JP3124664B2 - 遠隔ファイルロックシステム - Google Patents

遠隔ファイルロックシステム

Info

Publication number
JP3124664B2
JP3124664B2 JP05283170A JP28317093A JP3124664B2 JP 3124664 B2 JP3124664 B2 JP 3124664B2 JP 05283170 A JP05283170 A JP 05283170A JP 28317093 A JP28317093 A JP 28317093A JP 3124664 B2 JP3124664 B2 JP 3124664B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
client
replica
communication line
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05283170A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07141245A (ja
Inventor
憲武 岡田
康宣 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP05283170A priority Critical patent/JP3124664B2/ja
Publication of JPH07141245A publication Critical patent/JPH07141245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3124664B2 publication Critical patent/JP3124664B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔ファイルロックシ
ステムに関し、より特定的には、単一または複数のサー
バと複数のクライアントとを通信回線を介して相互に通
信可能に接続し、当該通信回線の接続後、当該各クライ
アントで共用可能なファイルをサーバから所定のクライ
アントに転送するとともに、所定のクライアントに転送
されたファイルを当該サーバに再格納する遠隔ファイル
ロックシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の大型汎用コンピュータに代
わって、処理能力が著しく向上しているパーソナルコン
ピュータやワークステーション等の小型コンピュータを
活用してWAN(Wide Area Networ
k)等を組む動きが活発化している。こうした小型機へ
の移行は、「ダウンサイジング」と呼ばれ、主としてコ
ストの削減や処理能力の向上を目的として進められてい
る。また、ダウンサイジングの下では、システムの中で
小型コンピュータの役割を分散するクライアント−サー
バ方式が採用されている。その日の内に営業報告の提出
が要求されるような販売管理システム等の分野において
も、ダウンサイジングが急速に進められ、クライアント
−サーバ方式が採用されている。例えば、各営業マンに
クライアントとしての移動体通信機が渡されており、営
業所に設置されたサーバの種々のファイルを共用しつ
つ、各営業マンが移動体通信機を用いて、並行的に所定
のファイル処理を実行するような販売管理システムが一
般的になりつつある。
【0003】このような販売管理システム等において
は、例えば、サン・マイクロシステム社が開発したNe
twork File System(NFS)や、ベ
ル・ラボラトリ社が開発したRemote File
System(RFS)や、カーネギメロン大学が開発
したAFSを使用することが考えられる。NFS、RF
Sでは、あるクライアントでのファイルのデータの更新
中に他のクライアントからのファイルのデータの改変を
防止するため、サーバに他のクライアントによる転送の
対象となったファイルの読込および書込を禁止、すなわ
ちロックや、ロックの解除、すなわちアンロックを実行
するロック機構が設けられている。サーバは、所定のク
ライアントからのロック/アンロック要求に基づいて、
ファイルのロック/アンロックを実行し、ファイルを管
理する。クライアントは、ファイルのロック/アンロッ
ク要求と別個に、ファイルのリード/ライト要求をサー
バに対して行なう。AFSでは、ファイルのロック/ア
ンロックと無関係に、サーバのファイルのレプリカをク
ライアントに保持しておくようにしている。このため、
クライアントは、通信回線の切断中にレプリカに対して
リード/ライトでき、通信回線の有効利用を図りつつ、
レプリカのデータを編集することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】NFS,RFSの下で
は、第1に、サーバとクライアントと間の通信回線を常
時接続しておくことが考えられる。また、第2に、ロッ
ク要求時、アンロック要求時、ファイルのリード要求
時、ファイルのライト要求時に通信回線をこまめに接続
・切断することが考えられる。しかしながら、第1の場
