JP3124859B2 - 真空漏れ検知用センサおよび真空漏れ検知方法 - Google Patents

真空漏れ検知用センサおよび真空漏れ検知方法

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JP3124859B2 JP05033744A JP3374493A JP3124859B2 JP 3124859 B2 JP3124859 B2 JP 3124859B2 JP 05033744 A JP05033744 A JP 05033744A JP 3374493 A JP3374493 A JP 3374493A JP 3124859 B2 JP3124859 B2 JP 3124859B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、真空漏れ検知用セン
サおよび真空漏れ検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真空系の(真空)漏れの有無を検
知する場合、いわゆるプローブ法と呼ばれる真空漏れ検
知方法、すなわち真空漏れ検知用センサを真空系内に配
置しておいて、真空系における真空漏れ検査位置に真空
外からプローブガス(探針ガス)の導入を試み、前記真
空漏れ検知用センサによる指示変化に基づき、真空漏れ
の検知を行う方法がある。
【0003】従来のプローブ法による真空漏れ検知を、
図4を参照しながら具体的に説明する。図4の場合の真
空系は、真空漏れのチェックを行う被試験体S用の真空
排気系と、プローブガスの検出を行う装置(真空漏れ検
知用センサ)用の真空排気系とを有しており、前者の真
空排気系には油回転ポンプが配され、後者の真空排気系
には油回転ポンプおよび油拡散ポンプが配されていて、
この真空系が必要とする真空状態を現出させている。こ
の真空系では被試験体SはバルブV1,V2を介して前
記のふたつの真空排気系につながっている。
【0004】被試験体Sの真空漏れのチェックは、以下
の通りである。被試験体Sの表面にプローブガスである
ヘリウムをかける。真空外からヘリウムの導入を試みる
のである。被試験体Sに穴があって漏れのある場合、ヘ
リウムは穴から被試験体S内に入る。被試験体Sからの
排気気体は、バルブV2を介してサンプリングされて真
空漏れ検知用の分析管Dの方に導かれる。被試験体Sに
漏れのある場合、分析管Dがヘリウムを検出して指示M
が変化するため真空漏れのあることが分かることにな
る。
【0005】分析管Dは質量分析型ヘリウムディテクタ
ーであり、いわゆる磁界偏向式の質量分析法の原理によ
りヘリウムのみを定量的に検出できるディテクターであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のプローブ法によ
る真空漏れ検知は、真空の漏れを精度よく検知すること
ができるのであるが、下記のような問題がある。ひとつ
は、検出装置自体だけでなく検出装置のための真空排気
系も大掛かりであるのに加え、装置の操作が簡単でな
く、操作ミスによる装置の故障の可能性も少なくない。
質量分析型ヘリウムディテクターは、結構に大きなもの
であり、油拡散ポンプやターボ分子ポンプを有する真空
排気系を必要とし、操作も結構複雑だからである。
【0007】もうひとつは、質量分析型ヘリウムディテ
クターは、10-2Pa以下の真空度でないと動作しない
ため、真空度の低い真空系では漏れ検知が難しく検知精
度も落ちる。さらには、質量分析型ヘリウムディテクタ
ーは、ヘリウムのみしか検出しないため、ヘリウム以外
のプローブガスが使えない。
【0008】この発明は、上記事情に鑑み、真空漏れ検
知に用いるセンサであって、小型で適用真空度範囲が広
く、ヘリウム以外のプローブガスが使える真空漏れ検知
用センサおよび真空漏れ検知方法を提供することを課題
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明にかかる真空漏れ検知用センサは、中空部
を有する基板と、この中空部を覆って周辺が基板に支持
された熱絶縁薄膜とを備えるとともに、この熱絶縁薄膜
の中空部を覆う領域上に設けられたサーミスタを備えて
おり、前記熱絶縁薄膜が、複数の層を積層してなる多層
構造の薄膜である
【0010】この発明のセンサを用いて真空漏れの検知
を行う場合、センサを真空系内に配置しサーミスタを通
電状態にしておいて、真空系における真空漏れ検査位置
に真空外からプローブガスの導入を試み、前記真空漏れ
検知用センサにおけるサーミスタの抵抗値変動に基づ
き、真空漏れの検知を行うようにする。つまり、この発
明の場合も、いわゆるプローブ法による真空漏れ検知方
