JP3123971U - 導電ゴムの構造 - Google Patents

Abstract

【課題】しっかりと結合し、さらに強度が増し、また耐久度及び回復力が強くなり、相対して電気抵抗が低くなり、且つ品質の信頼度が高いというような好適な効果を提供する。
【解決手段】予め定められた距離の間隔ごとに導電線材質が複数布設されてなり、それぞれの導電線の外縁は絶縁材のシリコンラバー（Ｓｉｌｉｃｏｎｅ ｒｕｂｂｅｒ）が覆われてなり、それぞれの導電線の二つの相対する端部は、本体の二つの表面にそれぞれ露出してなり、その中ので導電線は複数叉（例：三叉）の線材質（例：金メッキ線、銀メッキ線）を捻ることにより一つの導電ワイヤーを製造してなる。且つ、それぞれの導電ワイヤーは本体の二つの表面に傾斜した状態で設ける、または垂直な形態で設けることが可能である。それぞれの導電ワイヤーと絶縁シリコンラバーは結合する面積が増し、よりしっかりと結合してなり、強度が増すことに加え、耐久度や回復力が強くなり、電気抵抗は低くなり、品質の信頼度が高くなる。
【選択図】図４

Description

本考案は、一種の導電ゴムの構造に関するものであり、特に導電ゴムの本体の内側に複数叉の導電ワイヤー（例：金メッキ線、銀メッキ線）が敷設されてなり、上記の構造によりそれぞれの導電ワイヤーが、しっかりと結合し、さらに強度が増し、また耐久度及び回復力が強くなり、それに相対して電気抵抗が低くなり、且つ品質の信頼度が高いというような好適な効果を具えることができる。

近年来、インターネットや電子情報に相関する産業技術の発展がますます快速となってきている。これにより多種多様な電子に相関する産品が続々と発売されてなり、新たな電子産品は薄くて小さくて軽いため、形態が容易である。また、このような電子に関連する産品は、それぞれに異なる効能や作用の電子部品によって組み合わせられてなる。そのため、電子部品のパートが本来の効能を発揮するためには、一般には電気の連接が必要となる電子部品の中において、コネクター（Ｃｏｎｎｅｃｔｏｒ）を通して他の電子部品と同様に電気の導接の結合を固定する。
前記コネクターは、各電子装置の間の電気シグナル伝送インターフェースのことを指し、電子装置間で行われる相互の電気シグナル伝送の架け橋の役割を果たす。それは品質的にも良質であり、電流やシグナルの転送に影響しないという品質の信頼度を提供するだけでなく、電子機械全体の運用の品質と連動する。
現在、業界で使用されているコネクターから言うと、複数本のエッジコンダクターと複数個のエッジコンダクターポートを組み合わせることによってなる伝統的なハードコネクターの設計の外に、最近では強靭性を具える製品の設計にますます向かっており、軽くて、薄くて小さな電子と相関する産品の需要に合わせるため、例えば、プリント回路板（Printed Circuit Board , PCB）の上において、強靭性を具えた製品とその他の電子部品を通して、例として、タッチパッド（Touch Pad）によって電気の伝導と接合の結合や固定をする。タッチパッドにより強靭性を具える製品を通して電気シグナル伝送インターフェースとなり、さらにはプリント回路板のコントロールを受けて正常に運用される。或いは、強靭性を具える製品を電気シグナル伝送インターフェースとし、電子部品のテスト用として用いる。
さらに、現在業界で使用される一種の導電ゴムは、図１及び図２に示すように、公知の俯瞰図及び側面説明図であり、
該導電ゴム１は本体１０を具えてなり、さらに本体１０はシリコンラバーによって製造されてなり、並びに本体１０には複数本の一定の間隔をおいて単一の導電線１１が布設されてなり、
該単一の導電線１１は本体１０の二つの表面に傾斜（例：６３度）した状態を呈して設置されてなり（図２を参照）、或いは垂直（例：９０度）の状態を呈して設置される。且つ単一の導電線１１の二つの相対する端には、それぞれに本体１０の二つの表面に露出してなり（図１を参照）、そのため、どの電子物件（図中には示していない）においても、すぐに導電ゴム１の二つの表面にある単一の導電線１１の端面を通して、一つの上下の電気シグナル伝送インターフェースとなることができる。
これ以外に、現在導電ゴム１の上の単一の導電線１１に適用される直径は０．０３ｍｍ〜０．０４ｍｍとなり、導電ゴムの構造から言えば、以下のような欠点を具える。
１． 単一の導電線１１は単一であるため、本体１０のシリコンラバーは結合面積においてはより小さくなければならず、さらに単一であるために細くて強度が低い。そのため使用時において、容易に上下の圧迫の中で、受ける圧力が大きすぎた場合には、単一の導電線１１の彎曲、変形、元の高度さに戻らないほどの破壊を受け、使用寿命も短くなり、さらには元来具わる電気伝導の作用を発揮することができなくなる。
２． 単一の導電線１１は単一であるため、上下の電気シグナルの伝送の接触端の面積は小さく、相対して電気抵抗は高くなり、品質の信頼度が低い。