合には、ロック期間中にサーバとクライアントとの間で
通信が何等行われていないため、通信回線の有効利用が
図られず、通信費用を無駄に消費するという問題点があ
る。また、第2の場合には、サーバとクライアントとの
通信回線の接続の回数が多くなるため、通信回線の接続
のための時間が長くなり、通信のレスポンスが低下する
という問題点がある。また、AFSの下では、サーバの
ファイルのロック/アンロックと無関係に各クライアン
トがレプリカのデータを更新できるため、そのレプリカ
を各クライアントからサーバに戻すと、ファイルの整合
性を保つのが困難になるという問題点がある。
【0005】本発明は、上述の技術的課題を解決し、通
信回線の有効利用および通信費の低減を図り、通信のレ
スポンスの低下を防止するとともに、ファイルの整合性
を確保した遠隔ファイルロックシステムを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
単一または複数のサーバと複数のクライアントとを通信
回線を介して相互に通信可能に接続し、当該通信回線の
接続時に、当該各クライアントで共用可能なファイルを
サーバから所定のクライアントに転送するとともに、所
定のクライアントに転送されたファイルを当該サーバに
再格納する遠隔ファイルロックシステムであって、サー
バから所定のクライアントに共用可能なファイルを転送
するために、通信回線を接続する第1の回線接続手段
と、第1の回線接続手段による通信回線の接続後、転送
の対象となったファイルに対する、所定のクライアント
以外のクライアントによる読込および書込を禁止するロ
ック手段と、第1の回線接続手段による通信回線の接続
後、ロック手段により読込および書込が禁止されたファ
イルのレプリカをサーバから所定のクライアントに転送
するレプリカ転送手段と、レプリカ転送手段がレプリカ
を転送した後、通信回線を切断する第1の回線切断手段
と、所定のクライアントからサーバにレプリカを転送す
ために、通信回線を接続する第2の回線接続手段と、
第2の回線接続手段による通信回線の接続後、レプリカ
を共用可能なファイルとして所定のクライアントからサ
ーバに転送するファイル転送手段と、第2の回線接続手
段による通信回線の接続後、ロック手段により読込およ
び書込が禁止され、ファイル転送手段が転送するレプリ
カに対応したファイルの読込および書込の禁止を解除す
るアンロック手段と、ファイル転送手段がレプリカを転
送した後、通信回線を切断する第2の回線切断手段と、
所定のクライアントにおいて実行されるプロセスにおい
て、ある共有ファイルに対するロック要求またはアクセ
ス要求が発生したとき、共有ファイルのレプリカがすで
にクライアントに存在する場合には、ロック要求または
アクセス要求を 、通信回線を接続することなく取り下げ
る手段とを備える、遠隔ファイルロックシステム。
【0007】
【作用】請求項1の発明においては、ファイルの読込お
よび書込の禁止とこのファイルのレプリカのサーバから
所定のクライアントへの転送とを関連づけて通信回線を
接続・切断し、レプリカの所定のクライアントからサー
バへの転送とこのレプリカに対応したファイルの読込お
よび書込の禁止の解除とを関連づけて通信回線を接続・
切断する。したがって、通信回線の接続回数が減少する
とともにロック期間中に通信回線が切断されるので、通
信回線の有効利用および通信費の低減を図り、通信のレ
スポンスの低下を防止することができる。また、ロック
期間中、所定のクライアントへの転送の対象となったフ
ァイルを他のクライアントが読み込むことも書き込むこ
ともできないので、ファイルの整合性を確保することが
できる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例の遠隔ファイルロック
システムの全体構成を示すブロック図である。図1にお
いて、単一または複数のサーバとしての遠隔ディスク装
置(図示1つ、遠隔装置名「babel」)1と、複数
のクライアント(図示1つ、クライアント名「silv
er」)2とは、電話回線、ISDN等の有線または無
線の通信回線3を介して相互に通信可能に接続される。
遠隔ディスク装置1は、ロック手段、アンロック手段お
よびレプリカ転送手段としてのファイル管理部11と、
ハードディスク装置等に格納された複数の共用可能なフ
ァイルからなるファイル群12とを備える。ファイル管
理部11は、ファイル管理テーブル11aを備え、ファ
イル管理テーブル11aでファイル群12の複数のファ
イルを管理する。
【0009】図2は、図1のファイル管理テーブル11
aの一例を示す図である。図2において、ファイル管理
テーブル11aには、ファイル名の欄と、ロック先クラ
イアント名の欄とが設けられる。ファイル名の欄には、
ファイル群12に含まれるファイルのファイル名「aa
a」、「bbb」、「ccc」、…が記載される。ロッ
ク先クライアント名の欄には、ファイル群12に含まれ
るファイルをロックしたクライアントの名「silve
r」、「pink」、…が記載される。なお、ロック先
クライアント名の欄にクライアント名を記載することに
よりその左の欄のファイルをロックしたことを表し、ロ