法なのである。
【0011】以下、この発明の真空漏れ検知用センサを
図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、この発
明の真空漏れ検知用センサの要部構成例をあらわす。図
1の真空漏れ検知用センサ1の場合、中空部3を有する
基板2と、中空部3を覆って周辺が基板2に支持された
熱絶縁薄膜4と、熱絶縁薄膜4の中空部3を覆う領域上
に設けられたサーミスタ5とを備える構成である。な
お、7は容器の一部を構成するシュテム(基台)であ
る。さらに、シュテム7にキャンが組み合わされる容器
の場合もある。
【0012】基板2はシリコン基板などの半導体基板が
用いられる。中空部3はシリコン基板2を異方性エッチ
ングにより堀り込むことで形成することが出来る。ま
た、熱絶縁薄膜4は半導体薄膜や誘電体薄膜などの熱絶
縁薄膜が用いられる。好ましい熱絶縁薄膜4としては、
複数の層を積層した多層構造の薄膜が挙げられる。例え
ば、酸化シリコン(SiO)層と窒化シリコン層(Si
N)で形成されてなる多層構造の場合、膜間で応力のバ
ランスがとれ、膜の機械的強度が高くて好ましい。
【0013】サーミスタ5は、温度変化により抵抗値が
変化する感温抵抗体として薄膜抵抗体が用いられている
のであるが、薄膜抵抗体としては、半導体薄膜、特にシ
リコン系の半導体薄膜が適当である。シリコン系の半導
体薄膜としては、アモルファスシリコン(a−Si)薄
膜、アモルファスシリコンカーバイド(a−SiC)薄
膜などが挙げられるし、a−Si層とa−SiC層など
異なる半導体層が複数積層された多層構造の半導体薄膜
の場合もあり、例えば、a−SiC層の上下面にa−S
i層が積層されてなり、上下電極である導電薄膜がa−
Si層で接している構成が挙げられる。
【0014】以上の構成の真空漏れ検知用センサは、半
導体装置製造技術を利用して製造することが出来る。基
板2、熱絶縁薄膜4、および、サーミスタ5の材料・薄
膜は、いずれも、半導体装置製造で用いている材料や薄
膜形成法が適用できるし、中空部3やサーミスタ5は、
半導体装置製造で用いている異方性エッチングや微細加
工技術を適用でき、結果として、非常にサイズの小さい
形態の真空漏れ検知用センサでも容易に実現可能とな
る。
【0015】
【作用】この発明の真空漏れ検知用センサの動作原理
を、図1を参照しながら説明する。この発明の真空漏れ
検知用センサ1では、熱絶縁薄膜4のサーミスタ5の載
っている部分は裏側が中空部3となっており、サーミス
タ5と基板2の間は熱絶縁薄膜4の熱抵抗が大きいため
に熱分離されていて、サーミスタ5で生じる熱は基板2
に拡散するよりも空気等を媒体として直にシュテム7に
流れる(放射される)ほうが支配的になる。
【0016】一方、中空部3に存在するガス分子の平均
自由行程Lと熱絶縁薄膜4とシュテム7の間の寸法d
がある一定の関係である場合、サーミスタ5からシュテ
ム7に伝わる熱量Qは、下の式に従う。 Q=αΛ p(273.2/T)1/2(T−T)・A ・・ ここで、α:温度に依存する係数、Λ:自由分子熱伝
導度(ガスの種類により異なる)、T:熱絶縁薄膜に
おけるサーミスタ形成域の温度、T:シュテムの温
A:熱絶縁薄膜におけるサーミスタ形成域の面積、
T:中空部3の温度上記熱量Qは、式が示すように自
由分子熱伝導度Λに比例するが、この自由分子熱伝導
度Λは、下記の表1にみるように、気体の種類により
異なっている。したがって、気体の種類が異なれば、熱
量Qも異なることになる。
【0017】
【表1】
【0018】一方、この発明の真空漏れ検知用センサを
使用する場合、前述のように真空系内にセンサを設置
し、サーミスタ5に電流を流し(通電し)発熱状態とし
ておく。中空部3に存在する気体は普通は空気であり、
熱量Qは空気の自由分子熱伝導度Λ0 で決まり、サーミ
スタ5は、発熱量と熱量Qにより定まる温度となる。他
方、真空に漏れがある場合、Heなどのプローブガスが
真空系内に導入されて中空部3にもプローブガスが導入
されることになる。プローブガスの自由分子熱伝導度Λ
0 は空気と異なり、プローブガスの導入に伴い熱量Qに
変化が起こり、その結果、サーミスタ5の温度が変わ
り、サーミスタ5の抵抗値がかわる。このプローブガス
の真空系内への導入に伴うサーミスタ5の抵抗値の変化
からプローブガスの導入が分かり、真空漏れのあったこ
とが検知できるのである。
【0019】そして、ガス固有の熱伝導度の違いで起こ
る熱量Qの変化が真空漏れ検知に意味をもつのは、平均
自由行程Lと熱絶縁薄膜4とシュテム7の間の寸法dの
差がある関係、すなわち平均自由行程L>寸法dなる関
係を満たす場合なのである。平均自由行程L>寸法dな
