JP3124716U - 洗浄用ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄力を高めるモノフィラメントを具備した洗浄用ブラシの提供。
【解決手段】この洗浄用ブラシは、ブラシ本体2の植毛面2Aの植毛穴3にモノフィラメントからなるブラシ毛材5の束4を植毛してなるブラシであって、ブラシ毛材5が断面三角形状に形成されているものである。ブラシ毛材5はポリプロピレンやポリブチレンテレフタレートなどからなっている。
【選択図】図3

Description

本考案は、ブラシ本体の植毛面にモノフィラメント製のブラシ毛材を植毛した洗浄用ブラシに係り、特に洗浄力の高い洗浄用ブラシに関する。
従来、便器、浴槽、車、流し台、家の壁面など様々な部分の洗浄に用いられる洗浄用ブラシとして、ブラシ本体の例えば下面に設けられた植毛面に、合成樹脂モノフィラメント製のブラシ毛材を植毛したものが知られている。前記のブラシ毛材はフィラメント長手方向と交わる断面の形状が円形であるものが使用されている。かかる洗浄用ブラシは、例えば下記の特許文献1に記載されている。
特開2002−191435号公報
一般に、被洗浄物にブラシ毛材が強く押し付けられると、ブラシ毛材は被洗浄物表面に沿って寝てしまい、ブラシ毛材の外周面が被洗浄物表面に密接する。しかしながら、従来の洗浄用ブラシに使用されているブラシ毛材は断面が円形であり外周面が丸みを帯びていることから、被洗浄物表面の付着物を乗り越えて付着物を拭き残すことがあり洗浄力が低かった。
本考案は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、洗浄力を高めるモノフィラメントを具備した洗浄用ブラシの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る洗浄用ブラシは、ブラシ本体の植毛面にモノフィラメントからなるブラシ毛材を植毛してなる洗浄用ブラシであって、ブラシ毛材が断面三角形状に形成されているものである。
本考案に係る洗浄用ブラシによれば、ブラシ毛材が断面三角形状に形成されているので、被洗浄物の表面を擦ったときに、ブラシ毛材の外周面が被洗浄物表面を摺動する。これにより、被洗浄物表面の付着物がブラシ毛材外周面の角辺で削ぎ取られる。従って、本考案の洗浄用ブラシは高い洗浄力を提供することができる。
本考案の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本考案を具体化した一例に過ぎず、本考案の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本考案の一実施形態に係る洗浄用ブラシの外観図、図2は前記洗浄用ブラシにおけるブラシ毛材植毛前のブラシ本体を示す底面図、図3は前記洗浄用ブラシの側断面図、図4は図3におけるブラシ毛材のA−A線矢視断面図である。
各図において、この実施形態に係る洗浄用ブラシ1は、ポリプロピレンなどで平面視長円形の厚板状に形成されたブラシ本体2と、ブラシ本体2の下面に植毛された無数のブラシ毛材5,5,5,・・・とから主に構成されている。ブラシ本体2の下面は、多数の植毛穴3,3,3,・・・が形成された植毛面2Aとなっており、これらの各植毛穴3に多数のブラシ毛材5,5,5,・・・がそれぞれ植毛されている。
この形態において、各ブラシ毛材5はポリプロピレン製のモノフィラメントで構成されている。このモノフィラメントはフィラメント長手方向と直交する断面が正三角形(図4参照)となるように形成されている。この場合、ブラシ毛材5は、断面形状である三角形の高さHを0.1〜1.0mmとする太さのものが好ましい。ブラシ毛材5の三角形の高さHが0.1mmを下回ると、フィラメントの腰が弱すぎて元の形状に戻りにくいうえ洗浄能力も低下するという不具合がある。三角形の高さHが1.0mmを超えると、フィラメント径が大きく硬すぎて被洗浄物の表面を傷つけやすくなる。これらのブラシ毛材5,5,5,・・・は10〜100本程度が束ねられることにより束4を構成する。束4はフィラメント長手方向略中央部において切欠きリング状の楔材6により折り返され、折り返し部分が根元部5Aとして楔材6とともに植毛穴3に挿入され植毛穴3の奥部で係止される。