ック先クライアント名の欄からクライアント名を削除す
なわち「/」にすることによりその左の欄のファイルの
ロックを解除したこと表す。したがって、各クライアン
ト2は、ロック先クライアント名の欄が「/」のファイ
ル、例えば「bbb」を共用することができる。
【0010】ファイル管理部11は、クライアント2か
らロック要求があると、要求されたファイルの右の欄に
要求したクライアント名を記載、すなわち、要求された
ファイルをロックし、複製要求に基づいて要求されたフ
ァイルのレプリカをクライアント2に転送する。ロック
後、他のクライアント例えば「pink」から例えばフ
ァイル「aaa」のリード要求、ライト要求等があって
も、ファイル管理部11は、この要求を受け付けない。
また、ファイル管理部11は、クライアント2からアン
ロック要求があると、クライアント2から転送されたレ
プリカを共用可能なファイル、例えば「aaa」として
ファイル群12にオーバライトし、ロック先クライアン
ト名の欄からクライアント名「silver」を「/」
にする。
【0011】クライアント2は、複数のアプリケーショ
ン20a〜20nと、第1および第2の回線接続手段な
らびに第1および第2の回線切断手段としての転送部2
1と、遠隔ファイルロック部22と、遠隔ファイルアン
ロック部23と、ファイル転送手段としてのレプリカ管
理部24と、ハードディスク装置等に格納された単一又
は複数のレプリカからなるレプリカデータベース25と
を備える。各アプリケーション20a〜20nは、マル
チタスクで動作し、レプリカデータベース25のレプリ
カのデータを編集することができる。また、アプリケー
ション20a〜20nは、レプリカデータベース25の
レプリカのデータを編集するに当たり遠隔ファイルロッ
ク部22に遠隔ディスク装置1のファイルのロックを要
求し、レプリカのデータの編集後遠隔ファイルアンロッ
ク部23に遠隔ディスク装置1のファイルのアンロック
を要求する。転送部21は、遠隔ディスク装置1のファ
イルをクライアント2に転送するに当たって遠隔ディス
ク装置1との間の通信回線3を接続し、遠隔ディスク装
置1のファイルをクライアント2に転送後、通信回線3
を切断する。また、転送部21は、クライアント2から
遠隔ディスク装置1にレプリカを共用可能なファイルと
して転送するに当たって通信回線3を接続し、レプリカ
を転送後通信回線3を切断する。遠隔ファイルロック部
22は、アプリケーション20a〜20nから出力され
た遠隔ディスク装置1のファイルのロック要求を受け付
け、通信回線3の接続時に、遠隔ディスク装置1に対し
て、転送部21を介してファイルのロックおよびファイ
ルの複写を要求する。遠隔ファイルアンロック部23
は、アプリケーション20a〜20nから出力された遠
隔ディスク装置1のファイルのアンロック要求を受け付
け、通信回線3の接続時に、遠隔ディスク装置1に対し
て、転送部21を介してファイルのアンロックを要求す
る。レプリカ管理部24は、レプリカ管理テーブル24
aを備え、レプリカ管理テーブル24aでレプリカデー
タベース25のレプリカを管理する。
【0012】図3は、図1のレプリカ管理テーブル24
aの一例を示す図である。図3において、レプリカ管理
テーブル24aには、レプリカ名の欄と、遠隔ディスク
装置名の欄とが設けられる。レプリカ名の欄には、各遠
隔ディスク装置から複写したレプリカデータベース25
に含まれるレプリカのレプリカ名「aaa」、「dd
d」、…が記載される。遠隔ディスク装置名の欄には、
各遠隔ディスク装置から複写したレプリカデータベース
25に含まれるレプリカを戻す遠隔ディスク装置の名
「babel」、「harmony」、…が記載され
る。なお、遠隔ディスク装置名の遠隔ディスク装置「b
abel」、「harmony」、…においては、レプ
リカ「aaa」、「ddd」、…に対応するファイル
「aaa」、「ddd」、…はロックされいてる。レプ
リカ管理部24は、遠隔ファイルロック部22および遠
隔ファイルアンロック部23からの要求に応じてレプリ
カの登録/削除を行なう。また、レプリカを削除、すな
わちレプリカを遠隔ディスク装置1に戻す場合には、遠
隔ディスク装置1にレプリカを転送することを要求す
る。
【0013】次いで、図1の遠隔ファイルロックシステ
ムの動作を説明する。図4はロックモードにおけるフロ
ーチャートであり、図5はアンロックモードにおけるフ
ローチャートである。まず、ロックモードについて説明
する。図4において、クライアント2のアプリケーショ
ンは、遠隔ファイルロック部22に対し、遠隔ディスク
装置1に存在するファイル(例えば、「aaa」)のロ
ックを要求する(ステップS1)。遠隔ファイルロック
部22は、レプリカ管理部24に対して、ロック対象の
ファイルのレプリカがレプリカデータベース25に存在
するかどうか問い合わせる(ステップS2)。レプリカ
管理部24は、ファイルがレプリカデータベース25に
存在するか否かをレプリカ管理テーブル24a(図3参
照)を参照して調べ(ステップS3)、その調査結果を
遠隔ファイルロック部22に通知する。ロック対象のフ
ァイルがレプリカデータベース25に存在する場合に
