JP3123414U

JP3123414U - 回し工具の組み合せ

Info

Publication number: JP3123414U
Application number: JP2006003354U
Authority: JP
Inventors: 厚飛胡
Original assignee: 厚飛胡
Priority date: 2005-06-24
Filing date: 2006-05-02
Publication date: 2006-07-20
Anticipated expiration: 2016-05-02
Also published as: US20060288825A1; TW200700199A; TWI259125B; DE202006006827U1

Abstract

【課題】回し工具の組み合わせの提供。
【解決手段】取っ手と二本の回し部材間の嵌め付け結合は円形断面のある嵌め環によって定位置され、それによってよりよい縦方向の定位置能力があるようになり、取っ手は二本の回し部材をしっかりと結合することができ、かつ二本の回し部材の取替えも便利になる。その嵌め付け構造は取っ手と二本の回し部材間の片状結合の厚さを大幅に減少することができ、この片状結合の厚さを最も薄くし、それによって狭い空間内で操作する場合はより便利で使いやすくなる。
【選択図】図１

Description

本考案は回し工具の組み合せに関し、特にボルト・ナットの回しに用いられる工具の組み合せに関する。

科学技術の発展と進歩に伴い、人々は物事の要求に対して『使えればいい』と言う古い思想から相当に繊細な要求になり、絶えず進歩しまたは新たに創造する構想で新しい形態を生み出して製品の付加価値を引き上げ、並びにコストを下げることだけが市場の熾烈な競争の試練に於いて生存することができる。

アメリカ合衆国特許第3376768号「LINKAGE BAR FOR WRENCHES」を参照する。それにはバー1及びバー1に結合される二本のレンチ15、16が含まれる。その二本のレンチ15、16とバー1の間の結合は凸柱と孔間の締め付け配合によるが、この締め付け配合の嵌め付け構造はレンチ15、16の取り付けと取り外しを面倒にし、かつ長時間の磨耗を経るとその二本のレンチ15、16とバー1間を嵌め付け固定する力も伴って低減し、緊密な結合が得られなくなる。尚且つ締め付け配合を利用した嵌め付け構造はレンチ15、16とバー1間の結合の厚さを厚くし、狭い空間での操作が不利になり、使いにくく、実用的でない。

また、アメリカ合衆国特許第5996448号「SOCKET WRENCH」を参照する。それは第一柄8のある取っ手部2、スチール性延伸装置20及びラチェット・ヘッド30から構成される。そのスチール性延伸装置20とラチェット・ヘッド30間の結合はばね（図面には示されていない）に押さえられるスチール・ボールを利用して嵌め付けられる。ところがこのスチール・ボールを利用して嵌め付ける力は強くなく、そのスチール・ボールと孔32の内壁面はスムーズに接触しているので、この接触摩擦力はかなり微弱であり、よい縦方向の防脱嵌め付けを提供することができなく、使用時に於いてスチール性延伸装置20は意外にラチェット・ヘッド30から脱落しやすく、使用者が傷つけられ、不安全で信用できない。

上述の従来の構造から起きるいろいろな欠点は、実に研究改善する必要があるので、本考案は従来技術が遭遇した問題を排除し、または少なくともそれを軽減しようとする。

本考案の『回し工具の組み合せ』が解決しようとする技術問題は、従来のスパナとバー間の結合は凸柱と孔間の締め付け配合によるが、この締め付け配合の嵌め付け構造は取り付けと取り外しが面倒になり、かつ磨耗を経ると嵌め付け固定する力も伴って低減する。かつその嵌め付け構造の結合の厚さは厚く、狭い空間での操作が不利になる。もう一種の従来の嵌め付け構造はスチール・ボールを利用して嵌め付けるが、そのスチール・ボールと孔の内壁面はスムーズに接触しているので、接触摩擦力はかなり微弱であり、充分な縦方向の防脱嵌め付けを提供することができない。

本考案は回し工具の組み合せを提供するもので、それの取っ手と二本の回し部材間の嵌め付け結合は円形断面のある嵌め環によって定位置されるので、よりよい縦方向の定位置能力があり、そのために取っ手は二本の回し部材をしっかりと結合することができ、かつ二本の回し部材の取替えも便利になる。嵌め付け構造は取っ手と二本の回し部材間の片状結合の厚さを大幅に減少することができ、この片状結合の厚さを最も薄くし、それによって狭い空間内で操作する場合はより便利で使いやすくなり、それは実に産業利用価値及び進歩性のある設計といえる。
本考案のその他の目的、長所、特徴は次の詳しい説明と関連図面によって明らかとなる。

