JP3124293B2 - 改良された歯科用アタッチメント構造 - Google Patents

改良された歯科用アタッチメント構造

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JP3124293B2 JP03517530A JP51753091A JP3124293B2 JP 3124293 B2 JP3124293 B2 JP 3124293B2 JP 03517530 A JP03517530 A JP 03517530A JP 51753091 A JP51753091 A JP 51753091A JP 3124293 B2 JP3124293 B2 JP 3124293B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の技術分野 本発明は、口腔内で、器具の一端あるいは器具を、一
点で取り外し可能に保持する歯科用アタッチメント構
造、或いは、それに限定されず、単点支持器具以外にも
用いられ得る歯科用アタッチメント構造に関するもので
ある。この器具は、遠心端局部床義歯、歯にかぶせる義
歯(overdenture)、あるいは、ブリッジワーク(bridg
e work)の何れであってもよい。特に、本発明は、歯科
用アタッチメント構造の雄部材に関するものであり、こ
の雄部材は、器具の自由端または支持されていない端部
が、器具を支持する歯のないのリッジから持ち上がるの
を防止する。
2.背景技術の説明 米国特許第4,540,367号(Sulc '367特許)には、本発
明に類似する歯科用アタッチメント構造が開示されてお
り、歯科用アタッチメント構造の雄部材および雌部材の
開示として、ここに一体化されている。'367特許は、実
質的に、以下に記載されるとおりである。
第1図に示されるように、歯科用アタッチメント構造
10は、口腔内に器具を取り付けるために用いられる歯冠
外のコネクタ(以下、「コネクタ」と言う。)を有して
いる。このコネクタは、雌部材12および雄部材14を含む
二つの部品を有している。例えば、第3図に示される支
持構造16は、器具のベース内の雄部材のためのリセプタ
クルとして、この発明の一部分をなしている。しかしな
がら、雄部材が、器具26のベースにより直接受け入れら
れるようにし、それによって、第4図に示されるよう
に、リセプタクルを必要にすることもできる。
コネクタの雌部材12は、歯または支台歯に安定して取
り付けられた口腔内に残っている。歯の上に形成された
全部金冠またはインレー18が、雌部材を支持している。
図示されるように、雌部材12は、一般に、L字状の構造
を有している。このL字状は、保持板20およびこの保持
板20から延びるベース22を有している。このベースは、
カップ・ソケット24で終端している。保持板20は、部分
20aおよび部分20bを備えるように形成されている。第5
図を参照すると、保持板の部分20bは、雌部材を歯の冠
に取り付けるための位置を提供する。この冠は、部分20
bを実質的に取り囲むとともに、カットアウト領域20c内
の部分20bと部分20aとの間に受け入れられていることが
理解される。部分20aは、冠の外面に対して並列な位置
にあり、雌部材を、実質的に、この構造の深さに沿って
支持している。また、部分20bは、雄部材14および器具2
6を口腔から取り外す際に生じるあらゆるトルクを補償
するように働く。
ベース22は、いかなる形状であってもよく、保持板20
の部分20aに僅かに離間した配置で、ソケット24を支持
するために作用する。ソケット24は、直立した側壁を有
するカップ形状をなしている。ソケットの側壁の外面
は、その輪郭がわずかに円錐状であり、ベース22に合体
している。このテーパーは、雄部材14の動きの方向への
外向きのテーパーである。側壁の内面は、凸型の弓形状
を有する首の詰まった(neck−down)領域または狭窄部
24aを形成するように輪郭付けられている。
雌部材12は、従前どおり、歯科医学の分野において有
用性の見いだされた金属などの金属材料から形成されて
いると好ましい。雄部材14は、十分な剛性および耐久性
を有し、器具を口腔内に位置させ、或いは、器具を口腔
から取り外す際における雄型部品および雌型部品の遠隔
的な着脱動作の繰り返しが可能なプラスチック材料から
形成されていると好ましい。また、雄部材の材料は、あ
る程度の弾力性を有し、雄部材と雌部材を取り付ける際
のスナップ保持が可能である。さらに、雄部材の材料
は、雄部材と雌部材との間に保持摩擦を生じさせ、器具
を口腔内に完全に保持するとともに、所望のときに、器
具を口腔から取り外すことができる。したがって、雄部
材を、強力なナイロン或いは雌部材の摩耗の問題を除去
するために見いだされた材料から形成することができ
る。さらに、雄部材は全ての摩擦を吸収し、摩擦が増大
した際には新たな雄部材に交換可能である。以下に記載