は、通知を受けた遠隔ファイルロック部22は、ロック
を要求したアプリケーションに対し、ロック対象のファ
イルをロックできない旨通知する(ステップS4)。こ
れにより、ロックモードを終了する。したがって、レプ
リカ管理テーブルを調査することによりファイルのロッ
クができないことがわかり、通信回線3の無駄な接続
や、遠隔ディスク装置1に対するファイルのロックの無
駄な要求を防止することができる。なお、ステップS
3,4は、他のアプリケーションがレプリカのデータを
編集している最中に、後からこのレプリカに対応する遠
隔ディスク装置1のファイルをロックしようとした場合
に発生する。これにより、後からロック要求したアプリ
ケーションによってレプリカのデータが改変されてしま
うことを防止することができ、クライアント2内でのレ
プリカの整合性を保つことができる。
【0014】ステップS3においてレプリカデータベー
ス25にファイルのレプリカが存在しない場合には、転
送部21は、遠隔ディスク装置1のファイルをロックす
るため、遠隔ディスク装置1との間の通信回線3を接続
する(ステップS5)。これにより、クライアント2
は、遠隔ディスク装置1と通信することができる。レプ
リカデータベース25にファイルのレプリカが存在しな
い旨の通知を受けた遠隔ファイルロック部22は、転送
部21および通信回線3を介して、遠隔ディスク装置1
にファイルのロック、および、クライアント2へのファ
イルの複写を要求する(ステップS6)。
【0015】ファイルのロックおよび複写の要求を受け
た遠隔ディスク装置1のファイル管理部11は、要求さ
れたファイルが別のクライアントによって既にロックさ
れている場合があるため、ファイル管理テーブル11a
のロック先クライアント名の欄(図2参照)を参照し
て、要求されたファイルがロックされているかどうか調
べる(ステップS7)。ロック先クライアント名の欄に
既に「silver」、「pink」等のクライアント
が記載されている場合には、要求されたファイル(図2
のファイル「aaa」、「ccc」参照)は既にロック
されている。この場合には、ファイル管理部11は、通
信回線3およびクライアント2の転送部21を介して遠
隔ファイルロック部22に要求されたファイルをロック
できな旨通知する(ステップS8)。ロックできない旨
の通知があると、クライアント2の転送部21は、通信
回線3を切断する(ステップS9)。したがって、通信
回線3の接続の無駄な延長を防止することができる。ま
た、ロックできない旨の通知を受けた遠隔ファイルロッ
ク部22は、ロックを要求したアプリケーションに、処
理対象のファイルが他のクライアントによって既にロッ
クされている旨通知する(ステップS10)。これによ
り、ロックモードを終了する。
【0016】ステップS7において、図2に示すファイ
ル管理テーブル11aのロック先クライアント名の欄に
何も記載されていない、すなわち「/」である場合に
は、要求されたファイルは、ロックされていない。この
場合には、ステップS7からステップS11に進み、フ
ァイル管理部11は、ファイル管理テーブル11aの要
求されたファイル(図2においては、例えばファイル
「aaa」)の右のロック先クライアント名の欄にクラ
イアント2の名「silver」を登録する。すなわ
ち、要求されたファイルをロックする。また、ファイル
管理部11は、クライアント2の遠隔ファイルロック部
22に、通信回線3および転送部21を介して要求され
たファイルのロックが成功した旨通知するとともに、フ
ァイル群12から処理対象のファイルを検索し、要求さ
れたファイルのレプリカをクライアント2のレプリカ管
理部24に転送する。
【0017】レプリカの転送が終わると、クライアント
2の転送部21は、遠隔ディスク装置1との間の通信回
線3を切断する(ステップS12)。これにより、した
がって、通信回線3の接続の無駄な延長を防止すること
ができる。遠隔ファイルロック部22は、ロックを要求
したアプリケーションに対し、遠隔ディスク装置1にお
いて要求したファイルのロックが成功した旨通知する
(ステップS13)。
【0018】レプリカ管理部24は、転送されたレプリ
カを図3に示すレプリカ管理テーブル24aのレプリカ
名の欄に登録し、レプリカをレプリカデータベース25
に保存する(ステップS14)。これにより、ロックモ
ードを終了する。したがって、遠隔ディスク装置1のフ
ァイルをロックし、かつ通信回線3を切断した状態で、
ロックを要求したアプリケーション20a〜20nは、
クライアント2に保持したレプリカのデータを編集する
ことができる。アプリケーション20a〜20nによる
レプリカのデータの編集が終了すると、そのレプリカを
遠隔ディスク装置1に戻すため、アンロックモードに移
る。
【0019】次いで、アンロックモードについて説明す
る。図5において、クライアント2のアプリケーション
20a〜20nは、遠隔ファイルアンロック部23に対
し、レプリカに対応する遠隔ディスク装置1のファイル
のアンロックを要求する(ステップS21)。アンロッ
ク要求を受けた遠隔ファイルアンロック部23は、レプ
リカ管理部24に対して、レプリカを遠隔ディスク装置
