JP3124250U - 温熱治療用マット - Google Patents

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Abstract


【課題】柔軟性を有するハニカム構造のマットで天然放射性鉱物含有セラミックプレートによる放射線と遠赤外線等により治療効果を高める。
【解決手段】人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シート2と、該シート2上に分散して配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレート3と、前記ハニカム状シートの下面に設けられ、通電により発熱する加熱手段4とを備える内部構成物Bと、該内部構成物Bを被包するカバー5とを備える温熱治療用マット。
【選択図】図3

Description

この考案は、天然放射性鉱物含有セラミックプレートを使用した温熱治療用マットに関する。
従来、この種の温熱治療器として、トルマリンを所要量混入した球状セラミック材と、熱源とを布製芯材に適宜の間隔で配置し、布製芯材の上下両面のそれぞれをシールド材とマイナスイオン増幅材とを重合して表面をカバーで被覆したものがある(特許文献1参照)。
また、放射線岩盤浴施設として、複数個の放射能を有するセラミックを埋め込んだ構造としたものが、提案されている(特許文献2参照)。
実用新案登録第3104897号公報 特開2006−6507号公報
特許文献1の温熱治療器では、球状セラミック材と、熱源とが同一面に間隔をおいて配置されたものであるから、熱源による熱刺激と球状セラミック材によるマイナスイオンの作用を利用して治療を行うことができるが、人が横臥して治療するときに弾性が少なく、長時間使用することには問題があった。
また、特許文献2の放射線岩盤浴施設は、放射能を有するセラミックを埋め込むだけで、放射線を放出できるが、加熱手段がないので、効果が少なく、持ち運びできないので、家庭用として使用できないという問題がある。
この考案は、このような問題点を解消するために、家庭にて使用できるように運搬可能であるとともに、人が横臥してもセラミックプレートによる違和感がなく、かつ、セラミックプレートの加熱および横臥する者への加熱を確実に行え、セラミックプレートに起因する微量放射線、遠赤外線等により高い治療効果が期待できる温熱治療用マットを提供することを目的とする。
この考案の請求項1の温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シートと、該シート上に分散して配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレートと、前記ハニカム状シートの下面に設けられ、通電により発熱する加熱手段とを備える内部構成物と、該内部構成物を被包するカバーとを備えることを特徴とする。
請求項2の考案は、請求項1の前記温熱治療用マットであって、かつ、前記温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有し、かつ前記セラミックプレート配置用の複数の開口部を備える第2のハニカム状シートを備え、前記セラミックプレートは、前記第2のハニカム状シートの複数の開口部に収納されているものである。
請求項3の考案は、請求項2に記載の温熱治療用マットであって、かつ、前記セラミックプレートを開口部に収納した前記第2のハニカム状シートは、全体が被包材により被包され、前記セラミックプレートの前記第2のハニカム状シートからの離脱が規制されているものである。
請求項4の考案は、請求項2または3の前記温熱治療用マットであって、かつ、前記セラミックプレートは、前記第2のハニカム状シートの前記開口部内に収納されるとともに固定されているものである。
請求項5の考案は、請求項2ないし4のいずれかの前記温熱治療用マットであって、かつ、前記セラミックプレートの厚さは、前記第2のハニカム状シートの厚さより薄く、前記開口部より突出しないものとなっている。
請求項6の考案は、請求項2ないし4のいずれかの前記温熱治療用マットであって、かつ、前記セラミックプレートの厚さは、前記第2のハニカム状シートの厚さより薄く、前記温熱治療用マットに人が横臥した状態においても、前記第2のハニカム状シートの前記開口部より突出しないものとなっている。
