JP3123550U - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車幅が狭くても横転しにくい車両を提供する。
【解決手段】 車両101は、車軸102にて支持される水平フレーム103に、車体構成部分に当該車体構成部分の重心の高さで連結された上向きフレーム104が取り付けられている。水平フレーム103と上向きフレーム104との間に、上向きフレーム104に車体横断面内でいずれかの向きへのモーメントが作用するとき、当該面内での逆の向きのモーメントを水平フレーム103に伝える機構が設けられている。なお、上向きフレームは、下降防止部材であるスライダー115によって支えられている。
【選択図】 図1

Description

請求項に係る考案は、車幅方向にシートを一つだけ有するような幅のせまい車両(三輪または四輪以上の自動車)に関するものである。
自動車の台数が増加しつつある今日では、特に都会において道路の渋滞や駐車場の不足が問題になっている。限られたスペースでより多くの自動車が走行したり駐車できるようにするためには、自動車の幅を狭くすることが効果的である。つまり、車幅方向にはシートが一人分しかないような、幅のせまい自動車が望まれる。
このような自動車としては、自動二輪車(オートバイやスクーターなどの単車)が存在する。しかし、二輪車は信号待ちなどの停車中に倒れないように足を地面につけている必要があるうえ、運転者が雨に濡れるなど、快適性の点で四輪車(または三輪以上の車輪を有する車両)に及ばない。
四輪車であって、しかもシートが一人分しかない幅のせまいものとして、ゴルフカートがある(たとえば特許文献1)。図6に示すように、文献1のゴルフカート201は、おもに、車体前部のフロントボディ202と車体後部のリアボディ203とに分けられる。フロントボディ202には前輪204やハンドル205、フロントフェンダー206などが設けられ、リアボディ203には、後輪207、バッテリー208や駆動用モータ(図示せず)を収納したケース構造体209、一人用シート210などが設けられている。さらにその後方に支柱211が設けられ、屋根212とゴルフキャリア213とを支持している。
特開平9−323553号公報
シートを車幅方向に一つだけにするなど、トレッド(左右の車輪の中心距離)を狭くした車両では、姿勢を安定化させるための車重によるモーメントが小さくなる。したがって、カーブを曲がるときに遠心力が相対的に強く働き、車幅の広い車両に比べて横転する可能性が高い。しかし、特許文献1に記載の車両(ゴルフカート)は、専ら低速での走行を予定しており、したがって特許文献1にはカーブでの走行を安定させるための提案はなかった。
これらの点を考慮し、請求項の考案は、車幅が狭くても横転しにくい車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の考案に係る車両(三輪、または四輪以上の自動車)は、横風を受けるとき、またはカーブの走行時に遠心力を受けるとき、横風の上流側または当該カーブの内側にある車輪を地面に押し付けさせる機構を有するものである。
このような機構を有する車両であれば、横風を受けたときやカーブの走行時等に風の上流側またはカーブの内側にある車輪が浮き上がりにくいので、横転しにくくなる。したがって、車幅をせまくしながらも走行安定性の高い自動車とすることが可能になる。
請求項1の考案に係る車両は、また、車軸にて支持される水平フレームに、車体構成部分(エンジン、シート等)と連結された上向きフレームが取り付けられていて、水平フレームと上向きフレームとの間に、上向きフレームに車体横断面内でいずれかの向きへのモーメントが作用するとき、当該面内での逆の向きのモーメントを水平フレームに伝える機構が設けられていることをも特徴とする。
このような車両であれば、たとえば右回りのカーブを走行するとき、上向きフレームには車体構成部分にかかる遠心力により反時計回り(車両の後方から前向きにみて反時計回り)のモーメントが生じるが、水平フレームには、上記の機構により、逆に時計回りのモーメントが生じる。したがって、水平フレームは右側(カーブの内側)の車輪を地面に押し付けることになる。左回りのカーブの走行時にはその逆となる。すなわちこの請求項の車両によれば、付加的な動力を用いることなく、請求項1の考案による効果が得られる。
