JP2000050998A - 背もたれ部構造 - Google Patents
背もたれ部構造Info
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- JP2000050998A JP2000050998A JP10224063A JP22406398A JP2000050998A JP 2000050998 A JP2000050998 A JP 2000050998A JP 10224063 A JP10224063 A JP 10224063A JP 22406398 A JP22406398 A JP 22406398A JP 2000050998 A JP2000050998 A JP 2000050998A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 背もたれ部材が、寄り掛かることにより生じ
る体圧で体型に合わせて変形し、より広い面積で上体を
支える事のできる、背もたれ部機構を提供すること。 【解決手段】 座面、背もたれ部材および2本の軸を中
心に回転可能可能で、かつ軸の外側に背もたれ部材保持
部が突出している支柱とからなり、背もたれ部材は、座
面の左右に立てた2本の支柱に弛ませた状態で保持せし
め、また、支柱は座面に軸を中心に回転できるよう保持
され、使用者が背もたれ部材に寄り掛かかり、背もたれ
部材が後方移動するのと同時に支柱軸が回転することに
より、使用者の状態をより広い面積で上体を支えられる
様にした背もたれ部構造。
る体圧で体型に合わせて変形し、より広い面積で上体を
支える事のできる、背もたれ部機構を提供すること。 【解決手段】 座面、背もたれ部材および2本の軸を中
心に回転可能可能で、かつ軸の外側に背もたれ部材保持
部が突出している支柱とからなり、背もたれ部材は、座
面の左右に立てた2本の支柱に弛ませた状態で保持せし
め、また、支柱は座面に軸を中心に回転できるよう保持
され、使用者が背もたれ部材に寄り掛かかり、背もたれ
部材が後方移動するのと同時に支柱軸が回転することに
より、使用者の状態をより広い面積で上体を支えられる
様にした背もたれ部構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は椅子や座椅子で用い
ることのできる背もたれ部構造に関し、更に詳細には、
使用者が背もたれに寄り掛かったときに背もたれ部中央
が後方へ移動すると同時に支柱が回転することによって
背もたれ部が体型に合わせて変形し、体全体を包み込む
ことができる背もたれ部構造に関する。
ることのできる背もたれ部構造に関し、更に詳細には、
使用者が背もたれに寄り掛かったときに背もたれ部中央
が後方へ移動すると同時に支柱が回転することによって
背もたれ部が体型に合わせて変形し、体全体を包み込む
ことができる背もたれ部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子に座ることは、一見、楽なように見
えるが、腰椎に加わる負荷は、立っている時の40%増
と言われている。この為、リラックスした状態、又は長
時間、椅子に座り続ける時は、体が自然に、背もたれ面
に強く寄り掛かり、腰への負荷を軽減しようとする。
えるが、腰椎に加わる負荷は、立っている時の40%増
と言われている。この為、リラックスした状態、又は長
時間、椅子に座り続ける時は、体が自然に、背もたれ面
に強く寄り掛かり、腰への負荷を軽減しようとする。
【0003】椅子の背もたれ面は、若干の弾力性を有す
る、一般的には平面、又は若干湾曲した面で構成されて
いる。この背もたれ部は、普通は固定されたもので、弾
力性に基づく若干の変形はあるものの、体型に合わせる
ような大きな変形は無いので、上体と背もたれ部材との
接する面積は相対的に小さく、その接する部分への負荷
は大きい。そのために、更にクッション等を使って、負
荷を和らげたりしているが、十分とは言えない。
る、一般的には平面、又は若干湾曲した面で構成されて
いる。この背もたれ部は、普通は固定されたもので、弾
力性に基づく若干の変形はあるものの、体型に合わせる
ような大きな変形は無いので、上体と背もたれ部材との
接する面積は相対的に小さく、その接する部分への負荷
は大きい。そのために、更にクッション等を使って、負
荷を和らげたりしているが、十分とは言えない。
【0004】また、ディレクターチェア等に代表される
背もたれ部が布地等でできている椅子も有るが、背もた