この考案の請求項7の温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シートと、該シート上に分散して配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレートと、前記ハニカム状シートの下面に設けられ、通電により発熱する加熱手段とを備える内部構成物と、該内部構成物を被包するカバーとを有する温熱治療用マットであって、前記温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有し、かつ前記セラミックプレート配置用の複数の開口部を備える第2のハニカム状シートを備え、前記セラミックプレートは、前記第2のハニカム状シートの複数の開口部に収納固定されており、かつ、前記セラミックプレートの厚さは、前記第2のハニカム状シートの厚さより薄く、前記開口部より突出しないものとなっていることを特徴とする。
請求項8の考案は、請求項1ないし7のいずれかの前記温熱治療用マットであって、かつ、前記ハニカム状シートは、ハニカム形態を形成する側面がメッシュ状となっているハニカムメッシュシートである。
請求項9の考案は、請求項1ないし8のいずれかの前記温熱治療用マットであって、かつ、前記セラミックプレートは、前記温熱治療用マットの縦方向および横方向に適宜間隔にて複数配置されている。
請求項10の考案は、請求項1ないし9のいずれかの前記温熱治療用マットであって、かつ、前記加熱手段は、ヒータ線であり、該ヒーター線の一部は、前記セラミックプレートの下方に位置している。
請求項11の考案は、請求項1ないし10のいずれかの前記温熱治療用マットであって、かつ、前記天然放射性鉱物は、ニンギョウ石、センウラン鉱、カツレン石、トリウム石、モナザイト、サマルスキー石、ヘエルグリン石、ゼノタイム、トロゴム石、変種ジルコン、パイロクロワからなる群より選択される少なくとも1種のものである。
請求項12の考案は、請求項1ないし11のいずれかの前記温熱治療用マットであって、かつ、該マットの長手方向の所定位置に、長手方向に直交するとともに、前記セラミックプレートの前記マットの長手方向離間距離より長い所定幅を有する前記セラミックプレート不存在領域を備え、該セラミックプレート不存在領域において折り畳み可能となっているものである。
請求項1の考案の温熱治療用マットによれば、通気性、柔軟性を持たせるハニカム状シートと、該シート上に分散配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレートと、前記ハニカム状シートの下面の加熱手段とを備える内部構成物をカバーで被包したので、人が横臥してもセラミックプレートによる違和感がなく、かつ、セラミックプレートの加熱および横臥する者への加熱を確実に行え、セラミックプレートに起因する微量放射線、遠赤外線等により高い治療効果が期待できる。また、この温熱治療用マットは家庭にて使用できるように運搬可能である。
請求項2の考案によれば、前記温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有し、かつ前記セラミックプレート配置用の複数の開口部を備える第2のハニカム状シートを備え、前記セラミックプレートは、前記第2のハニカム状シートの複数の開口部に収納されているので、ハニカム状シートは通気性および柔軟性を有し、かつセラミックプレートを収納保持できる。
請求項3の考案によれば、前記セラミックプレートが開口部に収納された前記第2のハニカム状シートは、全体が被包材により被包され、前記セラミックプレートの前記第2のハニカム状シートからの離脱を規制することができる。
また、請求項4の考案によれば、前記セラミックプレートは、前記第2のハニカム状シートの前記開口部内に収納されるとともに固定されているので、使用中にセラミックプレートが動くことがない。
請求項5の考案によれば、前記セラミックプレートの厚さは、前記第2のハニカム状シートの厚さより薄く、前記開口部より突出しないものとなっている。
また、請求項6の考案によれば、前記セラミックプレートの厚さは、前記第2のハニカム状シートの厚さより薄く、前記温熱治療用マットに人が横臥した状態においても、前記第2のハニカム状シートの前記開口部より突出しないものとなっているので、使用中にセラミックプレートがハニカム状シートより突出せず、横臥する人体にセラミックプレートがフイットして当たるようにできる。