されるように、雄部材を他の雄部材に交換する技術は、
複雑でなく、かつ、反復可能であり、雄部材と雌部材と
の間の整列を、完全な正確をもってなすことができる。
また、コネクタの雄部材14は、実質的にカップ形状の
構造によって特徴付けられている。したがって、雄部材
は、ベース14bから延びる壁14aを有している。さらに、
突起28が、壁14aの軸線に沿ってベースから延びてい
る。この突起は、ソケット24の側壁の内面とほぼ相補的
な外部輪郭を有している。こため、突起は、ベース14b
に向かう凸状の弧および突起の端部に合流するくびれを
その長さの約中央部に有している。このくびれによっ
て、器具が実質的に汎用性をゆうする動きをすることを
可能とするスナップ嵌合および取付けが可能となる。突
起28の凸状の弧は、等しい曲率を有している。ソケット
24の側壁の内面に沿った凹状の弧も、同様に等しい曲率
を有し、前述した動きが可能なように、凸状の弧よりも
幾分大きな曲率となっている。また、雄部材は、壁14a
の外面上に形成された一対のリッジ30,32を有してい
る。各リッジは、完全に壁まわりを延びるとともに、離
間して配置され、一方のリッジが、ベース14bの近傍に
位置し、他方のリッジが、突起と壁の内面との間の開口
部の近傍に位置している。
遠心端局部床義歯、ブリッジ或いは同様な義歯などの
器具を、歯科用のアクリル樹脂から形成することができ
る。この器具自体が、一つ或いは一対の雄部材によって
支持され、器具を取り付ける際に、雄部材は、遠隔的
に、一つ或いは一対の雌部材と協動する。この支持は、
図4に示されるような直接的なものであってもよいし、
第3図に示されるようなリセプタクルおよびこのリセプ
タクル内に受け入れられた雄部材との組み合わせによる
ものであってもよい。
図3は、雄部材14の形状に類似した形状を有するリセ
プタクル16を示す。リセプタクルは、器具の歯科用アク
リル樹脂に埋め込まれている。典型的には、リセプタク
ルは、従来技術により、実行される形成工程中に、器具
に埋め込まれる。リセプタクル16は、雄部材14の壁14a
の外面と相補的な内面を形成する。したがって、一対の
溝34、36が、壁16aの内面まわりに形成され、溝は、間
隔を隔てており、リッジ30、32を夫々受入れる。リセプ
タクルは、雌部材12用の材料で形成でき、また、器具に
面する壁16a廻りの鋸歯状外面38は、図3に示すような
埋め込み関係を維持する。
図3は又、リセプタクル内の着座位置から離間した位
置に位置する雄部材14を示しており、他方、図6及び図
7は、リセプタクル内に着座し、溝34、36内のリッジ3
0、32の相互作用によって取外し可能に固定された雄部
材をそれぞれ示している。雄部材14をリセプタクル16
(図3)内に配置するか、或いは、器具の歯科用アクリ
ル樹脂にただちにに埋め込むか(図4)にかかわらず、
雄部材を、交換又は他の目的のために着座位置から取り
外すことができる。
図1を参照すると、図示された器具26は、複数の歯4
0、42・・・48によって形成された遠心端局部床義歯
と、一対の支台歯50、52の間に遠心端局部床義歯を支持
する一対のコネクタ10とを備えている。各支台歯は、前
述した如く、全部金冠又はインレー18を備えていても良
い。器具26は、口腔内に受入れられ、むしろ簡単に固定
される。この目的のために、器具は、雌部材12のソケッ
ト24に通じる開口部の上方に、雄部材14の突起28を位置
決めするように移動される。器具は、単一又は複数の部
位にて、口腔内に固定される。突起28の端は、外形がほ
ぼボール形状をなし、突起がソケット内に入るとき、首
の詰まった領域24aによるスナップ嵌め作用を伴って移
動する。同時に、雄部材14の壁14aは、ソケット24の外
面に沿って、完全な受入れ位置まで摺動する。壁と壁と
の摩擦及びボール・ソケット連結部のスナップ嵌めによ
り、上述の運動能力をもった口腔内器具の位置的且つ確
実な固定がなされる。雄部材14及びリセプタクル16の双
方に切欠きが形成され、切欠きは、ソケット24の支持部
領域内に基部22を収容する。雄部材14の壁の切欠き14c
及びリセプタクル16の壁の切欠き16aが、図3及び図6
に示されている。
前述の如く、コネクタ10の雄部材14は、単に交換可能
なだけではなく、完全な正確さをもって交換し得る。従
って、磨耗、保持等の問題が生じたとき、完全な復元に
通常伴う巨額な出費なくして、初期の状態への復元を行
うことができる。
図8及び図9は、器具26(図示せず)のアクリル樹脂
ベースから取外される雄部材14と、器具のアクリル樹脂
ベースに置かれる雄部材とを、それぞれ示している。雄
部材は、雄部材をただちに又はリセプタクル16と共に受
入れる本発明の両態様にて、取外し且つ交換し得る。一
体構造の雄部材及び雄部材を加工する材料は、以下に述
べるように、これらの作用を可能にする。初期状態への
修復は、既設器具に、雄部材の新たな構成要素を固定す