尚、ブラシ毛材5の植毛態様は前記に限るものでない。すなわち、ブラシ毛材5のフィラメント長手方向略中央部を折り返すことなくフィラメント先端部をそのまま植毛穴3に植毛したものも本考案に含まれる。また、楔材としてはブラシ毛材5を植毛穴3に支持固定できるものであれば特に限定されないが、上記したように植毛穴3の奥部まで挿入される切欠きリング状体や、植毛穴3の入口部で係止される直線棒状体などが挙げられる。
前記のブラシ毛材5を構成するモノフィラメントは、公知の水冷紡糸機およびそれに連続する延伸熱処理機を用いて製造することができる。すなわち、このモノフィラメントは、原料である合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の溶融物が押出機で給送されることにより、ノズル開口形状が正三角形の紡糸口金から紡出され、紡出されたフィラメント状ポリマーが冷却され、続いて延伸され、更に続いて熱処理されることにより得られる。そのときに紡糸条件、延伸温度、延伸比、熱処理温度、巻取速度等を調節することによって、所望する、結晶化ピーク温度、融解ピーク温度、沸水収縮率のモノフィラメントが得られる。
上記のように構成された洗浄用ブラシ1は、図5に示すように、被洗浄物7の洗浄に用いられる。すなわち、洗浄用ブラシ1で被洗浄物7の表面を強く擦ると、洗浄用ブラシ1のブラシ毛材5が被洗浄物7の表面で寝てしまい、ブラシ毛材5の外周面の角辺5Bのひとつが矢印Fのように被洗浄物7の表面を摺動する。これにより、付着物8をブラシ毛材5の角辺5Bで被洗浄物7から削ぎ取ることができる。すなわち、洗浄力の高い洗浄用ブラシ1を得ることができた。
続いて、本考案の実施例を説明するが、これらの実施例も本考案を限定するものでない。
この実施例に用いる試験用ブラシは次のように構成してある。ブラシ本体の植毛面に、縦10個×横5個の植毛穴(口径3.5mm)が千鳥配置で設けられている。植毛穴の配置ピッチは縦9mm、横7mmである。各植毛穴には、30本(折り返し前)のブラシ毛材(断面正三角形で三角形高さが0.25mm、ポリブチレンフタレート製のモノフィラメント)の折り返し束が植毛されている。一方、被洗浄物である試験片は、縦20cm、横40cm、厚さ2mmのポリエチレン製の試験基板10(図6(a)参照)の表面中央部分に、3.5gに定量したパラフィン11(融点68〜70℃、キシダ化学株式会社製)を約10cm角に塗布したものである。
そして、和歌山県工業技術センター所有の摩擦試験機の水平移動部材に前記の試験用ブラシを植毛面を下向きにして取り付け、摩擦試験機の試験片支持台上に前記の試験片を載置し、この試験片の表面を、往復移動する試験用ブラシで約2kgの荷重をかけながら擦った(図6(a)の矢印Y方向)。このときの試験片の表面における試験用ブラシの移動距離は片道約34cmであり、その移動速度は1往復/秒であり、1回の摩擦試験における移動回数は往復200回とした。尚、試験用ブラシの移動方向と直交する方向のブラシ毛材植毛幅は約65mmである。
実施例1の洗浄用ブラシによれば、図6(b)に示すように、試験基板10上のパラフィン11に、パラフィン11の除去により形成された痕跡除去痕跡幅W1(=31.1mm)の除去痕跡12Aが観察された。試験前後の試験片の重量測定結果から、パラフィン11の除去量は0.9gであった。
フィラメント断面が正三角形で三角形高さが0.30mmであるポリブチレンフタレート製のモノフィラメントからなるブラシ毛材を用いたこと以外は、実施例1と同様に、試験用ブラシを作製し摩擦試験に供した。
この実施例2の洗浄用ブラシによれば、図6(c)に示すように、試験基板10上のパラフィン11に、パラフィン11の除去により形成された痕跡除去痕跡幅W2(=30.4mm)の除去痕跡12Bが観察された。パラフィン11の除去量は1.2gであった。
[比較例]