請求項7の考案によれば、人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シートと、該シート上に分散して配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレートと、前記ハニカム状シートの下面に設けられ、通電により発熱する加熱手段とを備える内部構成物と、該内部構成物を被包するカバーとを有する温熱治療用マットであって、前記温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有し、かつ前記セラミックプレート配置用の複数の開口部を備える第2のハニカム状シートを備え、前記セラミックプレートは、前記第2のハニカム状シートの複数の開口部に収納固定されており、かつ、前記セラミックプレートの厚さは、前記第2のハニカム状シートの厚さより薄く、前記開口部より突出しないものとなっているので、通気性および柔軟性を有し、人がマット上に横臥して治療するときにマット本体が変形して人体にセラミックプレートをフイットさせて違和感なく長時間使用でき、かつセラミックプレートが加熱され、天然放射性鉱物が発する放射線による刺激、遠赤外線による熱刺激、マイナスイオンにより人体の細胞の働きを高め、免疫力、自然治癒力を高め、人体の血行等をよくして治療効果を高めることができる。
請求項8の考案によれば、前記ハニカム状シートは、ハニカム形態を形成する側面がメッシュ状となっているハニカムメッシュシートとしたので、通気性および柔軟性を有し、人がマット上に横臥して治療するときにマット本体が変形して人体にセラミックプレートがフイットしやすい。
請求項9の考案によれば、前記セラミックプレートは、前記温熱治療用マットの縦方向および横方向に適宜間隔にて複数配置され、横臥する人体の複数個所に前記セラミックプレートからの放射線、遠赤外線等を当てて治療することができる。
請求項10の考案によれば、前記加熱手段は、ヒータ線であり、該ヒーター線の一部は、前記セラミックプレートの下方に位置しているので、ヒータ線からの加熱でセラミックプレートを加熱し、マットに横臥する人体の温熱治療ができる。 請求項11の考案によれば、セラミックプレートに入れる天然放射性鉱物は、ニンギョウ石、センウラン鉱、カツレン石、トリウム石、モナザイト、サマルスキー石、ヘエルグリン石、ゼノタイム、トロゴム石、変種ジルコン、パイロクロワからなる群より選択される少なくとも1種のものであり、この天然放射性鉱物からの放射線により人体の治療を行うことができる。
また、請求項12の考案によれば、温熱治療用マットの長手方向の所定位置に、セラミックプレート不存在領域を備え、該セラミックプレート不存在領域において折り畳み可能としたので、温熱治療用マットを折り畳むことが容易となる。
この考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はこの考案の温熱治療用マットの一部破断平面図、図2は同温熱治療用マットの一部破断平面図、図3は同温熱治療用マットの内部構成物を分解して示す側断面図、図4はこの考案の温熱治療用マットの別の実施形態の一部破断平面図、図5は同温熱治療用マットの内部構成物を分解して示す側断面図、図6は同温熱治療用マットに人が横臥した状態を示す平面図、図7はコントローラーの正面図である。
図1ないし図3において、この考案の温熱治療用マットは、マット本体1が、人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シート2と、該シート2上に分散して配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレート3と、前記ハニカム状シートの下面に設けられ、通電により発熱する加熱手段4とを備える内部構成物Bと、該内部構成物Bを被包するカバー5とにより構成されている。この温熱治療用マットは家庭にて使用できるように運搬可能である。
前記ハニカム状シート2は、ハニカム形態を形成する側面がメッシュ状となっているハニカムメッシュシートであり、人体を横臥しうる長さと幅を備えている。ハニカム構造のシート2は、樹脂製ファイバーを立体的に編み、六角形(六角柱)の網目を持つものであり、弾性を有し、その弾性は復元性のある樹脂製ファイバーからなる多数の縦糸によって確保されている。このハニカム状シート2は通気性、柔軟性、クッション性を高め、かつ屈曲可能としてある。
図6に示すマット本体1は人体Aの全長とほぼ同じサイズとして、人が横臥して治療できるようにするのが好ましい。マット本体1の大きさは適宜のサイズにできる。