るために、アクリル樹脂材料の製作を要求する器具のア
クリル樹脂ベースに対する破壊作用をともなうことな
く、実行される。理解し得るように、製作が必要とされ
るのであれば、新たな構成要素が、古い構成要素を取外
した位置に正確に戻されるという確証は、得られない。
わずかなずれであっても、器具を口腔内に着座させると
き、雄部材が雌部材に適切に係合しないという問題を生
じさせるであろう。
切断具56が、器具26又はリセプタクル16のアクリル樹
脂ベースから雄部材14を取外すのに用いられる。切断具
は、ハンドル58及びブレード60を有する。ブレードは、
外形が環状であり、雄部材の突起28と、雄部材の壁14a
の内面との間に受入れられる。切断具は、基本的に、突
起及び突起を支持するベース14bの部分を打ち抜く。表
面の形態の停止部62が突起の端と相互作用し合い、ベー
ス14aの外表面の平面までのみ、アクリル樹脂ベースに
向かって移動する切断具の運動を規制する。突起および
支持ベースの部分が打ち抜かれるとき、突起及び支持ベ
ースの部分は、容易に取外される。このとき、中空のリ
ングが残り、このリングは、内方に潰され、取外され
る。着座具64が、交換される雄部材を撤去した部位に、
新たな雄部材14を取付けるのに用いられる。この目的の
ために、着座具は、ハンドル66と、円筒状先端部を備え
た複数の指状体又は完全に円筒状の指状体のいずれかの
形態、或いは、これに類する形態をなすプロング(pron
g)68と、突起28と相互作用し合うベース70とを備えて
いる。このベース及び指状体(又は先端部)は、雄部材
を所定位置にスナップ嵌めするように作用する。雄部材
は、溝34、36内のリッジ30、21の相互作用によって、そ
れぞれ、物理的に拘束される。
取外し可能な器具のためのコネクタを用いた接着修復
技術では、支台歯上に全部金冠を配設する必要がない。
その代わり、比較的小さな金属フランジが加工される。
接触する支台歯の表面及び金属フランジは、酸性溶液で
溶蝕され、微視的なアンダーカット領域を歯の表面及び
金属に形成し、歯の所定の表面に対する金属の接着を可
能にする。かくして、喪失した歯は、交換歯を担持する
フランジが接着される領域の隣接歯を溶蝕することによ
って、交換し得る。この技術は、従来のクラウンよりも
保存性に優れ(自然歯の構造の除去を一層軽減する)、
しかも、廉価であるが故に、極めて好評である。しかし
ながら、この形式の修復の成功は、支台歯に堅固に接着
し続け、咀嚼サイクル中に生じ得る力によって変位しな
い金属フランジの能力に、かなりの程度、依存してい
る。
本発明のコネクタは、理想的な構造を提供する。とい
うのは、ナイロン製の雄部材が、結合を保護し、雌部材
が支台歯から離脱するのを防止するのを助ける緩衝作用
の働く可撓性接合部をなすからである。雄部材の弾力性
と可撓性以外の本発明のコネクタの全体概念として、雄
部材と雌部材の上下運動および雄部材、雌部材間のヒン
ジ作用を許容するための小さな空間を、雄部材と雌部材
の間に設けることがある。
図10は、雌部材12のソケットの部分及び雄部材14の横
断面図である。静止すなわち非咀嚼状態の突起は、ベー
ス14bの下面とソケットの上面との間に空間を作るよう
に、ネック24aをちょうど越えて延びる。この空間は、
雄部材をソケット内に受け入れる完全スナップ位置を越
えて、矢印72の方向に器具を支持する雄部材の動きを許
容する。器具の上下運動を制限する要因は、組織(歯
茎)がどの程度圧縮するかということである。器具を、
口腔に着座させるときには、器具の例えば図3のサドル
74は、雄部材の突起が雌部材のソケットにスナップ嵌め
されるのと同時に歯茎に完全に接触するようになる。す
ると、咀嚼中、器具にさらに荷重が加えられた状態で、
器具は、組織の弾力性のために、沈んだ後、再びはね返
ることができる。このようにして、咀嚼サイクル中に発
生される力は、器具を支持する歯の抜けたリッジ全体に
亘って分配される。反対に、もし仮に、コネクタ10の雄
部材と雌部材の嵌め合いが、完全な剛性スナップ嵌めで
あれば、器具は、さらに下方に移動して組織とさらに深
く接触することはできないであろう。従って、この場合
には、余分な力は全て支台歯によって吸収されなくては
ならなくなるだろう。しかしながら、器具が完全に着座
され、雄部材が雌部材のスナップ嵌めのネックの下に係
合し、しかも、器具に余分な荷重が加わらず、組織が圧
縮しない静止すなわち受動位置にある前記空間は、例え
ば咀嚼サイクル中、器具に圧力が加わったときに、器具
の運動を許容する。この空間の寸法は、器具が受けるか
もしれない追加的な下方移動の最大限に等しい。本発明
は、アクリル樹脂ベース材料の雄型を配置するためのリ
セプタクルと空間を作るユニークな方法を提供する。次
に図11及び図12に言及する。
図11は代替部品である雄部材14′を示しており、図12
は製作用部品である雄部材14″を示している。2つの雄