公知の構造には以下の欠点があった。
すなわち、単一の導電線１１は単一であるため、本体１０のシリコンラバーは結合面積においてはより小さくなければならず、さらに単一であるために細くて強度が低い。そのため使用時において、容易に上下の圧迫の中で、受ける圧力が大きすぎた場合には、単一の導電線１１の彎曲、変形、元の高度さに戻らないほどの破壊を受け、使用寿命も短くなり、さらには元来具わる電気伝導の作用を発揮することができなくなる。
さらに、単一の導電線１１は単一であるため、上下の電気シグナルの伝送の接触端の面積は小さく、相対して電気抵抗は高くなり、品質の信頼度が低い。

上記課題を解決するために、本考案は、下記の導電ゴムの構造を提出する。
それは、導電ゴムの構造において、特に導電線の材質に複数叉のワイヤーを採用したものに係る。
該導電ゴムの構造は、本体を具えた導電ゴム内に、複数本の予め定められた間隔を有する複数叉（例：三叉）の導電ワイヤー（例：金メッキ線或いは銀メッキ線）が布設されてなり、且つ導電ワイヤーの外縁は絶縁シリコンラバーによって覆われてなることにより、導電ゴム本体を形成してなる。
前記導電ワイヤーのそれぞれの二つの相対する端は、本体の二つの表面において分けられて露出してなり、これにより如何なる電子部品でも。それぞれの導電ワイヤーの端面を通して上下の電気シグナル伝送インターフェースとなることが可能であり、且つ導電ワイヤーは本体の二つの表面に傾斜（例：６３度）に、または垂直（例：９０度）の状態を呈して設置することができることを特徴とする導電ゴムの構造である。

すなわち、請求項１の考案は、
導電ゴムに一つの本体を具えてなり、
該本体内には、予め定められた距離の間隔ごとに導電線材質が複数布設され、それぞれの導電線の外縁は、絶縁材のシリコンラバーが覆われ、これによって導電ゴム本体を形成してなり、それぞれの導電線の二つの相対する端部は、本体の二つの表面にそれぞれ露出してなり、加えて、導電線は複数叉の線材質に分けられた後に捻ることにより一つの導電ワイヤーに製造されてなることを特徴とする導電ゴムの構造である。

上記のように、本考案によれば、導電線の材質に複数叉のワイヤーを採用して製造されてなる本考案は、導電線の材質が複数叉によってなるため、本体の絶縁シリコンラバーとの結合面積は必ず増加してなり、且つそれぞれの導電線の結合の度合いはより確かなものとなり、同時に強度が公知の単一の導電線に比べて数倍に増加する。また、導電ワイヤーは使用時の上下の圧力を受ける過程の中において耐久力と回復力が高まり、それに相対して導電ゴムの使用寿命も増え、経済利益を高めることができる。