請求項1の考案に係る車両のように、上記の機構は、水平フレームの一部に固定されたモーメント伝達部材と上向きフレームとが、第1および第2のリンクで接続されたものとするのが望ましい。すなわち、上向きフレームのうち水平フレームより上の点と、上記モーメント伝達部材のうち水平フレームより下の点とが第1のリンクにて接続されているとともに、上向きフレームのうち水平フレームより下の点と、上記モーメント伝達部材のうち水平フレームより上の点とが第2のリンクにて接続されているようにするのである。
このような機構を有する車両は、たとえば図1のように示される。車両101の車軸102にショックアブソーバ110・110’を介して支持される水平フレーム103の左右両側に、上向きフレーム104・104’をそれぞれ配置する。上向きフレーム104・104’の各上端を結ぶ高さに、エンジンやシート等の車体構成部分(図示せず)の重心G1がくるように配置している。
各上向きフレーム104・104’より内側の部分で、水平フレーム103にモーメント伝達部材105・105’をそれぞれ垂直に固定している。
上向きフレーム104のうち水平フレーム103より上の点104aと、モーメント伝達部材105のうち水平フレーム103より下の点105bとを第1のリンク106にて接続し、上向きフレーム104のうち水平フレーム103より下の点104bと、モーメント伝達部材105のうち水平フレーム103より上の点105aとを第2のリンク107にて接続している。他方の上向きフレーム104’とモーメント伝達部材105’についても同様の構成とする。
第1のリンク106・106’および第2のリンク107・107’はいずれも「伸びるが縮まない」構造のものとするのが好ましい。
このように構成された車両101は、たとえば、車体構成部分に働いた遠心力が上向きフレーム104・104’に左向きに伝わると、上向きフレーム104・104’にはいずれも反時計回りのモーメントM1が生じる。このとき、第1のリンク106は上向きフレーム104の点104aに引っ張られるが、伸びる構造であるためモーメント伝達部材105にはモーメントは生じない。一方反対側の第1のリンク106’は縮まないため、上向きフレーム104’の点104a’から押される力をモーメント伝達部材105’の点105b’に伝える。したがって、モーメント伝達部材105’には時計回りのモーメントM2が生じる。モーメント伝達部材105’は水平フレーム103に固定されているので、水平フレーム103にも上向きフレーム104とは逆の時計回りのモーメントが生じる。その結果、車軸102に取り付けられた左右両側の車輪108・108’のうち、カーブの内側(図中右側)の車輪108’を押さえ付けることになる。
なお、第1および第2のリンクは、すべて「縮むが伸びない」構造のものでもよい。この場合、モーメントを伝達するリンクが左右反対側になるが、水平フレーム103には同様に時計回りのモーメントが生じてやはりカーブの内側の車輪108’を押さえ付けることができる。
このように、請求項1による車両は、上向きフレームと水平フレーム上のモーメント伝達部材とを2本のリンクを交差させて接続するという簡単な機構により、遠心力や横風による力を受けるとき、一方の車輪を浮き上がりにくくして横転を防ぐという効果を得ることができる。
この車両では、上向きフレームが下降防止部材にて支えられているため、上向きフレームは上下に変位しないで、上記のように水平フレームに対して適切に、自身とは逆向きのモーメントを発生させることができる。
請求項2に記載したように、上記の下降防止部材は、上向きフレームの下端部分を車体の左右へ移動可能なように支えるスライダーであるのが好ましい。
またそのスライダーは、請求項3のように、車体の左右方向に延びた長穴を有していてその長穴において上向きフレームの下端部分と連結される連結具であって、水平フレームまたは水平フレームと一体の部材に固定されたものが適している。
