JP3125271U - 電気スタンド用調整構造 - Google Patents

Abstract

【課題】簡易化された構造により、ランプの照明角度の調整ができると共に、ランプを水平に変位すること。
【解決手段】主に、一つの立設ロッドを有し、前記立設ロッドと、照明部に枢着されたランプ支持ロッドとの間には、一定角度内に湾折可能である、射出された光線の方向を調整するための回転手段が設けてある電気スタンド用調整構造において、前記電気スタンドのランプ支持ロッドには調整構造が設けてあり、前記調整構造は、照明部に枢着されたランプ支持ロッドの末端に嵌め具が一つ設けられたものであり、前記嵌め具の上下端面には弾性を持つ係止片が設けてあり、前記ランプ支持ロッドは、前記電気スタンドの立設ロッドに枢着された台座内に嵌め込まれ、前記台座は上蓋と下蓋とから構成され、前記台座の上下蓋の裏面には、ランプ支持ロッドの末端の上下面の係止片に応じてラックがそれぞれ設けてある。
【選択図】図１

Description

本考案は、電気スタンド用調整構造に係り、特に、ランプ支持ロッドの係止片がラックを持つ台座に対応し、ラックと係止片との組合により、ランプは旋回できると共に、ランプを水平に変位することもできる調整構造を有する電気スタンドの構造に関するものである。

従来の電気スタンドの構造は、図５に示すように、照明部が撓み可能なロッドに連接され、前記ロッドが台座に組み付けられるものであり、実際の使用は、ユーザーが前記撓み可能なロッドを湾折すると、射出された光線の方向が調整される。しかし、多数回に湾折された撓み可能なロッドは、湾折がどんどん困難になり、又は変形する現象が発生し、ランプを適当な角度に調整することは困難になる。

上記欠点を解決するために、図６に示すような電気スタンドが開発された。この電気スタンドは、台座に立設ロッドが組み付けてあり、照明部に連接されたランプ支持ロッドに前記立設ロッドが枢着され、前記枢着箇所ではランプの照明角度を調整するための回転手段が設けてある。しかし、前記電気スタンドは、ランプの照明角度を調整できるが、卓面からの距離が大きすぎると、ランプの照明角度を適当に調整することはできなかった。

しかしながら、図６に示す電気スタンドは、ランプの照明角度を調整できるが、卓面からの距離が大きすぎると、ランプの照明角度を適当に調整することはできない欠点があった。

上記欠点を解決するためになされた本願に係る考案は、主に、一つの立設ロッドを有し、前記立設ロッドと、照明部に枢着されたランプ支持ロッドとの間には、一定角度内に湾折可能である、射出された光線の方向を調整するための回転手段が設けてある電気スタンド用調整構造において、前記電気スタンドのランプ支持ロッドには調整構造が設けてあり、前記調整構造は、照明部に枢着されたランプ支持ロッドの末端に嵌め具が一つ設けられたものであり、前記嵌め具の上下端面には弾性を持つ係止片が設けてあり、前記ランプ支持ロッドは、前記電気スタンドの立設ロッドに枢着された台座内に嵌め込まれ、前記台座は上蓋と下蓋とから構成され、前記台座の上下蓋の裏面には、前記ランプ支持ロッドの末端の上下面の係止片に応じて鋸状のラックがそれぞれ設けてあり、前記上下ラックがそれぞれ前記係止片に対応することを特徴とする電気スタンド用調整構造であることを要旨としている。

本考案の電気スタンド用調整構造によれば、次のような効果がある。
（イ）ランプ支持ロッドにある係止片がラックを持つ台座に組み付けられ、前記ラックと係止片との組合により、ランプは旋回できると共に、ランプを水平に変位することも可能であり、だから、ユーザーは射出された光線を適当に調整することができる。

（ロ）ランプが旋回できると共に、ランプを水平に変位することも可能であるので、ユーザーは目を確実に保護することができる。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