1に戻すことを要求する(ステップS22)。次いで、
転送部21は、遠隔ディスク装置1のファイルをアンロ
ックするため、通信回線3を接続する(ステップS2
3)。これにより、クライアント2は、遠隔ディスク装
置1と通信することができる。次いで、レプリカ管理部
24は、レプリカ管理テーブル24aからこのレプリカ
のエントリを削除し、転送部21を介してレプリカの転
送を遠隔ディスク装置1に対して要求し、レプリカを遠
隔ディスク装置1に転送し、レプリカの転送終了を遠隔
ファイルアンロック部23に通知する(ステップS2
4)。遠隔ファイルアンロック部23は、レプリカの転
送終了の通知を受け、遠隔ディスク装置1に対し、ファ
イルのアンロックを要求する(ステップS25)。
【0020】遠隔ディスク装置1のファイル管理部11
は、レプリカの転送要求に基づいて、レプリカを共用可
能なファイルとしてファイル群12に格納するととも
に、アンロック要求に基づいてファイル管理テーブル1
1aのロック先クライアント名の欄を「/」に更新し、
クライアント2の遠隔ファイルアンロック部23に対
し、ロック解除成功を通知する(ステップS26)。な
お、クライアント2から戻されたファイルは、アンロッ
クされたファイル上にオーバーライトされる。このた
め、元のファイルは削除され、残らない。クライアント
2の転送部21は、ロック解除成功の通知が遠隔ファイ
ルアンロック部23に対して行われると、遠隔ディスク
装置1との間の通信回線3を切断する(ステップS2
7)。したがって、通信回線3の接続の無駄な延長を防
止することができる。遠隔ファイルアンロック部23
は、アンロックを要求したアプリケーション20a〜2
0nに対し、アンロックが成功したことを通知する(ス
テップS28)。これにより、各クライアント2は、遠
隔ディスク装置1のロックが解除されたファイルを共用
することができる。
【0021】なお、上述の実施例では、元のファイルを
削除するようにしたが、元のファイルをパックアップと
して残し、元のファイルとクライアント2から転送され
たレプリカとをバージョン管理するようにしてもよい。
また、遠隔ファイルロック部22および遠隔ファイルア
ンロック部23をクライアント2に設けるようにした
が、遠隔ファイルロック部22および遠隔ファイルアン
ロック部23を遠隔ディスク装置1に設けるようにして
もよい。この場合、アプリケーション20a〜20nか
らロック要求、アンロック要求があった場合に、これら
の要求を受けたレプリカ管理部24から遠隔ディスク装
置1にロック要求、複写要求、アンロック要求をするよ
うにしてもよい。また、アプリケーション20a〜20
nからリード要求、ライト要求が出力された場合に、ク
ライアント2から遠隔ディスク装置1にロック要求、ア
ンロック要求をするようにしてもよい。さらに、クライ
アント2から遠隔ディスク装置1にロック要求、アンロ
ック要求だけがあった場合や、クライアント2から遠隔
ディスク装置1にリード要求/ライト要求だけがあった
場合に、ファイルをロック/アンロックして転送するよ
うにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明において
は、ファイルの読込および書込の禁止とこのファイルの
レプリカのサーバから所定のクライアントへの転送とを
関連づけて通信回線を接続・切断し、レプリカの所定の
クライアントからサーバへの転送とこのレプリカに対応
したファイルの読込および書込の禁止の解除とを関連づ
けて通信回線を接続・切断するようにしているので、通
信回線の接続回数が減少するとともにロック期間中に通
信回線が切断されるので、通信回線の有効利用および通
信費の低減を図り、通信のレスポンスの低下を防止する
ことができる。また、ロック期間中、所定のクライアン
トへの転送の対象となったファイルを他のクライアント
が読み込むことも書き込むこともできないので、ファイ
ルの整合性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の遠隔ファイルロックシステ
ムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1のファイル管理テーブル11aの一例を示
す図である。
【図3】図1のレプリカ管理テーブル24aの一例を示
す図である。
【図4】ロックモードにおけるフローチャートである。
【図5】アンロックモードにおけるフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…遠隔ディスク装置 2…ファイル管理部 3…通信回線 11…ファイル管理部 11a…ファイル管理テーブル 12…ファイル群 21…転送部 22…遠隔ファイルロック部 23…遠隔ファイルアンロック部 24…レプリカ管理部 24a…レプリカ管理テーブル 25…レプリカデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 J.J.Kistler 外,”Di sconnected Operati on in the Coda Fil e System”,ACM Tran sactions on Comput er Systems,Vol.10,N o.1,1992年2月,p.3−25 前川 守 外2名,「分散オペレーテ ィングシステム −UNIXの次にくる もの−」,第1版,共立出版株式会社, 1991年12月25日,p.106−113及び159 −163 Andrew S.TANENBAU M 著 坂本 文 外訳,「MINIX オペレーティング・システム」,第1 版,株式会社アスキー,1989年4月21 日,p.322−328 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一または複数のサーバと複数のクライ