スライダーの例は図1に示すとおりである。水平フレーム103と一体に設けたモーメント伝達部材105・105’のそれぞれに、左右方向に長い長穴116・116’を有する連結具を固定して、それぞれをスライダー115・115’とする。上向きフレーム104・104’の下端部分に前後方向に突出するよう支持ピン104c・104c’を取り付け、各ピン104c・104c’を長穴116・116’の中にはめ入れることにより、上向きフレーム104・104’を当該スライダー115・115’に連結する。そうすると、上向きフレーム104・104’の下端部分は左右への限定された変位のみをし、下へ下がってしまうことが防止される。
請求項1に記載の車両は、車幅をせまくしても、横風を受けたときまたはカーブで遠心力を受けたときに横転しにくい。
請求項2の車両なら、スライダーの作用により、上向きフレームが左右へスムーズに移動するものの上下へは移動しない。
請求項3の車両なら、スライダーの構成が簡単であるために好ましい。
長さ(L)、幅(W)、高さ(H)、重さ(WT)の車両を”Robo”と名付ける。”Robo”は、ある(KM)というカーブを速度(S)で走行して、遠心力(RT)を受ける。その遠心力(RT)は、カーブを曲がる方向のタイヤを地面から浮き上がらせる力である。
今回の発明の”Loto”という車両は、”Robo”と長さ、幅、高さ、重さすべて同じとして、上記と同じ(KM)というカーブを速度(S)で走行した時の安定感は、”Robo”より何倍も大きくなる。それは、”Loto”の車両にいろいろと工夫がなされているからである。
発明の特徴の一つは、”Loto”の工夫が、陸上を走る二輪または三輪のバイクと自転車以外の、どんな車両にも使うことができることである。
その車両によって、工夫に必要なものの大きさ、数量、使う場所が変わることがある。また、必要に応じて部分的に使わないものもある。
同じ車両でも、工夫に必要なものの大きさ、数量、使う場所を変えて使うこともできる。工夫に直接関係のないものも、その大きさ、数量、使う場所を変えることができる。
発明のもう一つの特徴は、道路の傾きが車両の安定感に影響することである。
(車体の説明)
新しい発明の車両”Loto”は、今までの普通の車両を安定させるやり方とちがって何本かのシャフトを使う。
”Loto”は ONとMNの二つの車体に分ける。
図2〜図5は四輪車になっているが、前に述べたように、どんな車両にも適用されるものとする。
35,13,18,32は”Loto”の四つの車輪である。
8は35と13をつなぐ車軸(axle)である。
19は32と18をつなぐ車軸である。
17は右側の前と後ろの車軸をつなげて、6,26のシャフトの右側にもつながっている。
37は左側の前と後ろの車軸をつなげて、6,26のシャフトの左側にもつながっている。
17と37は前後の車軸を長方形の形にするためである。
16はON車体の9,23の上に、MN車体を支える台車と長方形の形にするためのものである。
36はON車体の4,28の上に、MN車体を支える台車と長方形の形にするためのものである。
6は17と37の前に固定したシャフトである。この6は左側が4に右側が9についている。
26は17と37の後ろに固定したシャフトである。この26は左側が28に右側が23についている。
4は前方左側のshockerで、5と6についている。
9は前方右側のshockerで、5と6についている。
28は後方左側のshockerで、26と27についている。
23は後方右側のshockerで、26と27についている。
4,9,28,23のshockerはその時の車両によって、車軸から17,37につなぐこともできる。その時16と36か、17と37のどちらかを必要に応じて使うことができる。そうなった時、6と26は必要がない。
5は前方の4と9のshockerの上についているシャフトで、3と10のrollerのstopperにもついている。
27は後方の23と28のshockerの上についているシャフトで、22と29のrollerのstopperにもついている。
7のシャフトは、2と12,36,16についている。
5と7は、図2をわかりやすくするために両方書いているが、5か7のどちらかの前か後ろに、3,9,2,11をつけることもできる。
25は、16,20,31,36に、車体の後方についている。