まず、図１と図２を参照する。図１は本考案の分解斜視図であり、図２は本考案の組合状態を示す概略図である。本考案の電気スタンド１は、主に、一つの立設ロッド１１を有し、前記立設ロッド１１と、照明部１２に枢着されたランプ支持ロッド１３との間には、一定角度内に湾折可能である、射出された光線の方向を調整するための回転手段１４が設けてある。

前記電気スタンド１の水平方向に伸びたランプ支持ロッド１３には調整構造Ａが設けてあり、前記調整構造Ａは、照明部１２に枢着されたランプ支持ロッド１３の末端に嵌め具１５が一つ設けられたものであり、前記嵌め具１５の上下端面には弾性を持つ係止片１５１が設けてあり、前記ランプ支持ロッド１３は、前記電気スタンド１の立設ロッド１１に枢着された台座１６内に嵌め込まれ、前記台座１６は上蓋１６１と下蓋１６２とから構成され、前記台座１６の上下蓋１６１，１６２の裏面には、前記ランプ支持ロッド１３の末端の上下面の係止片１５１に応じて鋸状のラック１６３，１６４がそれぞれ設けてあり、前記上下ラック１６３，１６４がそれぞれ前記係止片１５１に対応し、これにより、ランプは水平に変位することができる。

次に、図３乃至図５を参照する。本考案の組付方法は、前記立設ロッド１１にある回転手段１４に前記台座１６の下蓋１６２を枢着して、前記ランプ支持ロッド１３の末端に、上下端面に弾性を持つ係止片１５１がそれぞれ設けてある嵌め具１５を嵌め込んで、下蓋１６１にあるラック１６４に前記嵌め具１５の下係止片１５１を係合して、前記下蓋１６２に上蓋１６１をカバーし、このとき、前記上蓋１６１にあるラック１６３も嵌め具１５の上係止片１５１に対応し、本考案の使用方法は、まず、電気スタンド１の照明角度を旋回した後に、照明部１２を適当に水平に変位することであり、照明部１２の水平に変位する方法は、ランプ支持ロッド１３を引くだけで、前記ランプ支持ロッド１３の末端にある嵌め具１５の上下係止片１５１がランプ支持ロッド１３と一緒に変位され、上下係止片１５１とラック１６３，１６４との係止作用により照明部１２が位置決めされ、そうすると、ユーザーの本の位置によって前記ランプ支持ロッド１３を適当に水平に変位すると、照明部１２は前記本を適切に照明することができる。

このように、本考案が、特定の例を参照して説明されたが、それらの例は、説明のためだけのものであり、本考案を限定するものではなく、この分野に通常の知識を有する者には、本考案の精神および範囲を逸脱することなく、ここで開示された実施例に変更、追加、または、削除を施してもよいことがわかる。

本考案の分解斜視図である。 本考案の組合状態を示す概略図である。 本考案の断面概略図である。 本考案の下面断面図である。 本考案の動作を示す断面概略図である。

符号の説明

１ 電気スタンド １１ 立設ロッド
１２ 照明部 １３ ランプ支持ロッド
１４ 回転手段 １５ 嵌め具
１５１ 係止片 １６ 台座
１６１ 上蓋 １６２ 下蓋
１６３ ラック １６４ ラック
Ａ 調整構造

Claims (1)

1. 主に、一つの立設ロッドを有し、前記立設ロッドと、照明部に枢着されたランプ支持ロッドとの間には、一定角度内に湾折可能である、射出された光線の方向を調整するための回転手段が設けてある電気スタンド用調整構造において、
   前記電気スタンドのランプ支持ロッドには調整構造が設けてあり、前記調整構造は、照明部に枢着されたランプ支持ロッドの末端に嵌め具が一つ設けられたものであり、前記嵌め具の上下端面には弾性を持つ係止片が設けてあり、前記ランプ支持ロッドは、前記電気スタンドの立設ロッドに枢着された台座内に嵌め込まれ、前記台座は上蓋と下蓋とから構成され、前記台座の上下蓋の裏面には、前記ランプ支持ロッドの末端の上下面の係止片に応じて鋸状のラックがそれぞれ設けてあり、前記上下ラックがそれぞれ前記係止片に対応することを特徴とする、
   電気スタンド用調整構造。
   

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