本考案が採用する技術、手段及び効果について、ここに最適実施例を取上げ、図面と合わして次の如く詳しく説明するが、これは説明に供するだけで、実用新案登録の請求に於いてはこの構造に制限されない。

図１及び図２本考案の第一実施例を参照する。それには第一回し部材10、第二回し部材20及びその二本の回し部材10、20間に連接されてある取っ手30が含まれる。

第一回し部材10、その第一回し部材10には第一端11及び第二端12が含まれる。その第一端11には第一回し部13が設けられ、第一実施例に於いて、その第一回し部13は二方向ラチェット・ホイールのめがね回し構造に実施されてある。その第二端12には第一結合部14が設けられ、第一実施例に於いて、その第一結合部14は縦方向のラチェット歯の孔に実施されてある。

第二回し部材20、その第二回し部材20には第一端21及び第二端22が含まれる。その第一端21には第二結合部23が設けられ、第一実施例に於いて、その第二結合部23は縦方向のラチェット歯の孔に実施されてある。その第二端22には第二回し部24が設けられ、第一実施例に於いて、その第二回し部24は二つの顎のあるスパナ回し構造に実施されてある。

取っ手30、その取っ手30には第一端31、第二端32及びその二端31、32に連接されてある中段33が含まれる。その取っ手30の中段33はその二端31、32より低く、それによって中段33の頂上面34は概してその二端31、32の底面35と共面になる。第一端31の底面35には第一嵌付部36が設けられ、第一実施例に於いて、その第一嵌付部36は凸柱に実施され、かつその凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、並びに円形断面のある嵌め環362の取り付けに供される環溝361が設けられてある。その第二端32の底面35には第二嵌付部37が設けられ、第一実施例に於いて、その第二嵌付部37は凸柱に実施され、かつその凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、並びに円形断面のある嵌め環372の取り付けに供される環溝371が設けられてある。

それら嵌め環362、372の断面は円形に設けられているので、円滑な表面がある。取っ手30に二本の回し部材10、20を取り付けまたは取り外す場合、それら嵌め環362、372は孔のような二つの結合部14、23に押さえられてスムーズに環溝361、371内に縮め込み、二本の回し部材10、20はスムーズに取り付けまたは取り外しを行うことができるので、相当に使えやすく、実用的な設計といえる。

図３及び図４は取っ手30両端の嵌付部36、37がそれぞれ二本の回し部材10、20の二つの結合部14、23内に嵌め付けられ、その二本の回し部材10、20を連接していることを表わしている。その取っ手30両端の嵌付部36、37の嵌め環362、372は局部的に二つの結合部14、23の外に突き出し、並びにその二つの結合部14、23の外縁を当て止めているので、その円形断面のある嵌め環362、372は圧迫されないで自然の状態に回復し、よりよい定位置能力があるようになる。この信頼できる、かつ強力な嵌め付け定位置は取っ手30をしっかりと二本の回し部材10、20を結合し、使用時に於いて、取っ手30と回し部材10、20間の良好な定位置関係を確保することができる。注意に値することは、この嵌め付け構造は取っ手30と二本の回し部材10、20間の片状結合の厚さを大幅に減少することができ、この片状結合の厚さを最も薄くし、それによって狭い空間内で操作する場合はより便利で使いやすくなる。

図５から図７は本考案の第二実施例を示し、第二実施例は第一実施例と概して同じく、それの差異は二本の回し部材10、20の結合部14、23及び取っ手30の二つの嵌付部36、37の形態の違いである。その第一、二結合部14a、23aは底面に設けられてある凸柱に実施され、かつその凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、並びに円形断面のある嵌め環142a、232aの取り付けに供される環溝141a、231aが設けられてある。その第一、二嵌付部36a、37aは縦方向のラチェット歯の孔に実施されてある。

図８及び図９は本考案の第三実施例を示し、第三実施例は第一実施例と概して同じく、それの差異は第一回し部材20の第一結合部14及び取っ手30の第一嵌付部36の形態の違いである。その第一結合部14aは底面に設けられてある凸柱に実施され、かつその凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、並びに円形断面のある嵌め環142aの取り付けに供される環溝141aが設けられてある。その第一嵌付部36aは縦方向のラチェット歯の孔に実施されてある。

