JP3124386U - 独り用浮き盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 構造が単純で且つ取扱いもいたって簡単で気楽に風呂等で読書するのに役立ち、さらに手や手首などを怪我した時にもその手を上げなくても濡れないようにして風呂に容易に入れるようにした独り用浮き盤を提供する。
【解決手段】 上面2aに平坦部分20を形成した板状部2と、見かけ密度が1g/cm3よりも小さく、該板状部2の下面又は下部分から下方へ突出して該板状部2に一体化される突出部3とを具備し、該突出部3を下にして水面S0に置いた際に、前記板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶよう構成した。
【選択図】 図4
【解決手段】 上面2aに平坦部分20を形成した板状部2と、見かけ密度が1g/cm3よりも小さく、該板状部2の下面又は下部分から下方へ突出して該板状部2に一体化される突出部3とを具備し、該突出部3を下にして水面S0に置いた際に、前記板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶよう構成した。
【選択図】 図4
Description
本考案は例えば風呂で読書するときなどに用いられる独り用浮き盤に関する。
近年、風呂で読書する人が増える傾向にあり、従来からこの読書を助ける発明技術が提案されている(例えば特許文献1〜3)。
しかるに、特許文献1〜3のいずれの発明も構造が複雑で、また取扱いも厄介であった。例えば特許文献2では予め防水読書用袋体内に本を入れ、さらに手を手袋状凹部に突っ込んで使用しなければならないなど、気軽に扱えるものではなかった。
一方、時に手や手首,前腕などを怪我して風呂に入るときは、手を上げて湯に浸かるのがこれまで一般的であった。これを解消できる補助具がなく、前記特許文献1〜3の発明たりとも対応できなかった。
一方、時に手や手首,前腕などを怪我して風呂に入るときは、手を上げて湯に浸かるのがこれまで一般的であった。これを解消できる補助具がなく、前記特許文献1〜3の発明たりとも対応できなかった。
本考案は上記問題点を解決するもので、構造が単純で且つ取扱いもいたって簡単で気楽に風呂等で読書するのに役立ち、さらに手や手首などを怪我した時にもその手を上げなくても濡れないようにして風呂に容易に入れるようにした独り用浮き盤を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の考案の要旨は、上面に平坦部分を形成した板状部(2)と、見かけ密度が1g/cm3よりも小さく、該板状部の下面又は下部分から下方へ突出して該板状部に一体化される突出部(3)とを具備し、該突出部を下にして水面に置いた際に、前記板状部の少なくとも上半部(21)が水面よりも上方に位置して浮かぶことを特徴とする独り用浮き盤にある。ここで、「見かけ密度が1g/cm3よりも小さく」とは、中に空気を満たして浮き袋の形状(例えば板状部の下面又は下部分から下方へ突出する突出部の形状)になるときは、空気を満たして浮き袋になったときの空気を含んだ全体積下の見かけ密度をいう。
請求項2の考案たる独り用浮き盤は、請求項1で、板状部(2)がその一辺の長さが20cm〜50cmの範囲内とする平面視矩形に形成され、且つ前記突出部(3)が該板状部の両側縁に沿って設けられることを特徴とする。
請求項3の考案たる独り用浮き盤は、請求項1又は2で、板状部(2)及び突出部(3)が発泡体で形成されることを特徴とする。
請求項4の考案たる独り用浮き盤は、請求項3で、略角柱形とする前記突出部(3)が一対設けられ、且つ両者が前記板状部(2)の下面に平行に配設されることを特徴とする。
請求項2の考案たる独り用浮き盤は、請求項1で、板状部(2)がその一辺の長さが20cm〜50cmの範囲内とする平面視矩形に形成され、且つ前記突出部(3)が該板状部の両側縁に沿って設けられることを特徴とする。
請求項3の考案たる独り用浮き盤は、請求項1又は2で、板状部(2)及び突出部(3)が発泡体で形成されることを特徴とする。
請求項4の考案たる独り用浮き盤は、請求項3で、略角柱形とする前記突出部(3)が一対設けられ、且つ両者が前記板状部(2)の下面に平行に配設されることを特徴とする。
