JP3123322U - 座椅子 - Google Patents

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公文 吉岡
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株式会社広商
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Abstract

【課題】軽量で持ち運びが容易で、収納性の優れた座椅子を提供する。
【解決手段】座部がベースの回転機構を介して回転自在に構成され、座部のフレームと背もたれのフレームとがニット材で覆われ、該座部のフレームには背もたれのフレームが傾斜角度調節可能に連結された機構を有する座椅子において、背もたれに孔部が形成し、該孔部に使用者の腕を通して座椅子全体を持ち運びし易く構成し、座部のフレーム上に構成されたウレタン形成品に凹部が形成され、ニット材が伸びて使用者の臀部と低反発ウレタンを介して凹部に密着され使用者の座り心地を良好にして、不使用時には、ニット材の張力によって座部の上面が外観的に平面をなすように構成し、背もたれの横幅を座部の横幅より小さく形成し、不使用時に背もたれを座部方向へ折りたたんだ時に、座部の凹部に背もたれが収まり、収納効率の向上を計る構成とした。
【選択図】図2

Description

本考案は、座椅子に関するもので、特に簡便な構造で使用勝手がよく、ニット材で全体的に覆ったあとファスナーを介して閉じられるように構成されているので製作上の作業性もよく、すわり心地がよく、足を組んで座るあぐら座りもやり易く、軽量で持ち運びが容易で、背もたれの横幅を座部の横幅より小さく形成してあるので、不使用時に背もたれを座部方向へ折りたたんだ時に、座部の凹部に背もたれが収まり、収納性の優れた座椅子を提供するものである。
これまで座椅子に関しては多くの考案がなされており、一般に軽量化する目的ではフレームにシート材を覆って構成するものが考案されている。
例えば、特開2002−172036のような座部や背もたれをネットが張られた構造にしているネット椅子がある。
特開2002−172036号公報
前記せる公報に開示された主な作用は、シートの縁部が溶着と弾性接着剤とによってフレームに固定され、シートの伸びが弾性接着剤によって吸収され、シートの縁部の重なる部分が傾斜面になっているので、溶着面積を大きくすることでシートの取り付け強度を向上させることを特徴としている。また、シートの縁部が広巾面に対して曲がっているためシートの縁部に皺がよることを抑制して、シートの張り加工の手間を軽減するようになしている。
しかしながら、上述したシートの溶着は非常に手間がかかるものであり、シートの張り加工の手間の軽減及び収納性も不十分なものであった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされ、更に使用勝手のよい座椅子を改良し、不可価値を高めたものである。本考案の座椅子はニット材で全体的に覆われており、製作上の作業性もよく、すわり心地がよく、足を組んで座るあぐら座りもやり易く、軽量で持ち運びが容易で、更に収納性に優れた座椅子を提供するものである。
このような目的に応えるために本考案に係る座椅子は、座部がベースの回転機構を介して回転自在に構成され、座部のフレームと背もたれのフレームとがニット材で覆われ、該座部のフレームには背もたれのフレームが傾斜角度調節可能に連結された機構を有する座椅子において、背もたれに孔部が形成されており、該孔部に使用者の腕を通して座椅子全体を持ち運びし易く構成したことを特徴とし、座部のフレーム上に構成されたウレタン形成品に凹部が形成され、低反発ウレタンが積層されていることを特徴とし、使用時には座部のフレーム上に構成されたウレタン形成品の凹部に使用者の臀部が嵌まり込み、ニット材が伸びて使用者の臀部と低反発ウレタンを凹部に密着され使用者の座り心地を良好にすることを特徴とし、不使用時には、ニット材の張力によって座部の上面が外観的に平面をなすように構成されたことを特徴とし、且つ、背もたれの横幅を座部の横幅より小さく形成し、不使用時に背もたれを座部方向へ折りたたんだ時に、座部の凹部に背もたれが収まり、収納効率の向上を計る構成としたことを特徴とする座椅子を提供するものである。
以上説明したように本考案に係る座椅子によれば、ニット材で全体的に覆ったあとファスナーを介して閉じられるように構成されているので、製作上の作業性もよく、すわり心地がよく、足を組んで座るあぐら座りもやり易く、軽量で持ち運びが容易で収納性の優れた座椅子を提供することができる。