れ部材の弛みが少ないため、体型に合わせて背もたれ面
が大きく変形するようなことはなく、やはり上体を支え
る面積は小さいものである。
背もたれ部が布地等でできている椅子も有るが、背もた
れ部材の弛みが少ないため、体型に合わせて背もたれ面
が大きく変形するようなことはなく、やはり上体を支え
る面積は小さいものである。
【0005】さらに、バケットシート等、個人の体型に
合わせて設計されるものも有るが、実際には身につける
衣類の量等の変化を許容しなければならず、体にフィッ
トする程度は損なわれる。また、体型が変化した場合に
は、使用できなくなるという問題や、個人の体型に合わ
せて設計されるため、高価にもなるという問題もあっ
た。
合わせて設計されるものも有るが、実際には身につける
衣類の量等の変化を許容しなければならず、体にフィッ
トする程度は損なわれる。また、体型が変化した場合に
は、使用できなくなるという問題や、個人の体型に合わ
せて設計されるため、高価にもなるという問題もあっ
た。
【0006】すなわち、従来の椅子や座椅子の背もたれ
部材はほとんど変形しないので、これに寄り掛かったと
しても、上体を支える面積が小さく、体への負荷が大き
くなり、楽ではないという欠点があった。
部材はほとんど変形しないので、これに寄り掛かったと
しても、上体を支える面積が小さく、体への負荷が大き
くなり、楽ではないという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、背もたれ部
材が、寄り掛かることにより生じる体圧で体型に合わせ
て変形し、より広い面積で上体を支える事のできる、背
もたれ部機構の提供を課題とするものである。
材が、寄り掛かることにより生じる体圧で体型に合わせ
て変形し、より広い面積で上体を支える事のできる、背
もたれ部機構の提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記した椅
子や座椅子の背もたれ部の欠点を解消すべく鋭意研究を
行った結果、背もたれ部材を特定の構造を有する支柱に
弛ませて保持せしめることにより、背もたれ部がどのよ
うな体型の使用者であっても上体を広い面積で包み込む
ように支えることが可能であることを見出した。
子や座椅子の背もたれ部の欠点を解消すべく鋭意研究を
行った結果、背もたれ部材を特定の構造を有する支柱に
弛ませて保持せしめることにより、背もたれ部がどのよ
うな体型の使用者であっても上体を広い面積で包み込む
ように支えることが可能であることを見出した。
【0009】すなわち本発明は、座面、背もたれ部材お
よび2本の軸を中心に回転可能で、かつ軸の外側に背も
たれ部材保持部が突出している支柱とからなり、背もた
れ部材は、座面の左右に立てた2本の支柱に弛ませた状
態で保持せしめ、また、支柱は座面に軸を中心に回転で
きるよう保持され、使用者が背もたれ部材に寄り掛かか
り、背もたれ部材中央が後方移動するのと同時に支柱軸
が回転することにより、使用者の上体をより広い面積で
支えられる様にした背もたれ部構造を提供するものであ
る。
よび2本の軸を中心に回転可能で、かつ軸の外側に背も
たれ部材保持部が突出している支柱とからなり、背もた
れ部材は、座面の左右に立てた2本の支柱に弛ませた状
態で保持せしめ、また、支柱は座面に軸を中心に回転で
きるよう保持され、使用者が背もたれ部材に寄り掛かか
り、背もたれ部材中央が後方移動するのと同時に支柱軸
が回転することにより、使用者の上体をより広い面積で
支えられる様にした背もたれ部構造を提供するものであ
る。
【0010】また、本発明は上記背もたれ部構造におい
て、支柱が第一の支柱と第二の支柱を含み、第二の支柱
は第一の支柱の軸の外に突出した部材の先の第二回転軸
に座面に対して垂直に近い方向で取り付けられている背
もたれ構造を提供するものである。
て、支柱が第一の支柱と第二の支柱を含み、第二の支柱
は第一の支柱の軸の外に突出した部材の先の第二回転軸
に座面に対して垂直に近い方向で取り付けられている背
もたれ構造を提供するものである。
【0011】更に本発明は、前記背もたれ部構造におい
て、支柱が第一の支柱、第二の支柱および第三の支柱を
含み、第二の支柱は第一の支柱の軸の外に突出した部材
の先の第二回転軸に座面に対して垂直に近い方向で取り
付けられ、また第三の支柱は第二の支柱の軸の外に突出
した部材の先の第三回転軸に座面に対して垂直に近い方
向で取り付けられている背もたれ構造を提供するもので