部材の違いは、各ベース14b′、14b″の厚さ、したがっ
て、それぞれの突起28′、28″の長さにある。雄部材1
4′は厚さ“A"のベースを有し、製作用雄部材14″はそ
れよりも幾分大きい厚さ“B"のベースを有する。器具の
製作過程では、製作用雄部材を以下のように使用する。
雌部材を持つ完成されたブリッジを患者の口の石膏作業
型上に置く。ブリッジは、このブリッジが、口腔にある
のと全く同じ位置においてこの型に置かれる。型は、器
具が置かれることになるリッジの複製を含む。製作用雄
部材を、雌部材のソケットにスナップ嵌めする。製作用
雄部材は、突起がソケット内に完全にスナップ嵌めされ
ると、雌部材のソケットの上面に直接載置され。嵌め合
いは滑り嵌めであり、運動を許容するような空間を作ら
ない。次に、遠心端局部床義歯である器具を、口の型の
上に形成する。製作用雄部材のまわり、及び顎の複製の
上に、アクリル樹脂ベース材料を流動させて固める。人
工歯を固まりつつあるアクリル樹脂に固定する。アクリ
ル樹脂が完全に硬化したら、遠心端局部床義歯を型から
取り外す。この技法は、リセプタクル16を使用しない本
発明の態様で実施される技法である。製作用雄部材の中
心部分をくりぬき、残った壁を内方に押し潰し、小さい
先のとがった道具を用いて下を切り取ったリッジを外
し、次いで、アクリル樹脂から製作用雄部材の残りの部
分を引き出すことにによって器具の製作を続ける。溝3
4、36を含む製作用雄部材の外形の正確な複製が硬化さ
れたアクリル樹脂に残る。次いで、雄部材を、着座工具
によって着座させ、製作用雄部材によって作られたアク
リル樹脂のベースとソケットにスナップ嵌めするのがよ
い。しかしながら、自由な空間が、雌部材のソケットの
上面と雄部材の内側上面との間に残る。この空間は、寸
法“A"と寸法“B"の差に等しい。
APM−Sterngold Catalog、“A Selection Guide to A
ttachments and Precious Alloy(1987)”、pp.6−
8、10は、Sulcの'367特許、ERAの歯科用取付け装置に
似た歯科用取付け装置を開示する。さらに、このカタロ
グは、ERAの雄型取付け装置の別の実施例、OCTOLINKを
開示している。OCTOLINKの雄型には、一部品ナイロンが
形成されているのではなく、雄型ハウジング金属ベース
壁にねじこまれる金属突起が形成されている。
本発明の特徴は、雄型ERAと雄型OCTOLINKの改良であ
る。それらの相違及び本発明の改良は以下の説明から明
らかにされ、より良く理解されるであろう。
発明の概要 本発明は、Sulcの'367特許で開示された雄部材と雌部
材とに類似する雄部材と雌部材と含む改良された歯科用
アタッチメント装置に関し、上記特許の開示は本明細書
に一体化されている。特に、本発明の歯科用アタッチメ
ント構造は、器具または遠心端局部床義歯、又は、ブリ
ッジ、又は、同様の歯科器具である器具の一端を、口腔
内で脱着自在に取付ける。雌部材は、口腔内で支台歯に
取付けられている直立する壁を備え、雌部材を取り外し
可能に着座させるために、直立する壁に取付けられ、開
口を備えたソケットを有している。器具は、雌部材が、
雌部材のソケットに着座したとき、直立する壁に積極的
に接触する横方向に延びる停止部材を含んだ雄部材に取
付けられる。
更に詳細には、この場合、歯科用器具は、しばしばそ
の一端で、又は、一点で支持されているので、自由な即
ち支持されていない側に、咀嚼サイクルの間に加わるよ
うな圧力が加わると、雌部材を介して、支台歯に望まし
くなく、あるいは破壊的でさえある力が及ぼされる。先
に、Sulcの'367特許で説明されているように、雌部材の
ソケットの上面と雄部材のベース部の下側との間に、自
由ギャップ(図10を参照)を設けることが、汎用的な運
動能力と同様に、器具が受ける噛む力即ち咀嚼力に順応
するために必要とされ、自由ギャップは、器具が更に下
に動くための空間を提供する。更に、自由ギャップは、
器具が、器具の下の組織を下方向に圧縮するために動け
るようにする。下方向への柔軟性のため、そして、上述
した自由ギャップのため、下方向への噛む力は、直接的
に雌部材と支台歯とに伝達されず、かくして、支台歯へ
の損傷が防止される。
先行技術の設計は、噛むことによる下方向に向いた損
傷を与える力の吸収に適していたが、器具の自由端の持
ち上げによって支台歯に加えられる力及び負荷に関する
備えはなかった。認識できるように、器具の支持されて
いない端部は、上方向の運動、下方向の運動、横方向の
運動、又は、魚の尾のような動きをすることができる。
このような動きは、使用者にとって、単に望ましくな
く、不快であるというだけでなく、支台歯によって吸収
されるこのような望ましくない力の結果、支台歯が損傷
されることがある。
器具の支持されていない端部の持上げによって生じる
この望ましくない損傷を生じる力は、先行技術の発明に