図10及び図11は本考案の第四実施例を示し、第四実施例は第一実施例と概して同じく、それの差異は取っ手30の第二端32は第一端31より低くて概して階段状に現れ、それによって第一端31の底面35は第二端32の頂上面34と共面になり、中段33は折り変え連接部に形成される。かつ取っ手30の第二嵌付部37bは第二端32の頂上面34に改め設けられ、その第二嵌付部37bは頂上面に設けられてある凸柱に実施され、かつその凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、並びに円形断面のある嵌め環372bの取り付けに供される環溝371bが設けられてある。

［考案の効果］
上述をまとめると、本考案には次の利点がある：
１．本考案の『回し工具の組み合わせ』は取っ手と二本の回し部材間の嵌め付け結合を円形断面のある嵌め環によって嵌め付け固定し、それによってよりよい縦方向の定位置能力があるようになり、取っ手は二本の回し部材をしっかりと結合することができ、使用に於いて取っ手と回し部材間の良好な定位置関係を確保することができるので、相当に安全な、信頼できる設計である。
２．本考案の『回し工具の組み合わせ』の嵌め環の断面は円形に設けられているので円滑な表面がある。取っ手に二本の回し部材を取り付けまたは取り外す場合、それら嵌め環は孔のような二つの結合部に押さえられてスムーズに環溝内に縮み込み、二本の回し部材はスムーズに取り付けまたは取り外しを行うことができるので、相当に使えやすく、実用的な設計といえる。
３．本考案の『回し工具の組み合わせ』の嵌め付け構造は取っ手と二本の回し部材間の片状結合の厚さを大幅に減少することができ、この片状結合の厚さを最も薄くし、それによって狭い空間内で操作する場合はより便利で使いやすくなる。

以上に述べたのは本考案の最適実施例だけであり、勿論それをもって本考案の実施範囲を限定するものではなく、およそ数値の変更または同等効果の部材の入れ替え、または本考案の実用新案登録請求の範囲によって行った同等の変化と改修はすべて本考案の実用新案登録範囲に属するものとさせていただきます。

本考案の立体組み合せ図である。本考案の立体分解図である。本考案の側面図である。図３の局部拡大図である。本考案の第二実施例の立体分解図である。本考案の第二実施例の側面図である。図６の局部拡大図である。本考案の第三実施例の立体分解図である。本考案の第三実施例の側面図である。本考案の第四実施例の立体分解図である。本考案の第四実施例の側面図である。

符号の説明

10 第一回し部材
11 第一端
12 第二端
13 第一回し部
14 第一結合部
14a 第一結合部
141a 環溝
142a 円形断面のある嵌め環
20 第二回し部材
21 第一端
22 第二端
23 第二結合部
23a 第二結合部
231a 環溝
232a 円形断面のある嵌め環
24 第二回し部
30 取っ手
31 第一端
32 第二端
33 中段
34 頂上面
35 底面
36 第一嵌付部
36a 第一嵌付部
361 環溝
362 円形断面のある嵌め環
37 第二嵌付部
37a 第二嵌付部
37b 第二嵌付部
371 環溝
371b 環溝
372 円形断面のある嵌め環
372b 円形断面のある嵌め環