本考案の独り用浮き盤は、構造が単純でしかも取扱い易く気軽に風呂等で読書するのに用いることができ、さらには手や手首などを怪我した時にもその部分を板状部に載せて湯に濡らさないようにして風呂に入ることができるなど優れた効果を発揮する。
以下、本考案に係る独り用浮き盤について詳述する。
(1)実施形態1
図1〜図6は本考案の独り用浮き盤(以下、単に「浮き盤」という。)の一形態で、図1,2はその全体斜視図を示し、図1は上面側から見た斜視図、図2は下面側から見た斜視図である。図3は図1の正面図、図4は風呂に入って読書する姿態を示す説明正面図、図5は包帯を巻いた前腕を板状部に載せて濡らさぬようにして風呂に浸かっている様子の説明正面図、図6は図1の突出部の端部を尖らせた他態様図で、下面側から見た斜視図である。
(1)実施形態1
図1〜図6は本考案の独り用浮き盤(以下、単に「浮き盤」という。)の一形態で、図1,2はその全体斜視図を示し、図1は上面側から見た斜視図、図2は下面側から見た斜視図である。図3は図1の正面図、図4は風呂に入って読書する姿態を示す説明正面図、図5は包帯を巻いた前腕を板状部に載せて濡らさぬようにして風呂に浸かっている様子の説明正面図、図6は図1の突出部の端部を尖らせた他態様図で、下面側から見た斜視図である。
浮き盤1は板状部2と突出部3とを具備する。
板状部2は上面2aに平坦部分20を形成した板状体である。本発明でいう板状部2は上面2aに平らな平坦部分20が設けられた板状になっておれば足りる。また本発明でいう板状部2の板状には文字通り板状の他、シート状のものも含む。
本実施形態の板状部2は一辺(L1,L2)の長さが20cm〜50cmの範囲内とする平面視矩形に形成され、さらにここでは四辺等しい正方形の平板とする。この板状部2は上面2aの全域また下面の全域が平坦な基盤になっており、平らな上面全域を利用できる。板状部2の厚みは3cm〜5cmの範囲内とする。板状部2は突出部3を下にして浮き盤1を水面S0に置いたときに、その板状部2の少なくとも上半部21が水面よりも上方に位置して浮かぶことができれば、見かけ密度や比重は特に問わない。しかし、板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりもより高い上方位置で浮かぶことが望ましく、また浮き盤1の軽量化を図るためにも板状部2は見かけ密度が1g/cm3よりも小さい素材で形成されるのがより好ましい。例えば、板状部2は木材,竹材などの多泡構造の素材で造られたり、多孔性物質たる発泡体などのように見かけ密度が1よりも小さな素材で造られたりするのが良好となる。ここでは独立気泡タイプのプラスチックフォームからなる板状部2とする。独立気泡タイプの板状部2なので、連続気泡タイプと違って風呂の湯Sに浮かべたときに湯を吸い込み難く、板状部2が湯Sに浮かべた当初湯面S0からの所定高さを一定時間楽に保持できる。
板状部2は上面2aに平坦部分20を形成した板状体である。本発明でいう板状部2は上面2aに平らな平坦部分20が設けられた板状になっておれば足りる。また本発明でいう板状部2の板状には文字通り板状の他、シート状のものも含む。
本実施形態の板状部2は一辺(L1,L2)の長さが20cm〜50cmの範囲内とする平面視矩形に形成され、さらにここでは四辺等しい正方形の平板とする。この板状部2は上面2aの全域また下面の全域が平坦な基盤になっており、平らな上面全域を利用できる。板状部2の厚みは3cm〜5cmの範囲内とする。板状部2は突出部3を下にして浮き盤1を水面S0に置いたときに、その板状部2の少なくとも上半部21が水面よりも上方に位置して浮かぶことができれば、見かけ密度や比重は特に問わない。しかし、板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりもより高い上方位置で浮かぶことが望ましく、また浮き盤1の軽量化を図るためにも板状部2は見かけ密度が1g/cm3よりも小さい素材で形成されるのがより好ましい。例えば、板状部2は木材,竹材などの多泡構造の素材で造られたり、多孔性物質たる発泡体などのように見かけ密度が1よりも小さな素材で造られたりするのが良好となる。ここでは独立気泡タイプのプラスチックフォームからなる板状部2とする。独立気泡タイプの板状部2なので、連続気泡タイプと違って風呂の湯Sに浮かべたときに湯を吸い込み難く、板状部2が湯Sに浮かべた当初湯面S0からの所定高さを一定時間楽に保持できる。