ある。
て、支柱が第一の支柱、第二の支柱および第三の支柱を
含み、第二の支柱は第一の支柱の軸の外に突出した部材
の先の第二回転軸に座面に対して垂直に近い方向で取り
付けられ、また第三の支柱は第二の支柱の軸の外に突出
した部材の先の第三回転軸に座面に対して垂直に近い方
向で取り付けられている背もたれ構造を提供するもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を示す図
面と共により詳しく説明を行う。
面と共により詳しく説明を行う。
【0013】図1は、2本の支柱と背もたれ部材の接続
関係を示す図面である。図中、1は背もたれ部材、2は
支柱、3はねじ孔、4は座フレームへの差し込み部、5
は回転軸(第一の支柱の軸)、6は第二回転軸、8は背
もたれ部材保持部を示す。
関係を示す図面である。図中、1は背もたれ部材、2は
支柱、3はねじ孔、4は座フレームへの差し込み部、5
は回転軸(第一の支柱の軸)、6は第二回転軸、8は背
もたれ部材保持部を示す。
【0014】本発明の背もたれ部構造においては、背も
たれ部材1が体型に合わせて変形することが必要であ
り、そのためには、背もたれ部材1を横方向にフレキシ
ブルでかつある程度の張りと強さのある素材で構成する
必要がある。このような素材の例としては、布、波バ
ネ、細い線材で編んだ金属製ネット、プラスチックシー
ト、ゴムシートおよびそれらの組み合わせ等が挙げられ
る。特に、背もたれ部材が横方向のみフレキシブルで、
縦方向の変形は少なく、且つ、上体を支えるのに十分な
強度がある素材を選ぶことがより好ましい。
たれ部材1が体型に合わせて変形することが必要であ
り、そのためには、背もたれ部材1を横方向にフレキシ
ブルでかつある程度の張りと強さのある素材で構成する
必要がある。このような素材の例としては、布、波バ
ネ、細い線材で編んだ金属製ネット、プラスチックシー
ト、ゴムシートおよびそれらの組み合わせ等が挙げられ
る。特に、背もたれ部材が横方向のみフレキシブルで、
縦方向の変形は少なく、且つ、上体を支えるのに十分な
強度がある素材を選ぶことがより好ましい。
【0015】図1に示す例では、背もたれ部材1は、2
本の支柱の背もたれ部材保持部8に、脱落しないように
固着(縫い込み、ノリ付け等)してあり、背もたれ部材
1をフレキシブルに保持するようにしてある。
本の支柱の背もたれ部材保持部8に、脱落しないように
固着(縫い込み、ノリ付け等)してあり、背もたれ部材
1をフレキシブルに保持するようにしてある。
【0016】図2に座椅子に応用した場合の骨組み構造
を示す。 図中、9は座面フレーム、10は支柱受け
部、11は止めネジをそれぞれ示す。
を示す。 図中、9は座面フレーム、10は支柱受け
部、11は止めネジをそれぞれ示す。
【0017】2本の支柱2は、座面フレーム9の左右に
ある支柱受け部10に回転可能に差し込まれる。この支
柱受け部10の径は、支柱2の外径より若干大きくすれ
ば良く、これにより支柱2の回転が可能となる。
ある支柱受け部10に回転可能に差し込まれる。この支
柱受け部10の径は、支柱2の外径より若干大きくすれ
ば良く、これにより支柱2の回転が可能となる。
【0018】次に、図3から図5に、本発明の背もたれ
構造で利用できる支柱の例を示す。図3は、軸5のみが
回転する最も基本的な支柱の例を示す図面、図4は、軸
5および第二回転軸6が回転する2軸の支柱の例を示す
図面、図5は、軸5、第二回転軸6および第三回転軸7
が回転する3軸の支柱の例を示す図面である。これらの
支柱の使い分けは、次の作用の項で説明する。なお、多
軸の支柱において、第2および第3の支柱は、座面に対
して垂直に近い方向で取り付けられるが、ここでいう
「座面に対して垂直に近い方向」とは、座面に対する垂
直線から15゜程度以内の角度のずれを許容することを
意味する。
構造で利用できる支柱の例を示す。図3は、軸5のみが
回転する最も基本的な支柱の例を示す図面、図4は、軸
5および第二回転軸6が回転する2軸の支柱の例を示す
図面、図5は、軸5、第二回転軸6および第三回転軸7
が回転する3軸の支柱の例を示す図面である。これらの
支柱の使い分けは、次の作用の項で説明する。なお、多
軸の支柱において、第2および第3の支柱は、座面に対
して垂直に近い方向で取り付けられるが、ここでいう
「座面に対して垂直に近い方向」とは、座面に対する垂
直線から15゜程度以内の角度のずれを許容することを
意味する。