Claims

第一端及び第二端が含まれ、その第一端には第一回し部が設けられ、第二端には第一結合部が設けられてある第一回し部材と、第一端及び第二端が含まれ、その第一端には第二結合部が設けられ、第二端には第二回し部が設けられてある第二回し部材と、第一端及び第二端が含まれ、その両端にはそれぞれ第一嵌付部及び第二嵌付部が設けられ、その第一嵌付部には円形断面のある嵌め環が設けられて取り外し可能に第一回し部材の第二端の第一結合部に結合され、その第二嵌付部には円形断面のある嵌め環が設けられて取り外し可能に第二回し部材の第一端の第二結合部に結合される取っ手を含む回し工具の組み合せ。
第一端及び第二端が含まれ、その第一端には第一回し部が設けられ、第二端には第一結合部が設けられ、その第一結合部には円形断面のある嵌め環が設けられた第一回し部材と、第一端及び第二端が含まれ、その第一端には第二結合部が設けられ、第二端には第二回し部が設けられてある第二回し部材と、第一端及び第二端が含まれ、その両端にはそれぞれ第一嵌付部及び第二嵌付部が設けられ、その第一嵌付部は取り外し可能に第一回し部材の第二端の第一結合部に結合され、その第二嵌付部には円形断面のある嵌め環が設けられて取り外し可能に第二回し部材の第一端の第二結合部に結合される取っ手を含む回し工具の組み合せ。
第一端及び第二端が含まれ、その第一端には第一回し部が設けられ、第二端には第一結合部が設けられてある第一回し部材と、第一端及び第二端が含まれ、その第一端には第二結合部が設けられ、その第二結合部には円形断面のある嵌め環が設けられ、第二端には第二回し部が設けられてある第二回し部材と、第一端及び第二端が含まれ、その両端にはそれぞれ第一嵌付部及び第二嵌付部が設けられ、その第一嵌付部には円形断面のある嵌め環が設けられて取り外し可能に第一回し部材の第二端の第一結合部に結合され、その第二嵌付部は取り外し可能に第二回し部材の第一端の第二結合部に結合される取っ手を含む回し工具の組み合せ。
第一端及び第二端が含まれ、その第一端には第一回し部が設けられ、第二端には第一結合部が設けられ、その第一結合部には円形断面のある嵌め環が設けられた第一回し部材と、第一端及び第二端が含まれ、その第一端には第二結合部が設けられ、その第二結合部には円形断面のある嵌め環が設けられ、第二端には第二回し部が設けられてある第二回し部材と、第一端及び第二端が含まれ、その両端にはそれぞれ第一嵌付部及び第二嵌付部が設けられ、その第一嵌付部は取り外し可能に第一回し部材の第二端の第一結合部に結合され、その第二嵌付部は取り外し可能に第二回し部材の第一端の第二結合部に結合される取っ手を含む回し工具の組み合せ。
第一回し部材の第一回し部は二方向ラチェット・ホイールのめがね回し構造に実施され、第二回し部材の第二回し部は二つの顎のあるスパナ開口回し構造に実施された請求項１乃至４のうちいずれか一項記載の回し工具の組み合せ。
第一回し部材の第一結合部は縦方向のラチェット歯の孔に実施され、第二回し部材の第二結合部は縦方向のラチェット歯の孔に実施され、その取っ手の第一嵌付部は凸柱に実施され、その凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、かつその凸柱の外縁には更に嵌め環の容納に供される環溝が設けられ、その取っ手の第二嵌付部は凸柱に実施され、その凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、かつその凸柱の外縁には更に嵌め環の容納に供される環溝が設けられてある請求項１に記載の回し工具の組み合せ。
第一回し部材の第一結合部は凸柱に実施され、その凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、かつその凸柱の外縁には更に嵌め環の容納に供される環溝が設けられ、第二回し部材の第二結合部は縦方向のラチェット歯の孔に実施され、その取っ手の第一嵌付部は縦方向のラチェット歯の孔に実施され、その取っ手の第二嵌付部は凸柱に実施され、その凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、かつその凸柱の外縁には更に嵌め環の容納に供される環溝が設けられてある請求項２に記載の回し工具の組み合せ。
第一回し部材の第一結合部は縦方向のラチェット歯の孔に実施され、第二回し部材の第二結合部は凸柱に実施され、その凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、かつその凸柱の外縁には更に嵌め環の容納に供される環溝が設けられ、その取っ手の第一嵌付部は凸柱に実施され、その凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、かつその凸柱の外縁には更に嵌め環の容納に供される環溝が設けられ、その取っ手の第二嵌付部は縦方向のラチェット歯の孔に実施されてある請求項３に記載の回し工具の組み合せ。
第一回し部材の第一結合部は凸柱に実施され、その凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、かつその凸柱の外縁には更に嵌め環の容納に供される環溝が設けられ、第二回し部材の第二結合部は凸柱に実施され、その凸柱の外縁にはラチェット歯が設けられ、かつその凸柱の外縁には更に嵌め環の容納に供される環溝が設けられ、その取っ手の第一嵌付部は縦方向のラチェット歯の孔に実施され、その取っ手の第二嵌付部は縦方向のラチェット歯の孔に実施されてある請求項４に記載の回し工具の組み合せ。
その取っ手には二端の間に連結された中段が含まれ、その取っ手の中段は第一端及び第二端より低いので中段の頂上面は概して第一端及び第二端の底面と共面である請求項１乃至４のうちいずれか一項記載の回し工具の組み合せ。
その取っ手の第二端は第一端より低いので第一端の底面は第二端の頂上面と共面になり、概して階段状に現れて折り換え連接部に形成される請求項１乃至４のうちいずれか一項記載の回し工具の組み合せ。