これも7と同じように、わかりやすくするために25と27の両方書いているが、25か27のどちらかの前か後ろに、20,31,23,28をつけることもできる。
1は車体の前方左側のABCシャフトである。
これは、点Bで70,点Cで69とつないでいる(固定はせず)。
11は車体の前方右側のA’B’C’シャフトである。
これは、点B’で72,点C’で71とつないでいる(固定はせず)。
21は車体後方右側のA’B’C’シャフトである。
これは、点B’で50,点C’で49とつないでいる(固定はせず)。
30は車体の後方左側のABCシャフトである。
これは、点Bで48,点Cで47とつないでいる(固定はせず)。
1,11,21,30のABC=A’B’C’
AC:BC=A’C’:B’C’=M:1とする。(この条件を満たしていなくても使うことができるが、左右の安定感に違いが出てくる。)
1,11,21,30の点A/A’は、MN車体の41(=点Z)の水平面にある。それは41(点Z)の遠心力をA/A’に100%とるためである(A/A’にできるだけ100%に近い力をとるようにする。多少なくてもよい。)。
1,11,21,30はAとB、A’B’の間に伸縮自在にする。
1,11,21,30のC/C’は、S/S1のスライダーで左右には動くが上下には動かないようにする。
69は、1の点Cと2の点Iをつないでいる(固定はせず)。
70は、1の点Bと2の点Jをつないでいる(固定はせず)。
69と70は互いに全く触れない。
71は、11の点C’と12の点I’をつないでいる(固定はせず)。
72は、11の点B’と12の点J’をつないでいる(固定はせず)。
71と72は互いに全く触れない。
47は、30の点Cと31の点Iをつないでいる(固定はせず)。
48は、30の点Bと31の点Jをつないでいる(固定はせず)。
47と48は互いに全く触れない。
49は、21の点C’と20の点I’をつないでいる(固定はせず)。
50は、21の点B’と20の点J’をつないでいる(固定はせず)。
49と50は互いに全く触れない。
69,70,71,72,47,48,49,50はすべて「伸びるがちぢまない」または「ちぢむが伸びない」のどちらかのしくみでも使うことができる。
もちろん「伸びないしちぢまない」ものも使える。
ただし、それぞれの場合によって、安定感に違いが出てくる。
2は車体の前方左側に7の点Hで固定されている。
2の点Iは69と、点Jは70とつながっている(固定はせず)。
12は車体の前方右側に7の点H’で固定されている。
12の点I’は71と、点J’は72とつながっている(固定はせず)。
20は車体の後方右側に25の点H’で固定されている。
20の点I’は49と、点J’は50とつながっている(固定はせず)。
31は車体後方左側に25の点Hで固定されている。
31の点Iは47と、点Jは48とつながっている(固定はせず)。
2,12,20,31でIHJ=I’H’J’
IH=HJ=I’H’=H’J’とする。
このS/S1のスライダーは、2,12,20,31のIHJ=I’H’J’のシャフトが車軸の上にshockerでとめている時には、FG/F’G’shockerのG/G’につける。
また、2,12,20,31が車軸の上にshockerなしの4,9,28,23シャフトでとめている時には、S/S1のスライダーは、4,9,28,23のshockerなしのシャフトにつける。
θの変化に応じてABC/A’B’C’とIHJ/I’H’J’シャフトがまっすぐに上向きに立つより、互いに逆方向に傾こうとする。それでcase1の場合、S/S1はC/C’とJ/J’を水平にするため、C/C’とJ/J’より下がらないようにつける。case2の場合、S/S1はC/CとJ/J’を水平にするためにC/C’を上がらせないと、遠心力や風力がない時にABC/A’B’C’のAB間とA’B’間が伸縮するためBCとB’C’の部分だけが下がらないようにする。
(この条件を満たしていなくても、使うことができるが、左右の安定感に違いが出てくる。)
38は8と19に車両を動かす力を入れるところである。
40はMN車体のライト、インジケーターなどを表す。
41はMN車体の重心Z(遠心力)である。