突出部3は、見かけ密度が1g/cm3よりも小さく、板状部2の下面2b又は下部分から下方へ突出して該板状部2に一体化される出っ張り部である。突出部3を下にして水面S0に置いた際に、板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶ構成にある(図3)。そして、本4や手5などを板状部2の上面2aに載せても、板状部2がその時点での水面S1に浮くものとし(図4)、また怪我した手51を板状部2に載せても、該板状部2が水面S1に浮かぶものとする(図5)。図3中、符号Kの二点鎖線は板状部2の上半部21と下半部22の境界ラインを示す。
突出部3はその見かけ密度が1g/cm3よりも小さければ満足するが、見かけ密度はより小さい方が好ましい。そうすれば、例えば図3で浮き盤1を水面S0に置いたときの水面S0が実線よりも下方の二点鎖線位置(板状部2より下方位置)にくるようにできる。浮き盤1を水面S0に置いたとき水面位置がこの二点鎖線位置になり、板状部2が水面S0の上方に配されると、板状部2の上に載る本4などが一層濡れ難くなりより好ましくなる。突出部3の見かけ密度が使用に供される所定時間、安定維持できれば更に好ましい。具体的には多孔性物質で、プラスチックフォームやラバーフォーム等の発泡体などである。ここでの突出部3は板状部2と同様、独立気泡タイプのプラスチックフォームからなる。
突出部3はその見かけ密度が1g/cm3よりも小さければ満足するが、見かけ密度はより小さい方が好ましい。そうすれば、例えば図3で浮き盤1を水面S0に置いたときの水面S0が実線よりも下方の二点鎖線位置(板状部2より下方位置)にくるようにできる。浮き盤1を水面S0に置いたとき水面位置がこの二点鎖線位置になり、板状部2が水面S0の上方に配されると、板状部2の上に載る本4などが一層濡れ難くなりより好ましくなる。突出部3の見かけ密度が使用に供される所定時間、安定維持できれば更に好ましい。具体的には多孔性物質で、プラスチックフォームやラバーフォーム等の発泡体などである。ここでの突出部3は板状部2と同様、独立気泡タイプのプラスチックフォームからなる。
独立気泡タイプのプラスチックフォームは各セルが独立して隔膜で仕切られているため、スポンジ等の連続気泡タイプのものと違って水面に置いたときに水が気泡内に浸透してくることがなく、浮力維持に有効となる。独立気泡タイプのプラスチックフォームには例えば常圧発泡法,押出発泡法等の発泡剤分解法によるフォームや、型内発泡法,押出発泡法等の溶剤気散法によるものがある。具体的にはポリエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,ABS,アクリル樹脂,シリコーン,硬質ゴム等は独立気泡タイプのプラスチックフォーム,ラバーフォームなどである。これらのいずれかで、突出部3さらに板状部2を構成するのが好ましい。
尚、製造コストが高くなるが、突出部3が連続気泡タイプの発泡体で形成されても、該突出部の外面をフィルムで覆ったりコーティングで保護したりして、水に浮かべたときに内部に水が浸透しないようにすれば、独立気泡タイプの発泡体と同様の効果を得ることができる。
尚、製造コストが高くなるが、突出部3が連続気泡タイプの発泡体で形成されても、該突出部の外面をフィルムで覆ったりコーティングで保護したりして、水に浮かべたときに内部に水が浸透しないようにすれば、独立気泡タイプの発泡体と同様の効果を得ることができる。
本実施形態は突出部3たる突出体と板状部2たる板状体とを別体構成とし、両者を接合一体化して浮き盤1を形成するが、突出部3と板状部2とが同材質の場合は両者を一体成形できる。一体成形であれば浮き盤1を安く生産でき有意義となる。ただ、板状部2に関しては手51や本4が載った時に凹んだりせずにある程度は安定保持できるようにすることが求められるため、その見かけ密度を0.3〜0.5g/cm3の低発泡のプラスチックフォームとし、突出部3はより大きな浮力を得るため高発泡のプラスチックフォームにし、両者を接着剤等で一体化するのが性能向上等の点からより好ましくなる。
本実施形態では、板状部2が図1のごとく平面視矩形に形成されるなか、突出部3が板状部2の両側縁に沿って設けられる。略四角柱形の突出部3が一対設けられ、両突出部3が板状部2の下面2bで四角柱の長手部分を平行に配設してその長手部分の一面が該下面2bに固着される。板状部2の高さ(厚み)h1と突出部の高さh2は略同じとする(図2)。平面視で、突出部3の外側面34が板状部2の外側面24に一致し、突出部3の端面35が板状部2の端面25に一致する。斯かる略四角柱形の突出部3が板状部2の両側縁に沿って設けられると、浮き盤1を水面S0に置いた時に横ぶれや横方向への動きが規制されるので、風呂で読書したり怪我した手51を載せたりした時に、不用意に横ズレせず、より一層の安定感が得られる。