前記セラミックプレート3はセラミック材に天然放射性鉱物を入れて四角形に成形したプレートである。前記セラミックプレート3は、前記温熱治療用マットのマット本体1の縦方向および横方向に適宜間隔にて複数配置されている。実施例では、ハニカム状シート2の上に3列で7枚ずつ、計21枚のセラミックプレートが配置されている。
また、図1,図4、図6に示すように、この実施例の温熱治療用マットでは、マットの長手方向の所定位置に、長手方向に直交するとともに、他の領域におけるセラミックプレート3のマットの長手方向離間距離より長い所定幅を有するセラミックプレート不存在領域9を備えている。そして、この実施例の温熱治療用マットは、セラミックプレート不存在領域9において折り畳み可能となっている。従って、このセラミックプレート不存在領域において折り畳み可能としたので、温熱治療用マットを折り畳むことが容易となる。
本考案の温熱治療用マットに使用されるセラミックプレートが含有する天然放射性鉱物は、微弱で微量の放射線を発生する鉱物である。天然放射性鉱物としては、例えば、ニンギョウ石、センウラン鉱、カツレン石、トリウム石、モナザイト、サマルスキー石、ヘエルグリン石、ゼノタイム、トロゴム石、変種ジルコン、パイロクロワからなる群より選択される少なくとも1種のものが好適である。
セラミックプレート3としては、天然放射性鉱物を含有し焼成したものが好適である。セラミックプレート3は、微弱で微量の放射線を持続的に放出する。この放射線は微弱で微量で、人体に悪影響を及ぼすことはなく、健康増進をさせるものといわれている。これが、所謂ホルミシス効果である。放射線により人体の免疫力を高め、かつ細胞の働きを活発として新陳代謝を促進して、健康増進を図る。また、放射線の作用でマイナスイオンを発生させ、体内に吸い込ませて、自律神経をやわらげる働きをさせる。
また、加熱手段4によりセラミックプレート3が加熱されて、セラミックプレート3から放射線、遠赤外線等が発生し、或いはセラミックプレート3の熱による刺激で体の深部まで均等に温め、発汗を促進して血行の改善を図ることができる。前記セラミックプレートの形状は四角形としてあるが、これに限られるものではなく、円形など適宜形状とできる。
図3に示すように、前記内部構成物Bは、前記した人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シート2と、該シート2上に分散して配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレート3と、前記ハニカム状シートの下面に設けられ、通電により発熱する加熱手段4とが備えられている。
前記加熱手段4としては、ヒータ線10を施設し、該ヒーター線10は、前記セラミックプレート3を備えたハニカム状シート2の下方に位置している。該ヒーター線10の一部は、前記セラミックプレート3の下方に位置している
加熱手段4はマットの全面を温熱できるように全面にヒーター線10が蛇行状に配線され、その上下面が耐熱性ヒーター基布11により覆われている。
ヒーター線10は本体プラグ16に接続されている。
ヒーター線10が加熱されると、ハニカム状シート2を熱が通ってセラミックプレート3が加熱され、セラミックプレート3から放出する放射線、遠赤外線等と、ヒーター線からの遠赤外線等によりマット本体1に横臥する人体Aを温熱治療する。
前記カバー5は表生地12と裏生地13とにより内部構成物Bを収納する大きさの袋状に設けられている。表生地12と裏生地13は耐熱性PVCが用いられている。カバー5の外周がウエルダー加工される。
表生地12と前記ハニカム状シート2、セラミックプレート3との間には輻射熱を保ち、湿気の浸透を防ぐシート材14、例えばエステルメッシュが設けられる。
裏生地13と前記耐熱性ヒーター基布11で覆われたヒーター線10との間に弾性を有するシート材15、例えば圧縮フエルトが設けられる。
この考案の温熱治療用マットは、通気性、柔軟性を持たせるハニカム状シートと、該シート上に分散配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレートと、前記ハニカム状シートの下面の加熱手段とを備える内部構成物をカバーで被包したので、通気性および柔軟性を有し、人がマット上に横臥して治療するときに人の重みでマット本体が変形して背中等に各セラミックプレートがフイットして違和感がなく長時間横臥して治療でき、かつセラミックプレートおよび横臥する者への加熱を確実に行い、放射線による刺激、マイナスイオンの作用で、人体の細胞の働きを高め、免疫力、自然治癒力を高め、遠赤外線による熱刺激により人体の血行等をよくして治療効果を高めることができる。そして、セラミックプレートをハニカム状シートの開口部に備えて、通気性、柔軟性を持たせ、横臥する人体にフイットさせ、長時間横臥して治療することができる。この温熱治療用マットは運搬可能で、家庭にて使用できる。