よって示されず、提案されていない特徴を含む本発明の
雄部材によって克服される。この雄部材は、特に、Sulc
の'367特許の雄部材の改良である。この雄部材は、ベー
スと、ベースから延びる円筒状の壁と、ベースから円筒
状の壁と同じ方向に延びる突起と、ベースから横方向に
延び、雌部材の直立する壁に積極的に接触する比較的大
きな矩形の停止部材とを含む実質的にカップ状の本体を
有する。この新規で、改良された特徴は、付加的な安定
化接触表面を提供し、又、雄部材が歯科用器具の持ち上
げを引き起こす雌部材の直立する壁に向かう望ましくな
いピボット運動をすることを防ぐための停止表面として
も働く。
さらに、砂時計形状の突起が形成され、これは、砂時
計形状の2つの凸状曲線のプロファイルが交わり、その
最も狭い点を形成するウエスト部を含んでいる。ソケッ
トの開口の中に位置する雄部材の突起を用いて、雄部材
を着座させるように設計された雌部材のソケットは、凸
状曲線のプロファイルの形状の輪郭のくびれ部を有して
いる。図16に示すように、雄部材が、完全に雌部材のソ
ケットに着座してスナップ嵌め保持と、雄部材が、雌部
材に対して、実質的に汎用的に動けるようにし、次い
で、雄部材に取付けられた器具に同様の動きを許容する
取付け部を提供したとき、このウエスト部は、このくび
れ部の最も狭い部分の上に位置している。雄部材が、完
全にソケットに着座した時、咀嚼サイクルの間に発生し
た力を、雄部材に取付けられた器具を支える歯のないリ
ッジの領域全体に亘って分配することを可能にするため
に、静止即ち噛んでいない状態で、ベースとソケットの
上側入口面との間に、ギャップが形成されるように、突
起が配置される。
したがって、本発明の一つの目的は、横方向に延びる
停止部材であって、雄部材が、雌部材に向かってその通
常位置を越えて動くことをを防止し、次いで、咀嚼サイ
クルの間、歯科用構造の自由端の持ち上げを防止する停
止部材を備えた歯科用構造を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、器具を支持する歯のない
リッジの領域全体に亘って咀嚼サイクルの間に発生した
力を分配するために、雌部材に対して、実質的に汎用的
に動ける能力を備えた雄部材を提供することである。
本発明のさらにもう一つの目的は、雄部材に取付けら
れた器具を支持する歯のないリッジの領域全体に亘っ
て、咀嚼サイクル中に発生した力を分配するため、垂直
方向に動ける能力を有した雄部材を提供することであ
る。
図面の簡単な説明 図1は、口腔の一部と、歯科用アタッチメント構造に
よって口腔内に支持された器具とを示した先行技術の平
面図であり、 図2は、歯科用アタッチメント構造を取付ける方法を
示した先行技術の斜視図であり、 図3は、先行技術の歯科用アタッチメント構造の雄部
材の斜視図であり、 図4は、雄部材を器具に取付け第2の方法を示す先行
技術の雄部材の斜視図であり、 図5は、支台歯によって支持された先行技術の歯科用
構造の雌部材の平面図であり、 図6は、図1の6−6線に沿った断面図であり、 図7は、図6の7−7線に沿った断面図であり、 図8は、先行技術の雄部材及び歯科用から雄部材を取
り外すために使用する道具を示す断面図であり、 図9は、先行技術の雄部材及び歯科用に雄部材を着座
させるために使用する道具を示す断面図であり、 図10は、先行技術の雄部材および雌部材の関係を示す
これら部材の断面図であり、 図11および図12は、種々の寸法の変更例を示す先行技
術の雄部材の断面図であり、 図13は、本発明の雄部材の正面図であり、 図14は、一様の色で描かれた矩形の停止部材を示す本
発明の雄部材の平面図であり、 図15は、本発明の雄部材の図14の15−15線に沿った断
面図であり、 図16は、本発明の雄部材及び雌部材の関係を示すこれ
ら部材の断面図であり、 図17は、雌部材に関する雄部材の回転運動能力を示す
本発明の雄部材及び雌部材の断面図である。
発明の詳細な説明 本発明の背景技術の部分で、図1〜図12の詳細な説明
を上に述べたが、この説明をここに含める。本発明を以
下に説明する。
図13、図14は、ベース140bから延びて実質的なカップ
状構造を作る壁140aを備えた雄部材140を示している。
壁140aは、ベース22を受け入れる矩形の切欠き140aを有
し、ベース22は、ソケット24を雌部材12の保持板20に連
結する。突起280は、ベース140bから軸Y−Yに沿って
延び、かつ、砂時計形状に実質的に形づくられた外形輪
郭を有し、この砂時計形状は、図16、図17に示す雌部材
12のソケット24の側壁における内側表面の形状に相補的
である。突起は、その長さ方向中央部回りにウエスト部
280bを有し、この中央部で、2つの凸状曲線のプロファ
イルが交わっている。ウエスト部280bは、ソケット24で
のスナップ嵌めの保持を可能にするとともに、Sulc '36