図6の浮き盤1は突出部3の一端を裏面視先細りに尖らせた別態様品である。流線形した先細りの先鋭部分29は水の抵抗が少なくなっており、この浮き盤1は風呂に浸かっての読書や風呂で怪我した手51などを載せる浮き盤としての利用法だけでなく、プールなどで泳ぎを助ける浮き板にも有効活用できる。尚、図6の浮き盤1の板状部2は突出部3の先細りの先鋭部分29の形状に合わせて角部をカットしている。
このように構成した浮き盤1は、風呂等で読書する際、特許文献1〜3のように予め袋体やプラスチック容器の中に本4を入れたりする苦労や、また手袋状の凹部に手51を突っ込んで本4を保持したりする面倒な負担を強いられることがなく、単に湯面S0に浮き盤1を置き、その上面2aの平坦部分20に本4を載せるだけで本4を気楽に読めるので(図4)、取扱いがいたって簡単である。気軽るに浮き盤1を利用できるようになる。また、浮き盤1は構造が単純で、特許文献1〜3と比較して低コストで製造できる。
さらに手51や手首52などを怪我した時にもその部分を板状部2の平坦部分20に載せるだけで(図5)、湯Sにその部分が不用意に浸かってしまうのを防止できる。風呂に浸かりながらだるくなったら、図5の矢印方向のごとく肘等を支点にして動かすこともできる。特許文献1〜3と違って多目的利用が可能である。これまでのように怪我した手51を挙げて風呂に入る必要がなく、その労苦から解放される。包帯6などが巻かれている場合でも、板状部2の上面2aに載せて包帯6が濡れるのを防ぐことができる。
加えて、本浮き盤1は水泳の時に使用する遊泳補助板にも利用できる。泳ぎを補助する浮き盤として用いる場合は、図6のごとく突出部3を流線形した先細りの先鋭部分29にすると水Sの抵抗が少なくなりより好適となる。
かくのごとく、本浮き盤1は風呂等で読書するときに用いる補助具、また怪我した手51をその上に置いて風呂に容易に入れる補助具として優れた効果を発揮し、さらに泳ぎを助ける遊泳補助板などとしても役立ち、多大な効を奏する。
さらに手51や手首52などを怪我した時にもその部分を板状部2の平坦部分20に載せるだけで(図5)、湯Sにその部分が不用意に浸かってしまうのを防止できる。風呂に浸かりながらだるくなったら、図5の矢印方向のごとく肘等を支点にして動かすこともできる。特許文献1〜3と違って多目的利用が可能である。これまでのように怪我した手51を挙げて風呂に入る必要がなく、その労苦から解放される。包帯6などが巻かれている場合でも、板状部2の上面2aに載せて包帯6が濡れるのを防ぐことができる。
加えて、本浮き盤1は水泳の時に使用する遊泳補助板にも利用できる。泳ぎを補助する浮き盤として用いる場合は、図6のごとく突出部3を流線形した先細りの先鋭部分29にすると水Sの抵抗が少なくなりより好適となる。
かくのごとく、本浮き盤1は風呂等で読書するときに用いる補助具、また怪我した手51をその上に置いて風呂に容易に入れる補助具として優れた効果を発揮し、さらに泳ぎを助ける遊泳補助板などとしても役立ち、多大な効を奏する。
(2)実施形態2
本実施形態は図7ごとくの浮き盤1である。図7(イ)は裏面側から見た浮き盤の斜視図、図7(ロ)は水面に浮かべた時の縦断面図を示す。
上面2aに平坦部分20を形成した板状部2と、見かけ密度が1g/cm3よりも小さく、該板状部2の下面2b又は下部分から下方へ突出して該板状部2に一体化される突出部3とを具備する。実施形態1と同じく、突出部3を下にして水面S0に置いた際に、板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶ浮き盤であるが、ここでの板状部2は図7のごとく円形の合成樹脂製シート状体(又は薄板)とする。
突出部3は発泡体で造られるが、その形状を図示のごとくの円筒状体とする。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本実施形態は図7ごとくの浮き盤1である。図7(イ)は裏面側から見た浮き盤の斜視図、図7(ロ)は水面に浮かべた時の縦断面図を示す。
