様の樹脂材料が用いられるが、ステンレス鋼管などの金属材料を用いることもある。
次に、本実施例の作用を説明する。シンク本体12では、蛇口13から流動水を大量に出したまま、食材の洗浄などの作業が行われ、シンク本体12に溜まった水は、排水口20から排水トラップ22に流れる。一方、仕切り12Aを超えてオーバーフロー槽18に流れ込んだ水は、排水口34から配管38,40,42を介して排水トラップ22に送られ、シンク本体12の排水とともに、トラップ部24を通過して、排水管30から外部に排出される。
このように、本実施例では、前記排水トラップ22の接続口26の口径及びオーバーフロー槽18の排水口34の口径を、限度の範囲内で大きく設定することとしたので、既存の設備において、オーバーフロー槽18に入り込んだ水の排水効率を向上させることができる。このため、大量の流動水を使用しても、食材洗浄などの作業を中断する必要がなくなり、シンク本体12(及び14)での作業性が向上する。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法,大きさは一例であり、同様の効果を奏するように、必要に応じて適宜変更してよい。
(2)前記実施例では、2槽式のシンクとしたが、1槽式のシンクであってもよいし、3槽以上であってもよい。また、前記足16の下に、必要に応じて図示しないキャスタを設けることにより、シンク10全体を移動可能な構成としてもよい。
(3)トラップ部24の構造や、オーバーフロー槽18から排水トラップ22までの接続構造も一例であり、同様の効果を奏するように必要に応じて適宜設計変更してよい。
(4)前記実施例では、オーバーフロー槽18を備えたシンク10について説明したが、シンク本体の壁面上方にオーバーフロー口が設けられているようなシンクに対しても本考案は適用可能である。このような構造のシンクでは、前記オーバーフロー口は、オーバーフロー用部品及び配管を介して、前記排水トラップ22の接続口26に接続される。この場合も、前記オーバーフロー口の径を拡大するとともに、前記接続口26の径を、上述した範囲内で拡大することにより、前記実施例1と同様に排水の流れを十分にスムーズにすることができる。
(5)本考案は、学校給食のみならず、病院など他の公知の各種の大型設備で利用されるシンク全般に対して適用可能である。また、既存のシンクに対して効果的であるが、新規に設置されるシンクに対しても適用可能である。
本考案によれば、内側にトラップ部を有する排水トラップをシンク本体の排水口に接続し、オーバーフロー槽の排水口(又はシンク本体の壁面に設けたオーバーフロー口)と前記排水トラップの接続口を配管により接続するとともに、前記接続口を前記トラップ部よりも高い位置に形成し、かつ、接続口の口径は、オーバーフロー槽の排水口(又は前記オーバーフロー口)の口径に見合った範囲内でなるべく大きくなるように設定しているため、排水効率が高い。特に、オーバーフロー槽の排水口(又はオーバーフロー口)の口径を限度の範囲内で拡大することで、既存の大型シンク用の排水構造の用途に好適である。
本考案の実施例1を示す図であり、(A)は本考案の排水構造を利用したシンクの側面図,(B)は排水トラップを示す斜視図である。
符号の説明
10:シンク
12,14:シンク本体
12A:仕切り
12B:側面
13,15:蛇口
16:足
18:オーバーフロー槽
20:排水口
22:排水トラップ
22A,22B:端部
23:ネジ部
24:トラップ部
26:接続口
28:ネジ部
30:排水管
32:ナット
34:排水口
36:ネット
38,40,42:配管
44:パッキン
46:ナット
50:排水口

Claims (4)

  1. シンク本体とオーバーフロー槽を備えたシンクに取り付けられる排水構造であって、
    上端側が前記シンク本体の排水口に接続され、下端側が排水管に接続されるとともに、内側下方にトラップ部を有する排水トラップ,
    該排水トラップの側面に、前記トラップ部よりも高い位置に形成された接続口,
    前記オーバーフロー槽の排水口と前記排水トラップの接続口を接続する配管,
    を備えるとともに、
    前記接続口の口径を、前記オーバーフロー槽の排水口の口径に見合う範囲内で大きく設定したことを特徴とするシンクの排水構造。
  2. シンク本体の壁面上方にオーバーフロー口を備えたシンクに取り付けられる排水構造であって、
    上端側が前記シンク本体の排水口に接続され、下端側が排水管に接続されるとともに、内側下方にトラップ部を有する排水トラップ,
    該排水トラップの側面に、前記トラップ部よりも高い位置に形成された接続口,
    該接続口に取り付けられる配管を、前記オーバーフロー口に接続するためのオーバーフロー用部品,
    を備えるとともに、
    前記接続口の口径を、前記オーバーフロー口の口径に見合う範囲内で大きく設定したことを特徴とするシンクの排水構造。
  3. 前記接続口の口径を、25A〜50Aとしたことを特徴とする請求項1又は2記載のシンクの排水構造。
  4. 好ましくは、前記接続口の口径が、40Aであることを特徴とする請求項3記載のシンクの排水構造。

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