    アントとを通信回線を介して相互に通信可能に接続し、
    当該通信回線の接続後、当該各クライアントで共用可能
    なファイルをサーバから所定のクライアントに転送する
    とともに、所定のクライアントに転送されたファイルを
    当該サーバに再格納する遠隔ファイルロックシステムで
    あって、 前記サーバから前記所定のクライアントに共用可能なフ
    ァイルを転送するために、前記通信回線を接続する第1
    の回線接続手段と、 前記第1の回線接続手段による前記通信回線の接続後、
    前記転送の対象となった共用ファイルに対する、前記所
    定のクライアント以外のクライアントによる読込および
    書込を禁止するロック手段と、 前記第1の回線接続手段による前記通信回線の接続後、
    前記ロック手段により読込および書込が禁止されたファ
    イルのレプリカを前記サーバから前記所定のクライアン
    トに転送するレプリカ転送手段と、 前記レプリカ転送手段がレプリカを転送した後、前記通
    信回線を切断する第1の回線切断手段と、 前記所定のクライアントから前記サーバにレプリカを転
    送するために、前記通信回線を接続する第2の回線接続
    手段と、 前記第2の回線接続手段による前記通信回線の接続後、
    レプリカを共用可能なファイルとして前記所定のクライ
    アントから前記サーバに転送するファイル転送手段と、 前記第2の回線接続手段による前記通信回線の接続後、
    前記ロックされていた共用ファイルに対する、前記所定
    のクライアント以外のクライアントによる読込および書
    込の禁止を解除するアンロック手段と、 前記ファイル転送手段がレプリカを転送した後、前記通
    信回線を切断する第2の回線切断手段と、 前記所定のクライアントにおいて実行されるプロセスに
    おいて、ある共用ファイルに対するロック要求またはア
    クセス要求が発生したとき、当該共用ファイルのレプリ
    カがすでに当該クライアントに存在する場合には、当該
    ロック要求また はアクセス要求を、前記通信回線を接続
    することなく却下する手段 とを備える、遠隔ファイルロ
    ックシステム。
JP05283170A 1993-11-12 1993-11-12 遠隔ファイルロックシステム Expired - Fee Related JP3124664B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05283170A JP3124664B2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 遠隔ファイルロックシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05283170A JP3124664B2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 遠隔ファイルロックシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07141245A JPH07141245A (ja) 1995-06-02
JP3124664B2 true JP3124664B2 (ja) 2001-01-15

Family

ID=17662084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05283170A Expired - Fee Related JP3124664B2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 遠隔ファイルロックシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3124664B2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002328825A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Nec System Technologies Ltd データ修正システム
US9680763B2 (en) 2012-02-14 2017-06-13 Airwatch, Llc Controlling distribution of resources in a network