7特許で開示するように、雄部材の壁140aの外側表面に
取付けられる器具の略汎用的な運動能力を許容する。器
具が、雄部材に取付けられた状態を図4、図7に示す。
雄部材の壁140aの外側表面は、図4、図7に示すよう
な外側リング30、32と同様な外側リッジ付きリング300
を有し、壁140aを、器具26に、直接埋め込むか、支持構
造体16内に取付けることができる。ベース140bが壁140a
と結合する外側表面には、雄部材が、器具のキャビティ
へ容易に入ることができるように、縮径した傾斜面140f
が形成されている。更に、ベース140bは、図14に言及し
て、後に詳細に説明するように、雌部材の直立した側壁
と当接する比較大きな矩形の停止部材140eを有する。
図14は、雄部材の平面図であり、停止部材を詳細に示
している。比較の目的で、陰を付けた色付け領域140sが
設けられている。すなわち、Sulc '367特許及びAPM−St
erngoldカタログでの雄部材14には、停止部材つまり陰
を付けた色付け領域140sが設けられていない。突起280
が、実質的に汎用的な動きを与えるように設計されてい
ることを、既に開示している。しかし、垂直壁20aに向
けて、中立の90度整列を越える雄部材のピボット運動
は、それが歯の無いリッジから歯科用器具を持ち上げる
結果となるので、好ましくない。この持ち上りは、使用
者を不快にし、損傷力を、雌支持ソケットを介して、支
台歯に伝える。やがて、支台歯を、ひどく弱め及び/又
は引き抜くであろう。
Sulc '367特許の雄部材は、直立した壁と雄部材の外
側表面との間に望ましくないギャップを残すが、本発明
の雄部材は、停止部材140eを有し、この停止部材140e
は、図16で示すように雌部材に完全に着座させられたと
きに、その中立位置で、雄部材の停止部材と、雌部材の
隣接した直立する壁20aとの間に、終始一貫して、本質
的に備えられる積極的な接触を与えるように設計されて
いる。
直立した壁20aに対して配置された停止部材を設けた
ことにより、停止部材は、雄部材が中立位置から雌部材
に向けてピボット運動するのを抑制し、かくして、器具
が直立する壁に向けてピボット運動することを防止す
る。ここに、直立する壁は、器具の自由端が上に持ち上
がるのを防止する。しかしながら、雄部材は、図17に矢
印Aで示すように、雌部材の直立する壁20aから離れる
ように自由に、ピボット運動することができ、器具の自
由端は、組織によって支えられて、不当な力が支台歯及
び雌部材に作用するのを抑える。ソケットの外側表面と
雄部材の円筒状壁140aの内側表面との間に十分なギャッ
プが形成されるように、ソケットの外側表面を形づくっ
てあるので、上記のピボット運動が可能である。
図16、図17は、雄部材が、ソケット24に完全に着座さ
せられたときの雄部材と雌部材との関係を示す。軸X−
Xは、突起280のウエスト部280bの最狭部分を通って引
いたラインを示す。軸X″−X″は、凸形状の稜部240a
を通って引いたラインを示し、雌部材12のソケット24の
側壁に設けられた開口は、リッジ240aで最も狭い。軸
Y′−Y′およびX′−X′は、雄部材が中立位置から
離れて回転したときの突起280のウエスト部280bとリッ
ジ240aとの関係を示すために描かれている。図16の軸X
−X及びX″−X″で明確に示すように、雄部材が、雌
部材のソケット24に完全に着座させられたとき、リッジ
240aの上方に、ウエスト部280bが位置されて、スナップ
嵌めの保持及び雌部材に対する雄部材の実質的に汎用的
な運動能力を許容する取付けを与え、雌部材は、雄部材
に取り付けられた器具が同様な運動をすることを可能に
する。更に、リッジの上方にウエスト部を配置してある
ので、より緊密な嵌合を与え、またリッジがウエスト部
の最狭点でなく、ウエスト領域の幅広の傾斜した凸部と
係合するので、雄部材はY−Y軸方向に上方動すること
が制限される。同時に、詳述したウエスト部とリッジと
の順応により、雄部材は、ソケット24に向かって、Y−
Y方向に動くことができる。
本発明の雄部材140は、Sulc '367特許に関して既に開
示されているような雄部材とほぼ同様に作用する。すな
わち、休止つまり非咀嚼状態で、ベース14bの下側表面
とソケットの上側表面との間に、ギャップGが設けられ
ている。このスペースは、Y−Y方向で、完全なスナッ
プ位置を越えて、器具を支持する雄部材の動き、あるい
は、ソケットへの雄部材の受入れを見越してある。器具
の垂直方向の動きは、組織(ガム)が圧縮する程度によ
って制限される。器具が口腔に据え付けられたときに、
器具のサドル74は、雄部材の突起が雌部材のソケットに
スナップ嵌めするときに、例えば、ガムと完全に接触す
る(図3参照)。次いで、付加的な負荷が器具に加わっ
た状態で、咀嚼の間、器具は安定し且つ組織の弾性が許
すときに跳ね返る。この方法で、咀嚼サイクルの間に発
