JP3125251U - 宝石カット確認器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 宝石の全体的なカット情報を確認判定できると共に、宝石のカット面に刻印されている文字も容易に確認することができる宝石カット確認器具を提供する。
【解決手段】 この宝石カット確認器具は、半透明又は透明の筒状の本体部10の上部に取り付けた第1の凸レンズ40を設けた目当て部20と、本体部10の下部に取り付けられる、第2の凸レンズ63、64を設けた可動レンズ部60を本体部10の長さ方向に回動可能に軸支し宝石を覗く開口部51を有する底部キャップ部30とで構成され、可動レンズ部60を本体部10の長さ方向と平行に位置させた状態で、第1の凸レンズ40によって低倍率で宝石全体を拡大し、可動レンズ部60を本体部10の長さ方向と直角とした状態で、第1の凸レンズ40と第2の凸レンズ63、64を組み合わせた高倍率で前記宝石を拡大する構造である。
【選択図】 図2

Description

本考案は、ダイヤ等の宝石を確認判定するための宝石カット確認器具に関し、特に、宝石を拡大して効果的にカット状態の確認でき、かつカット面に刻印された文字等を確認することを可能とする宝石カット確認器具に関する。
従来、宝石のカット状態を確認判定するには、宝石を一粒ずつ取り出して直接ルーペで拡大して確認するといった方法が一般的である。
また、近年、指輪やネックレス等に用いられた宝石や粒の状態のままの宝石のカット面の一部に、宝石を贈った日付や贈った相手の名前等の文字あるいは記号等を刻印するといったサービスが実施されており、そのような場合、やはりルーペを用いて拡大することで刻印された文字などを確認することになる。
なお、宝石を拡大してカット面を確認するためのルーペとしては、例えば、登録実用新案第3110326号(特許文献1)等に開示される構造のものが提案されている。
登録実用新案第3110326号
上述したように従来の宝石を一粒ずつルーペで拡大する確認判定方法では、ルーペ単体の倍率に限りがあることから、これまでのルーペで拡大するだけでは宝石のカット面に刻印した極めて小さな文字などを十分明瞭に確認することができないという問題があった。
また、ルーペで拡大するだけの確認判定方法では、宝石のカットに精通した専門家であれば容易に確認判定することができるが、一般の所有者が簡単にカット状態を確認判定することが難しいという問題もあった。
本考案の目的は、上記従来の欠点を解決するため、宝石の全体的なカット情報を確認判定できると共に、宝石のカット面に刻印されている文字も容易に確認することができる宝石カット確認器具を提供することにある。
また、本考案の他の目的は、専門家でない一般の宝石の所有者でも簡単に宝石のカット状態を確認判定することができる宝石カット確認器具を提供することにある。
上記目的を達成する本考案による宝石カット確認器具は、半透明又は透明の筒状の本体部の上部に取り付けた第1の凸レンズを設けた目当て部と、前記本体部の下部に取り付けられる、第2の凸レンズを設けた可動レンズ部を前記本体部の長さ方向又は直径方向に回動可能に軸支した宝石を覗く開口部を有する底部キャップ部とで構成され、
前記可動レンズ部を前記本体部の長さ方向に回動した状態で、前記第1の凸レンズによって低倍率で前記宝石全体を拡大し、
前記可動レンズ部を前記本体部の直径方向に回動した状態で、前記第1の凸レンズと第2の凸レンズを組み合わせた高倍率で前記宝石を拡大する構造であることを特徴とする。
請求項2の本考案による宝石カット確認器具は、前記可動レンズ部は、中央に前記第2の凸レンズを配した開口部を有する基部と、前記底部キャップ部に設けた軸受け部に軸支される軸と、当該軸から一体に延び、前記底部キャップ部の外部に露出する操作部とで構成されることを特徴とする。
請求項3の本考案による宝石カット確認器具は、前記本体部の内周面に、複数の色で色分けされ又は単色のフィルム材を取り外し可能に配したことを特徴とする。
本考案の宝石カット確認器具によれば、拡大倍率を低倍率と高倍率に切替えることができるため、簡単に、宝石の全体的なカット情報を確認判定できると共に、宝石のカット面に刻印されている文字等の確認も容易に行うことができるようになる。
また、専門家でない一般の宝石の所有者でも簡単に宝石のカット状態を確認判定することが可能となる。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の外観斜視図を図1に、その分解斜視図を図2に示す。
図において、本実施の形態による宝石カット確認器具は、筒状の本体部10と、本体部10上部の開口部に取り付けられ、宝石を覗くための目当て部20と、底部キャップ部30とで構成される。
上記目当て部20には、図3に示すように、宝石全体を拡大してカット状態を確認するための所定の倍率(数倍)を有する凸レンズ40が設けられている。
上記本体部10及び目当て部20は、例えば、半透明又は透明のプラスチック等により形成されている。
本体部10内には、図4、図12に示すように、所定の色(赤や青等の白黒以外の色)の透明又は半透明のフィルム材70が丸めた状態で取り外し可能に配されている。
底部キャップ部30は、本体部10の下部に取り付けられており、本体部10下部の開口部に挿入して嵌められる。底部キャップ部50内には、可動レンズ部60が回動可能に取り付けられている。