図4および図5に示すこの考案の温熱治療用マットの別の実施形態ではハニカム状シート2の上にセラミックプレート3を収納した第2のハニカム状シート6が備えられる。
第2のハニカム状シート6は、前記ハニカム状シート2と同じハニカムメッシュシートであり、人が横臥可能な大きさを有し、かつセラミックプレート配置用の複数の開口部7を備え、前記ハニカム状シート2と同じ大きさとして重ねて配置される。この構造とすることにより、ハニカム状シート6は通気性および柔軟性を有し、かつセラミックプレート3を収納保持できる。
該ハニカム状シート6には縦横に複数の開口部7が間隔をおいて設けられ、各開口部7に前記セラミックプレート3が収納される。前記セラミックプレート3は、前記温熱治療用マットのマット本体1の縦方向および横方向に適宜間隔にて複数配置されている。前記セラミックプレート3を開口部7に収納した前記第2のハニカム状シート6は、全体が被包材8により被包され、前記セラミックプレート3の前記第2のハニカム状シート6からの離脱が規制されている。被包材8はセラミック基布で、例えば、耐熱ポリ塩化ビニール(PVC)製であり、セラミックプレート3を備えたハニカム状シート6の上面と下面に被せられている。
前記セラミックプレート3は、前記第2のハニカム状シート6の前記開口部7内に収納されるとともに固定されている。この構造とすることにより、使用中にセラミックプレートが動くことがない。。
前記セラミックプレート3の厚さは、前記第2のハニカム状シート6の厚さより薄く、前記開口部7より突出しないものとなっている。
前記セラミックプレート3の厚さは、前記第2のハニカム状シート6の厚さより薄く、前記温熱治療用マットに人が横臥した状態においても、前記第2のハニカム状シート6の前記開口部7より突出しないものとなっている。この構造とすることにより、使用中にセラミックプレートがハニカム状シートより突出せず、横臥する人体にセラミックプレートがフイットして当たるようにできる。
図4に示すマット本体1は、ハニカム状シート6の縦方向および横方向に3列で7個の開口部7が一定の間隔をおいて設けられ、計21枚のセラミックプレートが配置されている。そしてマット本体1は2つ折りにするために、第2のハニカム状シート6の中間部の開口部7、7間のセラミックプレート不存在領域9の間隔が広く設けられ、その中間のX−X線で折り曲げて畳むようにしてある。
なお、ハニカム状シート2と第2のハニカム状シート6との2層構造としたが、これに限られるものでない。セラミックプレート3を配置する間隔は適宜間隔とすることができる。
前記内部構成物Bは、前記した人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シート2と、該シート2の上に複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレート3を収納したハニカム状シート6とを重ね、前記ハニカム状シート2の下面には前記実施形態と同様に通電により発熱する加熱手段4とが備えられている。そして、表生地12とハニカム状シート6、セラミックプレート3との間にエステルメッシュ等シート材14、裏生地13と耐熱性ヒーター基布11で覆われたヒーター線10との間に圧縮フエルト等シート材15が備えられている。該内部構成物Bが前記カバー5により被包されてマット本体1が加工される。
図5にこの考案の温熱治療用マットの内部構成物の実施例を示す。
[実施例]
表生地(耐熱PVC):1.0mm
エステルメッシュ
セラミック基布(耐熱PVC):0.3mm
セラミックプレート・ハニカム状シート
セラミック基布(耐熱PVC):0.3mm
ハニカムメッシュ:4mm
ヒーター基布(生地)
ヒーター線
ヒーター基布(生地:ワッペン加工)
圧縮フェルト(600g/m
裏生地(耐熱PVC):1.0mm