42はMN車体がカーブで傾いた時の重心Z’(遠心力)である。
43は41の水平面から7と25に垂直線をおろした点Qである。
44は42の水平面から7と25に垂直線をおろした点Q’である。
45はON車体の重心Y(遠心力)である。
46は41の水平面から8と19に垂直線をおろした点Wである。
39はMN車体である。
これはON車体の1,11,21,30のA/A’につながっている(固定はせず)。
ON車体の5と27の上に3,10,22,29のrollerstopprで、MN車体を横動きしかできないようにしている。
MN車体は風が多く当たるようにすると、カーブの遠心力だけではなく、車両の走行中・停車中にかかわらず、風で横に倒そうとする力が加わった時にも車両が横転しないようになる。
また、dead−weight(重い物)や乗る人、座席、エンジンなどもMN車体として使える。
51は車両を動かすエンジン、エンジンのギアボックスとスターター、またはモーターあるいは他の動力である。
52はエンジンをスタートするバッテリー、あるいはモーターのバッテリーである。
53は車両の燃料タンクである。
54は車両のスペアタイヤである。
62は車両の後部座席である。
65は62に乗る人間あるいは荷物である。
63は車両の前の座席(運転席)である。
64は63に乗る運転手である。
66は車両にあるハンドルとギアである。
67は車両のブレーキ板である。
68は車両のアクセルである。
(1,3,10,11,21,22,29,30は部分的に)2,4,5,6,7,8,S,S1,9,12,13,16,17,18,19,20,23,25,26,27,28,31,32,35,36,37,38,43,44,45,46,47,48,49,50,69,70,71,72はON車体になる。
(1,3,10,11,21,22,29,30は部分的に)14,15,24,33,34,39,40,41,42,51,52,53,54,62,63,64,65,66,67,68はMN車体になる。
14,15,24,33,34は図1に示したようにMN車体のドアである。
51,52,53,54はMN,ONどちらにも使うことができる。
(工夫の説明)
発明の車両Lotoは、右のKMカーブを速度Sで走行し、遠心力RT(車両Lotoを反時計回りに倒そうとする力)を受ける。車体はMNとONに分ける。MN車体はON車体の上に、横動きしかできないようにする。
(case1) 遠心力か風の力が車両に入った側のABC/A’B’C’が内側、IHJ/I’H’J’が外側にする。KN(反時計回り)はON車体のYE(反時計回り)と一緒になって車両の左のwheelを押しつけて左に倒そうとする。S/S1はθに応じてC/C’を下に下がらないようにする。HH’の長さが長い。
(case2) 遠心力か風の力が車両に入った側のABC/A’B’C’が外側、IHJ/I’H’J’が内側にする。KN(反時計回り)はON車体のYE(反時計回り)と一緒になって車両の右のwheelを上に上げようとして、車両を左に倒そうとする。S/S1はθに応じてC/C’が上にいかないように、遠心力か風の力がない時にθが変わらないように、またC/C’が下がらないようにする。HH’の長さはcase1より短い。そのため、1と2のしくみの場合、同じRT(反時計回り)が入っても1は2よりθの変化が小さい。車両の安定感にはあまり大きな差はない。
MN車体の重心Z(遠心力ZE(反時計回り))の水平面に、11,21の点A’をとる。
ON車体の重心Yと遠心力はYE(反時計回り)とする。
RT=ZE+YEとなる。
ABC=A’B’C’、ACはBCのM倍、A’C’はB’C’のM倍とすると、B’とC’に100M・ZE%(反時計回り)となる。
図3、図4に示したように47,48,49,50,69,70,71,72のシャフトは、1,30,11,21,2,31,12,20と∠CBJ=∠BCI=∠CIJ=∠BJI=∠C’B’J’=∠B’C’I’=∠C’I’J’=∠B’J’I’=θ=45°〜135°にする。(θ=90°にするとKP(反時計回り)の100%の力がKT(時計回り)になる。)
図4に示したように、11,21のA’のところにZE(反時計回り)の100%の力をできるだけとる。A’C’:B’C’=M:1とすると、B’とC’のところに100M%ZE(反時計回り)の力KP(反時計回り)になる。