【0019】
【作用】本発明の背もたれ機構の原理は、使用者が背も
たれ部材に寄り掛かかり、背もたれ部材中央が後方に移
動するに伴い、支柱の各回転軸が回転し、背もたれ部材
が体型に合わせて変形し上体をサポートするというもの
である。
たれ部材に寄り掛かかり、背もたれ部材中央が後方に移
動するに伴い、支柱の各回転軸が回転し、背もたれ部材
が体型に合わせて変形し上体をサポートするというもの
である。
【0020】例えば、図3の支柱は、左右2本の背もた
れ部材保持部8に背もたれ部材1のそれぞれの端部が取
り付けられ、座面フレーム9に回転可能に保持される。
この背もたれ部材1は、背もたれ中に充填されるウレ
タン等の弾性材料の働きにより開いた状態で保持され
る。すなわち、この状態では、2本の支柱2と背もたれ
部1は、全体として「コ」の字形をしているのである。
そして、使用者が背もたれ部材に寄り掛かかった時に
は、背もたれ部材1の中央部はこの力により後方にり移
動し、これにつれて両端部も後方へ引かれる。 しか
し、背もたれ部材保持部8は、座面フレーム9に回転可
能(但し、移動不能)に保持された支柱2から付出して
いるため、両端部の後方への力は、支柱2の回転によっ
て受け止められる。
れ部材保持部8に背もたれ部材1のそれぞれの端部が取
り付けられ、座面フレーム9に回転可能に保持される。
この背もたれ部材1は、背もたれ中に充填されるウレ
タン等の弾性材料の働きにより開いた状態で保持され
る。すなわち、この状態では、2本の支柱2と背もたれ
部1は、全体として「コ」の字形をしているのである。
そして、使用者が背もたれ部材に寄り掛かかった時に
は、背もたれ部材1の中央部はこの力により後方にり移
動し、これにつれて両端部も後方へ引かれる。 しか
し、背もたれ部材保持部8は、座面フレーム9に回転可
能(但し、移動不能)に保持された支柱2から付出して
いるため、両端部の後方への力は、支柱2の回転によっ
て受け止められる。
【0021】その結果、座面フレームから動くことのな
い2本の支柱2と背もたれ部材1は、背もたれ部材1の
中心を頂点として、全体として「く」の字形をすること
になる。そして、この状態を使用者の体の方から見れ
ば、背中に当たる部分(背もたれ部中央部)は後ろに下
がり、体の側面に当たる部分(背もたれ部側部)の幅が
狭まり、背もたれ部全体として体を包み込む感じとなる
のである。
い2本の支柱2と背もたれ部材1は、背もたれ部材1の
中心を頂点として、全体として「く」の字形をすること
になる。そして、この状態を使用者の体の方から見れ
ば、背中に当たる部分(背もたれ部中央部)は後ろに下
がり、体の側面に当たる部分(背もたれ部側部)の幅が
狭まり、背もたれ部全体として体を包み込む感じとなる
のである。
【0022】なお、図3は最も簡単な支柱の形である
が、支柱の回転軸は1カ所であるため、背もたれ部の高
さの設計に制限がある。また、支柱が体に当たるという
不快感等も生じるので、これを用い上体の脇部まで十分
に支えられる様にすることは難しい。
が、支柱の回転軸は1カ所であるため、背もたれ部の高
さの設計に制限がある。また、支柱が体に当たるという
不快感等も生じるので、これを用い上体の脇部まで十分
に支えられる様にすることは難しい。
【0023】この図3の支柱の欠点を解消したものとし
て、図4および図5の支柱が利用できる。このうち、図
4の支柱は、回転軸が2カ所あるため、上体の脇部まで
支えられる様に設計する事ができる。また、図5の支柱
は、回転軸が3カ所あるため、肘付きのハイバック仕様
の椅子とすることも可能である。
て、図4および図5の支柱が利用できる。このうち、図
4の支柱は、回転軸が2カ所あるため、上体の脇部まで
支えられる様に設計する事ができる。また、図5の支柱
は、回転軸が3カ所あるため、肘付きのハイバック仕様
の椅子とすることも可能である。
【0024】それぞれの支柱の座面に対して水平に近い
部分(図4では第一回転軸と第二回転軸の間)のフレー
ムを利用して肘付仕様の背もたれ構造も可能である。な
お、図8に示すように、第一の支柱を座面フレームに対
して斜めに取り付けることもでき、こうすることにより
座面フレームでの支柱の位置の自由度が高くなり、座椅
子や椅子を設計する場合にデザイン的な許容性が広くな
り、また、材料を節約したり、加工を簡易にできる等の
面で有利である。
部分(図4では第一回転軸と第二回転軸の間)のフレー
ムを利用して肘付仕様の背もたれ構造も可能である。な
