JP3125548U - 定方向センサーの構造 - Google Patents

Abstract

【課題】構造が簡単で体積が小さく、映像を撮影する方向を判読する定方向センサーの構造を提供する。
【解決手段】光学モジュールを含み、基板及び仕切板から構成される。この基板の同一平面上には発光ユニット及び少なくとも受光ユニットが隣り合って設置され、仕切板上には発光ユニット及び受光ユニットを囲む作動区域がある。作動区域に配置した遮蔽ユニットは、発光ユニットが発した光を遮蔽するか、もしくは発光ユニットから発し、受光ユニットのどれかが受けた光を遮蔽する。そして、相互に対応する関係で発光ユニット及び受光ユニット上方に配置し、発光ユニットが発した光を受光体上で反射させる。
【選択図】図３

Description

本考案は、定方向センサーの構造に係り、構造が簡単で体積が小さく、映像撮影方向を判別する定方向センサーの構造に関する。

従来の方向センサーは、図１及び図２に示すとおり、光学モジュール５及び制御モジュール６から構成されている。この光学モジュール５は相互対応状態で、且つ制御モジュール６に設置した第一、第二回路板５１、５２を含み、この第一回路板５１上には一つの発光体５１１を設置し、第二回路板５２には二つの受光部５２１、５２２を設置している。前記制御モジュール６は、三つの凹陥部６１１、６１２、６１３を有する支持板６１を含み、この三つの凹陥部６１１、６１２、６１３は発光体５１１と二つの受光部５２１、５２２にそれぞれ対応し、更に前記支持板６１上には反射光球体６２を設置している。使用時、方向センサーを回転し、該方向センサーを異なる方向に置き、反射光球体６２を異なる凹陥部６１１、６１２、６１３の位置に動かして方向を判断する。

上述の従来の方向センサーは、該方向センサーの箇所と異なる方向の時、反射光球体６２を異なる凹陥部６１１、６１２、６１３位置に置くことができ、方向を判断する。方向センサーは、第一、第二回路板５１、５２、発光体５１１、二つの受光体５２１、５２２、凹陥部６１１、６１２、６１３を備えた支持板６１及び反射光球体６２から構成されるので、その構造全体は複雑で、コストが上がり、且つ第一、第二回路板５１、５２は、制御モジュール６の両側に別々に設置するため、方向センサーの体積が大きくなり、小型の電子製品（例としてデジタルカメラ、デジタルカメラ付携帯電話等）においては、この従来の方向センサーを適用できない。

上述したように従来の方向センサーは、構造が複雑である上に、体積が大きいため、小型の電子製品に適用できないといった不都合がある。

本考案は来られの事情に鑑みてなされたもので、構造を簡略化して体積を小さくし、小型の電子製品に適用できるようにした定方向センサーの構造を提供することを目的とする。

本考案の一態様による定方向センサーは、基板及び仕切板を有し、この基板の同一平面上に隣り合って発光ユニット及び少なくとも一つの受光ユニットを設置し、前記仕切板上に発光ユニット及び受光ユニットを囲む作動区域を設けた光学ユニットと、
前記作動区域内に配置し、前記発光ユニットが発する光を遮蔽するか、もしくは受光ユニットの一つが受けた前記発光ユニットが発した光を遮蔽する遮蔽ユニットと、
前記発光ユニット及び受光ユニットの上方に相互に対応して配置し、前記発光ユニットが発した光を受光体上で反射する少なくとも二つの反射ユニットと、
を備えている。

本発明によれば、構造が簡単で、体積を縮小することができ、小型の電子製品に適用できる効果がある。

以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。

図３は、本考案の実施例を示す立体外観図である。図３に示すとおり、本実施例における定方向センサーの構造は、光学モジュール１、遮蔽ユニット２及び少なくとも二つの反射ユニット３から構成されている。前記光学モジュール１の同一平面上の発光ユニット１１及び受光ユニット１２は、遮蔽ユニット２と反射ユニット３、３ａとを合わせることにより、映像撮影時の方向センサーとすることができる。映像データを表示する時、自動的に映像データを正確な角度で表す。同時に構造が簡単で体積を小さくできる。