11と21のB’のところは、50,70のシャフトで20,12のシャフトのJ’点を押す。
それと同時に、11と21のC’のところは49,71のシャフトで12,20のI’点を引く。
50,70の押したり、49,71の引いたりすることで、12,20のI’H’J’シャフトは11,21のA’B’C’シャフトの反対向きの力KT(時計回り)になる。
このKT(時計回り)という力の大きさは、MN車体の重さとMとθ(=45°〜135°)によって決まる。
45°<θ<135°にする。θ=90°ではない時、KP(反時計回り)の力は全部がKT(時計回り)にはならない。KP(反時計回り)−KT(時計回り)=KN(反時計回り)という力は、case1の場合、S/S1スライダーを押しながらIHJ/I’H’J’を左に引っ張ろうとする。その時、S/S1はABC/A’B’C’のC/C’をIHJ/I’H’J’のJ/J’と水平にさせる役割を果たす。case2の場合、KN(反時計回り)はIHJ/I’H’J’を押しながらS/S1を上に上げようとする。その時、S/S1はABC/A’B’C’のC/C’をIHJ/I’H’J’のJ/J’を水平にさせる役割を果たす。
θ<45°、135°<θの場合、I’H’J’に時計回りの力より反時計回りの力の方が大きくなり、YE(反時計回り)といっしょになって車両を左に転がそうとする。
左カーブの場合は、1,2,30,31,10,22,47,48,69,70のしくみが働く。
同じ車両で、右側のしくみを左カーブに、左側のしくみを右カーブに使うこともできる。その使い方によって車体の安定感も違ってくる。
KT(時計回り)という力は、
θ<90°の時 ZE(反時計回り)の[KP(反時計回り)×(θ/90°)]%
θ=90°の時 KT(時計回り)=KP(反時計回り)
90°<θ<135°の時 ZE(反時計回り)の[KP(反時計回り)×(180°−θ)/90°]%
KN(反時計回り)という力は、
θ<90°の時 ZE(反時計回り)の[KP(反時計回り)×(90°−θ)/90°]%
θ=90°の時 KP(反時計回り)の0%
90°<θ<135°の時 ZE(反時計回り)の[KP(反時計回り)×(θ−90°)/90°]%
そこで、KT(時計回り)−KN(反時計回り)=KX(時計回り)
KX(時計回り)という力は
θ<90°の時 ZE(反時計回り)の[100M(θ−45°)/45°]%
θ=90°の時 KP(反時計回り)の100%
θ>90°の時 ZE(反時計回り)の[100M(135°−θ)/45°]%
になる。
12,20のI’H’J’はHH’のH’点で固定している。
I’H’J’のKT(時計回り)という力はH’を中心にしてHH’をI’H’J’と同じように時計回りに動かす。
shocker4,9,23,28は、車体の幅の中点をQとすると、QH=QH’=QG=QG’になるようにつける。
MN車体はON車体のHH’の上にRollerDD1とstopperEE1で横動きしかできないようになっている。
HH’シャフトはI’H’J’にあるKT(時計回り)で右側のshockerをちぢませ、同時に左側のshockerを伸ばしてMN車体をH’を中心にして右側に傾けようとする。
MN車体の傾きによって11,21のA’点は、MN車体の重心Zの水平面より低くなる。その時A’点には遠心力ZE(反時計回り)が100%はかからなくなる。A’点にかからなくなった遠心力をKZ(反時計回り)とする。このKZ(反時計回り)はHH’についているstopperE1を引いて,RollerDを押して、HH’を反時計回りに回そうとする力になる。
H’D=HD1,H’D:I’H’=HD1:IH=B:1にする。
I’H’DのH’を中心にしてI’H’でDにあるKZ(反時計回り)を上げようととする時、KZ(反時計回り)はB倍になる(B・KZ(反時計回り))。
KL(時計回り)=KX(時計回り)−B・KZ(反時計回り)はMN車体を右に傾けようとする。B・KZ(反時計回り)が0%の時、KL(時計回り)=KX(時計回り)となる。
KZ(反時計回り)=1%の時、KL(時計回り)はKZ(反時計回り)=0%より小さい力なので、MN車体の傾く速さがゆっくりになる。