お、図8に示すように、第一の支柱を座面フレームに対
して斜めに取り付けることもでき、こうすることにより
座面フレームでの支柱の位置の自由度が高くなり、座椅
子や椅子を設計する場合にデザイン的な許容性が広くな
り、また、材料を節約したり、加工を簡易にできる等の
面で有利である。
【0025】以下、本発明の背もたれ構造を用いた背も
たれについて説明する。図6は、図1で示した接続関係
の2本の支柱と背もたれ部材にクッション材を貼り、そ
れにカバーで覆った後の状態を示す図面である。この背
もたれは、クッション材の弾力性により一定の形を保っ
ているが、それ自身は弱い力でも自由に変形する。な
お、このクッション材としては、ウレタン、綿およびそ
の組み合わせ等が、カバー地としては、布、ビニール、
合成皮革、皮等がそれぞれ利用される。
たれについて説明する。図6は、図1で示した接続関係
の2本の支柱と背もたれ部材にクッション材を貼り、そ
れにカバーで覆った後の状態を示す図面である。この背
もたれは、クッション材の弾力性により一定の形を保っ
ているが、それ自身は弱い力でも自由に変形する。な
お、このクッション材としては、ウレタン、綿およびそ
の組み合わせ等が、カバー地としては、布、ビニール、
合成皮革、皮等がそれぞれ利用される。
【0026】図7は、クッション材を貼り、更にカバー
で覆った座面フレーム9に、図6の背もたれを取り付け
た座椅子を示す図面である。この座椅子の背もたれ部に
寄り掛かる事により、上体の体型に合わせて背もたれ部
材が変形し、さらに、支柱も若干回ることにより、背も
たれの中央は後方に移動し、背もたれの両側面は体側に
近づき、背部のみならず脇部をも、程よい力で支えるの
である。
で覆った座面フレーム9に、図6の背もたれを取り付け
た座椅子を示す図面である。この座椅子の背もたれ部に
寄り掛かる事により、上体の体型に合わせて背もたれ部
材が変形し、さらに、支柱も若干回ることにより、背も
たれの中央は後方に移動し、背もたれの両側面は体側に
近づき、背部のみならず脇部をも、程よい力で支えるの
である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、従来になかった使用者を包み
込む新しい背もたれ構造を提供するものであり、これを
利用した椅子あるいは座椅子は、極めて座り心地がよ
く、リラックスすることのできるものである。また、一
般の人のみならず、例えば自力で座ってことの困難な病
人、老齢者であっても本発明構造を利用した座椅子等を
用いれば、安定に座ることができるので、介護等の面で
も有用なものである。
込む新しい背もたれ構造を提供するものであり、これを
利用した椅子あるいは座椅子は、極めて座り心地がよ
く、リラックスすることのできるものである。また、一
般の人のみならず、例えば自力で座ってことの困難な病
人、老齢者であっても本発明構造を利用した座椅子等を
用いれば、安定に座ることができるので、介護等の面で
も有用なものである。
【図1】 本発明の背もたれ構造での支柱と背もたれ部
材の接続関係を示す図面である。
材の接続関係を示す図面である。
【図2】 本発明の背もたれ構造を座椅子に応用した場
合の骨組み構造を示す図面である。
合の骨組み構造を示す図面である。
【図3】 本発明の背もたれ構造で利用できる支柱(1
軸)の例を示す図面である。
軸)の例を示す図面である。
【図4】 本発明の背もたれ構造で利用できる支柱(2
軸)の例を示す図面である。
軸)の例を示す図面である。
【図5】 本発明の背もたれ構造で利用できる支柱(3
軸)の例を示す図面である。
軸)の例を示す図面である。
【図6】 図1の背もたれ構造に、クッション材を貼
り、更にカバーで覆った背もたれを示す図面である。
り、更にカバーで覆った背もたれを示す図面である。
【図7】 クッション材を貼り、更にカバーで覆った座
面フレームに、図6の背もたれを取り付けた座椅子を示
す図面である。
面フレームに、図6の背もたれを取り付けた座椅子を示
す図面である。
【図8】 斜めに取り付けられる、本発明の背もたれ構
造で利用できる支柱(2軸)の例を示す図面である。
造で利用できる支柱(2軸)の例を示す図面である。
1 … … 背もたれ部材 7 … … 第三回転軸 2 … … 支柱 8 … … 背もたれ部材保
持部 3 … … ねじ孔 9 … … 座面フレーム 4 … … 差し込み部 10 … … 支柱受け部 5 … … 回転軸 11 … … 調整ねじ 6 … … 第二回転軸 以 上