この考案の温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シート2と、該シート2上に分散して配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレート3と、前記ハニカム状シート2の下面に設けられ、通電により発熱する加熱手段4とを備える内部構成物Bと、該内部構成物Bを被包するカバーとを有する温熱治療用マットであって、前記温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有し、かつ前記セラミックプレート配置用の複数の開口部7を備える第2のハニカム状シート6を備え、前記セラミックプレート3は、前記第2のハニカム状シート6の複数の開口部7に収納固定されており、かつ、前記セラミックプレート3の厚さは、前記第2のハニカム状シート6の厚さより薄く、前記開口部7より突出しないものとなっている。
この考案の構造とすれば、通気性、柔軟性、クッション性を有し、かつ屈曲可能なハニカムメッシュ6のセラミックプレート配置用の複数の開口部7にセラミックプレート3が備えられているので、カバー5で被包したマット本体1に人が横臥して治療するときに人の重みでマット本体1が変形して背中等に各セラミックプレートがフイットして違和感がなく長時間治療ができる。また、加熱手段4の熱がハニカム状シート2を通じてセラミックプレート3および横臥する者への加熱を行い、セラミックプレート3より人体Aに対して放射線を放出するとともに遠赤外線が人体の皮膚、皮下組織に刺激を与えて血行を良くすることができる。さらに、放射線の作用でマイナスイオンを発生させ、マイナスイオンにより自律神経の調整をし、ストレスの緩和を図ることができる。
図1に示す温熱治療用マットは、カバー5の一端に本体プラグ16が備えられ、コントローラー17が接続される。18は電源プラグ、19は電源コード、
20は中間コード、21は本体プラグ16に接続するコネクタである。
図7に示すコントローラー17は、電源スイッチ22、電源ランプ23、温度調節つまみ24、タイマー切り替えつまみ25、タイマーランプ26等が備えられている。コントローラー17の電源を入れて、温度調節つまみで加熱手段4の温度調節を行い、かつタイマー切り替えつまみでタイマー設定時間を設定し、温熱治療用マットのセラミックプレートを加熱して前記セラミックプレートより放射線、マイナスイオンや遠赤外線を発生させて体を暖め、発汗作用を促進させるなどの改善を図る。
図8はこの考案の温熱治療用マットを収納したサウナ用寝袋の平面図、図9は同寝袋に人が横になった状態を示す断面図である。
図8および図9において、この考案の温熱治療用マットを収納したサウナ用寝袋を説明する。
サウナ用寝袋30は、上掛けカバー31と下敷カバー32からなり、上掛けカバー31の中央に頭と首を露出する開口部側より他端までファスナー33が設けられて開閉可能としてある。
上掛けカバー31は内部にポリエステル綿を入れて外面をウレタンフィルムシート、内面をアルミ蒸着フィルムシートとにより構成され、また下敷カバー32は内部に発泡ポリエチレンシートを入れて、その下面をウレタンフィルムシート、内面側をアルミ蒸着フィルムシートとにより構成されている。
この寝袋30の内部に前記したこの考案の温熱治療用マットのマット本体1が収納されている。
図9に示すように寝袋30内に人体Aを横臥させてファスナー33を締め、温熱治療用マットのマット本体1のコントローラー17を制御してサウナ浴により治療をさせる。
この考案の温熱治療用マットを収納したサウナ用寝袋によれば、前記温熱治療用マットによる前記した効果と、寝袋内における加熱による発汗作用との相乗効果で治療効果を高めることができる。寝袋の内面側をアルミ蒸着フィルムシートとしたことにより、マット本体の加熱手段4による加熱による遠赤外線、熱等を反射させて、人体に当てさせて発汗作用をより高めることができる。
この考案は上記実施形態に限定されるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施しうるものである。
この考案の温熱治療用マットの一部破断平面図である。 同温熱治療用マットの一部破断平面図である。 前記温熱治療用マットの内部構成物を分解して示す側断面図である。 この考案の温熱治療用マットの別の実施形態の一部破断平面図である。 同温熱治療用マットの内部構成物を分解して示す側断面図である。 同温熱治療用マットに人が横臥した状態を示す平面図である。 コントローラーの正面図である。 この考案の温熱治療用マットを収納したサウナ用寝袋の平面図である。 同寝袋に人が横臥した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 マット本体
2 ハニカム状シート
3 セラミックプレート
4 加熱手段
5 カバー
6 第2のハニカム状シート