以下、図面に基づいて本考案を実施するための最良の形態について具体的に説明する。図面において、図1は本考案に係る座椅子Aの全体斜視図である。図2は図1のB−B線の断面図である。図3は背もたれを座部方向に折りたたんだ斜視図である。
座部2とベース3とは公知の回転機構(図示せず)を介して回転自在に取り付けられ、座部2のフレーム20と背もたれ1のフレーム10とは、それらの内部又は周囲に収納されたウレタン形成品22と共にニット材21で一体的に覆われている。
ニット材で全体的に覆った後、ファスナー24を介して閉じられるように構成される。図中、背もたれ1のファスナーは図示されていないが、座部2のファスナー24と同様に閉じられるようになっている。
該座部2のフレーム20と背もたれ1のフレーム10とは、公知の背もたれ傾斜角度調節機構(図示せず)によって連結され、背もたれ1の傾斜角度を調節することができるように構成されている。
背もたれ1には図示せるような孔部11が形成されており、該孔部11に使用者の腕を通して座椅子A全体を持ち運びし易く構成されている。
座部2がベース3の回転機構30を介して回転自在に構成され、座部2のフレーム20と背もたれ1のフレーム10とがニット材21で覆われ、該座部2のフレーム20には背もたれのフレーム10が傾斜角度調節可能な機構(図示せず)が連結されており、座部2のフレーム20上に構成されたウレタン形成品22には凹部23が形成され、低反発ウレタン25が積層されている。
不使用時には、ニット材21の張力によって座部2の上面が外観的に平面をなすように構成されており、意匠上も優れた外観を呈しており、使用時には座部2のフレーム20上に構成されたウレタン形成品の凹部23に使用者の臀部が嵌まり込み、ニット材21が伸びて使用者の臀部と低反発ウレタン25を介して凹部23に密着され使用者の座り心地を良好にしている。
背もたれ1の横幅 lが座部2の横幅Lより小さく形成されているので、着座したとき背もたれ1は人体の腰部の中心に位置するようになっている。すなわち、背もたれ1の横幅 lが座部2の横幅Lより小さく形成されているため、着座する使用者が背もたれ1に背部を当てるように着座するので、おのずと姿勢を真っ直ぐにすることができる。
背もたれ1の横幅 lを座部の横幅Lより小さく形成してあるので、不使用時に背もたれ1を座部2方向へ折りたたんだ時に、図3に示すように座部2の凹部23に背もたれ1が収まり、収納効率を向上させることができる。
本考案に係る座椅子の全体斜視図である。 図1のB−B線の断面図である。 背もたれを座部方向に折りたたんだ斜視図である。
符号の説明
A.座椅子
1.背もたれ
11.孔部
2.座部
20.フレーム
21.ニット材
22.ウレタン形成品
23.凹部
24.ファスナー
25.低反発ウレタン
3.ベース
30.回転機構
31.フレーム
32.フレーム
l.背もたれの横幅
L.座部の横幅

Claims (5)

  1. 座部がベースの回転機構を介して回転自在に構成され、座部のフレームと背もたれのフレームとがニット材で覆われ、該座部のフレームには背もたれのフレームが傾斜角度調節可能に連結された機構を有する座椅子において、背もたれに孔部が形成されており、該孔部に使用者の腕を通して座椅子全体を持ち運びし易く構成したことを特徴とする座椅子。
  2. 座部のフレーム上に構成されたウレタン形成品に凹部が形成され、低反発ウレタンが積層されていることを特徴とする請求項1に記載の座椅子。
  3. 使用時には座部のフレーム上に構成されたされたウレタン形成品の凹部に使用者の臀部が嵌まり込み、ニット材が伸びて使用者の臀部と低反発ウレタンを介してウレタン形成品の凹部に密着され使用者の座り心地を良好にすることを特徴とする請求項1に記載の座椅子。
  4. 不使用時には、ニット材の張力によって座部の上面が外観的に平面をなすように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の座椅子。
  5. 背もたれの横幅を座部の横幅より小さく形成し、不使用時に背もたれを座部方向へ折りたたんだ時に、座部の凹部に背もたれが収まり、収納効率の向上を計る構成としたことを特徴とする請求項1に記載の座椅子。
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