図３及び図４に示すように、本考案の俯瞰図と側面説明図であり、好適な実施例において、導電ゴム２はプレート状の本体２０の形状を呈する。（但し、本体２０の形状の特徴は限定されるものでなく、当該技術を熟知する者ならだれでも、本考案の精神と領域に脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、それらはすべて導電ゴム２の範囲に含まれる。）
該本体２０内には予め定められた距離の間隔ごとに複数本の導電ワイヤー２１が布設されてなり、
該導電ワイヤー２１の外縁はそれぞれ絶縁体の膜２１１及びもう一つの絶縁体の膜２１２があり、これにより一つの絶縁シリコンラバーの本体２０（図３を参照）を形成してなる。また、導電ワイヤー２１の二つの相対端には、それぞれ本体２０の二つの面において露出してなるため、如何なる電子部品（図には示していない）がすぐに導電ゴム２の表面の導電ワイヤー２１の端面のを通して上下の電気シグナル伝送インターフェースとなる。
好適な実施例の中において、導電ワイヤー２１は本体２０の二つの表面のに傾斜（例：６３度）（図４を参照）、或いは垂直（例：９０度）の状態を呈するように設置することが可能であり、さらに導電ワイヤー２１は、三叉の直径がそれぞれ０．０３ｍｍの導電ワイヤー材によって作成され（但し、導電ワイヤ0２１のワイヤーの叉数は制限されるものでなく、さらに五叉以上の導電線を捻って作成される）、且つ導電ワイヤー２１は金メッキ線、或いは銀メッキ線によって導電線となる。

上述の構造のように、本考案は導電ゴム２の本体２内の導電線を捻って製造される複数叉の導電ワイヤー２１の技術を通して、公知技術のそれぞれの問題点を解決すると同時に、以下の利点を提供する。
１． 導電ワイヤー２１によって製造されてなり、本体２０の絶縁シリコンラバーが結合面積上において、結合の度合いを高め、結合をより確かなものとする。同時に、導電ワイヤー２１の強度は公知の単一の導電線１１の数倍にも増す（図１を参照）。且つ、使用時には、本考案の導電ワイヤー２１は圧力を受ける過程における耐久力と回復力が高まり、それと相対して導電ゴム２の使用寿命も増すことにより、経済効果を高める。
２． 導電ワイヤー２１は三叉の導電線を捻って作成されているため、上下の電気シグナル伝達の接触端面は必ず増加してなり、これにより電気抵抗が相対して弱まり、より良い品質の信頼度を提供する。

本考案では、好適な実施案を前述の通り開示したが、これらは決して本考案に限定するものでなく、当該技術を熟知する者ならだれでも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動を加えることができ、従って本考案の保護範囲は実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。

公知の導電ゴムの図である。 公知の導電ゴムの側面説明図である。 本考案の導電ゴムの図である。 本考案の導電ゴムの側面説明図である。

符号の説明

１ 電ゴム
１０ 体
１１ 一の導電線
２ 電ゴム
２０ 体
２１１ 絶縁体の膜
２１２ もう一つの絶縁体の膜

Claims (3)

1. 導電ゴムに一つの本体を具えてなり、
   該本体内には、予め定められた距離の間隔ごとに導電線材質が複数布設され、それぞれの導電線の外縁は、絶縁材のシリコンラバーが覆われ、これによって導電ゴム本体を形成してなり、それぞれの導電線の二つの相対する端部は、本体の二つの表面にそれぞれ露出してなり、加えて、導電線は複数叉の線材質に分けられた後に捻ることにより一つの導電ワイヤーに製造されてなることを特徴とする導電ゴムの構造。
2. 前記導電ワイヤーは本体の二つの表面に傾斜して設けられることを特徴とする請求項１記載の導電ゴムの構造。
3. 前記導電ワイヤーは本体の二つの面に、一つの垂直の状態で設けられることを特徴とする請求項１記載の導電ゴムの構造。
   

Images