7 開口部
8 被包材
10 ヒーター線
11 ヒーター基布
12 表生地
13 裏生地
14 シート材
15 シート材
17 コントローラー
30 寝袋
A 人体
B 内部構成物

Claims (12)

  1. 人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シートと、該シート上に分散して配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレートと、前記ハニカム状シートの下面に設けられ、通電により発熱する加熱手段とを備える内部構成物と、該内部構成物を被包するカバーとを備えることを特徴とする温熱治療用マット。
  2. 前記温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有し、かつセラミックプレート配置用の複数の開口部を備える第2のハニカム状シートを備え、前記セラミックプレートは、前記第2のハニカム状シートの複数の開口部に収納されている請求項1に記載の温熱治療用マット。
  3. 前記セラミックプレートを開口部に収納した前記第2のハニカム状シートは、全体が被包材により被包され、前記セラミックプレートの前記第2のハニカム状シートからの離脱が規制されている請求項2に記載の温熱治療用マット。
  4. 前記セラミックプレートは、前記第2のハニカム状シートの前記開口部内に収納されるとともに固定されている請求項2または3に記載の温熱治療用マット。
  5. 前記セラミックプレートの厚さは、前記第2のハニカム状シートの厚さより薄く、前記開口部より突出しないものとなっている請求項2ないし4のいずれかに記載の温熱治療用マット。
  6. 前記セラミックプレートの厚さは、前記第2のハニカム状シートの厚さより薄く、前記温熱治療用マットに人が横臥した状態においても、前記第2のハニカム状シートの前記開口部より突出しないものとなっている請求項2ないし4のいずれかに記載の温熱治療用マット。
  7. 人が横臥可能な大きさを有するハニカム状シートと、該シート上に分散して配置された複数個の天然放射性鉱物含有セラミックプレートと、前記ハニカム状シートの下面に設けられ、通電により発熱する加熱手段とを備える内部構成物と、該内部構成物を被包するカバーとを有する温熱治療用マットであって、前記温熱治療用マットは、人が横臥可能な大きさを有し、かつ前記セラミックプレート配置用の複数の開口部を備える第2のハニカム状シートを備え、前記セラミックプレートは、前記第2のハニカム状シートの複数の開口部に収納固定されており、かつ、前記セラミックプレートの厚さは、前記第2のハニカム状シートの厚さより薄く、前記開口部より突出しないものとなっていることを特徴とする温熱治療用マット。
  8. 前記ハニカム状シートは、ハニカム形態を形成する側面がメッシュ状となっているハニカムメッシュシートである請求項1ないし7のいずれかに記載の温熱治療用マット。
  9. 前記セラミックプレートは、前記温熱治療用マットの縦方向および横方向に適宜間隔にて複数配置されている請求項1ないし8のいずれかに記載の温熱治療用マット。
  10. 前記加熱手段は、ヒータ線であり、該ヒーター線の一部は、前記セラミックプレートの下方に位置している請求項1ないし9のいずれかに記載の温熱治療用マット。
  11. 前記天然放射性鉱物は、ニンギョウ石、センウラン鉱、カツレン石、トリウム石、モナザイト、サマルスキー石、ヘエルグリン石、ゼノタイム、トロゴム石、変種ジルコン、パイロクロワからなる群より選択される少なくとも1種のものである請求項1ないし10のいずれかに記載の温熱治療用マット。
  12. 前記温熱治療用マットは、該マットの長手方向の所定位置に、長手方向に直交するとともに、他の領域における前記セラミックプレートの前記マットの長手方向離間距離より長い所定幅を有する前記セラミックプレート不存在領域を備え、該セラミックプレート不存在領域において折り畳み可能となっている請求項1ないし11のいずれかに記載の温熱治療用マット。
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JP2020163089A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 株式会社関西工事 加温装置および発熱体の収納容器

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