底部キャップ部30の構造を図5〜図7に示す。底部キャップ部30の下部には宝石を見るための開口部51が形成され、上部には本体部10の下端が嵌るフランジ部53が形成されている。また、底部キャップ部30の中心より偏心した位置には、一端側が外部に開口する軸受け部52が形成されている。
図8〜図10に示すように、可動レンズ部60は、中央に開口部62を有する基部61と、基部61の一端に一体的に形成された軸部65と操作部66とで構成されている。
開口部62には、2枚の凸レンズ63、64が設けられている。この凸レンズ63、64の合成倍率は、目当て部20の凸レンズ40との組み合わせた倍率が数十倍となる倍率(高倍率)に設定されている。例えば、目当て部20の凸レンズ40の倍率が4倍で、凸レンズ63、64の合成倍率が5倍であれば、凸レンズ40と凸レンズ63、64を組み合わせることにより20倍の倍率が得られるようになっている。
軸部65は、底部キャップ部30に設けられた軸受け部52に回動可能に軸支され、軸部65と一体に形成された操作部66が底部キャップ部30の外部に延びて露出するようになっている。
また、可動レンズ部60を底部キャップ部30に嵌め込んで可動レンズ部60を本体部10の長さ方向と直角の状態とした場合、可動レンズ部60の開口部62が本体部10及び底部キャップ部30の中央に位置するように構成されている。可動レンズ部60を底部キャップ部30に嵌め込んだ状態を、図11に示す。
外部に延びる操作部66を、本体部10の長さ方向と直角になるまで回動すると、図13に示すように可動レンズ部60が軸部65を中心に回動して底部キャップ部30内で水平の状態となる。その状態では、基部61の先端部分が、底部キャップ部30の開口部51の上端部分51aに当接することで、水平状態が保持されるようになっている。
また、外部に延びる操作部66を、本体部10の長さ方向と平行になるまで回動すると、図14に示すように可動レンズ部60が軸部65を中心に回動して底部キャップ部30内で本体部10内壁側に収納された状態となる。
次いで、上記のように構成される本実施の形態による宝石カット確認器具の使用方法について図を参照して説明する。
ダイヤ等の宝石100の全体(カット状態)を確認判定する場合、まず、底部キャップ部30から外部に延びる操作部66を、本体部10の長さ方向と平行になるまで回動する。
これにより、図14に示すように可動レンズ部60が軸部65を中心に回動して底部キャップ部30内で本体部10内壁側に収納された状態となる。
この状態で、目当て部20から凸レンズ40によって底部キャップ部30の開口部51を通して宝石100を覗く。
目当て部20から宝石100を覗いた状態を図15に示す。本実施の形態の宝石カット確認器具では、宝石100が凸レンズ40によって拡大されると共に、透明又は半透明の本体部10内に所定の色のフィルム材70を配したことにより、外部から本体部10内に入った光がフィルム材70の色となって拡大された宝石100に当たるため、カット状態によって色の濃い部分と薄い部分が現れる。例えば、図15では、色の濃い部分を斜線付きで示している。すなわち、フィルム材70の色の濃淡によって宝石100のカット状態が浮き上がって見えるのである。
上記のように、凸レンズ40によって拡大された宝石100のカット状態がフィルム材70の色による綺麗な濃淡となって現れて見えるため、宝石100のカット状態の確認判定が極めて容易となり、カットの判定に経験を持たない者でもカット状態の確認判定ができるようになる。また、宝石100のカット状態が綺麗な色の濃淡となって現れるため、見る楽しみも得られる。
ダイヤ等の宝石100のカット部分に刻印した文字や記号等を確認判定する場合には、底部キャップ部30から外部に延びる操作部66を、本体部10の長さ方向と直角になるまで回動する。
これにより、図13に示すように可動レンズ部60が軸部65を中心に回動して底部キャップ部30内で水平の状態となる。
この状態で、目当て部20から凸レンズ40及び凸レンズ63、64によって底部キャップ部30の開口部51を通して宝石100を覗く。
目当て部20から宝石100の部分Aを覗いた状態を図16に示す。凸レンズ40と凸レンズ63、64の合成倍率により高倍率が得られるので、図16に示すように、宝石10の一部分(例えば、部分A)のみを拡大して見ることができる。
この結果、肉眼や凸レンズ40によっては確認できなかった、宝石100のカット部分に刻印された文字や記号(図16では、「WITH MY LOVE」の文字)を明瞭に確認することが可能となる。
なお、この場合にも、外部から本体部10内に入った光がフィルム材70の色となって拡大された宝石100に当たることで、カット状態によって色の濃い部分と薄い部分が現れ、宝石100のカット状態が浮き上がって見える。
なお、本考案は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
上記実施の形態では、底部キャップ部30に可動レンズ部60を回動可能に設けた構成を示したが、可動レンズ部60を設けない開口部51だけを有する底部キャップ部30と、図17に示すように、内部に凸レンズ81、82を配した底部キャップ部80とを用意し、底部キャップ部30と80を本体部10に付け替えるように構成してもよい。