上面2aに平坦部分20を形成した板状部2と、見かけ密度が1g/cm3よりも小さく、該板状部2の下面2b又は下部分から下方へ突出して該板状部2に一体化される突出部3とを具備する。実施形態1と同じく、突出部3を下にして水面S0に置いた際に、板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶ浮き盤であるが、ここでの板状部2は図7のごとく円形の合成樹脂製シート状体(又は薄板)とする。
突出部3は発泡体で造られるが、その形状を図示のごとくの円筒状体とする。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成した浮き盤1は、突出部3を円筒状体とすることによって、突出部3を下にして水面に置いた時に円筒内壁36と板状部2とがつくる密閉空間Oに空気を封じ込める(図7のロ)。板状部2の上面2aに手51や本4を載せた場合に、その重みで浮き盤が沈もうとするが、円筒内壁36,板状部2が密閉空間O内の空気の逃げ道を塞ぐためその空気が圧縮し圧力が高まり反発する。突出部3が沈むことによる浮力の増大と相まって、浮き盤を水面上に浮かべるのに効果的に役立ち、より一層好ましくなっている。他の効果は実施形態1と同様で、その説明を省く。
(3)実施形態3
本実施形態は図8〜図10ごとくの浮き盤である。図8は浮き盤の全体斜視図、図9は図8の縦断面図、図10は図9の浮き盤にコップを挿着固定した縦断面図を示す。
実施形態1の浮き盤1は、板状部2と突出部3とが別体で、両者を接合一体化した。これに対し、本実施形態は発泡原料を用い、板状部2と突出部3とを一体発泡成形で造った浮き盤とする。上面2aに平坦部分20を形成した見かけ密度が1g/cm3よりも小さい発泡体からなる板状部2と、該板状部2の下面側から下方へ突出する見かけ密度が1g/cm3よりも小さい発泡体からなる突出部3とを備える。そして、突出部3を下にして水面S0に置いた時に、板状部2の少なくとも上半部21が水面よりも上方に位置して浮かぶ浮き盤である。板状部2は辺L1とL2が異なる長方形の平板とする。さらに板状部2のほぼ中央に円錐台状の穿設孔23を設け(図8,図9)、該穿設孔23に飲料水を入れたコップ7を挿着固定できるようにしている。板状部2は発泡体からなるので、多少弾性変形してコップ7を穿設孔23内に受け入れることができ、さらに受け入れた後はその弾性復元力でコップ7をしっかりと保持する。本実施形態はコップ7用の穿設孔23としたが、例えばビール缶の固定用に設ける穿設孔23であったりしてもよい。また穿設孔23とせずに凹所とすることもできる。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本実施形態は図8〜図10ごとくの浮き盤である。図8は浮き盤の全体斜視図、図9は図8の縦断面図、図10は図9の浮き盤にコップを挿着固定した縦断面図を示す。
実施形態1の浮き盤1は、板状部2と突出部3とが別体で、両者を接合一体化した。これに対し、本実施形態は発泡原料を用い、板状部2と突出部3とを一体発泡成形で造った浮き盤とする。上面2aに平坦部分20を形成した見かけ密度が1g/cm3よりも小さい発泡体からなる板状部2と、該板状部2の下面側から下方へ突出する見かけ密度が1g/cm3よりも小さい発泡体からなる突出部3とを備える。そして、突出部3を下にして水面S0に置いた時に、板状部2の少なくとも上半部21が水面よりも上方に位置して浮かぶ浮き盤である。板状部2は辺L1とL2が異なる長方形の平板とする。さらに板状部2のほぼ中央に円錐台状の穿設孔23を設け(図8,図9)、該穿設孔23に飲料水を入れたコップ7を挿着固定できるようにしている。板状部2は発泡体からなるので、多少弾性変形してコップ7を穿設孔23内に受け入れることができ、さらに受け入れた後はその弾性復元力でコップ7をしっかりと保持する。本実施形態はコップ7用の穿設孔23としたが、例えばビール缶の固定用に設ける穿設孔23であったりしてもよい。また穿設孔23とせずに凹所とすることもできる。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成した浮き盤1は実施形態1の効果に加え、風呂などの湯面S0に、浮き盤1を介して飲料水8などを入れたコップ7を湯面上に浮かばせることができる。水分補給用コップ7などを安定保持する便利な浮き盤にもなる。
(4)実施形態4
本実施形態は図11,図12ごとくの浮き盤である。図11は浮き盤の全体斜視図、図12は図11の浮き盤の縦断面図を示す。