る関係でない場合、中空部3に既に相当の気体分子が存
在し中空部3による適切な熱絶縁作用が既に崩れてしま
っており、中空部3にプローブガスが導入されても必要
なだけの熱量Qの変化が起こらないからである。そし
て、平均自由行程L>寸法dなる関係は、事実上、減圧
雰囲気でないと実現は難しく、普通、センサを設置する
真空系は1Torr以下の減圧雰囲気(1Torrより高い真空
度)であることが必要である。
【0020】なお、減圧雰囲気の圧力値(真空度)も熱
量Qの変動を招くファクタであるから、通常、ンサを
設置する減圧雰囲気の圧力値はなるべく一定に保持して
おくことが望まれるが、多少の圧力値変動は問題ない。
この真空漏れ検知用センサは、作動のために格別に高真
空を必要とせず、センサ専用の真空排気系はなんら必要
ない。
【0021】また、プローブガスは空気と異なる自由分
子熱伝導度Λ0 をもつ気体であれば使用可能であり、使
用可能なプローブガスの種類が増える。ただ、プローブ
ガスとしては、自由分子熱伝導度Λ0 が大きく、空気よ
り分子の小さなHeやH2 が好ましい。それに、この発
明の真空漏れ検知用センサは、前述の通り、半導体装置
製造技術を適用して、サイズの極く小さい形態のものを
容易に実現できる構成であるため、十分な小型化が図れ
る。
【0022】センサ専用の真空排気系が必要なく小型で
もあるため、真空漏れ検知用センサを真空漏れをチェッ
クする被試験体の内に設置することも可能である。
【0023】
【実施例】以下、この発明の真空漏れ検知用センサの実
施例を、図面を参照しながら説明説する。図2は、実施
例にかかる真空漏れ検知用センサの要部構成をあらわす
断面図である。
【0024】−実施例− 実施例の真空漏れ検知用センサ1は、熱分離空間である
中空部3を有するシリコン基板2を備え、シリコン基板
1の表面に中空部3を覆って周辺がシリコン基板2に支
持された熱絶縁薄膜4が設けられたダイアフラム構成で
あり、この熱絶縁薄膜4のダイアフラム構造域上にサー
ミスタ5が設置されている構成である。熱分離空間はサ
ーミスタ5をシリコン基板2から熱絶縁する働きをす
る。なお、7は容器の一部を構成するシュテムである。
【0025】熱絶縁薄膜4は、3層構造であって、厚み
5000Åの酸化シリコン(SiO)層4aを厚み50
0Åの窒化シリコン(SiO層)4b,4cでサンドイ
ッチした構成であり、引っ張り・圧縮と異なる特性の薄
膜を積層し膜間の応力バランスをとり、反りが少なく破
壊の起こり難い機械的強度の高い膜であり、電気的絶縁
性も有する。勿論、酸化シリコン層だけの単独構成の熱
絶縁薄膜であってもよい。
【0026】一方、サーミスタ5は薄膜抵抗体である半
導体薄膜5aの裏面と表面に下電極5b,上電極5cが
設けられてなる構成である。半導体薄膜5aとしては、
容量結合型プラズマCVD法で形成したものであって、
厚み300Åのp型a−Si層51、厚み10000Å
のp型a−SiC層52、厚み300Åのp型a−Si
層53を積層してなるアモルファス半導体薄膜である。
【0027】上下のp型a−Si層51,53の形成の
際の条件は、0.25モル%のジボランを加えたモノシ
ラン(B2 6 /SiH4 =0.25%)を用い、基板
温度180℃、ガス圧力0.9Torr、放電電力20W、
周波数13.56MHz、電極サイズ30mm×30m
m、電極間隔25mmとした。p型a−SiC層52の
形成の際の条件は、SiH4 :100sccm、B2
6 (0.5%H2 ベース):50sccm、CH4 :4
00sccmのガス供給量とし、基板温度180℃、ガ
ス圧力0.9Torr、放電電力20W、周波数13.56
MHz、電極サイズ30mm×30mm、電極間隔25m
mとした。
【0028】下電極5bは電子ビーム蒸着法で形成した
厚み2000Å程度の適当な導電薄膜が用いられる。導
電薄膜(特に下電極5bの場合)としてはNi−Cr系
薄膜が適当であるが、Cr薄膜でもよい。上電極5cは
電子ビーム蒸着法で形成した厚み2000Å程度の適当
な導電薄膜が用いられる。導電薄膜としてはCr薄膜な
どが挙げられる。
【0029】半導体薄膜や導電薄膜は、勿論、微細加工
技術によるパターン化により所定のパターン形状にする
ことは言うまでもない。なお、a−Si層51とa−S
iC層52の間、a−Si層53とa−SiC層52の
間に、a−Si組成からa−SiC組成に連続ないし段
階的に移行させた層(バッファ層)をそれぞれ挿入する
ことが、良好なオーミック性を得る上で望ましい。
【0030】また、a−Si層51,53やa−SiC
層52の形成条件も、上の条件に限られず、例えば、ガ
ス圧力0.1〜10Torr、放電電力10〜150W、基