持部 3 … … ねじ孔 9 … … 座面フレーム 4 … … 差し込み部 10 … … 支柱受け部 5 … … 回転軸 11 … … 調整ねじ 6 … … 第二回転軸 以 上
Claims (6)
- 【請求項1】 座面、背もたれ部材および2本の軸を中
心に回転可能で、かつ軸の外側に背もたれ部材保持部が
突出している支柱とからなり、背もたれ部材は、座面の
左右に立てた2本の支柱に弛ませた状態で保持せしめ、
また、支柱は座面に軸を中心に回転できるよう保持さ
れ、使用者が背もたれ部材に寄り掛かかり、背もたれ部
材が後方移動するのと同時に支柱軸が回転することによ
り、使用者の上体をより広い面積で支えられる様にした
背もたれ部構造。 - 【請求項2】 支柱が第一の支柱と第二の支柱を含み、
第二の支柱は第一の支柱の軸の外に突出した部材の先の
第二回転軸に座面に対して垂直に近い方向で取り付けら
れていることを特徴とする請求項第1項記載の背もたれ
部構造。 - 【請求項3】 支柱が第一の支柱、第二の支柱および第
三の支柱を含み、第二の支柱は第一の支柱の軸の外に突
出した部材の先の第二回転軸に座面に対して垂直に近い
方向で取り付けられ、また第三の支柱は第二の支柱の軸
の外に突出した部材の先の第三回転軸に座面に対して垂
直に近い方向で取り付けられていることを特徴とする請
求項第1項記載の背もたれ部構造。 - 【請求項4】 座面の左右に立てた2本の支柱に弛ませ
た状態で保持された背もたれ部材に、クッション材を貼
り、更にカバーで覆うことにより得られる背もたれ部。 - 【請求項5】 椅子に使用するものである請求項第1項
ないし第3項の何れかの項記載の背もたれ部構造。 - 【請求項6】 座椅子に使用するものである請求項第1
項ないし第3項の何れかの項記載の背もたれ部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10224063A JP2000050998A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 背もたれ部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10224063A JP2000050998A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 背もたれ部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000050998A true JP2000050998A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16807998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10224063A Pending JP2000050998A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 背もたれ部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000050998A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012042742A1 (ja) * | 2010-09-27 | 2012-04-05 | Miyamoto Seizou | 背もたれ椅子およびそれに用いる椅子用シート材 |
JP2017113561A (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | プロ−コード ソシエタ ペル アチオニPro−Cord Spa | 折り畳み式椅子 |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP10224063A patent/JP2000050998A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017113561A (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | プロ−コード ソシエタ ペル アチオニPro−Cord Spa | 折り畳み式椅子 |
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