US10404615B2 (en) 2012-02-14 2019-09-03 Airwatch, Llc Controlling distribution of resources on a network
US9021037B2 (en) 2012-12-06 2015-04-28 Airwatch Llc Systems and methods for controlling email access
US8832785B2 (en) 2012-12-06 2014-09-09 Airwatch, Llc Systems and methods for controlling email access
US8826432B2 (en) 2012-12-06 2014-09-02 Airwatch, Llc Systems and methods for controlling email access
US8978110B2 (en) 2012-12-06 2015-03-10 Airwatch Llc Systems and methods for controlling email access
US8862868B2 (en) 2012-12-06 2014-10-14 Airwatch, Llc Systems and methods for controlling email access
WO2014097344A1 (en) 2012-12-17 2014-06-26 Hitachi, Ltd. File server, information system, and control method thereof
US20140280955A1 (en) 2013-03-14 2014-09-18 Sky Socket, Llc Controlling Electronically Communicated Resources
US9787686B2 (en) 2013-04-12 2017-10-10 Airwatch Llc On-demand security policy activation
JP2016520931A (ja) * 2013-05-31 2016-07-14 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 1つの論理ユニットとして関連付けられたファイルの群を転送するためのシステム及び方法
US9900261B2 (en) 2013-06-02 2018-02-20 Airwatch Llc Shared resource watermarking and management
US9584437B2 (en) 2013-06-02 2017-02-28 Airwatch Llc Resource watermarking and management
US8756426B2 (en) 2013-07-03 2014-06-17 Sky Socket, Llc Functionality watermarking and management
US8806217B2 (en) 2013-07-03 2014-08-12 Sky Socket, Llc Functionality watermarking and management
US8775815B2 (en) 2013-07-03 2014-07-08 Sky Socket, Llc Enterprise-specific functionality watermarking and management
US9665723B2 (en) 2013-08-15 2017-05-30 Airwatch, Llc Watermarking detection and management
US9516005B2 (en) 2013-08-20 2016-12-06 Airwatch Llc Individual-specific content management
US9544306B2 (en) 2013-10-29 2017-01-10 Airwatch Llc Attempted security breach remediation
US9258301B2 (en) 2013-10-29 2016-02-09 Airwatch Llc Advanced authentication techniques
JP6256606B2 (ja) * 2014-06-24 2018-01-10 株式会社島津製作所 分析装置管理システム
JP6231623B2 (ja) * 2016-07-19 2017-11-15 株式会社日立製作所 ファイルサーバ、情報システム、及び情報システムの制御方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Andrew S.TANENBAUM 著 坂本 文 外訳,「MINIXオペレーティング・システム」,第1版,株式会社アスキー,1989年4月21日,p.322−328
J.J.Kistler 外,"Disconnected Operation in the Coda File System",ACM Transactions on Computer Systems,Vol.10,No.1,1992年2月,p.3−25