MN車体と道のある傾きで、KL(時計回り)=ZE(反時計回り)の0%になる。
その時、MN車体は、遠心力によってそれ以上傾かなくなる。その時、∠VQV’=∠V1QV1’=γがMN車体と道の傾きで決まる。
MN車体の傾きに応じて、MN車体がDD1RollerとEE1stopperで左側に動く。それによってABC/A’B’C’のAとB、A’とB’の間に伸縮が必要になる。それで、Mが少し大きくなる。
そして∠C’B’J’=∠C’I’J’は∠B’C’I’=∠I’J’B’より少し大きくなる。
その時B’はJ’をより大きい力で押すけれども、∠B’J’I’が小さくなり、B’からJ’に受ける力が小さくなる。
それと同時に∠C’I’J’は大きくなり、I’をC’から引きやすくなる。∠B’C’I’が小さくなり、C’からI’を時計回りに引きにくくなる。
そうすると、∠C’B’J’=∠C’I’J’と∠B’C’I’=∠I’J’B’の差が大きくなるほど、I’H’J’にかかるKT(時計回り)は小さくなる。
L1E(時計回り)は右のタイヤを下向きに押す力である。
L1E(時計回り)はKX(時計回り)+(MN車体の重さ−KZ(時計回り))÷2の力である。
図4のように、車両にあるON車体の遠心力YE(反時計回り)は∠Y1YLによってY1E(反時計回り)とLE(反時計回り)に分かれる。
このY1E(反時計回り)はL1E(時計回り)を引き上げようとして、車両を左側に転がす力である。できるだけON車体は軽くする。
L1E(時計回り)はY1E(反時計回り)より大きくなるほど、車両が左側に転がらないようにする安定感が増す。
その時、MN車体と道の傾きによって、KL(時計回り)がZE(反時計回り)の0%になってから、増えたKZ(反時計回り)はKZR(反時計回り)という力になる。
Y1E(反時計回り)+KZR(反時計回り)はL1E(時計回り)を引き上げて車両を左側に転がそうとする力になる。道の傾きによって∠Y1YLが∠Y2YL1より小さくなって、Y1E(反時計回り)も少なくなる。
MN車体とある道の傾きで、Y1E(反時計回り)+KZR(反時計回り)はL1E(時計回り)を引き上げて車両を左に転がすほど大きくなる。
ある傾きとは30°ぐらいである。30°以上になると、車両が転がる可能性が高くなる。30°以下の場合L1E(時計回り)はY1E(反時計回り)+KZR(反時計回り)よりずっと大きいため、遠心力がどれだけ大きくても車両は左に転がらない。
車両が転がるのに、遠心力よりも道の傾きが大きく影響する。道の傾きが大きい時、遠心力が少なくなると車両は転がらない。
その上、このしくみは、高い車両の場合に下り坂で急ブレーキをかけても上り坂で急発進しても、車両が前後に転がらない。事故などの場合にも車両が前後に転がりにくい。車体の重心が左右にずれると車両の左右の安定感に差が出る。車両が前後に転がりにくいようにするには、水平フレームを前後方向にも設け、それらと上向きフレームとの間に上記と同様のモーメント伝達部材およびリンクを設けるとよい。
例えば上記の説明に応じて、Loto車両を L=210cm、W=80cm、H=160cm、WT=700kg、S=30km/hとして、あるKMというカーブを右に走行してRT(反時計回り)の遠心力を受ける。RT(反時計回り)=ZE(反時計回り)+YE(反時計回り)である。
MN車体の変化する重さ(ガソリン、人、荷物等)は220kgで、MN車体の全体の重さは595kg、ON車体の重さは105kgとする。
MN車体のZ(重心)は、MN車体の底から60cmにする。
AC=A’C’=40cm、BC=B’C’=10cm
AB=A’B’=30cm、M=4、θ=56.25°にする。
KP(反時計回り)=100M=ZE(反時計回り)の400%になる。
KT(時計回り)=KP(反時計回り)(θ−45°/45°)=400/4=ZE(反時計回り)の100%になる。
ABC/A’B’C’は車体の中心Qから30cm、I’H’J’/IHJから20cmにする。
ABC/A’B’C’からIHJ/I’H’J’までは10cm程度にする。
それとIHJ=I’H’J’=10cmにする。
shockerのGG’は、中心QからHH’と同じ距離にする。