フィラメント断面が円形で外径が0.25mmであるポリプロピレン製のモノフィラメントからなるブラシ毛材を用いたこと以外は、実施例1と同様に、試験用ブラシを作製し摩擦試験に供した。
この比較例の洗浄用ブラシによれば、図6(d)に示すように、試験基板10上のパラフィン11に、パラフィン11の除去により形成された痕跡除去痕跡幅W3(=12.4mm)の除去痕跡12Cが観察された。パラフィン11の除去量は0.9gであった。
Figure 0003124716
上記した実施例1,2の洗浄用ブラシは、図6および表1から明らかなように、比較例の洗浄用ブラシと比べて、付着物であるパラフィン11を広い幅で拭い取ることができた。また、三角形高さが実施例1のモノフィラメントよりも大きなブラシ毛材を用いた実施例2の洗浄用ブラシは、パラフィン11の除去痕跡幅が実施例1の洗浄用ブラシと変わっていないがパラフィン除去量は多くなった。
尚、上記した実施形態や実施例では、断面が完全な正三角形であるブラシ毛材の例を示したが、本考案はそれに限定されるものでない。例えば、図7(a)に示すように、断面三角形の各辺がいくぶん内向きに陥入した形状のブラシ毛材5aや、同図(b)に示すように、断面三角形の各辺がいくぶん外向きに膨出した形状のブラシ毛材5bであってもよい。あるいは、鋭角三角形や鈍角三角形の断面を有するブラシ毛材も本考案に含まれる。
また、上記では、柄のないブラシ本体2を用いた洗浄用ブラシ1を例示したが、本考案は、図8に示すように、ブラシ本体2に一体に柄9を取り付けた洗浄用ブラシ1aにも適用可能である。
上記した各構成において、ブラシ本体や柄を形成する材質としては、特に限定されないが、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ABS樹脂などの合成樹脂、あるいは木材、金属などが挙げられる。また、ブラシ本体は上記のような平面視長円形のものに限らず、所望する平面形状のものを採用することができる。
ブラシ毛材の材質としては、モノフィラメントを形成する樹脂であれば特に限定されないが、前記のポリプロピレンやポリブチレンテレフタレート以外に、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニルなどが挙げられる。また、ブラシ毛材の太さや、一束あたりのブラシ毛材の数などは、その使用目的に応じて適宜決定すればよく特に限定されない。そして、ブラシ毛材のモノフィラメント先端に先割れ処理を施しておけば、被洗浄物の表面を傷つけにくくなる。
また、ブラシ本体において植毛面が形成される部位は特に限定されず、上記したブラシ本体の下面のみならず、ブラシ本体の側面や上面であってもよい。このように、ブラシ本体の側面や上面に植毛面を設ける場合は、例えば洋式便器などの複雑な形状をしている被洗浄部位を有する対象物を洗浄する場合でも、洗浄ブラシを持ち替えることなく楽な姿勢で洗浄することができる。
本考案の一実施形態に係る洗浄用ブラシの外観図である。 前記洗浄用ブラシにおけるブラシ毛材植毛前のブラシ本体を示す底面図である。 前記洗浄用ブラシの側断面図である。 図3におけるブラシ毛材のA−A線矢視断面図である。 前記洗浄用ブラシの使用態様図である。 本考案の実施例および比較例の試験片を示す平面図である。 本考案の別の実施形態に係る洗浄用ブラシのブラシ毛材を示す図4に対応する断面図である。 本考案の他の実施形態に係る洗浄用ブラシの外観図である。
符号の説明
1,1a 洗浄用ブラシ
2 ブラシ本体
2A 植毛面
3 植毛穴
5,5a,5b ブラシ毛材

Claims (1)

  1. ブラシ本体の植毛面にモノフィラメントからなるブラシ毛材を植毛してなる洗浄用ブラシであって、ブラシ毛材が断面三角形状に形成されていることを特徴とする洗浄用ブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH065321U (ja) * 1992-06-23 1994-01-21 住友電装株式会社 樹脂製u字溝体

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