すなわち、低い倍率で宝石100全体のカットを確認する場合、底部キャップ部30を取り付け、高倍率で宝石100の一部を拡大する場合には、底部キャップ部80に付け替える。
または、図17に示すような、底部キャップ部80だけとし、低い倍率で宝石100全体のカットを確認する場合には、底部キャップ部80を取り外した状態とし、高倍率で宝石100の一部を拡大する場合には、底部キャップ部80を取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、フィルム材70を単色とした例を示したが、複数種の色によって色分けしたフィルム材を本体部10内に配するようにしてもよい。この場合、複数種の色による光の濃淡でカット状態が浮き上がるため、カット状態がより鮮やかに彩られて現れ、見て楽しむという要素が拡大する。
本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の外観斜視図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の分解斜視図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の目当て部の縦断面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の本体部の縦断面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の底部キャップ部の平面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の底部キャップ部の断面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の底部キャップ部の側面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の可動レンズ部の平面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の可動レンズ部の側面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の可動レンズ部の断面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の底部キャップ部に可動レンズ部を嵌め込んだ状態を示す図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の本体部とフィルム材を示す斜視図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の可動レンズ部をセットした状態を示す断面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具の可動レンズ部を収納した状態を示す断面図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具によって宝石全体を低倍率で拡大して見た状態を示す図である。 本考案の好適な実施の形態による宝石カット確認器具によって宝石の一部を高倍率で拡大して見た状態を示す図である。 本考案の他の実施の形態による宝石カット確認器具の底部キャップ部の構造を示す断面図である。
符号の説明
10:本体部
20:目当て部
30:底部キャップ部
40:凸レンズ
51:開口部
52:軸受け部
53:フランジ部
60:可動レンズ部
61:基部
62:開口部
63、64:凸レンズ
65:軸部
66:操作ハンドル
70 フィルム材
80:底部キャップ部
81、82:凸レンズ
100 宝石

Claims (3)

  1. 半透明又は透明の筒状の本体部の上部に取り付けた第1の凸レンズを設けた目当て部と、前記本体部の下部に取り付けられる、第2の凸レンズを設けた可動レンズ部を前記本体部の長さ方向又は直径方向に回動可能に軸支した宝石を覗く開口部を有する底部キャップ部とで構成され、
    前記可動レンズ部を前記本体部の長さ方向に回動した状態で、前記第1の凸レンズによって低倍率で前記宝石全体を拡大し、
    前記可動レンズ部を前記本体部の直径方向に回動した状態で、前記第1の凸レンズと第2の凸レンズを組み合わせた高倍率で前記宝石を拡大する構造であることを特徴とする宝石カット確認器具。
  2. 前記可動レンズ部は、中央に前記第2の凸レンズを配した開口部を有する基部と、前記底部キャップ部に設けた軸受け部に軸支される軸と、当該軸から一体に延び、前記底部キャップ部の外部に露出する操作部とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の宝石カット確認器具
  3. 前記本体部の内周面に、複数の色で色分けされ又は単色のフィルム材を取り外し可能に配したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の宝石カット確認器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017119072A1 (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 秀 白石 宝石の観察器具及び観察方法

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