前川 守 外2名,「分散オペレーティングシステム −UNIXの次にくるもの−」,第1版,共立出版株式会社,1991年12月25日,p.106−113及び159−163

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07141245A (ja) 1995-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3124664B2 (ja) 遠隔ファイルロックシステム
US7680932B2 (en) Version control system for software development
US7539704B2 (en) Method, apparatus, system, and program product for attaching files and other objects to a partially replicated database
US8082262B2 (en) Methods, systems, and devices supporting data access in a data processing system
US7191195B2 (en) Distributed file sharing system and a file access control method of efficiently searching for access rights
US8108344B2 (en) Method and system for maintaining current data for wireless devices
US6873995B2 (en) Method, system, and program product for transaction management in a distributed content management application
US6393435B1 (en) Method and means for evaluating the performance of a database system referencing files external to the database system
US6665675B1 (en) Shared file system having a token-ring style protocol for managing meta-data
US7054887B2 (en) Method and system for object replication in a content management system
US20040199521A1 (en) Method, system, and program for managing groups of objects when there are different group types
US11483131B2 (en) Ability to forget in blockchain
EP1091305A1 (en) Method for upgrading a database
JPH0585053B2 (ja)
JPH0785020A (ja) 文書管理方法
JP3042600B2 (ja) 分散ファイルの同期方式
US7051051B1 (en) Recovering from failed operations in a database system
EP1066571B1 (en) Method, apparatus, system, and program product for attaching files and other objects to a partially replicated database
US20040267697A1 (en) File storage network
JP3970524B2 (ja) 複数オペレーション間の排他制御方法
CN112632625A (zh) 数据库安全网关系统、数据处理方法、电子设备
CA3180023A1 (en) Request-based content services replication
CA2283055C (en) Method and means for evaluating the performance of a database system referencing file external to the database system
Urbano et al. Oracle Database 2 Day+ Data Replication and Integration Guide, 11g Release 1 (11.1) B28324-03

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081027

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees