JP3123174U - 建築物の耐震装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを低減し、設置が便利であり、検査や修理を容易とすることを可能とした建築物の耐震装置を提供する。
【解決手段】本考案の建築物の耐震装置は、油圧式震動減衰器20、ピストン24を内臓したシリンダー21と、シリンダー21の両端にある継ぎ手22、25、該継ぎ手22、25と柱または梁とを繋ぐ接続部30から構成され、該油圧式震動減衰器20が、その接続部30の固定辺32を介して柱と梁の間に固定されることにより、地震発生時に柱や梁にねじれが生じるような場合には柱と梁が油圧式震動減衰器20で固定されているため、ねじれの発生を遅らせることができ、また、柱と梁が変形するような大きい力が加わった場合には油圧式震動減衰器20が地震のエネルギーに対して緩衝能力を発揮し、地震による建造物の倒壊を防ぐことができる。
【選択図】 図3

Description

本考案は地震によって生じる建築物の変位や変形を軽減させる耐震装置に係るものであり、特に一種の経済的で、地震に対する小型の耐震装置であり、コストを低減し、設置が便利であり、検査や修理を容易とすることが可能な建築物の耐震装置に関する。
アジア地域周辺の太平洋ベルト地帯は、常に地震によって生命を脅かされ、地震に対する深い恐れと諦めを抱いている。自身が発生した時、地層の変動は地表の変位を招くため、この移動エネルギーは、即座に建築物の構造に影響を及ぼす。もし、建築物の強度が震動によって生じたエネルギーに対応するのに不足した場合、建築物の構造は即座に破壊され、ある建物は亀裂や変形をし、またある他獲物は倒れてしまう。そのため、如何にして地震によって生じる建築物の破壊を減少、或いは除去するのかは、未だに各界の重要な研究課題である。地震のエネルギーを除去する目的を達成させるために、各種の装置や設備が設計された。例えば、台湾特許公告第382037号「震動除去装置」、公告第378250号「大型の高強度地震隔離装置」、公告第365269号の「建築物震動吸収構造」など。上述の案件は全て大型のエネルギーの消失させる設計であり、その全体構造は複雑であるため、建築施工の前に予め設計、規格する必要があり、或いは建築構造の特定の場所に設置する必要があり、コストや設置に関する問題が多々ある。
さらに、公知の建築物に付加する耐震装置は、図1に示す様に2枚の補強板の間に震動吸収素材を挟む構造で、図2に示すように縦の柱と横の梁に固定する形式であった。
特開2004−270309号公報
公知の構造には以下の欠点があった。
すなわち、大型のエネルギーの消失させる設計であり、その全体構造は複雑であるため、建築施工の前に予め設計、規格する必要があり、或いは建築構造の特定の場所に設置する必要があり、コストや設置に関する問題が多々ある。
本考案は上記の問題点を解決した建築物の耐震装置を提供するものである。
また、公知の建築物に付加する耐震装置は、図1に示す様に2枚の補強板の間に震動吸収素材を挟む構造で、図2に示すように縦の柱と横の梁に固定する形式であった。そのため、公知のの付加タイプの耐震装置では、柱と梁の間の補強は可能だが、柱と梁が変形してしまった場合には震動吸収素材の震動緩衝能力が限界に達し、建築物が倒壊するという問題点がある。
上記課題を解決するために、本考案は、下記の特徴を有する建築物の耐震装置を提供する。
1.請求項1に記載の建築物の耐震装置は、一つの油圧式震動減衰器及び二つの接続部によって構成され、該油圧式震動減衰器は双方向性の減衰させる作用を行う減衰器であり、シリンダーの末端には継ぎ手を固定して接続し、該シリンダー内にはピストンが組み合わさって設けられ、該ピストンの先端はシリンダーの外側に露出してなり、並びに一つの継ぎ手を固定して設け、前記二つの接続部は組み合わさって油圧式震動減衰器の両端にある継ぎ手を接続し、これにより二つの接続部はそれぞれに油圧式震動減衰器の先端と後端に固定され、並びに一つの接続部は建築物の横面に、もう一つの接続部は建築物の縦面に固定されることにより、建築物の横面と縦面の角部の箇所が油圧式震動減衰器の支えを有することを特徴とする。
2.請求項2に記載の建築物の耐震装置は、請求項1の場合において、前記接続部は建築物の横面に固定され、該横面とは梁の表面であることを特徴とする。
3.請求項3に記載の建築物の耐震装置は、請求項1の場合において、前記接続部は建築物の縦面に固定され、該縦面とは柱の表面であることを特徴とする。
上記のように、本考案によれば、本考案の油圧式震動減衰器は、ピストンを内臓したシリンダーと、シリンダーの両端にある継ぎ手、この継ぎ手と柱または梁とを繋ぐ接続部からなることを特徴としてなり、該油圧式震動減衰器は、その接続部の固定辺を介して柱と梁の間に固定される。従って、地震発生時に柱や梁にねじれが生じるような場合には柱と梁が油圧式震動減衰器で固定されているので、ねじれの発生を遅らせることができる。また、柱と梁が変形するような大きい力が加わった場合には油圧式震動減衰器が地震のエネルギーに対して緩衝能力を発揮し、地震による建造物の倒壊を防ぐことができる。
本考案の好適な建築物の耐震装置の構造を図面を参照して説明する。
油圧式震動減衰器20は双方向性の震動減衰器であり、内部は図3,4に示すように一つのシリンダー21があり、その一端には継ぎ手22、さらに継ぎ手22の上には通し穴a23が開けられている。シリンダー21には一つのピストン24が内臓されている。ピストン24の前端はシリンダー21の外に出ており、その端には継ぎ手25があり、さらに継ぎ手25上には通し穴b26が開けられている。
図3に示すように、一組の接続部30と継ぎ手22が螺子で連結されている。同様にもう一組の接続部30と継ぎ手25が螺子により連結されている。これにより油圧式震動減衰器を建造物に固定することができる。接続部上にある固定辺により油圧式震動減衰器は柱と梁に固定される。この油圧式震動減衰器は小型、かつ組み立てが容易であるため、設置場所を選ばないのが特徴である。例えば、柱と梁の間は勿論、柱もしくは梁と壁の間、或いは壁と床もしくは天板との間に設置が可能である。本考案の使用範囲は木造建築物、煉瓦造り、鉄筋コンクリート建造物、鉄骨建造物である。
図5に示すように、上述の構造によると油圧式震動減衰器20の一端に固定された接続部30を利用することにより、その固定辺32を建築物の梁に固定し、並びに油圧式震動減衰器20のもう一端の接続部30を利用して固定辺32を建築物の柱に固定させることにより、建築物の梁と柱の角部に油圧式震動減衰器20の支えを具えさせるようにする。そのため、油圧式震動減衰器20が加えられる、または解体される過程は、エネルギーと変形の角度の関係が遅滞するサークルを形成する。地震が発生し、梁と柱に変位や変形のエネルギーは生じた時、油圧式震動減衰器20は地震のエネルギーに対してクッション力を具えてなり、地震の建築物の構造に対する破壊を減少させる。
その他に、柱と梁の接続部の破壊は、構造上最も重大であり、通常柱と梁が破壊されると、建物の強度は大幅に低下し、構成する材料の間の相互に支えあう力は順次に問題が生じる。そのため、本考案は好適な設置箇所を建築物の梁と柱の角部とし、さらに本考案は設置するための制限が小さいため、組み立て設置が容易であるため、需要に合わせて梁(または柱)と壁の間、らには壁と床(天井)の間などの位置に設置することができる。また、梁と柱の接続部が地震によって破壊を受け易いのは、主に木造建築物であるため、本考案の好適な使用範囲は木造建築物であり、さらには煉瓦造り、鉄筋コンクリート建造物、鉄骨建造物などにも使用することが可能であり、並びに同様に地震のエネルギーを分散し、構造の耐震力を引き上げる効果を提供することが出来る。
公知の震動を制御する補強板の立体図である。 公知の震動を制御する補強板の設置状態の説明図である。 本考案の建築物の耐震装置の立体図である。 本考案のの油圧式震動減衰器の構造説明の側面図である。 本考案の建築物の耐震装置の設置状態の説明図である。
符号の説明
10 第一補強板
11 震動吸収素材
12 第二補強板
13 水平固定辺
14 垂直固定辺
20 油圧式震動減衰器
21 シリンダー
22 継ぎ手
23 通し穴a
24 ピストン
25 継ぎ手
26 通し穴b
30 接続部
31 螺子
32 固定辺

Claims (3)

  1. 一つの油圧式震動減衰器及び二つの接続部によって構成され、
    該油圧式震動減衰器は双方向性の減衰させる作用を行う減衰器であり、シリンダーの末端には継ぎ手を固定して接続し、
    該シリンダー内にはピストンが組み合わさって設けられ、
    該ピストンの先端はシリンダーの外側に露出してなり、並びに一つの継ぎ手を固定して設け、
    前記二つの接続部は組み合わさって油圧式震動減衰器の両端にある継ぎ手を接続し、これにより二つの接続部はそれぞれに油圧式震動減衰器の先端と後端に固定され、並びに一つの接続部は建築物の横面に、もう一つの接続部は建築物の縦面に固定されることにより、建築物の横面と縦面の角部の箇所が油圧式震動減衰器の支えを有することを特徴とする建築物の耐震装置。
  2. 前記接続部は建築物の横面に固定され、
    該横面とは梁の表面であることを特徴とする請求項1記載の建築物の耐震装置。
  3. 前記接続部は建築物の縦面に固定され、
    該縦面とは柱の表面であることを特徴とする請求項1記載の建築物の耐震装置。
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