生する力が、器具を支える全く歯の無いリッジ領域に分
散される。コネクタ10の雄部材と雌部材との間の嵌合が
全体的にしっかりとしたスナップ嵌めであるならば、器
具は下方に動くことができないであろうし、また組織に
よって支持されるであろう。その結果、全ての外力を、
支台歯によって吸収しなければならないであろう。これ
により、支台歯及び器具を支える雌部材に過剰な応力を
生じ、器具は、また、雌部材に過剰な磨耗をもたらす。
ギャップGの寸法は、咀嚼サイクルの間、器具が受ける
であろう最大限可能な付加的な下方運動と等しい。
上記の記述は、本発明の原理を例示したにすぎない。
本発明が、例示としてここに説明した構造に限定される
べきでないことは理解されるべきである。したがって、
本発明の範囲及び精神の範囲内での全ての好都合な変形
をここに含む。

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠心端局部床義歯、ブリッジあるいはこれ
    らに類似した器具を含む歯科用器具を、口腔内に、取り
    外し可能に取付けるための歯科用構造において、口腔内
    の支台歯に取付けられた直立する壁を有し、雄部材を取
    り外し可能に着座させるために、前記直立する壁に取付
    けられたソケットを有する雌部材を備え、前記歯科用器
    具が、前記雄部材をその中に収容するキャビティを有
    し、前記雄部材が、ベース、該ベースから延びる円筒状
    壁および該壁と同じ方向に延びる突起を有する実質的に
    カップ状ボディと、前記ベースから横方向に突出する停
    止部材を有し、該停止部材が、前記雌部材の前記直立す
    る壁との積極的な直接接触部を提供し、付加的な安定化
    接触表面を提供するとともに、停止表面として働き、前
    記雄部材が、前記雌部材の前記直立する壁に向かって、
    ピボット運動をすることを防止するように構成された歯
    科用構造。
  2. 【請求項2】前記雌部材が、さらに、前記直立する壁か
    ら延びるベースを備え、前記ソケットが、前記ベースに
    よって前記直立する壁に連結されている請求の範囲第1
    項に記載の歯科用構造。
  3. 【請求項3】前記雄部材が、さらに、前記ソケットの領
    域内の前記ベースを収容するカットアウト部分を、前記
    円筒状壁内に有している請求の範囲第2項に記載の歯科
    用構造。
  4. 【請求項4】前記雄部材は、前記歯科用器具の前記キャ
    ビティ内への挿入を容易するために、前記壁と結合する
    外側表面に設けられた傾斜面を更に備えた請求の範囲第
    3項に記載の歯科用構造。
  5. 【請求項5】前記突起が、実質的に砂時計形状に形づけ
    られ、前記砂時計形状の2つの凸状曲線プロファイルが
    交わる前記突起の長さ方向中央部にウエスト部を有する
    請求の範囲第4項に記載の歯科用構造。
  6. 【請求項6】前記雄部材が、抜き取り装置により、前記
    雄部材の前記ベースから、前記突起を抜き取ることによ
    り、前記歯科用器具から取り除かれる請求の範囲第1項
    に記載の歯科用構造。
  7. 【請求項7】前記抜き取り装置が、ハンドルと、前記突
    起を抜き取る環状ブレード部材とを備えた請求の範囲第
    6項に記載の歯科用構造。
  8. 【請求項8】前記雄部材が、着座装置によって、前記歯
    科用器具の前記キャビティ内に強制的に挿入することに
    より、前記歯科用器具内に着座させられる請求の範囲第
    1項に記載の歯科用構造。
  9. 【請求項9】前記着座装置が、前記雄部材の前記ベース
    に、密に接触するため、ハンドルと、円筒状先端を有す
    る複数のフィンガーあるいは円筒状フィンガーの形状の
    プロングを備えている請求の範囲第8項に記載の歯科用
    構造。
  10. 【請求項10】遠心端局部床義歯、ブリッジあるいはこ
    れらに類似した器具を含む歯科用器具を、口腔内に、取
    り外し可能に取付けるための歯科用構造において、口腔
    内の支台歯に取付けられた直立する壁を有し、雄部材を
    取り外し可能に着座させるために、前記直立する壁に取
    付けられたソケットを有する雌部材を備え、前記歯科用
    器具が、前記雄部材を着座させるためのキャビティを有
    し、前記雄部材が、ベース、該ベースから延びる円筒状
    壁および該壁と同じ方向に延びる突起を有する実質的に
    カップ状ボディと、前記ベースから横方向に突出する停
    止部材を有し、該停止部材が、前記雌部材の前記直立す
    る壁との積極的な直接接触部を提供し、付加的な安定化
    接触表面を提供するとともに、停止表面として働き、前
    記雄部材が、前記雌部材の前記直立する壁に向かって、
    ピボット運動をすることを防止し、前記突起が、実質的