前記光学モジュール１は、発光ユニット１１と少なくとも一つの受光ユニット１２、１２ａを設置した基板１３、及び該基板１３上に配置して且つ作動区域１４に設置した仕切板１５から構成されている。前述の基板１３は回路板とし、前記発光ユニット１１は発光ダイオードもしくは電球のどちらかとする。また、受光ユニット１２、１２ａは、光源を感知するセンサーから構成される。別に作動区域１４は、前記発光ユニット１１及び受光ユニット１２、１２ａを囲み、且つ設計に必要な多辺形とし、発光ユニット１１及び少なくともひとつの受光ユニット１２、１２ａは隣り合う状態で同一平面の作動区域１４辺縁に設置し、その作動区域１４は発光ユニット１１及び受光ユニット１２、１２ａの位置に対応する位置に欠切口部１５１、１５１ａ、１５１ｂを設置している。

前記遮蔽ユニット２は、上述の光学モジュール１の作動区域１４内に可動可能に配置する。この遮蔽ユニット２は球状体とし、上述の受光ユニット１２、１２ｂのどれかを遮蔽することによって発光ユニット１１が照射する光を受けないようにする。

前記反射ユニット３、３ａは、上述の発光ユニット１１及び受光ユニット１２、１２ａ上方に相互に対応して設置し、前記発光ユニット１１が照射する光を上述の受光ユニット１２、１２ａのどれかで反射させる。

図４に本実施例の正常使用状態の平面図を示す。図４に示すとおり、本実施例の定方向センサーを使用する時、該定方向センサーを例えばデジタルカメラ、カメラ機能を備えた携帯電話及び方向センサーを必要とする電子製品上に設置する。ここではデジタルカメラに設置することを例とする。受光ユニット１２、１２ａが光を受けない時の定義は、正常撮影（即ち横向撮影）であり、使用者がデジタルカメラを正常方向(即ち横向)で撮影する時、遮蔽ユニット２は作動区域１４内において自由落体の特性で欠切口部１５１内まで移動し、遮蔽ユニット２によって発光ユニット１１が発する光を遮り、受光ユニット１２、１２ａは光源を受けられなくなる。デジタルカメラが光を受けない受光ユニット１２、１２ａにより、正常の方向(横向)と判断し、撮影を行う。

図５，６，７に本実施例の右旋廻直立使用状態の平面図、光の反射状態を示す断面図及び実際の使用状態の説明図を示す。図に示すとおり、二つの受光ユニット１２、１２ａの内の一つである受光ユニット１２が光を受けない時、右旋廻して直立撮影とし、そのため使用者がデジタルカメラ４を右旋廻して直立方向で撮影すると、遮蔽ユニット２は作動区域１４内で欠切口部１５１ａ内へ移動し、発光ユニット１１が発した光は欠切口部１５１から反射ユニット３上に照射し、別の反射ユニット３ａに反射した後、更に反射ユニット３ａを通って光を欠切口部１５１ｂから受光ユニット１２ａまで反射して受け取る。デジタルカメラ４は、この定方向センサーにより、右旋廻の直立方向で撮影と判読し、デジタルカメラを右に旋廻させて直立方向で映像を撮像し、映像が撮像された後映像のプレビューを見たい時、正常な方向(即ち横向)でプレビューを実行し、デジタルカメラ４を回転させることなく元の直立方向で撮影した映像をモニターで表示するため、使用者がプレビューを見る時、便利である。

図９は、左旋廻直立使用状態の平面図である。図に示すとおり、本実施例は二つの受光ユニット１２、１２ａのうちの一つである受光ユニット１２ａが光を受けない時、左旋廻直立撮影するため、使用者がデジタルカメラ４を左旋廻して直立方向で撮影した時、遮蔽ユニット２は作動区域１４内で欠切口部１５１ｂ内まで移動し、発光ユニット１１が発する光を欠切口部１５１から反射ユニット３上へ照射する。更に別の反射ユニット３ａに反射した後、反射ユニット３ａを通して光を欠切口部１５１ａから受光ユニット１２へ反射して受け取る。デジタルカメラ４はこの定方向センサーによって左旋回の直立方向撮影と判読する。