本浮き盤1は合成樹脂製シートで袋状体に形成され、袋状体の中に空気Gを入れることによって、上面2aに平坦部分20を形成した板状部2と該板状部の下面2b又は下部分から下方へ突出して該板状部に一体化される突出部3とを備える浮き袋を形成する。そして、袋状体の中に空気を入れて膨らました状態下の突出部3、さらに浮き盤1の見かけ密度が1g/cm3よりも小さくなって、突出部3を下にして水面S0に置いた際に、板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶ浮き盤となる構成である。袋状体の中に空気Gを入れて浮き袋状に膨らますと、板状部2と突出部3とで図12のごとく縦断面「凹」字状の浮き袋となる。符号91は袋体内に空気Gを入れるためのノズルで、ここでは突出部3の外側面24に立設する。符号92はノズル91の開口端を着脱自在に塞ぐことのできるキャップを示す。
浮き盤1は、空気Gを抜くと薄いシート状になるが、ノズル91から浮き盤1の袋体内へ空気Gを入れて膨らませれば、図11,図12のごとく見かけ密度が1g/cm3よりも小さくなって水面に浮かべたときに、板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶ文字通りの浮き盤になる。本実施形態の浮き盤1は袋体内へ空気Gを入れて膨らませたときの外観形状が実施形態1の浮き盤1とほぼ同じくする。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本実施形態は図11,図12ごとくの浮き盤である。図11は浮き盤の全体斜視図、図12は図11の浮き盤の縦断面図を示す。
本浮き盤1は合成樹脂製シートで袋状体に形成され、袋状体の中に空気Gを入れることによって、上面2aに平坦部分20を形成した板状部2と該板状部の下面2b又は下部分から下方へ突出して該板状部に一体化される突出部3とを備える浮き袋を形成する。そして、袋状体の中に空気を入れて膨らました状態下の突出部3、さらに浮き盤1の見かけ密度が1g/cm3よりも小さくなって、突出部3を下にして水面S0に置いた際に、板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶ浮き盤となる構成である。袋状体の中に空気Gを入れて浮き袋状に膨らますと、板状部2と突出部3とで図12のごとく縦断面「凹」字状の浮き袋となる。符号91は袋体内に空気Gを入れるためのノズルで、ここでは突出部3の外側面24に立設する。符号92はノズル91の開口端を着脱自在に塞ぐことのできるキャップを示す。
浮き盤1は、空気Gを抜くと薄いシート状になるが、ノズル91から浮き盤1の袋体内へ空気Gを入れて膨らませれば、図11,図12のごとく見かけ密度が1g/cm3よりも小さくなって水面に浮かべたときに、板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶ文字通りの浮き盤になる。本実施形態の浮き盤1は袋体内へ空気Gを入れて膨らませたときの外観形状が実施形態1の浮き盤1とほぼ同じくする。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成した浮き盤は、実施形態1の効果に加え、ノズル91から袋体内の空気Gを抜いてしまえば薄いシート状になり、また折り畳みもでき、場所をとらず保管,持ち運び等に便利になる。そして、必要な時だけ、ノズル91から袋体内に空気Gを入れて見かけ密度が1g/cm3よりも小さくなる所望の浮き盤とすることができるのでさらに重宝なものとなる。
(5)実施形態5
本実施形態は図13ごとくの浮き盤である。図13の(イ)は浮き盤の全体斜視図、(ロ)は(イ)の浮き盤の縦断面図を示す。
本実施形態の浮き盤1は実施形態2の浮き盤1の発泡体で形成された突出部3を、合成樹脂製シートで袋状体に形成する。そして、この袋状体の中に空気Gを入れることによって、板状部2の下部分(又は下面)から下方へ膨出する浮き袋にし、板状部2の下部分(又は下面)から下方へ突出する突出部3を形成する浮き盤となる構成である。実施形態4の浮き盤は袋状体内に空気Gを入れることによって板状部2及び突出部3が膨らむ袋状体の浮き袋を形成したが、本実施形態の浮き盤1は板状部2を合成樹脂製シート状体のままとし、袋状体内に空気Gを入れることによって突出部3だけが膨らむ浮き袋を形成する。突出部3に係る袋状体の中に空気Gを入れて膨らました状態下の該突出部の見かけ密度が1g/cm3よりも小さくなって、突出部3を下にして水面に置いた際に、前記板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶ浮き盤1となっている。他の構成は実施形態1,4と同様で、その説明を省く。実施形態1,4と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成した浮き盤も突出部3に浮き袋を有しているので、実施形態4と同様の効果が得られる。
本実施形態は図13ごとくの浮き盤である。図13の(イ)は浮き盤の全体斜視図、(ロ)は(イ)の浮き盤の縦断面図を示す。
本実施形態の浮き盤1は実施形態2の浮き盤1の発泡体で形成された突出部3を、合成樹脂製シートで袋状体に形成する。そして、この袋状体の中に空気Gを入れることによって、板状部2の下部分(又は下面)から下方へ膨出する浮き袋にし、板状部2の下部分(又は下面)から下方へ突出する突出部3を形成する浮き盤となる構成である。実施形態4の浮き盤は袋状体内に空気Gを入れることによって板状部2及び突出部3が膨らむ袋状体の浮き袋を形成したが、本実施形態の浮き盤1は板状部2を合成樹脂製シート状体のままとし、袋状体内に空気Gを入れることによって突出部3だけが膨らむ浮き袋を形成する。突出部3に係る袋状体の中に空気Gを入れて膨らました状態下の該突出部の見かけ密度が1g/cm3よりも小さくなって、突出部3を下にして水面に置いた際に、前記板状部2の少なくとも上半部21が水面S0よりも上方に位置して浮かぶ浮き盤1となっている。他の構成は実施形態1,4と同様で、その説明を省く。実施形態1,4と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成した浮き盤も突出部3に浮き袋を有しているので、実施形態4と同様の効果が得られる。
尚、本考案においては、前記実施形態,実施例に示すものに限られず、目的,用途に応じて本考案の範囲で種々変更できる。板状部2,突出部3等の形状,大きさ等は用途等に合わせて適宜選択できる。
1 独り用浮き盤(浮き盤)
2 板状部
2a 上面
2b 下面
20 平坦部分
21 上半部
3 突出部
S0 水面(湯面)
2 板状部
2a 上面
2b 下面
20 平坦部分
21 上半部
3 突出部
S0 水面(湯面)
Claims (4)
- 上面に平坦部分を形成した板状部(2)と、見かけ密度が1g/cm3よりも小さく、該板状部の下面又は下部分から下方へ突出して該板状部に一体化される突出部(3)とを具備し、
該突出部を下にして水面に置いた際に、前記板状部の少なくとも上半部(21)が水面よりも上方に位置して浮かぶことを特徴とする独り用浮き盤。 - 前記板状部(2)がその一辺の長さが20cm〜50cmの範囲内とする平面視矩形に形成され、且つ前記突出部(3)が該板状部の両側縁に沿って設けられる請求項1記載の独り用浮き盤。
- 前記板状部(2)及び突出部(3)が発泡体で形成される請求項1又は2記載の独り用浮き盤
- 略角柱形とする前記突出部(3)が一対設けられ、且つ両者が前記板状部(2)の下面に平行に配設される請求項3記載の独り用浮き盤。
Priority Applications (1)
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JP2006004160U JP3124386U (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 独り用浮き盤 |
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JP2006004160U JP3124386U (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 独り用浮き盤 |
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-
2006
- 2006-05-30 JP JP2006004160U patent/JP3124386U/ja not_active Expired - Fee Related
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