    に、砂時計形状に形作られ、該砂時計形状の二つの凸状
    曲線プロファイルが交わる中央部に、溝を備え、前記雌
    部材が、前記ソケットの内部に形成され、前記実質的に
    砂時計形状に形作られた突起と、相補的に、スナップに
    より嵌合して保持可能な凸状プロファイルのリッジを備
    えた歯科用構造。
  11. 【請求項11】前記雌部材が、さらに、前記直立する壁
    から延びるベースを備え、前記ソケットが、前記ベース
    によって前記直立する壁に連結されている請求の範囲第
    10項に記載の歯科用構造。
  12. 【請求項12】前記雄部材が、さらに、前記ソケットの
    領域内の前記ベースを収容するカットアウト部分を、前
    記円筒状壁内に有している請求の範囲第11項に記載の歯
    科用構造。
  13. 【請求項13】前記雄部材は、前記歯科用器具の前記キ
    ャビティ内への挿入を容易するために、前記壁と結合す
    る外側表面に設けられた傾斜面を更に備えた請求の範囲
    第12項に記載の歯科用構造。
  14. 【請求項14】前記雄部材が、前記雌部材の前記ソケッ
    ト内に、完全に着座しているとき、前記溝が、前記リッ
    ジの上方に位置させられている請求の範囲第10項に記載
    の歯科用構造。
  15. 【請求項15】前記雄部材が、抜き取り装置により、前
    記雄部材の前記ベースから、前記突起を抜き取ることに
    より、前記歯科用器具から取り除かれる請求の範囲第10
    項に記載の歯科用構造。
  16. 【請求項16】前記抜き取り装置が、ハンドルと、前記
    突起を抜き取る環状ブレード部材とを備えた請求の範囲
    第15項に記載の歯科用構造。
  17. 【請求項17】前記雄部材が、着座装置によって、前記
    歯科用器具の前記開口部内に強制的に挿入することによ
    り、前記歯科用器具内に着座させられる請求の範囲第10
    項に記載の歯科用構造。
  18. 【請求項18】前記着座装置が、前記雄部材の前記ベー
    スに、密に接触するため、ハンドルと、円筒状先端を有
    する複数のフィンガーあるいは円筒状フィンガーの形状
    のプロングを備えている請求の範囲第17項に記載の歯科
    用構造。
  19. 【請求項19】遠心端局部床義歯、ブリッジあるいはこ
    れらに類似した器具を含む歯科用器具の口腔内のキャビ
    ティ内に着座させられ、直立する壁を備えた雌部材のソ
    ケットに取付けられる雄部材であって、ベース、該ベー
    スから延びる円筒状壁および該壁と同じ方向に延びる突
    起を有する実質的にカップ状ボディと、前記ベースから
    横方向に突出する停止部材を有し、該停止部材が、前記
    雌部材の前記直立する壁との積極的な直接接触部を提供
    し、さらに、付加的な安定化接触表面を提供するととも
    に、停止表面として働き、前記雄部材が、前記雌部材の
    前記直立する壁に向かって、ピボット運動をすることを
    防止するように構成された雄部材。
  20. 【請求項20】前記雄部材が、さらに、カットアウト部
    分を、前記円筒状壁内に有している請求の範囲第19項に
    記載の歯科用構造。
  21. 【請求項21】前記雄部材は、前記歯科用器具の前記キ
    ャビティ内への挿入を容易するために、前記壁と結合す
    る外側表面に設けられた傾斜面を更に備えた請求の範囲
    第20項に記載の歯科用構造。
  22. 【請求項22】前記突起が、実質的に砂時計形状に形づ
    けられ、前記砂時計形状の2つの凸状曲線プロファイル
    が交わる前記突起の中央部に、溝を含んでいる請求の範
    囲第21項に記載の歯科用構造。
  23. 【請求項23】前記雄部材が、抜き取り装置により、前
    記雄部材の前記ベースから、前記突起を抜き取ることに
    より、前記歯科用器具から取り除かれる請求の範囲第19
    項に記載の歯科用構造。
  24. 【請求項24】前記抜き取り装置が、ハンドルと、前記
    突起を抜き取る環状ブレード部材とを備えた請求の範囲
    第23項に記載の歯科用構造。
  25. 【請求項25】前記雄部材が、着座装置によって、前記
    歯科用器具の前記キャビティ内に強制的に挿入すること
    により、前記歯科用器具内に着座させられる請求の範囲
    第19項に記載の歯科用構造。
  26. 【請求項26】前記着座装置が、前記雄部材の前記ベー
    スに、密に接触するため、ハンドルと、円筒状先端を有
    する複数のフィンガーあるいは円筒状フィンガーの形状
    のプロングを備えている請求の範囲第25項に記載の歯科
    用構造。
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