図１０は、別の実施例図を示している。図に示すとおり、センサーを使用する時、作動区域１４ａに二端点を備えた矩形(長方形)として設置し、この作動区域１４ａの一側面の中央箇所に発光ユニット１１と対応する欠切口部１５１を設け、作動区域１４ａの別の一側面端部には受光ユニット１２と対応する欠切口部１５１ａを有する。遮蔽ユニット２は、旋廻角度に基づき、欠切口部１５１ａ内で限定し、同時に反射ユニット３，３ａの反射と共に定方向センサーを異なる使用形態とする。

図１１は更に別の実施例を示している。図に示すとおり、本センサーを運用する時、作動区域１４ａに四隅点を備えた形態として設置し、発光ユニット１１と受光ユニット１２、１２ａ、１２ｂを作動区域１４ｂの四隅点にそれぞれ対応させる。遮蔽ユニット２を旋廻角度に基づき四隅点箇所で限定し、遮蔽ユニット２が作動区域１４ｂで受光ユニット１２、１２ａ、１２ｂの全てが光を受けない、受光ユニットと１２もしくは受光ユニット１２ａ、１２ｂが光を受けない、受光ユニット１２、１２ａもしくは１２、１２ｂ、もしくは１２ａ、１２ｂ全てが光を受ける状態にして、定方向センサーの異なる使用形態となり、正方向、反方向、右旋廻直立及び左旋廻直立の撮影を実行する。

以上は、本考案の実施例にすぎず、本考案における実施の範囲を限定するものではない。故に、本考案の実用新案登録請求の範囲及び考案の説明内容に簡単な効果の変化や修飾を加えたものは、すべて本考案の範囲とする。

従来のセンサーを示す立体外観図である。 従来のセンサーを示す平面図である。 本考案実施１の立体外観図である。 実施例１の正常使用状態を示す平面図である。 実施例１の右回転直立使用状態を示す平面図である。 実施例１の光の反射状態断面図である。 実施例１の実際使用状態図である。 実施例１の実際使用状態図である。 実施例１の左回転直立使用状態の平面図である。 本考案の別の実施例図を示す説明図である。 本考案の更に別の実施例を示す説明図である。

符号の説明

５ 光学モジュール
５１ 第一回路板
５１１ 発光体
５２ 第二回路板
５２１ 受光部
５２２ 受光部
６ 制御モジュール
６１ 支持板
６１１ 凹陥部
６１２ 凹陥部
６１３ 凹陥部
６２ 反射光球体
１ 光学モジュール
１１ 発光ユニット
１２ 受光ユニット
１２ａ 受光ユニット
１２ｂ 受光ユニット
１３ 基板
１４ 作動区
１４ａ 作動区
１４ｂ 作動区
１５ 仕切板
１５１ 欠切口部
１５１ａ 欠切口部
１５１ｂ 欠切口部
２ 遮蔽ユニット
３ 反射ユニット
３ａ 反射ユニット
４ デジタルカメラ

Claims (6)

1. 光学モジュール、遮蔽ユニット、少なくとも二つの反射ユニットから構成された定方向センサーの構造において、
   基板及び仕切板を有し、この基板の同一平面上に隣り合って発光ユニット及び少なくとも一つの受光ユニットを設置し、前記仕切板上に発光ユニット及び受光ユニットを囲む作動区域を設けた光学ユニットと、
   前記作動区域内に配置し、前記発光ユニットが発する光を遮蔽するか、もしくは受光ユニットの一つが受けた前記発光ユニットが発した光を遮蔽する遮蔽ユニットと、
   前記発光ユニット及び受光ユニットの上方に相互に対応して配置し、前記発光ユニットが発した光を受光体上で反射する少なくとも二つの反射ユニットと、
   を備えたことを特徴とする定方向センサーの構造。
2. 前記基板は、回路板であることを特徴とする請求項１記載の定方向センサーの構造。
3. 前記発光ユニットは、発光ダイオードもしくは電球の何れかとすることを特徴とする請求項１記載の定方向センサーの構造。
4. 前記受光ユニットは、光源感知を備えたセンサーとすることを特徴とする請求項１記載の定方向センサーの構造。
5. 前記作動区域は、前記発光ユニット及び受光ユニットに対応した位置に欠切口部を設置することを特徴とする請求項１記載の定方向センサーの構造。
6. 前記遮蔽ユニットは、球状体とすることを特徴とする請求項１記載の定方向センサーの構造。

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