HD1=H’D=45cm、DD1は中心Qから25cmにする。B=9になる。
QH=QH’=20cm、I’H’:QH’=IH:QH=1:4
KZ(反時計回り)=0%のとき、KL(時計回り)=KX(時計回り)でMN車体の上げられる重さは595kg/4=148.75kgになる。
KZ(反時計回り)=1%のとき、KZB(反時計回り)=ZE(反時計回り)の9%になり、KX(時計回り)=98.3664%、KL(時計回り)=KX(時計回り)−KZB(反時計回り)=89.3664%
KZ(反時計回り)=1%のときKL(時計回り)は、KZ(反時計回り)=0%のときのKL(時計回り)より小さいので、MN車体の上げられる重さは少なくなり、MN車体の傾く速さがゆっくりになる。
KZ(反時計回り)=7%のとき、∠C’B’J’=62.73°、∠B’C’I’=49.05°、KZB(反時計回り)=63%、KX(時計回り)=63.8352%、KL(時計回り)=0.8352%になる。そのとき、∠VQV’=∠V1QV1’=γ=6.3°になる。
γが6.3°より少し大きくなると、KL(時計回り)はZE(反時計回り)の0%になる。それ以上大きくなると、KZR(反時計回り)が増えていく。
例えばγ=18°の場合、KZ(反時計回り)=20%、KZR(反時計回り)≒13% KZR(反時計回り)+Y1E(反時計回り)=13+15=28%が車体を左に転がそうとする。
L1E(時計回り)=KX(時計回り)=ZE(反時計回り)の63.8352%を受けているので、L1E(時計回り)がKZR(反時計回り)+Y1E(反時計回り)より、ZE(反時計回り)の35.8352%ぐらい大きい。だから車両は左に転がらない。
考案の一実施形態による車両101の機構を説明する、模式的な横断面図である。 考案の実施例による車両Lotoのフレーム構造を示す、模式的な平面図である。 車両Lotoの、右カーブ走行時(または右から横風を受けた時)の機構を説明するための模式的な断面図である。 車両Lotoの機構を説明するための模式的な断面図である。 車両Lotoの側面図である。 従来の四輪自動車201を示す斜視図である。
符号の説明
101 車両
102 車軸
103 水平フレーム
104・104’ 上向きフレーム
105・105’ モーメント伝達部材
106・106’ 第1リンク
107・107’ 第2リンク
108・108’ 車輪
110・110’ ショックアブソーバ

Claims (3)

  1. 横風を受けるとき、またはカーブの走行時に遠心力を受けるとき、横風の上流側または当該カーブの内側にある車輪を地面に押し付けさせる機構を有する車両であって、
    車軸にて支持される水平フレームに、車体構成部分と連結された上向きフレームが取り付けられていて、水平フレームと上向きフレームとの間に、上向きフレームに車体横断面内でいずれかの向きへのモーメントが作用するとき、当該面内での逆の向きのモーメントを水平フレームに伝える機構が設けられていること、
    および、上記の機構が、水平フレームの一部に固定されたモーメント伝達部材と上記の上向きフレームとがリンクで接続されたものであって、上向きフレームのうち水平フレームより上の点と上記モーメント伝達部材のうち水平フレームより下の点とが第1のリンクにて接続されているとともに、上向きフレームのうち水平フレームより下の点と上記モーメント伝達部材のうち水平フレームより上の点とが第2のリンクにて接続されていて、上向きフレームが下降防止部材にて支えられたものであること
    を特徴とする車両。
  2. 上記の下降防止部材が、上向きフレームの下端部分を、車体の左右へ移動可能なように支えるスライダーであることを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 上記のスライダーが、車体の左右方向に延びた長穴を有していてその長穴において上向きフレームの下端部分と連結される連結具であって、水平フレームまたは水平フレームと一体の部材に固定されたものであることを特徴とする請求項2に記載の車両。
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