板温度100〜300℃、B2 6 /SiH4 =0.0
1〜1%の範囲から適当な条件を選択する。a−SiC
層52の厚みも、数百Å〜数μmの範囲から選定でき
る。このような薄膜を用いた場合、B定数が5000程
度のサーミスタ5とすることができる。
【0031】普通、熱絶縁薄膜4およびサーミスタ5を
完成させたのち、シリコン基板1の裏面側を、HF−H
NO3 系ないしKOH等のエッチング液を使用する異方
性エッチングにより熱絶縁薄膜4を残すようにして堀り
込み、中空部3を形成してダイアフラム構造を完成す
る。この後、シリコン基板1の裏面をシリコン樹脂等を
用いてシュテム7の表面に接合し、真空漏れ検知用セン
サを完成した。この発明の真空漏れ検知用センサの場
合、シュテム7のない状態であってもよい。また、実施
例の場合、シュテム7の表面がもっとも近く、シュテム
7表面と熱絶縁薄4との距離の寸法d<平均自由行程L
となる必要があるが、サーミスタ5の上側でサーミスタ
5表面に近接して臨む容器面を配し、この容器面とサー
ミスタ表面の間の距離の寸法よりも平均自由行程Lが大
きいという構成としてもよい。
【0032】実施例の場合、シリコン基板1の厚みが約
300μmであるため、シュテム7表面と熱絶縁薄膜4
の裏側の距離である寸法dも約300μmである。実施
例の真空漏れ検知用センサにおける真空度の変化とサー
ミスタの温度上昇の程度との関係を図3に示す。図3の
縦軸は、サーミスタをチャンバーに入れて一定電流を流
し発熱させた時のサーミスタ5の温度上昇分を示し、横
軸はチャンバーの真空度を示す。実線は、中空部3が空
気だけの場合を示し、破線は、中空部3にヘリウムが導
入された場合を示しており、サーミスタ5の温度は真空
度が高くなるのに従い上昇するが、ヘリウムの導入で低
下し、この結果、真空漏れ検知が行えることが分かる。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明における
真空漏れ検知用センサは、サイズの極く小さい形態のも
のを容易に実現できる構成であって小型化が出来、適用
真空度範囲が広くて、ヘリウム以外のプローブガスも使
えるため、非常に有用であり、このセンサを用いれば、
低い真空度範囲においても、大掛かりな装置を必要とせ
ず簡単な構成でヘリウム以外のプローブガスでも容易に
真空漏れ検知が行えるから、実用性は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の真空漏れ検知用センサの基本構成例
をあらわす断面図。
【図2】実施例の真空漏れ検知用センサの要部構成をあ
らわす断面図。
【図3】実施例のセンサにおける真空度とサーミスタの
温度上昇の関係を示すグラフ。
【図4】従来のプローブ式真空漏れ検知方法の説明用の
ブロック図。
【符号の説明】
1 真空漏れ検知用センサ 2 基板 3 中空部 4 熱絶縁薄膜 5 サーミスタ 7 シュテム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 21/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有する基板と、この中空部を覆
    って周辺が基板に支持された熱絶縁薄膜とを備えるとと
    もに、この熱絶縁薄膜の中空部を覆う領域上に設けられ
    たサーミスタを備えており、前記熱絶縁薄膜が、複数の
    層を積層してなる多層構造の薄膜である真空漏れ検知用
    センサ。
  2. 【請求項2】 多層構造が酸化シリコン層と窒化シリコ
    ン層の積層でなされている請求項記載の真空漏れ検知
    用センサ。
  3. 【請求項3】 サーミスタにおける温度変化により抵抗
    値が変化する感温抵抗体として、半導体薄膜からなる抵
    抗体が用いられている請求項1からまでのいずれかに
    記載の真空漏れ検知用センサ。
  4. 【請求項4】 半導体薄膜が少なくともアモルファス炭
    化シリコン薄膜とアモルファス炭化シリコン薄膜の両面
    に配置されたアモルファスシリコン薄膜とを有する請求
    記載の真空漏れ検知用センサ。
  5. 【請求項5】 請求項1からまでのいずれかに記載の
    真空漏れ検知用センサを真空系内に配置しサーミスタを
    通電状態にしておいて、真空系における真空漏れ検査位
    置に真空外からプローブガスの導入を試み、前記真空漏
    れ検知用センサにおけるサーミスタの抵抗値変動に基づ
    き、真空漏れの検知を行うようにする真空漏れ検知方
    法。
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